JP6692524B2 - 印鑑収納ケース - Google Patents

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本発明は、ケース本体内に、印鑑ホルダーを配置してなる印鑑収納ケースに関する。
従来から、印鑑収納ケースとして、ケース本体と印鑑との間に設けた弾性体により、開蓋時、印鑑が起き上がり、ケース本体から印鑑を取り出しやすくしたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
実公昭34−15005号公報 実開昭59−162272号公報
しかしながら、特許文献1、2では、閉蓋時、印鑑は弾性体により蓋裏に強く当接し、印鑑が傷ついたり、変形する可能性がある。
特に、ケース本体上を摺動する蓋を使用する場合には、印鑑表面と蓋裏の摩擦による傷、変形が顕著となり、これらの不具合を防止する必要がある。
本発明は、前記蓋の開閉時、印鑑より常に上方に位置するとともに、蓋裏に当接する周縁部を前記印鑑ホルダーに設けることで、蓋の開閉時又は、閉蓋状態において、蓋裏が印鑑表面に当接しない為、印鑑表面と蓋裏の摩擦による傷、変形を確実に防止することができる印鑑収納ケースを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために完成された第1の発明は、上方を開口したケース本体と、前記ケース本体上を摺動し、前記開口を開閉する蓋と、前記ケース本体内に取り付けた弾性体により常に上方向へ付勢される印鑑ホルダーと、からなる印鑑収納ケースであって、前記蓋の開閉時、前記印鑑ホルダーに収納された印鑑より常に上方に位置するとともに、蓋裏に摺接する周縁部を前記印鑑ホルダーに設けたことを特徴とする印鑑収納ケースである。
第2の発明は、前記周縁部が突起で形成されていることを特徴とする第1の発明に記載の印鑑収納ケースである。
第3の発明は、前記蓋裏の一部に衝撃吸収部を設け、前記衝撃吸収部は閉蓋状態で、前記印鑑ホルダーに収納された前記印鑑の上側に位置していることを特徴とする第1の発明または第2の発明に記載の印鑑収納ケースである。
第1の発明では、上方を開口したケース本体と、前記ケース本体上を摺動し、前記開口を開閉する蓋と、前記ケース本体に取り付けた弾性体により常に上方向へ付勢される印鑑ホルダーと、からなる印鑑収納ケースであって、前記印鑑ホルダーは、前記蓋の開閉時、前記印鑑ホルダーに収納された印鑑より常に上方に位置するとともに、蓋裏に当接する周縁部を有している為、蓋の開閉時、蓋裏が印鑑表面を擦ることがなく、印鑑表面が傷ついたり、変形することを確実に防止することできる。
第2の発明では、前記周縁部が突起で形成されている為、周縁部が、前記印鑑を側方から取り出す際に、障害となることがなく、更に、横から印鑑を目視で確認できる為、印鑑を取り出しやすい。
第3の発明では、前記蓋裏の一部が弾性部材で形成された衝撃吸収部を設け、前記衝撃吸収部は閉蓋状態で、前記印鑑ホルダーに収納された印鑑の上側に位置している為、印鑑収納ケースを持ち運ぶ際に、印鑑の上下振動による蓋裏への衝撃を緩和する事で、印鑑のガタつき音を緩和すると同時に、印鑑が傷ついたり、変形することを確実に防止することができる。
本発明の第1から第3の実施形態の閉蓋状態を示す斜視図である。 本発明の第1、第2の実施形態の開蓋状態を示す斜視図である。 本発明の第1から第3の実施形態の蓋を示す下方向からの斜視図である。 本発明の第1から第3の実施形態の閉蓋状態を示すA−A断面図である。 本発明の第1から第3の実施形態の閉蓋状態を示すB−B断面図である。 本発明の第1から第3の実施形態の閉蓋状態を示すC−C断面図である。 本発明の第1、第2の実施形態の開蓋状態を示すD−D断面図である。 本発明の第1の実施形態の閉蓋動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第1の実施形態の印鑑ホルダーを示す正面図である。 本発明の第1から第3の実施形態の印鑑ホルダーを示す平面図である。 本発明の第1から第3の実施形態の印鑑ホルダーを示す下方向からの斜視図である。 本発明の第1から第3の実施形態の印鑑ホルダーを示すE−E断面図である。 本発明の第1から第3の実施形態の印鑑ホルダーを示す右側面図である。
次に、本発明の第1の実施形態の印鑑収納ケースを図1〜図13に基づいて説明する。
尚、本発明において「前方」「前端」とは、蓋を閉める時、蓋を摺動させる方向を指し、「後方」「後端」とは蓋を開ける時、蓋を摺動させる方向を指す。
また、前記した「前方」「前端」に向かって右側を「右」、左側を「左」とする。
ケース本体1は、四方を側縁で囲まれ、上方を開口した有底箱型であり、その内部には印鑑ホルダー4を配置する。前記印鑑ホルダー4には、印鑑5が収納される。前記印鑑5の形状は円筒型の丸型印や、角柱型の角型印等、既知の形状を使用できる。前記ケース本体1の内部には、前記印鑑ホルダー4の周囲に枠体11を配置する。前記枠体11は、前記印鑑ホルダー4の長辺から短辺に向かって垂直に曲折した略L字型を有する。前記枠体11には、朱肉部6と印面ブラシ7と印紙収納部8と印紙濡らし部9が設けられている。
前記ケース本体1は、図2に示すように、左右の対向する両側縁頂部の後方から前端にかけてレール1aが設けられている。前記レール1aは、上方へ突き出した突起として形成されている。前記レール1aの後端部には、内側(前記ケース本体1の内部方向)に向けて形成された嵌合溝1bが形成されている。前方の側縁は、前記枠体11より上方、且つ、中央部に係合孔1cが設けられている。また、図7に示すように、前記印鑑ホルダー4が配置されている前記ケース本体内底面には弾性体固定部1dが設けられている。
前記蓋2は、図1、図3に示すように、ケース本体1の上方開口部を閉鎖するように、前記上方開口部と略同形状・略同寸法で成型されている。前記蓋2の裏面には、リブ2b、嵌合突起2c、係合突起2dが設けられている。前記リブ2bは、蓋裏の全周縁を、下方にやや突き出した縁部として形成されている。前記リブ2bのうち、前方縁部両端近傍には、前記レール1aが通過できるように切欠2gを設ける。前記嵌合突起2cは、前記リブ2bの左右縁部の後方に設けられ、内側(前記ケース本体1の内部方向)に向けて突き出すように構成されている。前記係合突起2dは、前方縁部の中央から、前方へ突き出した鉤状の突起として形成されている。
前記印鑑ホルダー4は、図2、図9〜図12に示すように、前記印鑑5を横向きに収納する収納部4aが2つ設けられ、当該収納部4aの形状は、前記印鑑5の長手方向の形状に対応する窪みを有する。前記印鑑ホルダー4は、前記ケース本体1内において、短辺が前方を向くように配置されている。また、前記印鑑ホルダー4は、前記ケース本体1内において、前記収納部4aの後端が前記ケース本体1の後端側縁に対面し、且つ、前記収納部4aの左端がケース本体1の左側縁に接するように配置されている。前記収納部4aの左端側片に周縁部4bが設けられている。前記収納部4aの後端は開放しており、前端には壁が形成されている。前記壁は、前方へ円弧状に窪んだ円弧状部4fを有する。前記収納部4a底面の中央付近から前端部にかけて、局所的に窪んだ凹陥部4gが設けられている。前記印鑑ホルダー4の裏面中央近傍には弾性体固定部4dが設けられている。また、前記印鑑ホルダー4の裏面前端には、突起が外側(前記ケース本体1の外部方向)に突き出すように構成された凸部4eが設けられている。前記凸部4eが前記枠体11に設けられた孔11aに挿入され、前記印鑑ホルダー4は、前記凸部4eを支点として回動自在に取り付けられている。ここで、前記孔11aは、図4、図7に示すように、前記凸部4eに対応する前記枠体11の下方位置に設けられている。
前記弾性体10は、図7に示すように、前記ケース本体1と前記印鑑ホルダー4にそれぞれ設けた、前記弾性体固定部1d、4dに両端が固定されている。
前記周縁部4bは、図9に示すように、前記印鑑ホルダー4の前記収納部4aの左端側片に設けており、前記左端側片をそのまま上方向へ延長した形態を有している。その高さは、前記蓋2の開閉時、収納している前記印鑑5より、常に上方位置にある。例えば、図13に示すように、前記印鑑ホルダー4の前記収納部4aが丸型の場合、前記収納部4aの底面から前記周縁部4b頂点までの長さ(図中のH1及びH2)を、前記収納部4aの直径(図中のR1及びR2)よりも長く設定(H1>R1及びH2>R2)すればよいし、前記収納部4aが角型の場合(図示しない)、前記収納部4aの底面から前記周縁部4b頂点までの長さを、底辺よりも長く設定すればよい。当該設定とすれば、市場に流通する一般的な丸型印(円柱型)や角型印(正四角柱型)を前記収納部4aに収納した場合、前記周縁部4bを前記印鑑5(丸型印や角型印)より常に上方に位置させることができる。
次に、本発明の第1の実施例の作用・効果について説明する。
本発明の印鑑収納ケースは蓋側を上にした状態で使用する。
前記ケース本体1の前記レール1aの外側を、前記蓋2の前記リブ2bが当接しながら前記蓋2を摺動させることができる。その為、前記蓋2が左右にずれることなく、前記ケース本体1の開口部上を矢印P方向へ摺動させ、前記開口部を閉鎖することができる。閉蓋状態では、前記嵌合溝1bと前記嵌合突起2c及び、前記係合孔1cと前記係合突起2dが嵌合する事により前記蓋2の摺動をロックし、前記蓋2が不用意に動くことがなく、持ち運びにも優れている。また、閉蓋状態では、蓋表面に形成された滑り止め2aを指等で矢印Q方向に力を加えると、前記ロックが解除される。前記蓋2を閉める時と逆方向に、前記ケース本体1の前記レール1aの外側を、前記蓋2のリブ2bが当接しながら摺動させると、前記ケース本体1と前記蓋2を分離することができる。
前記印鑑ホルダー4は、前記弾性体固定部1d、4dにより固定された前記弾性体10の反発力により常に上方向に付勢されている。また、前記印鑑ホルダー4は、前記凸部4eを支点として回動自在になっている。閉蓋状態では、図4に示すように、蓋裏に前記印鑑ホルダー4の前記周縁部4bが当接することにより、前記印鑑ホルダー4の回動は阻止されている。開蓋状態では、図7に示すように、前記印鑑ホルダー4は、前記凸部4eを支点として回動し、前記印鑑ホルダー4の前端に設けられた前記壁の前方上部が前記枠体11の側面に当接することにより、回動が止められ、前記ケース本体1の底部に対して、一定の角度を保ったまま起立する。このように構成することで、前記ケース本体1の側縁が障害になることなく、前記印鑑5を取り出しやすくする効果がある。前記収納部4aに設けた前記円弧状部4f及び、前記凹陥部4gは、前記印鑑5の印面を前方に向けて収納する際、前記収納部4aと印面部との接触面積を減らすことにより、前記印鑑5の印面に付着したインキ等で前記収納部4aが汚れることを防止する効果がある。
また、前記蓋2の開閉時、前記印鑑ホルダー4に収納された前記印鑑5より常に上方に位置するとともに、蓋裏に当接する前記周縁部4bを前記印鑑ホルダーに設けている為、蓋裏で前記印鑑5の表面を擦ることなく、前記蓋2の開閉ができ、前記印鑑5を傷付けたり、変形することを確実に防止することができる。
本発明の実施形態の閉蓋動作を、図8を用いて説明する。
前記弾性体10の反発により前記印鑑ホルダー4が起立した状態(図8(a))から、指等で前記印鑑5(前記印鑑ホルダー4)を下方に押し込む。この状態のまま、蓋裏に前記周縁部4bを前記弾性体10の反発力に抗しながら当接させ、前記蓋2を前記ケース本体1の開口部後方に設置する(図8(b))。前記状態から前記蓋2を矢印P方向へ力を加えると、前記周縁部4bが蓋裏に当接したまま、前記蓋2を摺動することができる(図8(c))。尚、前記蓋2を開ける際は、上記閉蓋時とは逆の動作を行えばよい。そして開蓋時も同様で、前記印鑑5の表面に蓋裏が擦れることはなく、前記印鑑5表面に傷が付いたり、変形することを確実に防止することができる。
ここで、前記ケース本体1に設けられた前記レール1aは、前記ケース本体1の左右側縁の端から端まで設けてもよいし、部分的に設けてもよい。また、前記嵌合溝1bは、前記レール1a頂部の後端に限らず、前端、中央等、どこに設けてもよいし、左右側縁の端から端まで設けてもよい。前記係合孔1cは、前記枠体11より上方に位置していれば、前記ケース本体1の前方側縁のどこに設けてもよい。前記弾性体固定部1dは前記印鑑ホルダー4が配置する底面であればどこに設けてもよい。
前記蓋2は、前記ケース本体1の上方開口部を覆うことができれば、形状、寸法は限定されない。前記リブ2bは、前記蓋2の左右縁部と前方縁部の端から端まで設けても良いし、部分的に設けても良い。前記嵌合突起2cは、前記リブ2bの左右縁部の後方に限らず、前方、中央等、どこに設けてもよいし、左右縁部の端から端まで設けてもよい。前記係合突起2dは、前方側縁のどこに設けてもよい。
前記印鑑ホルダー4の前記収納部4aは、前記印鑑5の長手方向の形状と略同形状の窪みを有するのが好ましいが、前記窪みの形状は、三角形、四角形といった多角形等でもよく、形状は限定されない。また、前記収納部4aは前記印鑑5をホールドする形状であってもよい。前記収納部4aは1つでも複数設けてもよい。
前記印鑑ホルダー4は、前記ケース本体1内において、どこに配置されていてもよい。前記円弧状部4fは、後方へ円弧状に張り出していてもよいし、形状も印面との接触面積が減らすことができる形状であれば円弧状に限定されない。凹陥部4gも前記円弧状部4fと同様、前記収納部4aの底面から凸状に張り出すように形成されていてもよい。前記弾性体固定部4dは、前記印鑑ホルダー4のどこに設けてもよい。
前記印鑑ホルダー4の前記凸部4eは、前記印鑑ホルダー4の後端、左右端等、前記印鑑ホルダー4底面の四方いずれに設けてもよい。また、前記印鑑ホルダー4の前記凸部4eは設けず、前記弾性体10の反発力により、前記印鑑ホルダー4が真上に押し上げられるように構成してもよい。この場合、前記弾性体10の反発力と、前記印鑑ホルダー4と前記印鑑5の重力が釣り合う位置まで前記印鑑ホルダー4は押し上げられる。
前記弾性体10はケース本体1、印鑑ホルダー4のどちらか一方に固定されていてもよい。また、前記弾性体10は、バネ体、ゴム体、その他弾性を有するものであれば特に限定されない。
前記印鑑ホルダー4の前記周縁部4bは、前記収納部4aの各側片のどこに設けてもよいし、複数形成してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態の印鑑収納ケースを図2に基づいて説明する。ここでは、前記した第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、前記印鑑ホルダー4の前記周縁部4bが突起4cで形成されており、前記収納部4aの側片の一部分が上方に盛り上がるように構成されている。
次に、本発明の第2の実施例の作用・効果について説明する。ここでは、前記した第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
前記印鑑ホルダー4の前記周縁部4bが前記突起4cで形成されることで、前記印鑑ホルダー4が起立した状態において、前記周縁部4bが、前記印鑑5を側方から取り出す際に、障害となることがなく、更に、横から前記印鑑5を目視で確認できる為、前記印鑑5を取り出しやすい効果がある。
尚、前記印鑑ホルダー4の前記突起4cは各側片のどこに設けてもよいし、同一側片に複数形成してもよい。しかしながら、設ける位置について、前記蓋2を前記ケース本体1に設置する際(図8(b))、前記突起4cより先に前記印鑑5が蓋裏に当接しないように、前記突起4cは、前記印鑑ホルダー4の後方もしくは、後端に設定した方が好ましい。
次に、本発明の第3の実施形態の印鑑収納ケースを図3、図6に基づいて説明する。ここでは、前記した第1、2の実施形態と異なる点のみを説明する。
図3、図6に示すように、前記蓋2の裏面には、前方、後方にそれぞれ、エラストマーで成型された衝撃吸収部3aが配置されている。前記衝撃吸収部3aは、閉蓋状態において、前記印鑑ホルダー4に収納された前記印鑑5の上側に位置している。
次に、本発明の第3の実施例の作用・効果について説明する。ここでは、前記した第1、2の実施形態と異なる点のみを説明する。
前記衝撃吸収部3aは、閉蓋状態では前記印鑑ホルダー4に収納された前記印鑑5の上側に位置している為、持ち運び時等の前記印鑑5の上下揺動による蓋裏への前記印鑑5の衝撃及び衝撃による印鑑のガタつき音を緩和する効果がある。
次に、本発明の第3の実施例の好ましい形態について説明する。
前記蓋2の表面には、図3、図6に示すように、表面よりやや窪んだ凹部2eを形成している。前記凹部2eは、前記蓋2と略同形状で、寸法は一回り小さい。前記凹部2eの底面には、前方、後方にそれぞれ、嵌合孔2fを形成している。前記凹部2eに、弾性部材3を設けている。
前記弾性部材3は、扁平且つ、前記凹部2eと略同形状である。前記弾性部材3の底面には、前記弾性部材3と一体成型された突起状の衝撃吸収部3aを設けている。前記衝撃吸収部3aは、前記凹部2eの前記篏合孔2fに嵌合すると同時に、前記嵌合孔2fから前記衝撃吸収部3aの先端部が蓋裏へ突き出るように構成されている。
次に、本発明の第3の実施例の好ましい形態の作用・効果について説明する。
前記弾性部材3は、前記蓋2を前記ケース本体1から取外し、捺印用のマットとして使用することができる。前記蓋2を前記ケース本体1から着脱自在に嵌合するように構成したのは、この理由からである。
また、前記衝撃吸収部3aは、前記弾性部材3を捺印用マットとして使用する際の滑り止めとしての効果がある。それと同時に、前記衝撃吸収部3aは、閉蓋状態では前記印鑑ホルダー4に収納された前記印鑑5の上側に位置している為、前記印鑑5の上下揺動による蓋裏への前記印鑑5の衝撃及び衝撃による前記印鑑5のガタつき音を緩和する効果がある。
前記蓋2の前記凹部2eは、形状、寸法共に限定されない。嵌合孔2fは、閉蓋状態で前記印鑑5の上側に位置するのであれば、前記凹部2e上のどこに設けてもよい。
前記弾性部材3の底面に設ける前記衝撃吸収部3aは、前記嵌合孔2fの位置に対応する位置に設ければよい。
また、前記弾性部材3はエラストマー製である。ここでエラストマーとは、常温付近でゴム状弾性を有するものの総称で、架橋した天然ゴム、スチレンーブタジエン共重合体・アクリロニトリルーブタジエン共重合体・クロロプレンゴム・シリコーンゴム・エチレンープロピレンージエンゴム等の合成ゴムのほか、ポリエチレン・ポリイソブチレン等の熱可塑性ポリオレフィン(TPO)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ポリスチレン(SBS)、アクリル系熱可塑性樹脂等を採用可能である。
前記衝撃吸収部3aは、弾性部材3と一体成型せずに、別体として蓋裏に設けてもよく、設ける位置は、蓋裏の前記印鑑5の上側に位置していれば、どこに設けてもよい。
以上の通り、本発明の印鑑収納ケースでは、印鑑ホルダーに前記蓋の開閉時、前記印鑑ホルダーに収納された印鑑より常に上方に位置するとともに、蓋裏に当接する周縁部を設けることで、蓋の開閉時、蓋裏が印鑑表面を擦ることがなく、印鑑表面が傷ついたり、変形することを確実に防止することができる。
また、前記周縁部が突起で形成されている為、周縁部が、前記印鑑を側方から取り出す際に、障害となることがなく、更に、横から印鑑を目視で確認できる為、印鑑を取り出しやすい。
更に、前記蓋裏の一部が弾性部材で形成された衝撃吸収部を設けることで、印鑑収納ケースを持ち運ぶ際に、印鑑の上下振動による蓋裏への衝撃を緩和する事で、印鑑のガタつき音を緩和すると同時に、印鑑が傷ついたり、変形することを確実に防止することができる。
以上、本発明に係る印鑑収納ケースの好ましい実施形態を説明したが、本発明の技術的思想は、ここで説明された実施形態に限定して解釈されるべきではない。当業者は、本発明の要旨又は技術思想から逸脱しない範囲で、この実施形態を適宜、変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を伴う印鑑収納ケース及び関連する周辺技術は、本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 ケース本体
1a レール
1b 嵌合溝
1c 係合孔
1d 弾性体固定部
2 蓋
2a 滑り止め
2b リブ
2c 嵌合突起
2d 係合突起
2e 凹部
2f 嵌合孔
2g 切欠
3 弾性部材
3a 衝撃吸収部
4 印鑑ホルダー
4a 収納部
4b 周縁部
4c 突起
4d 弾性体固定部
4e 凸部
4f 円弧状部
4g 凹陥部
5 印鑑
6 朱肉部
7 印面ブラシ
8 印紙収納部
9 印紙濡らし部
10 弾性体
11 枠体
11a 孔

Claims (3)

  1. 上方を開口したケース本体と、
    前記ケース本体上を摺動し、前記開口を開閉する蓋と、
    前記ケース本体内に取り付けた弾性体により常に上方向へ付勢される印鑑ホルダーと、
    からなる印鑑収納ケースであって、
    前記蓋の開閉時、前記印鑑ホルダーに収納された印鑑より常に上方に位置するとともに、蓋裏に摺接する周縁部を前記印鑑ホルダーに設けたことを特徴とする印鑑収納ケース。
  2. 前記周縁部が突起で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の印鑑収納ケース。
  3. 前記蓋裏の一部に衝撃吸収部を設け、前記衝撃吸収部は閉蓋状態で、前記印鑑ホルダーに収納された前記印鑑の上側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印鑑収納ケース。

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