JP4753234B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。特に、本発明は、マスクを用いたリソグラフィ技術に関する。
複数の半導体チップが形成されたウエハに対するプローブテストにおいては、それら複数の半導体チップの電気的特性が一括して試験される場合が多い。この時、短絡不良を有するチップが1つでも存在する場合は、適切な試験を行うことができなくなる。特に、ウエハのエッジ近傍に形成される不完全なチップ(角が欠けたチップ)においては、電源線や信号線が短絡している確率が高い。そのような非有効チップは、隣接する有効チップに対する試験にも影響を与えてしまう。また、そのような非有効チップにプローブ(探針)が接触すると、そのプローブには大電流が流れる可能性が高い。その結果、プローブカードの寿命が短くなってしまう。
そのため、ウエハプローブテストでの不具合を回避するように、非有効チップに対して何らかの対策を講じる必要がある。例えば、非有効チップに対しては、予め電源用配線を非道通にする必要がある。ウエハプローブテストにおける不具合を回避するための技術として、以下のものが知られている。
特許文献1に記載された技術によれば、ウエハバーンイン試験の前に、電源用配線が切断される。具体的には、ボンディングパッドとプロービング用パッドとの間に、電源遮断部を有する配線が設けられる。バーンイン試験前に消費電流の測定が行われ、短絡不良を有する半導体チップが探索される。不良半導体チップの電源遮断部は、レーザ光照射により溶かされ、それにより上記配線は電気的に遮断される。
特許文献2に記載された技術によれば、ウエハプローブテスト以前に不良であること確認されている半導体チップ上に絶縁膜が形成される。その後、ウエハ全体にプローブカードを圧接させることにより、複数の半導体チップに対する試験が一括して行われる。
これらの従来技術によれば、前工程の後、ウエハプローブテストの前に、不良半導体チップに対する処理が行われる。つまり、前工程及びテスト工程の他に別の工程が必要となる。これは、テストコストの増大とスループットの低下を招く。不良半導体チップに対する処理は、前工程中に実施されることが望ましい。
特許文献3に開示された技術によれば、ウエハのエッジ近傍に形成される非有効チップに対する処理が、前工程中の感光工程に行われる。感光工程においては、縮小投影露光装置を用いることにより、レチクルに形成されたパターンがウエハ上に転写される。ここで、ウエハ周縁部のチップに対しては、通常の露光が行われた後、異なるパターンを用いた別の露光が行われる(二重露光)。例えば、レチクルブラインドを操作したり、レチクルをずらしたりすることにより、異なるパターンが作られる。また、上記レチクルが取り外された後に二重露光が行われてもよい。あるいは、二重露光用の別のレチクルが用意されてもよい。これにより、周縁部のチップに形成されるパターンが崩される。その結果、後のプローブテストにおいて、周縁部のチップは自動的に不良品としてはじかれる。この従来技術によれば、レチクルやレチクルブラインドを駆使する必要があり、それは感光工程のスループットの低下を招く。
特許文献4には、レチクルブラインドの操作等が不要な技術が開示されている。この従来技術によれば、「細い配線部」が形成されるような配線形成用のフォトマスクが用意される。リソグラフィ工程において、そのフォトマスクとポジ型レジストを用いることにより、配線金属から配線パターンが形成される。通常の露光が行われる場合、上記「細い配線部」が形成される。一方、目合わせ位置をシフトさせた後に二重露光を行うことにより、その「細い配線部」を切断することが可能となる。あるいは、露光量を増加させることにより、その「細い配線部」を切断することが可能となる。
特開2000−124280号公報 特開平9−51022号公報 特開平7−142309号公報 特開2001−168102号公報
本願発明者は、次の点に初めて着目した。上記特許文献4によれば、通常の露光が行われる場合に製造される配線には、「細い配線部」が形成される。よって、配線に電流が流れると、その細い配線部における電流密度が上昇してしまう。一定以上の電流密度の電流が金属配線を流れ続けると、エレクトロマイグレーションにより金属原子が移動し、それによる断線の危険性が生じる。つまり、製品の信頼性が低下してしまう。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、(A)フォトレジスト(43)が塗布されたウエハ(1)を提供する工程と、(B)透光部(11,15,17)を有するマスク(10)を通して、フォトレジスト(43)に光を照射することにより、フォトレジスト(43)中に光と反応した反応部(44)を形成する工程と、(C)反応部(44)を溶解させることにより、透光部(11,15,17)に対応する開口部(46)を有するレジストマスク(45)を形成する工程とを有する。光の露光量が通常の第1露光量である場合、開口部(46)はフォトレジスト(43)を貫通しない。光の露光量が第1露光量より大きい第2露光量である場合、開口部(46)はフォトレジスト(43)を貫通する。
マスク(10)の透光部(11,15,17)は、例えば、長手方向が第1方向(Y)に直交する第2方向(X)であるスリット(11)を含む。マスク(10)を通過した光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズ(5)を通してフォトレジスト(43)に照射される。ここで、スリット(11)の第1方向の幅(WA)は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい。従って、通常の第1露光量の場合、露光量の不足のため、上記(C)工程で形成される開口部(46)はフォトレジスト(43)を貫通しない。一方、第2露光量は、上記(C)工程で形成される開口部(46)がフォトレジスト(43)を貫通するように設定される。第2露光量は、例えば、第1露光量の2倍程度である。例えば、第1露光量での照射を繰り返すことにより、第2露光量が実現される。または、第1露光量とは異なる露光量での照射を繰り返すことにより、第2露光量が実現されてもよい。あるいは、多重露光ではなく、第2露光量での1回の露光が実施されてもよい。
配線形成の場合、フォトレジスト(43)は、ウエハ(1)上に形成された配線膜(42)の上に塗布されている。そして、上記(C)工程で得られるレジストマスク(45)を用いたエッチングを行うことによって、第1方向(Y)に沿った配線(30)が形成される。ここで、光の露光量が通常の第1露光量である場合(通常露光)、開口部(46)は配線膜(42)に到達していない。従って、スリット(11)の影響は、形成される配線(30)には全く現れない。一方、光の露光量が第2露光量である場合(オーバー露光)、開口部(46)は配線膜(42)に到達する。従って、形成される配線(30)は、上記開口部(46)を通したエッチングにより切断される。
このように、第2露光量でのオーバー露光の場合、スリット(11)がレジストマスク(45)に反映され、配線(30)が切断される。これにより、ウエハプローブテスト前の前工程において、非有効チップ(51)内の所定の位置の配線(30)を非道通にすることが可能となる。よって、ウエハプローブテストの不具合が解消される。一方、通常露光時にはスリット(11)は配線(30)に反映されない。よって、有効チップ(50)においては、全幅を有する配線(30)を形成することが可能となる。電源配線としての配線(30)の一部が細くなることは無いため、エレクトロマイグレーションによる断線は生じない。従って、製品の信頼性を損なうことが防止される。更に、本発明によれば、レチクルの変更やレチクルブラインドの操作は不要であるため、スループットの低下が防止される。
本発明に係るリソグラフィ技術によれば、ウエハ上に形成される非有効チップ中の配線を、前工程の間に切断することが可能となる。よって、ウエハプローブテストの不具合が解消される。また、エレクトロマイグレーションが防止されるため、製品の信頼性が向上する。更に、レチクルの操作が不要であるため、スループットの低下が防止される。
添付図面を参照して、本発明による半導体装置の製造方法を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るウエハ1を示す平面図である。ウエハ1には、複数の半導体チップがアレイ状に形成されている。その複数の半導体チップは、有効チップ50と非有効チップ51を含んでいる。非有効チップ51として、ウエハ端1aに位置する角が欠けた不完全なチップが挙げられる。また、非有効チップ51として、ウエハ端1aよりも内側の領域であって、例えば製膜工程やエッチング工程において均一に加工が行われないウエハ周縁部の帯状領域に形成されたチップが挙げられる。一方、有効チップ50は、完全な半導体チップであり、非有効チップ51より内側の領域に形成されている。非有効チップ51においては、電源線が短絡している確率が高いため、前工程の間に電源線をあらかじめ非道通にすることが望まれる。本発明は、非有効チップ51の電源線を切断するためのリソグラフィ技術を提供する。
図2は、本実施の形態に係るリソグラフィ工程(露光工程)において用いられる装置を模式的に示している。図2において、ウエハ1上にはフォトレジスト2が塗布されている。露光装置3から出射される光は、縮小投影レンズ5を通して、フォトレジスト2に照射される。この縮小投影レンズ5における光の縮小率は1/R(Rは1以上の実数)であるとする。また、露光装置3と縮小投影レンズ5との間にはマスク10(レチクル)が配置されている。マスク10には、光を遮る遮光部と、光を透過させる透光部とが形成されている。例えば、ガラス基板上に形成されたクロムなどの金属が遮光部の役割を果たし、それ以外の部分が透光部を構成する。これら透光部及び遮光部は、ウエハ1上の所望の回路パターンがR倍だけ拡大されたパターンを有するように形成されている。透光部を通過した光は、縮小率が1/Rの縮小投影レンズ5を通して照射され、それにより、所望の回路パターンがウエハ1(フォトレジスト2)上に投影される。
以下、前工程の間に非有効チップ51中の配線を切断する方法が詳しく説明される。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係るマスクと、そのマスクを用いた光の投影を示す平面図である。本実施の形態に係るマスク10は、光を透過させる透光部としてスリット11を有している。スリット11の長手方向はX方向である。このスリット11を透過した光が、図2に示された縮小投影レンズ5を通して、ウエハ上のスリット領域20に照射される。つまり、スリット領域20は、ウエハ上においてスリット11に対応する領域である。
本実施の形態に係るマスク10は、X方向と直交するY方向に延びる配線30を形成するためのマスクである。その配線30は、ウエハプローブテストにおいて使用される電源配線であり、内部回路への接続領域31とプローブがあてられるプロービングパッドへの接続領域32を有している。図3に示されるように、スリット領域20が接続領域31、32の間に位置するように、マスク10は配置される。
図3に示されるように、スリット領域20は、形成される対象である配線30を完全に横切る。つまり、スリット領域20のX方向の幅Wbは、形成される対象である配線30のX方向の幅と等しい。言い換えれば、スリット11のX方向の幅WBは、形成される対象である配線30のX方向の幅のR倍と同じである。また、スリット領域20のY方向の幅Waは、設計基準(design rule)に示される「最小寸法(minimum dimension)」より小さい。すなわち、スリット11のY方向の幅WAは、最小寸法のR倍より小さい。尚、最小寸法とは、半導体装置のパターン設計で使用される最小の寸法であり、一般に配線間隔やトランジスタのゲート長などで表される。
図3における線s−s’に沿った断面構造が、図4に示されている。図4においては、図3における配線30が製造される前の断面構造が示されている。つまり、絶縁膜41上に金属膜である配線膜42が形成され、その配線膜42上にフォトレジスト43が塗布されている。スリット領域20のフォトレジスト43に光が照射され、光が照射されたフォトレジスト43の性質が変化する。性質が変化する部分は、以下「反応部44」と参照される。フォトレジスト43がポジ型のレジストの場合、反応部44は可溶性となる。反応部44のY方向に沿った幅は、スリット領域20のY方向に沿った幅Waとほぼ等しい。
図5は、本実施の形態に係るリソグラフィ技術を要約的に示している。配線膜42上にフォトレジスト43が塗布されたウエハが提供された後、図3に示されたマスク10を通してフォトレジスト43に光が照射される(露光)。これにより、フォトレジスト43中に光と反応した反応部44が形成される。ポジ型のレジストの場合、反応部44は可溶性である。次に、現像液により、反応部44が溶解される(現像)。除去された反応部44は、開口部46となる。開口部46は、スリット領域20に対応している。また、開口部46が形成されたフォトレジスト43は、以下「レジストマスク45」と参照される。次に、そのレジストマスク45を用いることにより、配線膜42のエッチングが行われる(処理)。最後に、レジストマスク45が除去される(除去)。
本実施の形態によれば、上述の通り、スリット領域20の幅Waが最小寸法より小さい。従って、図5に示されるように、通常の露光量(第1露光量)の場合、露光量の不足のため、反応部44はフォトレジスト43を貫通しない。すなわち、開口部46は、配線膜42に到達しない。そのような開口部46を有するレジストマスク45を用いてエッチングが行われたとしても、スリット領域20に相当するパターンは、配線膜42には形成されない。
露光工程における露光量を、通常の第1露光量から増加させると、反応部44は深くなる。そして、第1露光量より大きいある露光量(第2露光量)での露光により、反応部44がフォトレジスト43を貫通する。すなわち、開口部46は、配線膜42に到達する。そのような開口部46を通したエッチングにより、スリット領域20に対応した部分の配線膜42が除去される。言い換えれば、スリット領域20に相当するパターンが現像され、配線膜42に形成される。
第2露光量は、露光強度や露光時間を増やすことにより実現される。例えば、通常の第1露光量での露光が、2回行われるとよい。その場合、第2露光量は、第1露光量の2倍程度となる。または、第1露光量とは異なる露光量での照射を繰り返すことにより、第2露光量が実現されてもよい。このように繰り返し行われる露光は、以下「多重露光」と参照される。あるいは、多重露光ではなく、1回の照射で第2露光量が実現されてもよい。照射ステップ数に拘わらず、第2露光量での露光は、以下「オーバー露光」と参照される。
図5に示されたリソグラフィ工程の結果として形成される配線30が、図6に示されている。第1露光量での通常露光の場合、配線30は、幅全域にわたって断線せず接続している。これは、通常露光の場合、図3に示されたマスク10のスリット11が、形成される配線30に影響を及ぼさないからである。配線30が幅全域にわたって形成され、配線30の一部が細くなることは無いため、エレクトロマイグレーションによる断線は生じない。一方、第2露光量でのオーバー露光の場合、接続領域31、32の間のスリット領域20において、配線30は切断される。これは、図3に示されたマスク10のスリット11が、形成される配線30に反映されたからである。プローブテストで用いられる配線30が切断されるため、プローブテストにおける不具合が解消される。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、通常露光時に配線30が切断されず、オーバー露光時に配線30が切断されるように、スリット11の幅WAが設定される。そのためには、マスク10のスリット11の幅WAが、最小寸法のR倍以下に設定されればよい。そのようなマスク10を用い、通常露光とオーバー露光とを使いわけることによって、配線30の接続・断線を切り替えることができる。図1に示された有効チップ50には、第1露光量での通常露光が適用されるとよい。一方、非有効チップ51には、第2露光量でのオーバー露光(例えば、多重露光)が適用されるとよい。これにより、非有効チップ51中の配線30だけを切断することが可能となる。
非有効チップ51に対して選択的に多重露光を行うための1つ方法を、図7を用いて説明する。図7は図1に対応する図であり、例として、ウエハ端1aに位置する非有効チップ51a〜51cに対して多重露光が行われるとする。図1に示された他の非有効チップ51に対する多重露光も同様に実現される。また、一回の露光領域は、6個(2×3)の半導体チップを含んでいるとする。図7において、通常露光が施される領域は、通常露光領域61として示されている。また、非有効チップ51a〜51cが形成された領域であって、多重露光が施される領域は、多重露光領域63として示されている。
まず、ウエハ1の全体に対して、第1露光量での通常露光が行われる。次に、図7に示される追加露光領域62に対して、再度、通常露光が行われる。この時、露光領域は、チップサイズの整数倍だけシフトするように制御される。この追加的な露光により、多重露光領域63に対する露光量が増加する。その結果、非有効チップ51a〜51c内の配線30だけが、選択的に切断される。通常露光領域61に対しては適正な露光が行われているため、チップ内の配線30は切断されていない。
以上に例示された方法によれば、同一のマスク10(レチクル)を使用することが可能である。よって、従来技術と異なり、多重露光用の別のレチクルを用意する必要がない。また、露光領域をチップサイズの整数倍だけ単純にシフトさせることにより、多重露光領域63に対する多重露光を実現することができる。よって、レチクルブラインドの設定を変更する必要もない。このように、レチクルの変更やレチクルブラインドの操作が不要であるため、スループットの低下が防止される。
図8は、図7で例示された方法を含む半導体装置の製造方法を要約的に示すフローチャートである。まず、コンピュータを用いることにより、ネットリストに記述された回路のレイアウトが行われ、レイアウトデータが作成される(ステップS1)。次に、レイアウト検証(LVS: Layout vs. Schematic)が行われる(ステップS2)。このレイアウト検証では、生成されたレイアウトデータがネットリストに記述された接続関係と合致しているかどうかが調べられる。次に、得られたレイアウトデータに基づいて、マスク10(レチクル)を製造するためのマスクデータが作成される(ステップS3)。次に、電子ビーム描画装置が、マスクデータ(EBデータ)を解釈することにより、マスク10(レチクル)を製造する(ステップS4)。
ここで、本実施の形態に係るマスク10は、配線30を切断するためのスリット11(図3参照)を有するように製造されなければならない。よって、上記マスクデータにもスリット11が反映されていなければならない。そのために、レイアウト段階において、極細の切断部を有するように配線30がレイアウトされる。しかしながら、その場合、レイアウトデータがネットリストと合致しないため、レイアウト検証時にエラーが生じてしまうという問題点が考えられる。この問題点を解決するための手段の一例として、レイアウトデータには、配線30を連続するためのデータであって、実際のマスク10には反映されないLVS用のデータが挿入されるとよい。
次に、ウエハ1に対する拡散工程が開始する(ステップS10)。具体的には、図2に示された露光装置を用いることにより、ウエハ1に対して通常露光が行われる(ステップS11)。また、図1に示された非有効チップ51に対して多重露光が行われる(ステップS12)。この後、ウエハプローブテストが実行され、複数の半導体チップの電気的特性が一括して試験される。そして、後工程が行われる(ステップS20)。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、オーバー露光の場合にはスリット領域20がレジストマスク45に反映され、配線30が切断される。これにより、ウエハプローブテスト前の前工程において、非有効チップ51内の所定の位置の配線30を非道通にすることが可能となる。よって、ウエハプローブテストの不具合が解消される。一方、通常露光の場合には、スリット11は配線30に反映されない。よって、有効チップ50においては、全幅を有する配線30を形成することが可能となる。電源配線に用いられる配線30の一部が細くなることは無いため、エレクトロマイグレーションによる断線は生じない。従って、製品の信頼性を損なうことが防止される。更に、本発明によれば、レチクルの変更やレチクルブラインドの操作は不要であるため、スループットの低下が防止される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態によれば、上述のレイアウト検証における問題点が解決される。図9は、第2の実施の形態に係るマスク10と、そのマスク10を用いた光の投影を示す平面図である。図9において、図3と同様の構造には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。
本実施の形態に係るマスク10は、光を透過させる透光部としてスリット11に加えて、光を遮断する遮光部としての連結部12を有している。連結部12とスリット11は、X方向に沿って整列している。この連結部12は、マスク10を分断させないための部材であり、スリット11を横切るように形成されている。つまり、スリット11は部分的に設けられており、スリット11のX方向の幅WBは、配線30のX方向の幅WbのR倍よりも小さい。スリット11のY方向の幅WAは、第1の実施の形態と同様であり、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい。また、本実施の形態によれば、連結部12のX方向の幅WCも、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい。
連結部12は光を遮断する遮光部であるため、連結部12の下方はマスクされる。しかしながら、光の回折などにより、連結部12によるマスクの効果は小さくなる。特に、第2露光量でのオーバー露光の場合、幅WCが最小寸法より小さいため、連結部12によるマスクの影響は完全に消滅する。スリット11に関しては、第1の実施の形態で示されたように、オーバー露光時にスリット11に対応するパターンが配線30に形成される。
図9における線t−t’に沿った断面構造が、図10に示されている。より詳細には、図9における配線30が製造される前の断面構造であって、オーバー露光が実施された場合の断面構造が示されている。絶縁膜41上に金属膜である配線膜42が形成され、その配線膜42上にフォトレジスト43が塗布されている。第1の実施の形態と同様に、フォトレジスト43のうち光と反応した部分は、反応部44に変わる。図10に示されるように、オーバー露光の場合、線t−t’に沿ったフォトレジスト43は全て反応部44に変化している。それは、連結部12によるマスクの影響が、オーバー露光時に完全に消滅するからである。従って、線t−t’に沿った開口部46が形成され(図5参照)、エッチングにより配線膜42が線t−t’に沿って除去される。
尚、通常露光の場合、第1の実施の形態で示されたように、スリット11は、形成される配線30に何ら影響を与えない。連結部12は遮光部であるため、当然、配線30に影響を与えない。従って、通常露光の場合、配線30は切断されない。
このように、本実施の形態において用いられるマスク10の形状(図9参照)は、第1の実施の形態における形状(図3参照)と異なるが、結果として形成される配線30の構造は、図6に示された構造と同じである。図6を参照して、通常露光の場合、配線30は、幅全域にわたって断線せず接続している。配線30の一部が細くなることは無いため、エレクトロマイグレーションによる断線は生じない。一方、オーバー露光の場合、接続領域31、32の間のスリット領域20において、配線30は切断される。プローブテストで用いられる配線30が切断されるため、プローブテストにおける不具合が解消される。また、図7を参照して、通常露光は有効チップ50に適用され、オーバー露光(例えば多重露光)は非有効チップ51に適用される。
本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果と同じ効果が得られる。また、本実施の形態によれば、レイアウト検証(LVS)においてエラーの発生が防止されるという追加的な効果が得られる。それは、本実施の形態によるマスク10が、連結部12を有しているからである。連結部12が存在するため、レイアウト段階においては、内部回路への接続領域31とプロービングパッドへの接続領域32とが電気的に接続している。従って、レイアウト(ステップS1)により作成されるレイアウトデータは、ネットリストに記述された接続関係と合致する。
尚、連結部12の配置や数は、図9に示されたものに限られない。図11は、本実施の形態に係るマスク10の変形例を示している。図11に示されるように、連結部12は、スリット11の任意の位置を横切るように形成されている。また、連結部12の数は2以上であってもよい。但し、各連結部12のX方向の幅WCは、最小寸法のR倍より小さくなるように設定される必要がある。
(第3の実施の形態)
本発明において、スリットの数は1つに限られない。図12は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの構造を示す平面図である。図12に示されるように、本実施の形態に係るマスク10は、光を透過させる透光部としてスリット群15を有している。スリット群15は並列に配置された複数のスリットからなり、各々のスリットの長手方向はX方向である。各スリットのY方向の幅WAは、既出の実施の形態と同様に、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい。従って、通常露光の場合、既出の実施の形態と同様に、スリット群15は、形成される配線30に影響を与えない(図13参照)。一方、オーバー露光の場合、スリット群15は現像され、形成される配線30に反映される。
また、図12に示されるように、本実施の形態に係るマスク10は、第2の実施の形態と同様の連結部16を有している。連結部16は、複数のスリットを横切るように形成されている。連結部16のX方向の幅WCは、最小寸法のR倍より小さくなるように設計される。従って、オーバー露光の場合、第2の実施の形態と同様に、連結部16の配線30への影響は消滅する。
更に、本実施の形態において、隣接するスリット間の幅WDも、最小寸法のR倍より小さくなるように設計されると好適である。この場合、連結部16と同じ理由により、オーバー露光時、スリット間の部分の配線30への影響は消滅する。これによる効果を、図13を参照しながら説明する。
図13は、本実施の形態において形成される配線30を示している。第2露光量でのオーバー露光の場合、ウエハ上のスリット領域20(配線30の切断部)は1本にまとまる。それは、上述の通り、図12に示された連結部16やスリット間の部分が、配線30に反映されなくなるからである。よって、マスク10上には複数のスリット(図12参照)が設けられているが、ウエハ上においてスリット領域20は1本にまとまる。これにより、スリット領域20の幅Wa’は、図6に示された既出の実施の形態における幅Waよりも広くなる。その結果、配線30のエッチングを良好に行うことが可能となり、配線30をより確実に切断することが可能となる。
より詳細には、既出の実施の形態において、スリット領域20の幅Waは最小寸法程度であった。この場合、エッチング工程において、エッチング速度の低下に起因する残渣が発生する可能性がある。エッチング残渣は、配線30のショートを引き起こす。しかしながら、本実施の形態によれば、スリット領域20の幅Wa’は、既出の実施の形態より広がり、最小寸法よりも十分大きくなる。従って、エッチング工程において、エッチング速度の低下による残渣が防止される。すなわち、配線30を、より確実に切断することが可能となる。この観点から、スリット群15全体のY方向の幅WE(図12参照)は、最小寸法のR倍より大きいことが好適である。
以上に説明されたように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果と同じ効果が得られる。また、連結部16が存在するため、第2の実施の形態による効果と同じ効果が得られる。つまり、レイアウト検証(LVS)におけるエラーの発生が防止される。更に、本実施の形態によれば、オーバー露光時に配線30を確実に切断することができるという追加的な効果が得られる。
(変形例)
図14は、第3の実施の形態に係るマスクの変形例を示す平面図である。本変形例に係るマスク10も、並列に配置された複数のスリットからなるスリット群15を有している。ここで、各々のスリットの長手方向はY方向である。よって、隣接するスリット間の部分が、連結部16の役割を果たす。各スリットのX方向の幅WAは、最小寸法のR倍より小さい。隣接するスリット間の幅WD(連結部16のX方向の幅)も、最小寸法のR倍より小さい。スリット群15全体のY方向の幅WEは、各スリットの長手方向の長さに対応する。この幅WEは、最小寸法のR倍より十分大きいことが好適である。本変形例によっても、図12に示されたマスク10と同様の効果が得られる。
図15は、他の変形例を示す平面図である。本変形例に係るマスク10も、並列に配置された複数のスリットからなるスリット群15を有している。各々のスリットの長手方向は、任意の方向である。各スリットの幅WAは、最小寸法のR倍より小さい。また、隣接するスリット間の部分が、連結部16の役割を果たす。隣接するスリット間の幅WD(連結部16の幅)も、最小寸法のR倍より小さい。スリット群15全体のY方向の幅WEは、最小寸法のR倍より十分大きいことが好適である。本変形例によっても、図12に示されたマスク10と同様の効果が得られる。
図16は、更に他の変形例を示す平面図である。本変形例に係るマスク10は、透光部として、複数のホールからなるホール群17を有している。ホール群17は、全体としてマスク10をX方向に横切るように、すなわちX方向に分布するように形成されている。各々のホールは四角形状を有するように形成されており、その寸法WAは、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい。従って、通常露光時、ホール群17は、形成される配線30に影響を与えない。一方、オーバー露光時、ホール群17は現像され、形成される配線30に反映される。
本変形例において、隣接するホール間の部分が、連結部16の役割を果たす。隣接するホール間の間隔WDも、最小寸法のR倍より小さくなるように設計される。従って、オーバー露光の場合、隣接するホール間の部分の配線30への影響は消滅する。その結果、第2露光量でのオーバー露光時、配線30が切断される(図13参照)。尚、ホール群17の分布全体のY方向の幅WEは、最小寸法のR倍より十分大きいことが好適である。本変形例によっても、図12に示されたマスク10と同様の効果が得られる。
各ホールの形状は、四角形に限られない。各ホールの形状は、図17に示されるように、丸であってもよく、図18に示されるように三角形であってもよく、または六角形(図示されない)でもよい。各ホールの形状としては、任意の形状が考えられる。いずれの場合においても、各々のホールの寸法WAは、最小寸法のR倍より小さくなるように設計される。また、隣接するホール間の間隔WDも、最小寸法のR倍より小さくなるように設計される。ホール群17の分布全体のY方向の幅WEは、最小寸法のR倍より大きくなるように設計される。
以上に説明されたように、本発明によれば、オーバー露光時にはマスク10の透光部がレジストマスク45に反映され、配線30が切断される。これにより、ウエハプローブテスト前の前工程において、非有効チップ51内の所定の位置の電源配線30を非道通にすることが可能となる。よって、ウエハプローブテストの不具合が解消される。一方、通常露光時にはマスク10の透光部は配線30に反映されない。よって、有効チップ50においては、全幅を有する電源配線30を形成することが可能となる。電源配線30の一部が細くなることは無いため、エレクトロマイグレーションによる断線は生じない。従って、製品の信頼性を損なうことが防止される。更に、本発明によれば、レチクルの変更やレチクルブラインドの操作は不要であるため、スループットの低下が防止される。
図1は、本発明に係るウエハを示す平面図である。 図2は、本発明に係る半導体装置の製造に用いられる装置を示す模式図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るマスクとそのマスクを用いたパターンの投影を示す平面図である。 図4は、図3における線s−s’に沿った構造を示す断面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るリソグラフィ工程を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態において製造される配線を示す平面図である。 図7は、本発明に係る多重露光方法を説明するための図である。 図8は、本発明に係る半導体装置の製造方法を要約的に示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係るマスクとそのマスクを用いたパターンの投影を示す平面図である。 図10は、図9における線t−t’に沿った構造を示す断面図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態に係るマスクの変形例を示す平面図である。 図12は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクを示す平面図である。 図13は、本発明の第3の実施の形態において製造される配線を示す平面図である。 図14は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの変形例を示す平面図である。 図15は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの他の変形例を示す平面図である。 図16は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの更に他の変形例を示す平面図である。 図17は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの更に他の変形例を示す平面図である。 図18は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの更に他の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 ウエハ
1a ウエハ端
2 フォトレジスト
3 露光装置
5 縮小投影レンズ
10 マスク
11 スリット
12 連結部
15 スリット群
16 連結部
17 ホール群
20 スリット領域
30 配線
31 内部回路への接続領域
32 プロービングパッドへの接続領域
41 絶縁膜
42 配線膜
43 フォトレジスト
44 反応部
45 レジストマスク
46 開口部
50 チップ
51 非形成チップ
61 通常露光領域
62 追加露光領域
63 多重露光領域

Claims (14)

  1. (A)配線膜上にフォトレジストが塗布されたウエハを提供する工程と、
    (B)配線パターンに対応するマスクを通して、前記フォトレジストに光を照射することにより、前記フォトレジスト中に前記光と反応した反応部を形成する工程と、
    ここで、前記マスクの一部には、光を透過させる透光部が形成されており、
    (C)前記反応部を溶解させることにより、前記配線パターンに対応するレジストマスクを形成する工程と、
    ここで、前記レジストマスクの一部には、前記透光部に対応する開口部が形成され、
    (D)前記レジストマスクを用いたエッチングを行うことによって、第1方向に延びる配線を前記配線膜から形成する工程と
    を具備し、
    前記透光部は、前記光の露光量が第1露光量である場合に前記開口部が前記フォトレジストを貫通せず、前記光の露光量が前記第1露光量より大きい第2露光量である場合に前記開口部が前記フォトレジストを貫通するように形成されており、
    前記ウエハは、
    有効な半導体チップが形成される第1領域と、
    非有効な半導体チップが形成される第2領域と、
    を有し、
    前記(B)工程は、前記マスクを通して前記第1領域に対して前記第1露光量の光を照射し、また、前記マスクを通して前記第2領域に対して前記第2露光量の光を照射する工程を含み、
    前記(D)工程において、前記第1領域における前記配線は、前記開口部を通したエッチングにより切断されず、前記第2領域における前記配線は、前記開口部を通したエッチングにより切断される
    半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクを通過した前記光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズを通して前記フォトレジストに照射され、
    前記透光部は、長手方向が前記第1方向に直交する第2方向であるスリットを含み、
    前記スリットの前記第1方向の幅は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記スリットの前記第2方向の幅は、前記配線の前記第2方向の幅のR倍と同じである
    半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記スリットの前記第2方向の幅は、前記配線の前記第2方向の幅のR倍より小さく、
    前記マスクは、前記スリットを横切る連結部を有し、
    前記連結部の前記第2方向の幅は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクを通過した前記光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズを通して前記フォトレジストに照射され、
    前記透光部は、並列に配置された複数のスリットを含み、
    前記複数のスリットの各々の長手方向は、前記第1方向に直交する第2方向であり、
    前記各々のスリットの前記第1方向の幅は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さく、
    前記複数のスリットのうち隣接するスリット間の幅は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクは、前記複数のスリットを横切る連結部を有し、
    前記連結部の前記第2方向の幅は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクを通過した前記光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズを通して前記フォトレジストに照射され、
    前記透光部は、並列に配置された複数のスリットを含み、
    前記複数のスリットの各々の長手方向は、前記第1方向であり、
    前記各々のスリットの前記第1方向に直交する方向の幅は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さく、
    前記複数のスリットのうち隣接するスリット間の幅は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクを通過した前記光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズを通して前記フォトレジストに照射され、
    前記透光部は、並列に配置された複数のスリットを含み、
    前記複数のスリットの各々の長手方向は、第3方向であり、
    前記各々のスリットの前記第3方向に直交する方向の幅は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さく、
    前記複数のスリットのうち隣接するスリット間の幅は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  9. 請求項5乃至8に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記複数のスリット全体の前記第1方向の幅は、前記半導体装置の最小寸法のR倍より大きい
    半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記マスクを通過した前記光は、縮小率1/R(Rは1以上の実数)の縮小投影レンズを通して前記フォトレジストに照射され、
    前記透光部は、前記第1方向に直交する第2方向に分布した複数のホールを含み、
    前記複数のホールの寸法は、設計基準に示される最小寸法のR倍より小さく、
    前記複数のホールのうち隣接するホール間の間隔は、前記最小寸法のR倍より小さい
    半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記複数のホール全体の前記第1方向の幅は、前記最小寸法のR倍より大きい
    半導体装置の製造方法。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記(B)工程は、
    (b1)前記ウエハ全体に対して前記第1露光量の光を照射する工程と、
    (b2)前記第2領域にだけ前記光を照射する工程と
    を有する
    半導体装置の製造方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記配線のうち前記(D)工程において切断される部分は、内部回路とプローブテストに用いられるパッドとの間に位置する
    半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の半導体装置の製造方法であって、
    更に、
    (E)前記配線を用いて、プローブテストを行う工程を具備する
    半導体装置の製造方法。
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