JP4760841B2 - ゲート装置 - Google Patents

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Description

この発明は、通路における利用者の通行を制限するゲート装置に関する。
従来、鉄道の駅の改札口では、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を自動改札機で行っている。自動改札機は、利用者が所持しているキップ、定期券、プリペイド券等の乗車券を受け付け、この乗車券に記録されている乗車券情報を読み取り、読み取った乗車券情報に基づいて、その利用者に対する改札通路の通行可否を判定する。自動改札機は、利用者に対して改札通路の通行を許可すると判定すると、改札通路の出口側に位置する扉を開し、反対に、利用者に対して改札通路の通行を許可しないと判定すると、改札通路の出口側に位置する扉を閉する。
また、一般的な鉄道会社では、利用者の属性を年齢で幼児(6歳未満)、子供(6歳以上12歳未満)、または大人(12歳以上)に分類し、鉄道の利用にかかる乗車券の価値(乗車料金)を定めている。通常、幼児は、鉄道の利用に際して乗車券を必要としない。子供、および大人は、鉄道の利用に際して乗車券を必要とするが、子供用の乗車券の価値は、通常、大人用の乗車券の半分である。乗車券に記録されている乗車券情報には、子供用であるか、大人用であるかを示す情報が含まれている。
自動改札機は、改札通路に進入した利用者の身長から、その利用者が幼児、子供、大人のいずれであるかを判定している。具体的には、幼児と子供とを区別する第1の高さや、子供と大人とを区別する第2の高さ(第2の高さは、第1の高さよりも高い。)を予め設定している。自動改札機は、透過型や、反射型の光センサを用いて、改札通路を通行している利用者の身長が、第1の高さよりも高いかどうか、および第2の高さよりも高いかどうかを検出することにより、この利用者の身長が、第1の高さ以下の幼児、第1の高さよりも高く、第2の高さ以下の子供、第2の高さよりも高い大人のいずれであるかを判定している。また、改札通路を通行している利用者を撮像した撮像画像から利用者の身長が、閾値よりも高いかどうかを検出することにより、この利用者が大人であるか、子供であるかを判定する自動改札機も提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−14038号公報
しかしながら、従来の自動改札機は、改札通路を通行している利用者の姿勢に関係なく、その利用者の体の最も高い位置を用いて身長を判断しているので、利用者が改札通路をしゃがんで通行した場合、大人の利用者を子供や幼児と誤判定したり、子供の利用者を幼児と誤判定するという問題があった。言い換えれば、大人や子供の利用者が幼児になりすまし、乗車券を持たずに改札通路を、しゃがんで通行する不正や、大人の利用者が子供になりすまし、子供用の乗車券で改札通路をしゃがんで通行する不正が行われても、それを検出することができなかった。すなわち、大人や子供の利用者が幼児になりすましたり、大人の利用者が子供になりすまして、通路を不正に通行をするのを十分に防止できなかった。
この発明の目的は、大人や子供の利用者が幼児になりすましたり、大人の利用者が子供になりすまして、通路を不正に通行をするのを防止することができるゲート装置を提供することにある。
この発明のゲート装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下の構成を備えている。
このゲート装置では、券情報読取手段が、利用者が所持する通行券を受け付け、その通行券に記録されている券情報を読み取る。また、判定手段が、前記券情報読取手段が読み取った券情報に基づいて、その利用者に対する通路の通行可否を判定する。そして、通行制限手段が、前記判定手段の判定結果に応じて、前記通路における利用者の通行を制限する。
また、このゲート装置では、券情報読取手段が読み取った券情報が大人用の券情報でなければ、年齢推定手段が、通路を通行している利用者の撮像画像から、その利用者の年齢を推定する。言い換えれば、券情報読取手段が読み取った券情報が大人用の券情報であれば、年齢推定手段が、通路を通行している利用者の撮像画像から、その利用者の年齢を推定する処理を行わない。利用者の年齢は、例えば、特開2005−275935号公報等に記載されている技術を利用し、撮像画像から利用者の顔部品(目、鼻、口、眉、顎、額等)の特徴量を抽出し、ここで抽出した特徴量に基づいて推定すればよい。
また、前記判定手段は、通行券を受け付けなかった利用者については、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する構成としてもよい。例えば、予め定めた上限年齢(例えば、40歳)と、下限年齢(例えば、20歳)と、の間であれば通行を許可しないと判定する構成としてもよい。
したがって、大人や子供の利用者が通路をしゃがんで通行しても、撮像画像から推定した利用者の年齢に基づいて通路の通行可否を判定するので、大人や子供の利用者が幼児になりすまして、通路を不正に通行をするのを防止することができる。
また、通路を通行している利用者の高さが、予め定めた高さを超えているかどうかを検出する高さ検出手段を設け、通行券を受け付けなかった利用者であって、且つ前記高さ検出手段が検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていなければ、その利用者については、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する構成としてもよい。この場合には、通行券を受け付けなかった利用者であって、且つ前記高さ検出手段が検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていれば、前記年齢推定手段による利用者の年齢の推定を行うことなく、前記通路における利用者の通行を許可しないと判定すればよい。このようにすれば、前記年齢推定手段による利用者の年齢を推定する処理を行う頻度が抑えられる。
また、前記判定手段を、撮像画像から得られた利用者の姿勢も加えて、前記通路の通行可否を判定する構成とすれば、しゃがんで通行している利用者に対して通行を禁止したり、車椅子に乗っている利用者に対して通行を許可することができる。
また、前記判定手段を、前記券情報読取手段が読み取った券情報が子供用の券情報である利用者については、その券情報、および前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する構成とすれば、大人の利用者が子供になりすまして通路を通行するのを防止することができる。
さらに、前記通行制限手段を、通行券を受け付けなかった利用者であって、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢が、予め定めた年齢を超えていれば、前記通路における利用者の通行を制限しない構成としてもよい。このようにすれば、お年寄りが所持している通行券を券情報読取手段に読み取らせるのを忘れたときに、利用者であるお年寄りに対して通路の通行を制限しないので、利用者の転倒等に対する安全性の向上も図れる。
この発明によれば、大人や子供の利用者が幼児になりすましたり、大人の利用者が子供になりすまして、通路を不正に通行をするのを防止できる。
以下、この発明の実施形態である自動改札機について説明する。
図1は、この発明の実施形態である自動改札機の主要部の構成を示す図であり、図2は、この自動改札機の外観を示す概略図である。この自動改札機1は、駅の改札口に設置され、適正な乗車券(キップや定期券等)を所持していない利用者が改札通路を通行して、駅構内に入場したり、駅構内から出場するのを制限する。この自動改札機1は、制御部2と、乗車券処理部3と、利用者検知部4と、表示部5と、扉開閉部6と、報知部7と、撮像画像処理部8と、カメラ9と、を備えている。
制御部2は、自動改札機1本体各部の動作を制御する。乗車券処理部3は、改札通路を通行する利用者が所持している乗車券を受け付け、受け付けた乗車券に記録されている乗車券情報の読み取りや、書き込みを行う。乗車券には、乗車券情報を磁気データで記録している磁気券や、無線通信機能を有し、乗車券情報を内蔵メモリに記録している非接触ICカード等がある。乗車券処理部3は、磁気券に記録されている乗車券情報の読み取りや、書き込みを行う磁気ヘッドを有するとともに、非接触ICカードとの間で無線通信を行う無線通信部等を有している。これらの構成については、公知であるので、ここでは説明を省略する。乗車券が、この発明で言う通行券に相当し、乗車券情報が、この発明で言う券情報に相当する。
利用者検知部4は、改札通路に沿って設けた複数のセンサにより、利用者の有無を検知することで、改札通路を通行している利用者の位置を検知する。また、利用者検知部4は、改札通路を通行している利用者が、乗車券を必要としない幼児であるかどうかを検出する高さセンサを有している。この高さセンサは、改札通路を通行している利用者の高さが、予め定めた高さ(例えば、1220mm)を超えているかどうかを検出するセンサである。表示部5は、改札通路の出口側付近に設けた表示器5aに、改札通路を通行している利用者に対する案内メッセージ等を表示する。また、扉開閉部6は、改札通路の出口側付近に設けた扉6aを開閉することにより、改札通路における利用者の通行を制限する。報知部7は、改札通路に進入した利用者が適正な乗車券を所持していなければ、その旨を報知する。利用者検知部4、表示部5、扉開閉部6、および報知部7については、公知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
さらに、撮像画像処理部8は、カメラ9で撮像された利用者の撮像画像を処理し、撮像されている利用者の年齢を推定する。カメラ9は、改札通路の入口側で、改札通路に進入した利用者を略正面から撮像する位置に取り付けている。カメラ9は、自動改札機1本体に内蔵されている構成であってもよいし、自動改札機1の設置場所の天井等に取り付けてもよい。図2では、カメラ9を、通路の入口側に向けて、自動改札機1本体に取り付けた場合を例示している。撮像画像処理部8は、カメラ9の撮像画像から利用者の顔部品(目、鼻、口、眉、顎、額等)の特徴量を抽出し、ここで抽出した特徴量に基づいて利用者の年齢を推定する。撮像画像処理部8は、抽出した特徴量から、年齢を推定するのに用いるパラメータ等を図示していないメモリに記憶している。年齢を推定するのに用いるパラメータとは、例えば、年齢による顔部品の特徴量に対する統計データである。また、撮像画像処理部8では、撮像されている利用者の姿勢を推定する。具体的に言うと、カメラ9の撮像画像における、上記高さ検出センサの配置位置に対応する領域を姿勢推定領域として設定している。そして、カメラ9の撮像画像における、この姿勢推定領域の利用者がしゃがんでいるかどうかや、車椅子に乗っているかどうか等を、利用者の姿勢として推定する。この姿勢の検出は、撮像画像における利用者の顔、腰、膝等の高さを抽出し、これらの高さから推定すればよい。
この自動改札機1は、利用者を、幼児(6歳未満)、子供(6歳以上12歳未満)、大人(12歳以上)のいずれかの属性に区分し、区分した属性に応じて改札通路の通行可否を判定する。具体的には、幼児については、乗車券を所持していなくても改札通路の通行を許可する。また、子供と大人については、適正な乗車券を所持していれば改札通路の通行を許可するが、乗車券を所持していなかったり、所持している乗車券が適正でない場合に、改札通路の通行を許可しない。
以下、この実施形態の自動改札機の動作について説明する。
図3は、この自動改札機の動作を示すフローチャートである。自動改札機1は、乗車券処理部3が利用者の乗車券を受け付けるか(s1)、利用者検知部4が改札通路の入口側に設定した無札検知位置に利用者が達したことを検知するのを待っている(s2)。自動改札機1は、s1で乗車券を受け付けると、その乗車券に記録されている乗車券情報を読み取る(s3)。自動改札機1は、s3で乗車券情報を読み取った乗車券が、子供用の乗車券であるか、大人用の乗車券であるかを判定する(s4)。s3で読み取った乗車券情報に、大人用か子供用かを示す情報が含まれている。
自動改札機1は、子供用の乗車券であると判定すると、撮像画像処理部8がカメラ9で撮像している利用者(今回受け付けた乗車券を所持している利用者)の撮像画像を取り込み(s5)、この撮像画像を処理して、利用者の年齢を推定する(s6)。s6では、上述した、特開2005−275935号公報等に記載されている技術を利用し、カメラ9の撮像画像から利用者の顔部品(目、鼻、口、眉、顎、額等)の特徴量を抽出し、ここで抽出した特徴量に基づいて利用者の年齢を推定する。また、撮像画像処理部8は、この利用者の姿勢(しゃがんでいる、車椅子乗っている等)も推定する。
自動改札機1は、s6で推定した利用者の年齢が12歳未満であり(s7)、且つ利用者の姿勢がしゃがんでいなければ(s8)、s3で読み取った乗車券情報に基づいて、その利用者に対する改札通路の通行可否を判定する(s9)。s9では、利用者を、子供であると判断し、改札通路の通行可否を判定している。s9では、今回受け付けた乗車券の有効期間や、有効区間等に基づいて、改札通路の通行可否を判定する。
自動改札機1は、s9で通行を許可すると判定すると、扉開閉部6が扉6aを開し(s10)、この利用者が改札通路を通行するのを許可する。一方、s9で通行を許可しないと判定すると、扉開閉部6が扉6aを閉し(s11)、この利用者が改札通路を通行するのを禁止する。また、報知部7において警報報知を行い(s12)、周辺にいる駅係員にその旨を通知する。
また、自動改札機1は、s6で推定した利用者の年齢が12歳未満でない、または利用者の姿勢がしゃがんでいる、のいずれかであると、この利用者を大人と判断する。すなわち、この自動改札機1は、s6で推定した年齢が12歳未満であっても、利用者が改札通路をしゃがんで通行していれば、この利用者を大人であると判断する。通常、改札通路を不正に通行しない利用者が、わざわざ改札通路をしゃがんで通行することはほとんどない。したがって、s9にかかる判定を行うことによって、童顔の利用者を誤って、子供であると誤判定するのを抑えられる。
なお、s8は、上述したように、童顔の利用者を誤って、子供であると誤判定するのを抑えるための処理であり、この処理については、特に設けていなくてもよい。
自動改札機1は、上述したs7、およびs8の判定で、利用者を大人であると判定すると、すなわち子供用の乗車券で改札通路を通行しようとしている大人の利用者であると判定すると、上述したs11、およびs12にかかる処理を行う。したがって、大人の利用者が、子供用の乗車券で改札通路をしゃがんで通行しようとしても、この利用者が改札通路を通行するのを禁止することができる。
また、自動改札機1は、上述したs4で大人用の乗車券であると判定すると、s9以降の処理を行う。この場合には、上述したs5〜s8における利用者の年齢の推定や、姿勢の検出にかかる処理を行わない。すなわち、s1で受け付けた乗車券が大人用の乗車券であるので、この利用者を大人とみなしても問題はなく、また、s5〜s8にかかる処理を行わないことで、自動改札機1本体の処理負荷が抑えられる。
また、自動改札機1は、s2で利用者が無札検知位置に達したと判定すると、この利用者がすでに改札通路の通行可否が判定された利用者(上述したs3〜s12にかかる処理が行われた利用者であるかどうか)であるかどうかを判定する(s13)。s13では、乗車券を持たずに改札通路に進入した無札者であるかどうかを判定している。自動改札機1は、今回無札検知位置に達した利用者がすでに改札通路の通行可否が判定された利用者であれば、s1に戻る。
一方、自動改札機1は、今回無札検知位置に達した利用者が無札者であれば、利用者検知部4の高さ検出センサによって検出された、この利用者の高さが予め定めた高さ(1220mm)を超えているかどうかを判定する(s14)。自動改札機1は、利用者の高さが予め定めた高さを超えていれば、この利用者を乗車券が必要な子供、または大人であると判断し、s11以降の処理を行う。
自動改札機1は、利用者検知部4の高さ検出センサによって検出された、利用者の高さが予め定めた高さを超えていなければ、撮像画像処理部8がカメラ9で撮像している利用者(今回無札検知位置に達した利用者)の撮像画像を取り込み(s15)、この撮像画像を処理して、利用者の年齢を推定する(s16)。s15、およびs16にかかる処理は、上述したs5、およびs6にかかる処理と同じである。
自動改札機1は、s16で推定した利用者の年齢が6歳未満であり(s17)、且つ利用者の姿勢がしゃがんでいなければ(s18)、この利用者を乗車券を必要としない幼児と判断し、s10で扉開閉部6が扉6aを開し、この利用者が改札通路を通行するのを許可する。
また、自動改札機1は、s16で推定した利用者の年齢が6歳未満でない、または利用者の姿勢がしゃがんでいる、のいずれかであると、この利用者を乗車券を必要とする子供、または大人と判断する。すなわち、この自動改札機1は、s16で推定した年齢が6歳未満であっても、利用者が改札通路をしゃがんで通行していれば、この利用者を子供、または大人であると判断する。上述したように、改札通路を不正に通行しない利用者が、わざわざ改札通路をしゃがんで通行することはほとんどない。したがって、s18にかかる判定を行うことによって、特に7〜8歳の子供の利用者を誤って、幼児であると誤判定するのを抑えられる。
なお、s18は、上述したように、特に7〜8歳の子供の利用者を誤って、幼児であると誤判定するのを抑えるための処理であり、この処理については、特に設けていなくてもよい。
自動改札機1は、上述したs17、およびs18の判定で、利用者を乗車券が必要な子供、または大人であると判定すると、s11以降の処理を行う。
このように、この自動改札機1は、乗車券を所持せずに改札通路に進入した利用者については、検出した利用者にの高さが予め定めた高さを超えていなければ、この利用者を撮像した撮像画像から推定した利用者の年齢や、改札通路を通行している姿勢によって、その利用者が幼児であるかどうかを判断する。したがって、大人や子供の利用者が幼児になりすまして、通路を不正に通行をするのを防止することができる。また、乗車券を所持せずに改札通路に進入した利用者であっても、検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていれば、この利用者を撮像した撮像画像から年齢を推定することなく、乗車券が必要な子供、または大人であると判断する。したがって、利用者の高さから、幼児でないと判断できる利用者についてまで、撮像画像から年齢を推定しないので、自動改札機1本体の処理負荷が抑えられる。
また、上記の説明では、s17で6歳未満であるかどうかを判定するとしたが、これを、推定した利用者の年齢が、予め定めた上限年齢と、下限年齢と、の間であるかどうかを判定する処理(s21)に置き換えてもよい(図4参照)。この上限年齢と、下限年齢と、は幼児になりすまして、改札通路をしゃがんで不正に通行する利用者が多い年齢層に合わせて設定すればよい。例えば、上限年齢を40歳、下限年齢を20歳に設定すればよい。そして、s16で推定した利用者の年齢が、この上限年齢と、下限年齢との間であればs11以降の処理を行い、この上限年齢と、下限年齢の間でなければs18以降の処理を行う構成とすればよい。この場合も、上記の自動改札機1と同等の効果が得られる。
さらに、上記s14にかかる処理をなくし、乗車券を持たずに改札通路に進入した無札者については、常に撮像画像から年齢を推定する構成としてもよい(図5参照)。この場合の自動改札機1も、上述したs1〜s13にかかる処理を行う。
自動改札機1は、s13で無札者であると判定すると、撮像画像処理部8がカメラ9で撮像している利用者(今回無札検知位置に達した利用者)の撮像画像を取り込み(s31)、この撮像画像を処理して、利用者の年齢を推定する(s32)。自動改札機1は、s32で推定した利用者の年齢が6歳未満であり(s33)、且つ利用者の姿勢がしゃがんでいなければ(s34)、この利用者を乗車券を必要としない幼児と判断し、s10で扉開閉部6が扉6aを開し、この利用者が改札通路を通行するのを許可する。このs31〜s34にかかる処理は、上述したs15〜s18にかかる処理と同じである。
自動改札機1は、上述したs33、およびs34の判定で、利用者を乗車券が必要な子供、または大人であると判定すると、その利用者についてs32で推定した年齢が予め定めた年齢(例えば、60歳)を超えているか(s35)、または、車椅子に乗っている等の予め定めた姿勢であるか(s36)、を判定する。自動改札機1は、s35で、予め定めた年齢を超えている、またはs36で車椅子に乗っている等の予め定めた姿勢であると判定すると、扉開閉部6が扉6aを開する(s37)。このとき、自動改札機1は、利用者に対して、改札通路の通行を許可したわけではない。具体的に言うと、s37で、扉6aを開するのは、お年寄りや、車椅子に乗っている利用者が、所持している乗車券の乗車券情報を乗車券処理部3に読み取らせるのを忘れて、改札通路に進入した場合に、閉めた扉6aに利用者が当たって転倒するのを防止するためである。
自動改札機1は、s37で扉6aを開すると、報知部7において警報報知を行い(s38)、周辺にいる駅係員にその旨を通知する。上述したように、自動改札機1は、s37で、所持している乗車券の乗車券情報を乗車券処理部3に読み取らせるのを忘れて改札通路に進入したお年寄りや、車椅子に乗っている利用者が転倒するのを防止するために、扉6aを開しているだけであり、s38で警報報知を行うことで、周辺にいる駅係員が適正に対応できる。また、s38にかかる警報報知についても、上述したs12のときよりも、音量を下げて行うようにしてもよい。このようにすれば、警報報知によって、お年寄りや、車椅子に乗っている利用者を驚かせるのを抑えることができる。
なお、自動改札機1は、s35、およびs36で、予め定めた年齢を超えておらず、且つ車椅子に乗っている等の予め定めた姿勢でもないと判定すると、上述したs11、およびs12にかかる処理を行う。
このように、この自動改札機1は、改札通路を通行する利用者を撮像した撮像画像から推定した利用者の年齢や、改札通路を通行している姿勢によって、その利用者が幼児、子供、大人のいずれであるかを判断するので、大人や子供の利用者が幼児になりすましたり、大人の利用者が子供になりすまして、通路を不正に通行をするのを防止することができる。
また、お年寄りや、車椅子に乗っている利用者については、扉6aを閉しないので、このような利用者の安全性の向上が図れる。また、この場合には、上述したs14にかかる処理を行わないので、改札通路を通行している利用者の高さを検出する高さ検出センサを不要にできる。また、図5に示すs33を上述したs21に置き換えてもよい。
なお、上記説明では、本願発明を駅の改札口に設置される自動改札機1に適用した場合を例にしたが、本願発明は、遊園地やテーマパーク等の施設の出入口に設置されるゲート装置等にも適用できる。また、利用者の属性を、幼児、子供、大人の3つの区分としたが、この区分数についても、2つ以上であればよい。
自動改札機の主要部の構成を示す図である。 自動改札機の外観を示す概略図である。 自動改札機の動作を示すフローチャートである。 別の自動改札機の動作を示すフローチャートである。 別の自動改札機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−自動改札機
2−制御部
3−乗車券処理部
4−利用者検知部
5−表示部
6−扉開閉部
7−報知部
8−撮像画像処理部
9−カメラ

Claims (9)

  1. 利用者が所持する通行券を受け付け、その通行券に記録されている券情報を読み取る券情報読取手段と、
    前記券情報読取手段が読み取った券情報に基づいて、その利用者に対する通路の通行可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記通路における利用者の通行を制限する通行制限手段と、を備えたゲート装置であって、
    前記券情報読取手段が読み取った券情報が大人用の券情報でなければ、通路を通行している利用者の撮像画像を処理し、その利用者の年齢を推定する年齢推定手段を備え、
    前記判定手段は、記年齢推定手段が推定した利用者の年齢も加えて、その利用者に対する通路の通行可否を判定する手段である、ゲート装置。
  2. 前記判定手段は、通行券を受け付けなかった利用者については、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する手段である、請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記判定手段は、撮像画像から得られた利用者の姿勢も加えて、前記通路の通行可否を判定する手段である、請求項1、または2に記載のゲート装置。
  4. 通路を通行している利用者の高さが、予め定めた高さを超えているかどうかを検出する高さ検出手段を備え、
    前記年齢推定手段は、通行券を受け付けなかった利用者であって、且つ前記高さ検出手段が検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていれば、通路を通行している利用者の撮像画像を処理し、その利用者の年齢を推定する処理を行わない手段であり、
    前記判定手段は、通行券を受け付けなかった利用者であって、且つ前記高さ検出手段が検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていれば、その利用者については、記通路の通行を許可しないと判定する手段である、請求項1〜3のいずれかに記載のゲート装置。
  5. 前記判定手段は、通行券を受け付けなかった利用者であって、且つ前記高さ検出手段が検出した利用者の高さが予め定めた高さを超えていなければ、その利用者については、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する手段である、請求項4に記載のゲート装置。
  6. 前記判定手段は、通行券を受け付けなかった利用者については、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢が予め定めた上限年齢と、下限年齢との間であるとき、前記通路の通行を許可しないと判定する手段である、請求項1〜のいずれかに記載のゲート装置。
  7. 前記判定手段は、前記券情報読取手段が読み取った券情報が子供用の券情報である利用者については、その券情報、および前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢に基づいて、前記通路の通行可否を判定する手段である、請求項1〜のいずれかに記載のゲート装置。
  8. 前記通行制限手段は、通行券を受け付けなかった利用者であって、前記年齢推定手段が推定した利用者の年齢が、予め定めた年齢を超えていれば、前記判定手段の判定結果にかかわらず、前記通路における利用者の通行を制限しない手段である、請求項1〜のいずれかに記載のゲート装置。
  9. 前記年齢推定手段は、撮像画像から抽出した利用者の顔部品の特徴量から、その利用者の年齢を推定する手段である、請求項1〜のいずれかに記載のゲート装置。
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