JP3057713U - Cdケース - Google Patents

Cdケース

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JP3057713U
JP3057713U JP1998007143U JP714398U JP3057713U JP 3057713 U JP3057713 U JP 3057713U JP 1998007143 U JP1998007143 U JP 1998007143U JP 714398 U JP714398 U JP 714398U JP 3057713 U JP3057713 U JP 3057713U
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JP
Japan
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elastic piece
bottom seat
sheet
rear end
case
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勝吉 于
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD収容シートに対する係止と押し出し動作
が確実に行えるCDケースの提供。 【解決手段】 CDケースの底座上の後端に凸柱と止め
ブロックが相互に近接して設けられ、一つの略Z形の弾
性片の一端が底座後壁内側の係止片に固定されると共
に、該弾性片の後端に近い第1曲折部が該凸柱外周に嵌
合し該凸柱と止めブロックの間の間隙に係止され、該弾
性片が容易に該底座より脱出しないようにしてあり、弾
性片の伸長経路も同一経路となるよう制限されて弾性片
がCD収容シートに対して有効な付勢力を提供でき、C
D収容シートに対する制御装置の押し棒が線形運動を行
うバネに付勢され、押し棒のCD収容シートに対する直
線係止動作が確実に行えるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のCDケースに係り、特に一種の弾性片構造及びその固定方式の 改良によりCDケース内のCD収容シートに対する位置決めと押し出し効果が良 好で、CD収容シートに対する係止と係止解除が確実に行えるほか、上蓋の凹溝 とそれに対応する底座の凸条の挿嵌により、複数が安定して積み重ねられるもの に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCDケースは開放時に相当に不便であり、その開放の方向について相当 に注意が必要であり、力や方向が不適当であると開放できず、また、従来のCD ケースの開放には両手を同時に使用せねばならず、即ち一方の手で本体を保持し 、もう一方の手で外蓋を外に引っ張る必要があったが、平常音楽用CDを聴きた い時には両手を使えない機会が相当に多く、このようなCDケースの開閉操作は 非常に不便であり、さらに従来のCDケースは新品と古い品物の間に相当の差異 性があり、即ち新製品はその結合の密着程度が良好であり開放しにくいが、古い 品物はある期間使用されてその結合がゆるんでおり、持ち上げるだけで自動的に 開いてCDが脱落し損壊することがあった。また従来のCDケースは積み重ねら れて、その中の一つのCDケースを取り出す時に、取り出したいCDケースより 上にあるCDケースを全て降ろさなければ取り出せず、またCDケースの両面が 相当に平滑であり、CDケース全体を整然と積み重ねることができず、中の一つ のCDケースを取り出す時に、他のCDケースが滑り落ちて損壊しやすかった。 このように従来のCDケースには多くの欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は一種のCDケースを提供することを課題とし、それは、底座と上蓋に より形成されたケース本体内にCD収容シートが収容されて、該CD収容シート のケース本体への位置決めとその解除によるケース本体からの弾性進出の機能を 有するCDケースにおいて、底座上の後端に凸柱と止めブロックが相互に近接し て設けられ、一つの略Z形の弾性片の一端が底座後壁内側の係止片に固定される と共に、該弾性片の後端に近い第1曲折部が該凸柱外周に嵌合し該凸柱と止めブ ロックの間の間隙に係止され、該弾性片が容易に該底座より脱出しないようにし てあり、弾性片の伸長経路も同一経路となるよう制限されて弾性片が有効な付勢 力を提供できる特徴を有するものとする。
【0004】 本考案は、次に、上記CDケースにおいて、制御装置の押し棒を線形運動を行 うバネにより付勢することで、押し棒のCD収容シートに対する直線係止動作を 確実に行えるようにすることを課題としている。
【0005】 本考案は、さらに、上記CDケースにおいて、該上蓋上面の四隅に凸条を設け ると共に、該CDケースの底座底面の該凸条に対応する位置に、該凸条と挿嵌可 能な形状の凹溝を設けることで、CDケースを積み重ねる時に、該凸条と該凹溝 の組合せにより積み重ねの安定性を増して滑り落ちを防止できるようにすること を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上蓋20とされて、底面と前端を開口とする箱状体とされ 、その両側面の前端と後端近くにそれぞれ円孔21を有している上記上蓋20と 、 CD収容シート30とされて、その一側に位置決め溝33を具え、別側の底面 に滑り溝32を具え、後端に水平方向に凹んだ凹所34を具えている上記CD収 容シート30と、 弾性片40とされて、略Z形を呈し、該CD収容シート30の後方に設けられ てCD収容シート30の上記凹所34を付勢する上記弾性片40と、 制御装置50とされて、底座60の収容室61内に収容されて押しボタン51 、押し棒52とバネ53で組成されている上記制御装置50と、 底座60とされて、前端の一側に収容室61を具え、後端内側に係止片64を 具え、前端にCD収容シート30の滑り溝32に対応する凸体67を具え、両側 面の前端と後端近くに上蓋20の円孔21に対応する凸粒62を具え、収容室6 1内に長溝611が設けられている上記底座60、 以上を具えたCDケースにおいて、 該底座60の後端内側にさらに設けられた凸柱65と止めブロック66に弾性 片40の二つの曲折部の中の後方に位置する第1曲折部41が組み合わされると 共に弾性片40の後端が上記係止片64に係止されることで弾性片40が底座6 0に位置決めされ、制御装置50のコイル形のバネ53が押し棒52に固定され 、押し棒52が長溝611内で直線運動を行うように保持されると共にバネ53 に付勢されて突出してCD収容シート30の位置決め溝33に進入するようにし てあり、CD収容シート30の位置決め溝33の側部に係止ブロック31が設け られてCD収容シート30の弾出のリミットを提供し、上蓋20の押し棒52と 底座60の凸条63が複数のCDケースが積み上げられる時に相互に嵌合するこ とで積み重ねの安定性を提供して滑り落ち防止を行うようにしてあり、 以上の構成からなるCDケースとしている。
【0007】 請求項2の考案は、前記弾性片40が、略Z形を呈する弾性条とされ、その二 つの曲折部の中、後方の第1曲折部41が、底座60の凸柱65に掛けられ、第 1曲折部41の前に傾斜部42が連接し、該傾斜部42にZ形の中段部分をなす 中段部43が連接し、該中段部43が反傾斜部44を介して前方の曲折部に連接 し、この前方の曲折部がさらに前段部45に連接し、前段部45の前端がCD収 容シート30に当接する弯曲押圧部46とされてなり、該弯曲押圧部46がCD 収容シート30の凹所34と接触状態を保持し、弾性片40が一定の経路を以て 伸縮動作するようにしてあることを特徴とする、請求項1に記載のCDケース。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案のCDケース10は図1に示されるように、上蓋20と、CD収容シー ト30と弾性片40と、制御装置50と、底座60とで組成されている。 該上蓋20は、底面と前端を開口とする箱状体とされ、その両側面の前端と後 端近くにそれぞれ円孔21を有し、その上面の左側と右側の前端と後端近くに前 後方向に長い凹溝22を有している。
【0009】 該CD収容シート30は、制御装置50を設ける側面の前端近くに一つの位置 決め溝33を有し、該位置決め溝33を設けた側面の後端に係止ブロック31を 具え、それと反対側の底面に凹んだ滑り溝32を具え、後端面に水平方向に凹ん だ凹所34を有している。
【0010】 該弾性片40は、略Z形を呈する弾性条とされ、その二つの曲折部の中、後方 の第1曲折部41が、底座60の凸柱65に掛けられ、第1曲折部41の前に傾 斜部42が連接し、該傾斜部42にZ形の中段部分をなす中段部43が連接し、 該中段部43が反傾斜部44を介して前方の曲折部に連接し、この前方の曲折部 がさらに前段部45に連接し、前段部45の前端がCD収容シート30に当接す る弯曲押圧部46とされてなる。
【0011】 該制御装置50は、押しボタン51と、バネ53と、押し棒52で組成されて いる。
【0012】 該底座60は上面と前端を開口とする箱状体とされ、一側の前端に制御装置5 0を収容する収容室61が設けられ、該底座60の左右側面の前後端それぞれに 上蓋20の円孔21に対応する凸粒62が設けられ、底座60の底面の左右側の 前後端それぞれに、上蓋20の凹溝22に対応しそれと挿嵌できる形状の凸条6 3が設けられ、底座60の後端の弾性片40後端に対応する位置に係止片64が 設けられ、第1曲折部41に対応する位置に凸柱65と止めブロック66が設け られ、底座60のCD収容シート30の滑り溝32と係止ブロック31に対応す る位置に、それぞれ凸体67と止め縁68が設けられている。
【0013】 以上の組合せは次のようになされる。底座60の係止片64に弾性片40の後 端を係止させて弾性片40の第1曲折部41を凸柱65に掛けると共に凸柱65 と止めブロック66の間の間隙に位置させて弾性片40を底座60上に取付け、 底座60にさらにCD収容シート30を置き入れ、弾性片40の前段部45にC D収容シート30の凹所34を圧迫させ、CD収容シート30の滑り溝32で底 座60の凸体67上を被覆し、CD収容シート30を押して弾性片40を圧縮さ せてCD収容シート30の位置決め溝33が制御装置50の押し棒52位置に到 らしめ、押し棒52を位置決め溝33に挿入して押し棒52をバネ53で付勢し て内向きへの圧迫力を保持させ、バネ53を押し棒52に固定した後に、押しボ タン51を斜面511で押し棒52と密接に接触させ、押しボタン51を底座6 0の収容室61内に制限して押しボタン51が任意に歪まないようにし、底座6 0上にさらに上蓋20で被覆し、上蓋20の周囲の円孔21を底座60の対応位 置にある四つの凸粒62に嵌合固定し、上蓋20と底座60を固定する。
【0014】 図2に示されるように、弾性片40は底座60の係止片64、凸柱65及び止 めブロック66に固定され、ゆえに僅かに第1曲折部41の前段より前の部分で 弾伸動作を行い、その伸縮経路は容易に制御され固定されうる。CD収容シート 30は弾性片40に押し出される時、その滑り溝32が底座60の凸体67上を スライドし、滑り溝32の後端が凸体67に抵触することで前進を停止し、それ と同時にCD収容シート30の係止ブロック31も底座60の止め縁68に阻止 され、このように二点を以て上蓋20と底座60からなるCDケース本体からの CD収容シート30の脱出が阻止されており、CD収容シート30の出し入れの 幅が、ちょうどCD収容シート30上のCDが完全に露出して取り出しに便利な ものとされている。
【0015】 図3、4、5、6を参照されたい。その中、図3は図5の断面図であり、図4 は図6の断面図である。図3、5より分かるように、押しボタン51はCDケー ス10の正面より突出し、CDケース10から上蓋20と凹溝22、底座60と 凸条63及びCDケース30の正面が観察できる時、断面図から押し棒52がバ ネ53に付勢されてCD収容シート30の位置決め溝33に進入すると同時に、 押しボタン51の斜面511を圧迫し押しボタン51をCDケース10の外に突 出させ、CD収容シート30の凹所34位置に弾性片40が収容されている。
【0016】 図4、6も参照されたい。押しボタン51が押圧操作を受ける時、その斜面5 11が押し棒52を圧迫し押し棒52を後退させありバネ53を圧縮させ、押し 棒52は後退して位置決め溝33を離脱しCD収容シート30は弾性片40の付 勢を受けて弾性進出し、並びに係止ブロック31と滑り溝32後端により進出の 制限がなされ、CD収容シート30がCDケース10より伸出する。この時使用 者はCDの出し入れを行うことができ、その後にCD収容シート30をCDケー ス10に押し込めば、押し棒52がバネ53の付勢を受けて再び位置決め溝33 に進入し、こうしてCDケース10の開閉動作が完成する。
【0017】 図7に示されるように、CDケース10の上蓋上面の左右側の前後端には凹溝 22が設けられ、底座60の底面の左右側の前後端には凸条63が設けられ、も う一つのCDケース10がCDケース10の上に置かれる時(即ち積み重ねられ る時)、凸条63が凹溝22に組み合わされて、CDケース10の積み重ねの安 定性を提供し、且つ凸条63、凹溝22による制限は四隅に設けた突出ブロック とそれに対応する凹部との組合せよりも安定性が高くCDケースが滑り落ちるの を防止できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のCDケースは、特に一種の弾性片構造及びその固定方式の改良により CDケース内のCD収容シートに対する位置決めと押し出し効果が良好で、CD 収容シートに対する係止と係止解除が確実に行えるほか、上蓋の凹溝とそれに対 応する底座の凸条の挿嵌により、複数が安定して積み重ねられるようにしてあり 、従来のものよりその機能が向上され、実用性と新規性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の上蓋取外し後の斜視図である。
【図3】本考案の断面図である。
【図4】本考案のCD収容シートが弾性片の弾性を受け
て押し出された状態を示す断面図である。
【図5】本考案の斜視図である。
【図6】本考案のCD収容シートが弾性片の弾性を受け
て押し出された状態を示す斜視図である。
【図7】本考案のCDケースの積み重ね状態表示図であ
る。
【符号の説明】
10 CDケース 20 上蓋 21 円孔 22 凹溝 30 CD収容シート 31 係止ブロック 32 滑り溝 33 位置決め溝 34 凹所 40 弾性片 41 第1曲折部 42 傾斜部 43 中段部 44 反傾斜部 45 前段部 46 弯曲押圧部 50 制御装置 51 押しボタン 511 斜面 52 押し棒 53 バネ 60 底座 61 収容室 611 長溝 62 凸粒 63 凸条 64 係止片 65 凸柱 66 止めブロック 67 凸体 68 止め縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上蓋20とされて、底面と前端を開口と
    する箱状体とされ、その両側面の前端と後端近くにそれ
    ぞれ円孔21を有している上記上蓋20と、 CD収容シート30とされて、その一側に位置決め溝3
    3を具え、別側の底面に滑り溝32を具え、後端に水平
    方向に凹んだ凹所34を具えている上記CD収容シート
    30と、 弾性片40とされて、略Z形を呈し、該CD収容シート
    30の後方に設けられてCD収容シート30の上記凹所
    34を付勢する上記弾性片40と、 制御装置50とされて、底座60の収容室61内に収容
    されて押しボタン51、押し棒52とバネ53で組成さ
    れている上記制御装置50と、 底座60とされて、前端の一側に収容室61を具え、後
    端内側に係止片64を具え、前端にCD収容シート30
    の滑り溝32に対応する凸体67を具え、両側面の前端
    と後端近くに上蓋20の円孔21に対応する凸粒62を
    具え、収容室61内に長溝611が設けられている上記
    底座60、 以上を具えたCDケースにおいて、 該底座60の後端内側にさらに設けられた凸柱65と止
    めブロック66に弾性片40の二つの曲折部の中の後方
    に位置する第1曲折部41が組み合わされると共に弾性
    片40の後端が上記係止片64に係止されることで弾性
    片40が底座60に位置決めされ、制御装置50のコイ
    ル形のバネ53が押し棒52に固定され、押し棒52が
    長溝611内で直線運動を行うように保持されると共に
    バネ53に付勢されて突出してCD収容シート30の位
    置決め溝33に進入するようにしてあり、CD収容シー
    ト30の位置決め溝33の側部に係止ブロック31が設
    けられてCD収容シート30の弾出のリミットを提供
    し、上蓋20の押し棒52と底座60の凸条63が複数
    のCDケースが積み上げられる時に相互に嵌合すること
    で積み重ねの安定性を提供して滑り落ち防止を行うよう
    にしてあり、 以上の構成からなるCDケース。
  2. 【請求項2】 前記弾性片40が、略Z形を呈する弾性
    条とされ、その二つの曲折部の中、後方の第1曲折部4
    1が、底座60の凸柱65に掛けられ、第1曲折部41
    の前に傾斜部42が連接し、該傾斜部42にZ形の中段
    部分をなす中段部43が連接し、該中段部43が反傾斜
    部44を介して前方の曲折部に連接し、この前方の曲折
    部がさらに前段部45に連接し、前段部45の前端がC
    D収容シート30に当接する弯曲押圧部46とされてな
    り、該弯曲押圧部46がCD収容シート30の凹所34
    と接触状態を保持し、弾性片40が一定の経路を以て伸
    縮動作するようにしてあることを特徴とする、請求項1
    に記載のCDケース。
JP1998007143U 1998-09-14 1998-09-14 Cdケース Expired - Lifetime JP3057713U (ja)

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