JP7221531B2 - 成形金型及びそれを用いるプレス成形方法 - Google Patents
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前記第1部材は、前記貫通口の周縁部に前記凸部よりも低く隆起する隆起部を有し、
前記ダイは、前記隆起部に嵌合し且つ前記凹部よりも浅く窪んだ凹陥部を該凹部の周縁部に有し、
前記成形金型は、前記隆起部及び前記凹陥部から外方に、前記第1部材と前記ダイとの間隔を、前記金属製の板材の厚み以上に調整する第2部材を有している、成形金型を提供するものである。
前記第1部材は、前記貫通口の周縁部に前記凸部よりも低く隆起する隆起部を有し、
前記ダイは、前記隆起部に嵌合し且つ前記凹部よりも浅く窪んだ凹陥部を該凹部の周縁部に有し、
前記隆起部及び前記凹陥部から外方に、前記第1部材と前記ダイとの間の距離を調整する第2部材を有する成形金型を用いるプレス成形方法であって、
金属製の板材を前記ダイと前記第1部材とで挟んだときに、前記第2部材によって該第1部材と該ダイとの間の距離を該金属製の板材の厚み以上に調整しつつ、前記凹陥部と前記隆起部とを嵌合させ該金属製の板材を変形させて該金属製の板材の周縁部に仮屈曲部を形成する工程と、
前記凸部を前記貫通口及び前記凹部に挿通して前記金属製の板材をプレス成形するときには、先ず前記隆起部に前記仮屈曲部を係合させ、該金属製の板材における該仮屈曲部から外方部分の前記凹部側への移動を防ぎながらプレス成形し、
その後、前記凹陥部よりも深くプレス成形するときには、前記仮屈曲部を延ばしながら前記隆起部から内方に前記金属製の板材の周縁部を越えさせ、該周縁部を前記凹部内に流入させつつプレス成形する工程とを備える、プレス成形方法を提供するものである。
図1には本発明の一実施形態である成形金型1の斜視図が示されている。成形金型1は、金属製の板材10をプレス成形するものである。
厚みt3に対する間隔t1の割合は、300%以上6000%以下であることが好ましく、500%以上2000%以下であることが更に好ましい。
間隔t1は、1mm以上30mm以下であることが好ましく、3mm以上12mm以下であることが更に好ましく、4mm以上6mm以下であることが特に好ましい。
高さt2は、50mm以上1000mm以下であることが好ましく、300mm以上700mm以下であることが更に好ましい。
厚みt3は、0.2mm以上5mm以下であることが好ましく、0.5mm以上3mm以下であることが更に好ましく、0.7mm以上2mm以下であることが特に好ましい。
厚みt3に対する間隔t4の割合は、300%以上6000%以下であることが好ましく、500%以上2000%以下であることが更に好ましい。
間隔t4は、1mm以上30mm以下であることが好ましく、3mm以上12mm以下であることが更に好ましい。
高さt5は、15mm以上700mm以下であることが好ましく、75mm以上250mm以下であることが更に好ましい。
間隔t6は、0.2mm以上25mm以下であることが好ましく、0.6mm以上10mm以下であることが更に好ましく、1mm以上3mm以下であることが特に好ましい。間隔t6は最も狭い位置での値である。
2 ダイ
21 凹部
22 凹陥部
3 パンチ
31 凸部
4 第1部材
41 貫通口
42 隆起部
5 第2部材
10 金属製の板材
11 仮屈曲部
12 外方部分
Claims (3)
- 凹部を有するダイ、凸部を有するパンチ、該凹部の輪郭に一致する形状の貫通口を有し且つ該ダイと該パンチとの間に配される第1部材を備え、該ダイ及び該第1部材の間に配された金属製の板材に対して、該凸部を該貫通口及び該凹部に挿通してプレス成形する成形金型であって、
前記第1部材は、前記貫通口の周縁部に前記凸部よりも低く隆起する隆起部と該周縁部から外方に位置する第1外周部とを有し、
前記隆起部及び前記第1外周部は、それぞれ前記板材との対向面が水平な面を備え、
前記ダイは、前記凹部の周縁部に前記隆起部に嵌合し且つ前記凹部よりも浅く窪んだ凹陥部と該周縁部から外方に位置する第2外周部とを有し、
前記凹陥部及び前記第2外周部は、それぞれ前記板材との対向面が水平な面を備え、
前記成形金型は、前記隆起部及び前記凹陥部から外方に、前記第1部材と前記ダイとの間隔を、前記金属製の板材の厚み以上に調整する第2部材を有しており、
前記隆起部の水平な面と前記第1外周部の水平な面との第1間隔、及び前記凹陥部の水平な面と前記第2外周部の水平な面との第2間隔は、それぞれ、前記板材の厚みよりも大きく、該第1間隔と該第2間隔とが同じ間隔である、成形金型。 - 前記金属製の板材を前記ダイと前記第1部材とで挟んだときに、前記第2部材によって該第1部材と該ダイとの間の距離を該金属製の板材の厚み以上に調整しつつ、前記凹陥部と前記隆起部とを嵌合させ該金属製の板材を変形させて該金属製の板材の周縁部に仮屈曲部を形成するようになされており、
前記凸部を前記貫通口及び前記凹部に挿通して前記金属製の板材をプレス成形するときには、先ず前記隆起部に前記仮屈曲部を係合させ、該金属製の板材における該仮屈曲部から外方部分の前記凹部側への移動を防ぎながらプレス成形するようになされており、
その後、前記凹陥部よりも深くプレス成形するときには、前記仮屈曲部を延ばしながら前記隆起部から内方に前記金属製の板材の周縁部を越えさせ、該周縁部を前記凹部内に流入させつつプレス成形するようになされている、請求項1に記載の成形金型。 - 凹部を有するダイ、凸部を有するパンチ、該凹部の輪郭に一致する形状の貫通口を有し且つ該ダイと該パンチとの間に配される第1部材を備え、該ダイ及び該第1部材の間に配された金属製の板材に対して、該凸部を該貫通口及び該凹部に挿通してプレス成形する成形金型を用いるプレス成形方法であって、
前記成形金型において、前記第1部材は、前記貫通口の周縁部に前記凸部よりも低く隆起する隆起部と該周縁部から外方に位置する第1外周部とを有し、
前記隆起部及び前記第1外周部は、それぞれ前記板材との対向面が水平な面を備え、
前記ダイは、前記凹部の周縁部に前記隆起部に嵌合し且つ前記凹部よりも浅く窪んだ凹陥部と該周縁部から外方に位置する第2外周部とを有し、
前記凹陥部及び前記第2外周部は、それぞれ前記板材との対向面が水平な面を備え、
前記成形金型は、前記隆起部及び前記凹陥部から外方に、前記第1部材と前記ダイとの間の距離を調整する第2部材を有しており、
前記成形金型において、前記隆起部の水平な面と前記第1外周部の水平な面との第1間隔、及び前記凹陥部の水平な面と前記第2外周部の水平な面との第2間隔は、それぞれ、前記板材の厚みよりも大きく、該第1間隔と該第2間隔とが同じ間隔となっており、
前記プレス成形方法は、金属製の板材を前記ダイと前記第1部材とで挟んだときに、前記第2部材によって該第1部材と該ダイとの間の距離を該金属製の板材の厚み以上に調整しつつ、前記凹陥部と前記隆起部とを嵌合させ該金属製の板材を変形させて該金属製の板材の周縁部に仮屈曲部を形成する工程と、
前記凸部を前記貫通口及び前記凹部に挿通して前記金属製の板材をプレス成形するときには、先ず前記隆起部に前記仮屈曲部を係合させ、該金属製の板材における該仮屈曲部から外方部分の前記凹部側への移動を防ぎながらプレス成形し、
その後、前記凹陥部よりも深くプレス成形するときには、前記仮屈曲部を延ばしながら前記隆起部から内方に前記金属製の板材の周縁部を越えさせ、該周縁部を前記凹部内に流入させつつプレス成形する工程とを備える、プレス成形方法。
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