JP2002184669A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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Abstract
また、製造コストを低減する。 【解決手段】 マスクRM1の複数のチップ領域のうち
欠陥のあるチップ領域CAをマスキングブレードMBで
覆い遮光した状態で、ウエハ10Wに対して露光処理を
行う。また、露光光に対して遮光性を有する有機膜から
なる遮光パターンが複数のチップ領域に配置されたフォ
トマスクを用いて、欠陥が半導体ウエハ上には転写され
ないようにする。
Description
置の製造置技術に関し、特に、半導体集積回路装置の製
造工程において、フォトマスク(以下、単にマスクとい
う)を用いた露光処理により、半導体ウエハ(以下、単
にウエハと言う)に所定のパターンを転写するフォトリ
ソグラフィ(以下、単にリソグラフィという)技術に適
用して有効な技術に関するものである。
微細パターンをウエハに転写する方法として、リソグラ
フィ技術が用いられている。リソグラフィ技術では、主
に投影露光装置が用いられ、投影露光装置に装着したマ
スクのパターンをウエハに転写することでデバイスパタ
ーンを形成する。
光光に対して透明なマスク基板上に、クロム等のような
金属膜からなる遮光パターンを設ける構造を有してい
る。その製造工程は、例えば次のようなものがある。
クロム等からなる金属膜を堆積し、その上に電子線に感
光するレジスト膜を塗布する。続いて、電子線描画装置
等により電子線を上記レジスト膜の所定の箇所に照射
し、これを現像してレジストパターンを形成する。その
後、そのレジストパターンをエッチングマスクとして下
層の金属膜をエッチングすることにより金属膜からなる
遮光パターンを形成する。最後に残った電子線感光のレ
ジスト膜を除去した後、マスク上のパターンの検査工程
を経て、マスクを製造する。
数が多く、コストが高くなる問題や遮光パターンを等方
性エッチングで加工することから加工寸法精度の低下の
問題がある。この問題を考慮した技術として、例えば特
開平5−289307号公報には、所定のレジスト膜が
ArFエキシマレーザに対して透過率を0%にできるこ
とを利用して、マスク基板上の遮光パターンをレジスト
膜で構成する技術が開示されている。
ト膜を遮光パターンとするマスク技術においては、以下
の課題があることを本発明者は見出した。
間で製造することについて充分な考慮がなされていない
という問題である。例えばASIC(Application Spec
ificIC)等のようなカスタム製品においては、高い機能
が要求される程、製品開発に要する工数や期間がかかる
ことになるが、その反面、現存する製品の陳腐化も速
く、製品寿命が短いため、製品の開発、製造期間の短縮
が望まれている。したがって、このような製品の製造に
用いるマスクを如何にして短時間に効率的に製造するか
が重要な課題となる。
とについて充分な考慮がなされていないという問題であ
る。近年、半導体集積回路装置においては、マスクのコ
ストが益々増加する傾向にある。これは、例えば次の理
由からである。すなわち、マスク製造装置の分野は、マ
ーケット規模が小さいため、採算に乗らないという状況
にあって、マスク上にパターンを形成するための描画装
置やそのパターンを検査する検査装置の開発費用やラン
ニングコストが、マスクに形成されるパターンの微細
化、高集積化に伴い膨大なものとなり、そのための費用
等を回収するにはマスクのコストを増加せざるを得ない
という理由からである。また、半導体集積回路装置の性
能の向上に伴い1つの半導体集積回路装置を製造するの
に必要なマスクの総数が増える傾向にあることからも、
マスクのコストを如何にして低減するかが重要な課題と
なる。
マスクを用いた半導体集積回路装置の製造技術の観点か
ら公知例を調査した結果、例えば特開平3−10065
5号公報には、レーザビーム光を整形するための透過光
部や遮光部が設けられた2枚のアパーチャブレードでア
パーチャを構成し、その2枚のアパーチャブレードを重
ねて用いることで、マスク上の欠陥を修正する技術が開
示されている。また、例えば特開平7−142309号
公報には、ウエハのエッジ近傍に生じる一部が欠けた状
態の製品パターン像を、レチクルブラインドによって制
御して、2重露光する技術が開示されている。
造時間を短縮することのできる技術を提供することにあ
る。
置のコストを低減することのできる技術を提供すること
にある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
のチップ領域のうちの欠陥を含むチップ領域を遮光体で
隠した状態で、前記フォトマスクにおける複数のチップ
領域のパターンを半導体ウエハの内部領域に転写するも
のである。
有する有機膜からなる遮光パターンが複数のチップ領域
に配置されたフォトマスクを用いて、第1の半導体ウエ
ハにパターンを転写した後、その第1の半導体ウエハ上
に転写されたパターンを検査する工程、前記フォトマス
クを用いて第2の半導体ウエハにパターンを転写する際
に、前記検査結果を活用し、前記フォトマスクに欠陥が
存在していたとしても、その欠陥が第2の半導体ウエハ
上には転写されないように露光を行う工程とを有するも
のである。
本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
に光を遮光するパターンや光の位相を変化させるパター
ンを形成したものである。実寸の数倍のパターンが形成
されたレチクルも含む。マスクの第1主面とは、上記光
を遮蔽するパターンや光の位相を変化させるパターンが
形成されたパターン面であり、マスクの第2主面とは第
1主面の反対側の面(すなわち、裏面)のことを言う。
って、マスク基板上に、メタルからなる遮光パターン
と、光透過パターンとでマスクパターンを形成した一般
的なマスクのことを言う。
あって、マスク基板上に、有機膜からなる遮光体(遮光
膜、遮光パターン、遮光領域)を有するマスクを言う。
ストマスク)のパターン面を以下の領域に分類する。転
写されるべき集積回路パターンが配置される領域を「集
積回路パターン領域」といい、その外周の領域を「周辺
領域」と言う。この集積回路パターン領域には、複数の
チップ領域が配置される。
膜」、「遮光パターン」と言うときは、その領域に照射
される露光光のうち、40%未満を透過させる光学特性
を有することを示す。一般に数%から30%未満のもの
が使われる。一方、「透明」、「透明膜」、「光透過領
域」、「光透過パターン」と言うときは、その領域に照
射される露光光のうち、60%以上を透過させる光学特
性を有することを示す。一般に90%以上のものが使用
される。
コン単結晶基板(一般にほぼ平面円形状)、サファイア
基板、ガラス基板、その他の絶縁、反絶縁または半導体
基板等並びにそれらの複合的基板を言う。また、本願に
おいて半導体集積回路装置というときは、シリコンウエ
ハやサファイア基板等の半導体または絶縁体基板上に作
られるものだけでなく、特に、そうでない旨明示された
場合を除き、TFT(Thin-Film-Transistor)およびS
TN(Super-Twisted-Nematic)液晶等のようなガラス
等の他の絶縁基板上に作られるもの等も含むものとす
る。
その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に対応
するデバイスパターンが形成される面を言う。
上に転写されたパターンであって、具体的にはフォトレ
ジストパターンおよびフォトレジストパターンをマスク
として実際に形成されたウエハ上のパターンを言う。
ォトリソグラフィの手法により、パターニングした膜パ
ターンを言う。なお、このパターンには当該部分に関し
て全く開口のない単なるレジスト膜を含む。
強度分布が比較的均一な照明を言う。
明であって、斜方照明、輪帯照明、4重極照明、5重極
照明等の多重極照明またはそれと等価な瞳フィルタによ
る超解像技術を含む。
状の露光帯を、ウエハとマスクに対して、スリットの長
手方向と直交する方向に(斜めに移動させてもよい)相
対的に連続移動(走査)させることによって、マスク上
の回路パターンをウエハ上の所望の部分に転写する露光
方法。この露光方法を行う装置をスキャナという。
上記スキャンニング露光とステッピング露光を組み合わ
せてウエハ上の露光すべき部分の全体を露光する方法で
あり、上記スキャンニング露光の下位概念に当たる。
マスク上の回路パターンの投影像に対してウエハを繰り
返しステップすることで、マスク上の回路パターンをウ
エハ上の所望の部分に転写する露光方法。この露光方法
を行う装置をステッパという。
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
は、平面図であっても図面を見易くするために遮光部
(遮光膜、遮光パターン、遮光領域等)およびレジスト
膜にハッチングを付す場合もある。
て詳細に説明する。
半導体集積回路装置の主な製造工程フローを示してい
る。マスクの製造工程100では、これから製造しよう
としている半導体集積回路装置を形成するための各種パ
ターンをウエハ上に転写するためのマスクを製造する。
クの製造工程100で製造されたマスクのパターンの良
否を検査する。本実施の形態では、マスクのパターンを
ウエハ上のフォトレジスト(以下、単にレジストとい
う)膜に転写(露光)する工程101aと、ウエハ上に
転写されたレジストパターンを検査する工程101bと
を有している。すなわち、本実施の形態では、マスクの
パターンの良否を、マスク検査装置で検査するのではな
く、ウエハ上に転写されたレジストパターンを検査する
ことで判定する。
ジストパターンを検査の対象としていることにより、パ
ターンの実質的な検査ができるので、マスク検査装置で
検査する場合よりも検査の信頼性を向上させることがで
きる。特に、位相シフトパターンを有するマスクでは、
マスク上のパターンとウエハ上に形成されるパターンと
が異なる場合があるためマスクのパターンの良否判定が
難しいが、本実施の形態では実際のウエハ上のパターン
を検査するので、その良否判定を容易にすることができ
る。したがって、半導体集積回路装置の歩留りおよび信
頼性を向上させることができる。また、マスクの検査の
信頼性を向上させることができるので、マスクの検査の
し直し等を低減できる。このため、マスクの製造時間を
短縮でき、半導体集積回路装置の開発および製造期間を
短縮することができる。さらに、高価なマスク検査装置
を不要とすることができ、検査のし直しにかかる費用を
低減または削減できるので、マスクのコストを低減で
き、半導体集積回路装置のコストを低減することが可能
となる。なお、ウエハ上に転写されたパターンを検査す
ることで、マスクのパターンの良否を検査する技術につ
いては、本願発明者らによる特願平2000−3169
65号(平成12年10月17日出願)に記載がある。
写工程102では、上記マスクの検査工程で得られた検
査結果を加味しつつ、ウエハ上のレジスト膜に対してマ
スクを用いた露光処理を施すことにより、そのレジスト
膜にマスクのパターンを転写する。本実施の形態では、
マスクが欠陥を有していたとしても、その欠陥がウエハ
上には転写されないように、ウエハ上にパターンを転写
するものである。この際に用いる露光装置としては、上
記ステッパを用いることもできるし、上記スキャナを用
いることもできる。また、上記通常照明を用いることも
できるし、変形照明を用いることもできる。
工程103では、上記露光処理によってウエハ上に形成
されたレジストパターンを、例えばエッチングマスクま
たは不純物導入用マスクとして用いることにより、ウエ
ハ上にパターンまたは領域を形成する。このパターンに
は、例えば配線または電極等のようなラインパターンや
コンタクトホールまたはスルーホール等のようなホール
パターン等がある。また、上記領域には、ウエルまたは
半導体領域等のようなものがある。
を図2〜図17によって説明する。本実施の形態で用い
るマスクは、例えば実寸の1〜10倍程度の寸法の集積
回路パターンの原画を、縮小投影光学系等を通してウエ
ハに転写するためのレチクルである。ここでは、ウエハ
上にラインパターンを転写する場合に用いるマスクを例
示するが、本発明の技術思想は、これに限定されるもの
ではなく種々適用可能であり、例えば上記ホールパター
ン等を転写する場合に用いるマスクにも適用可能であ
る。また、ここでは、マスクに4個のチップ領域が配置
されている場合が例示されている。各マスクにおいて各
チップ領域は、互いに同一のパターンが配置されてい
る。ただし、1枚のマスクに形成されるチップ領域の数
は、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば後述のように2個または3個でも良い。
1,NM2の一例を示している。図2および図3(a)
はマスクNM1,NM2の全体平面図、(b)は(a)
のA1−A1線およびA2−A2線の断面図を示してい
る。
CAにおける光透過領域および遮光領域が互いに反転す
るものが例示されている。また、ここでは、マスクNM
1を用いることで転写されるパターンと、マスクNM2
を用いることで転写されるパターンとで同一となる場合
が例示されているが、マスクNM1を用いる場合は、ウ
エハ上でネガ型のレジスト膜を用い、マスクNM2を用
いる場合は、ウエハ上でポジ型のレジスト膜を用いる。
ク基板1は、例えば平面四角形状に形成された厚さ6m
m程度の透明な合成石英ガラス基板等からなる。マスク
NM1,NM2のマスク基板1の第1主面は、その大半
が、例えばクロム(Cr)またはクロムと酸化クロム
(CrOx)との積層膜等のようなメタル膜からなる遮
光膜2aによって覆われている。ただし、マスクNM1
の上記チップ領域CAにおいては、その遮光膜2aの一
部が除去されて複数の光透過パターン3aが配置されて
いる。この光透過パターン3aは、上記ラインパターン
としてウエハ上に転写されるパターンである。一方、マ
スクNM2の上記チップ領域CAにおいては、遮光膜2
aが除去されてチップ領域形状の光透過領域3bが配置
されている。そして、その光透過領域3b内には、例え
ば上記遮光膜2aと同一材料からなる複数の遮光パター
ン2bが配置されている。この遮光パターン2bは、上
記ラインパターンとしてウエハ上に転写されるパターン
である。このようなマスクNM1,NM2の周辺領域に
おいては、遮光膜2aの一部が除去されて光透過パター
ン3c,3dが形成されている。この光透過パターン3
c,3dは、マスクNM1,NM2とウエハまたは露光
装置との位置合わせに用いるパターンである。
マスクRM1を示している。図4(a)はマスクRM1
の全体平面図、(b)は(a)のA3−A3線の断面
図、(c)は(b)の変形例であって(a)のA3−A
3線の断面図を示している。
ネガ型のレジスト膜を用いる。このマスクRM1の第1
主面の中央には、有機膜からなる遮光膜4aが、4個の
チップ領域CAを包含するように平面四角形状にパター
ン形成されている。そして、その遮光膜4aの一部が除
去されて複数の光透過パターン3aが形成されている。
この遮光膜4aは、例えばg線(波長436nm)、i
線(波長365nm)、KrFエキシマレーザ光(波長
248nm)、ArFエキシマレーザ光(波長193n
m)またはF2レーザ光(波長157nm)等のような
露光光を吸収する性質を有しており、メタルからなる遮
光体とほぼ同様の遮光機能を有している。
樹脂膜(レジスト膜)の単体膜で構成されている場合が
例示されている。この感光性樹脂膜の材料としては、例
えばα-メチルスチレンとα−クロロアクリル酸の共重
合体、ノボラック樹脂とキノンジアジド、ノボラック樹
脂とポリメチルペンテン−1−スルホン、クロロメチル
化ポリスチレン等を主成分とするものを用いた。ポリビ
ニルフェノール樹脂等のようなフェノール樹脂やノボラ
ック樹脂にインヒビタおよび酸発生剤を混合した、いわ
ゆる化学増幅型レジスト等を用いることができる。ここ
で用いる遮光用のレジスト膜の材料としては、投影露光
装置の光源に対し遮光特性を持ち、マスク製造プロセス
におけるパターン描画装置の光源、例えば電子線あるい
は230nm以上の光に感度を有する特性を持っていれ
ば良く、前記材料に限定されるものではなく種々変更可
能である。ポリフェノール系、ノボラック系樹脂を約1
00nmの膜厚に形成した場合は、例えば150nm〜
230nm程度の波長で透過率がほぼ0であり、例えば
ArFエキシマレーザ光(波長193nm)、F2レー
ザ光(波長157nm)等に十分なマスク効果を有す
る。ここでは、波長200nm以下の真空紫外光を対象
にしたが、これに限定されない。KrFエキシマレーザ
光(波長248nm)やi線(波長365nm)等のよ
うに波長が200nmよりも長い波長の露光光を用いる
こともできる。その場合は、他の感光性樹脂膜材料を用
いるか、露光光に対して吸光性を有する吸収材や遮光性
を有する遮光材を感光性樹脂膜に添加することが必要で
ある。これにより、遮光膜4aが感光性樹脂膜の単体膜
であっても、例えばg線、i線またはKrFエキシマレ
ーザ光等のような波長が200nm以上の露光光に対し
て十分な減光性または遮光性を持たせることができる。
が、例えば吸光性有機膜上に感光性樹脂膜を堆積した積
層膜で構成されている場合が例示されている。吸光性有
機膜は、例えばポリイミド樹脂等のような反射防止膜か
らなり、上記波長が200nm以上の露光光に対して吸
光性、減光性または遮光性を有する材料からなる。これ
により、上記波長が200nm以上の露光光に対しても
十分な減光性または遮光性を持たせることできる。
ーン領域(チップ領域CA)でのエッチングプロセスを
無くすことができる。また、有機膜からなる遮光体をマ
スク基板1に損傷を与えることなく簡単に除去でき、ま
た、集積回路パターンを転写するための新たなマスクパ
ターンを短時間のうちに容易に形成することができる。
これらにより、マスクのQTAT(Quick Turn Around
Time)を実現できる。また、マスクの製造コストを低減
できる。さらに、集積回路パターン領域において遮光体
のパターン加工時にエッチングを行わないので、エッチ
ングによるパターン寸法誤差を無くすことができる分、
転写パターンの寸法精度を向上させることができる。ま
た、集積回路パターン領域においてエッチングを行わな
いので、欠陥の発生率も大幅に低減できる。したがっ
て、信頼性の高いマスクを提供することができる。な
お、有機膜によって遮光パターンを形成する技術につい
ては、本願発明者らによる特願平11−185221号
(平成11年6月30日出願)に記載がある。また、遮
光膜を吸光性有機膜と感光性有機膜との積層膜とする技
術については、本願発明者らによる特願2000−32
8159号および特願2000−328160号(両出
願ともに平成12年10月27日出願)に記載がある。
場合の状態を図5に示す。図5(a)はマスク基板1の
平面図、(b)は(a)のA3−A3線の断面図を示し
ている。この場合、マスク基板1の第1主面の中央に、
4個のチップ領域を包含するような平面四角形状の光透
過領域3eが配置されている。その光透過領域3eの周
囲は、遮光膜2aで取り囲まれている。このマスクRM
1の遮光膜2aの材料は、上記クロム等に限定されるも
のではなく、例えばタングステン、モリブデン、タンタ
ルまたはチタン等のような高融点金属、窒化タングステ
ン等のような窒化物、タングステンシリサイド(WSi
x)やモリブデンシリサイド(MoSix)等のような高
融点金属シリサイド(化合物)、あるいはこれらの積層
膜を用いても良い。レジストマスクの場合は、有機膜か
らなる遮光膜4aを除去した後、そのマスク基板1を洗
浄し再度使用する場合(再生)があるので、耐酸化性お
よび耐摩耗性に富み、耐剥離性に富むタングステン等の
ような高融点金属は、遮光膜2aの材料として好まし
い。
装着した場合を図6に示す。図6(a)は、マスクRM
1の全体平面図、(b)は(a)のA3−A3線の断面
図であってマスクRM1を露光装置に装着している際の
状態を示している。
成体であり、ペリクルフレーム5bを介してマスク基板
1の第1主面側に接合されている。ペリクル5の保護膜
5aは、平面的に4個のチップ領域CAを覆うように配
置され、また、断面的にマスク基板1の第1主面あるい
は第1、2主面から一定の距離を隔てて設けられている
ている。この一定の距離は、保護膜5aの表面上に付着
した異物がウエハに転写されないように設計されてい
る。この保護膜5aには、外部の異物がレジストマスク
RM1に付着するのを防止する機能の他、有機膜からな
る遮光体に起因する異物が、露光時にウエハ等に付着す
るのを防止する機能を有している。
ルからなる遮光膜2aに直接接触させた状態で接合され
ている。ペリクルフレーム5bを有機膜からなる遮光膜
4a上で直接接触させた状態で接合させると、メタルに
比べて機械的強度が低い有機膜(遮光膜4a)が剥離す
る結果、ペリクル5も剥離してしまう場合がある。ま
た、レジストマスクRM1の使用後にペリクル5を取り
外す際、有機膜からなる遮光膜4aが剥離したり削れた
りすることで異物が発生する場合がある。ペリクルフレ
ーム5bの基部をメタルからなる遮光膜2aに直接接触
させた状態で接合することにより、それらの問題を防止
できる。また、上記異物発生の問題を回避する観点か
ら、露光装置にレジストマスクRM1を装着した際、露
光装置のマスク装着部6は、マスクRM1のメタルから
なる遮光膜2a(図6(a)の破線で示す領域6A)に
接触されるようになっている。なお、ここでは、マスク
装着部6におけるマスクの保持方式として、例えば真空
吸引方式が示されている。
あるマスクRM2を示している。図7(a)はマスクR
M2の全体平面図、(b)は(a)のA4−A4線の断
面図、(c)は(b)の変形例であって(a)のA4−
A4線の断面図を示している。
チップ領域における光透過領域および遮光領域の配置を
反転させたものを例示している。上記マスクRM1を用
いることで転写されるパターンと、マスクRM2を用い
ることで転写されるパターンとで同一となる場合が例示
されている。ただし、マスクRM2を用いる場合は、ウ
エハ上でポジ型のレジスト膜を用いる。
1主面の中央において上記チップ領域CAの遮光膜2a
が除去されてチップ領域形状の4個の光透過領域3bが
配置されている。そして、その各々の光透過領域3b内
には、有機膜からなる複数の遮光パターン4bが配置さ
れている。この遮光パターン4bは、上記ラインパター
ンとしてウエハ上に転写されるパターンである。この遮
光パターン4bの構造(材料を含む)は、例えば上記遮
光膜4aと同じである。図7(b)には、遮光パターン
4bが、例えば感光性樹脂膜の単体膜で構成された場合
が示されている。また、図7(c)には、遮光パターン
4bが、上記吸光性有機膜4b2上に上記感光性樹脂膜
4b1を堆積することで構成された場合が示されてい
る。
去した場合の状態を図8に示す。図8(a)はマスク基
板1の平面図、(b)は(a)のA4−A4線の断面図
を示している。この場合、マスク基板1の第1主面の中
央に、4個の平面四角形状の光透過領域3bが配置され
ている。各光透過領域3bは、チップ領域に相当してい
る。その各光透過領域3bの周囲は、メタルからなる遮
光膜2aで取り囲まれている。このマスクRM2の遮光
膜2aの材料は、上記マスクRM1の遮光膜2aと同じ
である。また、図7のマスクRM2にペリクル5を装着
した場合を図9に示す。図9(a)は、マスクRM2の
全体平面図、(b)は(a)のA4−A4線の断面図で
あってマスクRM2を露光装置に装着している際の状態
を示している。これについては、前記図6で説明したマ
スクRM1と同じなので説明を省略する。このようなマ
スクRM2でもマスクRM1と同様の効果を得ることが
できる。
であるマスクRM3を示している。図10(a)はマス
クRM3の全体平面図、(b)は(a)のA5−A5線
の断面図を示している。
を例示している。マスクRM3を用いる場合は、ウエハ
上でポジ型のレジスト膜を用いる。マスクRM3におけ
るマスク基板1の第1主面の中央には、上記図7のマス
クRM2と同様に、4個の光透過領域3bが配置されて
いる。各光透過領域3bには、メタルからなる遮光パタ
ーン2bと、有機膜からなる遮光パターン4bとの両方
が配置されている。この遮光パターン2b,4bが、上
記ラインパターンとしてウエハ上に転写されるパターン
である。この遮光パターン2bの構造(材料を含む)
は、上記マスクRM1,RM2の遮光膜2aと同じであ
る。また、遮光パターン4bの構造(材料を含む)は、
上記マスクRM2と同じである。マスクRM3の周辺領
域の遮光膜2aのパターンニングに際しては、ポジ型の
レジスト膜を用いる。これにより、マスクRM3の遮光
膜2aのパターンを電子線等により描画する際に、描画
面積を小さくできるので、パターン描画時間を短縮でき
る。なお、光透過領域3bの近傍に設けられた光透過パ
ターン3fは、マスクRM3にパターンを電子線描画装
置等を用いて形成する際に、マスクRM3の位置を直接
検出するためのパターンである。これにより、電子線描
画装置によるパターン描画位置精度を向上させることが
可能となる。
去した場合の状態を図11に示す。図11(a)はマス
ク基板1の平面図、(b)は(a)のA5−A5線の断
面図を示している。この場合、各光透過領域3bには、
メタルからなる遮光パターン2bが残されている。各光
透過領域3bの周囲は、メタルからなる遮光膜2aで取
り囲まれている。このマスクRM3の遮光膜2aおよび
遮光パターン2bの材料は、上記マスクRM1の遮光膜
2aと同じである。また、図10のマスクRM3にペリ
クル5を装着した場合を図12に示す。図12(a)
は、マスクRM3の全体平面図、(b)は(a)のA5
−A5線の断面図であってマスクRM3を露光装置に装
着している際の状態を示している。これについては、前
記図6で説明したマスクRM1と同じなので説明を省略
する。
RM1で得られた効果の他に、以下の効果を得ることが
できる。集積回路パターンを転写するための遮光パター
ンの一部のみを有機膜で構成したことにより、遮光パタ
ーンの全てを有機膜で構成する場合に比べて有機膜から
なる遮光パターン4bの描画時間を大幅に短縮できるの
で、マスクの製造時間および再生時間を大幅に短縮でき
る。したがって、半導体集積回路装置の開発時間および
製造時間を短縮できる。なお、部分レジストマスク技術
については、本願発明者らによる特願平2000−20
6728号および特願2000−206729号(共に
平成12年7月7日出願)に記載がある。
であるマスクRM4を示している。図13(a)はマス
クRM4の全体平面図、(b)は(a)のA6−A6線
の断面図を示している。このマスクRM4は、部分レジ
ストマスクを例示している。このマスクRM4では、光
透過領域3bの周囲を縁取るように遮光パターン2cが
設けられ、その外周からマスク基板1の外周まで遮光膜
が除去されて光透過領域3gとなっている。この場合、
アライメント用の光透過パターン3c,3d,3fに代
えて、それらの機能を有する遮光パターン2d,2e,
2fが配置されている。マスクRM4の周辺領域の遮光
パターン2c〜2fのパターンニングに際しては、ネガ
型のレジスト膜を用いる。これにより、マスクRM4の
遮光パターン2c〜2fを電子線等により描画する際
に、描画面積を小さくできるので、パターン描画時間を
短縮できる。それ以外は、図10のマスクRM3と同じ
である。マスクRM4の周辺領域構造は、前記マスクN
M1,NM2,RM1,RM2に適用できる。また、マ
スクRM1の集積回路パターン領域の構造をレジストマ
スクRM3,RM4に適用することもできる。
去した場合の状態を図14に示す。図14(a)はマス
ク基板1の平面図、(b)は(a)のA6−A6線の断
面図を示している。この場合、マスク基板1上には、メ
タルからなる遮光パターン2b,2c,2d,2e,2
fが残されている。このマスクRM4の遮光パターン2
b,2c,2d,2e,2fの材料は、上記マスクRM
1の遮光膜2aと同じである。また、図13のマスクR
M3にペリクル5を装着した場合を図15に示す。図1
5(a)は、マスクRM4の全体平面図、(b)は
(a)のA6−A6線の断面図であってマスクRM4を
露光装置に装着している際の状態を示している。ペリク
ル5のペリクルフレーム5bの基部および露光装置のマ
スク装着部6は、マスク基板1に直接接触している。こ
の理由は、前記図6のマスクRM1で説明したのと同じ
である。それ以外は、前記図6で説明したマスクRM1
と同じなので説明を省略する。このようなマスクRM4
でも、前記マスクRM1〜RM3で得られたのと同様の
効果を得ることができる。
4個の場合を示したが、本実施の形態は、これに限定さ
れるものではなく種々変更可能である。図16および図
17は、そのチップ領域CAのレイアウトの変形例を示
している。マスクMは、通常のマスクおよびレジストマ
スクの双方を含むものである。図16のマスクMはチッ
プ領域CAが2個の場合、図17のマスクMはチップ領
域CAが3個の場合をそれぞれ示している。具体的な構
造は、前記マスクNM1,NM2,RM1〜RM4で説
明したのと同じである。また、マスク上の遮光体を全て
上記有機膜で構成することもできる。
を図18〜図23により説明する。図18は、レジスト
マスクの製造方法におけるフロー図の一例を示してい
る。図19は、レジストマスクの基本的な製造工程にお
けるマスク基板の要部断面図である。なお、通常のマス
クの製造方法については、一般的な製造方法と同じなの
で説明を省略する。
スク基板1を準備する(工程100A1)。続いて、図
19(b)に示すように、マスク基板1の第1主面上に
有機膜4を塗布する。この有機膜4の材料は、上記遮光
膜4aと同じものであり、前記したように、例えば感光
性樹脂の単体膜または吸光性有機膜上に感光性樹脂膜を
堆積した積層膜からなる(工程100A2)。その後、
その有機膜4に対して電子線描画装置等によって所望の
パターンを転写する(工程100A3)。その後、有機
膜4に対して現像処理を施すことにより、図19(c)
に示すように、有機膜4からなる遮光膜4aまたは遮光
パターン4bをパターニングする(工程100A4)。
形例を図18および図20〜図23により説明する。こ
こでは、例えば図4のマスクRM1の製造方法を中心に
説明する。図20〜図23の(a)はメタルを有するレ
ジストマスクの製造工程中における平面図、(b)は
(a)のA7−A7線の断面図を示している。
板1を準備する(工程100A1)。続いて、図21に
示すように、マスク基板1の第1主面上に、メタル膜2
をスパッタリング法等によって堆積する。このメタル膜
2の材料は、前記遮光膜2aと同じである(工程100
B1)。その後、メタル膜2上に、レジスト脂膜7aを
塗布した後(工程100B2)、そのレジスト膜7aに
対して電子線描画装置等を用いて所望のパターンを描画
する(工程100B3)。
を施すことによりレジスト膜7aのパターンを形成した
後(工程100B4)、これをエッチングマスクとして
下層のメタル膜2をエッチング法によってパターニング
することにより、図22に示すように、メタルからなる
遮光膜2aをパターニングする。この段階のマスク基板
1は、前記図5で示したのと同じである。なお、図10
および図13で説明したマスクRM3,RM4の場合
は、この段階でチップ領域CA内のメタルからなる遮光
パターン2bも同時にパターニングする(工程100B
5)。
1の第1主面上に有機膜4を塗布する。この有機膜4の
材料は、上記遮光膜4aと同じものであり、前記したよ
うに、例えば感光性樹脂の単体膜または吸光性有機膜上
に感光性樹脂膜を堆積した積層膜からなる。続いて、有
機膜4上に、帯電防止用の水溶性導電有機膜8を塗布す
る。水溶性導電有機膜8としては、例えばエスペーサ
(昭和電工KK製)やアクアセーブ(三菱レーヨン社製)
等を用いた(工程100A2)。その後、水溶性導電有
機膜8とアース(接地電位)9とを電気的に接続した状
態で、パターン描画のための電子線描画処理を行った。
これにより、微細なパターンを高い精度で描画すること
ができた(工程100A3)。その後、有機膜4に対し
て現像処理を施すことにより、図4(図7,図10,図
13)に示したように、有機膜4からなる遮光膜4a
(または遮光パターン4b)をパターニングする(工程
100A4)。上記水溶性導電有機膜8は、有機膜4の
現像処理時に除去した。
は、電子線描画に限らず、例えば230nm以上の紫外線
によるパターン描画等も適用できる。また、このような
有機膜4からなる遮光膜2aや遮光パターン2bを形成
した後、露光光照射に対する耐性を向上させべく、熱処
理を付加したり、紫外光を強力に照射したりする、いわ
ゆるレジスト膜のハードニング処理を行うのも有効であ
る。また、有機膜からなる遮光膜2aや遮光パターン2
bの酸化を防止することを目的として、パターン面を窒
素(N2)等の不活性ガス雰囲気に保つことも有効であ
る。
RM1〜RM4等で例示したマスク)の検査方法につい
て説明する。前記図1のマスクの検査工程100を詳細
に示したフロー図を図24に示す。本実施の形態では、
前記したように、検査対象のマスクのパターンをウエハ
上のレジスト膜に、例えば上記ステッパまたはスキャナ
等のような縮小投影露光装置を用いて転写する(工程1
01a1、工程101a)。続いて、ウエハ上のレジス
ト膜に対して現像処理を施すことにより、ウエハ上にレ
ジスト膜のパターンを形成する(工程101a2,工程
101a)。その後、ウエハ上に転写されたパターンを
パターン欠陥検査装置等を用いて欠陥の有無を検査す
る。ここでは、欠陥検査の方法として、例えば上記チッ
プ領域CAを単位として、同一ウエハ上の異なるチップ
領域のパターン形状を互いに比較する方法を採用した
(工程101b)。この検査により、マスクの欠陥情報
を得る。このように、本実施の形態では、欠陥情報を持
った状態で、マスクを完成する。その後、検査の終了し
たマスクの第1主面に前記したようにペリクルを装着し
(工程101c)、続く図1のウエハ上のレジスト膜へ
のパターン転写工程102に移行する。
RM1〜RM4等で例示したマスク)の検査方法と、そ
の検査結果に基づいた集積回路パターンの露光方法との
具体的な一例を図25のフロー図により説明する。
ウエハ上のレジスト膜に通常の露光処理を施した後、現
像処理を施すことにより、検査用のウエハ上にレジスト
パターンを形成する(工程101a)。なお、ここで言
う通常の露光処理は、多重露光と対比する言葉であっ
て、多重露光でないという意味のものである。
域のパターンの形状等を欠陥検査装置によって比較する
ことで、転写されたレジストパターンの良否を検査す
る。ここで欠陥無しと判定された場合は、そのマスクを
用いて実際の製品用のウエハのレジスト膜に対して露光
処理を施すことにより、そのレジスト膜に集積回路パタ
ーンを転写する(工程EXP1)。一方、欠陥有りと判
定された場合は、後述のマスキングブレードを用いた露
光方法(工程EXP2)、多重露光方法、マスクの修正
またはマスクの再生のいずれかを、マスクの製造時間、
信頼性、コストまたはそれらの幾つかを検討して一番良
いものを選択する。ただし、本発明の技術思想は、実際
の集積回路パターンをウエハ上に転写する際に、欠陥を
有するマスクを用いても、その欠陥がウエハ上に実質的
に転写されないようにする技術を優先的に選択すること
により、極力マスクの修正や再生をしないようにする。
これにより、マスクの製造時間を短縮できる。また、マ
スクのコストを低減できる。
陥が消滅または低減することを利用した技術である。こ
の場合、検査対象のマスクを用いて検査用のウエハのレ
ジスト膜に対して多重露光を行った後(工程101
a)、現像処理を行い、そのウエハ上に形成されたレジ
ストパターンに対して上記の欠陥検査を行う(工程10
b)。その検査の結果、欠陥無しと判定された場合は、
そのマスクを用いて実際の製品用のウエハ上のレジスト
膜に対して、上記検査で行った多重露光処理を施すこと
により、そのレジスト膜に集積回路パターンを転写す
る。この場合の検査で行った多重露光処理とは、例えば
検査で2重露光を行った場合は、実際の集積回路パター
ンを転写するための露光処理でも2重露光を、検査で3
重または4重露光を行った場合は、実際の集積回路パタ
ーンを転写するための露光処理でも3重または4重露光
処理を行う、という意味である(工程EXP3)。一
方、多重露光処理でも、ウエハ上の欠陥が解消されない
場合は、上記マスキングブレードを用いた露光方法(工
程EXP2)、マスクの修正またはマスクの再生のいず
れかを、マスクの製造時間、信頼性、コストまたはそれ
らの幾つかを検討して一番良いものを選択する。ここで
も、マスクの製造時間を短縮し、また、マスクのコスト
を低減する観点等から、実際の集積回路パターンをウエ
ハ上に転写する際に、欠陥を有するマスクを用いても、
その欠陥がウエハ上に実質的に転写されないようにする
技術を優先的に選択することで、極力マスクの修正や再
生をしないようにする。
光方法、多重露光方法、マスクの修正およびマスクの再
生について説明する。
法について説明する。図26は、上記検査段階における
露光、現像処理後の検査用のウエハ10Wtの全体平面
図の一例を示している。また、図27は、図26のA8
−A8線の断面図を示している。ウエハ10Wtを構成
する半導体基板10Sは、例えばシリコン単結晶からな
り、そのデバイス面上には、例えば酸化シリコン膜等か
らなる絶縁膜11aが堆積されている。絶縁膜11aの
上には、例えばメタルや多結晶シリコン等からなる導体
膜12aが堆積されている。導体膜12a上には、検査
対象のマスクにより転写されたレジストパターン13a
が形成されている。ここでは、検査対象の1枚のマスク
のみを用いてウエハ10Wtの主面全面に露光処理を行
った場合が例示されている。また、ここでは、1枚のマ
スクに4個のチップ領域が配置されたマスクを用いた場
合を例示している。なお、ウエハ10Wt上の4個のチ
ップ領域WCAを有する二点鎖線は、1ショットの転写
領域S1を示している。
0Wt上に欠陥F1を検出したことを例示している。こ
の欠陥F1は、どのショットS1でも同じ位置に存在し
ている。したがって、検査対象のマスクの同じ位置に、
その原因があることが分かる。そこで、実際の集積回路
パターンを転写するための露光処理では、その欠陥F1
の原因があるマスク上のチップ領域をマスキングブレー
ドで遮光した状態で、ウエハ上のレジスト膜に露光処理
を施す。
る。図28(a)は、その様子を模式的に示す平面図、
(b)は(a)のA9−A9線の模式的な断面図を示し
ている。ここでは図面を分かり易くするために露光装置
の光学系等は図示していない。また、マスクは、図4等
で説明したマスクRM1を例示したが、これに限定され
るものではなく、上記マスクNM1,NM2,RM2〜
RM4,Mでも適用できる。
4aが塗布されている。上記マスクの検査の結果、マス
クRM1の左下側のチップ領域CAに欠陥の原因が存在
すると判明したので、その領域をマスキングブレードM
Bで覆い、その領域がウエハ10Wの主面上に転写され
ないように、図28(b)の矢印で示す露光光Lpを遮
った状態でウエハ10Wの主面上のレジスト膜に露光を
行う。なお、ここでマスキングブレードMBが遮光しよ
うとしているのは、ウエハ10Wの主面において、上記
1ショット領域のチップ領域がウエハの外周よりも外側
にはみ出すことのない内部領域、すなわち、完全なチッ
プ領域として転写される領域である。
存在するチップ領域CAを隠した状態で露光することに
より、すなわち、マスクRM1において欠陥の無いチッ
プ領域CAを選択して露光処理を行うことにより、マス
クRM1の欠陥を修正することなく、また、マスクRM
1を再生することなく、欠陥を有するマスクRM1をそ
のまま使用して、実際の集積回路パターンをウエハ上に
転写するための露光処理を行うことができる。これによ
り、欠陥修正や再生の時間を省くことができるので、マ
スクRM1の納期の遅れを解消でき、半導体集積回路装
置のQTATを実現することができた。本発明者らの検
討によれば、上記マスキングブレードを用いた露光処理
の場合、ウエハへの露光時間は1.5倍程度に増加する
が、欠陥修正作業を必要としないため、半導体集積回路
装置の製造の停滞を防止することができ、実質的にQT
ATで半導体集積回路装置を製造できた。従って、例え
ばASIC等のように顧客からマスクデータを貰ってか
ら半導体集積回路装置を完成させるまでの時間短縮が課
題となっている製品においては特に有効である。また、
レジストマスクでは、エッチングプロセスが不要なため
マスクをQTATで製造できるという優れた特徴がある
が、この方式によれば、マスクの欠陥修正を無くすこと
ができ、その欠陥修正での時間のロスを無くすことがで
きるので、そのレジストマスクの優れた特性を充分に生
かすことができる。また、マスク(通常のマスクおよび
レジストマスク)の欠陥修正装置を不要とすることがで
き、マスクの製造の設備投資を最小限に抑えることがで
きるので、マスクのコストを低減することができる。し
たがって、半導体集積回路装置のコストを低減すること
が可能となる。
る。ここでは、レジストマスクを用いて多重露光する場
合について説明する。図29(a)は、そのマスクRM
5の全体平面図、(b)は図29(a)のA10−A1
0線の断面図を示している。
前記図16のタイプのものを示している。マスク基板5
の第1主面の中央には、例えば平面長方形状の2個のチ
ップ領域CA1,CA2(CA)が遮光膜2aを隔てて
互いの長辺が平行になるように並んで配置されている。
チップ領域CA1,CA2には、互いに形状、配置位置
および寸法等が同一のマスクパターンが形成されてい
る。このマスクパターンは、上記所定の集積回路パター
ンを転写するためのパターンであり、光透過領域3b
と、その領域に配置された遮光パターン4bとで構成さ
れている。なお、上記所定の集積回路パターンには、実
質的に集積回路を構成するパターンの他、例えば重ね合
わせに用いるマークパターン、重ね合わせ検査に用いる
マークパターンまたは電気的特性を検査する際に用いる
マークパターン等のような実質的に集積回路を構成しな
いパターンも含む。
する場合を例として上記多重露光方法を説明する。図3
0は、上記マスクRM5を用いた露光処理時におけるウ
エハ10Wt(10W)の全体平面図が例示されてい
る。
ド・スキャン露光方法を採用した。露光条件は、例えば
次の通りである。すなわち、露光光には、例えば露光波
長248nm程度のKrFエキシマレーザ光を用い、光
学レンズの開口数NA=0.65、照明の形状は円形で
あり、コヒーレンシ(σ:sigma)値=0.7である。
ただし、露光光は上記したものに限定されるものではな
く種々変更可能であり、例えば波長が193nm程度の
ArFエキシマレーザを用いても良い。
500nm程度のポジ型のレジスト膜が堆積されてい
る。2重露光の場合は、1回目の露光量は必要露光量の
1/2とし、2重露光することにより必要露光量が確保
されるようにする。ここでは、その1回目の露光量は、
例えば25mJ/cm2とし、2重露光により、例えば
50mJ/cm2となるように調整した。マスクRM5
内の最小パターンは、ウエハ10Wt上換算で、例えば
150nmのライン・アンド・スペースである。
1,CA2を上記スキャンニング露光処理によってウエ
ハ10Wtの主面上の領域15Aに転写する。すなわ
ち、マスクRM5とウエハ10Wtとを各々の主面を平
行に保ちながら相対的に逆方向(図30の上下縦方向)
に移動させてウエハ10Wtの主面上にスリット状の露
光領域を移動させることにより、マスクRM5のチップ
領域CA1,CA2内のマスクパターン(集積回路パタ
ーン)を、ウエハ10Wtの主面上の領域5Aのチップ
領域WCA1,WCA2に転写する。続いて、ウエハ1
0Wtを図30の右方向に水平移動し、領域15B,1
5Cを、上記と同様に順次露光する。これら領域15
A,15B,15Cでの露光量は、必要量の1/2程度
とする。
A2の一個分だけウエハ10Wtを図30の上方向に移
動させた後、領域15Dを上記と同様に露光する。この
際、本実施の形態においては、領域15D内のチップ領
域WCA1と、先に転写した領域15C内のチップ領域
WCA2とが平面的に重なるようにする。すなわち、マ
スクRM5におけるチップ領域CA2が転写されたチッ
プ領域WCA2に、同じマスクRM5におけるチップ領
域CA1を平面的に重ねて転写する。
に水平移動し、領域15Eを、上記と同様に順次露光す
る。ここでは、領域15E内のチップ領域WCA1と、
先に転写した領域15B内のチップ領域CA2とが平面
的に重なるようにする。すなわち、マスクRM5におけ
るチップ領域CA2が転写されたチップ領域WCA2
に、同じマスクRM5におけるチップ領域CA1を平面
的に重ねて転写する。これら領域15D,15Eでの露
光量は、必要量の1/2程度とする。したがって、領域
15A〜15Eが重なったところでは露光量が必要量と
なる。このような多重露光処理動作をウエハ10Wtの
主面全面内において繰り返すことにより、ウエハ10W
t上に複数のチップ領域を転写する。
15A,15B,15Cのチップ領域WCA1が2重露
光されていないが、この部分については、例えばマスク
RM5のチップ領域CA1をマスキングブレードにより
遮光し、マスクRM5のチップ領域CA2が、図30の
ウエハ10Wtのチップ領域WCA1に平面的に重なる
ようにした状態で露光することにより2重露光を行っ
た。
M5に欠陥が存在していたとしても、その欠陥がウエハ
10Wt(10w)に転写されるのを防止することがで
きる。これは、次のような理由からである。例えば2重
露光の場合、上記のように1回の露光量は、ウエハ10
Wt(10W)上にパターンが転写されるのに必要な露
光量の1/2としている。一方、現在の欠陥発生レベル
では、マスク上の異なるチップ領域の互いの同一箇所
(重ねた時に同一となる箇所)に欠陥が存在する確立が
零(0)に近い。すなわち、マスク上の異なるチップ領
域の欠陥部分同士が互いに同位置に存在することはほと
んど無い。したがって、マスクRM5上の異なるチップ
領域CA同士が重なるように露光した際に、マスクRM
5上において互いに重なり合うことの生じない欠陥部分
は、上記必要な露光量が得られないため、ウエハ10W
t(10W)上に転写されない。この欠陥転写防止の原
理は、3重露光や4重露光の場合も同じである。むしろ
重ね合わせ回数を増やす程、1回の露光量が低下するの
で、欠陥転写防止能力を向上させることができる。
出可能な大きな欠陥のみとすることができる。例えばス
テッパでは、マスクRM5上の0.2μm以上の欠陥が
転写されたが、本実施の形態では、マスクRM5上の
0.4μm以上のより大きな欠陥が転写される。すなわ
ち、マスクRM5上において0.4μm未満の欠陥は、
ウエハ10Wt(10W)上への露光の際に消滅してし
まうことから無視することができるので、マスクRM5
の欠陥検査および欠陥修正を容易にすることが可能とな
る。
は、例えば0.25μmのパターンがウエハ10Wt
(10W)上のチップ領域の全面において0.25±
0.02μmの精度で良好に形成できた。マスクRM5
の欠陥によるパターン間のショート不良等の発生は認め
られなかった。これに対して同一条件で2重露光を行わ
ない技術においては、例えば0.25μmのパターンが
ウエハ10Wt(10W)上のチップ領域の全面で、例
えば0.25±0.025μmの精度で形成されてい
た。また、パターン間のショート不良がウエハ10Wt
(10W)上のチップ内の2箇所で発生していることが
判明した。
果を図31および図32によって説明する。図31
(a)はマスクRM5の要部平面図を示している。領域
16Aには、例えば0.25μmの遮光パターン4b
が、例えば0.25μmのスペースで配置されている。
この領域16Aに、欠陥18a,18bが存在してい
る。欠陥18bは、欠陥18aよりも平面寸法が相対的
に大きく、隣接する遮光パターン4b間をつなぐように
配置されている。このような領域16Aを、2重露光処
理を行わないでスキャナで露光(すなわち、1回露光)
した結果を図31(b)に示す。この場合、正常なレジ
ストパターン19aの他に、マスクRM5の欠陥18
a,18bに起因するレジスト残り20a,20bが転
写されていた。このうち、レジスト残り20bはパター
ン間のショート不良の原因となっていた。なお、図31
(b)には、レジストパターン19aおよびレジスト残
り20bと、マスクRM5の遮光パターン4bおよび欠
陥18a,18bとの相対的な位置関係が分かるよう
に、遮光パターン4bおよび欠陥18a,18bも示し
ている。
32に示す結果が得られた。図32(a)はマスクRM
5の要部平面図を示している。領域16A,16Bに
は、互いに同一パターンが配置されており、上記と同様
の遮光パターン4b,4bが、例えば0.25μmのス
ペースで配置されている。本実施の形態の露光処理で
は、領域16A,16Bをそれぞれ1/2の露光量で重
ね露光することにより、欠陥部分と欠陥の存在しない部
分とが多重露光されるので、ウエハ上への欠陥の転写が
低減または完全に無くなる。転写結果を図32(b)に
示す。マスクRM5の領域16A内の欠陥18aに対応
する位置ではレジストパターン19aの変形が確認され
なかった。一方、マスクRM5の領域16A内の欠陥1
8bに対応する位置では、レジストパターン19aの変
形(レジスト残り20c)が認められたが、パターン間
のショート不良には至ってないことが分かった。このよ
うなパターン欠陥は検査の結果、必要ならば、ウエハ上
の欠陥を、例えばFIB(Focused Ion Beam)等のよう
なエネルギービームを用いた修正処理によって修正する
こともできる。この場合、パターン変形量を比較的小さ
くすることができるので、その修正を容易にすることが
可能である。なお、図32(b)ではレジストパターン
19aおよびレジスト残り20cとマスクRM5の遮光
パターン4bおよび欠陥18a,18bとの相対的な位
置関係が分かるように、遮光パターン4bおよび欠陥1
8a,18bを示している。
数を増やした場合について、マスク上の欠陥の転写パタ
ーンの寸法への影響を調査した。この場合の露光条件
は、例えば次のとおりである。スキャナの露光光源は、
例えば波長248nmのKrFエキシマレーザ光を用
い、投影光学レンズ部の開口数NAは、例えば0.65
である。また、この際に用いたマスクの転写領域の要部
平面図を図33に示す。図33(a)は、欠陥が存在す
る転写領域(チップ領域)の要部平面図を示し、(b)
は欠陥が存在しないマスクの転写領域(チップ領域)の
要部平面図を示している。図33(a),(b)の転写
領域には、平面長方形状の複数の遮光パターン4bがそ
れぞれ配置されている。いずれの転写領域においても遮
光パターン4bの幅C1および隣接間のスペース寸法D
1は、例えば0.25μm程度である。図33(a)に
は、3種類の欠陥18c〜18eが例示されている。欠
陥18cは、一辺の寸法が上記スペース寸法D1よりも
小さい平面正方形状の遮光欠陥である。また、欠陥18
dは、長辺の寸法が上記スペース寸法D1と等しい平面
長方形状の遮光欠陥である。さらに、欠陥18eは、一
辺の寸法が上記幅C1よりも小さい寸法の平面正方形状
の透明欠陥である。欠陥の大きさは変数Eで示した。露
光処理においては、欠陥が存在する図33(a)のパタ
ーンと、欠陥が存在しない図33(b)のパターンとを
複数回重ね露光した。そして、遮光パターン4bの寸法
C1〜C3に対する転写パターンの寸法を評価した。そ
の評価結果を図34に示す。図34(a)〜(c)は、
それぞれ寸法C1〜C3の測定結果を示している。図3
4(a)〜(c)において、1重は図33(a)の欠陥
のあるマスクのみで露光した場合、2重は図33(a)
の欠陥のあるマスクと図33(b)の欠陥の無いマスク
とを重ね露光した場合、3重は上記2重露光にさらに図
33(b)の欠陥の無いフォトマスクを重ね露光した場
合、4重は上記3重露光にさらに図33(b)の欠陥の
無いマスクを重ね露光した場合をそれぞれ示している。
いずれの欠陥においても、無欠陥パターンの重ね回数を
増やすほど欠陥の影響が少なくなることが分かる。ま
た、ここではパターンの寸法に着目して評価した場合に
ついて説明したが、パターンの断線、ショート等の評価
をした結果、3重露光以上では、欠陥の大きさによら
ず、断線、ショートの発生を防止できた。また、本実施
の形態の露光方法によれば、寸法の平均化がなされるた
め、パターンの寸法分布精度も向上させることができ
た。ここでは、最大寸法と最小寸法との差を、例えば
0.036μmであった。すなわち、寸法のばらつきを
約半分に低減することができた。したがって、レジスト
マスクの場合、マスクパターン形成のためのエッチング
工程が無い分、パターン寸法精度を向上させることがで
きるという特性があるが、多重露光を用いることで、そ
の特性をさらに向上させることが可能となる。
マスクNM1,NM2,RM1〜RM4等で例示したマ
スク)内のチップ領域CAの数によって選択可能な多重
露光回数を示している。図35(a)のマスクMでは、
露光に際して2個のチップ領域CA,CAを重ねること
で2重露光が可能である。図35(b)のマスクMで
は、露光に際して3個のチップ領域CA,CA,CAを
重ねることで3重露光が可能である。さらに、図35
(c)のマスクMでは、2重露光および4重露光が可能
である。2重露光の場合は、チップ領域CA1,CA3
を重ね、チップ領域CA2,CA4を重ねる方法と、チ
ップ領域CA1,CA2を重ね、チップ領域CA3,C
A4を重ねる方法とがある。4重露光では、チップ領域
CA1〜CA4を互いに重ねることで実現できる。この
ような露光回数は、欠陥の状態(大きさや数等)によっ
て選択する。なお、多重露光技術については、本願発明
者らによる特願2000−58359号(平成12年3
月3日出願)および特願2000−39706号(平成
12年2月17日出願)に記載がある。
用することにより、すなわち、マスクに欠陥が存在して
いたとしてもウエハ上に転写されないようにすることに
より、マスクの欠陥を修正することなく、また、マスク
を再生することなく、欠陥を有するマスクをそのまま使
用して、実際の集積回路パターンをウエハ上に転写する
ための露光処理を行うことができる。これにより、欠陥
修正や再生の時間を省くことができるので、マスクの納
期の遅れを解消でき、半導体集積回路装置のQTATを
実現することができた。したがって、多重露光方法を採
用した場合も、上記マスキングブレードと同様に、例え
ばASIC等のように顧客からマスクデータを貰ってか
ら半導体集積回路装置を完成させるまでの時間短縮が課
題となっている製品においては特に有効である。また、
この多重露光方法においてレジストマスクを用いた場
合、マスクの欠陥修正を無くすことができ、その欠陥修
正での時間のロスを無くすことができるので、上記レジ
ストマスクの優れた特性を充分に生かすことができる。
また、マスク(通常のマスクおよびレジストマスク)の
欠陥修正装置を不要とすることができ、マスクの製造の
設備投資を最小限に抑えることができるので、マスクの
コストを低減することができる。したがって、半導体集
積回路装置のコストを低減することが可能となる。
る。図36は、マスクRM(上記マスクRM1〜RM5
で例示)の修正時のマスク基板1の要部断面図を示して
いる。図36(a)は、マスクRMに欠陥18f,18
gがある場合を示している。欠陥18fは、有機膜から
なる遮光パターン4bが欠けている欠陥、欠陥18g
は、本来、光透過領域3bであるはずの箇所に有機膜か
らなる遮光膜が残されてしまった欠陥をそれぞれ示して
いる。図36(b)は、欠陥18gにレーザ光または集
束イオンビーム(FIB:Focused Ion Beam)等のよう
なエネルギービームを照射することで残り欠陥を除去す
る様子を示している。また、図36(c)は、反応ガス
中においてレーザ光または集束イオンビーム等のような
エネルギービームを照射することにより、例えばカーボ
ン等のような有機膜やクロム等のような金属膜からなる
遮光膜21を欠陥18f部分に選択的に堆積する様子を
示している。
M,RM1〜RM5で例示)の場合は、有機膜からなる
遮光膜4aや遮光パターン4bを除去した後、上記レジ
ストマスクの製造処理を施すことで、マスクを再生する
ことができる。上記マスクの欠陥検査の結果、マスク上
に欠陥が存在することが検出され、その時点で、上記マ
スキングブレードまたは多重露光方法を使用するより
も、再生の方が良いと判断された場合には、このマスク
の再生方法を使用することもできる。
1〜RM4等で例示したマスク)を用いてウエハ上のレ
ジスト膜に実際の集積回路パターンを転写する工程につ
いて説明する。ここでは、前記図1のウエハ上のレジス
ト膜へのパターン転写工程102を詳細に示したフロー
図を図37に沿って、図38〜図42によりパターン転
写工程を説明する。
前記マスクの検査工程で得られた欠陥情報(欠陥の座標
およびそれを無くすための方法)を有している(工程1
02a)。上記マスキングブレードを用いる場合は、上
記欠陥情報に基づいて露光装置にマスキングブレードを
設定する。また、多重露光を用いる場合は、露光装置の
動作制御プログラムに多重露光するように設定する。露
光装置は、例えば上記ステッパまたはスキャナを用い
る。
ハを準備し(工程102b)、これを露光装置にセット
する。図38(a)は、そのウエハ10Wの要部平面
図、(b)は(a)のA11−A11線の断面図を示し
ている。ウエハ10Wの主面上にはレジスト膜13が塗
布されている。また、ウエハ10Wの主面には、例えば
pチャネル型のMIS・FET(Metal Insulator Semi
conductor Field EffectTransistor)やnチャネル型の
MIS・FET等のようなMIS・FET、バイポーラ
トランジスタ、ダイオード、抵抗(拡散抵抗および多結
晶シリコンによる抵抗)またはキャパシタ等のような集
積回路素子が形成されている。
Wの主面上のレジスト膜13に対して露光処理を施す。
マスキングブレードを用いる場合は、そのマスキングブ
レードでマスク上の欠陥が存在する領域を遮光した状態
で露光処理を行う(図28参照)。多重露光処理では、
マスク検査で欠陥が消滅するとされた回数だけマスクを
重ね合わせて露光処理を行う(工程102c)。
対して現像処理を施すことで、図39〜図41に示すよ
うに、ウエハ10W上に集積回路パターン転写用のレジ
ストパターン13aを形成する(工程102d)。図3
9は、マスキングブレードを用いた場合のウエハ10W
の全体平面図、図40は、多重露光方法を用いた場合の
ウエハ10Wの全体平面図をそれぞれ示している。ま
た、図41(a)は、図39および図40のウエハ10
Wの要部拡大平面図、(b)は(a)のA12−A12
線の断面図を示している。
28で示したように、例えばマスクの2個のチップ領域
CAを遮光するので、1ショットで露光できるチップ領
域WCAが2個となる。一方、多重露光の場合は、1シ
ョットで露光できるチップ領域WCAが4個となる。し
たがって、多重露光を選択する方が、マスキングブレー
ドを選択するよりもスループット上有効である。一方、
多重露光では解消できない欠陥がある場合は、マスキン
グブレードを選択する方が、マスク修正や再生を選択す
るよりもスループット上有効である。
ングマスクとして、下層の導体膜12aをエッチングす
ることにより、図42に示すように、導体膜12aから
なる配線をウエハ10Wのチップ領域WCAに形成す
る。なお、図42(a)はウエハ10Wの要部平面図、
(b)は(a)のA13−A13の断面図を示してい
る。
ーン形成のための露光処理時に用いた露光装置の一例を
図43〜図46によって説明する。なお、図43〜図4
6においては、露光装置の機能を説明するために必要な
部分のみを示したが、その他の通常の露光装置(スキャ
ナやステッパ)に必要な部分は通常の範囲で同様であ
る。
比4:1の走査型縮小投影露光装置(以下、スキャナと
言う)である。露光装置25の露光条件は、例えば次の
通りである。すなわち、露光光Lpには、例えば露光波
長248nm程度のKrFエキシマレーザ光を用い、光
学レンズの開口数NA=0.65、照明の形状は円形で
あり、コヒーレンシ(σ:sigma)値=0.7である。
マスクMは、前記マスクNM1,NM2,RM1〜RM
5で例示したものである。ただし、露光光Lpは、上記
のものに限定されるものではなく種々変更可能であり、
例えば波長が193nm程度のArFエキシマレーザを
用いても良い。
イレンズ25b、アパーチャ25c、コンデンサレンズ
25d1、25d2及びミラー25eを介してマスク
(ここではレチクル)Mを照明する。光学条件のうち、
コヒーレンシはアパーチャ25fの開口部の大きさを変
化させることにより調整した。マスクM上には異物付着
によるパターン転写不良等を防止するためのペリクル5
が設けられている。マスクM上に描かれたマスクパター
ンは、投影レンズ25gを介して試料基板であるウエハ
10W(または検査用のウエハ10Wt、以下同じ)上
に投影される。なお、マスクMは、マスク位置制御手段
25hおよびミラー25i1で制御されたマスクステー
ジ25i2(前記マスク装着部6を含む)上に載置さ
れ、その中心と投影レンズ25gの光軸とは正確に位置
合わせがなされている。
着されている。試料台25jは、投影レンズ25gの光
軸方向、すなわち、試料台25jのウエハ載置面に垂直
な方向(Z方向)に移動可能なZステージ25k上に載
置され、さらに試料台25jのウエハ載置面に平行な方
向に移動可能なXYステージ25m上に搭載されてい
る。Zステージ25k及びXYステージ25mは、主制
御系25nからの制御命令に応じてそれぞれの駆動手段
25p,25qによって駆動されるので、所望の露光位
置に移動可能である。その位置はZステージ25kに固
定されたミラー25rの位置として、レーザ測長機25
sで正確にモニタされている。また、ウエハ10Wの表
面位置は、通常の露光装置が有する焦点位置検出手段で
計測される。計測結果に応じてZステージ25kを駆動
させることにより、ウエハ10Wの表面は常に投影レン
ズ25gの結像面と一致させることができる。
じて同期して駆動され、露光領域がマスクM上を走査し
ながらマスクパターンをウエハ10W上に縮小転写す
る。このとき、ウエハ10Wの表面位置も上述の手段に
よりウエハ10Wの走査に対して動的に駆動制御され
る。ウエハ10W上に形成された回路パターンに対して
マスクM上の回路パターンを重ね合わせ露光する場合、
ウエハ10W上に形成されたマークパターンの位置をア
ライメント検出光学系25tを用いて検出し、その検出
結果からウエハ10Wを位置決めして重ね合わせ転写す
る。主制御系25nはネットワーク装置25uと電気的
に接続されており、露光装置25の状態の遠隔監視等が
可能となっている。
グ露光動作を模式的に示した図である。マスクMと、ウ
エハ10Wとは鏡面対称関係になるので、露光処理に際
して、マスクMの走査(スキャン)方向とウエハ10W
の走査(スキャン)方向とは図44のステージスキャン
の矢印方向に示すように逆向きになる。駆動距離は、縮
小比4:1の場合、マスクMの移動量の4に対して、ウ
エハ10Wの移動量は1になる。このとき、露光光Lp
をスリット25fsを通じてマスクMに照射することで
スリット状の露光領域(露光帯)を形成し、そのスリッ
ト状の露光領域を、マスクM上において、スリット25
fsの幅方向、すなわち、スリット25fsの長手方向
に直交または斜めに交差する方向に連続移動(走査)さ
せ、さらに結像光学系(投影レンズ25g)を介してウ
エハ10Wの主面上に照射する。これにより、マスクM
の集積回路パターン領域(チップ領域)内のマスクパタ
ーンをウエハ10Wの複数のチップ領域WCAの各々に
転写する。なお、個々のチップ領域WCAは、1個の半
導体チップを形成するための領域である。
リット25fsが開口されており、露光光Lpは、その
スリット25fsを通じてマスクMに照射される。すな
わち、露光装置25においては、図44および図45に
示すように、投影レンズ25gの有効露光領域25ga
内に含まれるスリット状の露光領域(図面を見易くする
ため図45においては斜線のハッチングを付す)SA1
を実効的な露光領域として用いる。したがって、露光装
置(スキャナ)25においては、スリット状の露光領域
SA1を露光するようになっている。特に限定されない
が、そのスリット25fsの幅は、通常、ウエハ10W
上において、例えば4〜7mm程度である。
図46に示す。ステッパにおいては、投影レンズの有効
露光領域25ga内に四隅が内接される平面正方形状の
露光領域(図面を見易くするため図46においては斜線
のハッチングを付す)SA2を実効的な露光領域として
用いる。ステッパにおいては、マスクM内のパターンを
一括露光するようになっている。なお、上記のようにス
テッパを用いても良い。
ャナを用いた方が好ましい。スキャナを用いた場合のパ
ターンの転写状態を図47に示す。符号の26は、理想
格子上の設計パターンであり、歪みの無い四角形状のパ
ターンとなっている。符号の26aは設計パターン26
においてスキャン方向(図47の上下縦方向)に平行な
辺を示し、符号の26bは設計パターン26においてス
キャン方向に直交する辺を示している。なお、ここで、
スキャン方向は、投影レンズの走査方向であり、ウエハ
等の被露光処理基板はこれと反対の方向に移動するよう
になっている。符号の27は、実際に転写された転写パ
ターンを示している。符号の27aは転写パターン27
においてスキャン方向に平行な辺を示し、符号の27b
は転写パターン27においてスキャン方向に直交する辺
を示している。
キャン方向に直交する方向(図47の左右横方向)にお
いてレンズ収差に起因する位置ずれが生じるが、スキャ
ン方向においてレンズ収差が同一となるため同じ形状が
保たれる。例えば転写パターン27においてスキャン方
向に平行な辺27aは設計パターン26においてスキャ
ン方向に平行な辺26aに対して位置ずれが見えるが、
そのずれ量はスキャン方向に同一である。また、転写パ
ターン27においてスキャン方向に直交する辺27b
は、設計パターン26においてスキャン方向に直交する
辺26bとほぼ重なっており、位置ずれが見られない。
すなわち、スキャナを用いた露光処理においては、チッ
プ領域WCA,WCAのパターンは、スキャン方向に直
交する方向においてほぼ同じ変形を持つようになり、し
かもスキャン方向においてほぼ同じ形状で形成される。
したがって、チップ領域WCA,WCAをウエハ等の被
露光処理基板上の同一の領域に2重露光しても、高い重
ね合わせ精度で形成することができる。
は、同一設計のマスクを複数枚製造し、この複数のマス
クを用いて同一のウエハの主面上にパターンを転写し、
そのパターンを検査した結果を用いて半導体集積回路装
置を製造する方法について説明する。
の同一設計のマスクのパターンを、検査用のウエハ10
Wtの主面に転写し、現像処理を施した後の状態を示し
ている。この際の露光方法は、前記通常の露光方法でも
多重露光方法でも良い。図48において、各列P1〜P
3のチップ領域WCA群は、同一設計の異なるマスクを
用いて転写されたものである。なお、ここでは、前記多
重露光法を用いた場合、各列P1〜P3の重ね合わせ露
光回数は同じものとする。検査用のウエハ10Wtを複
数枚用意し、各ウエハ10Wt毎に重ね合わせ露光回数
を変えても良い。
A群のレジストパターンの良否を、前記実施の形態1と
同様に、異なるチップ領域WCAのパターン比較により
検査した。その結果、列P2のチップ領域WCA群の所
定のチップ領域WCAにおいて欠陥18hを検出し、列
P3のチップ領域WCA群の所定のチップ領域WCAに
おいて欠陥18iを検出した。
製造するためのマスクとして、列P1のパターン転写で
用いたマスクを採用することとした。これにより、前記
実施の形態1と同様に、マスクの欠陥修正や再生の時間
を省くことができるので、マスクの納期の遅れを解消で
き、半導体集積回路装置のQTATを実現することがで
きた。したがって、この場合も、例えばASIC等のよ
うに顧客からマスクデータを貰ってから半導体集積回路
装置を完成させるまでの時間短縮が課題となっている製
品においては特に有効である。また、レジストマスクを
用いた場合、マスクの欠陥修正を無くすことができ、そ
の欠陥修正での時間のロスを無くすことができるので、
上記レジストマスクの優れた特性を充分に生かすことが
できる。また、マスク(通常のマスクおよびレジストマ
スク)の欠陥修正装置を不要とすることができ、マスク
の製造の設備投資を最小限に抑えることができるので、
マスクのコストを低減することができる。したがって、
半導体集積回路装置のコストを低減することが可能とな
る。
は、上記多重露光方法を用いる場合に、同一ウエハの主
面内において、各領域毎に重ね合わせ露光回数を変えて
露光し、そのパターンを検査した結果を用いて半導体集
積回路装置を製造する方法について説明する。
ハ10Wtの主面において各列P1〜P3毎に重ね合わ
せ露光回数を変えて露光した後、現像処理を施した後の
状態を示している。列P1では2重露光を、列P2では
3重露光を、さらに列P3では4重露光を行った。
レジストパターンの良否を、前記実施の形態1と同様
に、異なるチップ領域のパターン比較により検査する。
その結果、欠陥が消滅する多重露光を選択し、実際の集
積回路パターンをウエハ上に転写する際の露光処理条件
として採用する。
で得られた効果の他に、以下の効果を得ることができ
る。例えば検査用のウエハ10Wt毎に重ね合わせ露光
回数を変えるとすると、上記の例では3枚の検査用のウ
エハ10Wtが必要となる。そして、その3枚の検査用
のウエハ10Wt毎に、多重露光をし、現像処理をし、
欠陥検査をしなければならない。これに対して、本実施
の形態によれば、1枚の検査用のウエハ10Wtで複数
種類の多重露光結果を検査できるので、検査時間を大幅
に短縮させることが可能となる。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
構造の配線を形成する場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば絶縁膜に配線溝や孔を
形成し、その内部に、例えば銅を主成分とする導体膜を
埋め込むことで配線を形成する、いわゆるダマシン配線
構造を形成する場合にも本発明を適用することができ
る。
なされた発明をその背景となった利用分野であるASI
C等の製造方法に適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、例えばDRAM(Dynami
c Random Access Memory)、SRAM(Static Random
Access Memory)またはフラッシュメモリ(EEPRO
M;Electric Erasable Programmable Read Only Memor
y)等のようなメモリ回路を有する半導体集積回路装
置、マイクロプロセッサ等のような論理回路を有する半
導体集積回路装置あるいは上記メモリ回路と論理回路と
を同一半導体基板に設けている混載型の半導体集積回路
装置にも適用できる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).本発明によれば、フォトマスクの複数のチップ領域
のうちの欠陥を含むチップ領域を遮光体で隠した状態
で、前記フォトマスクにおける複数のチップ領域のパタ
ーンを半導体ウエハの内部領域に転写することにより、
フォトマスクの欠陥修正を無くすことができ、その欠陥
修正にかかる時間を省くことができるので、半導体集積
回路装置の製造時間を短縮することが可能となる。 (2).本発明によれば、フォトマスクの複数のチップ領域
のうちの欠陥を含むチップ領域を遮光体で隠した状態
で、前記フォトマスクにおける複数のチップ領域のパタ
ーンを半導体ウエハの内部領域に転写することにより、
フォトマスクの欠陥修正を無くすことができ、その欠陥
修正のための装置や作業を無くせるので、半導体集積回
路装置のコストを低減することが可能となる。
置の製造工程の一例を示すフロー図である。
で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA1
−A1線の断面図である。
で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA2
−A2線の断面図である。
で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA3
−A3線の断面図、(c)は(b)の変形例であって
(a)のA3−A3線の断面図である。
遮光体を除去した時のマスク基板の平面図、(b)は
(a)のA3−A3線の断面図である。
付けた状態を示すフォトマスクの平面図、(b)は
(a)のA3−A3線の断面図である。
で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA4
−A4線の断面図、(c)は(b)の変形例であって
(a)のA4−A4線の断面図である。
遮光体を除去した時のマスク基板の平面図、(b)は
(a)のA4−A4線の断面図である。
付けた状態を示すフォトマスクの平面図、(b)は
(a)のA4−A4線の断面図である。
程で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA
5−A5線の断面図である。
なる遮光体を除去した時のマスク基板の平面図、(b)
は(a)のA5−A5線の断面図である。
取り付けた状態を示すフォトマスクの平面図、(b)は
(a)のA5−A5線の断面図である。
程で用いるフォトマスクの平面図、(b)は(a)のA
6−A6線の断面図である。
なる遮光体を除去した時のマスク基板の平面図、(b)
は(a)のA6−A6線の断面図である。
取り付けた状態を示すフォトマスクの平面図、(b)は
(a)のA6−A6線の断面図である
るフォトマスクの平面図である。
るフォトマスクの平面図である。
ー図である。
における要部断面図である。
マスク基板の全体平面図、(b)は(a)のA7−A7
線の断面図である。
程中におけるマスク基板の全体平面図、(b)は(a)
のA7−A7線の断面図である。
程中におけるマスク基板の全体平面図、(b)は(a)
のA7−A7線の断面図である。
程中におけるマスク基板の全体平面図、(b)は(a)
のA7−A7線の断面図である。
ー図である。
フローと、その検査結果を用いた露光工程との説明図で
ある。
半導体ウエハの全体平面図である。
態である半導体集積回路装置の露光工程中の説明図であ
る。
体集積回路装置の露光工程で用いるフォトマスクの平面
図、(b)は(a)のA10−A10線の断面図であ
る。
である。
面図、(b)はスキャナを用いた露光処理に際して
(a)のフォトマスクを1回露光した場合のフォトレジ
ストパターンの平面図である。
の要部平面図、(b)はスキャナを用い(a)の2箇所
のチップ領域を重ねて露光した場合のフォトレジストパ
ターンの平面図である。
るチップ領域の要部平面図、(b)はフォトマスクにお
いて欠陥が存在しないチップ領域の要部平面図である。
際して、図33(a)のフォトマスクのみを用いた場合
および図33(a),(b)のフォトマスクを2回また
はそれ以上重ねて露光した場合に転写されたパターンの
寸法の評価結果を示すグラフ図である。
域の配置によって選択可能な多重露光方法の説明図であ
る。
正する方法の説明図である。
ーン転写工程を詳細に示したフロー図である。
転写する工程時における半導体ウエハの要部平面図、
(b)は(a)のA11−A11線の断面図である。
導体ウエハの全体平面図である。
ハの全体平面図である。
図、(b)は(a)のA12−A12線の断面図であ
る。
おける半導体ウエハの要部平面図、(b)は(a)のA
13−A13線の断面図である。
路装置の製造工程で用いた露光装置の一例の説明図であ
る。
説明図である。
プ領域をスキャナを用いて転写した様子を模式的に示す
説明図である。
路装置の製造工程中における検査用の半導体ウエハの全
体平面図である。
集積回路装置の製造工程中における多重露光法を採用す
る場合の検査用の半導体ウエハの全体平面図である。
Claims (34)
- 【請求項1】 以下の工程を有することを特徴とする半
導体集積回路装置の製造方法; (a)フォトマスクの複数のチップ領域に露光光に対し
て遮光性を有する遮光パターンを形成する工程、(b)
前記複数のチップ領域のうちの欠陥を含むチップ領域を
遮光体で隠した状態で、前記フォトマスクにおける複数
のチップ領域のパターンを半導体ウエハの内部領域に転
写する工程。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記遮光パターンが金属膜からなるこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記遮光パターンが有機膜からなるこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記フォトマスクは、前記チップ領域
の周囲の周辺領域に金属膜からなる遮光パターンを有す
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、前記遮光パターンを構成する有機膜
が、第1の有機膜と、感光性を有する第2の有機膜との
積層膜を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項6】 以下の工程を有することを特徴とする半
導体集積回路装置の製造方法; (a)フォトマスクの複数のチップ領域に露光光に対し
て遮光性を有する有機膜からなる遮光パターンを形成す
る工程、(b)前記フォトマスクの複数のチップ領域の
パターンを第1の半導体ウエハに転写した後、その第1
の半導体ウエハ上に転写されたパターンを検査する工
程、(c)前記フォトマスクを用いて第2の半導体ウエ
ハにパターンを転写する際に、前記検査結果を活用し、
前記フォトマスクに欠陥が存在していたとしても、その
欠陥が第2の半導体ウエハ上には転写されないように露
光を行う工程。 - 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、 前記(c)工程は、前記フォトマスクの複数のチップ領
域のうちの欠陥を含むチップ領域を遮光体で隠した状態
で、前記フォトマスクにおける複数のチップ領域のパタ
ーンを第2の半導体ウエハの内部領域に転写することを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、 前記(c)工程は、前記フォトマスクの複数のチップ領
域を、前記第2の半導体ウエハの同一箇所に重ね合わせ
て露光することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項9】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法において、 前記(c)工程においては、 前記フォトマスクの複数のチップ領域のうちの欠陥を含
むチップ領域を遮光体で隠した状態で、前記フォトマス
クにおける複数のチップ領域のパターンを第2の半導体
ウエハの内部領域に転写する手段、 または、前記フォトマスクの複数のチップ領域を、前記
第2の半導体ウエハの同一箇所に重ね合わせて露光する
手段のいずれかを、前記検査結果に基づいて選択するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項10】 請求項6記載の半導体集積回路装置の
製造方法において、 前記(c)工程においては、 前記フォトマスクの複数のチップ領域のうちの欠陥を含
むチップ領域を遮光体で隠した状態で、前記フォトマス
クにおける複数のチップ領域のパターンを第2の半導体
ウエハの内部領域に転写する手段、 前記フォトマスクの複数のチップ領域を、前記第2の半
導体ウエハの同一箇所に重ね合わせて露光する手段、 前記フォトマスクのチップ領域におけるパターンの欠陥
を修正する手段、 または、前記フォトマスクの前記有機膜からなる遮光パ
ターンを除去してフォトマスクを再生する手段のいずれ
かを、前記検査結果に基づいて選択することを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項11】 請求項6記載の半導体集積回路装置の
製造方法において、前記(b)工程に際しては、前記フ
ォトマスクの複数のチップ領域を、前記第1の半導体ウ
エハの同一箇所に重ね合わせて露光することを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、重ね
合わせ露光回数を種々変えて前記検査を行うことを特徴
とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、前記
第1の半導体ウエハの主面内に、重ね合わせ露光回数の
異なる領域を設け、その領域毎に前記検査を行うことを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項12記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(c)工程においては、前記
検査の結果、フォトマスク上の欠陥が前記第2の半導体
ウエハに転写されないと判断された重ね合わせ露光回数
の露光処理を行うことを特徴とする半導体集積回路装置
の製造方法。 - 【請求項15】 請求項6記載の半導体集積回路装置の
製造方法において、前記有機膜からなる遮光パターン
は、第1の有機膜と、感光性を有する第2の有機膜との
積層膜を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項16】 請求項6記載の半導体集積回路装置の
製造方法において、前記フォトマスクは、前記チップ領
域の周囲の周辺領域に金属膜からなる遮光パターンを有
することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項17】 以下の工程を有することを特徴とする
半導体集積回路装置の製造方法; (a)マスク基板に配置された複数のチップ領域に露光
光に対して遮光性を有する有機膜からなる遮光パターン
が配置されたフォトマスクを用意する工程、(b)前記
フォトマスクを用いた通常の露光処理により第1の半導
体ウエハ上に所定のパターンを転写した後、その所定の
パターンを検査する工程、(c)前記検査の結果、前記
フォトマスクのパターンに欠陥が存在しないと判定され
た場合は、そのフォトマスクを用いて通常の露光処理に
よって第2の半導体ウエハ上に所定のパターンを転写す
る工程、(d)前記検査の結果、前記フォトマスクのパ
ターンに欠陥が存在すると判定された場合は、そのフォ
トマスクを用いて第2の半導体ウエハにパターンを転写
する際に、前記検査結果を活用し、前記フォトマスクに
欠陥が存在していたとしても、その欠陥が第2の半導体
ウエハ上には転写されないように露光を行う工程。 - 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、 前記(d)工程は、前記フォトマスクの複数のチップ領
域のうちの欠陥を含むチップ領域を遮光体で隠した状態
で、前記フォトマスクにおける複数のチップ領域のパタ
ーンを第2の半導体ウエハの内部領域に転写することを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項19】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(d)工程は、前記フォトマ
スクの複数のチップ領域を、前記第2の半導体ウエハの
同一箇所に重ね合わせて露光することを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項20】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、 前記(d)工程においては、 前記フォトマスクの複数のチップ領域のうちの欠陥を含
むチップ領域を遮光体で隠した状態で、前記フォトマス
クにおける複数のチップ領域のパターンを第2の半導体
ウエハの内部領域に転写する手段、 または、前記フォトマスクの複数のチップ領域を、前記
第2の半導体ウエハの同一箇所に重ね合わせて露光する
手段のいずれかを、前記検査結果に基づいて選択するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項21】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、 前記(d)工程においては、 前記フォトマスクの複数のチップ領域のうちの欠陥を含
むチップ領域を遮光体で隠した状態で、前記フォトマス
クにおける複数のチップ領域のパターンを第2の半導体
ウエハの内部領域に転写する手段、 前記フォトマスクの複数のチップ領域を、前記第2の半
導体ウエハの同一箇所に重ね合わせて露光する手段、 前記フォトマスクのチップ領域におけるパターンの欠陥
を修正する手段、 または、前記フォトマスクの前記有機膜からなる遮光パ
ターンを除去してフォトマスクを再生する手段のいずれ
かを、前記検査結果に基づいて選択することを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項22】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、前記
フォトマスクの複数のチップ領域を、前記第1の半導体
ウエハの同一箇所に重ね合わせて露光することを特徴と
する半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項23】 請求項22記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、重ね
合わせ露光回数を種々変えて前記検査を行うことを特徴
とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項24】 請求項23記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、前記
第1の半導体ウエハの主面内に、重ね合わせ露光回数の
異なる領域を設け、その領域毎に前記検査を行うことを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項25】 請求項23記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(d)工程においては、前記
検査の結果、フォトマスク上の欠陥が前記第2の半導体
ウエハに転写されないと判断された重ね合わせ露光回数
の露光処理を行うことを特徴とする半導体集積回路装置
の製造方法。 - 【請求項26】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記有機膜からなる遮光パターン
は、第1の有機膜と、感光性を有する第2の有機膜との
積層膜を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項27】 請求項17記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記フォトマスクは、前記チップ
領域の周囲の周辺領域に金属膜からなる遮光パターンを
有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項28】 以下の工程を有することを特徴とする
半導体集積回路装置の製造方法; (a)マスク基板に配置された複数のチップ領域に露光
光に対して遮光性を有する遮光パターンが配置された同
一設計の複数枚のフォトマスクを用意する工程、(b)
前記同一設計の複数枚のフォトマスクを用いた通常の露
光処理により第1の半導体ウエハの主面内に、その各々
のフォトマスクのパターンを転写した後、その各々のフ
ォトマスクによって転写された各々のパターンを検査す
る工程、(c)前記検査の結果、前記同一設計の複数の
フォトマスクのうち、欠陥が存在しないと判定されたフ
ォトマスクを用いて、第2の半導体ウエハにパターンを
転写する工程。 - 【請求項29】 請求項28記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記遮光パターンが金属膜からな
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項30】 請求項28記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記遮光パターンが有機膜からな
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項31】 請求項30記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記フォトマスクは、前記チップ
領域の周囲の周辺領域に金属膜からなる遮光パターンを
有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項32】 請求項30記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記遮光パターンが、第1の有機
膜と、感光性を有する第2の有機膜との積層膜を含むこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項33】 請求項28記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、前記
同一設計の複数枚のフォトマスクの各々を用いた各々の
露光処理において、各フォトマスクの複数のチップ領域
を、前記第1の半導体ウエハの同一箇所に重ね合わせて
露光することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項34】 請求項33記載の半導体集積回路装置
の製造方法において、前記(b)工程に際しては、重ね
合わせ露光回数を種々変えて前記検査を行うことを特徴
とする半導体集積回路装置の製造方法。
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