JP4761350B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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本発明は、大中皿及び小中皿とこれら中皿を交換可能なコンパクト容器とに関する。
コンパクト容器には化粧料を収納した中皿が嵌め込まれており、その化粧料を使い切った中皿を新たな中皿に交換するように構成されているが、交換作業を容易とするために、中皿を嵌合させた容器本体の底壁の一部を弾性反転板に形成し、この反転板を上方に反転させることで、中皿を取り外すことが可能に構成したコンパクト容器が知られている(特許文献1)。また、中皿として、単一の中皿に代えて複数の小中皿を嵌め込むことは良く行われている(特許文献2)。
特開平8−56745号 特開2003−204821号
上記容器体内に中皿を嵌め込むときには、容器体周壁と中皿の側壁とを抜け出し不能に係合させておくことが多いが、その係合力が強過ぎると、特許文献1の如く下から中皿を押し上げたときに、係合が解けることの反動で容器体から中皿が飛び出す勢いが強くなり過ぎる嫌いがある。また、容器体内に複数の小中皿を嵌め込むときにはじめに嵌め込んだ小中皿の位置が適切でないと、他の小中皿を順次嵌め込んでいって最後の小中皿が容器体に収まらなくなることがある。
本発明は、中皿を交換して収納することができるコンパクト容器において、各中皿を取り外すときに中皿の飛び出しを抑制してソフト感のある取り出しが可能となり、かつ中皿を所定の位置に確実に嵌合させることができるものを提供することを目的とする。
第1の手段として、
容器体2の前半部にブラシ収納箇所を残して、容器体の後半部に容器体の底板4の一部である底壁14から一体に起立する側壁16で囲まれた上面開口の矩形の嵌合室12を形成し、この嵌合室内に複数の小中皿50を左右方向に連ねて各小中皿の交換が可能に収納し
上記側壁16のうちの前壁部16Aを他の側壁部分及び小中皿50より低く設け
上記各小中皿50の嵌合箇所に対応させて、上記側壁16の前壁部16A及び後壁部16Cにそれぞれ上記小中皿50の前後両面の下部と係合する第2係合凸部34及び第1係合凸部32をそれぞれ設け
第1係合凸部32は、上記後壁部16Cの下部から底壁14外周部に亘る壁部分で形成された断面L字形の板ばね26の先部に付設した。
本手段のコンパクト容器は、複数の小中皿を交換可能に収納できる嵌合室を容器本体に有し、かつ嵌合室の一部で形成する板ばねを各中皿の側面へ当接して抜止めすることが可能に設け、かつその板ばねを嵌合室の側壁下部から底壁に亘って形成して板ばねの側外方への揺動を容易としている。尚、後述の実施形態では、上記コンパクト容器は、大中皿乃至小中皿を容器本体へ収納したものとして説明している。
「嵌合室は、底壁の外周部から側壁を起立してなる上端開口であって、複数の小中皿を一方向に連ねて収納するものである。また、これら小中皿に対応する開口面積を有する単一の大中皿を収納することもできる。嵌合室の底壁は、コンパクト本体の底板の一部と共通壁部とすることができる。また、嵌合室の側壁は、必ずしも周壁状に形成する必要はなく、中皿を収納することが可能な程度に嵌合室内部を仕切るものであれば足りる。
後述の実施形態では、容器体と蓋体との各後部を枢着するとともに、この枢着部との間に板ばねの揺動用のスペース(或いは揺動代)を存して、容器体の後部側に小中皿を左右方向に連ねて収納可能な嵌合室を設け、かつこの嵌合室側壁の後壁部側に板ばねを形成している。もっとも、板ばねの揺動用スペースを確保できれば、上記嵌合室は容器体の前部・左右側部等何処に設けても良く、また小中皿は何れの方向に配列可能としても良い。
「板ばね」は、嵌合室の側壁から底壁側へ亘って切割りを穿設することで、嵌合室の底壁と連続する基部を中心に側外方へ揺動可能に設け、かつ板ばねの先部を大中皿乃至小中皿の側面へ当接可能に内方付勢させて設ける。尚、板ばねの底壁対応部分は、揺動し易くするために、後述の如く肉薄に形成することもできるが、肉薄とする代りに底壁対応部分を長くすることで対処することもできる。この場合に、この板ばねの底壁対応部分は板ばね以外の嵌合室底壁部分と同じ肉厚とすることもできる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記板ばね26は、板ばね26の先部30上端から、
この先部を含む板ばねの側壁対応部分26B及び底壁対応部分26Aの両側に亘って板ばね26の基部28に至る切割り24を穿設するとともに、板ばね26の側壁対応部分26Bに比べて底壁対応部分26Aを肉薄に形成している。
本手段では、板ばねの側壁対応部分に比べて底壁対応部分を肉薄にすることでこの底壁対応部分の撓りにより板ばねの揺動が容易に形成している。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記嵌合室12の底壁上面に、隣接する小中皿50の対向面下端部に係止させることができる位置決め突条18を前後方向に横設している。
本手段では、上記位置決め突条を形成することで、小中皿を正しい位置に設置し易いように設けている。上述の如く嵌合室内に複数の小中皿を嵌合室内に収納するときに、最初の小中皿を、嵌合室内の正しい位置からずれた場所に嵌合させ、その小中皿に沿って順次他の小中皿を嵌合させていくと、最後の小中皿をセットするためのスペースがなくなってしまうことがある。こうした場合に、既に嵌合室内に嵌合させた他の小中皿を嵌合室内でスライドして最後の小中皿を収納するスペースを作ることができれば良いが、上記の如く他の小中皿はそれぞれ板ばねの上部を圧接させているので、スライドさせ難い。そこで本手段では、予め小中皿を正しい位置にセットできるように上記位置決め突条を設けているのである。
「位置決め突条」は、小中皿の側面下端部分に係合する程度の高さに形成することが望ましい。位置決め機能を確保するためには、その程度の高さで十分であり、また、それ以上に高くすると、嵌合室内に大中皿を嵌合させる場合に、その大中皿の底壁に形成する位置決め突条挿入用の受溝を深く形成しなければならず、大中皿の構造が複雑となる。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ上記位置決め突条18は前後方向から見て縦断面三角形状であり、その左右各面を、各小中皿50の側面下端部を案内して所定位置に導くためのガイド用斜面20としている。
本手段では、上記位置決め突条の左右側面をガイド用斜面に形成して、これらガイド用斜面を小中皿の側面下端部がスライドして小中皿を適正な位置に導くように形成したものである。上記位置決め突条の断面形状は、頂点を上にした二等辺三角形状とすることが望ましい。
本発明においては、板ばねの先部に付設した第1係合凸部と、嵌合室の前壁後面に直接付設した第2係合凸部とを向かい合わせに設けて、第1係合凸部が各中皿の後面側へ柔らかく、また第2係合凸部が各中皿の前面側へ固く係合するように設けたものである。各中皿の前後両面ともに第1の手段又は第2の手段で述べた板ばねを係止させると、その係合力は小さくなるので、容器体からの各中皿の取り出しは容易となるが、その反面、例えばコンパクト本体を開蓋状態で床に落としたような場合に容器体から中皿が飛び出してしまう可能性もある。本手段では、複数の小中皿(大中皿を嵌合させるときには大中皿)の各前面への第2係合凸部の係合力をそれら小中皿などの各後面への第1係合凸部の係合力に比べて大きく設定して、これら両係合凸部を組み合せて各中皿の取り外し易さと抜止め性能とを両立させている。
ここで各第1係合凸部同士の間、及び第2係合凸部同士の間で、少なくとも各係合凸部の形状及び付設高さを同じとすると、嵌合室内への何れの嵌合スペースへでも各小中皿を嵌合させることができるので、便利である。
また相互に対向する第1係合凸部と第2係合凸部との間で、少なくとも各係合凸部の形状及び付設高さを同じとすると、各小中皿を前後反転させて嵌合スペース内へ入れても嵌合させることができ、同様に全ての係合凸部の間で各係合凸部の形状及び付設高さを同じとすると、大中皿を前後反転させて嵌合室へ入れても嵌合させることができるので、更に使い勝手が良い。
ここで上記本手段に用いる小中皿の好適例を説明する。この小中皿は、上記第1係合凸部32及び第2係合凸部34にそれぞれ係合することが可能な係合段部56,58を、コンパクト本体への嵌合時における後面及び前面の対応箇所に形成している。
これら小中皿は相互に同一寸法・同一形状とすると良く、そうすると上記位置決め突条で仕切られた嵌合室の嵌合スペースのどこにどの小中皿を嵌合させても良いので使い勝手が良い。もっとも必ずしもそのような構造とする必要はない。
また上記小中皿と交換して用いられる大中皿の好適例を説明する。この大中皿は、上記各第1係合凸部32及び各第2係合凸部34にそれぞれ係合する係合段部66,68を、コンパクト本体への嵌合時における後面及び前面の対応箇所に形成し、更に底面に上記位置決め突条18と挿入することが可能な受溝70を形成している。
上記構成において、大中皿の底面に位置決め突条挿入用の受溝を形成したのは、位置決め突条によって邪魔されることなく、大中皿を嵌合室の底壁上面へ載置することができるようにするためであり、必ずしも受溝内面へ位置決め突条の外面が嵌まり合うように形成する必要はない。もっとも大中皿のガタツキ防止のために位置決め突条を受溝内に嵌着させることもできる。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○嵌合室12内において複数の小中皿の各嵌合箇所に対応して板ばね26を形成したから、それら小中皿50を順次嵌合室内へ嵌めこんでいく際に各板ばねの内方付勢力で小中皿50がそれぞれ係止されるので、嵌合作業の際に嵌合室内で各小中皿50がずれるなどの不都合を防止できる。
○各小中皿50の側面へ当接する板ばね26がそのまま大中皿60へ当接するように形成したから、小中皿の係止手段と大中皿の係止手段とを兼用することができ、容器体の構成を簡易化することができる。
○板ばね26は、嵌合室12を形成する側壁16の下部から底壁14外周部に亘る部分で形成したから、側外方への揺動が容易となり、嵌合室12からの小中皿の取り出しを、ソフト感のあるものとすることができる。
第2の手段に係る発明によれば、板ばね26の側壁対応部分26Bに比べて底壁対応部分26Aを肉薄に形成したから、板ばね26の外方への揺動が更に容易となり、よりソフトに小中皿50を取り出すことができる。
第3の手段に係る発明によれば、嵌合室12の底壁上面に、隣接する小中皿50の対向面下端部に係止させることができる位置決め突条18を前後方向に横設したから、嵌合室12内へ小中皿50を順次嵌合させていくときに、各小中皿50を予め正しい位置にセットすることができ、最後の小中皿50が嵌合室内へ収まらなくなる不都合がない。
第4の手段に係る発明によれば、前後方向から見て縦断面三角形状の位置決め突条18の前後各面を、各小中皿50の側面下端部を案内して所定位置に導くためのガイド用斜面20としたから、より確実に小中皿50を位置決めすることができる。
図1乃至図8は、小中皿を嵌合させた本願コンパクト容器を示している。
このコンパクト容器のうち従来公知の部分を説明すると、このコンパクト容器は、容器体2と、蓋体40と、複数の小中皿50を有している。
容器体2は、底板4の外周部から前後・左右各板からなる筒体を一体に起立するとともに、この容器体2の後板の左右両側から一対の軸受け部8を後方へ突設している。また、上記容器体2の前板上面には係合部を形成している。更にまた、この容器体2の内部の前半部には、想像線で描くブラシを、かつ後半部には中皿をそれぞれ収納することができるように設けている。図示の容器体2は上方から見て矩形状である
蓋体40は、裏面に鏡を貼着した蓋体後部から垂設した脚部42の下部を上記両軸受け部8に枢着し、また蓋板前部から垂下したフック(図示せず)を上記嵌合部に係止している。
小中皿50は、それぞれ底板から周壁を起立した上面開口の平皿状である。これら小中皿50は、図示例では基本的に相互に同寸・同形に形成している。
本発明においては、容器体2の後半部に、複数の小中皿と後述の大中皿とを交換可能に収納できる嵌合室12を形成している。この嵌合室12は、容器体2の後半部と底壁を共有しており、この嵌合室底壁14の前端部から、容器体の左右両板中間部を連結する前壁部16Aを起立するとともに、この前壁部と、容器体2の左右各板の後半部に相当する左右壁部16B,16Bと、容器体の後板に相当する後壁部16Cとで側壁16を形成してなる。
本発明では上記前壁部16Aを、他の側壁部分よりも低く設けている。また嵌合室12の上面開口を矩形に形成しており、その嵌合室内に3つの小中皿50を嵌合させることができるように形成している
上記嵌合室12の底壁14上面には、図1に破線で示す如く上記各小中皿の嵌合スペースの境界線に対応して前後方向の位置決め突条18を形成している。この位置決め突条18は図3に示す如く断面二等辺三角形状に形成しており、各位置決め突条18の左右側面をガイド用斜面20としている。
また、各小中皿の嵌合スペースに対応する後壁部分の下半には、図3に破線で示す如く逆凹字形(又は逆U字形)の切割り24を穿設しており、この切割りの左右両部を図11に破線で示す如く嵌合室底壁14の外周部へ平行に延長して、この切割りで囲まれる壁部分を左右方向から見て逆L字形の板ばね26に形成している。この板ばね26は、嵌合室底壁14との連続部である基部28を中心に後下方(嵌合室の側外方)への揺動可能に形成しており、かつ板ばねの先部30を前方(嵌合室内方)に付勢している。この板ばねの先部30の内面には第1係合凸部32設している。本実施形態での板ばねは、この板ばねのうち嵌合室の底壁に対応する部分26Aを、その嵌合室側壁に対応する部分26B及び他の嵌合室底壁部分に比べて肉薄として、板ばねの揺動が容易に形成しており、さらに図示例ではその肉薄部分を図6に示す如く板ばねの基部28乃至切割り24の端よりも嵌合室内方へ延長している。更に上記切割り24は、板ばねの外周縁が嵌合室の底壁乃至側壁隣接部分に当接しないように一定の巾を有する長孔形状に形成している。
更にまた、上記小中皿50の嵌合スペースに対応する嵌合室12の前壁部16A後面には、上記第1係合凸部32と向かい合わせて、第2係合凸部34を付設している。また、各第2係合凸部34下方の嵌合室底壁部分には、この第2係合凸部34を形成するための型抜き用孔として前後に長いスリット36を穿設している。
上記小中皿50の前後両面には、それぞれ第2、第1係合凸部34,32の先端部を嵌合可能な浅い凹部54,52を凹設して、これら各凹部の下部に形成する係合段部58,56に各第2、第1係合凸部34,32が係止するように形成している。更に、上記小中皿の側面と下面との間の角部を図3に示す如く面取りして、この面取り部59を上記位置決め突条18のガイド用斜面に当接させている。
上記構成において、図6に示す状態で各小中皿50は前後両側から第1、第2係合凸部32,34で係止され、嵌合室12内に固定されている。この状態から蓋体40を開いて、ブラシで各小中皿50に入った化粧料を選択して使用することができる。化粧料を使い切って小中皿50を交換するときには、上記開蓋時の位置から、小中皿50の前面を指などで後方に押し込めば良く、そうなると、基部28を中心に板ばね26が後下方へ揺動することで小中皿50が後退して、第2係合凸部34下面から係合段部58が離脱して係合が解け、そのまま指で小中皿50の前部を上方へ押し上げると、第1係合凸部32と係合段部56との係合が解け、図8に示す如く嵌合室12内から小中皿50を取り出すことができる。新たに化粧料を充填した小中皿50を嵌合室12内へ充填するときには、小中皿50の後部側を下にして嵌合室12後方へ押し込むと良い。
図9は、板ばねの構造の変形例である。この図示例では、図7の如く板ばねの底壁対応部分及びその後方壁部分を肉薄とする代りに、その肉薄部分の前端部に対応する位置まで嵌合室12の後面より切割り24を深く切りこませたものである。この場合には、図9に点線で示す切割り24前端位置と板ばね26の基部28とは側方から見て重なって表れることとなる。
図10及び図11は、本発明に係る大中皿60を示している。この大中皿60は、上記コンパクト容器の嵌合室12内に嵌着することができるように、上方から見てほぼ長方形状に形成しており、この長方形の長辺に相当する側板部分各外面には、上記嵌合室12の第1、第2係合凸部32,34に対応して、小中皿に設けたものと同様の構造の凹部62,64及び係合段部66,68を形成している。また、大中皿60の底板下面には、上記嵌合室12への嵌合時に位置決め突条18を挿入させるための受溝70を凹設している。
図1のコンパクト容器の小中皿50を上記大中皿60に交換するときには、各小中皿50下方の底壁部分を順次押し上げれば良く、そうすることで、嵌合室12から上記小中皿50をそれぞれ取り外すことができる。次に大中皿60を上記嵌合室12内に嵌めこむと、図12に示す如く上記位置決め突条18が受溝70内に入ることで、大中皿60の下面が嵌合室12の底壁14上面に載置され、これと同時に各嵌合室12の第1、第2係合凸部32,34が上記大中皿の凹部62,64内に入って、それら各係合凸部下面が係合段部66,68に係止する。
逆にコンパクト容器内の大中皿60を外すときには、小中皿50を交換するときには、3つのスリット後方の嵌合室後方部分を順次押し上げることで各第2係合凸部34と係合段部68との係合を順次解除していき、次に押し上げた側の大中皿側板部分を引き上げて、各第1係合凸部32と係合段部56との係合を強制的に解除すれば良い。
図示の例では、上記第1係合凸部32と第2係合凸部34との間、第1係合凸部34同士の間、第2係合凸部との間で各凸部の横巾及び付設高さと同じとしているので、大中皿60の2つの長辺側面の何れを容器後方にして嵌合室12にセットしなくても支障なく取り付けることができる。
本発明に係るコンパクト容器であって、小中皿を嵌合したものの開蓋状態での平面図である。 蓋を閉じた図1容器を左右方向から見た縦断面図である。 図2のIII‐III方向から見た図1容器の縦断面図である。 図1容器の小中皿の平面図である。 図4の小中皿を前方から見た半縦断面図である。 図2の縦断面図の要部拡大図である。 図6に示す要部の作用説明図である。 図1容器の使用状態説明図である。 図1容器の要部変形例を示す断面図である。 図1の容器に使用可能な大中皿である。 図10の大中皿の半縦断面図である。 図10の大中皿を小皿に代えて図1のコンパクト容器に嵌合させた状態での平面図である。
符号の説明
2…容器体 4…底板 8…軸受け部
12…嵌合室 14…同底壁 16…同側壁 16A…前壁部 16B…左右各壁
16C…後壁部 18…位置決め突条 20…ガイド用斜面 24…切割り
26…板ばね 26A…嵌合室底壁対応部分 26B…嵌合室側壁対応部分
28…基部 30…先部 32…第1係合凸部 34…第2係合凸部 36…スリット
40…蓋体 42…脚部
50…小中皿 52,54…凹部 56,58…係合段部 59…面取り部
60…大中皿 62,64…凹部 66,68…係合段部 70…受溝

Claims (4)

  1. 容器体(2)の前半部にブラシ収納箇所を残して、容器体の後半部に容器体の底板(4)の一部である底壁(14)から一体に起立する側壁(16)で囲まれた上面開口の矩形の嵌合室(12)を形成し、この嵌合室内に複数の小中皿(50)を左右方向に連ねて各小中皿の交換が可能に収納し
    上記側壁(16)のうちの前壁部(16A)を他の側壁部分及び小中皿(50)より低く設け
    上記各小中皿(50)の嵌合箇所に対応させて、上記側壁(16)の前壁部(16A)及び後壁部(16C)にそれぞれ上記小中皿(50)の前後両面の下部と係合する第2係合凸部(34)及び第1係合凸部(32)をそれぞれ設け
    第1係合凸部(32)は、上記後壁部(16C)の下部から底壁(14)外周部に亘る壁部分で形成された断面L字形の板ばね(26)の先部に付設したことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 上記板ばね(26)は、板ばね(26)の先部(30)上端から、この先部を含む板ばねの側壁対応部分(26B)及び底壁対応部分(26A)の両側に亘って板ばね(26)の基部(28)に至る切割り(24)を穿設するとともに、板ばね(26)の側壁対応部分(26B)に比べて底壁対応部分(26A)を肉薄に形成したことを特徴とする、請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 上記嵌合室(12)の底壁上面に、隣接する小中皿(50)の対向面下端部に係止させることができる位置決め突条(18)を前後方向に横設したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のコンパクト容器。
  4. 上記位置決め突条(18)は前後方向から見て縦断面三角形状であり、その左右各面を、各小中皿(50)の側面下端部を案内して所定位置に導くためのガイド用斜面(20)としたことを特徴とする、請求項3記載のコンパクト容器。
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