JP4762418B2 - シクロ(Asp−DPhe−NMeVal−Arg−Gly)の調製方法 - Google Patents
シクロ(Asp−DPhe−NMeVal−Arg−Gly)の調製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4762418B2 JP4762418B2 JP2000604062A JP2000604062A JP4762418B2 JP 4762418 B2 JP4762418 B2 JP 4762418B2 JP 2000604062 A JP2000604062 A JP 2000604062A JP 2000604062 A JP2000604062 A JP 2000604062A JP 4762418 B2 JP4762418 B2 JP 4762418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nmeval
- dphe
- asp
- arg
- gly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K7/04—Linear peptides containing only normal peptide links
- C07K7/06—Linear peptides containing only normal peptide links having 5 to 11 amino acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06086—Dipeptides with the first amino acid being basic
- C07K5/06095—Arg-amino acid
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/08—Tripeptides
- C07K5/0819—Tripeptides with the first amino acid being acidic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K7/64—Cyclic peptides containing only normal peptide links
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
本発明は環状ペンタペプチド、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の新規調製方法に関する。
【0002】
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)およびその生理的に許容される塩を含む環状ペンタペプチドは、欧州特許第0770622号に開示されている。本発明は、欧州特許第0770622号に関する選択発明とみなすことができる。
【0003】
一般に環状ペプチドは、ペプチド合成の通常の条件下で、線状前駆体分子を環化することによって得られる。
【0004】
2個のアミノ酸、または幾つかのアミノ酸から成る2個のセグメントの選択的結合、あるいは線状ペプチドの環化を保証し得るためには、その反応に関与しないアミノ酸の対応する官能基を、適当な保護基によってブロックすることである。したがって、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、チオール基またはカルボキサミド基、さらにグアニジン基またはイミダゾール窒素に対する様々なタイプの保護基が開発され、その組合せによって、前記反応の最適化に関して広範に可能な多様性を実現している。その上、一方は固相ペプチド合成により、他方は溶液中、の二つの方法によって、線状前駆体分子即ち線状ペプチドの合成を実行することができる。この場合、アミノ酸の段階的結合またはアミノ酸セグメントの断片縮合が可能である。カルボジイミド、カルボジイミダゾール等の様々な縮合剤、TBTU等のウロニウム型縮合剤を用い、または混合酸無水物法や活性エステル法に従って、個々の結合段階を順に実行することができる。
【0005】
本発明は、既知の方法と比較して、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の新規で改良された調製法を開発する目的に基づいていた。
【0006】
驚くべきことに、線状前駆体分子の環化による環状ペプチド、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の合成において、アルギニン側鎖中のグアニジノ基に対し2,2,4,6,7−ペンタメチルジヒドロベンゾフラン−5−スルホニル(Pbf)、アスパラギン酸側鎖中のカルボキシル基に対しベンジル(Bzl)、と両保護基を組み合わせることによって、収率が最適化されることが判明した。
【0007】
したがって、本発明は
H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBz)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択された線状ペンタペプチドの環化、それに続く保護基の除去、および適当であるならば、生理的に許容可能な塩へさらに変換し、環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
の調製方法に関する。
【0008】
本発明はさらに、線状ペンタペプチドH−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHを環化する前記の環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
の調製方法に関する。
【0009】
H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択した線状ペプチドの環化の反応条件は、脱水剤、不活性溶媒、反応温度の選択および生理的に許容可能な塩へさらに変換すること関して、欧州特許第0770622号に既に開示されている。
【0010】
通例の条件下で(これに対して次を参照。T.W.Greene、P.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、第2版、Wiley、New York、1991年、またはP.J.Kocienski、Protecting Groups、第1版、George Thieme Verlag、Stuttgart−New York、1994年、H.Kunz、H.Waldmann in Comprehensive Organic Synthesis、6巻(B.M.Trost、I.Fleming、E.Winterfeldt編)、Pergamon、Oxford、1991年、pp.631〜701)、例えば触媒(例えば便宜的に炭素のような支持体上の、パラジウムのような貴金属触媒)の存在下で水素で処理することによって、アスパラギン酸側鎖上のベンジル保護基を除去することができる。適当な溶媒は、例えばメタノール、エタノール等のアルコール、またはDMF等のアミド、あるいは例えば水との混合物等の別の不活性溶媒との混合物である。概して水素化分解は、約0から100℃の間の温度および約1から200バールの間の圧力、好ましくは20〜30℃の温度および1〜10バールの圧力で実行される。
【0011】
L.A.Carpino等、Tet.Lett.1993、34、7829〜7832によってペプチド化学に導入されたPbf保護基は、例えば95%トリフルオロ酢酸(TFA)で処理することにより除去される。この場合のPbf保護基は、構造上類似の保護基である、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニル(Mtr)および2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc)よりTFAに対して不安定であり、後者の保護基もシクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の合成に関する側鎖保護基として使用可能である。TFAは、さらに溶媒を添加することなく過剰に使用されるのが好ましい。TFAは、例えば比6:4のTFA/ジクロロメタンの組合せ等、不活性溶媒との混合物として使用することもできる。その上、1〜10%、好ましくは2%の水を添加してTFAを使用することもできる。その開裂のための反応温度は便宜上約0から約50℃の間であり、15から30℃の間(室温)で反応を実行するのが好ましい。
【0012】
以上および以下に列挙するアミノ酸の略号は、次のアミノ酸の基を表す。
Asp アスパラギン酸
Arg アルギニン
Gly グリシン
Phe フェニルアラニン
Val バリン
さらに、以上および以下では次の略号は示したとおりの意味を有する。
Boc tert−ブトキシカルボニル
Bzl ベンジル
CHA シクロヘキシルアミン
D D−アミノ酸の特徴づけ
DCCI ジシクロヘキシルカルボジイミド
DMAP ジメチルアミノピリジン
DMF ジメチルホルムアミド
EDCI N−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
Et エチル
Fmoc 9−フルオレニルメトキシカルボニル
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
Me メチル
MTBE メチルtert−ブチルエーテル
Mtr 4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニル
NMe N−メチル化α−アミノ基
NMP N−メチルピロリドン
OtBu tert−ブチルエステル
OMe メチルエステル
OEt エチルエステル
Pbf 2,2,4,6,7−ペンタメチルジヒドロベンゾフラン−5−スルホニル
Pmc 2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル
POA フェノキシアセチル
Pr プロピル
Su コハク酸イミド
TBTU 2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸
TFA トリフルオロ酢酸
Z ベンジルオキシカルボニル
さらに驚くべきことに、前記のようにシクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)合成の中間体である線状ペプチドの合成においても、ArgにPbf、AspにBzlの側鎖保護基を特別に選択することによって、各合成段階の収率が改善されることが判明した。その結果、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の収率が全体として増加し、その結果合成コストが低下する。
【0013】
この場合の収率改善は、各線状ペプチド
H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH、
特に、H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH
の固相ペプチド合成、溶液中合成の両方においても実現される。
【0014】
2種の合成法で使用される保護アミノ酸または保護アミノ酸断片は、通常はPrinciples of Peptide Synthesis、M.Bodansky編、Springer Verlag Berlin 1984年;Houben Weyl、Methoden der organishen Chemie[Methods of Organic Chemistry]、1974年 15/11巻、1から806ページ中の引用箇所、Georg Thieme Verlag、Stuttgart;Calbiochem/Novabiochem Catalogue and Synthesis Handbook 1999年;Methods in Molecular Biology、35巻、Humana Press Totowa N.J.1994年中のSynthesis Notes or Peptide Synthesis Protocols、M.W.PenningtonおよびB.M.Dunn編に記載の、アミノ酸やペプチド合成の方法によって、即ち公知で前記反応に適当な反応条件下で調製される。この場合、公知ではあるが、本明細書でより詳細に説明していない変法も用いることができる。
【0015】
固相ペプチド合成の基本原理はB.F.GysinおよびR.B.Merrifield(J.Am.Chem.Soc.1972年、94、3102以降)によって記載されている。前記の線状ペプチドの固相合成、その除去および精製は、Peptides、Proc.8th Am.Pept.Symp.、V.HrubyおよびD.H.Rich編、Pierce Comp.III、73〜77ページ、1983年においてA.JonczykおよびJ.Meienhoferに記載のように、またはAngew.Chem.1992、104、375〜391に記載の技法と同様にして実行される。
【0016】
特に好ましくは、前記のような線状ペプチドのいずれかの合成を断片縮合によって集束的に行うことである。
【0017】
したがって、本発明はさらに、線状ペプチドH−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHの合成が、R1をアミノ保護基とするトリペプチドR1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHと、R2をカルボキシル保護基とするジペプチドH−Arg(Pbf)−Gly−R2の断片縮合によって集束的に実行され、次いで保護基R1およびR2が除去されることを特徴とする、環状ペンタペプチド、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の調製法に関する。
【0018】
前記のR1はアミノ保護基である。「アミノ保護基」という表現は公知であり、化学反応からアミノ基を保護(またはブロック)するために適当な基に関する。このタイプの典型的な基は、特に、未置換の、または置換されたアシル、アリール、アラルコキシメチルまたはアラルキルの各基である。所望の反応(または一連の反応)の後にアミノ保護基は除去されるので、その性質や大きさは他の点では重大なものではない。しかし、1〜20個のC原子を有するアミノ保護基が好ましい。「アシル基」という表現は、本発明の方法に関してはできる限り広い意味で解釈される。脂肪族、芳香脂肪族、脂環族、芳香族または複素環族のカルボン酸やスルホン酸から誘導されるアシル基、および特に、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、特にアラルコキシカルボニルの各基も、その表現の中に含まれる。このタイプのアシル基の例は、ホルミル、またはアセチル、プロピオニル、ブチリル等のアルカノイル、フェニルアセチル等のアラルカノイル、ベンゾイル、トルイル等のアロイル、フェノキシアセチル等のアリールオキシアルカノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、Boc、2−ヨードエトキシカルボニル等のアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル(Aloc)等のアルケニルオキシカルボニル、CBZ(Zと同義)、4−メトキシベンジルオキシカルボニル(MOZ)、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、または9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)等のアラルキルオキシカルボニル、2−(フェニルスルホニル)エトキシカルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル(Teoc)、または4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニル(Mtr)等のアリールスルホニルである。さらに、トリチル(Trt)もアミノ保護基として知られている。好ましいアミノ保護基は、Boc、FmocおよびAlocであり、さらにZ、ベンジルおよびアセチルである。Bocは特に好ましい。
【0019】
前記のR2はカルボキシル保護基である。「カルボキシル保護基」という表現も公知であり、化学反応からカルボン酸のヒドロキシル基を保護するために適当な基に関する。このタイプの典型的な基は、前述の未置換か、または置換されたアリール、アラルキル、アロイルまたはアシルの各基、さらにまたアルキル基、アルキルシリル基、アリールシリル基またはアラルキルシリル基である。所望の化学反応や一連の反応後に再び除去されるので、カルボキシル保護基およびそれと同義になるがヒドロキシル保護基の性質および大きさは重大なものではない。しかし、1〜20個、特に1〜10個のC原子を有する基が好ましい。ヒドロキシル保護基の例は、とりわけ、ベンジル、4−メトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル等のアラルキル基、ベンゾイルまたはp−ニトロベンゾイル等のアロイル基、アセチル、ピバロイル等のアシル基、p−トルエンスルホニル、メチルまたはtert−ブチル等のアルキル基だけでなく、さらにアリル、トリメチルシリル(TMS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、tert−ブチルジメチルシリル(TBS)またはトリエチルシリル等のアルキルシリル基、トリメチルシリルエチル、またはtert−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)等のアラルキルシリル基である。好ましいヒドロキシル保護基は、メチル、ベンジル、アセチル、tert−ブチルまたはTBSである。メチルおよびtert−ブチルが特に好ましい。
【0020】
一般に、アスパラギン酸側鎖のカルボキシル基に対する好ましい保護基は、メチル、エチル、tert−ブチル等の線状または分岐アルキル基、またはベンジル等のアリールアルキル基である。本発明による方法ではベンジル基である。
【0021】
一般に、アルギニン側鎖のグアニジノ基に対する好ましい保護基は、Z、Boc、MtrまたはPmcである。本発明による方法ではPbfである。
【0022】
各場合に使用される保護基の遊離は、文献から公知である(例えば、T.W.Greene、P.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、第2版、Wiley、New York、1991年、またはP.J.Kocienski、Protecting Groups、第1版、Georg Thieme Verlag、Stuttgart−New York、1994年)。この場合、それ自体公知ではあるが、本明細書でより詳細には説明していない変法も用いることができる。
【0023】
本発明は、R1がアミノ保護基であるトリペプチドR1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHが、Z−DPhe−OHをH−NMeVal−OMeと反応させることによりH−DPhe−NMeVal−OMeを与え、次いでこれを活性化R1−Asp(OBzl)−OH誘導体と反応させ、かつそのメチルエステルを開裂させることによる線状合成によって調製される前記の方法に関する。
【0024】
R1−Asp(OBzl)−OHの好ましい誘導体は、コハク酸イミドR1−Asp(OBzl)−OSuである。使用可能なその他の活性エステルは、前記のようなペプチド合成に関する通常の文献から知られている。
【0025】
さらに、本発明は、R2がカルボキシル保護基であるジペプチドH−Arg(Pbf)−Gly−R2が、Z−Arg(Pbf)−OHを反応させることによる線状合成によって調製され、保護基Zが除去される、前記のような方法に関する。
【0026】
同様に、本発明は、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NmeVal)の合成中間体としての、
H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択される線状ペンタペプチドに関する。
【0027】
本発明は、
a)Z−Arg(Pbf)−OHのH−Gly−R2との線状合成と、その後の保護基Zの除去によって調製されるジペプチドH−Arg(Pbf)−Gly−R2を
b)Z−DPhe−OHのH−NMeVal−OMeとの線状合成および保護基Zの除去によってH−DPhe−NMeVal−OMeを与え、その後にこのペプチドをR1−Asp(OBzl)−OHの活性エステルに結合させ、さらにメチルエステルを除去することによって調製されるトリペプチドR1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHと反応させることによって、集束的に線状ペンタペプチドR1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−R2を与え、
c)保護基R1およびR2を除去し、
d)遊離したペンタペプチドH−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHを環化することによって、シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal)を与え、
e)ベンジル保護基を除去し、
f)Pbf保護基をTFAで除去し、
任意選択的に、段階a〜f)によって生成された、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)のトリフルオロ酢酸塩を、さらに別の生理的に許容可能な塩に変換すること
によって、環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
を調製する方法に関する。
【0028】
さらに生理的に許容可能な塩は、例えば、硫酸、亜硫酸、ジチオン酸、硝酸、塩酸や臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、たとえばオルトリン酸等のリン酸、スルファミン酸等の無機酸の塩、さらに、有機酸の塩、とりわけ脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族、複素環族の一塩基や多塩基のカルボン酸、スルホン酸または硫酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ピバル酸、ジエチル酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、メタンスルホン酸やエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリメトキシ安息香酸、アダマンタンカルボン酸、p−トルエンスルホン酸、グリコール酸、エンボン酸、クロロフェノキシ酢酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、グリオキシル酸、パルミチン酸、パラクロロフェノキシイソ酪酸、シクロヘキサンカルボン酸、グルコース−1−リン酸、ナフタレンモノスルホン酸やナフタレンジスルホン酸、またはラウリル硫酸の塩である。
【0029】
特に好ましい生理的に許容可能な塩は、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の塩酸塩または内部塩である。
【0030】
R1がBocでR2がtert−ブチルの場合、側鎖保護基のPbfとBzlを攻撃することなく、これらのtert−ブチル様末端保護基をギ酸で開裂することができる。
【0031】
以下の実施例では、個々の合成段階に関する特定の実施形態を記載する。
【0032】
以上および以下では、全ての温度を℃で示してある。
【0033】
実施例1
Boc−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHの合成
1.Z−NMeVal−OH 26.5gのメタノール200ml溶液に、トリメチルクロロシラン25.3mlを滴下して加え、混合物を終夜撹拌する。反応混合物を溶媒から取出し、残渣をメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)中に溶解し、5% Na2CO3および水で洗浄する。溶媒を除去後、残渣をメタノールおよび1N HClに溶解し、水で濡らしたPd/C(10%)と混合し、穏やかなH2気流中で水素化する。反応終了後、触媒をろ過して除き、ろ過物を溶媒から取出し、残渣を酢酸エチルから再結晶する。H−NMeVal−OMe塩酸塩が75%の収率で得られる。
【0034】
2.Z−DPhe−OH 16.1g、H−NMeVal−OMe塩酸塩10gおよびジイソプロピルエチルアミン10.1mlのジクロロメタン100ml溶液を0〜5℃に冷却し、EDCI 11.35gを添加する。まず混合物を0〜5℃で1時間撹拌し、次いで室温で終夜撹拌する。溶媒を除去し、残渣をMTBE中に溶解し、Na2CO3(5%)、1N HClおよび水で洗浄後、乾燥する。溶媒を除去後、Z−DPhe−NMeVal−OMeが84.5%の収率で得られる。
【0035】
3.Z−CPhe−NMeVal−OMe 12gをTHF 80mlと水20mlの溶液に溶解し、チモールフタレイン10mgと混合し、その指示薬が青く発色するまで、10M NaOHで滴下処理する。指示薬が脱色したとき、混合物を10M NaOHで繰返し滴下処理する。指示薬の脱色がそれ以上認められなくなったら、10% KHSO4水溶液でそれをpH2に調節し、メタノールを除去し、生成物をMTBEで抽出する。Na2SO4で乾燥後、CHA 2.9mlを添加することによって、ろ液からCHA塩を沈殿させる。Z−DPhe−NMeVal−OH・CHAが90%の収率で得られる。
【0036】
4.Z−DPhe−NMeVal−OH・CHA(シクロヘキシルアンモニウム塩)16.4gを完全に溶解するまで、MTBE250mlとH3PO4(10%)100mlの中で撹拌する。水相を除去後、有機相を水および飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥する。溶媒を除去し、残渣を2NのNaOH 15.2mlとTHF 150mlに溶解し、湿った触媒(Pd/C(10%)1g)を添加後、穏やかなH2気流中で水素化する。触媒をろ過除去し、透明溶液をBoc−Asp(OBzl)−OSu 12.1gとトリエチルアミン4.5mlで処理し、室温で終夜撹拌する。溶媒を除去後、残渣をMTBEに溶解し、H3PO4(10%)、水および飽和NaCl溶液で洗浄する。有機相をCHA3.3mlで処理する。生成した塩、Boc−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH・CHAをろ過して取出し、真空乾燥する。収率は93%である。
【0037】
実施例2
H−Arg(Pbf)−Gly−OtBuの合成
1.Z−Arg(Pbf)−OH・CHA 33.0gを完全に溶解するまで、酢酸300mlとH3PO4 300mlの中で撹拌する。水相を除去後、有機相を水および飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥する。溶媒を除去後、残渣をH−Gly−OtBu・HCl 8.38gと共にジクロロメタン250ml中に溶解し、0°に冷却する。次いでジイソプロピルエチルアミン17.12mlとTBTU 16.05gを添加し、混合物を0°で60分、さらに室温で終夜撹拌する。溶媒を除去し、酢酸エチル250mlで置換する。Na2CO3溶液(5%)、水および飽和NaCl溶液で洗浄後、溶媒を除去する。Z−Arg(Pbf)−Gly−OtBuが86%の収率で得られる。
【0038】
2.Z−Arg(Pbf)−Gly−OtBu 30gのTHF350ml溶液を水で濡れたPd/C(10%)3gと混合し、穏やかなH2気流下での水素化によってZ基を除去する。次いで触媒をろ過除去し、溶媒を除去する。残渣を酢酸エチルに溶解し、実施例2.1と同様にさらに処理する。H−Arg(Pbf)−Gly−OtBuは86%の収率で得られる。
【0039】
実施例3
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHの合成
1.Boc−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH・CHA 1.23gを通常法で遊離酸に変換し、これをH−Arg(Pbf)−Gly−OtBu 0.81gおよびDMAP 0.22gと共にジクロロメタン12.5mlの中に溶解する。溶液を0〜5℃に冷却し、EDCI 0.345gで処理する。それを0〜5℃で2時間、さらに室温で終夜撹拌する。溶媒を除去し、残渣をMTBEに溶解し、さらに実施例2.1と同様にさらに処理する。Boc−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OtBuが82%の収率で得られる。
【0040】
2.末端保護基を除去するために、Boc−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OtBu 2.3gを95%ギ酸23mlに溶解し、30分後に真空で濃縮する。生成物をエーテルと共に粉砕し、ろ過し、真空乾燥する。H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH・HCOOHが95%の収率で得られる。
【0041】
実施例4
シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal)の合成
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH・HCOOH 11.9gのNMP 60ml溶液を、TBTU 7.25gとN−メチルモルホリン7.45mlのN−メチルピロリドン180mlの撹拌溶液に滴下して加える。反応溶液を20時間撹拌し、次いでNaHCO347.5gの水1800ml溶液に滴下する。沈殿ろ過し、真空乾燥する。シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal)が73.4%の収率で得られる。
【0042】
実施例5
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の合成
1.シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal) 2gのTHF 26ml溶液を、Pd/C(10%)0.5gと混合する。水素を2時間流通させ、混合物から触媒を除去し、溶媒を真空で除去する。アセトン32mlを添加した後、生成物を結晶化し、ろ過、乾燥する。シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)が83%の収率で得られる。
【0043】
2.シクロ(Arg(Pbf)−Gly−Asp−DPhe−NMeVal) 1.5gを95%TFA 15mlに溶解する。1時間後、溶液をイソプロピルエーテル150mlに滴下して加え、固体をろ過し、乾燥する。乾燥した生成物を30mlのイソプロパノール/水1:2の中に溶解し、イオン交換樹脂III(酢酸塩型、Merck KGaA)で処理する。ろ過した溶液を濃縮し、凍結乾燥する。シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)が内部塩として96%の収率で得られる。
Claims (8)
- H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBz)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択された線状ペンタペプチドの環化、それに続く保護基除去により、環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
を調製する方法。 - H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBz)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択された線状ペンタペプチドの環化、それに続く保護基除去、および生理的に許容可能な塩へさらに変換することを特徴とする、請求項1に記載の環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
を調製する方法。 - 線状ペンタペプチド、H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHを環化することを特徴とする、請求項1または2に記載の環状ペンタペプチド
シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)
を調製する方法。 - 線状ペプチド、H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OHの合成が、R1がアミノ保護基であるトリペプチド、R1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHと、R2がカルボキシル保護基であるジペプチド、H−Arg(Pbf)−Gly−R2との断片縮合によって集束的に実行され、次いで保護基R1およびR2を除去することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
- R1がアミノ保護基であるトリペプチド、R1−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OHが、Z−DPhe−OH(Zはベンジルオキシカルボニルである)をH−NMeVal−OMeと反応させることによりH−DPhe−NMeVal−OMeを与える線状合成によって調製され、次いでこれを活性化R1−Asp(OBzl)−OH誘導体と反応させ、かつそのメチルエステルを開裂させることを特徴とする、請求項1から4に記載の方法。
- R2をカルボキシル保護基とするジペプチド、H−Arg(Pbf)−Gly−R2が、Z−Arg(Pbf)−OHをH−Gly−R2と反応させ、保護基Zを除去することによる線状合成によって調製されることを特徴とする、請求項1から4に記載の方法。
- シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の合成中間体としての、
H−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−OH、
H−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−OH、
H−Asp(OBzl)−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−OH、
H−DPhe−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBz)−OH、または
H−NMeVal−Arg(Pbf)−Gly−Asp(OBzl)−DPhe−OH
から成る群から選択される線状ペンタペプチド。 - 請求項1から6のいずれかに記載の方法により得られる、シクロ(Arg−Gly−Asp−DPhe−NMeVal)の内部塩。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19910727.0 | 1999-03-11 | ||
DE19910727 | 1999-03-11 | ||
PCT/EP2000/001751 WO2000053627A1 (de) | 1999-03-11 | 2000-03-01 | VERFAHREN ZUR HERSTELLUNG VON CYCLO-(Asp-DPhe-NMeVal-Arg-Gly) |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002539137A JP2002539137A (ja) | 2002-11-19 |
JP4762418B2 true JP4762418B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=7900511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000604062A Expired - Fee Related JP4762418B2 (ja) | 1999-03-11 | 2000-03-01 | シクロ(Asp−DPhe−NMeVal−Arg−Gly)の調製方法 |
Country Status (28)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6822074B1 (ja) |
EP (1) | EP1159296B1 (ja) |
JP (1) | JP4762418B2 (ja) |
KR (1) | KR100645002B1 (ja) |
CN (1) | CN1200947C (ja) |
AR (1) | AR022905A1 (ja) |
AT (1) | ATE267839T1 (ja) |
AU (1) | AU762540B2 (ja) |
BR (1) | BR0008863A (ja) |
CA (1) | CA2366694C (ja) |
CZ (1) | CZ299879B6 (ja) |
DE (1) | DE50006598D1 (ja) |
DK (1) | DK1159296T3 (ja) |
ES (1) | ES2221616T3 (ja) |
HK (1) | HK1044780B (ja) |
HU (1) | HUP0200369A3 (ja) |
ID (1) | ID30126A (ja) |
MY (1) | MY120083A (ja) |
NO (1) | NO330030B1 (ja) |
PL (1) | PL202996B1 (ja) |
PT (1) | PT1159296E (ja) |
RU (1) | RU2243974C2 (ja) |
SE (1) | SE1159296T5 (ja) |
SK (1) | SK285387B6 (ja) |
TW (1) | TWI269798B (ja) |
UA (1) | UA71608C2 (ja) |
WO (1) | WO2000053627A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200108335B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0814519D0 (en) | 2008-08-08 | 2008-09-17 | Imp Innovations Ltd | Process |
WO2010130030A1 (en) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | National Research Counsil Of Canada | Dna sequences encoding caryophyllaceae and caryophyllaceae-like cyclopeptide precursors and methods of use |
EP2432801B1 (en) * | 2009-05-20 | 2016-03-23 | Merck Patent GmbH | Novel solid materials of {[2s, 5r,8s,11s)-5-benzyl-11-(3-guanidino-propyl)-8-isopropyl-7-methyl-3,6,9,12,15-pentaoxo-1,4,7,10,13-pentaaza-cyclopentadec-2-yl]-acetic acid} and methods for obtaining them |
MX2012006450A (es) | 2009-12-10 | 2012-06-28 | Merck Patent Gmbh | Composicion farmaceutica que comprende oligopeptidos. |
US10478501B2 (en) | 2011-06-09 | 2019-11-19 | Merck Patent Gmbh | Method of treating disorders using a pharmaceutical composition of oligopeptides |
WO2019234108A1 (en) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | Dsm Ip Assets B.V. | Methods for the synthesis of arginine-containing peptides |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06263798A (ja) * | 1993-01-13 | 1994-09-20 | Takeda Chem Ind Ltd | βターン及びγターンを有する環状ペンタペプチド、その製造方法および用途 |
JPH09132593A (ja) * | 1995-09-15 | 1997-05-20 | Merck Patent Gmbh | 環状接着阻害剤 |
JPH10500969A (ja) * | 1994-06-02 | 1998-01-27 | ベーリンガー マンハイム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | カルジオジラチンフラグメントの調製方法、高度に精製されたカルジオジラチンフラグメント及びそれらの調製のための中間生成物類 |
WO1999001472A1 (de) * | 1997-07-04 | 1999-01-14 | Merck Patent Gmbh | Cyclische azapeptide mit angiogener wirkung |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1038741B (de) * | 1956-09-14 | 1958-09-11 | Eberhard Brecklinghaus | Aus Gummi oder einem anderen elastischen Werkstoff bestehender Kantenschoner fuer Treppenstufen aus Beton od. dgl. |
US3630660A (en) * | 1968-10-31 | 1971-12-28 | Burlington Industries Inc | Process for removal of moisture and/or solvents from textile materials |
UA43823C2 (uk) * | 1992-07-06 | 2002-01-15 | Мерк Патент Геселлшафт Міт Бесшренктер Хафтунг | ФАРМАЦЕВТИЧНА КОМПОЗИЦІЯ ДЛЯ ІНГІБУВАННЯ ІНТЕГРИН <font face="Symbol">a</font><sub>V</sub><font face="Symbol">b</font><sub>3</sub>-ОПОСЕРЕДКОВАНОЇ КЛІТИННОЇ АДГЕЗІЇ КЛІТИН ССАВЦІВ, СПОСІБ ЛІКУВАННЯ ТА ПРОФІЛАКТИКИ ЗАХВОРЮВАННЯ, АСОЦІЙОВАНОГО З ПОРУШЕННЯМ АДГЕЗІЇ КЛІТИН, СПОСІБ БЛОКУВАННЯ ЗВ'ЯЗУВАННЯ ФІБРИНОГЕНОМ ІНТЕГРИНУ, КОМПОЗИЦІЯ ДЛЯ ЗАГОЄННЯ РАН |
EP0606881B1 (en) * | 1993-01-13 | 1999-05-12 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Cyclic pentapeptides having a beta-turn and a gamma-turn |
DE4310643A1 (de) | 1993-04-01 | 1994-10-06 | Merck Patent Gmbh | Cyclische Adhäsionsinhibitoren |
DE19538741A1 (de) | 1995-10-18 | 1997-04-24 | Merck Patent Gmbh | Cyclopeptidderivate |
DE19613933A1 (de) | 1996-04-06 | 1997-10-09 | Merck Patent Gmbh | Cyclische Adhäsionsinhibitoren |
JP2002515036A (ja) * | 1996-05-31 | 2002-05-21 | ザ スクリップス リサーチ インスティテュート | α▲下V▼β▲下5▼媒介血管形成の抑制に有用な方法および組成物 |
-
2000
- 2000-01-03 UA UA2001106897A patent/UA71608C2/uk unknown
- 2000-03-01 SE SE00820481T patent/SE1159296T5/xx unknown
- 2000-03-01 AT AT00920461T patent/ATE267839T1/de active
- 2000-03-01 JP JP2000604062A patent/JP4762418B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-01 PL PL349646A patent/PL202996B1/pl not_active IP Right Cessation
- 2000-03-01 DK DK00920461T patent/DK1159296T3/da active
- 2000-03-01 CZ CZ20013214A patent/CZ299879B6/cs not_active IP Right Cessation
- 2000-03-01 CN CNB008048746A patent/CN1200947C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-01 AU AU41034/00A patent/AU762540B2/en not_active Ceased
- 2000-03-01 PT PT00920461T patent/PT1159296E/pt unknown
- 2000-03-01 EP EP00920461A patent/EP1159296B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-01 WO PCT/EP2000/001751 patent/WO2000053627A1/de active IP Right Grant
- 2000-03-01 ES ES00920461T patent/ES2221616T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-01 US US09/936,230 patent/US6822074B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-01 MY MYPI20000799A patent/MY120083A/en unknown
- 2000-03-01 CA CA2366694A patent/CA2366694C/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-01 SK SK1255-2001A patent/SK285387B6/sk not_active IP Right Cessation
- 2000-03-01 KR KR1020017011291A patent/KR100645002B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-03-01 BR BR0008863-3A patent/BR0008863A/pt active Search and Examination
- 2000-03-01 RU RU2001126541/04A patent/RU2243974C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2000-03-01 HU HU0200369A patent/HUP0200369A3/hu unknown
- 2000-03-01 ID IDW00200102095A patent/ID30126A/id unknown
- 2000-03-01 DE DE50006598T patent/DE50006598D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-07 TW TW089104103A patent/TWI269798B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-03-10 AR ARP000101079A patent/AR022905A1/es active IP Right Grant
-
2001
- 2001-09-10 NO NO20014383A patent/NO330030B1/no not_active IP Right Cessation
- 2001-10-10 ZA ZA200108335A patent/ZA200108335B/en unknown
-
2002
- 2002-08-29 HK HK02106365.2A patent/HK1044780B/zh not_active IP Right Cessation
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06263798A (ja) * | 1993-01-13 | 1994-09-20 | Takeda Chem Ind Ltd | βターン及びγターンを有する環状ペンタペプチド、その製造方法および用途 |
JPH10500969A (ja) * | 1994-06-02 | 1998-01-27 | ベーリンガー マンハイム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | カルジオジラチンフラグメントの調製方法、高度に精製されたカルジオジラチンフラグメント及びそれらの調製のための中間生成物類 |
JPH09132593A (ja) * | 1995-09-15 | 1997-05-20 | Merck Patent Gmbh | 環状接着阻害剤 |
WO1999001472A1 (de) * | 1997-07-04 | 1999-01-14 | Merck Patent Gmbh | Cyclische azapeptide mit angiogener wirkung |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2873677B1 (en) | Method of producing self-assembling peptide derivative | |
US9260480B2 (en) | Process for the manufacture of Degarelix and its intermediates | |
US5977302A (en) | Liquid phase process for the preparation of GnRH peptides | |
JPH0354957B2 (ja) | ||
JP4762418B2 (ja) | シクロ(Asp−DPhe−NMeVal−Arg−Gly)の調製方法 | |
US9850285B2 (en) | Process for preparing eptifibatide | |
MXPA01009111A (es) | Procedimiento para preparar ciclo (asp-dfen-nmeval-arg-gli) | |
EP1226158B1 (en) | Process for preparing peptide intermediates | |
JPH07316193A (ja) | ペプチド誘導体およびその用途 | |
Abo-Ghalia et al. | Optimized conventional synthesis of “RGD” and “RGDS” peptides and their sarcosine mimics as integrin GP IIb/IIIa antagonists | |
FI77874B (fi) | Foerfarande foer framstaellning av nya, terapeutiskt anvaendbara peptider. | |
EP1348714B1 (en) | Polypeptide useful as anti-allergic/antiasthmatic, methods for the preparation thereof and pharmaceutical compositions containing such polypeptide and their use | |
Dal Pozzo et al. | Synthesis and anti‐aggregatory activity of linear retro‐inverso RGD peptides | |
US20060160989A1 (en) | Polypeptide useful as antiallergic/antiasthmatic activity, methods for the preparation thereof, pharmaceutical compositions containing such polypeptide and use thereof | |
PT1440977E (pt) | Processo de síntese melhorado de derivados diamidas do tripéptido kpv |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070301 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091104 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100204 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100331 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100625 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100702 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110608 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |