JPS5926954Y2 - Ｔ型剃刀 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はＴ型剃刀に関するものであって、その目的は
組付けが容易で、かつ安全に使用することができるＴ型
剃刀を提供することにある。

以下、この考案のＴ型剃刀を具体化した一実施例を図面
に従って説明すると、１はハンドルであって、その上端
には無蓋箱状の取付部２が形成されるとともに、同取付
部２両側には弾性を有する取付片３が側方へ向ってそれ
ぞれ二叉状に突設されている。

４は同取付部２及び取付片３０前後両面上縁部に前方及
び後方へ向って張り出し形成された案内突条である。

５は同案内突条４の両端部に突設された截頭直角三角形
状を威す係止突起であって、その一側方には前記案内突
条４に対して鈍角状に傾く摺接面５ａが形成されるとと
もに、その他側方には案内突条４に対して直立な係止面
５ｂに形成されている。

６は前記同案内突条４の他側端部下面に下方へ向って突
設されたストッパ突起である。

７はハンドル１の取付部２及び取付片３に対シて装着さ
れる刃体ユニットであって、その内部には刃先が前方へ
突出する上下一対の刃体８がスペーサ（図示しない）を
介して上下に配設されている。

９は同月体ユニツ）７下面の向上面の両面及び中央部四
箇所に下方へ向って突設された支持突条であって、それ
ぞれ刃体ユニット７の長手方向と直交する方向に延びる
ように形成されている。

１０は刃体ユニット７下面の前後両側から下方へたれ下
がった保持壁７ａ、７ｂの内側面下端の中央及び両端部
に前記支持突条９と対向するように内方へ向って突設さ
れた挾持片であって、前記支持突条９との間に前記案内
突条４を挾持しなから摺動案内し得るように形成されて
いる。

すなわち、支持突条９と挾持片１０とにより前記案内突
条４へ嵌合されるあり溝部が構成されている。

１１は刃体ユニット７の保持壁７ ａ 、７ ｂ両端部
で前記係止突起５と対応する位置に凹設された嵌合溝で
あって、それぞれ係止突起５が嵌合し得るように断面が
截頭直角三角形状を収す空間を有している。

次に、上記のように構成されたＴ型剃刀について、その
作用を説明する。

第１図、及び第２図に示すように、バンドル１０案内突
条４に対してその係止突起５の摺接面５ａ側から、刃体
ユニット７をその支持突条９と挾持片１０との間に嵌合
すルヨウに嵌挿する。

このとき、バンドル１の係止突起５が刃体ユニット７下
面の保持壁？ａｔ７ｂによって押圧されるために、取付
片３はその弾性により内方へ曲げられるが、係止突起５
に刃体ユニット７の嵌合溝１１が嵌合可能な位置に移動
した際に、その弾性により取付片３は戻り、係止突起５
は嵌合溝１１に嵌合される。

そして、このときちょうどストッパ突起６に挟持片１０
の側面が係止されるので、第３図に示すように、バンド
ル１の全ての係止突起５に対して刃体ユニット７の全て
の嵌合溝１１が嵌合される。

この状態においては、同図に示すように、刃体ユニット
７はバンドル１に対して、その一方向にはストッパ突起
６と挾持片１０との係合により、又その逆方向には係止
突起５と嵌合溝１１との嵌合により移動不能になるので
、刃体ユニット７はバンドル１に確実に固定保持され、
分離不能になる。

このように、この考案は刃体ユニット７をバンドル１０
案内突条４に対し、単に一方から摺動嵌合するのみで分
離不能な組付けが容易にできるばかりでなく、バンドル
１に刃体ユニット７が一体的かつ、分離不能に固定され
た剃刀では、ひげを剃っているときに誤って刃体ユニッ
トＴに横方向の力を加えても刃体ユニット７が動いてし
まうことがないので安全に使用できる効果がある。

なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば係止突起５として第４図に示すように四半円形
状のものを採用したり、第５図に示すように鋭角的に傾
いた三角形状を成すものを採用したり、又ストッパ突起
６を取付部２又は取付片３の上面に設げて支持突条９に
係止可能にしたり、ストッパ突起６を刃体ユニット７下
面に設げて取付片３が二叉状に突設される取付部２側面
に係止させ得るようにしたり、刃体ユニット７として一
枚刃のものを採用したり、上下一対の刃体８間を前後動
して両刃体８間に溜まるひげがすを外部へ排除すること
ができるひげかす排除板を有するものを採用したり、又
バンドル１の二叉状の取付片３を側端程拡がるように若
干拡開した形状にしたり、さらに同取付片３の側端が刃
体ユニットＴの側端より内方に位置するようにバンドル
１上端両側の取付片３０両側端間の長さが刃体ユニット
７０両側端間の長さより短くなるように形成したり、そ
の他者部の形状及び構成を適宜変更する等、この考案の
趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。

以上詳述した本考案のＴ型剃刀は、バンドル１の上端左
右両側には弾性を有するように二叉状をなす取付片３を
左右両側方に向ってそれぞれ突設し、同取付片３０前後
両面には前方及び後方に向って突出する案内突条４を設
げ、又刃体ユニット７の下部には前記バンドル１の案内
突条４に摺動嵌合されるあり溝部７ａ、ｙｂ 、９，１
０を形成したＴ型剃刀において、左右両側の二叉状取付
片３のうち、非挿入側である一方の二叉状取付片３にお
ける案内突条４の前後両面に係止突起５を突設するとと
もに、この係止突起５には案内突条４かも二叉状取付片
３の一側方へ案内突条４に対して鈍角に傾くように延び
る摺接面５ａと、その摺接面５ａの頂部から案内突条４
に対して直角又は鋭角に傾くように延びる係止面５ｂと
を形成し、前記あり溝部の一部を構成する保持壁７ ａ
＞ ７ ｂの内側面にはバンドル１に対して刃体ユニ
ット７が装着された際にバンドル１に対する刃体ユニッ
ト７０反挿入方向への移動を阻止するように前記係止突
起５と係合する嵌合部１１をこの係止突起５とほぼ同形
状に凹設し、さらに非挿入側である一方の二叉状取付片
３における両案内突条４の下面の一側端部には前記係止
突起５よりも一側方に位置するようにストッパ突起６を
下方へ向って突設するとともに、前記あり溝部の保持壁
７ａ、７ｂの下端には、ノ・ンドル１に対して刃体ユニ
ット７が装着された際に７・ンドル１に対する刃体ユニ
ットＩの挿入方向への移動を阻止するように前記ストッ
パ突起６に対し互いに係合可能な挟持片１０を突設した
ことを特徴とする。

従って、組付けが容易で、かつ安全に使用することがで
きる効果を奏するので剃刀として実用上好ましい考案で
ある。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの考案のＴ型剃刀を具体化した一実施例を後
上方から見た分解斜視図、第２図は同じく前下方から見
た要部分解斜視図、第３図は同じく平断面図、第４図及
び第５図は係止突起５の別個を示す要部拡大平面図であ
る。 １・・・・・・バンドル、２・・・・・・取付部、３・
・・・・・取付片、４・・・・・・案内突条、５・・・
・・・係止突起、５ａ・・・・・・摺接面、５ｂ・・・
・・・係止面、６・・・・・・ストッパ突起、Ｔ・・・
・・・刃体ユニット、７ａ、７ｂ・・・・・・保持壁、
８・・・・・・刃体、１０・・・・・・挾持片、１１・
・・・・・嵌合溝。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハンドル１の上端左右両側には弾性を有するように二叉
   状をなす取付片３を左右両側方に向ってそれぞれ突設し
   、同取付片３０前後両面には前方及び後方に向って突出
   する案内突条４を設け、又刃体ユニット７の下部には前
   記ハンドル１の案内突条４に摺動嵌合されるあり溝部７
   ａ、７ｂｔ９１０を形成したＴ型剃刀において、 左右両側の二叉状取付片３のうち、非挿入側である一方
   の二叉状取付片３における案内突条４の前後両面に係止
   突起５を突設するとともに、この係止突起５には案内突
   条４かも二叉状取付片３の一側方へ案内突条４に対して
   鈍角に傾くように延びる摺接面５ａと、その摺接面５ａ
   の頂部から案内突条４に対して直角又は鋭角に傾くよう
   に延びる係止面５ｂとを形成し、前記あり溝部の一部を
   構成する保持壁７ａ、７ｂの内側面にはハンドル１に対
   して刃体ユニット１が装着された際にハンドル１に対す
   る刃体ユニット７の反挿入方向への移動を阻止するよう
   に前記係止突起５と係合する嵌合部１１をこの係止突起
   ５とほぼ同形状に凹設し、さらに非挿入側である一方の
   二叉状取付片３における同案内突条４の下面の一側端部
   には前記係止突起５よりも一側方に位置するようにスト
   ッパ突起６を下方へ向って突設するとともに、前記あり
   溝部の保持壁？ａ 、７ｂの下端には、ハンドル１に対
   して刃体ユニット７が装着された際にハンドル１に対す
   る刃体ユニット７の挿入方向への移動を阻止するように
   前記ストッパ突起６に対し互いに係合可能な挟持片１０
   を突設したことを特徴とするＴ型剃刀。