JP4036921B2 - 眼鏡レンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、視力補正用眼鏡レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来の眼鏡レンズの一例を示すレンズ断面図である。この眼鏡レンズ1は、外側屈折面2、内側屈折面3が共に球面で構成される球面レンズである。この眼鏡レンズ1は、レンズ中心で所望の頂点屈折力が得られ、有効視野内で像面湾曲と非点収差とができる限り小さくなるように各面の曲率が定められている。具体的な構成は以下の表1に示される。
【0003】
【表1】
頂点屈折力 SPH −6.00[Dptr]
外側屈折面曲率 C1 4.44[1/m]
内側屈折面曲率 C2 16.46[1/m]
中心厚 T 2.00[mm]
屈折率 n 1.50
外径 φ 70.00[mm]
【0004】
表1の構成による眼鏡レンズ1の収差は図17に示される。図17(A)の破線はメリディオナルの屈折力の近軸屈折力からの差、実線はサジタルの屈折力の近軸屈折力からの差を示しており、これらの平均が像面湾曲、差が非点収差となる。図17(B)は、歪曲収差を示す。歪曲収差は、屈折面のカーブを深くすることにより、すなわち、両屈折面のカーブがきつくなるようにすれば低減されることが知られているが、カーブを深くすると像面湾曲が許容レベルを越えて大きくなる。球面の眼鏡レンズ1は、像面湾曲と非点収差の補正に主眼をおいて設計されており、歪曲収差は残存したままであった。
【0005】
特開平2−289818号公報には、上述した球面レンズよりレンズ厚、重量を低減する目的で、一方の屈折面を回転対称な非球面とした眼鏡レンズが開示されている。図18は、上記公報に開示されるタイプの眼鏡レンズの一例である。
この例の眼鏡レンズ1aは、外側屈折面2aが非球面、内側屈折面3aが球面で構成される。外側屈折面2aの曲率C1を中心から周辺にかけて徐々に増加させることにより、レンズ厚を球面レンズの場合より薄くしつつ、像面湾曲、非点収差を補正している。このレンズの具体的な構成は以下の表2に示される。
【0006】
【表2】
頂点屈折力 SPH −6.00[Dptr]
外側屈折面曲率 C1 2.00[1/m]
内側屈折面曲率 C2 14.00[1/m]
中心厚 T 2.00[mm]
屈折率 n 1.50
外径 φ 70.00[mm]
【0007】
表2の構成による眼鏡レンズ1aの収差は図19に示される。また、外側屈折面2aの曲率C1の変化は図20に示される。外側屈折面2aは、近軸球面に対して光軸からの距離が離れるにしたがってカーブがきつくなる非球面である。これにより周辺部のレンズ厚を球面の場合より薄くすることができる。ただし、図19に示されるように、非球面を利用した場合には、歪曲収差は球面のレンズより大きく発生する。
【0008】
眼鏡レンズの光学設計においては、通常ある標準的な装用状態を想定して収差が補正されているが、実際に眼鏡を顔にかけた場合には設計時に想定していた装用状態からずれる場合があることは容易に想像できる。したがって、標準的な装用状態からずれた際の性能が、標準的な装用状態における性能から大きくずれない方が望ましい。眼鏡の装用状態のズレとしては、図21(A)に示す光軸方向に沿った前後移動、(B)に示す光軸と垂直な方向への上下移動、(C)に示す傾きが考えられる。
【0009】
以下の表3は、従来の眼鏡レンズ1、1aの視角30゜での前後移動、上下移動、傾きの単位変化当たりの性能変化の感度を示す。
【0010】
【表3】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の眼鏡レンズ1あるいは1aでは、歪曲収差が残存しているために視野の周辺部で物体が歪んで見えるという問題、および、装用状態のズレに対する性能の変化が大きいという問題がある。
【0012】
この発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、像面湾曲、非点収差、歪曲収差を共に抑えつつ、装用状態のズレに対する性能の変化が小さい眼鏡レンズを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる眼鏡レンズは、上記の目的を達成させるため、外側、内側の一対の屈折面を有し、頂点屈折力SPH[単位:Dptr]が負であり、少なくとも一方の屈折面が非球面である眼鏡レンズにおいて、レンズ素材の屈折率をn、レンズの光軸から距離h[単位:mm]の位置における外側屈折面と光軸を含む平面との交線の曲率をC1(h)[単位:1/m]、同様に内側屈折面との交線の曲率をC2(h)[単位:1/m]、外側屈折面の近似球面曲率をCs1(h)[単位:1/m]としたときに、
0.3×SPH+4.0<(n−1)×Cs1(25) …(1)
を満たし、少なくとも0<h<25のいずれかの位置において、
C1(h)−C2(h)<C1(0)−C2(0) …(2)
を満たすことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる眼鏡レンズの実施形態を説明する。実施形態の眼鏡レンズは、外側、内側の一対の屈折面を有し、頂点屈折力SPH[単位:Dptr]が負であり、一方、あるいは両方の屈折面が非球面である。また、レンズ素材の屈折率をn、レンズの光軸から距離h[単位:mm]の位置における外側屈折面と光軸を含む平面との交線の曲率をC1(h)[単位:1/m]、同様に内側屈折面との交線の曲率をC2(h)[単位:1/m]、外側屈折面の近似球面曲率をCs1(h)[単位:1/m]としたときに、 0.3×SPH+4.0<(n−1)×Cs1(25) …(1)を満たし、少なくとも0<h<25のいずれかの位置において、C1(h)−C2(h)<C1(0)−C2(0) …(2)を満たす。なお、近似球面曲率Cs1(h)は、光軸上で外側屈折面に接すると共に、光軸からの距離hで外側屈折面と交差する球面の曲率として定義される。
【0015】
条件(1)を満たす程度に屈折面のカーブを深くすることにより歪曲収差を補正し、条件(2)を満たすような曲率の関係を有する非球面を導入することにより、像面湾曲、非点収差の発生を抑えている。また、屈折面のカーブが深くなると、視角の変化に伴う光線の眼鏡レンズへの入射角度の変化が小さくなるため、眼鏡が標準的な装用状態からずれた場合にも、性能の変化を小さく抑えることができる。
【0016】
さらに、外側屈折面が非球面、内側屈折面が球面またはトーリック面の場合には、h>0のいずれかの位置において、
C1(h)<C1(0) …(3)
を満たし、外側屈折面が球面またはトーリック面、内側屈折面が非球面である場合には、0<h<25のいずれかの位置において、
C2(h)>C2(0) …(4)
を満たすことが望ましい。これらの条件(3)、(4)は、曲率の絶対値が近軸曲率より小さくなるようにするための条件である。
【0017】
非球面は、光軸回りに回転対称な面であることが望ましい。なお、内側屈折面は、h>25のいずれかの位置において、
C2(h)<C2(0) …(5)
を満たすことが望ましく、より好ましくはh>25のいずれかの位置において、
C2(h)<0 …(6)
を満たすことが望ましい。
【0018】
条件(5)、(6)は、眼鏡レンズの有効径内の周辺部において、内側屈折面の曲率を近軸曲率より弱くすること、あるいは0より小さくすることをそれぞれ規定している。条件(4)を満たす場合、内側屈折面の曲率は近軸曲率より大きくなるが、これを周辺部で逆転させることにより、周辺部のレンズ厚が過大になるのを防ぐことができる。以下、上記の条件を満たすこの発明の実施例にかかる眼鏡レンズを5例示す。
【0019】
【実施例1】
図1は、実施例1の眼鏡レンズ1bの形状を示す斜視図である。実施例1の眼鏡レンズは、従来例と同様の頂点屈折力−6.00Dptrを有するが、外側屈折面2b、内側屈折面3bが共に非球面である。図中、PP'は眼鏡レンズ1bの光軸、O1は光軸PP'と外側屈折面2bとの交点、O2は光軸PP'と内側屈折面3bとの交点である。光軸PP'からの高さhの位置における各屈折面の曲率は、光軸PP'を含む平面と屈折面との交線の曲率C1(h)、C2(h)として表される。
【0020】
図2は、実施例1の眼鏡レンズ1bの断面図である。図1、図2では、屈折面の形状を容易に理解できるように、外径70mmまでの形状を示しているが、実際に眼鏡フレームに取り付けられる際には、周辺部は削除され、外径30mm〜50mm程度の範囲がレンズとして用いられる。
【0021】
実施例1の眼鏡レンズ1bの具体的な構成は以下の表4に示される。近軸曲率は従来例で示した非球面を用いた眼鏡レンズ1aと同一であるが、両屈折面が非球面である点が従来例とは異なる。両屈折面の非球面形状は、図3のグラフに光軸からの距離hに対する曲率C1(h)、C2(h)の変化として示されている。また、非球面は、光軸からの高さがhとなる非球面上の座標点の非球面の光軸上での接平面からの距離(サグ量)をX、非球面の光軸上での曲率をCn(0)[n=1,2]、円錐係数をK、4次、6次、8次、10次の非球面係数をA4,A6,A8,A10として、以下の式(7)で表される。
【0022】
各屈折面の円錐係数、非球面係数は表5に示される。なお、表における表記Eは、10を基数、Eの右の数字を指数とする累乗を表しており、例えば表5の非球面係数A4の値「3.59180E-6」は「0.00000359180」を意味する。
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
表4,5の構成による実施例1の眼鏡レンズ1bの収差は図4に示される。図4(A)の破線はメリディオナルの屈折力の近軸屈折力からの差、実線はサジタルの屈折力の近軸屈折力からの差を示しており、これらの平均が像面湾曲、差が非点収差となる。図4(B)は、歪曲収差を示す。また、以下の表6は、実施例1の眼鏡レンズ1bの視角30゜での前後移動、上下移動、傾きの単位変化当たりの性能変化の感度を示す。
【0026】
【表6】
【0027】
実施例1の構成によれば、像面湾曲、非点収差を所定のレベルに抑えつつ、歪曲収差を従来例より低減することができる。また、標準的な装用状態からのズレによる性能の変化を球面レンズを用いた従来例と比較すると、上下移動による非点収差の感度を除き、従来例の感度の30%〜90%程度に小さく抑えることができる。非球面を用いた従来例と比較すると、全ての移動に対する感度を30%〜80%程度に小さく抑えることができる。特に、傾きに対する非点収差の変動感度はいずれの従来例に対しても1/4程度に抑えることができる。
【0028】
【実施例2】
図5は、実施例2の眼鏡レンズ1cの断面図である。実施例2の眼鏡レンズ1cは、頂点屈折力−8.00Dptrを有し、外側屈折面2cが非球面、内側屈折面3cが球面として構成されている。実施例2の眼鏡レンズ1cの具体的な構成は以下の表7に示される。外側屈折面2cの非球面形状は、図6のグラフに光軸からの距離hに対する曲率C1(h)の変化として示されている。外側屈折面2cの円錐係数、非球面係数は表8に示される。
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
表7,8の構成による実施例2の眼鏡レンズ1cの収差は図7に示される。また、以下の表9は、実施例2の眼鏡レンズ1cの視角30゜での前後移動、上下移動、傾きの単位変化当たりの性能変化の感度を示す。
【0032】
【表9】
【0033】
実施例2の構成によれば、同程度の屈折力を持つ球面レンズと比較して、像面湾曲、非点収差を所定のレベルに抑えつつ、歪曲収差を低く抑えることができる。また、標準的な装用状態からのズレによる性能の変化は、球面レンズを用いた場合より小さく抑えられる。
【0034】
【実施例3】
図8は、実施例3の眼鏡レンズ1dの断面図である。実施例3の眼鏡レンズ1dは、頂点屈折力−8.00Dptrを有し、外側屈折面2cが球面、内側屈折面3cが非球面として構成されている。実施例3の眼鏡レンズ1dの具体的な構成は以下の表10に示される。内側屈折面3cの非球面形状は、図9のグラフに光軸からの距離hに対する曲率C2(h)の変化として示されている。内側屈折面3cの円錐係数、非球面係数は表11に示される。
【0035】
【表10】
【0036】
【表11】
【0037】
表10,11の構成による実施例3の眼鏡レンズ1dの収差は図10に示される。また、以下の表12は、実施例3の眼鏡レンズ1dの視角30゜での前後移動、上下移動、傾きの単位変化当たりの性能変化の感度を示す。
【0038】
【表12】
【0039】
実施例3の構成によれば、同程度の屈折力を持つ球面レンズと比較して、像面湾曲、非点収差を所定のレベルに抑えつつ、歪曲収差を低く抑えることができる。また、標準的な装用状態からのズレによる性能の変化は、球面レンズを用いた場合より小さく抑えられる。
【0040】
【実施例4】
図11は、実施例4の眼鏡レンズ1eの断面図である。実施例4の眼鏡レンズ1eは、頂点屈折力−4.00Dptrを有し、外側屈折面2e、内側屈折面3eが共に非球面として構成されている。実施例4の眼鏡レンズ1eの具体的な構成は以下の表13に示される。各屈折面の非球面形状は、図12のグラフに光軸からの距離hに対する曲率C1(h)、C2(h)の変化として示されている。各屈折面の円錐係数、非球面係数は表14に示される。
【0041】
【表13】
【0042】
【表14】
【0043】
表13,14の構成による実施例4の眼鏡レンズ1cの収差は図13に示される。また、以下の表15は、実施例4の眼鏡レンズ1eの視角30゜での前後移動、上下移動、傾きの単位変化当たりの性能変化の感度を示す。
【0044】
【表15】
【0045】
実施例4の構成によれば、同程度の屈折力を持つ球面レンズと比較して、像面湾曲、非点収差を所定のレベルに抑えつつ、歪曲収差を低く抑えることができる。また、標準的な装用状態からのズレによる性能の変化は、球面レンズを用いた場合より小さく抑えられる。
【0046】
【実施例5】
図14は、実施例5の眼鏡レンズ1fの断面図である。実施例5の眼鏡レンズ1fは、実施例3の眼鏡レンズ1dのh>30mmの領域の曲率を−50[1/m]にしたものである。図15に示されるように、実施例3のような強度近視用の眼鏡レンズ1dでは内側屈折面の周辺部は光線が通過しない。そこで、光線が通過しない周辺部の曲率を小さくすることにより、レンズの縁厚を薄くしている。実施例3の眼鏡レンズ1dの縁厚が13.36mmであるのに対し、実施例5の眼鏡レンズ1fの縁厚は10.71mmである。なお、実施例5の眼鏡レンズ1fの光学的な特性は実施例3の眼鏡レンズ1dと同一である。
【0047】
上記の実施例では、単一のレンズから構成される眼鏡レンズを例としたが、この発明は複数のレンズを貼り合わせて構成される複合眼鏡レンズにも適用可能である。その場合、最も外側の面が外側屈折面、最も眼側の面が内側屈折面となる。また、上記実施例で示される球面は、乱視矯正が必要な場合にはトーリック面とされる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、屈折面のカーブを従来より深くすることにより、歪曲収差の発生を抑え、かつ、眼鏡が標準的な装用状態からずれた場合にも性能の変化を小さく抑えることができる。また、両面の曲率を所定の条件を満たすよう設定することにより、像面湾曲、非点収差の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の眼鏡レンズの形状を示す斜視図である。
【図2】 実施例1の眼鏡レンズの断面図である。
【図3】 実施例1の眼鏡レンズの非球面の形状を示すグラフである。
【図4】 実施例1の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図5】 実施例2の眼鏡レンズの断面図である。
【図6】 実施例2の眼鏡レンズの非球面の形状を示すグラフである。
【図7】 実施例2の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図8】 実施例3の眼鏡レンズの断面図である。
【図9】 実施例3の眼鏡レンズの非球面の形状を示すグラフである。
【図10】 実施例3の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図11】 実施例4の眼鏡レンズの断面図である。
【図12】 実施例4の眼鏡レンズの非球面の形状を示すグラフである。
【図13】 実施例4の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図14】 実施例5の眼鏡レンズの断面図である。
【図15】 実施例3の眼鏡レンズを通過する光線を示す説明図である。
【図16】 従来例1の眼鏡レンズの断面図である。
【図17】 従来例1の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図18】 従来例2の眼鏡レンズの断面図である。
【図19】 従来例2の眼鏡レンズの収差を示すグラフである。
【図20】 従来例2の眼鏡レンズの非球面の形状を示すグラフである。
【図21】 眼鏡レンズの標準的な装用状態からのズレを示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 眼鏡レンズ
2,2a,2b,2c,2d,2e,2f 外側屈折面
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f 内側屈折面
Claims (6)
- 外側、内側の一対の屈折面を有し、頂点屈折力SPH[単位:Dptr]が負であり、少なくとも一方の屈折面が非球面である眼鏡レンズにおいて、
レンズ素材の屈折率をn、前記レンズの光軸から距離h[単位:mm]の位置における前記外側屈折面と光軸を含む平面との交線の曲率をC1(h)[単位:1/m]、同様に前記内側屈折面との交線の曲率をC2(h)[単位:1/m]、前記外側屈折面の近似球面曲率をCs1(h)[単位:1/m]としたときに、
0.3×SPH+4.0<(n−1)×Cs1(25) …(1)
を満たし、少なくとも0<h<25のいずれかの位置において、
C1(h)−C2(h)<C1(0)−C2(0) …(2)
を満たすことを特徴とする眼鏡レンズ。 - 前記外側屈折面が非球面、前記内側屈折面が球面またはトーリック面であり、h>0のいずれか位置において、
C1(h)<C1(0) …(3)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ。 - 前記外側屈折面が球面またはトーリック面、前記内側屈折面が非球面であり、0<h<25のいずれかの位置において、
C2(h)>C2(0) …(4)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ。 - 前記非球面は光軸回りに回転対称な面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
- h>25のいずれかの位置において、
C2(h)<C2(0) …(5)
を満たすことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡レンズ。 - h>25のいずれかの位置において、
C2(h)<0 …(6)
を満たすことを特徴とする請求項5に記載の眼鏡レンズ。
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