JP4773631B2 - 連想記憶装置及びプリチャージ方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に半導体記憶装置に関し、詳細には連想記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連想記憶装置(CAM:Content Addressable Memory)は、データを入力としてアドレスを出力する記憶装置であり、入力データと一致するデータを記憶領域内で検出して、一致するデータが格納されているアドレスを出力する。この入力データをエントリキーと呼び、記憶されているデータをエントリデータと呼ぶ。
【0003】
図1は、CAMにおいて用いられるセルの一例を示す。
【0004】
図1のCAMセル10は、NMOSトランジスタ11乃至16とインバータ17及び18とを含む。インバータ17及び18で1ビットを格納するラッチを形成する。CAMセル10が1を格納する場合には、ノードN1が1でノードN2が0になるようにデータが格納される。CAMセル10が0を格納する場合には、ノードN1が0でノードN2が1になるようにデータが格納される。なおデータ格納は、ビット線BL及び/BLにデータを供給して、ワード線WLを活性化することにより行われる。
【0005】
エントリキーは、サーチバスSB及び/SBから供給される。エントリキーが1の場合には、サーチバスSB及び/SBはそれぞれ1及び0となる。またエントリキーが0の場合には、サーチバスSB及び/SBはそれぞれ0及び1となる。
【0006】
初期状態においては、マッチラインMLをHIGHにプリチャージしておく。その後、サーチバスSB及び/SBを介して、エントリキーをCAMセル10に供給する。サーチバスSB及び/SBのエントリキーの0/1がCAMセル10に格納されるエントリデータの0/1と一致する場合には、マッチラインMLはHIGHのままである。不一致の場合にはNMOSトランジスタ11及び13が同時に導通するか、或いはNMOSトランジスタ12及び14が同時に導通し、結果としてマッチラインMLはグランドに接続されてLOWとなる。
【0007】
このようなCAMセル10を複数個設けて複数ビットからなるエントリデータを格納し、これら複数のCAMセル10を共通のマッチラインMLに並列に接続する。これによって、複数ビットからなるエントリキーに対する一致/不一致を判定することが出来る。
【0008】
図2は、複数のCAMセル10が共通のマッチラインに接続される様子を示す図である。
【0009】
図2に示すように、複数のCAMセル10が共通のマッチラインMLに接続される。複数のCAMセル10が格納するデータが1つでもエントリキーと一致しない場合、即ち、エントリデータとエントリキーとの間に1ビットでも不一致ビットがある場合、初期状態でHIGHにプリチャージされているマッチラインMLは、グランドに接続されて電位が引き下げられる。エントリデータとエントリキーとが一致する場合には、マッチラインMLはHIGHのままである。
【0010】
このマッチラインMLは、マッチラインセンスアンプ(MLSA)20とマッチラインプリチャージ回路21とに接続される。マッチラインセンスアンプ20は、差動増幅器などで構成され、マッチラインMLの電位を参照電位と比較することでマッチラインMLの信号レベルを検出する。このマッチラインセンスアンプ20による検出結果は、次段のラッチ回路22によりラッチされる。マッチラインプリチャージ回路21は、マッチラインセンスアンプ20によるデータ検出及びラッチ回路22によるデータラッチ後に、マッチラインMLをプリチャージしてHIGH電位に設定する。これによって、次回のデータ検索に対する準備が完了する。
【0011】
図3は、データ検索時のマッチラインMLの電位変化を示す図である。
【0012】
図3に示されるように、データ検索が開始されてエントリデータとエントリキーとの比較が開始されると、データが不一致の時にはマッチラインMLの電位はグランド電位まで落とされ、データが一致する場合にはマッチラインMLの電位は、プリチャージ電位から殆ど変化しない。マッチラインプリチャージ回路21によるデータ検出及びラッチ回路22によるデータラッチに要する時間が経過した後に、マッチラインプリチャージ回路21によるプリチャージ動作が開始される。これによって、マッチラインMLの電位は、プリチャージ電位に設定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように動作する連想記憶装置において、マッチラインのプリチャージ動作は、マッチラインプリチャージ回路によるデータ検出及びラッチ回路によるデータラッチが終了するまで実行することが出来ない。従って、このデータ検出及びデータラッチに要する時間によって検索サイクルの速度が制限されてしまい、検索サイクルを高速化することが困難である。
【0014】
以上を鑑みて、本発明は、プリチャージのタイミングを早めて検索サイクルを高速化した連想記憶装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による連想記憶装置は、メモリセルのデータとサーチバスの検索キーとが一致するか否かに応じて電位が変化するマッチラインと、該マッチラインをプリチャージするプリチャージ回路と、該マッチラインの電位をサンプルしてホールドするサンプルアンドホールド回路と、該サンプルアンドホールド回路がホールドした電位を検出し、当該電位検出結果をラッチする検出回路を含み、該検出回路による検出及びラッチ動作と並行して該マッチラインのプリチャージを実行することを特徴とする。
【0016】
上記連想記憶装置においては、マッチラインの電位はサンプルアンドホールド回路によってサンプルされホールドされるので、プリチャージ回路は、サンプルアンドホールド回路によるサンプル動作が終了すると、サンプルアンドホールド回路によるホールド動作の間にマッチラインのプリチャージを実行することが出来る。従って、従来の構成と比較してプリチャージ動作のタイミングを速めることが可能となり、連想記憶装置の動作速度を高速化することが出来る。
【0017】
また本発明による連想記憶装置のプリチャージ方法は、メモリセルのデータとサーチバスの検索キーとが一致するか否かに応じて電位が変化するマッチラインの電位をサンプルしてホールドし、該ホールドされた電位を検出して当該電位検出結果をラッチし、該電位を検出及びラッチする動作と並行して該マッチラインを所定の電位にプリチャージする各段階を含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を、添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図4は、本発明による連想記憶装置の全体構成を示すブロック図である。
【0020】
図4の連想記憶装置30は、CAMセル配列31、サーチバスドライバ32、マッチラインセンスアンプ33、プライオリティーエンコーダ34、アドレスデコーダ35、ワードラインドライバ36、及びセンスアンプ&ライトアンプ37を含む。
【0021】
CAMセル配列31には、図1に示されるCAMセル10が縦横に配置され、サーチバスドライバ32からのサーチバスSB及び/SBと、ワードラインドライバ36からのワード線WLと、センスアンプ&ライトアンプ37からのビット線BL及び/BLとが、各CAMセル10に接続される。また同一のワード線WLに接続される複数のCAMセル10は、同一のマッチラインMLを共有し、マッチラインMLはマッチラインセンスアンプ33へと供給される。各マッチラインMLは、マッチラインプリチャージ回路38によって所定のプリチャージ電位にプリチャージされる。
【0022】
サーチバスドライバ32は、外部から入力されるエントリキーに応じて、サーチバスSB及び/SBを駆動する。サーチバスSB及び/SBが供給するエントリキーは、同一のマッチラインMLを共有する複数のCAMセル10のエントリデータと、ビット毎に比較される。この比較は、複数のマッチラインMLに対応する複数の列において、独立に実行される。データの一致・不一致が各マッチラインML毎に判定されると、その結果に応じて各マッチラインMLの電位が変化する。即ち、データが不一致の時にはマッチラインMLの電位はグランド電位に落とされ、データが一致する場合にはマッチラインMLの電位はHIGHのままである。
【0023】
マッチラインセンスアンプ33は、マッチラインMLの信号を検出してラッチし、プライオリティーエンコーダ34に供給する。プライオリティーエンコーダ34は、一致を示すマッチラインMLに対応するアドレスをエンコードして、最優先マッチデータのアドレスを装置外部に出力する。
【0024】
通常の半導体記憶装置では、1つのアドレス入力に対してデータ出力が一意に決定されるが、CAMではエントリキー(入力データ)と一致するエントリデータ(記憶データ)が複数個存在する場合があり、一致検出だけでは出力データを一意に決定することが出来ない。このような場合に備えて、CAM内部では、エントリデータに対して優先順位が割り振られており、複数のエントリデータが一致する場合には、優先順位が一番高いエントリデータのアドレスが出力される。図4のプライオリティーエンコーダ34は、この目的のために設けられるものであり、エントリデータ一致を示すマッチラインMLが複数ある場合、例えば最小アドレスに対応するマッチラインMLのアドレスを、最優先マッチデータのアドレスとして装置外部に出力する。
【0025】
アドレスデコーダ35は、外部から入力される書き込みアドレスをデコードして、デコード結果をワードラインドライバ36に供給する。ワードラインドライバ36は、デコード結果に応じて、入力アドレスに対応するワード線WLを選択活性化する。センスアンプ&ライトアンプ37は、外部から入力される書き込みデータを増幅し、ビット線BL及び/BLを介してCAMセル配列31に供給する。ビット線BL及び/BLを介して供給されるデータは、活性化されたワード線WLに接続されるCAMセル10に格納される。CAMセル10に格納されているデータは、通常のメモリ読み出し動作と同様にCAMセル配列31から読み出して、センスアンプ&ライトアンプ37により増幅して、装置外部に出力することが出来る構成となっている。
【0026】
図5は、本発明によるマッチラインセンスアンプ33の第1の実施形態を示す図である。
【0027】
図5は、マッチラインセンスアンプ33のうち一つのマッチラインMLに対応する回路構成を示す。図5の回路は、サンプルアンドホールド回路41、PMOSトランジスタ42及び43、NMOSトランジスタ44乃至46、インバータ47及び48、及びラッチ回路49を含む。サンプルアンドホールド回路41は、NMOSトランジスタ51とキャパシタ52を含む。PMOSトランジスタ42及び43とNMOSトランジスタ44乃至46はカレントミラー型の増幅器を構成し、マッチラインMLの信号を参照電位Vrefと比較して検出する。なお以下の説明では、ラッチ回路49はマッチラインセンスアンプ33の一部であるとして説明するが、ラッチ機能はマッチラインセンスアンプ33にではなく例えばプライオリティーエンコーダ34に設けられていてもよく、マッチラインセンスアンプ33のセンスアンプ機能の後段において増幅器出力をラッチする機能が設けられていればよい。
【0028】
マッチラインMLと増幅器との間にサンプルアンドホールド回路41が設けられ、マッチラインMLの信号レベルをSHコントロール信号が指示するサンプルタイミングでホールドする。即ち、NMOSトランジスタ51のゲートに入力されるSHコントロール信号がHIGHであるタイミングで、マッチラインMLの信号レベルに応じた電荷がキャパシタ52に蓄積される。これによって、増幅器入力であるNMOSトランジスタ44のゲート電位は、キャパシタ52によって、マッチラインMLのサンプル時の電位にホールドされる。
【0029】
図6は、図5の回路の動作を示す信号波形図である。
【0030】
図6において、(a)はサーチバスSB及び/SBのデータ波形(エントリキー)を示し、(b)はマッチラインMLの信号波形を示す。また(c)はSHコントロール信号の一例を示し、(d)は増幅器の出力を示す。更に、(e)はラッチ回路49にラッチ動作を指示するラッチ信号の一例であり、(f)はラッチ回路49のデータ出力、(g)はマッチラインMLをプリチャージするMLプリチャージ信号である。このプリチャージ信号により、図4に示されるマッチラインプリチャージ回路38が駆動され、マッチラインMLをプリチャージする。
【0031】
図6に示されるように、検索開始に伴ってサーチバスSB及び/SBが駆動され、エントリキーが現れる。エントリキーとエントリデータとが不一致の場合、マッチラインMLの電位は、プリチャージ電位からグランド電位に向けて引き下げられる。SHコントロール信号は、マッチラインMLの電位が確定した状態、即ちマッチラインMLの電位がデータ不一致の場合に充分に下がった状態で、サンプルアンドホールド回路41のサンプルを終了する。即ち、SHコントロール信号をHIGHからLOWに変化させることで、マッチラインMLのサンプルを終了する。サンプルアンドホールド回路41にサンプルされホールドされたマッチラインMLの電位は、図5に示される増幅器によって参照電位Vrefと比較され検出される。検出結果が、図6(d)に示されるように増幅器出力として現れる。この増幅器出力は、図6(e)及び(f)に示されるようにラッチ信号の例えば立ち上がりエッジによってラッチ回路49にラッチされる。
【0032】
図6(g)に示されるように、MLプリチャージ信号(LOWでプリチャージ)は、ラッチ信号によるラッチ動作前、更には増幅器による電位検出動作前にプリチャージ動作を指示して、図6(b)に示されるようにマッチラインMLの電位を所定のプリチャージ電位にプリチャージする。この時点では、既にサンプルアンドホールド回路41にマッチラインMLの電位がホールドされており、マッチラインMLがプリチャージされても、サンプルアンドホールド回路41のホールド電位に変化はない。このサンプルアンドホールド回路41のホールド電位が、マッチラインMLのプリチャージ動作とは独立に、上述のように検出されラッチされる。従って、従来の構成と比較してプリチャージ動作のタイミングを速めることが可能となり、連想記憶装置の動作速度を高速化することが出来る。
【0033】
図7は、SHコントロール信号及びラッチ信号を生成する回路の一例を示す回路図である。図8は、基準となる検索開始信号とそれから生成されるSHコントロール信号及びラッチ信号とを示す信号波形図である。
【0034】
図7の回路は、SH信号発生回路61とラッチタイミング発生回路62とを含み、この例では、CAMにおけるデータ検索動作開始を指示する検索開始信号を基準として、SHコントロール信号及びラッチ信号を生成する。SH信号発生回路61は、バッファ71及び72、インバータ73、及びAND回路74を含む。ラッチタイミング発生回路62は、バッファ75及び76とインバータ77を含む。
【0035】
SH信号発生回路61において、検索開始信号はAND回路74の一方の入力に供給される。また検索開始信号は、バッファ71及び72とインバータ73とを介して、AND回路74のもう一方の入力に供給される。検索開始信号がHIGHになると、AND回路74の出力であるSHコントロール信号がHIGHになる。検索開始信号のHIGHへの変化は、バッファ71及び72とインバータ73とによって決定される所定の遅延時間後に、インバータ73の出力のLOWへの変化として現れる。インバータ73の出力がLOWへ変化すると、AND回路74の出力であるSHコントロール信号はLOWとなる。従って、SHコントロール信号は、検索開始信号がHIGHになるとHIGHに変化し、その後所定時間が経過するとLOWに変化する。
【0036】
SHコントロール信号のLOWへの変化を指示するインバータ73の出力は、ラッチタイミング発生回路62に供給され、バッファ75及び76とインバータ77とによって遅延され、ラッチ信号として出力される。従ってラッチ信号は、検索開始信号を遅延させた信号であり、SHコントロール信号のLOWへの変化から所定の時間後に立ち上がる信号となる。
【0037】
以上のようにして生成されるSHコントロール信号及びラッチ信号を用いて、サンプルアンドホールド回路41及びラッチ回路49を制御することで、適切なタイミングでのサンプルアンドホールド及びデータラッチが可能となる。
【0038】
図9は、本発明によるマッチラインセンスアンプ33の第2の実施形態を示す図である。図9において、図5と同一の要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。
【0039】
図9は、マッチラインセンスアンプ33のうち一つのマッチラインMLに対応する回路構成を示す。図9の回路は、図5の第1の実施形態の構成に対して、参照電圧Vref用のサンプルアンドホールド回路80が追加された構成となっている。サンプルアンドホールド回路80は、NMOSトランジスタ81と、キャパシタ82とを含む。サンプルアンドホールド回路80のNMOSトランジスタ81のゲートには、サンプルアンドホールド回路41に供給されるのと同一のSHコントロール信号が供給される。これによって、サンプルアンドホールド回路41によりマッチラインMLの電位がサンプルされホールドされるのと同一の構成及び同一のタイミングで、サンプルアンドホールド回路80に参照電位Vrefがサンプルされホールドされる。
【0040】
マッチラインML側にサンプルアンドホールド回路41を設けるだけの図5に示される第1実施形態の構成では、サンプル終了後にサンプルアンドホールド回路41のNMOSトランジスタ51のゲートをグランドに落とすと、ゲート・ソース間或いはゲート・ドレイン間のカップリング容量の影響で、キャパシタ52にホールドした電位が降下してしまう可能性がある。この場合、このホールド電位の降下がノイズとして働き、データを誤って検出してしまう可能性がある。そこで、図9に示す第2の実施形態の構成では、参照電位Vref側にも同等のサンプルアンドホールド回路80を設けることで、マッチラインML側にサンプルアンドホールド動作で生じるノイズと同等のノイズを参照電位Vref側に発生させる。これによって、カレントミラー型の増幅器でマッチラインMLのホールド電位と参照電位Vrefのホールド電位とを比較して電位検出する際に、ノイズを相殺することが可能となり、電位検出の精度を上げることが出来る。
【0041】
図10は、本発明によるマッチラインセンスアンプ33の第3の実施形態を示す図である。図10において、図5と同一の要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。
【0042】
図10は、マッチラインセンスアンプ33のうち一つのマッチラインMLに対応する回路構成を示す。図10の回路においては、図5の第1の実施形態の構成に対して、サンプルアンドホールド回路41をサンプルアンドホールド回路41Aで置き換えてある。サンプルアンドホールド回路41Aは、NMOSトランジスタ51及びキャパシタ52に加えて、プリチャージ用NMOSトランジスタ53を含む。プリチャージ用NMOSトランジスタ53のゲートには、サンプルアンドホールド回路41AをプリチャージするためのSHプリチャージ信号が供給される。このSHプリチャージ信号がHIGHになると、NMOSトランジスタ53が導通し、マッチラインMLのプリチャージ電位と同じ所定の電位に、キャパシタ52をプリチャージする。
【0043】
図5に示される第1の実施形態においては、図10のようなサンプルアンドホールド回路用のプリチャージ機構が設けられていない。この第1の実施形態のような構成においては、マッチラインMLをプリチャージ後にNMOSトランジスタ51を導通させると、サンプルアンドホールド回路の前回のホールド電位がLOWの場合には、マッチラインMLの電位がキャパシタ52の容量により降下してしまい、後々の電位検出に悪影響を及ぼす恐れがある。これを考慮して図10に示される第3の実施形態の構成においては、サンプルアンドホールド回路にプリチャージ機構を設け、マッチラインMLに接続される前に、キャパシタ52をプリチャージ電位にプリチャージする。これによって、サンプルアンドホールド回路41Aがサンプル動作を開始したときに、マッチラインMLの電位がプリチャージレベルより降下するのを防ぐことが可能となり、マッチラインMLの電位検出の精度を上げることが出来る。
【0044】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明による連想記憶装置においては、マッチラインの電位はサンプルアンドホールド回路によってサンプルされホールドされるので、プリチャージ回路は、サンプルアンドホールド回路によるサンプル動作が終了すると、サンプルアンドホールド回路によるホールド動作の間にマッチラインのプリチャージを実行することが出来る。従って、従来の構成と比較してプリチャージ動作のタイミングを速めることが可能となり、連想記憶装置の動作速度を高速化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】CAMにおいて用いられるセルの一例を示す。
【図2】複数のCAMセルが共通のマッチラインに接続される様子を示す図である。
【図3】データ検索時のマッチラインMLの電位変化を示す図である。
【図4】本発明による連想記憶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明によるマッチラインセンスアンプの第1の実施形態を示す図である。
【図6】図5の回路の動作を示す信号波形図である。
【図7】SHコントロール信号及びラッチ信号を生成する回路の一例を示す回路図である。
【図8】基準となる検索開始信号とそれから生成されるSHコントロール信号及びラッチ信号とを示す信号波形図である。
【図9】本発明によるマッチラインセンスアンプの第2の実施形態を示す図である。
【図10】本発明によるマッチラインセンスアンプの第3の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
31 CAMセル配列
32 サーチバスドライバ
33 マッチラインセンスアンプ
34 プライオリティーエンコーダ
35 アドレスデコーダ
36 ワードラインドライバ
37 センスアンプ&ライトアンプ
Claims (7)
- メモリセルのデータとサーチバスの検索キーとが一致するか否かに応じて電位が変化するマッチラインと、
該マッチラインをプリチャージするプリチャージ回路と、
該マッチラインの電位をサンプルしてホールドするサンプルアンドホールド回路と、
該サンプルアンドホールド回路がホールドした電位を検出し、当該電位検出結果をラッチする検出回路
を含み、該検出回路による検出及びラッチ動作と並行して該マッチラインのプリチャージを実行することを特徴とする連想記憶装置。 - 該プリチャージ回路は、該サンプルアンドホールド回路によるサンプル動作が終了すると、該サンプルアンドホールド回路によるホールド動作の間に該マッチラインのプリチャージを実行することを特徴とする請求項1記載の連想記憶装置。
- 参照電位をサンプルしてホールドするもう一つのサンプルアンドホールド回路を更に含み、該検出回路は該サンプルアンドホールド回路がホールドしたマッチライン電位を該もう一つのサンプルアンドホールド回路がホールドした参照電位と比較して検出することを特徴とする請求項1記載の連想記憶装置。
- 該サンプルアンドホールド回路は、
キャパシタと、
該キャパシタと該マッチラインとの間の接続を制御するスイッチ回路
を含むことを特徴とする請求項1記載の連想記憶装置。 - 該サンプルアンドホールド回路は、該キャパシタをプリチャージするプリチャージ回路を更に含むことを特徴とする請求項4記載の連想記憶装置。
- メモリセルのデータとサーチバスの検索キーとが一致するか否かに応じて電位が変化するマッチラインの電位をサンプルしてホールドし、
該ホールドされた電位を検出して当該電位検出結果をラッチし、
該電位を検出及びラッチする動作と並行して該マッチラインを所定の電位にプリチャージする
各段階を含むことを特徴とする連想記憶装置におけるプリチャージ方法。 - 該ホールドされた電位を検出する段階は、
参照電位をサンプルしてホールドし、
該ホールドされた参照電位を該ホールドされたマッチラインの電位と比較して検出する
各段階を含むことを特徴とする請求項6記載のプリチャージ方法。
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