JP4748499B2 - 自動車用アルミケーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は可撓性および耐屈曲性に優れる自動車用アルミケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ケーブルには、軟銅線に架橋ポリエチレン樹脂などの絶縁層を被覆したケーブルが用いられてきたが、近年、自動車の多機能化により自動車内のケーブル量が増加したためケーブルの軽量化が強く求められるようになり、それに応じて高強度で細径化(軽量化)が可能な銅被覆鋼撚線(特許文献1)や軟銅線と細径の硬銅線とを混合撚りした撚線(特許文献2)が提案された。
【0003】
しかし、最近、環境調和、省資源、省エネルギーを背景に、電気自動車やハイブリッドカーが開発され、前記電気自動車やハイブリッドカーには、より多量のケーブルが使用されるため、ケーブルの軽量化がさらに強く求められ、アルミケーブルの適用が検討されるようになった。
【0004】
【特許文献1】
「特開平03−184211号公報」
【特許文献2】
「特開平06−060739号公報」
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アルミケーブルは可撓性および耐屈曲性に劣るため、アルミケーブルを自動車内配線に適用するには、前記特性の改善が重要課題である。
本発明の目的は、可撓性および耐屈曲性に優れる自動車用アルミケーブルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、アルミ撚線に絶縁層が被覆されたアルミケーブルにおいて、前記絶縁層の内面に、高さ0.2mm以上0.5mm以下の凸部が前記アルミ撚線の長さ方向に連続して2本以上6本以下設けられて、前記アルミ撚線と前記絶縁層との間の間隙が開く状態となされており、前記凸部は前記アルミ撚線と交差するように形成されており、前記間隙は、曲げ半径45mmで左右往復曲げを曲げ速度30回/分で行った際の屈曲回数700回における素線断線率が10%以下となるように設けられていることを特徴とする自動車用アルミケーブルである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記凸部は、前記アルミ撚線の撚り方向と逆方向となるようにスパイラル状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用アルミケーブルである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記アルミ撚線の断面積が20mm 2 、前記絶縁層の厚さが2mmのときに、前記アルミ撚線と前記絶縁層との間隙が0.1mm以上0.3mm以下となるように、前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車用アルミケーブルである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図を参照して具体的に説明する。
図1は本発明のアルミケーブル1の前提となる形態を示す横断面図である。
このアルミケーブル1は、アルミ撚線2と絶縁層3との間に間隙4が設けられたものである。
【0011】
このアルミケーブル1はアルミ撚線2と絶縁層3との間に間隙4が設けられているため、(1)アルミ撚線2と絶縁層3との間の摩擦力が小さく可撓性に優れる。また(2)絶縁層3による拘束力が弱いため、曲げ変形の際のアルミ電線5間の摩擦力が小さく、従ってアルミ電線5が損傷し難く、耐屈曲性に優れる。アルミ電線5間の摩擦力が小さいことは可撓性にも良い影響を与える。
【0012】
このアルミケーブルは、絶縁層を押出し被覆する際にアルミ撚線2の外径より大きい内径の絶縁層を形成することにより製造できる。
或いはアルミ撚線2の外径より大きい内径の筒状絶縁層にアルミ撚線を挿入する方法によっても製造することができる。
【0013】
図2は本発明のアルミケーブル1の第1の実施形態を示す(イ)横断面図および(ロ)端部の絶縁層を剥いだ状態の斜視説明図である。
このアルミケーブル1はアルミ撚線2に絶縁層3が被覆されており、アルミ撚線2と絶縁層3との間に複数の線状体6が、周方向に間隙4が開く状態で巻付けられている。
【0014】
線状体6はアルミ撚線2にスパイラル状に巻き付けても、長さ方向に直線状に沿わせても良い。巻き付ける場合は、図2(ロ)に示すように巻き付け方向をアルミ撚線2の撚り方向と逆にするとアルミ撚線2のバラケが防止できる。線状体6の本数は周方向に間隙4が開く範囲において任意である。
【0015】
このアルミケーブル1は、例えば、アルミ撚線2上に複数の線状体6を間隔を開けて巻付け、その上に絶縁層3を被覆することにより容易に製造できる。
線状体6には任意の材料が使用できるが、特に樹脂製のものやアルミ撚線2と同じ材質のものはアルミ撚線2を腐食させないため望ましい。特に樹脂製のものは軽量なため推奨される。
【0016】
図3は本発明のアルミケーブルの第2の実施形態を示す(イ)横断面図および(ロ)絶縁層の内面説明図である。
このアルミケーブル1はアルミ撚線2に絶縁層3が被覆されており、絶縁層3内面には、図3(ロ)に示すように凸部7がスパイラル状に設けられている。この凸部7により絶縁層3とアルミ撚線2との間に間隙4が設けられ、この間隙4により絶縁層3の拘束力が弱まり、アルミケーブル1の可撓性および耐屈曲性が改善される。
【0017】
絶縁層3内面の凸部7は、スパイラル状に設けても、アルミ撚線2の長さ方向に直線状に沿わせても良い。
スパイラル状に設ける場合は、端部の絶縁層を剥いだときにアルミ撚線2がバラケたり、短尺に切断したときにアルミ撚線2が脱落したりするのが良好に防止される。特にスパイラル状の凸部7の向きをアルミ撚線2の撚り方向と交差させると前記バラケや脱落の防止効果がより大きくなる。
【0018】
このアルミケーブル1は、絶縁層3を押出し被覆する際の押出ダイスに、内面に所定形状の突起部を有する押出ダイスを用いる方法、絶縁層3をアルミ撚線2の外周の所要箇所に邪魔板を設けて押出し被覆する方法、内面に凸部を有する筒状絶縁層にアルミ撚線を挿入する方法などにより製造することができる。
【0019】
本発明において、絶縁層3にはポリ塩化ビニ−ル樹脂やポリエチレン樹脂などの通常の絶縁材料が使用できる。
【0020】
アルミ撚線と絶縁層との間に間隙を設けた請求項1〜4記載の発明のアルミケーブルはアルミ撚線と被覆層との分離が容易であり、リサイクル性に優れる。従って資源の有効活用並びに産業廃棄物の削減に有用である。
【0021】
本発明では、アルミ撚線の外周にグリースを塗布することにより可撓性および耐屈曲性がさらに向上する。
【0022】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により詳細に説明する。
(参考例1)
外径0.32mmのアルミ電線を247本撚り合わせたアルミ撚線(断面積20mm2)上にPVC絶縁層を厚み2mmに押出し被覆してアルミケーブルを製造した。前記PVC絶縁層は、その内面とアルミ撚線との間に0.1〜0.3mmの間隙が開くように、アルミ撚線の周囲に邪魔板を沿わせて押出し被覆した。
アルミ撚線とPVC絶縁層との間隙t(mm)は下記(1)式により求めた。
t=(p−q)/2・・・(1)
但し、pは絶縁層の内径(mm)、qはアルミ撚線の外径(mm)である。
【0023】
得られた各々のアルミケーブルについて可撓性および耐屈曲性を調べた。
可撓性は、配線作業者の感触により良好(○)または不良(×)を判定した。
耐屈曲性は、図4に示すように、アルミケーブル1をマンドレルのチャック9、9間に挟み、左右にそれぞれ90度曲げる繰り返し曲げ試験を行って調べた。マンドレルのチャック9、9の間隔tはアルミケーブルの直径dの1.1倍とし、曲げ半径Rは45mmとし、曲げ速度は30回/分とした。屈曲回数は左右1往復を1回と数えた。屈曲回数が300回、500回、700回における素線断線率を調べ、耐屈曲性は屈曲回数700回における断線率が8.0%未満を耐屈曲性が極めて良好(◎)、8.0〜10.0%を良好(○)、10.0%超を不良(×)と判定した。
【0024】
(参考例2)
参考例1で用いたのと同じアルミ撚線に複数のPVC線状体を等間隔にスパイラル状に巻付け、その上にPVC絶縁層を厚み2mmに押出し被覆した。線状体の巻付け方向はアルミ撚線の撚り方向とは逆方向とした。アルミ撚線とPVC絶縁層の間隙はPVC線状体の直径および本数を選定することにより種々に変化させた。得られたアルミケーブルについて参考例1と同じ調査を行った。
【0025】
(実施例1)
参考例2で用いたのと同じアルミ撚線上にPVC絶縁層を厚み2mmに押出し被覆してアルミケーブルを製造した。
前記絶縁層の内面には種々高さの凸部をスパイラル状に連続して設けて、前記絶縁層内面とアルミ撚線との間に0.1〜0.3mmの間隙が開くようにした。
前記凸部は、絶縁層を押出し被覆する際に、アルミ撚線周囲の所要箇所に邪魔板を沿わせることにより設けた。凸部を除く被覆層の厚みは2mmとした。スパイラル状凸部の向きはアルミ撚線の撚り方向とは逆方向とした。
得られたアルミケーブルについて参考例1と同じ調査を行った。
【0026】
(比較例1)
アルミ撚線に絶縁層を密着被覆した他は、参考例1と同じ方法によりアルミケーブルを製造し、参考例1と同じ調査を行った。
参考例1〜2、実施例1および比較例1の調査結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
表1から明らかなように、本発明例の実施例1(No.5〜7)は、いずれも可撓性および耐屈曲性に優れた。これはアルミ撚線と被覆層の間に間隙が設けられていて、アルミ撚線やアルミ電線が被覆層の影響を殆ど受けなかったためである。
一方、比較例1(No.8)はアルミ撚線に被覆層が密着していたため可撓性および耐屈曲性が劣った。
【0029】
(実施例2)
参考例1〜2、実施例1および比較例1で製造した各々のアルミケーブルについて、アルミケーブルの絶縁層にナイフで長さ方向に切れ目を入れつつ、絶縁層を連続的に剥ぎ取る解体作業を行ってリサイクル性を調べた。
【0030】
その結果、参考例1〜2および実施例1のアルミケーブルは、アルミ撚線と絶縁層との間に間隙が設けられているため、いずれも絶縁層とアルミ撚線とが容易に分離でき、リサイクル性が優れた。
これに対し、比較例1のアルミケーブルは、アルミ撚線に絶縁層が密着していたため、絶縁層を剥ぎ取る際に絶縁層またはアルミ撚線が破断してしまうことがあり、そのたびに作業が中断し、リサイクル性が劣った。
【0031】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の自動車用アルミケーブルは、アルミ撚線と絶縁層との間に間隙が設けられているため絶縁層の拘束力が弱く、可撓性および耐屈曲性に優れる。また、アルミ撚線と絶縁層との間に間隙を設けているためアルミ撚線と絶縁層との分離が容易であり、リサイクル性にも優れる。依って、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアルミケーブルの前提となる形態を示す横断面図である。
【図2】 本発明のアルミケーブルの第1の実施形態を示す(イ)横断面図および(ロ)端部の絶縁層を剥いだ状態の斜視説明図である。
【図3】 本発明のアルミケーブルの第2の実施形態を示す(イ)横断面図および(ロ)絶縁層の内面説明図である。
【図4】曲げ試験方法の説明図である。
【符号の説明】
1、11 アルミケーブル
2 アルミ撚線
3 絶縁層
4 アルミ撚線と絶縁層との間に設けられた間隙
5 アルミ電線
6 アルミ撚線と絶縁層との間に介在する線状体
7 絶縁層内面に設けられた凸部
9 マンドレルのチャック
Claims (3)
- アルミ撚線に絶縁層が被覆されたアルミケーブルにおいて、
前記絶縁層の内面に、高さ0.2mm以上0.5mm以下の凸部が前記アルミ撚線の長
さ方向に連続して2本以上6本以下設けられて、前記アルミ撚線と前記絶縁層との間の間隙が開く状態となされており、前記凸部は前記アルミ撚線と交差するように形成されており、
前記間隙は、曲げ半径45mmで左右往復曲げを曲げ速度30回/分で行った際の屈曲回数700回における素線断線率が10%以下となるように設けられている
ことを特徴とする自動車用アルミケーブル。 - 前記凸部は、前記アルミ撚線の撚り方向と逆方向となるようにスパイラル状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用アルミケーブル。
- 前記アルミ撚線の断面積が20mm 2 、前記絶縁層の厚さが2mmのときに、前記アルミ撚線と前記絶縁層との間隙が0.1mm以上0.3mm以下となるように、前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車用アルミケーブル。
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