JPH10103569A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH10103569A
JPH10103569A JP25309296A JP25309296A JPH10103569A JP H10103569 A JPH10103569 A JP H10103569A JP 25309296 A JP25309296 A JP 25309296A JP 25309296 A JP25309296 A JP 25309296A JP H10103569 A JPH10103569 A JP H10103569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
pipe joint
resin
inner peripheral
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP25309296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamashita
忠雄 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP25309296A priority Critical patent/JPH10103569A/ja
Publication of JPH10103569A publication Critical patent/JPH10103569A/ja
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の圧力を受けたり、過度の締付けトルク
が作用してもソケットが空回りすることなく、漏水の発
生がない管継手を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製の管継手本体11の一端側の
受口11aの内周面に沿って、内周に雌ネジ13aが設
けられた金属製の円筒状のソケット13がインサート成
形されてなる管継手10であって、上記ソケット13の
奥端の外周側と内周側との間に凹部13Aが形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水栓等の接続に
用いられる合成樹脂製の管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体の受口に金属製のソケットが
インサート成形されてなる塩化ビニル樹脂等の合成樹脂
製の管継手の構造は、図3に示すようになっている。即
ち、受口100の内周面に沿って、内周に雌ネジ210
が設けられた円筒状のソケット200がインサートされ
て構成されている。インサート成形される上記ソケット
200の奥端内周側の端面220は、軸芯方向に対して
ほぼ直交方向に設けられた構造となっている(実開昭5
0−3295号公報 参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の管継手の構造においては、ソケット200
の奥側端面220(インサート成形により樹脂と当接状
態にある)が、軸芯方向と直角に形成されているので、
流体の圧力や熱影響等を受けた場合、当接面に隙間が生
じ、ここより内部流体が浸入してゆき、ソケット200
の外周面を伝って外部への漏水するといった問題があ
る。
【0004】又、上記ソケット200の奥端の外周側に
は突出部230が設けられ、周囲の樹脂との密着面を増
大させるように配慮されているが、給水栓等の接続時
に、過度の締付けトルクがかかった場合、ソケット20
0の外周面の樹脂との密着が剥がれ、ソケット200が
空回りすることになり、上記同様に外部への漏水が発生
するといった問題がある。
【0005】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、流体の圧力を受けたり、過度の
締付けトルクが作用してもソケットが空回りすることな
く、漏水の発生がない管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
管継手においては、合成樹脂製の管継手本体の一端側の
受口の内周面に沿って、内周に雌ネジが設けられた金属
製の円筒状のソケットがインサート成形されてなる管継
手であって、上記ソケットの奥端の外周側と内周側との
間に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明の管継手において
は、請求項1記載の本発明の管継手の凹部の内周側内面
が傾斜面により形成されていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の本発明の管継手において
は、請求項2記載の本発明の管継手の外側突出部に樹脂
が充填される貫通孔が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の本発明の管継手においては、ソケッ
トの奥端の外周側と内周側との間に凹部が形成されてい
るので、内部の流体の圧力を受け、ソケットの内周面が
外側に向かって押圧されると、上記内側突出部が外側に
向かって膨張するので、樹脂との密着度が増大し、端面
からの漏水を防止することができる。
【0010】請求項2の本発明の管継手においては、上
記凹部の内周側内面が傾斜面により形成されているの
で、ソケットの内周面が外側に向かって押圧されると、
上記内側突出部が外側に向かって膨張するので、樹脂と
の密着度が増大し、端面からの漏水をより効果的に防止
することができる。
【0011】更に、内側突出部が収縮を受けた場合にお
いても、上記傾斜面の樹脂との密着面が、その密着状態
を保持したままスライド現象を起こすだけであるから、
水の漏れの発生が起こらない。
【0012】又、上記管継手が内部の流体の圧力を受け
ても、この押圧が金属製のソケットの外側突出部により
受け止められ、樹脂製の管継手本体の膨張が抑制され、
隙間の発生が阻止されるので、より確実に漏水を防止す
ることができる。
【0013】請求項3記載の本発明の管継手において
は、請求項2記載の本発明の管継手のソケットの外側突
出部に樹脂が充填される貫通孔が設けられているので、
この貫通孔に充填された内、外周と一体化された樹脂の
抗力により、過度の締付けトルクがかかっても、ソケッ
トの空回りを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1、2記載の本発
明の管継手の一例を示す断面図である。図1において、
本実施例の管継手10は、合成樹脂製の管継手本体11
の一端側の受口11aの内周面に沿って、内周に雌ネジ
13aが設けられた金属製の円筒状のソケット13がイ
ンサート成形された構造となっている。
【0015】上記ソケット13の奥端の外周側と内周側
との間に凹部13Aが形成され、この凹部13Aは、奥
端の外周側の外側突出部13cと、内周側の内側突出部
13bとにより形成されている。
【0016】上記内側突出部13bは、凹部13A側、
即ち、外側は、入口側より奥側に向い、且つ軸芯方向に
向って傾斜面13eが形成されている。更に、上記ソケ
ット13の奥端の外周側には突出部13cが設けられ、
周囲に充填された樹脂との密着面を増大させるように配
慮されている。
【0017】又、上記ソケット13の外周面には、円周
方向に沿って数条の凹溝13dが設けられ、ソケット1
3の抜けに対する抗力を増大させるように配慮されてい
る。
【0018】従って、本実施例の管継手10において
は、内部の流体の圧力を受け、ソケット13の内周面が
外側に向かって押圧されると、上記内周側の内側突出部
13bが外側に向かって膨張するので、外側の傾斜面1
3eの管継手本体11の樹脂との密着度が増大し、境界
面からの樹脂の漏水を防止することができる。
【0019】更に、内側突出部13bが収縮を受けた場
合においても、内側突出部13bの内面と樹脂との密着
面である傾斜面13eが、その密着状態を保持したまま
スライド現象を起こすだけであるから、水の漏れの発生
が起こらない。
【0020】又、管継手10が内部の流体の圧力を受け
て、外側に向かって膨張しようとしても、その押圧が金
属製のソケット13の外側突出部13cにより受け止め
られ、樹脂製の管継手本体11の膨張が抑制され、隙間
の発生が阻止されるので、より確実に漏水を防止するこ
とができる。
【0021】本実施例において、上記内側突出部13b
の外周側は、傾斜面13eとなっているが、同等の作用
・効果が有ればよいので、例えば、凹部13AがU字形
となり、この内側突出部13bの外周側が内周面とほぼ
平行であってもい。
【0022】図2は、請求項3記載の本発明の管継手の
一例を示す断面図である。図2において、本実施例の管
継手20は、上記実施例の管継手10と基本的に同等の
構造を有するものであり、合成樹脂製の管継手本体21
の一端側の受口21aの内周面に沿って、内周に雌ネジ
23aが設けられた金属製の円筒状のソケット23がイ
ンサート成形された構造となっている。
【0023】上記ソケット23の奥端の凹部23aの外
周側には外側突出部23cが設けられ、周囲に充填され
た樹脂との密着面を増大させるように配慮されている。
【0024】又、上記ソケット23の外周面には、円周
方向に沿って数条の凹溝23dが設けられ、ソケット2
3の抜けに対する抗力を増大させるように配慮されてい
る。
【0025】本実施例の管継手20には、ソケット23
の上記外側突出部23cの円周方向に複数の貫通孔23
eが設けられており、この貫通孔23eに充填された
内、外周と一体化された樹脂の抗力により、過度の締付
けトルクがかかっても、ソケット23が空回りするのを
防止することができる。
【0026】又、本実施例の管継手20の他の作用・効
果は、前記実施例の管継手10と、全く同様である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の本発明の管継手においては、
ソケットの奥端の外周側と内周側との間に凹部が形成さ
れているので、内部の流体の圧力を受け、ソケットの内
周面が外側に向かって押圧されると、上記内側突出部が
外側に向かって膨張するので、樹脂との密着度が増大
し、端面からの漏水を防止することができる。
【0028】請求項2の本発明の管継手においては、上
記凹部の内周側内面が傾斜面により形成されているの
で、ソケットの内周面が外側に向かって押圧されると、
上記内側突出部が外側に向かって膨張するので、樹脂と
の密着度が増大し、端面からの漏水をより効果的に防止
することができる。
【0029】更に、内側突出部が収縮を受けた場合にお
いても、上記傾斜面の樹脂との密着面が、その密着状態
を保持したままスライド現象を起こすだけであるから、
水の漏れの発生が起こらない。
【0030】又、上記管継手が内部の流体の圧力を受け
ても、この押圧が金属製のソケットの外側突出部により
受け止められ、樹脂製の管継手本体の膨張が抑制され、
隙間の発生が阻止されるので、より確実に漏水を防止す
ることができる。
【0031】請求項3記載の本発明の管継手において
は、請求項2記載の本発明の管継手のソケットの外側突
出部に樹脂が充填される貫通孔が設けられているので、
この貫通孔に充填された内、外周と一体化された樹脂の
抗力により、過度の締付けトルクがかかっても、ソケッ
トの空回りを防止することができる。従って、管継手と
して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2記載の本発明の管継手の一例を示
す断面図。
【図2】請求項3記載の本発明の管継手の一例を示す断
面図。
【図3】従来の管継手の要部の断面図。
【符号の説明】
10、20 管継手 11、21 管継手本体 11a、21a 受口 13、23 ソケット 13A、23A 凹部 13a、23a 雌ネジ 13b、23b 内側突出部 13c、23c 外側突出部 13d、23d 凹溝 23e 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の管継手本体の一端側の受口
    の内周面に沿って、内周に雌ネジが設けられた金属製の
    円筒状のソケットがインサート成形されてなる管継手で
    あって、上記ソケットの奥端の外周側と内周側との間に
    凹部が形成されていることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 上記凹部の内周側内面が傾斜面により形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 上記外側突出部に樹脂が充填される貫通
    孔が設けられていることを特徴とする請求項2記載の管
    継手。
JP25309296A 1996-09-25 1996-09-25 管継手 Pending JPH10103569A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097766A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Komei Seisakusho:Kk 仮設用水道管路
JP2006322542A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
US7690699B2 (en) 2002-11-08 2010-04-06 Uponor Innovation Ab Connecting piece comprising a gripping element on the outer surface for rotating the connecting piece
KR101189787B1 (ko) 2011-06-01 2012-10-10 주식회사 애강그린텍 배관용 연결기구
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