JP7117086B2 - 樹脂管接続構造、および樹脂管接続方法 - Google Patents

樹脂管接続構造、および樹脂管接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、給水、冷却水、排水等の様々な配管に適用される樹脂管を接続する樹脂管接続構造および樹脂管接続方法に関する。
例えば建物内の給水管として敷設されるステンレス管を接続する際には、例えば、特許文献1に示すような継手構造が用いられる。
このような継手構造では、接続する対向したパイプの両管端部にガスケットを嵌め、その上から両端部を包囲かつ狭持する一対の接合部材を被せ、ボルト・ナットによる締め付け手段で密閉することにより2つのパイプが接続される。また、継手構造には、離脱防止機能として管端の外周に円周方向にのびる溝が形成されている。
一方で、耐腐食性や耐震性、軽量化による施工性の観点から、近年は樹脂管が広く用いられ始めている。このような樹脂管を現場で接合する場合には、2本の樹脂管の接合側端部を電熱ヒーターによって溶融してから圧接して融着する、いわゆるバット融着によって行われるか、あるいは、内部に電熱ヒーターを備えた電機融着継手を用いることによって行われるのが一般的である。
特開2012-137191号公報
しかしながら、これらの接合方法は手間と時間がかかるという問題がある。
一方で、特許文献1のような継手構造を樹脂管に適用とする場合、内水圧による負荷がかかると同時に樹脂管が変形するため、溝による離脱防止機能が低減し、結果として脱管が生じる可能性がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑みて、強度を担保し且つ施工性に優れた樹脂管接続構造および樹脂管接続方法を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の発明にかかる樹脂管接続構造は、2つの樹脂管と、接続部材と、を備える。2つの樹脂管は、熱可塑性樹脂を含む材料で形成されている。接続部材は、2つの樹脂管を、各々の端が互いに対向した状態で接続する。2つの樹脂管のうち少なくとも一方の樹脂管は、端から樹脂管の軸方向に沿って所定距離の位置に形成された突き合わせ融着断面を有する。樹脂管の外径をDとし、所定距離をLとしたとき、(L/D)<4を満たす。
ここで、突き合わせ融着断面にはビードが生じ、ビード部分は肉厚であるため他の部分と比較して変形が生じ難くなる。
そのため、突き合わせ融着断面の形成位置を上記範囲に形成することで、肉厚なビード部分が上記範囲に形成されることになり、内水圧がかかった場合にも樹脂管の端部の変形を抑制することができ、十分な対水圧性能を確保し、強度を担保することができる。
また、予め工場内において、樹脂管を切断して突き合わせ融着を用いて樹脂管を所定の長さに調整しておくことにより、接続部材を用いるだけで2つの樹脂管を接続することができる。そのため、現場において、バット融着や電気融着継手を用いた接合を行う必要がなく、施工性に優れる。
また、樹脂管であるため、ステンレス管に比べて軽量であり施工を行い易い。
第2の発明にかかる樹脂管接続構造は、第1の発明にかかる樹脂管接続構造であって、各々の樹脂管は、端の近傍に周方向に沿って形成された溝を有する。接続部材は、溝に嵌る突部を有する。突き合わせ融着断面を有する樹脂管において、溝は、端と突き合わせ融着断面の間に形成されている。
このような構成により、樹脂管が接続部材から離脱することを抑制する機能が発揮される。また、内水圧がかかったときの樹脂管の端部の変形を抑制できるため、上述のような離脱防止機能の低減が抑制される。
第3の発明にかかる樹脂管接続構造は、第1または2の発明にかかる樹脂管接続構造であって、熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。
これにより、突き合わせ融着を行い易い。また、強度、寸法安定性および高温での伸びを高めることができる。
第4の発明にかかる樹脂管接続構造は、第1~3のいずれかの発明にかかる樹脂管接続構造であって、熱可塑性樹脂は、ポリエチレンである。
これにより、多層管材の強度、寸法安定性および高温での伸びをより一層効果的に高めることができる。
また、これにより、可撓性、耐久性、耐薬品性などを向上することができる。
第5の発明にかかる樹脂管接続構造は、第2の発明にかかる樹脂管接続構造であって、接続部材は、一対の挟持部材と、締結部とを有する。一対の挟持部材は、突部を含み、2つの樹脂管の端近傍を外周から挟み込む。締結部は、外周を挟み込む力を調整可能に、一対の挟持部材を締結する。
これにより、2つの樹脂管の端を挟持部材で挟みこむように締結部を用いて挟持部材同士を締結するだけで、2つの樹脂管同士を接続することができるため、施工性に優れる。
第6の発明にかかる樹脂管接続方法は、熱可塑性樹脂を含む材料で形成された2つの樹脂管を接続する樹脂管接続方法であって、融着工程と、接続工程とを備える。融着工程は、突き合わせ融着を行うことによって、接続される2つの樹脂管のうち少なくとも一方の樹脂管を形成する。接続工程は、2つの樹脂管を、各々の端が互いに対向した状態で接続部材を用いて接続する。融着工程では、樹脂管に突き合わせ融着断面が形成される。突き合わせ融着断面が形成された樹脂管の外径をDとし、端から突き合わせ融着断面までの樹脂管に沿った距離をLとしたとき、(L/D)<4を満たす。
ここで、突き合わせ融着断面にはビードが生じ、ビード部分は肉厚であるため他の部分と比較して変形が生じ難くなる。
そのため、突き合わせ融着断面の形成位置を上記範囲に形成することで、肉厚なビード部分が上記範囲に形成されることになり、内水圧がかかった場合にも樹脂管の端部の変形を抑制することができ、十分な対水圧性能を確保し、強度を担保することができる。
また、予め工場内において、樹脂管を切断して突き合わせ融着を用いて樹脂管を所定の長さに調整しておくことにより、接続部材を用いるだけで2つの樹脂管を接続することができる。そのため、現場において、バット融着や電気融着継手を用いた接合を行う必要がなく、施工性に優れる。
また、樹脂管であるため、ステンレス管に比べて軽量であり施工を行い易い。
本発明によれば、強度を担保し且つ施工性に優れた樹脂管接続構造および樹脂管接続方法を提供することができる。
本発明にかかる実施の形態の樹脂パイプ接続構造の斜視図。 図1の樹脂パイプ接続構造の分解斜視図。 図1の樹脂パイプ接続構造の断面図。 (a)、(b)突き合わせ融着断面が形成されていない樹脂パイプ接続構造の水圧負荷時の変形を示す断面図。 本発明にかかる実施の形態の樹脂パイプ接続方法を示すフロー図。 (a)~(c)図5の樹脂パイプ接続方法を説明するための斜視図。 本実施例に用いた樹脂パイプ接続構造と実験設備を示す図。 実施例1~実施例4および比較例1の条件ならびに実験結果を示す図。
以下、本発明に係る実施の形態における樹脂パイプ接続構造および樹脂パイプ接続方法について図面を参照しながら説明する。
<1.構成>
図1は、本発明にかかる実施の形態の樹脂パイプ接続構造10の斜視図である。図2は、図1の樹脂パイプ接続構造10の分解斜視図である。図3は、樹脂パイプ接続構造10の断面図である。なお、図3では、樹脂パイプ接続構造10のうち中心軸Oを基準とする半分の断面構造が示されている。樹脂パイプ接続構造10は、第1樹脂パイプ11と第2樹脂パイプ12を接続する構造である。樹脂パイプ接続構造10は、第1樹脂パイプ11と、第2樹脂パイプ12と、継手13と、を備える。
(1-1.第1樹脂パイプ、第2樹脂パイプ)
(1-1-1.材料)
第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12は、樹脂で形成されている。本実施の形態では、熱可塑性樹脂のポリエチレンが用いられている。なお、熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えば、オレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂などを用いることができる。
また、ポリオレフィン系樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン-酢酸ビニル共重合体及びエチレン-α-オレフィン共重合体などを用いることができる。なお、多層管材の強度、寸法安定性及び高温での伸びをより一層効果的に高める観点からは、ポリエチレン又はポリプロピレンが好ましく、ポリエチレンがより好ましい。
また、上記ポリエチレン(PE)としては、LDPE、LLDPE及びHDPE等が挙げられる。多層管材の強度をより一層効果的に高める観点からは、HDPEがより好ましい。
なお、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12は、樹脂で形成されており、樹脂には熱可塑性樹脂を用いていると述べたが、厳密に熱可塑性樹脂のみで形成されていなくてもよい。第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12は、熱可塑性樹脂を含む樹脂で形成されていてもよいし、さらに樹脂以外の成分が含まれていても良く、要するに、熱可塑性樹脂を少なくとも含む材料で形成されておりさえすればよい。必要に応じて、架橋剤、銅害防止剤、滑剤、光安定剤及び顔料等の添加剤を含んでいてもよい。
(架橋剤)
架橋剤としては、有機過酸化物等が挙げられる。ポリオレフィン系樹脂組成物は、有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、及び2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキシン等が挙げられる。架橋剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
有機過酸化物の使用量は特に限定されない。有機過酸化物を用いる場合に、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、有機酸化物の含有量は、好ましくは0.01重量部以上、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下である。
(滑剤)
滑剤としては特に限定されず、例えば、フッ素系滑剤、パラフィンワックス系滑剤及びステアリン酸系滑剤等が挙げられる。滑剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
滑剤の使用量は特に限定されない。ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、滑剤の含有量は好ましくは0.01重量部以上、好ましくは3重量部以下である。
(安定剤)
光安定剤としては特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系及びシアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、並びにヒンダードアミン系の光安定剤等が挙げられる。光安定剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(顔料)
顔料としては特に限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系及び染料レーキ系等の有機顔料、並びに酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物-セレン化物系及びフェロシアン化物系等の無機顔料等が挙げられる。顔料は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(1-1-2.構造) 第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12は、バット融着を用いて工場などによって予め所定の長さに調整されている。長さの調整については後述する。
第1樹脂パイプ11は、図2及び図3に示すように、端11aの近傍に周方向に沿って一周にわたって形成された溝11bを有している。また、第1樹脂パイプ11は、第2樹脂パイプ12側の端11aから第1樹脂パイプ11の軸O方向に沿って所定距離の位置にバット融着によって形成される突き合わせ融着断面11cを有している。溝11bは、端11aと突き合わせ融着断面11cの間に形成されている。樹脂パイプ11の突き合わせ融着断面11cには、図3に示すように、ビード11dが形成されている。図3に示す軸Oは、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の中心軸を示している。
詳細には、ビード11dは、樹脂パイプ11の突き合わせ融着断面11cにおける内周側と外周側に形成されている。これにより、樹脂パイプ11の突き合わせ融着断面11cにおける肉厚が他の部分よりも見かけ上厚くなっている。なお、図3に示すように、第1樹脂パイプ11の端11aと突き合わせ融着断面11cとの間の部分を端部11eとする。また、第1樹脂パイプ11のうち突き合わせ融着によって端部11eと接合されている部分を本体部11fとする。
第1樹脂パイプ11の外径をD1とし、端11aから突き合わせ融着断面11cまでの距離をL1とすると、外径D1に対する距離L1の比率R1(=L1/D1)は、R1<4を満たしている。
第2樹脂パイプ12は、図2および図3に示すように、端12aの近傍に周方向に沿って一周にわたって形成された溝12bを有している。また、第2樹脂パイプ12は、第1樹脂パイプ11側の端12aから第2樹脂パイプ12の軸Oの方向に沿って所定距離L2の位置にバット融着によって形成される突き合わせ融着断面12cを有している。溝12bは、端12aと突き合わせ融着断面12cの間に形成されている。第2樹脂パイプ12の突き合わせ融着断面12cには、図3に示すように、ビード12dが形成されている。
詳細には、ビード12dは、端部11eが樹脂パイプ12の突き合わせ融着断面12cにおける内周側と外周側に形成されている。これにより、樹脂パイプ12の突き合わせ融着断面12cにおける肉厚が他の部分よりも見かけ上厚くなっている。なお、図3に示すように、第2樹脂パイプ12の端12aと突き合わせ融着断面12cとの間の部分を端部12eとする。また、第2樹脂パイプ12のうち突き合わせ融着によって端部12eと接合されている部分を本体部12fとする。
第2樹脂パイプ12の外径をD2とし、端12aから突き合わせ融着断面12cまでの距離をL2とすると、外径D2に対する距離L2の比率R2(=L2/D2)は、R2<4を満たしている。
本実施の形態では、第1樹脂パイプ11と第2樹脂パイプ12は、同径(D1=D2)であり、L1=L2に設定されているが、これに限られるものではない。
(1-2.継手)
継手13は、第1樹脂パイプ11と第2樹脂パイプ12との間を接続する、継手13は、図1に示すように、第1挟持部材21と、第2挟持部材22と、第1締結部23と、第2締結部24と、ゴムリング25(図2参照)とを有する。
第1挟持部材21は、図3に示すように、略半円環状の部材である環状部31と、環状部31の両端に形成された締結部32とを有する。また、図3に示すように、第1挟持部材21の環状部31は、周方向に沿って形成された外周部33と、外周部33の軸Oの方向における両端から中心軸O側に向かって突出して形成された突部34によって形成されている。2つの突部34は、溝11bと溝12bに嵌め込まれている。各々の締結部32には、貫通孔32aが形成されており、貫通孔32aには後述するボルト50が挿通される。
第2挟持部材22は、図2に示すように、略半円環状の部材である環状部41と、環状部41の両端に形成された締結部42とを有する。また、図2に示すように、第2挟持部材22の環状部41は、周方向に沿って形成された外周部43と、外周部43の軸Oの方向における両端から中心軸O側に向かって突出して形成された突部44によって形成されている。2つの突部44は、溝11bと溝12bに嵌め込まれている。各々の締結部42には、貫通孔が形成されており、貫通孔には後述するボルト50が挿通される。
図2に示すように、第1挟持部材21と第2挟持部材22は、突部34と突部44が第1樹脂パイプ11の溝11bと第2樹脂パイプ12の溝12bに嵌るように、第1樹脂パイプ11の端11aおよび第2樹脂パイプ12の端12aを挟み込む。
第1挟持部材21と第2挟持部材22で第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を挟み込んだ状態において、締結部32と締結部42はそれぞれ対向して配置される。
第1締結部23は、一方の締結部32と締結部42を連結し、第2締結部24は、他方の締結部32と締結部42を連結する。第1締結部23および第2締結部24の各々は、ボルト50、ワッシャ51、締め忘れ防止具52、ナット53を有する。
ボルト50は、第2挟持部材22の貫通孔に下方から挿入され、第1挟持部材21の貫通孔32aを挿通する。第1挟持部材21の締結部32には、貫通孔32aと対応するようにワッシャ51と、締め忘れ防止具52が配置されている。締め忘れ防止具52の上側からナット53がボルト50に挿入されており、第1挟持部材21と第2挟持部材22が連結されている。ナット53の締め付けを調整することにより、第1挟持部材21と第2挟持部材22によって第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を締め付ける力を調整することができる。なお、図2では、ボルト50、ワッシャ51、締め忘れ防止具52、およびナット53は、一方の締結部32、42にのみ図示されているが、図1に示すように、他方の締結部32、42にも設けられる。
ゴムリング25は、第1樹脂パイプ11と第2樹脂パイプ12の間を封止する。ゴムリング25は、第1樹脂パイプ11の端11aおよび第2樹脂パイプ12の端12aの外周側であって、第1挟持部材21の環状部31と第2挟持部材22の環状部31の内側に配置されている。
<2.内水圧による樹脂パイプの変形>
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10の作用効果を説明するために、突き合わせ融着断面11c、12cが形成されていない構成の樹脂パイプ接続構造100において内水圧がかかった際の樹脂パイプの変形について図4を用いて説明する。図4(a)は、樹脂パイプ接続構造100の断面図である。図4(a)では、本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10と異なり、突き合わせ融着断面11cが形成されていない第1樹脂パイプ111と突き合わせ融着断面12cが形成されていない第2樹脂パイプ112が用いられている。なお、本実施の形態と同様に、第1樹脂パイプ111には溝部111bが形成されており、第2樹脂パイプ112には溝部112bが形成されている。また、本実施の形態と同様の継手13が設けられている。
図4(b)に示すように、樹脂パイプ接続構造100に内水圧(矢印A参照)がかかると、突部34、44による第1樹脂パイプ111および第2樹脂パイプ112の押圧部分(溝部111b、111c)を支点にして第1樹脂パイプ111の端111aと第2樹脂パイプ112の端112aが内側に移動する(矢印B参照)。このため、継手13の突部34、44から溝部111b、111cが離脱する可能性が生じる。
一方、本実施の形態では、図3に示すように、突部34、44による第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の押圧部分(溝11b、12b)の近傍であって、押圧部分よりも外側(端11a、12aの反対側)に突き合わせ融着断面11c、12cが形成されている。これら突き合わせ融着断面11c、12cではビード11d、12dにより見かけ上パイプの肉厚が厚くなっているため、内水圧によって押圧部分(溝11b、12b)を支点とした樹脂パイプの変形が抑制される。これにより継手13で第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を接続した場合であっても強度を確保することが可能となる。
<3.樹脂パイプ接続方法>
次に、本発明にかかる実施の形態における樹脂パイプ接続方法について説明する。
図5は、本実施の形態の樹脂パイプ接続方法を示すフロー図である。図6(a)~図6(c)は、以下のステップS10~S12を説明するための図である。
ステップS10において、所望の長さにするために樹脂パイプが切断される。図6(a)に示すように、所望の長さに調整するために第1樹脂パイプ11´が位置P1、P2で切断され、図6(b)に示すように端部11eと本体部11fが作成される。また、所望の長さに調整するために第2樹脂パイプ12´が位置P3、P4で切断され、図6(b)に示すように端部12eと本体部12fが作成される。
次に、ステップS11において、図6(c)に示すように、端部11eと本体部11fをバット融着して第1樹脂パイプ11が作成される。同様に、端部12eと本体部12fをバット融着して第2樹脂パイプ12が作成される。
次に、ステップS12において、第1樹脂パイプ11の端11aがゴムリング25に挿入され、その反対側から、第2樹脂パイプ12の端12aがゴムリング25に挿入される。
次に、ステップS13において、ゴムリング25の外周側に継手13が取り付けられ、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12が接続される。詳しくは、第1樹脂パイプ11の溝11bおよび第2樹脂パイプ12の溝12bに、突部34および突部44を嵌めるように第1挟持部材21と第2挟持部材22で第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12が挟持される。そして、第1挟持部材21と第2挟持部材22が、ボルト50およびナット53によって2箇所で締結される。
以上により、2つの樹脂パイプを接続することができる。なお、上記ステップS10およびステップS11は、工場内で行うほうが好ましく、上記ステップS12、S13については、工場内で行っても現場で行ってもよい。
<4.実施例>
次に、本実施の形態について実施例を用いて詳しく説明する。
図7は、本実施例に用いた樹脂パイプ接続構造10と実験設備を示す図である。図7に示すように、樹脂パイプ接続構造10の第1樹脂パイプ11にバルブ61を介して水圧ポンプ62が接続されている。また、第2樹脂パイプ12はバルブ63に接続されている。また、バルブ61とバルブ63の間の水圧を計測する圧力ゲージ64が配置されている。
本実施例では、第1樹脂パイプ11の外径D1と第2樹脂パイプ12の外径D2は等しく設定されている。本実施例では、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の外径をDと示す。また、第1樹脂パイプ11における距離L1および第2樹脂パイプ12の距離L2は等しく設定されている。本実施例では、第1樹脂パイプ11における端11aから突き合わせ融着断面11cまでの距離と、第2樹脂パイプ12における端12aから突き合わせ融着断面12cまでの距離をLと示す。
図8に実施例1~実施例4および比較例1の条件ならびに実験結果を示す。
実施例1では、呼び径50Aのパイプ外径Dが60mm、距離Lが70mmに設定され、R=L/D=1.1667である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。
実施例2では、呼び径50Aのパイプ外径Dが60mm、距離Lが230mmに設定され、R=L/D=3.833である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。 実施例3では、呼び径100Aのパイプ外径Dが114mm、距離Lが100mmに設定され、R=L/D=0.87719である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。
実施例4では、呼び径100Aのパイプ外径Dが114mm、距離Lが230mmに設定され、R=L/D=2.018である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。 実施例5では、呼び径150Aのパイプ外径Dが165mm、距離Lが120mmに設定され、R=L/D=0.72727である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。
実施例6では、呼び径200Aのパイプ外径Dが216mm、距離Lが150mmに設定され、R=L/D=0.69444である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、水漏れ等が発生せず、試験結果が良好であった。
一方、比較例1として、呼び径100Aのパイプ外径Dが114mm、距離Lが500mmに設定され、R=L/D=4.38596である樹脂パイプ接続構造を用いて水圧4MPaで試験を行った。この場合、昇圧中に水漏れ等が発生し、試験結果が不良であった。
以上の結果から、R=(L/D)<4の場合に、良好な水圧試験の結果を得られることがわかる。
<5.主な特徴等>
(5-1)
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10(樹脂管接続構造の一例)は、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12(2つの樹脂管の一例)と、継手13(接続部材の一例)と、を備える。第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12は、熱可塑性樹脂を含む材料で形成されている。継手13は、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を、各々の端11a、12aが互いに対向した状態で接続する。第1樹脂パイプ11は、端11aから第1樹脂パイプ11の軸O方向に沿って所定距離の位置に形成された突き合わせ融着断面11cを有する。第1樹脂パイプ11の外径をD1(外径Dの一例)とし、所定距離をL1(所定距離Lの一例)としたとき、(L1/D1)<4を満たす。第2樹脂パイプ12は、端12aから第2樹脂パイプ12の軸O方向に沿って所定距離の位置に形成された突き合わせ融着断面12cを有する。第2樹脂パイプ12の外径をD2(外径Dの一例)とし、所定距離をL2(所定距離Lの一例)としたとき、(L2/D2)<4を満たす。
ここで、突き合わせ融着断面11c、12cにはビード11d、12dが生じ、ビード部分は肉厚であるため他の部分と比較して変形が生じなくなる。
そのため、突き合わせ融着断面11c、12cの形成位置を上記範囲に形成することで、肉厚なビード部分も上記範囲に形成されることになり、図3に示すように、内水圧がかかった場合にも第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の端部11e、12eの変形を抑制することができ、十分な対水圧性能を確保し、強度を担保することができる。
また、予め工場内において、樹脂パイプを切断して突き合わせ融着(バット融着)を用いて樹脂パイプを所定の長さに調整しておくことにより、継手13を用いるだけで2つの樹脂パイプを接続することができる。そのため、現場において、バット融着や電気融着継手を用いた接合を行う必要がなく、施工性に優れる。
また、樹脂パイプであるため、ステンレス管に比べて軽量であり施工を行い易い。
(5-2)
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10では、第1樹脂パイプ11は、端11aの近傍に周方向に沿って形成された溝11bを有する。第2樹脂パイプ12は、端12aの近傍に周方向に沿って形成された溝12bを有する。継手13(接続部材の一例)は、溝11b、12bに嵌る突部34、44を有する。突き合わせ融着断面11cを有する第1樹脂パイプ11において、溝11bは、端11aと突き合わせ融着断面11cの間に形成されている。突き合わせ融着断面12cを有する第2樹脂パイプ12において、溝12bは、端12aと突き合わせ融着断面12cの間に形成されている。
このような構成により、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12が継手13から離脱することを抑制する機能が発揮される。また、上記のように内水圧がかかったときの第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の端部11e、12eの変形を抑制できるため、離脱防止機能の低減が抑制される。
(5-3)
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10では、熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。
これにより、突き合わせ融着を行い易い。また、強度、寸法安定性および高温での伸びを高めることができる。
(5-4)
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10では、熱可塑性樹脂は、ポリエチレンである。
これにより、多層管材の強度、寸法安定性および高温での伸びをより一層効果的に高めることができる。
また、これにより、可撓性、耐久性、耐薬品性などを向上することができる。
(5-5)
本実施の形態の樹脂パイプ接続構造10では、継手13(接続部材の一例)は、第1挟持部材21および第2挟持部材22(一対の挟持部材の一例)と、第1締結部23および第2締結部24(締結部の一例)とを有する。第1挟持部材21および第2挟持部材22は、突部34、44を含み、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の端11a、12a近傍を外周から挟み込む。第1締結部23および第2締結部24は、外周を挟み込む力を調整可能に、第1挟持部材21および第2挟持部材22を連結する。
これにより、2つの第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の端11a、12aを第1挟持部材21および第2挟持部材22で挟みこむように第1締結部23および第2連結ぶ24を用いて第1挟持部材21および第2挟持部材22同士を締結するだけで、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12同士を接続することができるため、施工性に優れる。
(5-6)
本実施の形態の樹脂パイプ接続方法(樹脂管接続方法の一例)は、熱可塑性樹脂を含む材料で形成された第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12(2つの樹脂パイプの一例)を接続する樹脂パイプ接続方法であって、ステップS11(融着工程の一例)と、ステップS12およびS13(接続工程の一例)と、を備える。ステップS11(融着工程の一例)は、突き合わせ融着を行うことによって、接続される第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を形成する。ステップS12およびS13(接続工程の一例)は、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12を、各々の端11a、12aが互いに対向した状態で継手13(接続部材の一例)を用いて接続する。ステップS11(融着工程の一例)では、第1樹脂パイプ11に突き合わせ融着断面11cが形成され、第2樹脂パイプ12に突き合わせ融着断面12cが形成される。突き合わせ融着断面11cが形成された第1樹脂パイプ11の外径をD1(外径Dの一例)とし、端11aから突き合わせ融着断面11cまでの第1樹脂パイプ11に沿った距離をL1(距離Lの一例)としたとき、(L1/D1)<4を満たす。突き合わせ融着断面12cが形成された第2樹脂パイプ12の外径をD2(外径Dの一例)とし、端12aから突き合わせ融着断面12cまでの第2樹脂パイプ12に沿った距離をL2(距離Lの一例)としたとき、(L2/D2)<4を満たす。
ここで、突き合わせ融着断面11c、12cにはビード11d、12dが生じ、ビード部分は肉厚であるため他の部分と比較して変形が生じなくなる。
そのため、突き合わせ融着断面11c、12cの形成位置を上記範囲に形成することで、肉厚なビード部分も上記範囲に形成されることになり、図3に示すように、内水圧がかかった場合にも第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の端部11e、12eの変形を抑制することができ、十分な対水圧性能を確保し、強度を担保することができる。
また、予め工場内において、樹脂パイプを切断して突き合わせ融着(バット融着)を用いて樹脂パイプを所定の長さに調整しておくことにより、継手13を用いるだけで2つの樹脂パイプを接続することができる。そのため、現場において、バット融着や電気融着継手を用いた接合を行う必要がなく、施工性に優れる。
また、樹脂パイプであるため、ステンレス管に比べて軽量であり施工を行い易い。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の双方に突き合わせ融着断面11c、12cが形成されているが、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12の双方に形成されず、いずれか一方にのみ突き合わせ融着断面が形成されていてもよい。
(B)
上記実施の形態における第1樹脂パイプ11の外径D1と第2樹脂パイプ12の外径D2は、同じであっても異なっていてもよい。
また、上記実施の形態における第1樹脂パイプ11の端11aから突き合わせ融着断面11cまでの距離L1と、第2樹脂パイプ12の端12aから突き合わせ融着断面12cまでの距離L2は同じであっても異なっていてもよい。
また、上記実施の形態における第1樹脂パイプ11のR1(=L1/D1)と、第2樹脂パイプ12のR2(=L2/D2)は同じであっても異なっていてもよく、D1=D2の場合でR1とR2が異なっていてもよく、L1=L2の場合でR1とR2が異なっていてもよい。
(C)
上記実施の形態では、第1樹脂パイプ11および第2樹脂パイプ12のそれぞれに溝11b、12bが形成されているが、溝11b、12bが形成されておらず、第1挟持部材21および第2挟持部材22によって押圧されるだけでもよい。
(D)
上記実施の形態では、第1挟持部材21および第2挟持部材22は、各々の両端において第1締結部23および第2締結部24によって連結されているが、第1締結部23のみが設けられていてもよい。例えば、第2締結部24側の第1挟持部材21と第2挟持部材22の端同士がヒンジ等によって回動可能に連結されており、第1締結部23のみが設けられていてもよい。
(E)
上記実施の形態では、第1締結部23および第2締結部24として、ボルト50、ワッシャ51、締め忘れ防止具52、およびナット53が用いられているが、この構成に限られるものではなく、第1挟持部材21と第2挟持部材22とを締結できさえすればよい。
本発明の樹脂パイプ接続構造および樹脂パイプ接続方法は、強度を担保し且つ施工性に優れた効果を発揮し、特に現場における施工性に優れるものである。
10 樹脂パイプ接続構造
11 第1樹脂パイプ(樹脂管の一例)
11a、12a 端
11c、12c 突き合わせ融着断面
12 第2樹脂パイプ(樹脂管の一例)
13 継手(接続部材の一例)

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂を含む材料で形成された2つの樹脂管と、
    2つの前記樹脂管を、各々の端が互いに対向した状態で接続する接続部材と、を備え、
    2つの前記樹脂管の各々は、前記端から前記樹脂管の軸方向に沿って所定距離の位置に形成された突き合わせ融着断面を有し、
    前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレンであり、
    各々の前記樹脂管の前記端における外径および内径は、前記樹脂管の前記融着断面を基準にして前記端とは反対側の本体部の外径および内径と同じであり、
    各々の前記樹脂管の外径をDとし、前記所定距離をLとしたとき、0.694≦(L/D)≦3.833を満たし、
    各々の前記樹脂管は、前記端の近傍に周方向に沿って形成された溝を有し、
    前記接続部材は、各々の前記溝に嵌る突部を有し、
    前記突き合わせ融着断面を有する各々の前記樹脂管において、前記溝は、前記端と前記突き合わせ融着断面の間に形成されており、
    前記接続部材は、前記突部を前記溝に嵌めて、2つの前記樹脂管の端近傍を外周から挟み込むことによって、2つの前記樹脂管を接続する、
    樹脂管接続構造。
  2. 前記接続部材は、
    前記突部を含み、2つの前記樹脂管の端近傍を外周から挟み込む一対の挟持部材と、
    前記外周を挟み込む力を調整可能に、一対の前記挟持部材を締結する締結部と、
    を有する、
    請求項1に記載の樹脂管接続構造。
  3. 熱可塑性樹脂を含む材料で形成された2つの樹脂管を接続する樹脂管接続方法であって、
    前記樹脂管を切断し、本体部と端部をそれぞれ形成する切断工程と、
    各々の前記樹脂管について、前記本体部と前記端部の突き合わせ融着を行う突き合わせ融着工程と、
    突き合わせ融着を行った2つの前記樹脂管を、各々の前記端部の前記本体部とは反対側の端が互いに対向した状態で接続部材を用いて接続する接続工程と、を備え、
    前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレンであり、
    前記突き合わせ融着工程では、各々の前記樹脂管に突き合わせ融着断面が形成され、
    前記突き合わせ融着断面が形成された各々の前記樹脂管について、外径をDとし、前記端から前記突き合わせ融着断面までの前記樹脂管の軸方向に沿った距離をLとしたとき、0.694≦(L/D)≦3.833を満たし、
    各々の前記樹脂管の前記端における外径および内径は、前記本体部の外径および内径と同じであり、
    各々の前記樹脂管は、前記端の近傍に周方向に沿って形成された溝を有し、
    前記接続部材は、各々の前記溝に嵌る突部を有し、
    前記突き合わせ融着断面を有する各々の前記樹脂管において、前記溝は、前記端と前記突き合わせ融着断面の間に形成されており、
    前記接続部材は、前記突部を前記溝に嵌めて、2つの前記樹脂管の端近傍を外周から挟み込むことによって、2つの前記樹脂管を接続する、
    樹脂管接続方法。
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