JP5638341B2 - 包装容器 - Google Patents

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本発明は、容器内部に緩衝機能を一体的に設けた包装容器に関するものである。
従来の包装容器は、外箱の内部に外箱とは別に形成した緩衝材を挿入して対象物の保護を図っていた。また、外箱の内部に設けられる緩衝用底や瓶底支持板を外箱と一体的に設けたものもある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このように従来の包装容器は、外箱の内部で対象物を保持する内箱となるものの形状を工夫して、内箱と外箱との間をリブを介して連結することで、外箱から直接内箱に衝撃が与えられることを緩和していた。
特開平10−291522号公報 特開平08−192831号公報
しかしながら、前述の特許文献1〜特許文献2のように、内箱がリブを介して外箱に直接固着される構造においては、リブがある部分に対して外箱から衝撃が加わった場合、内箱にも同様の衝撃が加わってしまう。すると、包装容器として十分な緩衝性能を発揮することができない場合がある。
本発明の目的は、対象物を保持する包装容器の緩衝性を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、外箱と、対象物を保持し前記外箱の内部空間を介して収容される内箱と、からなる二重構造の包装容器において、前記内部空間に隣接し前記内箱と対向する前記外箱の内箱対向面と、前記内箱対向面の幅よりも長い幅で構成され湾曲可能なシート状の湾曲片と、前記湾曲片の一端部を保持する保持片と、前記湾曲片の前記保持片と対向する端部に隣接し、前記内箱の高さより長い突出部を有する押込片と、を有し、前記包装容器を組み立てた状態において、前記外箱と前記内箱とが互いに固定される部分とは別に前記外箱と前記内箱との間に前記突出部が突出する隙間が形成され、前記隙間から前記押込片の前記突出部が内部へ押込まれた後に前記押込片が固定されることにより、前記湾曲片が前記内部空間でU字状に湾曲しつつ前記内箱に対して弾性的に押圧されることを特徴とする。
以上の構成により、内箱の姿勢を保持し、且つ包装容器に伝わった衝撃が湾曲片の弾性によって緩和される。このため、包装容器の緩衝性を向上させ、対象物を安全に保持することができる。
包装容器の全体構成を示す斜視図。 包装容器の使用状態を示す斜視図。 包装容器展開図。 包装容器の組立工程で上部位置保持片固定までの説明図。 包装容器の組立工程で外箱の外側面完成までの説明図。 包装容器の組立工程における断面説明図。
図を用いて本発明の実施形態を説明する。説明にあたり、包装容器1の概要を説明し、その後、包装容器1の詳細構成及び製造工程を説明する。
(包装容器1の概要)
図1及び図2を用いて、包装容器1の概要を説明する。図1は包装容器の全体構成を示す斜視図である。ここで、図1(a)は包装容器の完成直前の状態を示す図であり、図1(b)は包装容器の完成状態の外観を示す図である。また、図2は包装容器の使用状態を示す斜視図である。ここで、図2(a)はジッパー部を取り除く動作を説明する図であり、図2(b)は内箱を取り出す動作を説明する図である。
図1(a)に示すように、包装容器1は、外箱10と、保護する対象物Aを保持し外箱10の中に収容される内箱20と、からなる二重構造である。内箱20を外箱10の中に入れて外箱10の側面を閉じることで、図1(b)に示すように、内箱20は外箱10の内部に収容される。外箱10の前面13には、上下のミシン目Mで区切られるジッパー部13aが形成される。尚、内箱20には保護対象となる対象物Aが収容される。本実施形態においては、アンプル剤を例として挙げたが、これに限るものではない。
包装容器1を使用する際には、図2(a)に示すように、包装容器1の前面13にあるジッパー部13aを、ミシン目Mに沿って取り除く。すると、図2(b)に示すように、外箱10の内部に収容されていた内箱20の前側面21が露出する。このため、内箱20を外箱10から引き出すことができる。尚、前側面21と隣接する側面(右側面22、左側面23)との間に切り込みを入れておけば、前側面21が前面に倒れる。すると、前側面21をつまんで内箱20を引き出すことができるため、対象物Aが更に取り出しやすくなる。
(包装容器1の詳細構造)
図3を用いて、包装容器1の外箱10構造を展開図にて説明する。内箱20の構造は対象物Aの形状に応じて適宜変更されるものであるので、内箱20の構造の説明は省略する。図3は包装容器の展開図である。ここで、図3(a)は包装容器の表面側からみた展開図であり、図3(b)は包装容器の裏面側からみた展開図である。本実施形態の包装容器は、紙等、湾曲可能に構成され、曲げられると復元力によって弾性を生じるシート状の材質でできている。
図3に示すように、背面11、天面12、前面13、底面14が隣接している。そして、これらの4面を順に折り畳むことによって、外箱10の外側面が形成される。これらの各面の右側に隣接する面には右側面形成片15が形成され、各面の左側に隣接する面には左側面形成片16が形成される。右側面形成片15及び左側面形成片16によって、外箱10の側面が閉じられる。
底面14に隣接して、順次、立上片31、天面ガイド片32、上部位置保持片33、湾曲片34、押込片35が形成される。
立上片31は、底面14から天面ガイド片32の位置を所定高さに立上げるものである。このため、図3における立上片31の幅は、内箱20の高さとほぼ同じである。また、立上片31に内箱20の高さとほぼ同じ高さに立ち上げられた天面ガイド片32は、内箱20の上部を水平方向にガイドするものである。このため、外箱10の天面12と水平になるように、天面ガイド片32の幅は天面12の幅と同じである。天面ガイド片32には、折り畳んだときに立上片31方向に小さく突出する突出部32aが形成される。
上部位置保持片33は、天面ガイド片32の高さを保持するために外箱10の前面13の上部に固着されるものである。
湾曲片34は、天面12の幅よりも長い幅で構成される。このため、天面12に隣接する前面13と背面11との間隔よりも長いことになり、包装容器1を組み立てた段階においては湾曲することになる。
押込片35は、湾曲片34に隣接して一体的に形成される。押込片35は、突出した形状の突出部35aと、切欠かれた形状の溝部35bが形成される。
天面ガイド片32には、その右側面に右側面ガイド片36が、その左側面に左側面ガイド片37が形成される。
尚、図3(b)に示すように、背面11、右側面形成片15の一部片、左側面形成片16の一部片、上部位置保持片33には、接着面Gが形成される。
(包装容器1の製造工程)
図4乃至図6を用いて、包装容器1の製造工程を説明する。
図4は包装容器の組立工程で上部位置保持片固定までの説明図である。ここで、図4(a)は包装容器1の内箱20を除いた展開図であり、図4(b)は上部位置保持片33を固定するまでの状態図である。図5は包装容器の組立工程で外箱の外側面完成までの説明図である。ここで、図5(a)は湾曲片34及び押込片35の関係を説明する図であり、図5(b)は押込片35が押込まれた状態を説明する図である。尚、図5は包装容器1を下方側から見た図である。
図4(a)に示すように、包装容器1の展開図の裏面側を上面とし、押込片35から順次折り畳んでいく。そして、図4(b)に示すように、上部位置保持片33の接着面Gを前面13のジッパー部13a(図1参照)を避けた部分に接着する。ここで、湾曲片34の湾曲する方向にクセをつけておくと、後に所望の方向に湾曲しやすいので好ましい。また、クセが着きやすいように、紙目は包装容器1の長手方向になるように構成することが好ましい。
図5(a)に示すように、前面13を折り畳むと、湾曲片34が右側面ガイド片36と外箱10の天面12との間の内部空間に配置される。ここで、前述のように、湾曲片34の幅は天面12の幅よりも長いため、湾曲片34が天面12に沿うことはなく、内部空間の断面の対角線上に配置される。また、図5(b)に示すように、図5(b)のように背面11を立上片31に対して閉じ、押込片35の突出部35aを外箱10の内部に押込むと、湾曲片34はU字状に湾曲することになる。これについて、次に断面図を使って詳細に説明する。
図6は包装容器の組立工程における断面説明図である。ここで、図6(a)は背面11方向から見た側面図であり図6(b)は押込片35を押込む途中の説明図であり、図6(c)は押込片35を押込んだときの湾曲片34の状態説明図である。
背面11が立上片31に対して閉じられた後、図6(a)及び(b)に示すように、断面が平行四辺形状の外箱10の外側面を起こしていく。すると、図6(b)に示す上部位置保持片33が前面13の上部に固定される。ここで、外箱10の内部は天面ガイド片32により仕切られ、内箱20を収容する内箱収納空間2と、緩衝作用を付与する内部空間3とが形成される。即ち、ここでの天面12は、内部空間3に隣接し内箱20と対向する外箱10の内箱対向面である。
また、押込片35を外箱10の内部に押込みつつ外箱10の外側面を起こしていくと、内部空間3において、湾曲片34はU字状に湾曲することになる。この湾曲により、湾曲片34は天面ガイド片32に当接し、天面ガイド片32の下部に収容される内箱20に対して弾性的に押圧されることになる。これにより、内部空間3において緩衝作用が付与されることになる。
尚、押込んだ押込片35は、再度外部に突出しないように接着等の方法によって留められる。また、押込片35の溝部35bは、前述の天面ガイド片32の突出部32aに係止される。
以上説明したように本実施形態においては、天面12と内箱20との間に、天面12の幅よりも長い幅で構成され湾曲可能なシート状の湾曲片34と、湾曲片34に隣接し一体的に形成される押込片35とを有し、押込片35を外箱10の内部へ押込むことにより、湾曲片34が内部空間3でU字状に湾曲しつつ内箱20に対して弾性的に押圧される。これにより、内箱20の姿勢を保持し、且つ包装容器1の天面12に伝わった衝撃が湾曲片34の弾性によって緩和される。この結果、包装容器1は、内箱20に収納した保護をすべき対象物Aを安全に収容することができる。
また、本実施形態の包装容器1は、緩衝作用を有する湾曲片34を外箱10と一体的なシート上に構成している。このため上述の通り、特別な緩衝部材を用いることなく、折り畳むだけの作業で包装容器1に十分な緩衝機能を付与することができる。このように、本実施形態の包装容器1は、製造工程も簡便である。
また、本実施形態の包装容器1は、図1(a)に示すように、内箱20を外箱10の長手方向に挿入しつつも、外箱10のジッパー部13aを取り除くことで、外箱10の前面13側から内箱20を取り出す。このように、対象物Aが収納されている内箱20を長手方向に取り出すのではなく、短手方向に取り出す構成であるため、取り出しやすいという利点もある。
A…対象物
G…接着面
M…ミシン目
1…包装容器
2…内箱収納空間
3…内部空間
10…外箱
11…背面
12…天面
13…前面
13a…ジッパー部
14…底面
15…右側面形成片
16…左側面形成片
20…内箱
21…前側面
22…右側面
23…左側面
31…立上片
32…天面ガイド片
32a…突出部
33…上部位置保持片
34…湾曲片
35…押込片
35a…突出部
35b…溝部
36…右側面ガイド片
37…左側面ガイド片

Claims (1)

  1. 外箱と、対象物を保持し前記外箱の内部空間を介して収容される内箱と、からなる二重構造の包装容器において、
    前記内部空間に隣接し前記内箱と対向する前記外箱の内箱対向面と、
    前記内箱対向面の幅よりも長い幅で構成され湾曲可能なシート状の湾曲片と、
    前記湾曲片の一端部を保持する保持片と、
    前記湾曲片の前記保持片と対向する端部に隣接し、前記内箱の高さより長い突出部を有する押込片と、を有し、
    前記包装容器を組み立てた状態において、前記外箱と前記内箱とが互いに固定される部分とは別に前記外箱と前記内箱との間に前記突出部が突出する隙間が形成され、前記隙間から前記押込片の前記突出部が内部へ押込まれた後に前記押込片が固定されることにより、前記湾曲片が前記内部空間でU字状に湾曲しつつ前記内箱に対して弾性的に押圧されることを特徴とする包装容器。
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