JP4758143B2 - 眼鏡レンズおよび眼鏡 - Google Patents

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Description

この発明は、屈折補正用眼鏡レンズ、特にフロント反り角の大きな眼鏡フレーム用の眼鏡レンズに関する。
近年、光や風、粉塵といったものが着用者の側頭側から眼に入らないようにして眼を保護するフロントの反り角の大きな眼鏡、いわゆるラップアラウンド型眼鏡が知られている。しかし、従来存するラップアラウンド型眼鏡の殆どは、非屈折矯正用眼鏡、つまり度無し眼鏡であった。従って、近眼等の矯正が必要な者であっても視力を確保しつつラップアラウンド型眼鏡を装用したいという要望があった。
ラップアラウンド型眼鏡のようにフロントの反り角が大きいフレームに適合する眼鏡レンズとして、ベースカーブの深い(約8dpt程度)球面レンズが知られている。
該球面レンズは、正面を見たときの視線ですら、レンズ面と斜めに交わる状態にある。そのため、該球面レンズを使用して屈折矯正を実現しようとした場合、大きな光学収差が発生してしまうことは免れ得ない。また、深いベースカーブを有する球面レンズに負のパワーを与えることは、仮にフロント反り角が無かったとしても、大きな光学収差が発生してしまう。従って、既存のラップアラウンド型眼鏡用の球面レンズを用いて屈折矯正を図ることには大きな問題があった。
そこで、屈折矯正が可能なラップアラウンド型眼鏡として、以下の特許文献1や特許文献2のような提案がなされている。
特開平5−323185号公報 特表2000−506628号公報
特許文献1に記載の眼鏡レンズは、内面を拡張トーリック面とすることにより屈折矯正を実現している。しかし、該拡張トーリック面は、互いに直交する二つの軸(X軸、Y軸)を基準として対称性を持たせている。そのため、面設計の自由度が制限されてしまい、収差補正機能といった光学性能が劣ってしまう。また、特許文献1に記載の眼鏡レンズは、心取り点における傾き角が小さくかつベースカーブも浅めの設計であるため、面の回り込みが小さくなり側頭側を覆う度合い(ラップ性能)が十分でない。なお、心取り点における傾き角とは、心取り点における外面の外向き法線と、該心取り点および眼球回旋中心点を通る所定の直線とがなす角度をいう。
また、特許文献2に記載の眼鏡レンズは、外面に設けた非球面によってオフアクシス収差の補正を図り、内面に設けたトーリック面もしくは球面のカーブを変えることによってオンアクシス収差の補正を図っている。しかし、特許文献2に記載の眼鏡レンズは、外面も内面も対称であるために、心取り点における傾き角が大きくなるにつれ大きく表れる非対称な収差を補正することは原理的に無理であり、収差のバランスを取る程度にとどまっている。
そこで本発明は上記の事情に鑑み、ラップアラウンド型眼鏡のようにフロント反り角の大きなフレームに入れた場合であっても良好な光学性能を有する眼鏡レンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明による眼鏡レンズは、外面と内面を有し、少なくとも一方の屈折面が非球面である眼鏡レンズにおいて、心取り点における前記外面の外向き法線と、前記心取り点および眼球回旋中心点を通る所定の直線とが傾いていること、前記外向き法線と前記所定の直線を含む平面による前記非球面の断面が非対称であること、及び前記非球面の非球面量は、前記外向き法線と所定の直線との傾き角、及び前記眼鏡レンズの度数及びベースカーブを考慮して決定されていること、を特徴とする。
上記のように構成することにより、側頭部を十分に覆るようなラップ性能をもち、かつ特許文献1や特許文献2に例示される従来の眼鏡レンズでは不可能であった非対称な収差を補正しフロント反り角が大きなフレームに入れた場合にも良好な光学性能を有する眼鏡レンズが提供される。
ここで、心取り点および眼球回旋中心点を通る所定の直線とは、装用者が無限遠を見たときの視線とほぼ一致する。
請求項2によれば、上記の構成は、上記所定の直線において心取り点から眼球回旋中心点に向かう方向をZ軸、心取り点においてZ軸に直交し、かつ互いに直交する2軸をそれぞれX軸、Y軸、外向き法線のX−Y平面への正射影がX軸の負の向きになるような左手座標系を設定することにより、具体的に定義することができる。
上記左手座標系において、Z軸を含み、X軸の正の方向から反時計回りに角度θ[°]をなす平面による外面および内面の断面曲率を、θとZ軸からの距離h[mm]の関数C1(h,θ)[dpt]、C2(h,θ)[dpt]、心取り点における厚さをt[mm]、眼鏡レンズの媒質の屈折率をn、処方の球面屈折力をSPH[dpt]、処方の乱視屈折力をCYL[dpt]、X軸正の方向から反時計回りに測った乱視軸方向をAX[°]、とする。これにより、請求項2に記載の眼鏡レンズに関する各値は以下の式(1)〜(5)によって求まる。すなわち、外面の断面屈折力D1(h,θ)は以下の式(1)、
1(h,θ)=(n−1)・C1(h,θ)・・・(1)
内面の断面屈折力D2(h,θ)は以下の式(2)、
2(h,θ)=(1−n)・C2(h,θ)・・・(2)
頂点屈折力に関する量P~(h,θ)は以下の式(3)、
~(h,θ)=D1(h,θ)/{1−D1(h,θ)・t/1000/n}+D2(h,θ)・・・(3)
レンズ中心および近軸での処方の度数P0(θ)は以下の式(4)、
0(θ)=SPH+CYL・sin2(θ−AX)・・・(4)
非球面量に関する量(外面の非球面量と内面の非球面量の和と略同一視できる値である。本文では便宜上、単に、非球面量と書く)ΔP~(h,θ)は以下の式(5)、
ΔP~(h,θ)=P~(h,θ)−P0(θ)・・・(5)
でそれぞれ表される。そして、該眼鏡レンズは、少なくとも5<h<20の範囲で、以下の関係式(6)、
ΔP~(h,0)≠ΔP~(h,180)・・・(6)
を略満たす。
関係式(6)を満たすということは、θが0°と180°のときで非球面量が異なることを意味する。つまり関係式(6)は、非球面の断面が非対称であることを数式で表したものである。
上記の眼鏡レンズは、外向き法線と所定の直線とのなす角が10°以上に設定することができる(請求項3)。つまり、フロントの反り角が大きいフレームにも対応しうる眼鏡レンズが提供される。
請求項4以降に記載の発明は、心取り点において外向き法線と所定の直線が傾くことにより発生する非対称な収差を補正するため、各レンズの非球面量をどのように設定するとよいかについて規定している。
請求項4に記載の発明によれば、以下の関係式(7)および(8)、
0(0)>0・・・(7)
ΔP~(5,180)>ΔP~(5,0)・・・(8)
を共に満たすとよい。関係式(7)は、正のパワーを持つ眼鏡レンズであることを意味する。つまり、正のパワーを持つ眼鏡レンズは、Z軸から5mmの高さにおいて、θ=0°での非球面量よりもθ=180°での非球面量のほうが大きくなるように設定すれば非対称な収差を良好に抑えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、以下の関係式(9)および(10)、
0(0)<0・・・(9)
ΔP~(5,180)<ΔP~(5,0)・・・(10)
を共に満たすとよい。関係式(9)は、負のパワーを持つ眼鏡レンズであることを意味する。つまり、負のパワーを持つ眼鏡レンズは、Z軸から5mmの高さにおいて、θ=180°での非球面量よりもθ=0°での非球面量のほうが大きくなるように設定すれば非対称な収差を良好に抑えることができる。
また、正のパワーを持つ眼鏡レンズの場合、以下の関係式(11)、(12)を共に満たすように設計することが好ましい(請求項6)。負のパワーを持つ眼鏡レンズの場合、以下の関係式(12)、(13)を共に満たすように設計することが好ましい(請求項7)。これにより、レンズ中心や近軸での非点収差の発生を抑えて光学性能を向上させることができる。
ΔP~(0,0)<0・・・(11)
ΔP~(0,90)≒0・・・(12)
ΔP~(0,0)>0・・・(13)
また、軸外で発生する収差を抑えて光学性能を向上させるためには、以下のように構成するとよい。
請求項8に記載の発明によれば、以下の関係式(14)、(15)、
0(θ)>0・・・(14)
1(0,θ)<Ap・P0(θ)+Bp・・・(15)
但し、Ap=1.02n−0.51
p=13.24n−14.79
を共に満たす眼鏡レンズは、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(16)、
ΔP~(5,θ)>ΔP~(10,θ)>ΔP~(15,θ)・・・(16)
も満たすように構成するとよい。上記の各係数Am、Bm、Ap、Bpは、屈折率が1.5、1.6、1.7、1.8である4種類の球面レンズを想定し、各レンズにおける収差が0の等収差曲線を、プラス度数範囲とマイナス度数範囲に分け直線回帰した場合に得られる回帰直線の係数を、さらに屈折率nで直線回帰することにより求まる。
関係式(14)を満たす眼鏡レンズは正のパワーを持つ。関係式(15)を満たす眼鏡レンズは、傾きの無い場合で処方の球面屈折力SPHを得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも浅い面を使用している。つまり、正のパワーを持ち比較的浅い面を持つ眼鏡レンズは、Z軸を含みX軸に対して角度θをなす平面において、Z軸からの距離hが大きくなるほど、非球面量を小さくする(球面形状からのずれが大きくなる)ように設計することにより軸外での光学性能を向上させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、以下の関係式(17)、(18)、
0(θ)<0・・・(17)
1(0,θ)<Am・P0(θ)+Bm・・・(18)
但し、Am=0.62n−0.40
m=20.09n−23.46
を共に満たす眼鏡レンズは、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(19)、
ΔP~(5,θ)<ΔP~(10,θ)<ΔP~(15,θ)・・・(19)
を満たすように構成するとよい。関係式(17)を満たす眼鏡レンズは負のパワーを持つ。関係式(18)を満たす眼鏡レンズは、傾きの無い場合で処方の球面屈折力SPHを得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも浅い面を使用している。つまり、負のパワーを持ち比較的浅い面を持つ眼鏡レンズは、Z軸を含みX軸に対して角度θをなす平面において、Z軸からの距離hが大きくなるほど、非球面量を大きくするように設計することにより軸外での光学性能を向上させることができる。
また請求項10に記載の発明によれば、以下の関係式(17)、(20)、
0(θ)<0・・・(17)
1(0,θ)>Am・P0(θ)+Bm・・・(20)
を共に満たす眼鏡レンズは、90≦θ≦270の範囲で以下の関係式(16)、
ΔP~(5,θ)>ΔP~(10,θ)>ΔP~(15,θ)・・・(16)
も満たすように構成するとよい。関係式(20)を満たす眼鏡レンズは、傾きの無い場合で処方の球面屈折力SPHを得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも深い面を使用している。つまり、負のパワーを持ち、比較的深いベースカーブの面を使用した眼鏡レンズの場合、Z軸を含みX軸に対して角度θをなす平面において、Z軸からの距離hが大きくなるほど、非球面量を小さくするように設計することにより軸外での光学性能を向上させることができる。
ここで、外面を球面に形成することにより、製造を容易にすることができる(請求項11)。そして、外面を球面に形成した眼鏡レンズの場合、外面の断面屈折力D1(h,θ)は、h、θの値を問わず一定となる。従って、上述した各関係式は、以下のように書き換えることができる。
関係式(8)は、以下の関係式(21)に書き換えられる。
2(5,180)>D2(5,0)・・・(21)
また、関係式(10)は、以下の関係式(22)に書き換えられる。
2(5,180)<D2(5,0)・・・(22)
関係式(11)〜(13)は、以下の関係式(23)、(24)にまとめられる。
2(0,0)−CYL・sin2(AX)<D2(0,90)−CYL・cos2(AX)・・・(23)
2(0,0)−CYL・sin2(AX)>D2(0,90)−CYL・cos2(AX)・・・(24)
関係式(11)の左辺<関係式(12)の左辺であり、かつ外面が球面であることにより、D1(0,0)=D1(0,90)である。従って、両辺共通のD1を含む項とSPHを消去することにより、関係式(23)が得られる。同様に、関係式(13)の左辺>関係式(12)の左辺とD1(0,0)=D1(0,90)より、関係式(24)が得られる。
関係式(16)は以下の関係式(25)に、関係式(19)は以下の関係式(26)に、それぞれ書き換えられる。
2(5,θ)>D2(10,θ)>D2(15,θ)・・・(25)
2(5,θ)<D2(10,θ)<D2(15,θ)・・・(26)
請求項19に記載の眼鏡は、上述した特徴を持つ眼鏡レンズと、フロント反り角が10°以上である眼鏡フレームとから構成される。このような眼鏡は、側頭側から侵入する光や粉塵等を効果的に防ぐために十分なラップ性能と、非点収差を抑え装用者に良好な視野を提供する光学性能とを併せ持つ。
以下、上述した各関係式を用いつつ、本発明の実施形態の眼鏡レンズについて説明する。図1は、本実施形態の眼鏡レンズを入れたラップアラウンド型眼鏡100を装用者の眼との配置関係とともに表した斜視図である。図2は、フレーム50に入れられた眼鏡レンズ11、21を上方からみた断面図である。眼鏡100は、右用眼鏡レンズ11と、左用眼鏡レンズ21とフレーム50とからなる。眼鏡レンズ11、21は、それぞれ、外面11a、21aと、内面11b、21bを有する。点12、22は各レンズ11、21の心取り点である。矢印線13、23は、心取り点12、22における外面11a、21aの外向き法線である。
なお本明細書で行う説明の便宜上、眼鏡レンズ11、21における心取り点12、22から眼球回旋中心点10、20に向かう方向をZ軸、Z軸と直交しかつ眼鏡装用時における水平方向と略一致する方向をX軸、Z軸と直交し眼鏡装用時における鉛直方向と略一致する方向をY軸とする。そして本明細書の説明では、X−Y平面における外向き法線13、23の正射影14、24(白抜き矢印線)がX軸の負の向きとなるような左手座標系を想定する。従って、図2は、眼鏡装用者における頭上からみたX−Z平面での断面図ともいえる。眼鏡レンズ11、21は、外向き法線13、23とZ軸のなす角(フロント反り角)が約10°以上に設計されている。つまり眼鏡レンズ11、21は、フロント反り角の大きいフレーム50に好適な設計がなされている。換言すれば、眼鏡レンズ11、21は、ラップ性能が高く、ラップアラウンド型眼鏡に好適なレンズである。
図1に示す本実施形態の眼鏡レンズ11、21は、内面11b、21bが非球面として形成されている。また図2に示す内面11b、21bにおける、外向き法線13、23とZ軸を含む面(つまりX−Z平面)での断面形状は非対称になっている。このように非球面の断面を非対称とすることにより、心取り点12、22における傾き角に起因して発生する非対称な収差を良好に抑えることができる。
以上の構成および特徴を有する眼鏡レンズの具体的実施例を8例説明する。なお、以下の説明では右用眼鏡レンズ11に主眼をおいて説明する。図3は、眼鏡100を正面から見たときの右用眼鏡レンズ11を模式的に表す図である。図3において、θは、Z軸を含む仮想の平面30がX軸の正の方向から反時計回りになす角度を表す。また、hは、Z軸からの距離を表す。つまり、レンズ外周に近づくほどhの値が大きくなる。各実施例の眼鏡レンズ11は、屈折率nが1.600の媒質を用いて形成されており、外径はどれも70.0[mm]である。
図4に実施例1の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例1の眼鏡レンズ11は、心取り点12における外向き法線13とZ軸とのなす角、つまりフロント反り角が10°に設定されている。図5は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図5に示すように、実施例1の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図6は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図6に示すように、実施例1の眼鏡レンズ11は、内面11bを、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図7は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例1の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表1に示す。表1中、P~は頂点屈折力に関連する量を、P0はレンズ中心および近軸での処方の度数を、それぞれ表す。以下に示す各表においても同様である。
Figure 0004758143
図7や表1より、実施例1の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例1の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表1に示すように実施例1の眼鏡レンズ11は、P0(0)が3.00である。従って、実施例1の眼鏡レンズ11は関係式(7)を満たす。また、図7や表1に示すように、実施例1の眼鏡レンズ11は、関係式(8)を満たす。さらに、関係式(11)、(12)も満たす。
上述のように、実施例1の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図6や表1に示すように実施例1の眼鏡レンズ11は、関係式(21)を満たす。また、上述の通り、関係式(11)、(12)を満たすことから、実施例1の眼鏡レンズ11は、関係式(23)も満たす。
実施例1の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図8と図9に示す。また、図10と図11は、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例1として示す。各図において、等高線は0.25dptに設定されている。以下に示す、各グラフにおいても同様である。図8、図9と図10、図11を比較すれば分かるように、実施例1の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例1の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。
図12に実施例2の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例2の眼鏡レンズ11は、フロント反り角が10°に設定されている。
図13は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図13に示すように、実施例2の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図14は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図14に示すように、実施例2の眼鏡レンズ11の内面11bは、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図15は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例2の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表2に示す。
Figure 0004758143
図15や表2より、実施例2の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例2の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表2に示すように実施例2の眼鏡レンズ11は、P0(0)が−4.00である。従って、実施例2の眼鏡レンズ11は関係式(9)を満たす負のレンズである。また、図15や表2に示すように、実施例2の眼鏡レンズ11は、関係式(10)や、関係式(12)、(13)も満たす。また、表2より、関係式(20)を満たすことも分かる。さらに図15および表2で示すように、θが90°から270°の間にあるとき、関係式(16)も満たしている。
上述のように、実施例2の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図14や表2に示すように実施例2の眼鏡レンズ11は、関係式(22)を満たす。また、上述の通り、関係式(12)、(13)を満たすことから、実施例2の眼鏡レンズ11は、関係式(24)も満たす。さらに、関係式(16)に対応する関係式(25)も満たしていることが図14および表2から読みとれる。
実施例2の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図16と図17に示す。また、図18と図19に、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例2として示す。図16、図17と図18、図19を比較すれば分かるように、実施例2の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例2の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。さらに、実施例2の眼鏡レンズ11は、関係式(20)を満たしているため、傾きが無い場合で処方の球面屈折力を得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも深い面を使用しているが、θが一定の範囲にあるときに関係式(16)も満たすことより、軸外での光学性能を良好にすることができる。
図20に実施例3の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例3の眼鏡レンズ11は、心取り点12における外向き法線13とZ軸とのなす角、つまりフロント反り角が20°に設定されている。
図21は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図21に示すように、実施例3の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図22は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図22に示すように、実施例3の眼鏡レンズ11の内面11bは、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図23は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例3の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表3に示す。
Figure 0004758143
図23や表3より、実施例3の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例3の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表3に示すように実施例3の眼鏡レンズ11は、P0(0)が3.00である。従って、実施例3の眼鏡レンズ11は関係式(7)を満たす。また、図23や表3に示すように、実施例3の眼鏡レンズ11は、関係式(8)を満たす。さらに、関係式(11)、(12)も満たす。
上述のように、実施例3の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図22や表3に示すように実施例3の眼鏡レンズ11は、関係式(21)を満たす。また、上述の通り、関係式(11)、(12)を満たすことから、実施例3の眼鏡レンズ11は、関係式(23)も満たす。
実施例3の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図24と図25に示す。また、図26と図27に、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例3として示す。図24、図25と図26、図27を比較すれば分かるように、実施例3の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例3の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を20°と大きく設定したことにより、実施例3の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。
図28に実施例4の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例4の眼鏡レンズ11は、フロント反り角が20°に設定されている。
図29は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図29に示すように、実施例4の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図30は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図30に示すように、実施例4の眼鏡レンズ11の内面11bは、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図31は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例4の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表4に示す。
Figure 0004758143
図31や表4より、実施例4の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例4の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表4に示すように実施例4の眼鏡レンズ11は、P0(0)が−4.00である。従って、実施例4の眼鏡レンズ11は関係式(9)を満たす負のレンズである。また、図31や表4に示すように、実施例4の眼鏡レンズ11は、関係式(10)や、関係式(12)、(13)も満たす。また、表4より、関係式(20)を満たすことも分かる。さらに図31および表4で示すように、θが90°から270°の間にあるとき、関係式(16)も満たしている。
上述のように、実施例4の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図30や表4に示すように実施例4の眼鏡レンズ11は、関係式(22)を満たす。また、上述の通り、関係式(12)、(13)を満たすことから、実施例4の眼鏡レンズ11は、関係式(24)も満たす。さらに、関係式(16)に対応する関係式(25)も満たしていることが図30および表4から読みとれる。
実施例4の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図32と図33に示す。また、図34と図35に、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例4として示す。図32、図33と図34、図35を比較すれば分かるように、実施例4の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例4の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を20°と大きく設定したことにより、実施例4の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。さらに、実施例4の眼鏡レンズ11は、関係式(20)を満たしているため、傾きの無い場合で処方の球面屈折力を得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも深い面を使用しているが、θが一定の範囲にあるときに関係式(16)も満たすことより、軸外での光学性能を良好にすることができる。
図36に実施例5の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例5の眼鏡レンズ11は、心取り点12における外向き法線13とZ軸とのなす角、つまりフロント反り角が20°に設定されている。
図37は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図37に示すように、実施例5の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図38は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図38に示すように、実施例5の眼鏡レンズ11の内面11bは、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図39は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例5の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表5に示す。
Figure 0004758143
図39や表5より、実施例5の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例5の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表5に示すように実施例5の眼鏡レンズ11は、P0(0)が3.00、つまり正のレンズである。従って、実施例5の眼鏡レンズ11は関係式(7)を満たす。また、図39や表5に示すように、実施例5の眼鏡レンズ11は、関係式(8)や、関係式(11)、(12)を満たす。また、表5より、関係式(15)を満たすことも分かる。さらに図39および表5に示すように、θが−90°から90°(270°〜360°、0°〜90°)の間の値を取るとき、関係式(16)も満たしている。
上述のように、実施例5の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図38や表5に示すように実施例5の眼鏡レンズ11は、関係式(21)を満たす。また、上述の通り、関係式(11)、(12)を満たすことから、実施例5の眼鏡レンズ11は、関係式(23)も満たす。さらに、関係式(16)を満たすことから、関係式(25)も満たす(図38および表5参照)。
実施例5の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図40と図41に示す。また、図42と図43に、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例5として示す。図40、図41と図42、図43を比較すれば分かるように、実施例5の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例5の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を20°と大きく設定したことにより、実施例5の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。さらに、実施例5の眼鏡レンズ11は、関係式(15)を満たしているため、傾きの無い場合で処方の球面屈折力を得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも浅い面を使用している。しかし、θが一定の範囲にあるとき関係式(16)も満たすように構成することより、軸外での光学性能を良好にすることができる。
図44に実施例6の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例6の眼鏡レンズ11は、フロント反り角が20°に設定されている。
図45は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図45に示すように、実施例6の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図46は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図46に示すように、実施例6の眼鏡レンズ11の内面11bは、θやhによって断面屈折力が異なる非球面として形成されている。図47は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。
また実施例6の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表6に示す。
Figure 0004758143
図47や表6より、実施例6の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例6の眼鏡レンズ11は、非球面である内面の断面が回転非対称になっている。表6に示すように実施例6の眼鏡レンズ11は、P0(0)が−4.00である。従って、実施例6の眼鏡レンズ11は関係式(9)を満たす負のレンズである。また、図47や表6に示すように、実施例6の眼鏡レンズ11は、関係式(10)や、関係式(12)、(13)も満たす。また、表6より、関係式(18)を満たすことも分かる。さらに図47および表6で示すように、θが−90°から90°(270°〜360°、0°〜90°)の間の値を取るとき、関係式(19)も満たしている。
上述のように、実施例6の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図46や表6に示すように実施例6の眼鏡レンズ11は、関係式(22)を満たす。また、上述の通り、関係式(12)、(13)を満たすことから、実施例6の眼鏡レンズ11は、関係式(24)も満たす。さらに、関係式(19)に対応する関係式(26)も満たしていることが図46および表6から読みとれる。
実施例6の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図48と図49に示す。また、図50と図51に、内面を球面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例6として示す。図48、図49と図50、図51を比較すれば分かるように、実施例6の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例6の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を20°と大きく設定したことにより、実施例6の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。さらに、実施例6の眼鏡レンズ11は、関係式(18)を満たしているため、傾きが無い場合で処方の球面屈折力を得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも浅い面を使用しているが、θが一定の範囲にあるときに関係式(19)も満たすことより、軸外での光学性能を良好にすることができる。
図52に実施例7の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例7の眼鏡レンズ11は、心取り点12における外向き法線13とZ軸とのなす角、つまりフロント反り角が15°に設定されている。また実施例7の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表7に示す。表7に示すように、実施例7の眼鏡レンズ11は、乱視補正機能を持つ。
Figure 0004758143
図53は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。図53に示すように、実施例7の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。図54は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図55は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。表7や図55に示すように、実施例7の眼鏡レンズ11の内面11bは、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例7の眼鏡レンズ11は、内面が回転非対称非球面として形成されている。
表7に示すように実施例7の眼鏡レンズ11は、P0(0)が2.00、つまり正のレンズである。従って、実施例7の眼鏡レンズ11は関係式(7)を満たす。また、図55や表7に示すように、実施例7の眼鏡レンズ11は、関係式(8)や、関係式(11)、(12)を満たす。また、表7より、関係式(15)を満たすことも分かる。さらに図55および表7に示すように、θが−90°から90°(270°〜360°、0°〜90°)の間の値を取るとき、関係式(16)も満たしている。
上述のように、実施例7の眼鏡レンズ11の外面11aは、球面として形成されている。そのため、図54や表7に示すように実施例7の眼鏡レンズ11は、関係式(21)を満たす。また、上述の通り、関係式(11)、(12)を満たすことから、実施例7の眼鏡レンズ11は、関係式(23)も満たす。さらに、関係式(16)を満たすことから、関係式(25)も満たす(図54および表7参照)。
実施例7の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図56と図57に示す。また、図58と図59に、内面をトーリック面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例7として示す。図56、図57と図58、図59を比較すれば分かるように、実施例7の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例7の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を15°と大きく設定したことにより、実施例7の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。さらに、実施例7の眼鏡レンズ11は、関係式(15)を満たしているため、傾きが無い場合で処方の球面屈折力を得るために収差的に最適な球面のベースカーブよりも浅い面を使用している。しかし、θが一定の範囲にあるとき関係式(16)も満たすように構成することより、軸外での光学性能を良好にすることができる。
図60に実施例8の眼鏡レンズ11のX−Z平面での断面図を示す。実施例8の眼鏡レンズ11は、フロント反り角が15°に設定されている。また実施例6の眼鏡レンズ11に関する具体的数値構成を表6に示す。表8に示すように、実施例8の眼鏡レンズ11は、乱視補正機能を持つ。
Figure 0004758143
図61は、外面11aの断面屈折力D1をθとhとの関数として表したグラフである。実施例8の眼鏡レンズ11は、外面11aがトーリック面として形成されている。図62は、内面11bの断面屈折力D2をθとhとの関数として表したグラフである。図63は、各面11a、11bの断面屈折力D1、D2を用いて求められる非球面量ΔP~をθとhとの関数として表したグラフである。図63や表8より、実施例8の眼鏡レンズ11は、5<h<20の範囲において関係式(6)を満たす。つまり実施例8の眼鏡レンズ11は、内面が回転非対称非球面になっている。
表8に示すように実施例8の眼鏡レンズ11は、P0(0)が−3.00である。従って、実施例8の眼鏡レンズ11は関係式(9)を満たす負のレンズである。また、図63や表8に示すように、実施例8の眼鏡レンズ11は、関係式(10)や、関係式(12)、(13)も満たす。
実施例8の眼鏡レンズ11の平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を、図64と図65に示す。また、図66と図67に、内面をトーリック面とした従来の設計による眼鏡レンズに関する、平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を比較例8として示す。図64、図65と図66、図67を比較すれば分かるように、実施例8の眼鏡レンズ11は、平均屈折力誤差と非点収差をバランスをとりつつ最小限に抑えている。つまり実施例8の眼鏡レンズ11は、従来の眼鏡レンズよりも、良好な光学性能を持っている。しかもフロント反り角を15°と大きく設定したことにより、実施例8の眼鏡レンズ11を用いた眼鏡は、ラップ性能が高い。
上記の各実施例1〜8の眼鏡レンズ11、およびそれらに対応して提示した比較例1〜8の眼鏡レンズに関する性能諸元を図68にまとめた。図68および各実施例および比較例で説明した平均屈折力誤差と非点収差を表す等高線図を参照すると、屈折力やフロント反り角等の性能が同一であっても、本願発明の実施例のほうが収差を抑え良好な光学性能を有していることがわかる。
本発明の実施形態の眼鏡の斜視図である。 本発明の実施形態の眼鏡レンズを上方から見た(X−Z平面での)断面図である。 本発明の実施形態の右用眼鏡レンズの正面図である。 実施例1の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例1の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例1の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例1の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例1の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例1の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例1の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例1の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例2の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例2の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例2の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例2の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例2の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例2の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例2の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例2の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例3の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例3の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例3の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例3の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例3の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例3の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例3の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例3の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例4の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例4の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例4の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例4の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例4の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例4の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例4の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例4の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例5の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例5の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例5の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例5の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例5の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例5の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例5の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例5の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例6の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例6の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例6の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例6の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例6の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例6の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例6の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例6の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例7の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例7の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例7の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例7の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例7の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例7の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例7の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例7の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例8の眼鏡レンズのX−Z平面での断面図である。 実施例8の眼鏡レンズの外面の断面屈折力のグラフである。 実施例8の眼鏡レンズの内面の断面屈折力のグラフである。 実施例8の眼鏡レンズの非球面量のグラフである。 実施例8の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 実施例8の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 比較例8の眼鏡レンズの平均屈折力誤差の等高線図である。 比較例8の眼鏡レンズの非点収差の等高線図である。 実施例1〜8の眼鏡レンズ11、および比較例1〜8の眼鏡レンズに関する性能諸元を示した図である。
符号の説明
10、20 眼球回旋中心点
11、21 眼鏡レンズ
11a、21a 外面
11b、21b 内面
12、22 心取り点

Claims (19)

  1. 外面と内面の一対の屈折面を有し、少なくとも一方の屈折面が非球面である眼鏡レンズにおいて、
    心取り点における前記外面の外向き法線と、前記心取り点および眼球回旋中心点を通る所定の直線とが傾いていること
    前記外向き法線と前記所定の直線を含む平面による前記非球面の断面が非対称であること、及び
    前記非球面の非球面量は、前記外向き法線と所定の直線との傾き角、及び前記眼鏡レンズの度数及びベースカーブを考慮して決定されていること、
    を特徴とする眼鏡レンズ。
  2. 前記所定の直線において前記心取り点から前記眼球回旋中心点に向かう方向をZ軸、前記心取り点において前記Z軸に直交し、かつ互いに直交する2軸をそれぞれX軸、Y軸、前記外向き法線のX−Y平面への正射影が前記X軸の負の向きになるような左手座標系を設定し、
    Z軸を含み、X軸の正の方向から反時計回りに角度θ[°]をなす平面による前記外面および前記内面の断面曲率を、θとZ軸からの距離h[mm]の関数C1(h,θ)[dpt]、C2(h,θ)[dpt]、
    前記心取り点における厚さをt[mm]、
    前記眼鏡レンズの媒質の屈折率をn、
    処方の球面屈折力をSPH[dpt]、
    処方の乱視屈折力をCYL[dpt]、
    X軸正の方向から反時計回りに測った乱視軸方向をAX[°]、とする時、前記外面の断面屈折力D1(h,θ)は以下の式(1)、
    1(h,θ)=(n−1)・C1(h,θ)・・・(1)
    内面の断面屈折力D2(h,θ)は以下の式(2)、
    2(h,θ)=(1−n)・C2(h,θ)・・・(2)
    頂点屈折力に関する量P~(h,θ)は以下の式(3)、
    ~(h,θ)=D1(h,θ)/{1−D1(h,θ)・t/1000/n}+D2(h,θ)・・・(3)
    レンズ中心および近軸での処方の度数P0(θ)は以下の式(4)、
    0(θ)=SPH+CYL・sin2(θ−AX)・・・(4)
    非球面量に関する量ΔP~(h,θ)は以下の式(5)、
    ΔP~(h,θ)=P~(h,θ)−P0(θ)・・・(5)
    でそれぞれ表され、
    少なくとも5<h<20の範囲で、以下の関係式(6)、
    ΔP~(h,0)≠ΔP~(h,180)・・・(6)
    を略満たすことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ。
  3. 前記外向き法線と前記所定の直線とのなす角が10°以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼鏡レンズ。
  4. 以下の関係式(7)および(8)、
    0(0)>0・・・(7)
    ΔP~(5,180)>ΔP~(5,0)・・・(8)
    を共に満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  5. 以下の関係式(9)および(10)、
    0(0)<0・・・(9)
    ΔP~(5,180)<ΔP~(5,0)・・・(10)
    を共に満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ
  6. 以下の関係式(7)、(11)、および(12)、
    0(0)>0・・・(7)
    ΔP~(0,0)<0・・・(11)
    ΔP~(0,90)≒0・・・(12)
    を全て満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  7. 以下の関係式(9)、(13)、および(12)、
    0(0)<0・・・(9)
    ΔP~(0,0)>0・・・(13)
    ΔP~(0,90)≒0・・・(12)
    を全て満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  8. 以下の関係式(14)、(15)、
    0(θ)>0・・・(14)
    1(0,θ)<Ap・P0(θ)+Bp・・・(15)
    但し、Ap=1.02n−0.51
    p=13.24n−14.79
    を共に満たし、かつ、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(16)、
    ΔP~(5,θ)>ΔP~(10,θ)>ΔP~(15,θ)・・・(16)
    を満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  9. 以下の関係式(17)、(18)、
    0(θ)<0・・・(17)
    1(0,θ)<Am・P0(θ)+Bm・・・(18)
    但し、Am=0.62n−0.40
    m=20.09n−23.46
    を満たし、かつ、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(19)、
    ΔP~(5,θ)<ΔP~(10,θ)<ΔP~(15,θ)・・・(19)
    を満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  10. 以下の関係式(17)、(20)
    0(θ)<0・・・(17)
    1(0,θ)>Am・P0(θ)+Bm・・・(20)
    但し、Am=0.62n−0.40
    m=20.09n−23.46
    を満たし、かつ、90≦θ≦270の範囲で以下の関係式(16)、
    ΔP~(5,θ)>ΔP~(10,θ)>ΔP~(15,θ)・・・(16)
    を満たすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  11. 前記外面は球面であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  12. 以下の関係式(7)、(21)、
    0(0)>0・・・(7)
    2(5,180)>D2(5,0)・・・(21)
    を共に満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  13. 以下の関係式(9)、(22)、
    0(0)<0・・・(9)
    2(5,180)<D2(5,0)・・・(22)
    を共に満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  14. 以下の関係式(7)、(23)、
    0(0)>0・・・(7)
    2(0,0)−CYL・sin2(AX)<D2(0,90)−CYL・cos2(AX)・・・(23)
    を共に満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  15. 以下の関係式(9)、(24)、
    0(0)<0・・・(9)
    2(0,0)−CYL・sin2(AX)>D2(0,90)−CYL・cos2(AX)・・・(24)
    を共に満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  16. 以下の関係式(14)、(15)、
    0(θ)>0・・・(14)
    1(0,θ)<Ap・P0(θ)+Bp・・・(15)
    但し、Ap=1.02n−0.51
    p=13.24n−14.79
    を共に満たし、かつ、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(25)、
    2(5,θ)>D2(10,θ)>D2(15,θ)・・・(25)
    を満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  17. 以下の関係式(17)、(18)、
    0(θ)<0・・・(17)
    1(0,θ)<Am・P0(θ)+Bm・・・(18)
    但し、Am=0.62n−0.40
    m=20.09n−23.46
    を共に満たし、かつ、-90≦θ≦90の範囲で以下の関係式(26)、
    2(5,θ)<D2(10,θ)<D2(15,θ)・・・(26)
    を満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  18. 以下の関係式(17)、(20)
    0(θ)<0・・・(17)
    1(0,θ)>Am・P0(θ)+Bm・・・(20)
    但し、Am=0.62n−0.40
    m=20.09n−23.46
    を共に満たし、かつ、90≦θ≦270の範囲で以下の関係式(25)、
    2(5,θ)>D2(10,θ)>D2(15,θ)・・・(25)
    を満たすことを特徴とする請求項11に記載の眼鏡レンズ。
  19. 請求項1から請求項18のいずれかに記載の眼鏡レンズと、フロント反り角が10°以上である眼鏡フレームとからなる眼鏡。
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