JP4772074B2 - 表面実装機および表面実装機用の保護カバー - Google Patents

表面実装機および表面実装機用の保護カバー Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装する表面実装機、および表面実装機用の保護カバーに関する。
一般に、電子部品を基板に実装する表面実装機は、電子部品が供給される部品供給部と、部品供給部から電子部品をピックアップして基板に実装し得るヘッドユニットとを備えている(例えば特許文献1)。部品供給部は、実装機本体の複数箇所にわけて設けられ、各部品供給部には、複数の部品供給装置がセットされた一括交換台車が装着される。
この表面実装機においては、部品装着装置の段取りのために一括交換台車を取り外すことがあり、そのような場合には部品供給部が開口状態になる。また、例えば基板に実装する電子部品の種類が少なく、全ての部品供給部に一括交換台車を装着する必要がない場合には、一括交換台車が装着されない部品供給部は開口状態になる。
全ての開口部にはエリアセンサが設けられており、エリアセンサにより開口部への異物の侵入が検知された場合には、実装機本体の実装動作が緊急停止するようになっている。
特開2001−144499公報
上記のようなエリアセンサが備えられた表面実装機においては、エリアセンサよりも奥側(エリアセンサと実装作業エリアとの間)に所定のスペースを確保することで、高い安全性を確保している。しかしながら、このようなスペースを設けることは実装機本体の大型化を招くことになるので、さらなる検討が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、実装機本体の大型化を招くことなく、高い安全性を確保することが可能な表面実装機および表面実装機用の保護カバーを提供することを目的とする。
本発明にかかる表面実装機は、部品供給装置がセット可能な一括交換台車を着脱可能な複数の開口部と、前記部品供給装置から前記電子部品を移送して基板に実装する実装部とを有する実装機本体を備えた表面実装機において、前記開口部には、保護カバーが装着されるようになっており、前記実装機本体には、前記開口部に対して前記保護カバーを保持可能な保持部が備えられ前記保護カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記保持部に係合する一対のアームとを有するものであって、前記一対のアームは折りたたみ可能であるとともにこの一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられているものであり、前記一括交換台車または前記保護カバーが装着されていない前記開口部がある場合には前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記開口部に前記一括交換台車または前記保護カバーが装着されている場合には前記実装部の停止状態を解除する制御部をする。
このような構成によれば、開口部に一括交換台車または保護カバーが装着されないまま、実装部の実装作業が行われることを防止できる。また、保護カバーにより開口部は物理的に覆われるから、保護カバーと実装作業エリアとの間に所定のスペースを確保することなく、高い安全性を確保することができる。したがって、本発明の構成によれば、実装機本体の大型化を招くことなく、高い安全性を確保することができる
前記開口部に対して前記保護カバーが正規の位置に装着されたときには前記保護カバーに備えられたカバー側コネクタに電気的に接続する本体側コネクタを有し、前記制御部は、前記一括交換台車が装着されていない前記開口部において、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと非接続状態のときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除するものとしてもよい。
また、前記保持部は、前記開口部に対して前記一括交換台車を保持可能な保持部を兼ねるものとしてもよい。これにより、保護カバー用の保持部と一括交換台車用の保持部とを別々に設けなくてよいから、コンパクトな構造とすることができる。
前記保持部は、前記保護カバーを装着状態にロックするロック手段を備えるものとしてもよい。
また、前記ロック手段は、前記一括交換台車を装着状態にロックするロック手段を兼ねるものとしてもよい。これにより、保護カバー用のロック手段と一括交換台車用のロック手段とを別々に設ける場合に比べて、コンパクトな構造とすることができる。
前記本体側コネクタは、前記開口部に対して前記一括交換台車が正規の位置に装着されたときには前記一括交換台車に設けられた台車側コネクタに電気的に接続するものであり、前記制御部は、前記カバー側コネクタまたは前記台車側コネクタと非接続状態の前記本体側コネクタが1つでも存在するときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタまたは前記台車側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除するものとしてもよい。
このような構成によれば、一括交換台車および保護カバーが正規の位置からずれた状態のまま、実装部の動作が行われることを防止することができる。また、本体側コネクタを、カバー側コネクタ用と台車側コネクタ用とにわけて設ける場合に比べて、コンパクトな構造とすることができる。
本発明にかかる表面実装機は、部品供給装置を着脱可能な複数の開口部と、前記部品供給装置から電子部品を移送して基板に実装する実装部とを有する実装機本体を備えた表面実装機において、前記開口部には、保護カバーが装着されるようになっており、前記実装機本体には、前記開口部に対して前記保護カバーを保持可能な保持部が備えられ、前記保護カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記保持部に係合する一対のアームとを有するものであって、前記一対のアームは折りたたみ可能であるとともにこの一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられているものであり、前記部品供給装置または前記保護カバーが装着されていない前記開口部がある場合には前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記開口部に前記部品供給装置または前記保護カバーが装着されている場合には前記実装部の停止状態を解除する制御部とを有する。
このような構成によれば、開口部に保護カバーまたは部品供給装置が装着されないまま、実装部の実装作業が行われることを防止できる。また、保護カバーにより開口部は物理的に覆われるから、保護カバーと実装作業エリアとの間に所定のスペースを確保することなく、高い安全性を確保することができる。したがって、本発明の構成によれば、実装機本体の大型化を招くことなく、高い安全性を確保することができる
前記開口部に対して前記保護カバーが正規の位置に装着されたときには前記保護カバーに備えられたカバー側コネクタに電気的に接続する本体側コネクタを有し、前記制御部は、前記部品供給装置が装着されていない前記開口部において、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと非接続状態のときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除するものとしてもよい。
このような構成によれば、保護カバーの位置が正規の位置からずれた状態のまま、実装部の動作が行われることを防止することができる。
前記保持部は、前記保護カバーを装着状態にロックするロック手段を備えるものとしてもよい。これにより、保護カバーは離脱することなく保持されるから、高い安全性を確保することができる。
本発明にかかる表面実装機用の保護カバーは、部品供給装置、または前記部品供給装置がセット可能な一括交換台車を着脱可能な実装機本体の開口部に装着される表面実装機用の保護カバーであって、前記開口部を覆うカバー本体と、前記実装機本体の保持部に係合する係合部とを有し、前記係合部が前記保持部に係合することで前記カバー本体が前記開口部を覆った状態に保持されるようになっており、前記係合部は、前記カバー本体から前記開口部への装着方向に突出する一対のアームであり、このアームは折りたたみ可能とされ、前記一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられていることに特徴を有する。
れにより、保護カバーを使用しない場合には、係合部(アーム)を折りたたんでコンパクトな形状にすることができる。したがって、未使用時の保護カバーの収納にかかる省スペース化を図ることができる。
少なくとも一対の前記アームと、この一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材とを備えるものとしてもよい。
本発明によれば、実装機本体の大型化を招くことなく、高い安全性を確保することが可能な表面実装機および表面実装機用の保護カバーを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図14によって説明する。
本実施形態における表面実装機1は、電子部品を基板(図示せず)に実装する実装機本体10と、部品フィーダー21(本発明の部品供給装置に該当する)がセットされるとともに、実装機本体10に対して着脱される一括交換台車20とを備えている。以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
実装機本体10は、図14の基板を搬送するコンベア11(搬送手段)と、一括交換台車20から電子部品をピックアップして基板上に搭載し得るヘッドユニット12(移送手段)等を備えている。ヘッドユニット12は、コンベア11により搬送された基板の上方と、電子部品が供給される部品供給位置の上方との間を略水平方向に移動するとともに、図示しない吸着ノズルを上下動させて電子部品のピックアップおよび電子部品の基板への実装を行う。なお、コンベア11とヘッドユニット12とは、本発明の実装部を構成する。
実装機本体10の両側(基板の搬送方向の両側であって図1の左手前側と右奥側)には、開閉カバー13が備えられている。開閉カバー13は、ヘッドユニット12の移動範囲のうち一括交換台車20が着脱される開口部14を除いて、その大部分を覆っている。開閉カバー13は、ヘッドユニット12の移動範囲を覆う閉鎖位置と、ヘッドユニット12の移動範囲を開放する開放位置との間で回動可能に取り付けられている。実装機本体10の保守作業等を行う場合には、開閉カバー13を開放位置まで回動させて作業を行う。
開口部14は計4箇所に設けられ、実装機本体10の両側に2箇所ずつ並んで配されている。本実施形態においては、1台の表面実装機1につき最大で4台の一括交換台車20が装着可能とされている。
一括交換台車20は、複数の部品フィーダー21を取り付け可能なフィーダー載置部20Aを有し、フィーダー載置部20Aを開口部14に嵌め込むようにして実装機本体10に装着される。
一括交換台車20の下端にはキャスター22が設けられ、自在に移動可能とされている。具体的には、一括交換台車20は、下面にキャスター22が取り付けられた台車部20Cと、この台車部20Cから上方へ立ち上がる一対の支柱部20Bとを備え、この支柱部20Bの上端部にフィーダー載置部20Aが取り付けられている。
フィーダー載置部20Aは、実装機本体10のアーム挿入路15に挿入可能な一対の台車アーム23に接続している。台車アーム23は鉄製であり、各支柱部20Bに対して略直角方向(実装機本体10に対する一括交換台車20の着脱方向)に突出する形状をなし、各支柱部20Bに対して昇降可能に取り付けられている。一対の台車アーム23は全体的には略同一形状とされ、上下方向の幅寸法が略一定の細長い板状をなしている。
フィーダー載置部20Aは、複数の部品フィーダー21が並列してセットされるフィーダー支持板24を有している。フィーダー支持板24は、一対の台車アーム23の先端部に掛け渡されて固定されている。複数の部品フィーダー21は、フィーダー支持板24の上面にセットされて固定される。部品フィーダー21は、フィーダー支持板24にセットされると、後述する台車側コネクタ27に電気的に接続した状態になる。なお、部品フィーダー21は、電子部品を一定間隔で取り付けたテープがテープリール(図示せず)に巻き取られて取り付けられたものであり、このテープリールが間欠的に繰り出されることで、電子部品が順次供給される。
一対の台車アーム23には、台車側凸部25が2つずつ設けられている。各台車側凸部25は、図2に示すように、台車アーム23の上面から上方へ突出する形状をなし、後述する2つのロック部66に対してそれぞれ嵌合可能とされている。2つの台車側凸部25は、台車アーム23の長手方向に所定の間隔を空けて配され、台車アーム23がアーム挿入路15に対して正規の深さ位置(台車アーム23の先端がアーム挿入路15の奥端に至る位置)まで挿入されると、対応するロック部66の真下位置(各ロック部66と各台車側凸部25とが嵌合方向に対向する位置)にそれぞれ配される。
また、一対の台車アーム23のうち一方の台車アーム(本実施形態ではアーム挿入路15に対する挿入方向に向かって右側の台車アーム23R)の先端には、金属製のプレート26が取り付けられている。プレート26は、右側台車アーム23Rの先端面に沿って設けられている。
また、右側台車アーム23Rには、台車アーム23がアーム挿入路15に対して正規の位置に取り付けられたとき、すなわち部品フィーダー21(フィーダー載置部20A)が実装機本体10に対して正規の位置に取り付けられたときに、後述する本体側コネクタ67に電気的に接続する台車側コネクタ27が備えられている。台車側コネクタ27は、右側台車アーム23Rの上面に設けられ、本体側コネクタ67に対して下方から嵌合するものである。
表面実装機1は、開口部14に取り付けられる保護カバー30を備えている。
保護カバー30は、開口部14を覆うカバー本体31を有している。カバー本体31は、鉄板製であって、全体として幅方向(開口部14の並列方向)に若干長い略長方形の板状をなしている。カバー本体31は図示しないが多数の長細い穴が空いており、開口部14に保護カバー30を取り付けた状態で、外部からの異物を防ぎつつ、内部が視認可能となっている。
カバー本体31は、フレーム部32により補強されている。フレーム部32は、カバー本体31の周縁の全周にわたって設けられ、詳しくは、カバー本体31の上縁および下縁に沿って配される上下一対の横フレーム32Hと、カバー本体31の左側縁および右側縁に沿って配される左右一対の縦フレーム32Tとを有している(図4参照)。
横フレーム32Hは、カバー本体31の幅方向に細長い薄板を、その短手方向(高さ方向)の略中央位置において略直角に屈曲した形状をなし、略半分がカバー本体31の板面に貼り付けられ、略半分がカバー本体31から突出して設けられている。
縦フレーム32Tは、カバー本体31の高さ方向に細長い薄板を、その長手方向(高さ方向)の両端部を略直角に屈曲した形状をなしている。縦フレーム32Tは、大部分(長手方向中央部)がカバー本体31の板面に貼り付けられるとともに、長手方向の両端部は、横フレーム32Hのうちカバー本体31から突出する部分に連結されている。なお、左右一対の縦フレーム32Tおよび上下一対の横フレーム32Hは、それぞれ同一形状のものである。
保護カバー30は、実装機本体10に設けられたアーム挿入路15に挿入される一対のカバーアーム33(本発明のアームに該当する)を備えている。一対のカバーアーム33は、カバー本体31の幅方向(長手方向)の両端に設けられている。カバーアーム33は、金属材料からなり、上下方向の幅寸法が略一定で前後方向に細長い略板状をなしている。両カバーアーム33R,33Lは断面形状が略同一形状とされ、その上下方向の高さ寸法は、一括交換台車20の両台車アーム23の上下方向の高さ寸法と略同一寸法とされている。
一対のカバーアーム33は、その長さ寸法が、カバー本体31の幅寸法(長手方向の寸法)よりも小さく、かつカバー本体31の幅寸法の略半分の寸法よりも大きくされている。そして、一対のカバーアーム33のうち右側のカバーアーム33Rの長さ寸法は、左側のカバーアーム33Lの長さ寸法よりも、左側カバーアーム33Lの板厚寸法分だけ短い寸法とされている(図5参照)。右側カバーアーム33Rは、左側カバーアーム33Lよりも長さ寸法が短い分だけ、左側カバーアーム33Lに比べてカバー本体31から離れた位置に取り付けられている。
両カバーアーム33R,33Lは、その長さ方向の一端がヒンジ34を介してカバー本体31に連結され、折りたたみ可能とされている。各カバーアーム33は、カバー本体31の板面に略平行をなす状態(閉じ状態)と、カバー本体31の板面に対して略直角をなす状態(開き状態)との間で回動可能とされている。
両カバーアーム33R,33Lが開き状態にあるときには、両カバーアーム33R,33Lは互いに略平行をなして保護カバー30の装着方向に長く延びるとともに、両カバーアーム33R,33Lの先端位置はカバー本体31から同一距離だけ離れた位置に配される。
両カバーアーム33R,33Lが閉じ状態にあるときには、カバー本体31の板面に左側カバーアーム33Lが沿うようにして配され、その左側カバーアーム33Lのうちカバー本体31とは反対側の面に、右側カバーアーム33Rが沿うようにして配される(図9参照)。このとき、両カバーアーム33R,33Lは、先端同士を重ねた状態になる。
両カバーアーム33R,33Lには、両カバーアーム33R,33Lが折りたたまれたときに係合し、両カバーアーム33R,33L同士が離間しないよう保持可能な係合手段35が備えられている。係合手段35は、互いに接近すると弾性的に係合し、互いに離間すると係合が解除される第1係合部35Aと第2係合部35Bとからなる(図5参照)。第1係合部35Aは、弾性的に拡開変形可能な一対の弾性片36を有し、一方第2係合部35Bは、一対の弾性片36の間に差し入れられる突起部37を有している。
係合手段35は、両カバーアーム33R,33Lを折りたたんだときに、対向して配される面に設けられている。詳しくは、係合手段35のうち第1係合部35Aは、左側カバーアーム33Lの外側面(両カバーアーム33R,33Lが開き状態のときの互いの対向面を内側面としたときの外側面)の前後方向略中央位置に、第2係合部35Bは、右側カバーアーム33Rの内側面の先端寄りの位置に設けられている。
保護カバー30は、一対のカバーアーム33の対向方向に掛け渡されて両カバーアーム33R,33Lに両端部が連結されるステー38(本発明の連結部材に該当する)を有している。ステー38は、若干横長の略長方形断面をなす細長い棒部材であり、その長さ寸法は、開き状態の両カバーアーム33R,33L間にわたる寸法(カバー本体31の幅方向寸法よりも若干大きい寸法)とされている。ステー38は、一対のカバーアーム33およびカバー本体31とは別体のものであり、長手方向の両端部に備えられたピン39により、カバーアーム33に連結される。ステー38を連結することにより、一対のカバーアーム33は強固に開き状態に保持され、かつカバーアーム33にかかる力はステー38に受け持たれ、保護カバー30の補強と位置決めが図られる。
両カバーアーム33R,33Lには、ステー38の両端部が固定されるステー連結部41がそれぞれ設けられている。ステー連結部41は、両カバーアーム33R,33Lの長さ方向略中央位置よりも先端寄りの位置、言い換えるとカバーアーム33がアーム挿入路15に正規の深さ位置まで挿入されたときに、上側保持壁16のロック部66と対向する位置に設けられている。各ステー連結部41は、各カバーアーム33の上面を下方へ凹ませた形状をなし、その凹み寸法は、ステー38の厚さ寸法(上下方向寸法)と同等の寸法とされ、ステー連結部41にステー38の端部を嵌めた状態では、ステー38の上面とカバーアーム33の上面とが略面一(略平坦な面)となる(図6および図7参照)。各ステー連結部41にはピン39を挿入可能な孔42が設けられている。ステー38が固定された状態では、ピン39の頭39Aが各カバーアーム33の上面から上方に突出した状態になる。
カバー本体31の上縁部には、ステー38を載置して取り付け可能なステー載置部43が設けられている。ステー載置部43は、カバー本体31の上縁に沿って配された横フレーム32Hのうちカバー本体31から突出する部分の上面である。なお、左右両縦フレーム32Tの上側の端部は、上側の横フレーム32Hに対して下方からピン固定されており、横フレーム32Hの上面側にピンの頭が突出することが防がれ、ステー載置部43はその全長にわたり略平坦な面とされている。
そして、ステー38とステー載置部43とには、前述した係合手段35と同様の構造を有する係合手段44が備えられている。係合手段44のうち第1係合部44Aは、ステー載置部43の長手方向両端寄りの位置に一対設けられ、第2係合部44Bは、ステー38のうち第1係合部44Aと対応する位置に一対が設けられている。
保護カバー30は、折りたたんだカバーアーム33とカバー本体31との直接的な接触を防ぐ緩衝部材として機能するダンパー45を有している。
保護カバー30には、一対の取っ手46が備えられている。一対の取っ手46は、カバー本体31の幅方向の両端に設けられ、カバー本体31の板面から突出する形態をなしている。各取っ手46は、棒部材を略U字状に屈曲した形状とされ、その両端部は、カバー本体31に形成された貫通孔47を介して縦フレーム32Tに連結されている。各取っ手46が縦フレーム32Tに連結されていることにより、取っ手46に作用する力はフレーム部32に受けもたれるから、保護カバー30を繰り返し着脱する上で有利である。なお、実装機本体10には、図示しないフックが設けられており、保護カバー30を使用しないときには、取っ手46をフックに引っ掛けて保護カバー30を収納することができる。
そして、一対のカバーアーム33には、カバー側凸部48が1つずつ設けられている。各カバー側凸部48は、ステー連結部41よりもカバー本体31寄りの位置に配され、カバーアーム33の上面から上方へ突出する形状をなし、後述する2つのロック部66のうちの一つ(ピン39の頭39Aと対応するロック部66ではないもの)に対して嵌合可能とされている。ステー連結部41とカバー側凸部48との間の間隔は、2つの台車側凸部25の間隔(2つのロック部66の間隔)と等しくされている。また、カバー側凸部48とピン39の頭39Aとは、それぞれ対応する台車側凸部25と突出寸法および形状が略同一とされている。そして、ステー連結部41とカバー側凸部48とは、カバーアーム33がアーム挿入路15に対して正規の深さ位置(カバーアーム33の先端がアーム挿入路15の奥端に至る位置)まで挿入されると、それぞれ対応するロック部66の真下位置(各ロック部66とピン39の頭39Aおよび各カバー側凸部48とが嵌合方向に対向する位置)にそれぞれ配される(図12参照)。
また、一対のカバーアーム33のうち一方のカバーアーム(本実施形態ではアーム挿入路15に対する挿入方向に向かって右側のカバーアーム33R)の先端には、右側台車アーム23Rと同様、金属製のプレート49が備えられている。プレート49は、右側カバーアーム33Rの先端面を上下方向に延びるとともに右側カバーアーム33Rの上面に沿って略直角方向に屈曲されたL字状をなしている。
また、右側カバーアーム33Rには、右側台車アーム23Rと同様、カバーアーム33がアーム挿入路15に対して正規の位置に取り付けられたとき、すなわち保護カバー30が実装機本体10に対して正規の位置に取り付けられたときに、後述する本体側コネクタ67に電気的に接続するカバー側コネクタ51が備えられている。カバー側コネクタ51は、右側台車アーム23Rと同様、右側カバーアーム33Rの上面に設けられ、本体側コネクタ67に対して下方から嵌合可能とされている。
この保護カバー30は、以下のようにして組み立てられる。まず、折りたたまれた状態の右側カバーアーム33Rを挟持して開き方向に力を加え、係合手段35の係合を解除して右側カバーアーム33Rを回動させ、開き状態にする。次いで、左側カバーアーム33Lを挟持して開き方向に力を加え、左側カバーアーム33Lを回動させ、開き状態にする。こうして一対のカバーアーム33R,33Lを開き状態にした後、ステー載置部43からステー38を取り外し、両端部をカバーアーム33R,33Lのステー連結部41に嵌めてピン39を止めると、保護カバー30の組み立てが完了する。
また、保護カバー30は、以下のようにして折りたたまれる。まず、ステー38の両端部のピン39を外してカバーアーム33R,33Lからステー38を取り外し、取り外したステー38をステー載置部43に取り付ける。次に、左側カバーアーム33Lを挟持して閉じ方向に力を加え、左側カバーアーム33Lを回動させてダンパー45をカバー本体31に当て付けて、左側カバーアーム33Lを閉じ状態にする。次いで、右側カバーアーム33Rを挟持して閉じ方向に力を加え、右側カバーアーム33Rを回動させて係合手段35を係合させると、右側カバーアーム33Rは閉じ状態になり、保護カバー30の折りたたみが完了する。
保護カバー30の組み立ておよび折りたたみの際には、係合手段35の係合または解除は右側カバーアーム33Rの回動動作に伴って行われるから、その係合または解除と回動動作とを別々に行う場合に比べて手間がかからない。また、ステー載置部43に対するステー38の取り付けおよび取り外しに関しても同様、ステー38の着脱動作に伴って係合手段44が係合・解除されるので手間を要しない。すなわち、係合手段35,44の係合・離脱がワンタッチでできるから、保護カバー30の組み立ておよび折りたたみを容易におこなうことができる。
また、保護カバー30を折りたたむことができるので、保護カバー30をコンパクトな形状にして収納することができる。したがって、保護カバー30の収納にかかる省スペース化を図ることができる。さらに、保護カバー30を使用しないとき(両カバーアーム33R,33Lを閉じ状態にする時)には、両カバーアーム33R,33Lから取り外したステー38を、ステー載置部43に取り付けておくことができ、ステー38が離脱して失われることを防止することができる。
加えて、保護カバー30の組み立て状態においては、一対のカバーアーム33はステー38により開き状態に保持されるから、保護カバー30を実装機本体10に取り付ける際等、不用意にカバーアーム33が折りたたまれる事態を防ぐことができる。
実装機本体10の各開口部14の両側壁には、台車アーム23およびカバーアーム33が挿入可能な一対のアーム挿入路15が設けられている。一対のアーム挿入路15は、各開口部14の上下方向の略中央位置に設けられ、互いの対向方向および開口部14の開口方向に開放された形態で、開口部14の開口方向に長く延びる溝状をなしている(図10および図11参照)。
アーム挿入路15は、開口部14の側壁、上側保持壁16および下側保持壁17とにより三方を囲われて構成されている。この側壁、上側保持壁16および下側保持壁17が本発明の保持部に該当する。上側保持壁16の下面および下側保持壁17の上面(互いに対向する面)はともに略平坦な面とされ、互いに略平行をなしている。下側保持壁17は、上側保持壁16よりも長さ寸法が大きく、先端が開口部14から突出している。
各下側保持壁17の下方には、それぞれシリンダ18(昇降手段)が備えられている。両シリンダ18は、軸線方向が上下方向を指向する姿勢(図示しないピストンロッドを上方に突出させた姿勢)で実装機本体10に取り付けられている。ピストンロッドは、下側保持壁17の下縁に沿って固定された支持部材19に連結され、下側保持壁17は、ピストンロッドの上下動に伴って上下方向(上側保持壁16に対して接近・離間する方向)に変位する。
下側保持壁17が上昇することにより、アーム挿入路15の上下方向の高さ寸法は小さく(アーム挿入路15の幅寸法が狭く)なり、下側保持壁17が下降することにより、アーム挿入路15の高さ寸法は大きく(アーム挿入路15の幅寸法は広く)なる。下側保持壁17の最下位置は、台車アーム23およびカバーアーム33の上下方向の高さ寸法(台車側凸部25およびカバー側凸部48の突出寸法を含む)に若干の余裕を加算した寸法分だけ、上側保持壁16から下方へ離間した位置に設定されている。そして、下側保持壁17の最上位置は、最下位置よりも台車側凸部25およびカバー側凸部48の突出寸法分と確保された余裕寸法分とを足した分だけ上昇した位置、言い換えると、台車側凸部25およびカバー側凸部48の突出寸法を含まない台車アーム23およびカバーアーム33の上下方向の高さ寸法分だけ上側保持壁16から下方へ離間した位置に設定されている。すなわち、下側保持壁17が最下位置にあるときには、アーム挿入路15に対して台車アーム23およびカバーアーム33の挿抜が可能(ロック解除状態)になり、下側保持壁17が最上位置にあるときには、台車側凸部25またはカバー側凸部48がロック部66に嵌合して台車アーム23およびカバーアーム33のアーム挿入路15からの抜き出しが不可能(ロック状態)になる。なお、下側保持壁17、シリンダ18およびロック部66は、本発明のロック手段を構成する。
上側保持壁16の下面には、台車側凸部25およびカバー側凸部48が嵌合可能な凹形状のロック部66が設けられている(図12および図13参照)。ロック部66は、上側保持壁16の下面に開口する孔状をなしている。
また、上側保持壁16の下面には、台車側コネクタ27およびカバー側コネクタ51と嵌合可能な本体側コネクタ67が備えられている。本体側コネクタ67は、ロック部66から開口部14の手前側に所定間隔を空けた位置に配されている。本体側コネクタ67は、台車側コネクタ27およびカバー側コネクタ51に対して上下方向(上側保持壁16と下側保持壁17との接近・離間方向)に嵌合・離脱するものである。そして、本体側コネクタ67の位置は、正規の深さ位置に至った台車アーム23の台車側コネクタ27およびカバーアーム33のカバー側コネクタ51の真上位置に配される設定とされている。すなわちアーム挿入路15に対して台車アーム23またはカバーアーム33の深さが正規の位置からずれている場合には、本体側コネクタ67と台車側コネクタ27およびカバー側コネクタ51とは嵌合できない設定とされている。各本体側コネクタ67は、台車側コネクタ27またはカバー側コネクタ51と接続状態にあるときにはON、いずれのコネクタ27,51とも非接続状態にあるときにはOFFになり、その切り替わりを検出信号として出力する。また、本体側コネクタ67と台車側コネクタ27とが電気的に接続した状態では、このコネクタ67,27を介して一括交換台車20(フィーダー載置部20Aにセットされた部品フィーダー21)と制御部60との間で信号の伝達が可能となる。
両アーム挿入路15のうち開口部14の奥方に向かって右側のアーム挿入路15Rの奥端面には、右側カバーアーム33Rまたは右側台車アーム23Rがアーム挿入路15Rに対して正規の深さ位置まで挿入されたか否かを検知する位置検出手段が備えられている。本実施形態では、位置検出手段は非接触型の近接センサーであり(以後、位置センサー68と称する)、右側台車アーム23Rのプレート26または右側カバーアーム33Rのプレート49(すなわち右側台車アーム23Rまたは右側カバーアーム33Rの先端)が所定の位置にくることによりONになり、右側カバーアーム33Rまたは右側台車アーム23Rの先端が離間することによりOFFになり、その切り替わりを検出信号として出力する。
また、実装機本体10には、作業者が押圧操作可能な上昇スイッチ63および下降スイッチ64が設けられている(図14参照)。上昇スイッチ63の押圧操作により、下側保持壁17を上昇させる上昇指令信号が発生し、下降スイッチ64の押圧操作により、下側保持壁17を下降させる下降指令信号が発生する。
また、実装機本体10には、作業者が押圧操作可能なスタートスイッチ65が設けられている。スタートスイッチ65が押圧されると、実装機本体10の実装動作を開始させる開始指令信号が発生する。
実装機本体10は、上昇指令信号または下降指令信号を受けて、シリンダ18の動作を制御するシリンダ制御手段61として機能する制御部60を有している。なお、シリンダ制御手段61は、本発明のロック手段を構成する。
このシリンダ制御手段61への上昇指令信号および下降指令信号の伝達経路は、位置センサー68がOFFのときには遮断され、位置センサー68がONのときには繋がれるようになっている。すなわち、シリンダ制御手段61は、位置センサー68がOFFのとき(台車アーム23またはカバーアーム33が正規の深さ位置に至っていないとき)には、上昇スイッチ63または下降スイッチ64が押圧操作されても作動しないようになっている。
また、実装機本体10の制御部60は、電子部品の基板への実装動作、具体的には、作業位置への基板の搬送や、部品フィーダー21の電子部品の供給動作、ヘッドユニット12の移動、電子部品のピックアップ、基板への実装等、電子部品の基板への実装にかかる一連の動作を制御する実装動作制御手段62として機能する。なお、実装動作制御手段62は、本発明の実装部を構成する。
制御部60は、全ての本体側コネクタ67のON・OFF信号を検出し、全ての本体側コネクタ67がONであるとき(全ての本体側コネクタ67がカバー側コネクタ51または台車側コネクタ27と接続状態にあるとき)には、実装動作制御手段62への開始指令信号の伝達経路を繋ぎ、4つの本体側コネクタ67のうち1つでもOFF状態(非接続状態)のものがあるとき(本体側コネクタ67のうち1つでもカバー側コネクタ51と台車側コネクタ27とのいずれとも非接続状態にあるとき)には、伝達経路を遮断するようになっている。また、制御部60は、実装動作制御手段62が実装動作を行っている最中に、本体側コネクタ67が1つでもOFF状態になったときには、実装動作制御手段62による実装機本体10の実装動作を停止させる。
次に、一括交換台車20および保護カバー30の着脱および実装機本体10の実装動作について説明する。ここでは、4つの開口部14のうち3つの開口部14に一括交換台車20を装着し、1つの開口部14に保護カバー30を装着する場合について説明する。
まず、複数の部品フィーダー21を適宜フィーダー載置部20Aの所定位置にセットし、一括交換台車20を実装機本体10に順番に装着する。
フィーダー載置部20Aを開口部14に対向させ、一括交換台車20を実装機本体10に接近させる。このとき、下側保持壁17は最下位置にあるので、一対の台車アーム23は少しずつアーム挿入路15に挿入される。そして、台車アーム23が正規の深さ位置に至ると、その先端が位置センサー68に接触し、位置センサー68がON状態になる。
その後、作業員が上昇スイッチ63を回転操作すると、下側保持壁17が上昇して台車アーム23の下面に当接し、台車アーム23を押し上げる。すると、台車アーム23の台車側凸部25がロック部66に対して下方から嵌合し、また、台車側コネクタ27が本体側コネクタ67に対して下方から嵌合し、下側保持壁17が最上位置に至る。そして、台車アーム23の上面が上側保持壁16の下面に当接するとともに、台車側コネクタ27と本体側コネクタ67とが正規嵌合した状態になる。
こうして、一括交換台車20は、実装機本体10に対して正規の位置から離間不能にロックされる。実装機本体10に3台の一括交換台車20を装着し終えると、基板の実装作業に必要な全ての部品フィーダー21のセットが完了し、4つの開口部14のうち3つの開口部14は、各一括交換台車20にセットされた部品フィーダー21で塞がれた状態になる。なお、このとき実装機本体10のスタートスイッチ65が押圧操作されたとしても、実装動作は開始されず停止状態に保持される。
次に、保護カバー30を取り付ける。
保護カバー30の取っ手46を挟持し、カバーアーム33を開口部14側へ向けて実装機本体10側へ接近させる。すると、一括交換台車20の装着時と同様、一対のカバーアーム33は少しずつアーム挿入路15に挿入され、カバーアーム33が正規の深さ位置に至ると位置センサー68がON状態になる。
次いで、作業員が上昇スイッチ63を回転操作すると、一括交換台車20の装着時と同様、下側保持壁17が上昇して両カバーアーム33R,33Lを押し上げ、カバー側凸部48およびピン39の頭39Aがロック部66に嵌合し、また、カバー側コネクタ51が本体側コネクタ67に正規嵌合し、下側保持壁17は最上位置に至る。
こうして、保護カバー30は、実装機本体10に対して正規の位置から離間不能にロックされ、保護カバー30が装着された開口部14は、カバー本体31により完全に塞がれた状態になる。
一括交換台車20と保護カバー30とを装着することにより、実装機本体10の4つの開口部14の全てが塞がれた状態(全ての本体側コネクタ67がON状態)になると、実装動作の停止状態が解除され、作業者が実装機本体10のスタートスイッチ65を押すと実装動作が開始される。
一括交換台車20の交換等のために一括交換台車20を取り外すには、下降スイッチ64のロックを解除し、一括交換台車20を手前側に引き出して実装機本体10から離脱させる。すると、本体側コネクタ67がOFFになり実装動作は停止される。次いで、新たな一括交換台車20を実装機本体10に装着すると停止状態は解除されるから、引き続き実装作業を行うことができる。また、実装動作の途中で、誤って下降スイッチ64のロックが解除された場合には、本体側コネクタ67がOFFになり実装動作は停止する。
なお、保護カバー30を取り外す際にも同様に、下降スイッチ64をのロックを解除し、手前側に引き出して実装機本体10から離脱させる。
上記のように構成された本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
実装機本体10の開口部14に、一括交換台車20または保護カバー30が正規の位置に取り付けられて始めて、実装機本体10の停止状態が解除される。したがって、実装機本体10の開口部14に、一括交換台車20と保護カバー30とのどちらも取り付けられないまま、または取り付けられていてもその位置が正規の位置から外れた状態のまま、実装作業が行われることを防止することができる。
さらに、保護カバー30により開口部14は物理的に覆われるから、異物は少しの侵入も許容されない。このため、エリアセンサを用いる場合のように、開口部の奥側にスペースを確保しなくても高い安全性を確保することができるから、実装機本体10をコンパクトにすることができる。
すなわち、本発明の構成によれば、一括交換台車20が装着されない開口部14に対して、保護カバー30を正規の位置に取り付けない限り実装作業を行うことはできず、かつ保護カバー30によって確実に異物の侵入を防止することができるので、実装機本体10の大型化を招くことなく、高い安全性を確保することができる。
加えて、エリアセンサのように、開口部の入り口付近を異物がかすめただけで反応し、実装機本体が停止する事態を回避することができる。また、保護カバー30は目に見えるものであるから、開口部14に保護カバー30が装着されていない場合には、作業者は容易に気付くことができる。
また、カバーアーム33をアーム挿入路15に対して正規の深さ位置まで挿入して始めて(位置センサー68がONになって始めて)、カバーアーム33のロック(下側保持壁17の上昇)が可能となる。したがって、保護カバー30を、確実に正規の位置にセットすることができ、もって高い安全性を確保することができる。なお、万が一故障等により、カバーアーム33が正規の深さ位置に至っていないにもかかわらず下側保持壁17の上昇が可能になったとしても、カバー側コネクタ51は本体側コネクタ67に嵌合されないから、実装機本体10は確実に停止状態に保持され、また作業者には不具合が感知される。
そして、保護カバー30のカバーアーム33は、アーム挿入路15の正規の深さ位置に挿入されると、カバー側凸部48およびピン39の頭39Aがロック部66に嵌合することによりロックされ、保護カバー30は正規の位置からずれることなく保持される。これにより、例えば保護カバー30に比較的大きな外力が作用しても、保護カバー30の位置がずれたり、ひいては開口部14から離脱してしまう事態を防ぐことができ、高い安全性を確保することができる。
また、ステー38をカバーアーム33に固定する固定手段(本実施形態ではピン39)が、ロック部66に係合する凸部を兼ねているから、これらを別々に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
加えて、カバー本体31はフレーム部32により補強されているから、異物が強い勢いで衝突しても破損等しにくく、高い安全性を確保することができる。
また、従来のようにエリアセンサを用いる場合には、実装機本体の全ての開口部にエリアセンサを備えなければならず、コストも高く実装機本体の構造も複雑化し、効率的ではないという問題がある。しかしながら、本実施形態では、保護カバー30を使いまわすことができるので、全ての開口部14の数だけ保護カバー30を備える必要はなく、また、特に、搭載部品数の多い実装ラインでは、複数の実装機が用いられるが、そのような複数の実装機とも共有することができることから効率が良い。さらに、エリアセンサを用いる場合には、エリアセンサの検知領域が目視で確認することが出来ないため、段取り作業中に意図せず検知領域に侵入してしまい装置を止めてしまうこともある。また、実装機本体10に設けられた機構(保持部、ロック手段、本体側コネクタ67および位置センサー68等)が、一括交換台車20のみならず保護カバー30に対しても作動するものであり、すなわち実装機本体10の機構は一括交換台車20と保護カバー30とに共通のものであるから、実装機本体10の構造をそれほど複雑化させなくて済む。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明を、実装機本体10の部品供給部に着脱可能な一括交換台車20を介して部品フィーダーがセットされる表面実装機1に適用したが、例えば、本発明は、部品フィーダーを実装機本体の部品供給部に直接セットするものにも適用することができる。
(2)上記実施形態では、保護カバー30のカバーアーム33および一括交換台車20の台車アーム23は、共通のアーム挿入路15に挿入されるが、アーム挿入路15をカバーアーム用と台車アーム用とに別々にわけて設けても良い。
(3)上記実施形態では、カバーアーム33は、ヒンジ34を介してカバー本体31に連結され、折りたたみ可能とされているが、これに限らず、例えばカバー本体に対してカバーアームを自在に着脱可能な構造とし、使用時にはカバー本体に開き状態に組み付け、使用しないときにはカバー本体から取り外すようにしてもよい
(4)上記実施形態では、下側保持壁17のみ上下方向に変位可能な構造とされているが、これに限らず、上側保持壁のみ、または上下両保持壁ともに変位可能な構造としてもよい。
)上記実施形態では、アーム挿入路15は、開口部14の側壁、上側保持壁16および下側保持壁17とにより三方を囲われて構成されているが、これに限らず、例えば四方を囲われて構成されていてもよい。
)上記実施形態では、位置センサー68は非接触型のセンサーであるが、接触型のものであってもよい。
)上記実施形態では、本体側コネクタ67のON・OFF状態に基づいて、実装機本体10の動作の停止・停止解除がなされるが、このようなコネクタに限らず、例えばリミットスイッチ等を用いてもよい。
)上記実施形態では、制御部60は実装機本体10に備えられているが、これに限らず、例えばネットワークを通じて実装機本体と互いにデータ通信可能に接続された管理コンピュータ等に備えられていても良い。
)上記実施形態では、保護カバー30に設けられた凸部39A,48、または一括交換台車に設けられた凸部25が、実装機本体10に設けられたロック部66に嵌合する構造とされているが、この凹凸形状は逆であってもよく、すなわちロック部を凸部とし、保護カバーおよび一括交換台車側に凹部を設けても良い。
10)保護カバー30の材質は適宜選択することが可能である。例えば、上記実施形態では、カバー本体31は鉄板製であるが、透光性ある樹脂材料にしても良い。
本実施形態における表面実装機の外観斜視図 実装機本体に一括交換台車を取り付けた状態を表す概略側面図 保護カバーの外観斜視図 同正面図 同平面図 同右側面図 同左側面図 折りたたんだ保護カバーの外観斜視図 同平面図 表面実装機の一部拡大斜視図 同一部拡大正面図 保護カバーがロックされる前の状態を表す概略側面図 保護カバーがロックされた状態を表す概略側面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図
符号の説明
1…表面実装機
10…実装機本体
11…コンベア(実装部)
12…ヘッドユニット(実装部)
14…開口部
16…上側保持壁(保持部)
17…下側保持壁(保持部、ロック手段)
20…一括交換台車
21…部品フィーダー(部品供給装置)
27…台車側コネクタ
30…保護カバー
31…カバー本体
33…カバーアーム(アーム)
38…ステー(連結部材)
51…カバー側コネクタ
60…制御部
61…シリンダ制御手段(ロック手段)
62…実装動作制御手段(実装部)
66…ロック部(ロック手段)
67…本体側コネクタ

Claims (10)

  1. 部品供給装置がセット可能な一括交換台車を着脱可能な複数の開口部と、前記部品供給装置から前記電子部品を移送して基板に実装する実装部とを有する実装機本体を備えた表面実装機において、
    前記開口部には、保護カバーが装着されるようになっており、
    前記実装機本体には、前記開口部に対して前記保護カバーを保持可能な保持部が備えられ
    前記保護カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記保持部に係合する一対のアームとを有するものであって、前記一対のアームは折りたたみ可能であるとともにこの一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられているものであり、
    前記一括交換台車または前記保護カバーが装着されていない前記開口部がある場合には前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記開口部に前記一括交換台車または前記保護カバーが装着されている場合には前記実装部の停止状態を解除する制御部をすることを特徴とする表面実装機。
  2. 前記開口部に対して前記保護カバーが正規の位置に装着されたときには前記保護カバーに備えられたカバー側コネクタに電気的に接続する本体側コネクタを有し、
    前記制御部は、前記一括交換台車が装着されていない前記開口部において、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと非接続状態のときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の表面実装機。
  3. 前記保持部は、前記開口部に対して前記一括交換台車を保持可能な保持部を兼ねることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面実装機
  4. 前記保持部は、前記保護カバーを装着状態にロックするロック手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の表面実装機。
  5. 前記ロック手段は、前記一括交換台車を装着状態にロックするロック手段を兼ねるものであることを特徴とする請求項4に記載の表面実装機。
  6. 前記開口部に対して前記保護カバーが正規の位置に装着されたときには前記保護カバーに備えられたカバー側コネクタに電気的に接続する本体側コネクタを有し、
    前記本体側コネクタは、前記開口部に対して前記一括交換台車が正規の位置に装着されたときには前記一括交換台車に設けられた台車側コネクタに電気的に接続するものであり、
    前記制御部は、前記カバー側コネクタまたは前記台車側コネクタと非接続状態の前記本体側コネクタが1つでも存在するときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタまたは前記台車側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の表面実装機。
  7. 部品供給装置を着脱可能な複数の開口部と、前記部品供給装置から電子部品を移送して基板に実装する実装部とを有する実装機本体を備えた表面実装機において、
    前記開口部には、保護カバーが装着されるようになっており、
    前記実装機本体には、前記開口部に対して前記保護カバーを保持可能な保持部が備えられ、
    前記保護カバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記保持部に係合する一対のアームとを有するものであって、前記一対のアームは折りたたみ可能であるとともにこの一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられているものであり、
    前記部品供給装置または前記保護カバーが装着されていない前記開口部がある場合には前記実装部の動作を停止状態に保持し、全ての前記開口部に前記部品供給装置または前記保護カバーが装着されている場合には前記実装部の停止状態を解除する制御部を有することを特徴とする表面実装機。
  8. 前記開口部に対して前記保護カバーが正規の位置に装着されたときには前記保護カバーに備えられたカバー側コネクタに電気的に接続する本体側コネクタを有し、
    前記制御部は、前記部品供給装置が装着されていない前記開口部において、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと非接続状態のときには前記実装部の動作を停止状態に保持し、前記本体側コネクタが前記カバー側コネクタと接続状態のときには前記停止状態を解除することを特徴とする請求項7に記載の表面実装機。
  9. 前記保持部は、前記保護カバーを装着状態にロックするロック手段を備えることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の表面実装機
  10. 部品供給装置、または前記部品供給装置がセット可能な一括交換台車を着脱可能な実装機本体の開口部に装着される表面実装機用の保護カバーであって、
    前記開口部を覆うカバー本体と、
    前記実装機本体の保持部に係合する係合部とを有し、
    前記係合部が前記保持部に係合することで前記カバー本体が前記開口部を覆った状態に保持されるようになっており、
    前記係合部は、前記カバー本体から前記開口部への装着方向に突出する一対のアームであり、このアームは折りたたみ可能とされ、
    前記一対のアームの対向方向に掛け渡されて連結される連結部材を備え、この連結部材は前記一対のアームから取り外し可能とされ、
    前記カバー本体には、前記連結部材を載置して取り付け可能な連結部材載置部が設けられていることを特徴とする表面実装機用の保護カバー。
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