JP4756466B2 - 蒸気調理装置 - Google Patents
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Description
時間とが設定可能に構成されたことを特徴としている。
この実施の形態1は、被調理物を収容する調理槽と、この調理槽への給蒸手段と、前記調理槽内の減圧手段と、前記給蒸手段および前記減圧手段を制御する制御器とを備え、前記制御器が、負圧蒸煮を行う第一運転プログラムと、無圧蒸煮を行う第二運転プログラムと、正圧蒸煮を行う第三運転プログラムと、負圧蒸煮,無圧蒸煮および正圧蒸煮のうち少なくとも二つを組み合わせた第四運転プログラムとを選択して実行することを特徴とする蒸気調理装置である。
実施の形態2は、前記実施の形態1において、前記各運転プログラムのうち負圧蒸煮または正圧蒸煮を多段で行うことを特徴とする蒸気調理装置である。
実施の形態3は、前記実施の形態1または2において、前記各運転プログラムを選択し、前記運転プログラムの内容を変更可能とすることを特徴とする蒸気調理装置である。
実施の形態4は、前記実施の形態1または2において、前記各運転プログラムの内容の変更を通信により行うことを特徴とする蒸気調理装置である。
実施の形態5は、前記実施の形態3または4において、前記各運転プログラムの変更した内容を記憶可能とすることを特徴とする蒸気調理装置である。
実施の形態6は、前記実施の形態1または2において、前記各運転プログラムの内容の変更を着脱自在の記憶媒体の交換により行うことを特徴とする蒸気調理装置である。
グラムの処理手順を示すフローチャート図である。図3は、第四運転プログラムの処理手順を示すフローチャート図である。図4は、第一運転プログラムの調理槽内温度/圧力の概略的時間変化を示す特性図である。図5は、第二運転プログラムの調理槽内温度/圧力の概略的時間変化を示す特性図である。図6は、第三運転プログラムの調理槽内温度/圧力の概略的時間変化を示す特性図である。図7は、第四運転プログラムの調理槽内温度/圧力の概略的時間変化を示す特性図である。
うに構成されている。前記各制御弁13,16,19,21,24は、開度調整可能な電磁弁,モータバルブまたは比例制御弁とすることができる。前記制御器10は、前記設定部11にて入力された調理温度(圧力)と調理時間から前記調理槽3内の圧力移行特性線を演算する演算部(図示省略)、前記圧力センサ9にて検出した前記調理槽3内の圧力から温度への換算および前記設定部11から入力された温度から圧力への換算を行う換算部(図示省略)、運転プログラムを記憶する第一記憶装置(たとえばフラッシュメモリ)27を備える。この第一記憶装置27は、着脱自在であって、別の前記第一〜第四運転プログラムを記憶する第二記憶装置27’と交換可能に構成している。さらに、前記制御器10は、ネットワーク28を通じて、運転プログラム情報を配信するサーバ29と通信も可能である。
以下に、前記第一運転プログラムを実行する場合における動作を図1および図4にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて自らが所望する調理に適した運転プログラムを前記第一〜第四運転プログラムから選択することができ、前記第一運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第一運転プログラムの選択により、図2に示す個別プログラムを順次実行する。すなわち、前記調理槽3内の空気を排除する空気排除運転(ステップS1),空気排除した後に前記調理槽3内へ蒸気を供給して設定した温度(圧力)に達するまで加圧する圧力移行運転(ステップS2),前記調理槽3内へ蒸気を供給して設定した温度(圧力)に制御しながら加熱調理する加熱運転(ステップS3),加熱運転(ステップS3)終了後に前記調理槽3内を大気圧まで復圧する復圧運転(ステップS4)を順次実行する。
まず、前記調理槽3内へ食材2を収容し、扉(図示省略)を閉めて密閉状態にする。そして、使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第二設定温度t2、各運転の時間制御を行うための圧力移行運転時間T1,加熱運転時間T2,復圧運転時間T3を使用者によって任意に設定する。
前記制御器10は、前記第一および第二設定圧力p1,p2と、前記各運転時間T1〜3とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記圧力移行運転(ステップS2)および前記復圧運転(ステップS4)における図4の各圧力移行特性線A,Bを演算する。図4の各圧力移行特性線A,Bは、破線で表されている時間−調理槽内圧力特性線であって、前記調理槽3内の圧力をフィードバック制御するための基準となる特性線である。また、図4の実線は、時間−調理槽内温度特性線(以下、「温度特性線」と云う。)を表している。演算終了後、使用者は、運転スイッチ(図示省略)をオンにし、前記空気排除運転(ステップS1)を開始する。
(空気排除運転:ステップS1)
この空気排除運転(ステップS1)では、まず、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13,前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19,前記外気導入制御弁24を閉じ、前記減圧器22を作動させるとともに、前記減圧制御弁21を開く。これにより、前記調理槽3内の空気が前記減圧ライン20を通って槽外へ排出される。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内の前記圧力センサ9による検出圧力が、前記第一設定圧力p1に達すると、前記減圧手段7を停止させる。この空気排除運転(ステップS1)により、前記調理槽3内の温度(圧力)制御の妨げとなる空気が排出される。このとき、この空気排除運転(ステップS1)では、空気排除を目的とした前記調理槽3内の減圧であるため、図4の温度特性線のように温度変化は起こらない。そして、前記制御器10は、前記減圧器22を停止させるとともに、前記減圧制御弁21を閉じ、この空気排除運転(ステップS1)を終了し、前記圧力移行運転(ステップS2)へ移行する。
つぎに、前記制御器10は、前記圧力移行運転時間T1にて、前記圧力移行特性線Aに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第二設定圧力p2,すなわち前記第二設定温度t2まで前記調理槽3内を加圧する。この圧力移行運転(ステップS2)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この圧力移行運転(ステップS2)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線A上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS1)後に、この圧力移行運転(ステップS2)を行うことにより、前記圧力移行特性線Aに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第二設定温度t2に到達したことを検知し、前記加熱運転(ステップS3)へ移行する。
つぎに、前記加熱運転(ステップS3)について説明する。前記制御器10は、前記圧力移行運転(ステップS2)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第二設定圧力p2,すなわち前記第二設定温度t2を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。この負圧蒸煮時(以下の負圧蒸煮時も同様)は、前記給蒸制御弁13の開度を調整して制御しても、前記調理槽3内の圧力が設定圧力値より上昇する場合がある。この場合、前記制御器8は、所定値上昇すると前記減圧器22を作動させるとともに、前記減圧調整弁21の開度を調整することで設定圧力値を維持する制御をすることができる。前記加熱運転時間T2経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記加熱運転(ステップS3)を終了し、前記復圧運転(ステップS4)へ移行する。
この復圧運転(ステップS4)では、前記制御器10が前記復圧運転時間T3にて、前記圧力移行特性線Bに基づいて前記第二設定圧力p2,すなわち前記第二設定温度t2から大気圧(約1013hPa)までフィードバック制御により前記調理槽3内を復圧する。この第一運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS4)開始時、前記調理槽3内が負圧状態であるため、前記外気導入制御弁24の開度を調整しながら開いて外気導入することで復圧する。この復圧運転(ステップS4)では、負圧状態からの復圧であるため、図4の温度特性線のように温度変化は起こらない。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内が大気圧(約1013hPa)まで復圧された後、前記外気導入制御弁24を閉じ、前記復圧運転(ステップS4)終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
前記第一運転プログラムは、食材2を負圧で蒸煮し、低温でじっくり調理を行う運転プログラムである。これに対して前記第二運転プログラムは、食材2を無圧で蒸煮し、前記調理槽3内を吹き抜けの状態で調理を行う運転プログラムである。以下、前記第二運転プログラムを実行する場合における動作を前記第一運転プログラムと異なる構成のみ、図1および図5にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて前記第二運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第二運転プログラムの選択により、図2に示す個別プログラムを順次実行する。前記個別プログラムの流れは前記第一運転プログラムと同様であるので、その説明は省略する。
使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第三設定温度t3、各運転の時間制御を行うための圧力移行運転時間T1,加熱運転時間T2,復圧運転時間T3を使用者によって任意に設定する。
前記制御器10は、前記第一および第三設定圧力p1,p3と、前記各運転時間T1〜3とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記圧力移行運転(ステップS2)および前記復圧運転(ステップS4)における図5の各圧力移行特性線C,Dを演算する。演算終了後、前記空気排除運転(ステップS1)を開始する。
(空気排除運転:ステップS1)
前記空気排除運転(ステップS1)は、前記第一運転プログラムの空気排除運転(ステップS1)と同様であるので、その説明は省略する。
前記空気排除運転(ステップS1)を行った後、前記制御器10は、前記圧力移行運転時間T1にて、前記圧力移行特性線Cに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第三設定圧力p3,すなわち前記第三設定温度t3まで前記調理槽3内の加圧をする。この圧力移行運転(ステップS2)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この圧力移行運転(ステップS2)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線C上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS1)後に、この圧力移行運転(ステップS2)を行うことにより、前記圧力移行特性線Cに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第三設定温度t3に到達したことを検知し、前記加熱運転(ステップS3)へ移行する。
前記加熱運転(ステップS3)開始時、前記調理槽3内は無圧状態である。前記制御器10は、この無圧状態で蒸煮を行うため、前記圧力移行運転(ステップS2)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整するとともに、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19を全開にすることで、前記調理槽3内を吹き抜け状態とする。そして、前記制御器10は、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第三設定圧力p3,すなわち前記第三設定温度t3である100℃を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記加熱運転時間T2経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記加熱運転(ステップS3)を終了し、前記復圧運転(ステップS4)へ移行する。
この第二運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS4)開始時、前記第三設定圧力p3が大気圧(1013hPa)であるため、前記圧力移行特性線Dおよび図5の温度特性線のように圧力および変化は起こらない。ただし、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線D上に乗るようにフィードバック制御,すなわち大気圧に沿った温度制御を行う。前記制御器10は、前記加熱運転(ステップS4)に引き続いて、前記排蒸制御弁16および前記ドレン制御弁19を全開にして、前記調理槽3内のドレンを排出する。このとき前記排蒸制御弁16および前記ドレン制御弁19以外の制御弁13,21,24は閉じている。そして、前記制御器10は、前記復圧運転時間T3経過した後、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19を閉じ、前記復圧運転(ステップS4)を終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽3内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
前記第二運転プログラムは、食材2を無圧で蒸煮し、前記調理槽3内を吹き抜け状態で調理を行う運転プログラムである。これに対して第三運転プログラムは、食材2を正圧で蒸煮し、高温でじっくりまたはすばやく調理する運転プログラムである。以下、前記第三運転プログラムを実行する場合における動作を前記第一運転プログラムと異なる構成のみ、図1および図6にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて前記第三運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第三運転プログラムの選択により、図2に示す個別プログラムを順次実行する。前記個別プログラムの流れは前記第一運転プログラムと同様であるので、その説明は省略する。
使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第四設定温度t4、各運転の時間制御を行うための圧力移行運転時間T1,加熱運転時間T2,復圧運転時間T3を使用者によって任意に設定する。
前記制御器10は、前記第一および第四設定圧力p1,p4と、前記各運転時間T1〜3とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記圧力移行運転(ステップS2)および前記復圧運転(ステップS4)における図6の各圧力移行特性線E,Fを演算する。演算終了後、前記空気排除運転(ステップS1)を開始する。
(空気排除運転:ステップS1)
前記空気排除運転(ステップS1)は、前記第一運転プログラムの空気排除運転(ステップS1)と同様であるので、その説明は省略する。
前記空気排除運転(ステップS1)を行った後、前記制御器10は、前記圧力移行運転時間T1にて、前記圧力移行特性線Eに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第四設定圧力p4,すなわち前記第四設定温度t4まで前記調理槽3内の加圧をする。この圧力移行運転(ステップS2)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この圧力移行運転(ステップS2)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線E上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS1)後に、この圧力移行運転(ステップS2)を行うことにより、前記圧力移行特性線Eに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第四設定温度t4に到達したことを検知し、前記加熱運転(ステップS3)へ移行する。
前記制御器10は、前記圧力移行運転(ステップS2)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第四設定圧力p4,すなわち前記第四設定温度t4を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記加熱運転時間T2経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記加熱運転(ステップS3)を終了し、前記復圧運転(ステップS4)へ移行する。
前記制御器10は、前記復圧運転時間T3にて、前記圧力移行特性線Fに基づいて前記第四設定圧力p4,すなわち前記第四設定温度t4から大気圧(約1013hPa)までフィードバック制御により前記調理槽3内を復圧する。この第三運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS4)開始時、前記調理槽3内が正圧状態であるため、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19の開度を調整して、前記調理槽3内のドレンを排出するとともに前記調理槽3内を復圧(減圧)する。この復圧運転(ステップS4)では、正圧状態から大気圧(約1013hPa)までの復圧に伴って、図6の温度特性線に沿って温度が低下する。そして、大気圧(約1013hPa)まで復圧後の前記調理槽3内の温度は、大気圧(約1013hPa)の換算温度である100℃になる。この復圧運転(ステップS4)では、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線F上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Fに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内が大気圧(約1013hPa)まで復圧された後、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19を閉じ、前記復圧運転(ステップS4)を終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽3内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
前記第一,第二および第三運転プログラムは、負圧蒸煮,無圧蒸煮および正圧蒸煮をそれぞれ行う運転プログラムである。これに対して前記第四運転プログラムは、負圧蒸煮,無圧蒸煮および正圧蒸煮のうち少なくとも二つ組み合わせて、負圧状態−正圧状態間で蒸煮温度を段階的変化させて調理を行う運転プログラムである。前記第四運転プログラムは、組み合わせにより多彩な蒸気調理運転が可能であるが、負圧状態から正圧状態に圧力移行させて蒸煮温度を低温から高温に段階的変化させる運転プログラムについてのみ例示する。以下、前記第四運転プログラムを実行する場合における動作を前記第一運転プログラムと異なる構成のみ、図1および図7にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて前記第四運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第四運転プログラムの選択により、図3に示す個別プログラムを順次実行する。すなわち、前記調理槽3内の空気を排除する空気排除運転(ステップS5),空気排除した後に前記調理槽3内へ蒸気を供給して設定した温度(圧力)に達するまで加圧する第一圧力移行運転(ステップS6),前記調理槽3内へ蒸気を供給して設定した温度(圧力)に制御しながら加熱調理する第一加熱運転(ステップS7),さらに前記調理槽3内へ蒸気を供給し、前記第一加熱運転(ステップS7)の設定温度(圧力)と異なる設定温度(圧力)に圧力移行する第二圧力移行運転(ステップS8),前記調理槽3内へ蒸気を供給して前記第二圧力移行運転(ステップS8)後の設定温度(圧力)に制御しながら加熱調理する第二加熱運転(ステップS9),前記調理槽3内を大気圧(約1013hPa)まで復圧する復圧運転(ステップS10)を順次実行する。
使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第五設定温度t5,第六設定温度t6、各運転の時間制御を行うための第一圧力移行運転時間T4,第一加熱運転時間T5,第二圧力移行運転時間T6,第二加熱運転時間T7,復圧運転時間T8を使用者によって任意に設定する。
温度t5は、前記第一加熱運転(ステップS7)における負圧蒸煮時の設定温度であり、前記第六設定温度t6は、前記第二加熱運転(ステップS9)における正圧蒸煮時の設定温度である。すなわち、前記第五設定温度t5は、前記第一設定温度t1より高く、かつ大気圧(約1013hPa)の換算温度100℃より低く設定する。また、前記第六設定温度t6は、大気圧(約1013hPa)の換算温度100℃より高く設定する。この第五および第六設定温度t5,t6は、前記換算部(図示省略)で圧力換算されて、第五および第六設定圧力p5,p6になる。すなわち、前記第五設定圧力p5は、第一圧力移行運転終了圧力,第一加熱運転圧力および第二圧力移行運転開始圧力であって、前記第六設定圧力p6は、第二圧力移行運転終了圧力,第二加熱運転圧力および復圧運転開始圧力である。
前記制御器10は、前記第一,第五および第六設定圧力p1,p5,p6と、前記各運転時間T4〜8とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記第一圧力移行運転(ステップS6),前記第二圧力移行運転(ステップS8)および前記復圧運転(ステップS10)における図7の各圧力移行特性線G,H,Jを演算する。演算終了後、前記空気排除運転(ステップS5)を開始する。
(空気排除運転:ステップS5)
前記空気排除運転(ステップS5)は、前記第一運転プログラムの空気排除運転(ステップS1)と同様であるので、その説明は省略する。
前記空気排除運転(ステップS6)を行った後、前記制御器10は、前記第一圧力移行運転時間T4にて、前記圧力移行特性線Gに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第五設定圧力p5,すなわち前記第五設定温度t5まで前記調理槽3内の加圧をする。この第一圧力移行運転(ステップS6)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この第一圧力移行運転(ステップS6)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線G上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS5)後に、この第一圧力移行運転(ステップS6)を行うことにより、前記圧力移行特性線Gに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第五設定温度t5に到達したことを検知し、前記第一加熱運転(ステップS7)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一圧力移行運転(ステップS6)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第五設定圧力p5,すなわち前記第五設定温度t5を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第一加熱運転時間T5経過した後、前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)を終了し、前記第二圧力移行運転(ステップS8)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)に続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、蒸気の供給による前記調理槽3内の加圧を行う。前記制御器10は、前記第二圧力移行運転時間T6にて、前記圧力移行特性線Hに基づいて前記第五設定圧力p5,前記第五設定温度t5から第六設定圧力p6,すなわち前記第六設定温度t6まで
前記調理槽3内の加圧をする。この第二圧力移行運転(ステップS8)では、前記第一圧力移行運転(ステップS6)と同様、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線H上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Hに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第六設定温度t6に到達したことを検知し、前記第二加熱運転(ステップS9)へ移行する。
前記制御器10は、前記第二圧力移行運転(ステップS8)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第六設定圧力p6,すなわち前記第六設定温度t6を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第二加熱運転時間T7経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記第二加熱運転(ステップS9)を終了し、前記復圧運転(ステップS10)へ移行する。
前記制御器10は、前記復圧運転時間T8にて、前記圧力移行特性線Jに基づいて前記第六設定圧力p6,すなわち前記第六設定温度t6から大気圧(約1013hPa)までフィードバック制御により前記調理槽3内を復圧する。ここで例示する前記第四運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS10)開始時、前記調理槽3内が正圧状態であるため、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19の開度を調整しながら、前記調理槽3内のドレンを排出するとともに前記調理槽3内を復圧(減圧)する。この復圧運転(ステップS10)では、正圧状態から大気圧(約1013hPa)までの復圧に伴って、図7の温度特性線に沿って温度が低下する。そして、大気圧(約1013hPa)まで復圧後の前記調理槽3内の温度は、大気圧(約1013hPa)の換算温度である100℃になる。この復圧運転(ステップS10)では、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線J上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Jに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内が大気圧(約1013hPa)まで復圧された後、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19を閉じ、前記復圧運転(ステップS10)を終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽3内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
前記第一〜第四運転プログラムの内容は、使用者の任意により変更することも可能である。また、変更後の前記第一〜第四運転プログラムの内容は、使用者が前記設定部11を操作することで、前記第一記憶装置27に記憶させることができる。図8は、運転プログラムの変更処理手順を示すフローチャート図である。変更の仕方としては、図8に示すように、使用者が前記設定部11を操作して前記第一記憶装置27にて記憶された運転プログラムを選択して呼び出す(ステップS11)。そして使用者は、呼び出した運転プログラムを確認した上で、前記設定部11から所期の設定温度(圧力)または時間に修正する(ステップS12)。さらに使用者は、前記設定部11を操作して修正済みの運転プログラムを前記第一記憶装置27へ記憶させる(ステップS13)。このように、使用者は、設定した運転プログラムの内容を変更可能とすることで、より一層多様な食材2の蒸気調理が可能となる。
記憶装置27に記憶したものと別の内容の前記第一〜第四運転プログラムが記憶されている。これにより、使用者は、食材2に応じて前記記憶装置27,27’を交換して、所期の運転プログラムを呼び出し実行することで、より一層多様な食材2の蒸気調理が可能となる。
前記第一運転プログラムの変形例を実行する場合における動作を前記第一運転プログラムと異なる構成のみ、図1および図9にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて前記第一運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第一運転プログラムの選択により、図3に示す個別プログラムを順次実行する。前記個別プログラムの流れは前記第四運転プログラムと同様であるので、その説明は省略する。
使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第七設定温度t7,第八設定温度t8、各運転の時間制御を行うための第一圧力移行運転時間T4,第一加熱運転時間T5,第二圧力移行運転時間T6,第二加熱運転時間T7,第三復圧運転時間T8を使用者によって任意に設定する。
第二加熱運転圧力および復圧運転開始圧力である。
前記制御器10は、前記第一,第七および第八設定圧力p1,p7,p8と、前記各運転時間T4〜8とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記第一圧力移行運転(ステップS6),前記第二圧力移行運転(ステップS8)および前記復圧運転(ステップS10)における図9の各圧力移行特性線K,L,Mを演算する。演算終了後、前記空気排除運転(ステップS5)を開始する。
(空気排除運転:ステップS5)
前記空気排除運転(ステップS5)は、前記第一運転プログラムの空気排除運転(ステップS1)と同様であるので、その説明は省略する。
前記空気排除運転(ステップS6)を行った後、前記制御器10は、前記第一圧力移行運転時間T4にて、前記圧力移行特性線Kに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第七設定圧力p7,すなわち前記第七設定温度t7まで前記調理槽3内の加圧をする。この第一圧力移行運転(ステップS6)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この第一圧力移行運転(ステップS6)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線K上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS5)後に、この第一圧力移行運転(ステップS6)を行うことにより、前記圧力移行特性線Kに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第七設定温度t7に到達したことを検知し、前記第一加熱運転(ステップS7)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一圧力移行運転(ステップS6)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第七設定圧力p7,すなわち前記第七設定温度t7を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第一加熱運転時間T5経過した後、前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)を終了し、前記第二圧力移行運転(ステップS8)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)に続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、蒸気の供給による前記調理槽3内の加圧を行う。前記制御器10は、前記第二圧力移行運転時間T6にて、前記圧力移行特性線Lに基づいて前記第七設定圧力p7,前記第七設定温度t7から第八設定圧力p8,すなわち前記第八設定温度t8まで前記調理槽3内の加圧をする。この第二圧力移行運転(ステップS8)では、前記第一圧力移行運転(ステップS6)と同様、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線L上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Lに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第八設定温度t8に到達したことを検知し、前記第二加熱運転(ステップS9)へ移行する。
前記制御器10は、前記第二圧力移行運転(ステップS8)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第八設定圧力p8
,すなわち前記第八設定温度t8を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第二加熱運転時間T7経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記第二加熱運転(ステップS9)を終了し、前記復圧運転(ステップS10)へ移行する。
前記制御器10は、前記復圧運転時間T8にて、前記圧力移行特性線Mに基づいて前記第八設定圧力p8,すなわち前記第八設定温度t8から大気圧(約1013hPa)までフィードバック制御により前記調理槽3内を復圧する。この第一運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS10)開始時、前記調理槽3内が負圧状態であるため、前記外気導入制御弁24の開度を調整しながら開いて外気導入することで復圧する。この復圧運転(ステップS10)では、負圧状態からの復圧であるため、図9の温度特性線のように温度変化は起こらない。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内が大気圧(約1013hPa)まで復圧された後、前記外気導入制御弁24を閉じ、復圧運転(ステップS10)終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽3内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
前記第三運転プログラムの変形例を実行する場合における動作を前記第一運転プログラムと異なる構成のみ、図1および図10にしたがい説明する。
使用者は、前記設定部11にて前記第三運転プログラムを選択する。前記制御器10は、前記第三運転プログラムの選択により、図3に示す個別プログラムを順次実行する。前記個別プログラムの流れは前記第四運転プログラムと同様であるので、その説明は省略する。
使用者は、前記設定部11にて蒸気調理を行う際の所望の温度と時間を設定する。この設定時においては、各運転の温度制御を行うための第一設定温度t1,第九設定温度t9,第十設定温度t10、各運転の時間制御を行うための第一圧力移行運転時間T4,第一加熱運転時間T5,第二圧力移行運転時間T6,第二加熱運転時間T7,復圧運転時間T8を使用者によって任意に設定する。
前記制御器10は、前記第一,第九および第十設定圧力p1,p9,p10と、前記各
運転時間T4〜8とに基づいて、前記演算部(図示省略)にて前記第一圧力移行運転(ステップS6),前記第二圧力移行運転(ステップS8)および前記復圧運転(ステップS10)における図10の各圧力移行特性線N,Q,Rを演算する。演算終了後、前記空気排除運転(ステップS5)を開始する。
(空気排除運転:ステップS5)
前記空気排除運転(ステップS5)は、前記第一運転プログラムの空気排除運転(ステップS1)と同様であるので、その説明は省略する。
前記空気排除運転(ステップS5)を行った後、前記制御器10は、前記第一圧力移行運転時間T4にて、前記圧力移行特性線Nに基づいて前記第一設定圧力p1,すなわち前記第一設定温度t1から第九設定圧力p9,すなわち前記第九設定温度t9まで前記調理槽3内の加圧をする。この第一圧力移行運転(ステップS6)では、前記給蒸制御弁13の開度を調整して前記蒸気ノズル14から蒸気を前記調理槽3内へ連続的に蒸気供給する。このとき前記給蒸制御弁13以外の制御弁16,19,21,24は閉じている。この第一圧力移行運転(ステップS6)において、前記制御器10は、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線N上に乗るようにフィードバック制御する。そして、前記空気排除運転(ステップS5)後に、この第一圧力移行運転(ステップS6)を行うことにより、前記圧力移行特性線Nに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第九設定温度t9に到達したことを検知し、前記第一加熱運転(ステップS7)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一圧力移行運転(ステップS6)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第九設定圧力p9,すなわち前記第九設定温度t9を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第一加熱運転時間T5経過した後、前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)を終了し、前記第二圧力移行運転(ステップS8)へ移行する。
前記制御器10は、前記第一加熱運転(ステップS7)に続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、蒸気の供給による前記調理槽3内の加圧を行う。前記制御器10は、前記第二圧力移行運転時間T6にて、前記圧力移行特性線Qに基づいて前記第九設定圧力p9,前記第九設定温度t9から第十設定圧力p10,すなわち前記第十設定温度t10まで前記調理槽3内の加圧をする。この第二圧力移行運転(ステップS8)では、前記第一圧力移行運転(ステップS6)と同様、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線Q上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Qに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記第十設定温度t10に到達したことを検知し、前記第二加熱運転(ステップS9)へ移行する。
前記制御器10は、前記第二圧力移行運転(ステップS8)に引き続いて、前記給蒸制御弁13の開度を調整して、前記圧力センサ9にて圧力を検出しながら第十設定圧力p10,すなわち前記第十設定温度t10を一定に維持するように前記調理槽3内へ蒸気を供給し、食材2の蒸煮を行う。前記第二加熱運転時間T7経過した後、前記制御器10は、前記給蒸制御弁13を閉じ、前記第二加熱運転(ステップS9)を終了し、前記復圧運転(ステップS10)へ移行する。
前記制御器10は、前記復圧運転時間T8にて、前記圧力移行特性線Rに基づいて前記第十設定圧力p10,すなわち前記第十設定温度t10から大気圧(約1013hPa)までフィードバック制御により前記調理槽3内を復圧する。この第三運転プログラムでは、前記復圧運転(ステップS10)開始時、前記調理槽3内が正圧状態であるため、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19の開度を調整しながら、前記調理槽3内のドレンを排出するとともに前記調理槽3内を復圧(減圧)する。この復圧運転(ステップS10)では、正圧状態から大気圧(約1013hPa)までの復圧に伴って、図10の温度特性線に沿って温度が低下する。そして、大気圧(約1013hPa)まで復圧後の前記調理槽3内の温度は、大気圧(約1013hPa)の換算温度である100℃になる。この復圧運転(ステップS10)では、前記調理槽3内の温度を前記圧力移行特性線R上に乗るようにフィードバック制御,すなわち前記圧力移行特性線Rに沿った温度制御が行われる。そして、前記制御器10は、前記調理槽3内が大気圧(約1013hPa)まで復圧された後、前記排蒸制御弁16,前記ドレン制御弁19を閉じ、前記復圧運転(ステップS10)を終了する。使用者は、前記扉(図示省略)を開いて前記調理槽3内から食材2を取り出して、一連の処理を完了する。
3 調理槽
4 給蒸手段
7 減圧手段
10 制御器
Claims (2)
- 被調理物を収容する調理槽と、この調理槽への給蒸手段と、前記調理槽内の減圧手段と、前記給蒸手段および前記減圧手段を制御する制御器とを備え、
前記制御器が、負圧蒸煮を行う第一運転プログラムと、無圧蒸煮を行う第二運転プログラムと、正圧蒸煮を行う第三運転プログラムと、負圧蒸煮,無圧蒸煮および正圧蒸煮のうち少なくとも二つを組み合わせた第四運転プログラムとを選択して実行するように構成され、
前記第四運転プログラムの二つの組合せは、負圧蒸煮・無圧蒸煮を順次行う運転プログラム,負圧蒸煮・正圧蒸煮を順次行う運転プログラム,無圧蒸煮・負圧蒸煮を順次行う運転プログラム,無圧蒸煮・正圧蒸煮を順次行う運転プログラム,正圧蒸煮・負圧蒸煮を順次行う運転プログラム,正圧蒸煮・無圧蒸煮を順次行う運転プログラムとして構成され、
前記各蒸煮の蒸煮温度と蒸煮時間とが設定可能に構成されたことを特徴とする蒸気調理装置。 - 前記各運転プログラムのうち正圧蒸煮または負圧蒸煮の蒸煮温度を多段で行うことを特徴とする請求項1に記載の蒸気調理装置。
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