JP4745904B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力データのデータ処理時間がデータ内容に応じて変化する場合でも、入力データの処理開始時から一定時間経過後に出力データを確実に出力可能な、簡易な構成の電子装置に関する。
従来、マイコンを用いた様々な電子装置が公知である。例えば、特許文献1の装置では、マイコンにタイマやタイマ制御回路等が接続され、マイコンがユーザプログラムに加えてデバッグ用の制御プログラムも誤動作なく実行できるよう構成される。また、例えば、特許文献2の装置では、マイコンにシフトレジスタやカウンタ等が接続され、マイコンの動作状態を少数の外部端子を利用してモニタリングできるよう構成される。
特開昭57−150046 特開昭57−203161
従来装置では、マイコンにタイマやシフトレジスタ等の簡易な回路を接続して動作させることを念頭に置いており、例えば画像処理用LSI等、複雑な回路をマイコンに接続して動作させることについては考慮されていない。前述した複雑な回路では、通常、入力データの内容に応じてデータ処理時間が変化するが、当該回路をマイコンに接続して動作させる場合には、装置全体として、入力データの処理開始時から一定時間経過後に出力データの出力が要求されることが多い。これに対して、マイコンと当該回路とがデータ処理に関する同期を取るための専用タイマ等を設け、当該タイマの示す経過時間に従ってデータ処理時間を同期させる方法が考えられるが、設計面およびコスト面から好ましくない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、入力データのデータ処理時間がデータ内容に応じて変化する場合でも、入力データの処理開始時から一定時間経過後に出力データを確実に出力可能な、簡易な構成の電子装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電子装置では、入力データを取得して、入力データの内容に応じて実行時間が変化する第1のデータ処理を行った後、処理結果を一定のデータ量の中間データとして出力する第1処理手段と、第1処理手段から出力される中間データを取得して、中間データのデータ量によって実行時間が決定される第2のデータ処理を行った後、処理結果を出力データとして出力する第2処理手段とを備えた電子装置であって、第1処理手段が第1のデータ処理を開始した時点でセットされ、入力データに対する第1のデータ処理を開始してから、出力データを出力すべき時点までの予め設定された総処理時間から、第2のデータ処理に要する時間を差し引いた第1処理時間が経過した時点でリセットされるフラグを設け、第1処理手段は、第1のデータ処理が終了した時点でフラグがセットされている場合、中間データの出力を保留し、フラグがリセットされた時点で中間データの出力を行うことを特徴とする。
このように、本発明の電子装置では、第1処理手段が第1のデータ処理を開始した時点でセットされるとともに、第1のデータ処理を開始してから出力データを出力すべき時点までの予め設定された総処理時間から、第2のデータ処理に要する時間を差し引いた第1処理時間が経過した時点でリセットされるフラグが設けられる。第1処理手段は、第1のデータ処理が終了した時点でフラグがセットされている場合、中間データの出力を保留し、フラグがリセットされた時点で中間データの出力を行う。ここで第1処理手段は、例えば画像処理用LSIのような、データ処理時間がデータ内容に応じて変化するものであり、第2処理手段は、例えばマイコンによる定型的データ処理のような、データ処理時間がデータ量によって決定されるものである。これにより、第1処理手段が第1のデータ処理を開始した後、リセット時間が経過する前(すなわち、フラグがセットされている時点)に当該データ処理が終了した場合には、処理結果である中間データの出力は保留される。そして、第1処理手段が第1のデータ処理を開始した時点からリセット時間が経過した(すなわち、フラグがリセットされた)時点で、中間データの出力が行われる。そのため、第1処理手段が中間データを出力する時点は、第1のデータ処理が第1処理時間内に終了したとしても、常に、入力データの処理開始時から第1処理時間が経過した時点となる。また、中間データは一定のデータ量であり、第2処理手段が行う第2のデータ処理の実行時間は、中間データのデータ量によって決まるので、第2のデータ処理の実行時間は常に一定である。このように、本装置は、第1のデータ処理が第1処理時間内のいずれの時点で終了したとしても、入力データの処理開始時から出力データが出力されるまでの時間を一定に保つことができる。言い換えれば、入力データの処理開始時から一定時間経過後に出力データを確実に出力できる。また、データ処理に関する同期を取るための専用のタイマ等を設ける必要がないことから、簡易な構成となる。
請求項2に記載のように、第2処理手段は、フラグがリセットされた時点で、第1処理手段から中間データが出力されて来ない場合、当該時点から第2のデータ処理に要する時間が経過した後に、所定のデータを出力データとして出力することが望ましい。入力データの内容によっては、フラグがリセットされた時点(すなわち、リセット時間が経過した時点)においても、第1処理手段は未だデータ処理を実行中である場合がある。この場合、第1処理手段から中間データが出力されないため、第2処理手段は第2のデータ処理を開始することができない。そのため、入力データの処理開始時から一定時間経過後に出力データを出力することができなくなる。そこで、フラグがリセットされた時点で、第1処理手段から中間データが出力されて来ない場合、第2処理手段は、当該時点から第2のデータ処理に要する時間が経過した後に、所定のデータを出力データとして出力する。これにより、第1のデータ処理に要する時間が第1処理時間よりも長くなったとしても、本装置は、入力データの処理開始時から一定時間経過後に、出力データを出力することが可能となる。従って、請求項2記載の装置によれば、第1のデータ処理に要する時間が、第1処理時間よりも短い場合でも、また、逆に第1処理時間よりも長い場合でも、入力データに対する第1のデータ処理開始時から一定時間経過後に、出力データを出力することができる。
請求項3に記載のように、所定のデータの内容は、第2処理手段が前回出力した出力データの内容と同一であることが望ましい。これにより、第2処理手段が出力する出力データの内容は、少しずつ変化していくことが多い。前述した所定のデータの内容を、第2処理手段が前回出力した出力データの内容と同一とすることで、第2処理手段が出力する出力データの内容が急激に変化するのを防ぐことができる。
請求項4に記載のように、フラグは、第1処理手段が第1のデータ処理を実行する際、および、前記第2処理手段が前記第2のデータ処理を実行する際に使用する記憶領域に設けられることが望ましい。前述の記憶領域にフラグを設けることで、本装置の構成を簡素化することができ、設計面およびコスト面から好ましい。
請求項5に記載のように、第2処理手段は、経過時間をカウントする計時手段を有し、第1処理手段が第1のデータ処理を開始した時点から、計時手段による経過時間のカウントを開始し、計時手段の示す経過時間が第1処理時間に達すると、フラグをリセットすることが望ましい。第2処理手段が計時手段を利用してフラグのセット・リセットを行うことで、本装置の構成をより簡素化できる。
請求項6に記載のように、第1処理手段は、入力データを所定の周期時間毎に取得し、入力データを取得した時点でフラグがセットされている場合には、当該データを破棄し、実行中である第1のデータ処理を継続することが望ましい。これにより、第1処理手段は、第1のデータ処理の実行中に新たな入力データを取得した場合でも、実行中である第1のデータ処理を継続できる。
請求項7に記載のように、第2処理手段は、フラグがリセットされた時点で、第1処理手段から中間データが出力されて来ない場合、フラグをセットするとともに、第1処理手段が次に取得した入力データを破棄した時点から、計時手段による経過時間のカウントを開始し、計時手段の示す経過時間が第1処理時間に達すると、フラグを再びリセットすることが望ましい。フラグがリセットされた時点において、第1処理手段が第1のデータ処理を実行中の場合には、当該フラグがセットされ、第1処理手段が次に取得する入力データは破棄される。そして、第1処理手段が当該データを破棄した時点から計時手段による経過時間のカウントを開始し、前述した第1処理時間に達するとフラグを再びリセットすることで、第1処理手段が実行していた第1のデータ処理の処理結果を、破棄した入力データにおける処理結果の代わりに出力できる。
図1は、本発明の一実施形態における電子装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の電子装置は、入力回路1、記憶器2、画像処理LSI3、マイコン4、出力回路5から構成される画像認識装置あり、図示しないカメラから送信される画像信号を取得し、当該カメラによって撮影された物体の画像認識を行うものである。
図1のように、入力回路1は、例えばA/D変換器を備えたインターフェース回路であり、図示しないカメラから所定の周期時間T/2(ms)毎に送信される画像信号を受信してディジタルデータに変換し、画像データ(入力データ)を生成して画像処理LSI3へデータ転送する。その際、入力回路1は、当該回路が画像処理LSI3へ画像データを出力したことを示す取得信号を出力することも行う。この取得信号は、後述するマイコン4によって利用される。なお、取得信号に関しては、マイコン4へ直接出力することとしても良い。
記憶器2は、例えばDRAMであり、画像処理LSI3やマイコン4がデータ処理を行う際の一時的な記憶領域として使用される。さらに、記憶器2には、画像処理LSI3からマイコン4へのデータ転送を許可・禁止するフラグが設けられる。前述のフラグは、1にセットされている場合には、画像処理LSI3からマイコン4へのデータ転送が禁止されていることを示し、0にリセットされている場合には、画像処理LSI3からマイコン4へのデータ転送が許可されていることを示す。記憶器2にフラグを設けることで、本装置の構成を簡素化することができ、設計面およびコスト面から好ましいのである。
画像処理LSI3は、公知のコンピュータから構成され、画像データを取得して閾値処理を行い、その処理結果を一定のデータ量である閾値処理データとして生成し、マイコン4へと転送する。具体的には、画像処理LSI3は、記憶器2に設けられたフラグが0にリセットされている場合に、入力回路1から画像データが転送されて来ると、画像データの取得を行う。そして、取得した画像データに含まれる各画素の輝度・色度が、所定の閾値を越えているか否かを判定する閾値処理(第1のデータ処理)を行い、判定結果を一定のデータ量である閾値処理データ(中間データ)として生成する。また、マイコン4は、前述の閾値処理を開始する際には、当該処理を開始したことを示す開始信号をマイコン4へ出力する。画像処理LSI3が行う閾値処理の実行時間は、入力回路1から取得した画像データの内容によって変化する。なお、前述のフラグが1にセットされている場合には、画像処理LSI3は入力回路1から転送されて来る画像データを破棄する。
また、画像処理LSI3は、記憶器2に設けられたフラグがリセットされると、生成した閾値処理データをマイコン4へデータ転送する。具体的には、画像処理LSI3は、閾値処理データを生成すると、記憶器2に設けられたフラグの確認を行う。フラグが1にセットされている場合、画像処理LSI3は、マイコン4へのデータ転送が禁止されているものと判断し、生成した閾値処理データのマイコン4へのデータ転送を保留してダミー処理を実行する。その後、フラグが0にリセットされると、画像処理LSI3はマイコン4へのデータ転送が許可されたものと判断し、生成した閾値処理データをマイコン4へとデータ転送する。また、画像処理LSI3は、入力回路1から取得信号が出力された場合には、記憶器2に記憶されたフラグの内容に関わらず、当該信号をマイコン4へ出力する。なお、入力回路1と画像処理LSI3とが、第1処理手段を構成するものである。
マイコン4は、公知のコンピュータから構成され、画像処理LSI3から閾値処理データが転送されて来ると、当該データを取得して画像認識処理(第2のデータ処理)を行い、カメラによって撮影された物体の認識を行って認識データ(出力データ)を生成する。生成された認識データは、即座に出力回路5へデータ転送される。マイコン4が行う画像認識処理の実行時間は、閾値処理データのデータ量によって決定され、閾値処理データの内容には依存しない。
また、マイコン4は、記憶器2に設けられたフラグのセット・リセットを行う。具体的には、マイコン4は、画像処理LSI3から開始信号が出力されると、記憶器2に設けられたフラグを1にセットし、画像処理LSI3からマイコン4へのデータ転送を禁止するとともに、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。内部タイマ41の示す経過時間が所定時間E(ms)となると(第1処理時間)、マイコン4は、記憶器2に設けられたフラグを0にリセットするとともに、内部タイマ41をリセットして動作を停止させる。マイコン4が内部タイマ41を利用してフラグのセット・リセットを行うことで、本装置の構成をより簡素化できるのである。
ただし、前述のフラグを0にリセットした場合に、画像処理LSI3から閾値処理データが転送されて来ない場合には、マイコン4は、フラグを再びセットし、前述の画像認識処理に要する時間が経過した後、前回生成した認識データを出力回路5へデータ転送する。その後、マイコン4は、画像処理LSI3から取得信号が出力される(この場合、フラグが1にセットされているため、画像処理LSI3は入力回路1から転送されて来る画像データを破棄する)と、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。そして、所定時間E(ms)が経過した後に再びフラグをリセットするとともに、内部タイマ41をリセットして動作を停止させる。
出力回路5は、図示しないネットワークと接続されており、マイコン4から転送されて来る認識データを取得すると、当該データをネットワークを介して、図示しない外部機器へと送信する。なお、マイコン4と出力回路5とが、第2処理手段を構成するものである。
次に、本電子装置の詳細な動作について、図2に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、図2に示すタイミングチャートにおけるAからFのチャートについて説明する。Aのチャートは、入力回路1がカメラから送信される画像信号を取得し、当該信号を画像データに変換してデータ転送するタイミングを示す。AのチャートがHiになっている時間は、入力回路1がカメラから取得した画像信号を画像データに変換し、画像処理LSI3へデータ転送を行っていることを示す。ここで、Aのチャートは、T/2(ms)毎にHiになっていることから、カメラからの画像信号がT/2(ms)毎に入力回路1へ送信され、当該信号が画像データに変換されて画像処理LSI3へデータ転送されているのが理解される。
Bのチャートは、画像処理LSI3が、入力回路1から転送されて来る画像データを取得して閾値処理を行うタイミングを示す。BのチャートにおいてHiになっている時間は、画像処理LSI3が閾値処理を実行中であることを示す。
CとDのチャートは、マイコン4の動作に関するチャートである。Cのチャートは、マイコン4の動作クロックのタイミングを示す。Dのチャートは、マイコン4が、画像処理LSI3から転送されて来る閾値処理データを取得して、画像認識処理を行うタイミングを示す。DのチャートにおいてHiになっている時間は、マイコン4が画像認識処理を実行中であることを示す。
Eのチャートは、出力回路5が、マイコン4からデータ転送されて来る認識データを、ネットワークを介して外部機器へ送信するタイミングを示す。EのチャートにおいてHiになっている時間は、出力回路5がネットワークを介して認識データを外部機器へ送信中であることを示す。
Fのチャートは、記憶器2に設けられたフラグのセット・リセットのタイミングを示すチャートである。FのチャートにおいてHiになっている時間は、フラグが1にセットされていることを示し、Lowになっている時間は、フラグが0にリセットされていることを示す。
次に、本電子装置の各時刻における具体的な動作について説明する。
(0)時刻t0〜t1では、入力回路1は、カメラから送信された1個目の画像信号を画像データに変換するとともに、当該画像データを画像処理LSI3へデータ転送する(A)。また、取得信号を画像処理LSI3へ出力する。
(1)時刻t1では、画像処理LSI3は入力回路1から転送されて来る画像データを取得して閾値処理を開始するとともに(B)、開始信号をマイコン4へ出力する。また、画像処理LSI3は、入力回路1から出力された取得信号をマイコン4へ出力する。マイコン4は、画像処理LSI3から開始信号が出力されたことにより、フラグを1にセットし(F)、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。なお、マイコン4は、画像処理LSI3から取得信号が出力されたことに対する動作は行わない。
(2)時刻t2〜t3では、入力回路1は、カメラから送信された2個目の画像信号を画像データに変換するとともに、当該画像データを画像処理LSI3へデータ転送する(A)。また、取得信号を画像処理LSI3へ出力ことも行う。この時点では、フラグが1にセットされているため(F)、画像処理LSI3は当該画像データを破棄して閾値処理を続行し、入力回路1から出力された取得信号をマイコン4へ出力する。これにより、閾値処理実行中に新たな画像データが入力回路1から転送されて来た場合でも、画像処理LSI3は、実行中の閾値処理を継続できるのである。なお、マイコン4は、画像処理LSI3から取得信号が出力されたことに対する動作は行わない。
(3)時刻t4(時刻t1からE(ms)経過後)では、マイコン4は、内部タイマ41の示す経過時刻がE(ms)となったため、フラグを0にリセットする(F)。また、画像処理LSI3は、時刻t1において開始した閾値処理を終了し、閾値処理データを生成する(B)。その際、フラグが0にリセットされているため、画像処理LSI3はマイコン4へのデータ転送が許可されているものと判断し、生成した閾値処理データをマイコン4へデータ転送する。マイコン4は、画像処理LSI3から転送されて来る閾値処理データを取得し、画像認識処理を開始する(D)。
(4)時刻t5では、マイコン4は時刻t4において開始した画像認識処理を終了し、生成した認識データを出力回路5へデータ転送する(D)。出力回路5は、マイコン4から転送されて来る認識データを取得する(E)。
(5)時刻t5〜t6では、出力回路5は、取得した認識データを、ネットワークを介して外部機器へと送信する(E)。
(6)時刻t7では、時刻t0の場合と同様、画像処理LSI3は入力回路1から転送されて来る画像データを取得して閾値処理を開始し(B)、開始信号をマイコン4へ出力する。さらに、画像処理LSI3は、入力回路1から出力された取得信号をマイコン4へ出力する。マイコン4は、画像処理LSI3から開始信号が出力されたことにより、フラグを1にセットし(F)、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。なお、マイコン4は、画像処理LSI3から取得信号が出力されたことに対する動作は行わない。
(7)時刻t8では、画像処理LSI3は、閾値処理を終了して閾値処理データを生成するが(B)、フラグが1にセットされているため(F)、マイコン4への閾値処理データのデータ転送が禁止されているものと判断し、生成した閾値処理データのマイコン4へのデータ転送を保留して、ダミー処理を開始する。
(8)時刻t9(時刻t7からE(ms)経過後)では、マイコン4は、内部タイマ41の示す経過時刻がE(ms)となったため、フラグを0にリセットする(F)。画像処理LSI3は、フラグが0にリセットされたため、マイコン4へのデータ転送が許可されたものと判断し、ダミー処理を終了して(B)、閾値処理データをマイコン4へデータ転送する。マイコン4は、画像処理LSI3から転送されて来る閾値処理データを取得し、画像認識処理を開始する(D)。
(9)時刻t10では、時刻t1およびt7の場合と同様、画像処理LSI3は入力回路1から転送されて来る画像データを取得して閾値処理を開始し(B)、開始信号をマイコン4へ出力する。さらに、画像処理LSI3は、入力回路1から出力された取得信号をマイコン4へ出力する。マイコン4は、画像処理LSI3から開始信号が出力されたことにより、フラグを1にセットし(F)、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。なお、マイコン4は、画像処理LSI3から取得信号が出力されたことに対する動作は行わない。
(10)時刻t11(時刻t10からE(ms)経過後)では、マイコン4は、内部タイマ41の示す経過時刻がE(ms)となったため、フラグを0にリセットする(F)。しかしながら、画像処理LSI3は未だ閾値処理を実行中であり(B)、閾値処理データがマイコン4へ転送されて来ない。そのため、マイコン4は再びフラグを1にセットする(F)。
(11)時刻t12(時刻t11から、マイコン4が画像認識処理に要する時間が経過した後)では、マイコン4は前回出力した認識データを出力回路5へデータ転送する(D)。これにより、画像処理LSI3が行う閾値処理に要する時間がE(ms)より長くなった場合でも、本装置は、閾値処理開始時から一定時間経過後に、認識データを確実に出力できるのである。また、その場合には、前回生成した認識データを出力回路5へデータ転送することで、出力回路5から出力される認識データの内容が急激に変化するのを防ぐことができるのである。
(12)時刻t13では、画像処理LSI3は入力回路1から画像データが転送されて来るものの(B)、フラグが1にセットされているため、当該画像データを破棄して閾値処理を続行する。また、入力回路1から出力された取得信号をマイコン4へ出力する。マイコン4は、時刻t11でフラグを再セットした後に、画像処理LSI3から取得信号が出力されたことにより、内部タイマ41を起動して経過時間のカウントを開始する。
(13)時刻t14では、画像処理LSI3は閾値処理を終了する(B)。この時点においてフラグは1にセットされているため(F)、画像処理LSI3は、マイコン4への閾値処理データのデータ転送が禁止されているものと判断し、生成した閾値処理データのマイコン4へのデータ転送を保留し、ダミー処理を開始する(B)。
(14)時刻t15(時刻t13からE(ms)経過後)では、マイコン4は、内部タイマ41の示す経過時刻がE(ms)となったため、フラグを0にリセットする(F)。また、画像処理LSI3は、フラグが0にリセットされたため、マイコン4へのデータ転送が許可されたものと判断し、ダミー処理を終了して(B)、生成した閾値処理データをマイコン4へとデータ転送する。これにより、画像処理LSI3が実行していた閾値処理の処理結果である閾値処理データを、破棄した画像データにおける処理結果の代わりに出力できるのである。マイコン4は、画像処理LSI3から転送されて来る閾値処理データを取得し、画像認識処理を開始する(D)。
このように、本実施形態の電子装置では、画像処理LSI3が閾値処理を開始すると1にセットされ、当該時点から所定時間E(ms)が経過すると0にリセットされるフラグが設けられる。そして、画像処理LSI3は、閾値処理が終了した時点においてフラグが1にセットされている場合、閾値処理データのマイコン4へのデータ転送を保留し、フラグが0にリセットされた場合に、当該データをマイコン4へデータ転送する。これにより、閾値処理に要する時間が画像データの内容に応じて変化する場合でも、閾値処理開始から一定時間経過後に、出力回路5から認識データを確実に出力できる。また、データ処理に関する同期と取るための専用タイマ等は不要であり、簡易な構成となる。
本実施形態の電子装置では、単一の画像処理LSI3がマイコン4に接続されて動作した。しかしながら、画像処理LSIに関しては、複数設けることとしても良い。この場合、マイコン4は画像処理LSIの各々から出力される閾値処理データを、マルチタスク方式によって処理することとなる。
本実施形態では、画像データの閾値処理を開始した後、一定時間経過後に認識データを出力する電子装置について説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、入力するデータの内容に応じて処理時間が変化するユニットと、当該ユニットから出力されるデータを一定時間で処理可能なユニットとから構成される電子装置であれば、いずれの装置であっても好適に利用できる。
本発明の一実施形態における電子装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態の電子装置を構成する各ユニットの、各時刻における動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…入力回路、 2…記憶器、 3…画像処理LSI、 4…マイコン、 41…内部タイマ、 5…出力回路

Claims (7)

  1. 入力データを取得して、入力データの内容に応じて実行時間が変化する第1のデータ処理を行った後、処理結果を一定のデータ量の中間データとして出力する第1処理手段と、第1処理手段から出力される中間データを取得して、中間データのデータ量によって実行時間が決定される第2のデータ処理を行った後、処理結果を出力データとして出力する第2処理手段とを備えた電子装置であって
    前記第1処理手段が前記第1のデータ処理を開始した時点でセットされ、前記入力データに対する前記第1のデータ処理を開始してから、前記出力データを出力すべき時点までの予め設定された総処理時間から、前記第2のデータ処理に要する時間を差し引いた第1処理時間が経過した時点でリセットされるフラグを設け、
    前記第1処理手段は、前記第1のデータ処理が終了した時点で前記フラグがセットされている場合、前記中間データの出力を保留し、前記フラグがリセットされた時点で前記中間データの出力を行うことを特徴とする電子装置。
  2. 前記第2処理手段は、前記フラグがリセットされた時点で、前記第1処理手段から前記中間データが出力されて来ない場合、当該時点から前記第2のデータ処理に要する時間が経過した後に、所定のデータを前記出力データとして出力することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記所定のデータの内容は、前記第2処理手段が前回出力した前記出力データの内容と同一であることを特徴とする請求項2記載の電子装置。
  4. 前記フラグは、前記第1処理手段が前記第1のデータ処理を実行する際、および、前記第2処理手段が前記第2のデータ処理を実行する際に使用する記憶領域に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子装置。
  5. 前記第2処理手段は、経過時間をカウントする計時手段を有し、
    前記第1処理手段が前記第1のデータ処理を開始した時点から、前記計時手段による経過時間のカウントを開始し、前記計時手段の示す経過時間が前記第1処理時間に達すると、前記フラグをリセットすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子装置。
  6. 前記第1処理手段は、前記入力データを所定の周期時間毎に取得し、
    前記入力データを取得した時点で前記フラグがセットされている場合には、当該データを破棄し、実行中である前記第1のデータ処理を継続することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子装置。
  7. 前記第2処理手段は、前記フラグがリセットされた時点で、前記第1処理手段から前記中間データが出力されて来ない場合、前記フラグをセットするとともに、前記第1処理手段が次に取得した前記入力データを破棄した時点から、前記計時手段による経過時間のカウントを開始し、前記計時手段の示す経過時間が前記第1処理時間に達すると、前記フラグを再びリセットすることを特徴とする請求項6記載の電子装置。
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