JP4764580B2 - 仮設用水道管路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道本管の取替工事などに際して、一時的なバイパス管路を形成するのに用いる仮設用水道管路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような仮設用水道管路の構築には、主として、鋼管が使用されている。そして、この仮設管は通常、使い捨てで、一度使用しただけで廃棄処分される。しかし、このような使い捨て方式では、あまりにも不経済である為、ステンレス鋼管製として、再利用可能にした仮設管も一部で実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来のステンレス鋼管製のものでは、仮設工事時の乱暴な取扱いによって、管に凹みなどが生じ易く、再使用に対する寿命が短かいという欠点がある。その上、ステンレス鋼の場合、素材のリサイクル性が悪い為、資源の再利用ができない。更に、従来の仮設管では連結部の構造が複雑で、コストが嵩む上に、連結や分解時の作業性が悪いという問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑み、仮設配管時の作業性が良い上に、管に傷が付きにくくて、再使用の寿命が長く、また、リサイクルによる資源の再利用性にも優れた仮設用水道管路を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の仮設用水道管路の技術的手段は、管本体と、管本体の両端に連結された管端接続部と、突合せ状に配された管端接続部を外側から抱き込んで連結する接続具とからなり、管本体と管端接続部とは共にポリエチレン樹脂製で、バットフュージョン方式による融着接合で連結されており、また、管端接続部の先端外周には、接続具と掛り合うリング状の鍔が形成され、かつ、管端接続部の先端部は、肉厚が厚くなっており、更に、管端接続部の先端部には、リング状の防錆金属製ブッシュが埋め込まれ、このブッシュの外側には、抜け止め用のリング状の突起が形成されていて、この突起が管端接続部に食い込んでいることにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の仮設用水道管路の実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。本発明の仮設用水道管路は、図1に示されるように、管本体1と、その両端に連結された管端接続部2と、接続具10からなる。管本体1はポリエチレン樹脂製で、その管径や、長さ、更に肉厚などは自由である。また、管本体1には、通常の直管の他、異径管、エルボ、分水チーズなどの種々の形態のものが用意されていて、現場の状況に応じて、これらを適宜選択して組合せ、希望の管路を構築する。
【0008】
管端接続部2は、管本体1と同一材質で、ポリエチレン樹脂製である。この管端接続部2は、管本体1の端面にバットフュージョン方式(突合せ融着接合方式)による融着接合5で連結されている。管端接続部2の肉厚は、管本体1との連結端では、バットフュージョン接合の為、管本体の肉厚と合致させてあるが、反対側の先端部では、強度を高める為に、肉厚が厚くなっている。その上、この先端部には、接続具の締付けによって大きな力がかかる為、内面にリング状のブッシュ3を埋込んでいる。ブッシュ3の材質は、銅合金製やステンレス鋼管などの防錆金属製とするのが好ましい。なお、図示例では、ブッシュ3は接続部2の内面に沿うように設けているが、接続部3の肉内に埋込むように設けることも可能である。
【0009】
管端接続部2の先端部外面には、リング状の鍔4が形成されている。この鍔4には、図2に示されるように、接続具10が引掛り、抜け止め作用を果す。即ち、接続時には、両側の管端接続部2を、図示のように突き合せ状に配し、これを接続具10で外側から抱き込んで連結する。なお、接続具10の構成は自由であるが、実施例では、2つ割り構造で、合体状態でボルトによって締付け固定する形式のものを用いている。11は止水用のパッキンである。
【0010】
以上のように、仮設作業時には、管端接続部2の付いた管本体1を適宜並べて、これらを接続具10で連結しながら仮設管路を構築する。管本体1の種類を選択することによって、自由な形状に管路を構築でき、また接続具10を用いて連結する方式であるから、連結作業や分解作業が容易である。図3は構築した管路の1例である。
【0011】
本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、管本体1の種類、管端接続部2の構造、接続具10の構成などは自由である。
【0012】
【発明の効果】
本発明の仮設用水道管路は、管本体及び管端接続部がポリエチレン樹脂製であるから、耐久性に富み、仮設配管作業時の乱暴な取扱いによっても、管に傷みの出ることが少なく、再使用回数を増すことができ、経済的である。また、ポリエチレン樹脂製であるので、素材のリサイクルがほぼ100%可能で、資源節約に貢献できる。更に、本発明の仮設用水道管路は、接続や分解が簡単であるから、仮設配管時の作業能率の向上を図ることができる。
【0013】
また、本発明では、管端接続部の先端外周には、接続具と掛り合うリング状の鍔が形成されているので、接続作業時には、接続せんとする両側の管端接続具を突き合せ状に配し、これを接続具で外側から抱き込んで連結できる。従って、連結作業は極めて簡単である。更に、管端接続部の先端部の肉厚が厚くなっていて、強度に富むので、接続具によって締め付けられた時でも、管が潰れるようなことはなく、接続後の結合強度も高くて、強固な仮設配管路を構築できる。
【0014】
更に、本発明では、管端接続部の先端部に金属製のブッシュが埋め込まれているので、先端部の強度を一層強くすることができる。即ち、ブッシュの使用目的は、接続具による締付や、管の引っ張りなどによる、管端接続部の縮径変形の阻止である。水漏れ防止ではないから、簡単な構造のものでよい。ブッシュの抜け出し防止のためには、ブッシュの外側に、抜け止め用のリング状の突起が形成されていればよい。従って、ブッシュの形状は簡単となり、製作コストが安価になる。その上、ブッシュは、管端接続部に一体成形されていて、現場で取り付けるものではないので、接続施工作業の労力と時間との短縮を図ることができる。また、リサイクルの点でも、優れていて、管端接続部に傷が付いた時には、融着接合部から切断し、加熱してブツシュだけを抜取り、このブッシュを利用して、再度、管端接続部を製作し、管本体に融着できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮設用水道管路の実施例の管端部の半断面図。
【図2】接続状態を示す断面図。
【図3】構築管路の1例を示す図。
【符号の説明】
1 管本体
2 管端接続部
3 ブッシュ
4 鍔
5 融着接合部
10 接続具
11 止水用パッキン
Claims (1)
- 管本体と、管本体の両端に連結された管端接続部と、突合せ状に配された管端接続部を外側から抱き込んで連結する接続具とからなり、
管本体と管端接続部とは共にポリエチレン樹脂製で、バットフュージョン方式による融着接合で連結されており、
また、管端接続部の先端外周には、接続具と掛り合う、リング状の鍔が形成され、
かつ、管端接続部の先端部は、肉厚が厚くなっており、
更に、管端接続部の先端部には、リング状の防錆金属製ブッシュが埋め込まれ、
このブッシュの外側には、抜け止め用のリング状の突起が形成されていて、この突起が管端接続部に食い込んでいる仮設用水道管路。
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