JP4746914B2 - プレス方法およびプレス型 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス方法及びそれに用いるプレス型に関し、特に、プレス成形後のプレス品の所謂スプリングバックの発生を防止するプレス方法及びそれに用いるプレス型に関する。
自動車の床板下面の左右で前後方向に設置されるハット形断面のフレームは、エンジンやサスペンション等を支持するための十分な強度を必要とする一方、軽量化や省エネルギの観点から、板厚が薄くても高強度の所謂ハイテン材と呼ばれる高張力鋼板素材が使用されるようになってきた。
通常の鋼板素材によりハット形断面のフレームを曲げ成形すると、曲げ肩部における残留応力による角度変化と、成形中に発生する曲げ曲げ戻しによりハット形断面の縦壁にソリが発生する。
この角度変化と縦壁ソリが合成されてハット形断面の開口側で壁開き、すなわちスプリングバックが発生する。
ところが、高張力鋼板素材で上記のように曲げ成形すると、このスプリングバック量がさらに大きくなり、高い成形精度を得ることが困難になる。
曲げ部の角度変化不良を防止する方法として、(1)スプリングバックした状態で正寸となるように成形金型の形状を設計する方法、(2)曲げ部の稜線に沿って成形曲げ方向と逆向きの逆曲げアール部を成形する方法、(3)曲げ部の板厚方向に圧縮応力を付加し、残留応力を低減する方法等が提案されているが、種々の問題がある(特許文献3の段落(0005)参照)。
これを対策するものとして、特開平8−1243号公報(以下、「特許文献1」という。)や、特開2002−66638号公報(以下、「特許文献2」という。)ならびに特開2003−103306号公報(以下、「特許文献3」という。)等が提案されている。
特開平8−1243号公報 特開2002−66638号公報 特開2003−103306号公報
ところが、特許文献1の「プレス金型装置」では、下型2に設けた凸部3の角部と、上型6に設けられ、凸部3に沿う凹面8を下面に有するパッド7とにより、板金材料を荒曲げ成形した後、側方から曲げ刃12を前進させて側壁とフランジ部を同時に成形するものであるが、これによると荒曲げ成形時に凸部3の角部近傍にパッド7下端による逆曲げ線が発生し、これが最後まで残りハット型断面の精度に影響を与えるという問題がある。
また、特許文献2の「スプリングバックの小さい金属板のプレス加工方法およびプレス補助型」では、ポンチ13上の金属板1とダイス22間に曲げ補助型30を配置して、ダイス22が下降すると補助型30のフランジ30a、30bが連結ピン30cで折れ曲がり、金属板1を折り曲げるようにしたものであるが、補助型30という複雑な設備を必要とし、設備コストが高く、また補助型のメンテナンスも必要となるなど実用化は容易ではなかった。
さらに、特許文献3の「金属板の曲げ成形方法およびその成形方法に用いる成形金型」は、成形部材の形状変化不良を低減するために、金属板が成形ダイの曲げ成形部を支点としてアーチ状に曲げられ、このアーチ部が成形パンチの傾斜平坦成形部と成形ダイの傾斜平坦部とに同時に当接する期間を有するように、成形ダイの横平坦成形部と傾斜平坦部とのなす角を鈍角としたものであるが、これによると金属板の材質や板厚により上記角度を設定する必要があり、製品や成形金型の設計の自由度に制限を受けるものであった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、カムドライバを増設するだけの単純な構成で、プレスの1ストロークの間にスプリングバックを防止して精度のよいハット形断面のプレス品を成形することができるプレス方法およびプレス型を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項に記載のプレス型は、下型に固定され、平板状の金属板素材の幅方向中央部を下方から支持する頂部と、該頂部から連続する側面下部の凹角部から外側に張り出す段部とを有するパンチと、上型に支持され、前記金属板素材の幅方向中央部を上方から前記パンチに押さえつけるパッドと、下型に固定され、前記パンチに対向する傾斜摺動面を有するカムドライバと、昇降可能で、下降により、前記カムドライバの傾斜摺動面に摺接して前記金属板素材の幅方向両側部に当接しつつ前記金属板素材を折り曲げて、該金属板素材の幅方向両側部を前記パンチの側面に押圧して所定の形状に成形するダイと
、を備えたプレス型であって、前記カムドライバは、前記傾斜摺動面の角度が起立状の第1のカムドライバと、前記傾斜摺動面の角度が前記第1のカムドライバより倒伏状の第2のカムドライバとからなり、前記ダイは、角部で前記金属板素材に当接して該金属板素材を前記パンチの側面に押圧する曲げ刃と、上面でプレス方向と交差する方向に摺動可能に上型に支持され、下降により前記第1のカムドライバに摺接して、前記曲げ刃を前記金属板素材の曲げ軌跡に沿うように前記パンチの側面に向かって移動させるとともに、前記金属板素材が前記パンチの前記段部に当接した後、さらなる下降により前記第2のカムドラ
イバに摺接して、前記曲げ刃を前記段部の凹角部に向かってさらに移動させる吊りカム体と、を備え、前記第1のカムドライバの前記傾斜摺動面の傾斜は、前記金属板素材の第1曲げ位置における折曲想定位置と第2曲げ位置における折曲想定位置とを結ぶ線の傾斜と同一であり、前記第2のカムドライバの前記傾斜摺動面の傾斜は、前記第2曲げ位置における折曲想定位置と前記パンチの凹角部とを結ぶ線の傾斜と同一であることを特徴とする。
ここで、「折曲想定位置」とは、前記金属板素材の幅方向両側部が前記パンチの前記凹角部で、縦壁部とフランジ部とに折り曲げられることを想定した位置をいう。また、「第1曲げ位置」とは、前記吊りカム体の凸部摺動面が前記第1のカムドライバの前記傾斜摺動面に接触を開始したときに前記金属板素材が折り曲げられる位置をいい、「第2曲げ位置」とは、前記金属板素材が、該金属板素材の幅方向両側部が前記パンチの前記段部に当接した位置、あるいは前記金属板素材の側端部が前記パンチの前記段部上に当接した位置をいう。
よって、ダイの曲げ刃の角部が金属板素材の幅方向両側部に当接する位置が、前記金属板素材の曲げ軌跡に沿うように略一定とすることができ、ダイがこの一定の位置を押圧するので、ダイが金属板素材をしごくことがなく、金属板素材に曲げ曲げ戻しが発生することを抑えることができる。
したがって、製品の縦壁部にソリが発生せず、しかも、金属板素材がパンチの段部に当接した後は、ダイは該金属板素材の曲げ角度に略直角に押圧されて段部の凹角部に向かって移動するため、ダイによる金属板素材の縦壁部のパンチへの押圧と凹角部への押圧とがほぼ同時に行われて、金属板素材の両側壁に圧縮応力を付加することができ、プレスの1ストロークの間にスプリングバックの発生を防止してプレス成形することができる。
また、本発明に係る請求項に記載のプレス型は、請求項に記載のプレス型において、前記第1のカムドライバと前記第2のカムドライバとは、前記ダイの移動方向側面視で重複する位置に配置され、該ダイの移動方向と平行な方向において櫛刃状に交互に配置されており、前記吊りカム体の下面に設けられた摺動面が、前記第1のカムドライバと前記第2のカムドライバのそれぞれの傾斜摺動面に対応した位置に設けられていることを特徴とする。
よって、第1、第2のカムドライバとは所定間隔を置いてダイの移動方向と平行な方向に櫛刃状に交互に配置され、吊りカム体の摺動面も第1、第2のカムドライバと対応した位置に設けられているので、プレス型のダイの移動方向と平行な方向の大きさが小さくでき、コンパクトなプレス型とすることができる。
本発明によれば、ダイの角部が金属板素材の縦壁部とフランジ部との折曲想定位置に当接してこれを押圧するように、ダイを少なくとも第1のカムドライバと第2のカムドライバにより押圧角度を変化させて移動させるので、金属板素材の幅方向両側部の押圧位置がほとんど変化せず、したがって、金属板素材の幅方向両側部とダイの角部との滑りが発生しないため、金属板素材に曲げ曲げ戻しが発生せず、内部応力の残留がなく、スプリングパックの発生が防止できる。
次に、本発明に係るプレス方法およびプレス型の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態のプレス方法およびプレス型は、自動車のハット形断面のフレームのプレス成形に適用されたものである。
ここで、図1は、プレス型の側面断面を示した図であり、図2は、図1のA矢視図である。図3〜図6は、プレス型の動作を示した側面断面図である。
プレス型の構成について説明する。プレス型10は、図1に示すように、下型11とプレス機のボルスタに取り付けられて上下動する上型13とからなる。
そして、下型11には、平板状の金属板素材70の幅方向中央部を下方から支持するパンチ111と、該パンチ111の側面に向う傾斜摺動面を有するカムドライバ30とが固定されている。
上型13には、前記金属板素材70の幅方向中央部を上方から前記パンチ111に押さえつけるパッド131と、後述のダイ20を、下降により、前記カムドライバ30の傾斜摺動面に摺接させて前記パンチ111の側面に向かって進入させるカムスライダ133とが固定されている。
カムスライダ133の下面には、パンチ111に向かう傾斜面で形成されたスライド保持面1331が設けられている。
なお、パッド131とカムスライダ133とは、上型13に対して個別に上下動するように制御可能である。
前記パンチ111は、頂部1111と、該頂部1111から連続する側面1113と、該側面1113の下部の凹角部1117から外側に張り出す段部1115とを有する。
カムドライバ30は、前記パンチ111の側面1113に向う傾斜摺動面41が起立状の角度で形成された第1のカムドライバ40と、前記パンチ111の側面1113に向う傾斜摺動面51の角度が前記第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41より倒伏状の角度で形成された第2のカムドライバ50とを有する。
前記ダイ20は、先端の角部211で前記金属板素材70に当接して該金属板素材70を前記パンチ111の側面1113に押圧する曲げ刃21と、上型13に設けられたカムスライダ133に上面でプレス方向と交差する方向に摺動可能に支持され、下降により前記第1のカムドライバ40に摺接して、前記曲げ刃21を前記金属板素材70の曲げ軌跡に沿うように前記パンチ111の側面1113に向かって移動させるとともに、前記金属板素材70が前記パンチ111の前記段部1115に当接した後、さらなる下降により前記第2のカムドライバ50に摺接して、前記曲げ刃21を前記段部1115の凹角部1117に向かってさらに移動させる吊りカム体25とを有する。
前記曲げ刃21は、ダイ20の移動方向側面視で略四角形で、吊りカム体25の、パンチ111に最も近い先端に取り外し可能に取り付けられている。したがって、断面形状または平面形状の異なるプレス品を成形するような場合には、吊りカム体25をそのまま流用して曲げ刃21のみを、そのプレス形状に合うように形成したものに交換できるようになっている。
吊りカム体25は、その上面に吊り下げ摺動面255を有し、前記カムスライダ133のスライド保持面1331に摺動可能に支持されている。
また、吊りカム体25は、スライド保持面1331に対して略直角に形成され、前記第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41に当接して摺動する凸部摺動面251と、この吊りカム体25の略下面で、前記第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に当接して摺動する凹部摺動面253とが形成された略五角形のものである。
吊りカム体25とカムスライダ133との間には、カムスライダ133が上昇したときに吊りカム体25を常に初期位置に戻す引き戻し手段1335が接続されている。
そして、前記第1のカムドライバ40と前記第2のカムドライバ50とは、前記ダイ20の移動方向側面視で重複する位置に配置され、該ダイ20の移動方向と平行な方向において、図2に示すように、櫛刃状に交互に配置されている。
また、前記吊りカム体25の下面に設けられた凸部摺動面251と凹部摺動面253が、前記第1のカムドライバ40と前記第2のカムドライバ50のそれぞれの傾斜摺動面41、51に対応した位置に設けられている。
第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41ひいては吊りカム体25の凸部摺動面251の傾斜は、図7、図8に示すように、金属板素材70の第1曲げ位置における折曲想定位置71と第2曲げ位置における折曲想定位置71とを結ぶ矢印(ロ)の傾斜と同一であり、垂線となす角度がダイ20の進入角度θ1となる。
同様に、第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51ひいては吊りカム体25の凹部摺動面253の傾斜は、第2曲げ位置における折曲想定位置71とパンチ111の凹角部1117とを結ぶ矢印(ハ)の傾斜と同一であり、垂線となす角度がダイ20の進入角度θ2となる。そして、θ1≦θ2であることが望ましい。
なお、カムスライダ133のスライド保持面1331ひいては吊りカム体25の吊り下げ摺動面255のプレス方向に対する傾斜は、ダイ20の進入速度により決定すればよい。
前記折曲想定位置71は、金属板素材70の幅方向両側部がパンチ111の凹角部1117で、縦壁部75とフランジ部77とに折り曲げられることを想定した位置である。
図7、8、10に示す矢印(イ)は、金属板素材70の折曲想定位置71に、プレス加工の初期にダイ20の曲げ刃21の角部211が当接し、吊りカム体25が上型13の下降によりカムスライダ133に吊り下げられた状態で下降し、金属板素材70の第1曲げ位置まで移動する略垂直の方向を示している。
矢印(ロ)は、ダイ20が、上型13のさらなる下降により吊りカム体25の凸部摺動面251が第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41に摺接するとともに、吊りカム体25の吊り下げ摺動面255がカムスライダ133のスライド保持面1331を摺動して、金属板素材70の第1曲げ位置から第2曲げ位置まで移動するときの折曲想定位置71を直線で結んだ方向を示し、垂線との角度がダイ20の進入角度θ1となり、θ1=0°〜40°が望ましい。
矢印(ハ)は、ダイ20が、上型13のさらなる下降により吊りカム体25の凹部摺動面253が第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に摺接するとともに、吊りカム体25の吊り下げ摺動面255がカムスライダ133のスライド保持面1331を摺動して、金属板素材70の第2曲げ位置からパンチ111の凹角部1117まで移動するときの、第2曲げ位置における折曲想定位置71と凹角部1117とを大まかに結ぶ方向を示し、垂線との角度がダイ20の進入角度θ2となり、θ2=40°〜90°が望ましい。
したがって、矢印(ハ)の、金属板素材70の第2曲げ位置における押圧方向は、図9に示すように、金属板素材70の板面に対して鈍角となるので、矢印(ハ)の押圧力は板面に直角な矢印(ヘ)と板面方向の矢印(ト)とに分かれて作用する。この矢印(ト)の分力が金属板素材70を板面方向に圧縮する力として作用する。そのため、金属板素材70に圧縮応力が残り、スプリングバックを防止する。
なお、矢印(ニ)、(ホ)は金属板素材70の側端部73の曲げ軌跡を示す。
以上のように構成されたプレス型10を用いて平板状の金属板素材70をハット形断面の車両用フレームにプレス加工するプレス方法について説明する。
まず、上型13が上昇していてパッド131、カムスライダ133及びこのカムスライダ133に吊り下げられているダイ20も上昇した状態で、パンチ111の頂部に金属板素材70の幅方向中央部を載置して、上型13を垂直に下降させてパッド131により金属板素材70を上方からパンチ111に押さえつける(図略)。
この状態を保持してさらに上型13を下降させ、ダイ20の先端に設けた曲げ刃21の角部211を、金属板素材70の前記折曲想定位置71の近傍に当接させる(図3参照)。
この時点では、まだ、吊りカム体25の凸部摺動面251は第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41に当接せず、また、吊りカム体25の凹部摺動面253は第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に当接していない。
さらに上型13を垂直に下降させると、図7、図8の矢印(イ)で示すように、曲げ刃21の角部211が金属板素材70の折曲想定位置71の近傍を垂直に押圧して金属板素材70を1点鎖線で示す第1曲げ位置に折り曲げる。
金属板素材70がこの第1曲げ位置まで折り曲げられると、さらなる上型13の下降により、図4に示すように、吊りカム体25の凸部摺動面251が第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41に接触を開始し、凸部摺動面251が傾斜摺動面41上を摺動しながら吊りカム体25ひいてはダイ20をパンチ111に向かって、図7、図8の矢印(ロ)の方向に移動させ、金属板素材70を折り曲げる。
なお、図7、図8に点線で示す折曲想定位置71の略円弧状の軌跡に対して、ダイ20の移動軌跡である矢印(ロ)が直線であるので、ダイ20は厳密には折曲想定位置71の軌跡上を移動せずにズレが発生し、これによりダイ20が金属板素材70上を滑ることになるが、そのズレ量はわずかで内部応力を発生させるまでには至らない。
このズレ量を極力少なくするためには、カムドライバ40、50を増やして、図10に示すように、ダイ20の進入角度を多段に設定すればよい。
そして、金属板素材70が、該金属板素材70の幅方向両側部がパンチ111の前記段部1115に当接した位置(図7)、あるいは金属板素材70の側端部73がパンチ111の前記段部1115上に当接した位置(図8)の第2曲げ位置まで曲げられると、さらなる上型13の下降により、図5に示すように、吊りカム体25の凹部摺動面253が第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に接触し、凹部摺動面253が傾斜摺動面51上を摺動しながら吊りカム体25ひいてはダイ20をパンチ111に向かって、図7、図8の矢印(ハ)の方向に移動させ、金属板素材70を折り曲げる。
凹部摺動面253が傾斜摺動面51上を摺動すると、吊りカム体25の凸部摺動面251は第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41から離間する。
さらに、上型13が下降すると、金属板素材70の折曲想定位置71が曲げ刃21の角部251によりパンチ111の凹角部1117に向かって押圧され、金属板素材70の幅方向両側部がパンチ111の前記段部1115の角部を滑り、あるいは金属板素材70の側端部73がパンチ111の前記段部1115上を滑りながら、図6に示すように、S字状に曲げられる。
やがて、図1に示すように、曲げ刃21の角部211がパンチ111の凹角部1117に金属板素材70を挟んで当接するとともに、曲げ刃21の縦壁面2113がパンチ111の側面1113に金属板素材70を挟んで当接する。
これにより、金属板素材70はパンチ111の側面1113と段部1115に強固に押圧されて成形され、プレス成形が終了する。
成形終了後、上型13を上昇させてカムスライダ133によるダイ20への押圧力を解除すると、引き戻し手段1335により上記とは逆方向に吊りカム体25がカムスライダ133のスライド保持面1331に沿って、図示右方向に移動し、曲げ刃21がパンチ111から離れながら上昇する。
さらに上型13を上昇させてパッド131をパンチ111から離間させると、プレス成形された金属板素材70をパンチ111から離形させることができ、フレームに成形された金属板素材70をプレス型10から取り出してプレス工程が終了する。
なお、この曲げ刃21が上昇するときに、吊りカム体25の凹部摺動面253が第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に当接しながら案内されて、図示右方に移動するように設定しても、あるいは、吊りカム体25の凹部摺動面253が第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に当接せずに上昇するように設定してもよい。
このように、本実施の形態のプレス型及びそのプレス型を用いたプレス方法によれば、曲げ刃21の角部211が、金属板素材70の折曲想定位置71の近傍の略同一位置を、プレス加工の初期から成形完了に至るまで押圧するように、曲げ刃21を保持する吊りカム体25に、下型11に設けた第1のカムドライバ40の傾斜摺動面41に当接して摺動する凸部摺動面251と、下型11に設けた第2のカムドライバ50の傾斜摺動面51に当接し、前記凸部摺動面251の角度より倒伏状の凹部摺動面253とを設けたので、成形中の金属板素材70に曲げ刃21による曲げ曲げ戻しが作用せず、したがって、スプリングバックの少ないハット形断面のプレス品を安価に成形することが可能となった。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、ハット形断面のプレス品を成形する例で説明したが、これに限られず、U字形又はコ字形断面のプレス品にも適用可能である。この場合は、前述の折曲想定位置に該当する金属板素材の、曲げ刃の角部による押圧位置を1点に想定して設定すればよい。
また、前記実施の形態では、素材の押圧位置が該金属板素材の曲げ軌跡に沿うように、角度の異なる傾斜摺動面を有する二つのカムドライバならびに、この傾斜摺動面に対応した角度の二つの摺動面を有する吊りカム体を設定したが、カムドライバと吊りカム体の組み合わせ数を増加して、図10の例に示すように、第1曲げ位置から第2曲げ位置までのダイの軌跡を複数段階に変更して移動するようにしてもよい。
本発明のプレス方法は、平板状の金属板素材の幅方向中央部を、パッドと側面下部の凹角部から外側に張り出す段部を有するパンチとにより上下方向で挟持し、前記金属板素材の幅方向両側部をダイにより下方へ押圧して折り曲げつつパンチの側面に押圧して、前記金属板素材を底部と縦壁部とフランジ部とからなるハット形断面の部品に成形するプレス方法において、前記ダイの角部を前記金属板素材の縦壁部とフランジ部の折曲想定位置に当接させて下降させ、前記金属板素材をその折曲想定位置の軌跡に沿って折り曲げる第1工程と、前記金属板素材の幅方向両側部あるいは側端部が前記パンチに当接した後、前記ダイの角部を前記パンチの凹角部に向かって前進させ、前記金属板素材にフランジ部を形成する第2工程と、を備えたことを特徴とするので、ダイの角部による金属板素材の押圧位置が該金属板素材に対して大きくずれず、したがって、ダイの角部が金属板素材上を滑らずに成形できるため、金属板素材に曲げ曲げ戻しが生じず、スプリンバックの発生を防止することが可能となった。
また、本発明のプレス型は、下型に固定され、平板状の金属板素材の幅方向中央部を下方から支持する頂部と、該頂部から連続する側面下部の凹角部から外側に張り出す段部とを有するパンチと、上型に支持され、前記金属板素材の幅方向中央部を上方から前記パンチに押さえつけるパッドと、下型に固定され、前記パンチに対向する傾斜摺動面を有するカムドライバと、昇降可能で、下降により、前記カムドライバの傾斜摺動面に摺接して前記金属板素材の幅方向両側部に当接しつつ前記金属板素材を折り曲げて、該金属板素材の幅方向両側部を前記パンチの側面に押圧して所定の形状に成形するダイと、を備えたプレス型であって、前記カムドライバは、前記傾斜摺動面の角度が起立状の第1のカムドライバと、前記傾斜摺動面の角度が前記第1のカムドライバより倒伏状の第2のカムドライバとからなり、前記ダイは、角部で前記金属板素材に当接して該金属板素材を前記パンチの側面に押圧する曲げ刃と、上面でプレス方向と交差する方向に摺動可能に上型に支持され、下降により前記第1のカムドライバに摺接して、前記曲げ刃を前記金属板素材の曲げ軌跡に沿うように前記パンチの側面に向かって移動させるとともに、前記金属板素材が前記パンチの前記段部に当接した後、さらなる下降により前記第2のカムドライバに摺接して、前記曲げ刃を前記段部の凹角部に向かってさらに移動させる吊りカム体と、を備えるように構成したので、金属板素材の曲げ刃による押圧位置が略1点に集中できるため、金属板素材上で曲げ刃が滑らず、したがって曲げ刃による金属板素材への曲げ曲げ戻しが生じず、スプリンバックの発生を防止することが可能となった。
本発明の一の実施の形態に係るプレス型の、プレス加工が終了した状態の側面断面を示した図である。 図1のA矢視図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型の、プレス加工の初期の状態を示す側面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型の、吊りカム体の凸部摺動面が第1のカムドライバに当接した初期の状態を示す側面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型の、吊りカム体の凹部摺動面が第2のカムドライバに当接した初期の状態を示す側面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型の、吊りカム体が第2のカムドライバにより、パンチに向かって移動途中の状態を示す側面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型による金属板素材の押圧方向を示す模式図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型による金属板素材の押圧方向を示す他の模式図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型による金属板素材の押圧により、金属板素材に圧縮力が作用することを示す模式図である。 本発明の一の実施の形態に係るプレス型による金属板素材の押圧方向を多段にした場合の模式図である。
符号の説明
10 プレス型
11 下型
111 パンチ
1113 側面
1115 段部
1117 凹角部
13 上型
131 パッド
133 カムスライダ
20 ダイ
21 曲げ刃
211 角部
25 吊りカム体
251 凸部摺動面
253 凹部摺動面
30 カムドライバ
40 第1のカムドライバ
41 傾斜摺動面
50 第2のカムドライバ
51 傾斜摺動面
70 金属板素材
71 折曲想定位置
θ1 ダイが金属板素材の第1曲げ位置から第2曲げ位置まで移動するときの、ダイの垂直線に対する進入角度
θ2 ダイが金属板素材の第2曲げ位置から凹角部まで移動するときの、ダイの垂直線に対する進入角度

Claims (2)

  1. 下型に固定され、平板状の金属板素材の幅方向中央部を下方から支持する頂部と、該頂部から連続する側面下部の凹角部から外側に張り出す段部とを有するパンチと、
    上型に支持され、前記金属板素材の幅方向中央部を上方から前記パンチに押さえつけるパッドと、
    下型に固定され、前記パンチに対向する傾斜摺動面を有するカムドライバと、
    昇降可能で、下降により、前記カムドライバの傾斜摺動面に摺接して前記金属板素材の幅方向両側部に当接しつつ前記金属板素材を折り曲げて、該金属板素材の幅方向両側部を前記パンチの側面に押圧して所定の形状に成形するダイと、を備えたプレス型であって、
    前記カムドライバは、前記傾斜摺動面の角度が起立状の第1のカムドライバと、前記傾斜摺動面の角度が前記第1のカムドライバより倒伏状の第2のカムドライバとからなり、
    前記ダイは、角部で前記金属板素材に当接して該金属板素材を前記パンチの側面に押圧する曲げ刃と、上面でプレス方向と交差する方向に摺動可能に上型に支持され、下降により前記第1のカムドライバに摺接して、前記曲げ刃を前記金属板素材の曲げ軌跡に沿うように前記パンチの側面に向かって移動させるとともに、前記金属板素材が前記パンチの前記段部に当接した後、さらなる下降により前記第2のカムドライバに摺接して、前記曲げ刃を前記段部の凹角部に向かってさらに移動させる吊りカム体と、を備え
    前記第1のカムドライバの前記傾斜摺動面の傾斜は、前記金属板素材の第1曲げ位置における折曲想定位置と第2曲げ位置における折曲想定位置とを結ぶ線の傾斜と同一であり、前記第2のカムドライバの前記傾斜摺動面の傾斜は、前記第2曲げ位置における折曲想定位置と前記パンチの凹角部とを結ぶ線の傾斜と同一であることを特徴とするプレス型。
  2. 請求項に記載のプレス型において、
    前記第1のカムドライバと前記第2のカムドライバとは、前記ダイの移動方向側面視で重複する位置に配置され、該ダイの移動方向と平行な方向において櫛刃状に交互に配置されており、前記吊りカム体の下面に設けられた摺動面が、前記第1のカムドライバと前記第2のカムドライバのそれぞれの傾斜摺動面に対応した位置に設けられていることを特徴とするプレス型。
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