JP4204018B2 - プレス成形品の平面度矯正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面部の周縁の少なくとも一部に略直角に折り曲げられたフランジ部を有するプレス成形品の平面度矯正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス成形品の一例として図13に電子写真複写機の筐体の一部を構成する底板1を示すが、この底板1は金属板(具体的には、冷間電気亜鉛メッキ鋼板(SECE)をプレス成形して得られ、その平面部1aの周縁には下方に直角に折り曲げられたフランジ部1bが形成されている。
【0003】
ところで、斯かる底板1においては、その捩り剛性を高めるために平面部1aに図示のような下に凸のX字状や三角状の絞りビード1c,1dが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように底板1の平面部1aに絞りビード1c,1dを形成すると、次工程でその平面部1aの周縁にフランジ部1bを曲げ加工によって形成しても、残留歪のために図14の側面図に実線にて示すように平面部1aに反り(図示例では、最大反り量δ=2mm)が発生し、底板1に製品として要求される平面度を確保することができなかった。
【0005】
従って、従来はリストライク型を用いて平面度を矯正する必要があり、しかも、絞りビード1c,1dを加工する工程では主としてプレス機のダイクッション圧のバラツキに起因して反り量にバラツキが発生するため、リストライク工程で底板1の平面部1a全体の反り量について見込み量を決め、それに基づいて試行錯誤で平面度の矯正を行う必要があり、このために多大な加工工数とコストを要するという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、プレス成形品の平面度の矯正を簡単に、且つ、低コストで行うことができるプレス成形品の平面度矯正方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、平面部の周縁の少なくとも一部に略直角に折り曲げられたフランジ部を有するプレス成形品の前記平面部に前記フランジ部の折り曲げ方向に凸の反りが発生した場合には、次工程においてプレス成形品の前記フランジ部の端縁に沿って複数の凹状ビードを形成することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記凹状ビードをカム型によって形成し、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキをカムのタイミングの調整によって吸収することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、平面部の周縁の少なくとも一部に略直角に折り曲げられたフランジ部を有するプレス成形品の前記平面部に前記フランジの折り曲げ方向とは逆方向に凸の反りが発生した場合には、プレス成形と同時にプレス成形品の前記フランジ部の端縁に沿って複数の凸状ビードを形成し、次工程において前記凸状ビードを押し潰すことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記凸状ビードを成形型によって形成し、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキを次工程におけるカム型による凸状ビードの押し潰し量の調整によって吸収することを特徴とする。
【0012】
従って、プレス成形品の平面部にフランジ部の折り曲げ方向に凸の反りが生じた場合にはフランジ部にその折り曲げ方向の曲がりが発生するが、請求項1記載の発明によれば、折り曲げ基端縁に対して伸びているフランジ部の自由端縁の線長を凹状ビードによって縮める(絞り込む)ことによって平面部の反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部のみの加工によって底板に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0013】
又、プレス成形品の平面部にフランジの折り曲げ方向とは逆方向に凸の反りが生じた場合にはフランジ部にその折り曲げ方向とは逆方向に凸の曲がりが発生するが、請求項3記載の発明によれば、プレス成形と同時にプレス成形品のフランジ部の自由端縁に沿って複数の凸状ビードを形成し、次工程においてこの凸状ビードを押し潰して折り曲げ基端縁に対して縮んでいるフランジ部の自由端縁の線長を凸状ビードを押し潰して伸ばすことによって平面部の反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部のみの加工によって底板に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0014】
更に、請求項2又は4記載の発明によれば、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキはカムのタイミングの調整又は凸状ビードの押し潰し量の調整によって吸収することができ、従来のようにリストライク型による試行錯誤的な矯正作業が不要となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
[第1発明]
図1は本発明方法によって平面度が矯正されたプレス成形品である底板の斜視図、図2は同底板の側面図、図3及び図4は凹状ビードを示す部分斜視図である。
【0017】
図1に示す底板1は図13に示したものに本発明方法を適用してその平面度を矯正したものであって、基本的には図13に示したものと同様に構成されている。即ち、図1に示す底板1は冷間電気亜鉛メッキ鋼板(SECE)をプレス成形して得られ、その平面部1aの周縁には下方に直角に折り曲げられたフランジ部1bが形成されている。そして、底板1の平面部1aには捩り剛性を高めるための下に凸のX字状や三角状の絞りビード1c,1dが形成されている。
【0018】
而して、上述のように底板1の平面部1aに絞りビード1c,1dを形成すると、前述の通り残留歪のために図14の側面図に実線にて示すように平面部1aに下(フランジ部1bの折り曲げ方向)に凸の反りが発生する。この場合、底板1のフランジ部1bにおいては、その下端縁(自由端縁)が上端縁(折り曲げ基端縁)に対して伸びている。つまり、絞りビード1c,1dの方向(下に凸か上に凸か)によって平面部1aの反りがフランジ部1bの長手方向の曲がり(下に凸又は上に凸)現象となって現れる。
【0019】
本実施の形態では、絞りビード1c,1dの方向が下に凸であるために平面部1aの下に凸の反りがフランジ部1bに下に凸の曲がりとして現れている。
【0020】
そこで、本実施の形態では、図13に示した底板1をプレス成形によって得た後に、図1及び図2に示すように底板1のフランジ部1bの下端縁に沿って複数(図示例では5つ)の凹状の三角ビード2を形成し、上端縁に対して伸びているフランジ部1bの下端縁の線長を三角ビード2によって縮める(絞り込む)ことによって図2に示すように平面部1aの反りを矯正し、底板1に製品として要求される平面度を確保するようにした。尚、本実施の形態では、底板1のフランジ部1bに図3に示すような三角ビード2を形成したが、その形状は任意であって、例えば図4に示すようなVノッチ状の凹状ビード2’を形成しても同様の効果が得られる。
【0021】
ここで、三角ビード2を形成するためのカム型装置の構成と作用を図5〜図7に基づいて説明する。尚、図5及び図6は加工前及び加工中の状態を示すカム型装置要部の断面図、図7は図6のA−A線断面図である。
【0022】
図5に示すように、下型ダイセット3上にはピアスダイ4とカムホルダー5が固設されており、ピアスダイ4上には三角ビード2が形成される前の底板(図13に示すもの)1がセットされている。
【0023】
上記ピアスダイ4には穿孔用の孔4aが穿設されるとともに、各端面の5箇所(底板1のフランジ部1bに三角ビード2を形成すべき箇所)には図7に示すような凹部4bが適当な間隔で上下方向に貫設されている。
【0024】
又、前記カムホルダー5にはカムスライド6が水平移動自在に保持されており、このカムスライド6の前端部(図5の左端部)にはビード付けブロック7が取り付けられ、同カムスライド6の後端部(図5の右端部)にはテーパ面6aが形成されている。尚、図7に示すように、ビード付けブロック7の先端部には三角ビード2の形状に沿った三角柱状の突起7aが一体に形成されている。
【0025】
そして、上記カムスライド6とカムホルダー5との間にはテーパ面8aを有するドライバカム8が上下動自在に介設されており、このドライバカム8のテーパ面8aは前記カムスライド6のテーパ面6aに嵌合している。
【0026】
一方、上記ピアスダイ4やカムホルダー5の上方には上型ダイセット9と上型ホルダー10及びストリッパー11が上下動自在に設けられており、上型ホルダー10の前記ピアスダイ4に形成された孔4aに対応する位置にはピアスパンチ12が取り付けられ、同上型ホルダー10の前記ドライバカム8の上方に対応する位置にはカム押しブロック13が取り付けられている。
【0027】
又、前記上型ホルダー10とストリッパー11との間にはスプリング14が介装され、ストリッパー11には前記ピアスパンチ12が貫通するための貫通孔11aが形成されている。
【0028】
而して、底板1の各フランジ部1bに三角ビード2を形成するには、図5に示す状態にあるカム型装置の上型ダイセット9と上型ホルダー10及びストリッパー11を不図示の駆動手段によって一体的に下降せしめる。すると、図6に示すように、カム押しブロック13がドライバカム8に当接してこれを押し下げるため、該ドライバカム8に嵌合するカムスライド6が両テーパ面6a,8aの嵌合による楔作用によって図6の左方に移動せしめられ、該カムスライド6に取り付けられたビード付けブロック7も同方向に移動してその突起7aが図6及び図7に示すように底板1のフランジ部1bの所定箇所をピアスダイ4の凹部4b内に押し込んで図1〜図3に示すような三角ビード2をフランジ部1bの下端縁に沿って形成する。
【0029】
又、同時にピアスパンチ12が下降して底板1の平面部1aの所定位置を貫通してこれに所望の穿孔を施す。
【0030】
以上において、本実施の形態では、底板1に下に凸の絞りビード1c,1dを形成したために生じた平面部1aの下に凸の反りがフランジ部1bに下に凸の曲がりとして現れるが、図1及び図2に示すように底板1のフランジ部1bの下端縁に沿って複数の凹状の三角ビード2を形成し、上端縁に対して伸びているフランジ部1bの下端縁の線長を三角ビード2によって縮める(絞り込む)ことによって図2に示すように平面部1aの反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部1bのみの加工によって底板1に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0031】
又、底板1の平面部1aの反りのロット毎のバラツキはドライバカム8のタイミング(具体的には、押し込み深さ)の調整によって吸収することができ、従来のようにリストライク型による試行錯誤的な矯正作業が不要となる。
【0032】
[第2発明]
次に、第2発明の実施の形態を図8〜図12に基づいて説明する。
【0033】
図8は上に凸の反りが発生した底板の部分斜視図、図9はフランジ部に凸状ビードが形成された底板の部分斜視図、図10は凸状ビードを形成するためのカム型装置の部分側面図、図11は凸状ビードを押し潰すための加工装置の部分側面図、図12は本発明方法によって平面度が矯正された底板の部分斜視図である。
【0034】
本実施の形態では、金型トライ時(正式にプレス成形する前段階としての試行的な成形)において底板101の平面部101aに図8に示すような上に凸の反りが発生した場合には、プレス成形と同時に底板101のフランジ部101bの下端縁に沿って図9に示すように複数(図示例では4つ)のVノッチ状の凸状ビード102を形成する。
【0035】
ここで、凸状ビード102は図10に示す成形型によって形成される。
【0036】
即ち、図10において、15は下型であって、その端面には凸状ビード102に沿った三角錐状の突起15aが複数形成されており、この下型15上には金属板101’がセットされている。
【0037】
そして、上記下型15の上方には上型ホルダー10とストリッパー11が上下動自在に設けられており、これらの上型ホルダー10とストリッパー11の間にはスプリング14が介装され、上型ホルダー10の端部には凸状ビード102の形状に沿った形状の凹部16aを有する成形型16が取り付けられている。
【0038】
而して、上型ホルダー10とストリッパー11を不図示の駆動手段によって一体的に下降させれば、金属板101’はストリッパー11に押圧されて保持されるとともに、その平面部101aの周縁が前記成形型16によって下方に直角に折り曲げられてフランジ部101bが形成され、同時にフランジ部101bが下型15の突起15aと成形型16の凹部16aによって押圧され、該フランジ部101bの下端縁に複数の凸状ビード102が形成される。尚、凸状ビード102の形状は任意に選択し得る。
【0039】
而して、図9に示すようにフランジ部101bに凸状ビード102が形成された底板101においては、フランジ部101bには依然として上に凸の曲がりが発生しているため、この状態ではフランジ部101bの上端縁の長さは下端縁の長さよりも長くなっている。
【0040】
そこで、本実施の形態では、フランジ部101bに形成された凸状ビード102を図11に示す装置を用いて押し潰して上端縁に対して縮んでいるフランジ部101bの下端縁の線長を伸ばすことによってフランジ部101bの上端縁と下端縁の線長を略同一にするようにした。この結果、図12に示すように底板101の平面部101aの反りを矯正することができ、底板101に製品として要求される平面度を確保することができる。尚、図12においては、押し潰された凸状ビード102を鎖線にて示す。
【0041】
ここで、凸状ビード102を押し潰す装置を図11に基づいて説明する。尚、図11においては、図5及び図6に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0042】
図11において、17はカムスライド6の先端に取り付けられたブロックであり、図11に示す状態から上型ホルダー10とストリッパー11を不図示の駆動手段によって一体的に下降せしめると、カム押しブロック13がドライバカム8に当接してこれを押し下げる。すると、ドライバカム8に嵌合するカムスライド6が両テーパ面6a,8aの嵌合による楔作用によって図11の左方に移動せしめられ、該カムスライド6に取り付けられたブロック17も同方向に移動して図11に鎖線にて示すフランジ部101bの凸状ビード102を実線にて示すように押し潰す。
【0043】
以上のように、本実施の形態では、底板101に上に凸の絞りビードを形成したために生じた平面部101aの上に凸の反りがフランジ部101bに上に凸の曲がりとして現れるが、図9に示すように底板101のフランジ部101bの下端縁に沿って複数の凸状ビード102を形成し、この凸状ビード102を押し潰して上端縁に対して縮んでいるフランジ部101bの下端縁の線長を凸状ビード102を押し潰して伸ばすことによって図12に示すように平面部101aの反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部101bのみの加工によって底板101に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0044】
又、底板101の平面部101aの反りのロット毎のバラツキは凸状ビード102の押し潰し量の調整によって吸収することができ、従来のようにリストライク型による試行錯誤的な矯正作業が不要となる。
【0045】
尚、以上は本発明を特に電子写真複写機の筐体を構成する底板に対して適用した場合について述べたが、本発明は他の任意のプレス成形品に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、プレス成形品の平面部にフランジ部の折り曲げ方向に凸の反りが生じた場合にはフランジ部にその折り曲げ方向の曲がりが発生するが、請求項1記載の発明によれば、折り曲げ基端縁に対して伸びているフランジ部の自由端縁の線長を凹状ビードによって縮める(絞り込む)ことによって平面部の反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部のみの加工によって底板に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0047】
又、プレス成形品の平面部にフランジの折り曲げ方向とは逆方向に凸の反りが生じた場合にはフランジ部にその折り曲げ方向とは逆方向に凸の曲がりが発生するが、請求項3記載の発明によれば、プレス成形と同時にプレス成形品のフランジ部の自由端縁に沿って複数の凸状ビードを形成し、次工程においてこの凸状ビードを押し潰して折り曲げ基端縁に対して縮んでいるフランジ部の自由端縁の線長を凸状ビードを押し潰して伸ばすことによって平面部の反りを矯正するようにしたため、従来のようにリストライク型による矯正作業が不要となり、簡単なカム型装置によるフランジ部のみの加工によって底板に製品として要求される平面度を簡単、且つ、安価に確保することができる。
【0048】
更に、請求項2又は4記載の発明によれば、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキはカムのタイミングの調整又は凸状ビードの押し潰し量の調整によって吸収することができ、従来のようにリストライク型による試行錯誤的な矯正作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって平面度が矯正されたプレス成形品である底板の斜視図である。
【図2】本発明方法によって平面度が矯正されたプレス成形品である底板の側面図である。
【図3】凹状ビードを示す部分斜視図である。
【図4】他の凹状ビードを示す部分斜視図である。
【図5】加工前の状態を示すカム型装置要部の断面図である。
【図6】加工中の状態を示すカム型装置要部の断面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】上に凸の反りが発生したプレス成形品である底板の部分斜視図である。
【図9】フランジ部に凸状ビードが形成されたプレス成形品である底板の部分斜視図である。
【図10】凸状ビードを形成するためのカム型装置の部分側面図である。
【図11】凸状ビードを押し潰すための加工装置の部分側面図である。
【図12】本発明方法によって平面度が矯正されたプレス成形品である底板の部分斜視図である。
【図13】平面度が矯正される前のプレス成形品である底板の斜視図である。
【図14】平面度が矯正される前のプレス成形品である底板の側面図である。
【符号の説明】
1,101 底板(プレス成形品)
1a,101a 平面部
1b,101b フランジ部
2,2’ 三角ビード(凹状ビード)
5 カムホルダー
6 カムスライド
7 ビード付けブロック
8 ドライバカム
13 カム押しブロック
16 成形型
17 ブロック
102 凸状ビード
Claims (4)
- 平面部の周縁の少なくとも一部に略直角に折り曲げられたフランジ部を有するプレス成形品の前記平面部に前記フランジ部の折り曲げ方向に凸の反りが発生した場合には、次工程においてプレス成形品の前記フランジ部の端縁に沿って複数の凹状ビードを形成することを特徴とするプレス成形品の平面度矯正方法。
- 前記凹状ビードをカム型によって形成し、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキをカムのタイミングの調整によって吸収することを特徴とする請求項1記載のプレス成形品の平面度矯正方法。
- 平面部の周縁の少なくとも一部に略直角に折り曲げられたフランジ部を有するプレス成形品の前記平面部に前記フランジの折り曲げ方向とは逆方向に凸の反りが発生した場合には、プレス成形と同時にプレス成形品の前記フランジ部の端縁に沿って複数の凸状ビードを形成し、次工程において前記凸状ビードを押し潰すことを特徴とするプレス成形品の平面度矯正方法。
- 前記凸状ビードを成形型によって形成し、プレス成形品の平面部の反りのロット毎のバラツキを次工程におけるカム型による凸状ビードの押し潰し量の調整によって吸収することを特徴とする請求項3記載のプレス成形品の平面度矯正方法。
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