JP2000046267A - チューブ継手 - Google Patents

チューブ継手

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JP2000046267A
JP2000046267A JP10228623A JP22862398A JP2000046267A JP 2000046267 A JP2000046267 A JP 2000046267A JP 10228623 A JP10228623 A JP 10228623A JP 22862398 A JP22862398 A JP 22862398A JP 2000046267 A JP2000046267 A JP 2000046267A
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JP
Japan
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tube
joint
elastic
ring
preventing member
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JP10228623A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yokozawa
横沢浩之
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SANKO JIDO KIKI KK
Original Assignee
SANKO JIDO KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール面にクリープ現象が生じないこと。 【解決手段】 弾性オーリング6とチューブ抜止防止部
材10とを別体に形成し、前者の弾性オーリング6は、
予め継手本体53Aの挿入孔1の奥部側の内周壁に形成
された嵌合凹所7に嵌め込まれ、一方、後者のチューブ
抜止防止部材10は、チューブ51Aの先端部aに形成
された凹状被係合部にその凸状係合部を介して回動自在
に係止され、チューブ51Aを継手本体に取付ける際
は、チューブ抜止防止部材10の筒状抜脱防止部のオネ
ジ部14を継手本体53Aのメネジ5に嵌め合わせ、か
つ、該チューブ抜止防止部材10を回することにより、
前記チューブ51Aの先端部aを弾性オーリング6に嵌
入させることを特徴とするチューブ継手。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体や気体が流れる
ステンレス製、テフロン製等の管の接続に用いられるチ
ューブ継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチューブ継手の一例を図6に示
す。このチューブ継手50は、フッ素樹脂、ナイロン等
の樹脂製チューブ51を接続する場合に適する。この種
のチューブ継手50は、通称、PFA(パーフルオロア
ルコキシ)チューブ継手と言われ、例えば耐薬品性、耐
食性等の性能が要求されるが、特に構成上、液体の一例
である薬品が漏れないことや商品の耐久性が要求されて
いる。
【0003】しかして、チューブ継手50は、外周部に
オネジ52が形成された継手本体53と、この継手本体
53のチューブ挿入孔54に挿入された前記樹脂製チュ
ーブ51の挿入内端部に外嵌し、かつ、樹脂製チューブ
51の抜止防止兼用シール機能の役割を果たす樹脂材と
しての塑性変形体(フロントフェルール)55と、この
塑性変形体55に圧接し、かつ、前記継手本体53のオ
ネジ52に螺着するユニオンナット56とから構成され
ていた。
【0004】しかしながら、上記チューブ継手50に於
いては、ユニオンナット56を締付けると、樹脂製塑性
変形体55が樹脂製チューブ51に対して強く押し付け
られ、いわゆるクリープ現象(永久変形:押し付けられ
たままの格好)を起こすという問題点があった。
【0005】もちろん、このチューブ継手50は、塑性
変形体55が樹脂製チューブ51の抜止防止機能と、液
体の漏れを防止するシール機能の両方を備えているの
で、部品点数が少なく、したがって、安価に製作するこ
とができると言う利点がある。
【0006】しかしながら、このチューブ継手50は、
いわば樹脂面同志を圧着して前記両方の機能を達成しよ
うとしていることから、クリープ現象を回避することが
できないと言う欠点がある。けだし、一般に継手構造の
場合、シール部材(例えば塑性変形体55)のシール性
を確保するために、かなり強い圧力が掛かっているの
で、時間経過と共にクリープ現象が起こり、シール部材
の面圧が低下し、いわゆるリークの現象が起きる。そこ
で、再度締め付けを行う訳であるが、この締め付けを繰
り返すと、最終的には締め付け代がなくなり、継手自体
の寿命が尽きる。特に高温時での使用ではクリープ現象
が著しくなり、また締め付け力如何によっては、ネジ部
の損傷も有り得る。そこで、現在、シール性や抜止防止
性が要求されるこの種のチューブ継手50に於いて、ク
リープ現象を回避することができるチューブ継手の出現
が要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の要望点に鑑み、まず第1の目的は、継手本体に対
するチューブの取付けが容易であることである。次に第
2の目的は、シール面にクリープ現象が生じないことで
ある。さらに第3の目的は、各構成部品の耐久性を図る
ことができることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のチューブ継手
は、弾性オーリング6とチューブ抜止防止部材10とを
別体に形成し、前者の弾性オーリング6は、予め継手本
体53Aの挿入孔1の奥部側の内周壁に形成された嵌合
凹所7に嵌め込まれ、一方、後者のチューブ抜止防止部
材10は、チューブ51Aの先端部aに形成された凹状
被係合部にその凸状係合部を介して回動自在に係止さ
れ、チューブ51Aを継手本体に取付ける際は、チュー
ブ抜止防止部材10の筒状抜脱防止部のオネジ部14を
継手本体53Aのメネジ5に嵌め合わせ、かつ、該チュ
ーブ抜止防止部材10を回することにより、前記チュー
ブ51Aの先端部aを弾性オーリング6に嵌入させるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す一実施例により
本発明の実施の形態を説明する。53Aは合成樹脂製の
継手本体で、この継手本体53Aは、従来技術の欄で説
明したようにフッ素樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂製チュ
ーブ51Aを接続する場合に使用される。
【0010】まず図1及び図2を参照に継手本体53A
の構成について説明する。1は継手本体53Aの外観角
型(例えば四角形)の大径筒状部2に形成された挿入孔
で、この挿入孔1には、図1で示すように樹脂製チュー
ブ51Aの一端部並びに後述するチューブ抜止防止部材
10の抜脱防止部11が嵌め込まれる。
【0011】一方、3は継手本体53Aの外観円筒型の
小径筒状部4に形成され、かつ、前記挿入孔1と軸芯方
向に連通する連通孔である。
【0012】しかして、大径筒状部2の挿入孔1の外端
部側はやや大径に形成され、その内周壁にはメネジ5が
形成されている。これに対し、大径筒状部2の奥部(挿
入孔1の途中の部位)にはシール部材としての弾性オー
リング6用の嵌合凹所7が周設されている。なお、小径
筒状部4の外周壁にはオネジ8が形成されている。
【0013】次に図3乃至図5を参照に硬質の合成樹脂
製材で形成されたチューブ抜止防止部材10および該チ
ューブ抜止防止部材10が回動自在に係合する樹脂製チ
ューブ51Aについて説明する。
【0014】11は継手本体53Aの大径筒状部2内に
入り込む筒状の抜脱防止部で、この抜脱防止部11の内
端部にはチューブ51Aの挿入端部の外周壁に形成され
た1つの凹状被係合部(周溝)12と係合する1つの凸
状係合部(係止爪)13が周設されている。この係止爪
13は半径方向に突出し、その内側は前記周溝12のテ
ーパー面12aに対応してテーパー面13aとなってい
る。また抜脱防止部11の外周壁には、継手本体53A
のメネジ5と螺合するオネジ部14が形成されている。
【0015】15は抜脱防止部11に連設する鍔状のナ
ット部で、このナット部15の内端面15aは、図1で
示すように継手本体53Aの大径筒状部2の外端面2a
に当接する。
【0016】なお、チューブ51Aの被係合部(周溝)
12について補足すると、周溝12は挿入先端部側が垂
直面12bであり、一方、チューブ51Aの抜脱側がテ
ーパー面12aと成っている。またチューブ51Aの挿
入端部は、挿入時に於いて、弾性リング6に傷を付けな
いようにテーパー状に形成されている。さらに、弾性オ
ーリング6はゴム材で形成されている。
【0017】上記構成に於いては、継手本体53Aの嵌
合凹所7に予め弾性オーリング6を嵌め込んでおく。一
方、図5で示すように樹脂製チューブ51Aの被係合部
(周溝)12に、チューブ抜止防止部材10をその係合
部13を介して回動自在に係止しておく。チューブ抜止
防止部材10は硬質の合成樹脂材で形成されているのに
対し、樹脂製チューブ51Aはやや軟質の合成樹脂材で
形成されている。したかって、樹脂製チューブ51Aは
外圧により多少弾性変位可能である。
【0018】そこで、継手本体53Aの挿入孔1に樹脂
製チューブ51Aの先端部aを差込む訳であるが、この
場合チューブ抜止防止部材10の抜脱防止部11のオネ
ジ部14を継手本体53Aのメネジ5に嵌め合わせるよ
うにし、次いでチューブ抜止防止部材10を手又は工具
を用いて回転する。チューブ抜止防止部材10を回転す
ると、樹脂製チューブ51Aはチューブ抜止防止部材1
0を介して継手本体53Aの挿入孔1へとどんどん入り
込んで行き、その先端部aが弾性オーリング6に摺接し
ながら嵌入し、最終的にはチューブ抜止防止部材10の
ナット部15の内端面15aが継手本体53Aの大径筒
状部2の外端面2aに当接し、図1で示すように樹脂製
チューブ51Aの継手本体53Aに対する取付けが完了
する。
【0019】
【実施例】まず第1実施例に於いて、被係合部(周溝)
12と凸状係合部(係止孔爪)13との関係は、1対1
であるが、設計如何によっては2対2(複数)にするこ
とも可能である。またチューブ抜止防止部材10の凸状
係合部13は、必ずしも抜脱防止部11の内端部に突設
する必要はない。設計如何によっては、抜脱防止部11
の内端部寄りの部位に凸状係合部13を形成しても良
い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)弾性オーリング6とチューブ抜止防止部材10と
を別体に形成し、後者のチューブ抜止防止部材10は、
チューブ51Aの凹状被係合部にその凸状係合部を介し
て回動自在に係止されているから、チューブ51Aを継
手本体に固定(取付け)する際は、チューブ抜止防止部
材10の筒状抜脱防止部を継手本体53Aのメネジ5に
嵌め合わせ、かつ、該チューブ抜止防止部材10を回す
だけで良い。したがって、継手本体に対するチューブ5
1Aの取付けが容易である。 (2)弾性オーリング6とチューブ抜止防止部材10は
別体に形成されているから、それぞれの持っている機能
(シール機能、抜脱防止機能)を十分に発揮させること
ができる。特に弾性オーリング6は、チューブ51Aの
取付けの際に、従来の一実施例(図6)の如く圧着によ
る樹脂製の塑性変形が生じないので、いわゆるシール面
にクリープ現象が生じない。したがって、耐久性に優れ
ている。 (3)またチューブ抜止防止部材10自体も、従来の如
く圧着によって塑性変形が生じていないので、全体とし
て継手の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図5は本発明の一実施例である。
【図1】継手本体にチューブを固定した状態の概略断面
図。
【図2】継手本体の概略断面図。
【図3】チューブ抜止防止部材の概略断面図。
【図4】チューブの先端部の概略断面図。
【図5】継手本体とチューブ抜止防止部材を備えたチュ
ーブとを分離した状態の説明図。
【図6】従来の一例を示す概略断面図。
【符号の説明】
53A…継手本体、51A…チューブ、1…挿入孔、2
…大径筒状部、3…連通孔、4…小径筒状部、5…メネ
ジ、6…弾性オーリング、7…嵌合凹所、10…チュー
ブ抜止防止部材、11…抜脱防止部、13…係合部、1
2…被係合部、12a…テーパ面、12b…垂直面、1
4…オネジ部、15…ナット部、15a…内端面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性オーリング6とチューブ抜止防止部
    材10とを別体に形成し、前者の弾性オーリング6は、
    予め継手本体53Aの挿入孔1の奥部側の内周壁に形成
    された嵌合凹所7に嵌め込まれ、一方、後者のチューブ
    抜止防止部材10は、チューブ51Aの先端部aに形成
    された凹状被係合部にその凸状係合部を介して回動自在
    に係止され、チューブ51Aを継手本体に取付ける際
    は、チューブ抜止防止部材10の筒状抜脱防止部のオネ
    ジ部14を継手本体53Aのメネジ5に嵌め合わせ、か
    つ、該チューブ抜止防止部材10を回することにより、
    前記チューブ51Aの先端部aを弾性オーリング6に嵌
    入させることを特徴とするチューブ継手。
  2. 【請求項2】 挿入孔1を形成する内周壁の外端部側に
    メネジ5を有し、一方、該挿入孔1の奥部側の内周壁に
    形成された嵌合凹所7に弾性オーリング6を有する継手
    本体53Aと、この継手本体53Aに前記弾性オーリン
    グ6と別体の筒状チューブ抜止防止部材10を介して取
    付けられるチューブ51Aとから成るチューブ継手であ
    り、前記チューブ51Aの先端部aに凹状被係合部12
    を形成し、この凹状被係合部12に係止する凸状係合部
    13を有するチューブ抜止防止部材10をチューブ継手
    53Aに回動自在に外嵌合し、前記チューブ抜止防止部
    材10は、筒状抜脱防止部11の外周壁に前記メネジ5
    に螺合するオネジ部14を有すると共に、該筒状抜脱防
    止部11に連設し、かつ、継手本体53Aの外端面2a
    に当接するナット部15を有するチューブ継手。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、チューブ抜止防止部
    材10の凸状係合部13は筒状抜脱防止部11の内端部
    に周設された係合爪であり、一方、チューブ51Aの凹
    所状被係合部12は前記係合爪が全体的に入込む周溝で
    あることを特徴とするチューブ継手。
  4. 【請求項4】 請求項2に於いて、弾性オーリング6
    は、ゴム材で形成され、またチューブ51Aは、樹脂材
    で形成されていることを特徴とするチューブ継手。
JP10228623A 1998-07-28 1998-07-28 チューブ継手 Pending JP2000046267A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101818839A (zh) * 2010-05-18 2010-09-01 宁波长壁流体连接件有限公司 双半环连接器总成
CN105605347A (zh) * 2016-04-01 2016-05-25 中国核动力研究设计院 小直径管形结构用可锁紧式快装密封结构

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