JP4764972B2 - マルチウェルプレート - Google Patents
マルチウェルプレート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4764972B2 JP4764972B2 JP2004050541A JP2004050541A JP4764972B2 JP 4764972 B2 JP4764972 B2 JP 4764972B2 JP 2004050541 A JP2004050541 A JP 2004050541A JP 2004050541 A JP2004050541 A JP 2004050541A JP 4764972 B2 JP4764972 B2 JP 4764972B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- water
- spacer
- holes
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/508—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
- B01L3/5085—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/02—Form or structure of the vessel
- C12M23/12—Well or multiwell plates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M45/00—Means for pre-treatment of biological substances
- C12M45/22—Means for packing or storing viable microorganisms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/06—Auxiliary integrated devices, integrated components
- B01L2300/069—Absorbents; Gels to retain a fluid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/08—Geometry, shape and general structure
- B01L2300/0809—Geometry, shape and general structure rectangular shaped
- B01L2300/0829—Multi-well plates; Microtitration plates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/08—Geometry, shape and general structure
- B01L2300/0887—Laminated structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/508—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
- B01L3/5085—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
- B01L3/50853—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates with covers or lids
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Zoology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
また、昨今の遺伝子組換技術の発展により、有用物質の遺伝子を導入した微生物(形質転換体)を培養することにより、有用産物の生産が行われるようになっている。
更に、食品工業では、従前より微生物を用いた発酵により種々の食品の製造が行われてきた。
このように、医薬、生化学、食品、化学などの分野では、微生物が重要な働きをしており、クローン化された有用微生物は貴重な資源であることから慎重に保管されている。このような微生物は、通常、穿刺培養法、冷凍法、凍結乾燥法などにより保存されている。
上記の微生物を保管している研究機関などが、他の研究機関の求めに応じて、当該微生物を供給する際に微生物の運搬が行われる。微生物の運搬は、通常、微生物培養液を濾紙にスポットし、包装用ラップで包んで運搬したり、アンプルに収納した状態で運搬されている。また、微生物の数が多い場合には、マイクロタイタープレートに培養液を分注し、ビニールシートでシールして運搬したり、寒天培地にスポット植菌して運搬している。
しかし、、濾紙に吸着させて運搬する方法では雑菌が混入し易いし、運搬する微生物の数が多い場合には濾紙の枚数が増えて非効率的である。また、マイクロタイタープレート、寒天培地又はアンプルで運搬する方法では、容器の破損の問題があると共に容器が破損した場合には微生物汚染の問題もある。更に、運搬物が嵩張ることも大きな問題点である。
なお、微生物用のマルチウェルプレートしては、特開2001−218575号公報、特開2002−199874号公報などに記載のプレートが知られている。
本発明は係る問題点を解決するもので、多数の微生物を簡便に且つ安全に運搬・保管しえる薄型マルチウェルプレートを提供すると共にマルチウェルプレートとレプリカされたものの位置が対応する関係となるように工夫したマルチウェルプレートを提供するものである。
(a)ボトムシート、(b)複数の透孔を有し、ボトムシートに貼着された剥離シート、(c)剥離シートの透孔に対応する位置に、剥離シートの透孔の径と略同じ径の透孔を有し、剥離シートに貼着されたスペーサーシート、(d)スペーサーシートの透孔に対応する位置に、スペーサーシートの透孔の径より小さな径の透孔を有し、スペーサーシートに貼着された吸水性素材固定シート、及び(e)吸水性素材固定シート上を覆うカバーシートが順次積層され、上記のスペーサーシートの透孔内に、吸水性素材が吸水性素材固定シートに貼着されて保持されていることからなるマルチウェルプレート;
(a)ボトムシート、(b)複数の透孔を有し、ボトムシートに貼着された剥離シート、(c)剥離シートの透孔に対応する位置に、剥離シートの透孔の径と略同じ径の透孔を有し、剥離シートに貼着された小穴シート、(d)小穴シートの透孔に対応する位置に、小穴シートの透孔の径より大きな径を有し、小穴シートに貼着されたスペーサーシート、(e)スペーサーシートの透孔に対応する位置に、スペーサーシートの透孔の径より小さな径の透孔を有し、スペーサーシートに貼着された吸水性素材固定シート、及び(f)吸水性素材固定シート上を覆うカバーシートが順次積層され、上記のスペーサーシートの透孔内に、吸水性素材が吸水性素材固定シートに貼着されて保持されていることからなるマルチウェルプレート;及び
ボトムシート、複数の透孔を有するスペーサーシート及びスペーサーシート上を覆うカバーシートが順次積層されてなり、スペーサーシートの各透孔には吸水性素材を保持する保持手段が設けられており、当該保持手段により各透孔に吸水性素材が保持されていることからなるマルチウェルプレート;
が例示される。
更に、本発明のマルチウェルプレートは、包装容器に収納され密封された形態が好ましい。
上記のマルチウェルプレートは、全体の厚みが3mm以下、通常は1mm以下、素材の選択によっては0.5mm以下とすることができ、超薄型のマルチウェルプレートである。
本発明のマルチウェルプレートの一実施例を図1及び2に示す。図1は本発明のマルチウェルプレートの平面概略図であり、図2は図1のA−A線端面の部分拡大概念図である。図1及び図2において、1はボトムシート、2は剥離シート、3、5及び7は透孔、4はスペーサーシート、6は吸水性素材固定シート、8はカバーシート、9は吸水性素材である。
なお、図1及び図2は、本発明の一例として96ウェルのマルチウェルプレートを示しているが、ウェルの数は96に限定されるものではなく、所望に応じて適宜な数でよく、例えば6,12、24、48、384などが例示される(以下の例においても同様である)。
また、本明細書において、シートはフィルムを含む概念である。
ボトムシート1の厚さは特に限定されず、剥離シート2などを保持できる強度を有すればよく、通常50〜100μm程度のシートが用いられる。
透孔3の形状は円筒形にされ、径としては通常直径5mm程度とされるがこの径に限定されるものではない。透孔3は通常円筒形とされるが、係る形状に特定されず、断面が矩形の孔であってもよい。なお、前述のように、係る透孔3は後述する透孔5と共にウェルを形成するものであって、その数は96個に限定されるものではない。
剥離シート2の材質は特に限定されないが、簡便に剥離できる素材が好ましく、通常はフッ素系樹脂シートが用いられる。剥離シート2の厚さは特に限定されず、通常は30〜70μm程度、好ましくは50μm程度のシートが用いられる。
なお、剥離シート2として、プラスチック素材でサポートされた剥離シートが市販されており、これを用いてもよい。
スペーサーシート4は耐水性を有する材料、好ましくはプラスチック素材からなり、例えばPET、シリコーン、PE、PP、PSなどが例示される。
スペーサーシート4の厚さは、後述する吸水性素材9の厚みと略同じ程度に調節され、通常100〜1000μm程度、好ましくは150〜400μm程度のシートが用いられる。
吸水性素材固定シート6は耐水性を有する材料、好ましくはプラスチック素材からなり、例えばPET、シリコーン、PE、PP、PSなどが例示される。
吸水性素材固定シート6の厚さは、後述する吸水性素材9を支持できる程度のものであればよく、通常50〜1000μm程度、好ましくは80〜400μm程度、より好ましくは150〜180μm程度のシートが用いられる。
ボトムシート1、透孔3、5及び7並びにカバーシート8により、シート積層体の中空部が構成される。
吸水性素材9は、運搬の対象物(例えば微生物含有液)を滲み込ませ、保持できる材質であれば特に限定されないが、繊維状素材が好ましく、例えば濾紙、不織布、フエルトなどが例示される。
吸水性素材9の形状は、透孔5に適合するような形状であればよく、前述のように透孔3及び5が直径5mm程度とされる場合には、吸水性素材9は直径3mm程度に調製される。
この例においては、スペーサーシート4と剥離シート2の間に小穴シート10が設けられている。この小穴シート10には、吸水性素材固定シート6の透孔7に対応する位置に透孔3aを有しており、当該透孔3aの径は透孔7の径と同程度又はそれよりも小さく設計されている。それに合わせて、剥離シート2に設けられている透孔3の径も、上記透孔3aの径と略同程度にされている。小穴シート10の素材としては、前記吸水性素材固定シート6と同様な素材が例示でき、その厚さは特に限定されず適宜な厚みのものを使用できる。
係る小穴シート10は、後述する本発明のマルチウェルプレートとの使用方法において、微生物含有液などを滲み込ませた吸水性素材9が、当該プレートの運搬中に、ボトムシート1上に落下することを防止するためのものである。吸水性素材9がボトムシート1上に落下していると、使用時にボトムシート1を剥離した際、当該吸水性素材9がマルチウェルプレートから脱落するという問題が生じる。
この例のマルチウェルプレートは、ボトムシート1、複数の透孔を有するスペーサーシート11及び12並びにスペーサーシート上を覆うカバーシート8が順次積層されてなり、スペーサーシート11及び12の各透孔には吸水性素材9を保持する保持手段13a及び13bが設けられており、当該保持手段により各透孔14に吸水性素材9が保持されている。ボトムシート1、スペーサーシート11及び12、吸水性素材9並びにカバーシート8は、図1及び図2に示されるマルチウェルプレートと同様な素材が使用される。
図4に示されるマルチウェルプレートの調製方法としては、例えば、ボトムシート1上に、透孔14に切欠き部13aを有する下部スペーサーシート11を貼着する。次いで各透孔14の切欠き部13aに吸水性素材9を配置し、その上に切欠き部13bを有する上部スペーサーシート12を貼着し、更にその上をカバーシート8で覆うことにより製造することができる。
なお、上部スペーサーシート11及び下部スペーサーシート12は、例えば高周波溶接などの慣用の手段で融着させてもよい。
上記のように、密封容器に収容されたマルチウェルプレートは、慣用の滅菌手段(例えば、電子線滅菌、ガンマー線滅菌、高圧蒸気滅菌等)で滅菌する。この滅菌状態で、使用者に供給される。
使用者は、クリーンルームで容器を開封し、本発明のマルチウェルプレートを取り出し、取り出した後、カバーシート8を剥離する。
かくして、上面を開放した後、透孔7を介して吸水性素材9に微生物含有液を滴下し、滲み込ませて微生物(菌株)を保持する。微生物含有液は、通常、定常期まで培養・保存されている微生物を慣用の媒体(例えば、生理食塩水等)に分散させた液が用いられる。微生物含有液の滴下量は適宜選択することができるが、通常10μl程度とされる。
かくして、各吸水性素材9に微生物を保持した後、カバーシート8で吸水性素材固定シート6の上面を覆う。カバーシート8で覆うことにより、雑菌のコンタミネーションを防止すると共に孔相互間の混入を防ぐことができる。
運搬された本発明のマルチウェルプレートは、受け取った使用者がクリーンルームで開封し、ボトムシート1を剥離した後、慣用の固型培地に密着させ、当該培地上にレプリカすることにより、プレート上の全微生物を一度に培養することができる。
この際、マルチウェルプレートに保持された微生物は、固形培地の上にそのままレプリカされるので、位置関係が明確になり、微生物の誤認を防止することができる。また、剥離シート2が付いた状態なので、培地に対する接着剤の影響を回避することができる。
動物細胞としては、慣用の株化細胞の他、組換遺伝子を含む動物細胞(形質転換体)であってもよい。係る形質転換体の調製に用いられる動物細胞としては、遺伝子組換技術で繁用される動物細胞、例えば、マウス線維芽細胞C127、チャイニーズハムスター卵巣細胞CHO、サルCOS細胞などが例示される。
実施例1
図1及び2に示されるマルチウェルプレートの調製
カバーシートとして自己粘着性を有するPE製シート(FSK社製、85mm×145mm×80μm)を用いた。
カバーシート上に、図1に示されるように一列8個で12列の等間隔で設けた透孔(直径約2mm)を有するPET製吸水性素材固定シート(日東シール社製、85mm×145mm×80μm)を重ね合わせて貼着した。更に、吸水性素材固定シートの非貼着面にシリコン系接着剤(以下、接着剤は同じものを使用した)を均一に塗布した。
吸水性素材固定シートの接着剤面に、吸水性素材固定シートの透孔に対応する位置に透孔(直径約5mm)を有するPET製スペーサーシート(電気化学工業社製、85mm×145mm×150μm)を、透孔の中心が略一致するように重ね合わせて貼着した。次いで、スペーサーシートの各透孔に、濾紙(直径約3mm、厚さ約150μm)を入れ、押圧することにより濾紙を吸水性素材固定シートに貼着させた。更に、スペーサーシートの非貼着面に接着剤を塗布した。
上記スペーサーシートの接着剤面に、スペーサーシートの透孔に対応する位置に透孔(直径約5mm)を有するフッ素樹脂製剥離シート(85mm×145mm×50μm)を、透孔の中心が略一致するように重ね合わせて貼着した。
また、ボトムシートとして、カバーシートと同じものを使用し、それを剥離シートに全面に重ね合わせて貼着した。
次いで、上記の積層体を反転させることにより、図1及び2に示される本発明のマルチウエルプレートを作製した。
得られたマルチウエルプレートは、ポリ袋(220mm×95mm)に収容し、開口部をヒートシールした後、電子線滅菌処理を行った。
図3に示されるマルチウェルプレートの調製
カバーシートとして自己粘着性を有するPE製シート(FSK社製、85mm×145mm×80μm)を用いた。
カバーシート上に、一列8個で12列の等間隔で設けた透孔(直径約3mm)を有するPET製吸水性素材固定シート(日東シール社製、85mm×145mm×180μm)を重ね合わせて貼着した。更に、吸水性素材固定シートの非貼着面にシリコン系接着剤を均一に塗布した。
吸水性素材固定シートの接着剤面に、吸水性素材固定シートの透孔に対応する位置に透孔(直径約4.2mm)を有するPET製スペーサーシート(電気化学工業社製、85mm×145mm×400μm)を、透孔の中心が略一致するように重ね合わせて貼着した。次いで、スペーサーシートの各透孔に、濾紙(直径約4mm、厚さ約360μm)を入れ、押圧することにより濾紙を吸水性素材固定シートに貼着させた。更に、スペーサーシートの非貼着面に接着剤を塗布した。
上記スペーサーシートの接着剤面に、スペーサーシートの透孔に対応する位置に透孔(直径約3mm)を有するPET製小穴シート(日東シール社製、85mm×145mm×180μm)を重ね合わせて貼着した。次いで、当該小穴シートの非貼着面に接着剤を塗布した。
上記小穴シートの接着剤面に、小穴シートの透孔に対応する位置に透孔(直径約3mm)を有するフッ素樹脂製剥離シート(85mm×145mm×50μm)を、透孔の中心が略一致するように重ね合わせて貼着した。
また、ボトムシートとして、カバーシートと同じものを使用し、それを剥離シートに全面に重ね合わせて貼着した。
次いで、上記の積層体を反転させることにより、図3に示される本発明のマルチウエルプレートを作製した。
得られたマルチウエルプレートは、ポリ袋(220mm×95mm)に収容し、開口部をヒートシールした後、電子線滅菌処理を行った。
図4に示されるマルチウェルプレートの調製
ボトムシートとして自己粘着性を有するPE製シート(FSK社製、85mm×145mm×80μm)を用いた。
ボトムシート上に、一列8個で12列の等間隔で設けた透孔(直径約3mm)を有するPET製下部スペーサーシート(日東シール社製、85mm×145mm×380μm)を重ね合わせて貼着した。なお、スペーサーシートの各透孔には切欠き部(幅0.6mm、高さ200μm)が透孔の円周方向に沿って設けられている。
次いで各透孔の切欠き部に、濾紙(直径約4mm、厚さ約360μm)を入れた後、上記下部スペーサーシートと同様な切欠き部を有し、同様な素材からなる上部スペーサーシートを貼着し、更にボトムシートと同じ素材からなるカバーシートで覆うことにより、図4に示される本発明のマルチウェルプレートを調製した。
得られたマルチウエルプレートは、ポリ袋(220mm×95mm)に収容し、開口部をヒートシールした後、電子線滅菌処理を行った。
2 剥離シート
3、3a、5、7、14 透孔
4、11、12 スペーサーシート
6 吸水性素材固定シート
8 カバーシート
9 吸水性素材
10 小穴シート
13a、13b 切欠き部
Claims (5)
- 吸水性素材とシートの積層体からなるマルチウェルプレートであって、底面にボトムシートが剥離可能に設けられていると共に当該シートの積層体は複数の中空部を有し、各中空部はボトムシートを底面とする一つのウェルを形成し、各中空部には吸水性素材がボトムシートに接することなく保持されていることを特徴とする微生物、ファージ、DNA又は細胞の運搬・保管用マルチウェルプレート。
- (a)ボトムシート、(b)複数の透孔を有し、ボトムシートに貼着された剥離シート、(c)剥離シートの透孔に対応する位置に、剥離シートの透孔の径と略同じ径の透孔を有し、剥離シートに貼着されたスペーサーシート、(d)スペーサーシートの透孔に対応する位置に、スペーサーシートの透孔の径より小さな径の透孔を有し、スペーサーシートに貼着された吸水性素材固定シート、及び(e)吸水性素材固定シート上を覆うカバーシートが順次積層され、上記のスペーサーシートの透孔内に、吸水性素材が吸水性素材固定シートに貼着されて保持されていることからなる請求項1記載のマルチウェルプレート。
- (a)ボトムシート、(b)複数の透孔を有し、ボトムシートに貼着された剥離シート、(c)剥離シートの透孔に対応する位置に、剥離シートの透孔の径と略同じ径の透孔を有し、剥離シートに貼着された小穴シート、(d)小穴シートの透孔に対応する位置に、小穴シートの透孔の径より大きな径を有し、小穴シートに貼着されたスペーサーシート、(e)スペーサーシートの透孔に対応する位置に、スペーサーシートの透孔の径より小さな径の透孔を有し、スペーサーシートに貼着された吸水性素材固定シート、及び(f)吸水性素材固定シート上を覆うカバーシートが順次積層され、上記のスペーサーシートの透孔内に、吸水性素材が吸水性素材固定シートに貼着されて保持されていることからなる請求項1記載のマルチウェルプレート。
- ボトムシート、複数の透孔を有するスペーサーシート及びスペーサーシート上を覆うカバーシートが順次積層されてなり、スペーサーシートの各透孔には吸水性素材を保持する保持手段が設けられており、当該保持手段により各透孔に吸水性素材が保持されていることからなる請求項1記載のマルチウェルプレート。
- 包装容器に密封収容されている請求項1から4のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004050541A JP4764972B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-02-25 | マルチウェルプレート |
PCT/JP2004/018454 WO2005059090A2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-12-03 | マルチウェルプレート |
US10/581,493 US7682570B2 (en) | 2003-12-03 | 2004-12-03 | Multiwell plate |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003405263 | 2003-12-03 | ||
JP2003405263 | 2003-12-03 | ||
JP2004050541A JP4764972B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-02-25 | マルチウェルプレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005185272A JP2005185272A (ja) | 2005-07-14 |
JP4764972B2 true JP4764972B2 (ja) | 2011-09-07 |
Family
ID=34703261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004050541A Expired - Fee Related JP4764972B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-02-25 | マルチウェルプレート |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7682570B2 (ja) |
JP (1) | JP4764972B2 (ja) |
WO (1) | WO2005059090A2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325536A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Univ Of Tokushima | 微生物または生体分子の収容容器、およびその作成方法 |
US8759113B2 (en) * | 2008-10-31 | 2014-06-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Device for receiving a liquid and also device for applying liquids on sample carriers and method for this purpose |
WO2021212124A1 (en) * | 2020-04-17 | 2021-10-21 | Multiply Labs Inc. | System, method, and apparatus facilitating automated modular manufacture of cell therapy |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0746991B2 (ja) | 1986-10-27 | 1995-05-24 | 旭化成工業株式会社 | ウイルスの固定化方法 |
US5096676A (en) * | 1989-01-27 | 1992-03-17 | Mcpherson Alexander | Crystal growing apparatus |
JP3506263B2 (ja) * | 1993-10-21 | 2004-03-15 | 行雄 柳本 | 微生物保存剤 |
JPH09206062A (ja) * | 1996-02-06 | 1997-08-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 培養装置 |
JPH10257887A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-09-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 遺伝子解析装置および方法 |
US5958675A (en) * | 1997-04-18 | 1999-09-28 | 3M Innovative Properties Company | Method for detecting bacteria using bacteriophage, contrast-coloring dye and precipitable dye |
JP2002159284A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 試料保存用マルチウェルプレート |
JP2002218967A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-06 | Inst Of Physical & Chemical Res | 細胞培養容器 |
JP4461267B2 (ja) * | 2003-10-20 | 2010-05-12 | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 | マルチウェルプレート |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004050541A patent/JP4764972B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-12-03 US US10/581,493 patent/US7682570B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-12-03 WO PCT/JP2004/018454 patent/WO2005059090A2/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2005059090A3 (ja) | 2005-10-06 |
US20070258863A1 (en) | 2007-11-08 |
WO2005059090A2 (ja) | 2005-06-30 |
US7682570B2 (en) | 2010-03-23 |
JP2005185272A (ja) | 2005-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2620060B2 (ja) | 膜を介する細胞の同時培養用のローラ瓶及びそれを使用する細胞の同時培養方法 | |
US5858770A (en) | Cell culture plate with oxygen and carbon dioxide-permeable waterproof sealing membrane | |
JP5674953B2 (ja) | 細胞培養インサート | |
JP2573793B2 (ja) | 培養容器 | |
RU2426592C2 (ru) | Устройство для выращивания и транспортировки клеток | |
JP6910031B2 (ja) | 細胞・生体組織輸送用容器 | |
JP6816894B2 (ja) | 培養容器輸送用セットおよび細胞・生体組織輸送ユニット | |
EP0866120B1 (en) | Culture vessel assembly | |
JP4719892B2 (ja) | 微生物または生体分子の収容容器、並びにその作成方法及び使用方法 | |
EP3368649A1 (en) | Culture insert assembly and system for culture, transfer, and analysis | |
US20160053293A1 (en) | Multi-well sample testing apparatus and methods of sample testing using the same | |
JP2013526276A (ja) | 一体型パッケージを備えた生物指標 | |
JP4764972B2 (ja) | マルチウェルプレート | |
US5470743A (en) | Transmembrane cell culture device | |
JP2001299326A (ja) | 培養器 | |
JP6952973B2 (ja) | シート状生体組織の輸送用容器及びそれを用いた輸送方法 | |
JP4496318B2 (ja) | 超薄型マルチウェルプレートの製造法 | |
JP4461267B2 (ja) | マルチウェルプレート | |
JP2006262876A (ja) | 培養バッグ、培地保存方法および細胞培養方法 | |
JPH10201466A (ja) | バイオロジカルインジケーター | |
JP2007325536A (ja) | 微生物または生体分子の収容容器、およびその作成方法 | |
US6146883A (en) | Packing device for transporting confluent cell monolayers | |
JP2895924B2 (ja) | 使い捨て培養容器 | |
JP4634062B2 (ja) | 生体ホールドキット及び保管容器 | |
JP3725477B2 (ja) | 生物培養物の成長及び観察装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4764972 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |