JP2001331440A - データ受信処理装置 - Google Patents

データ受信処理装置

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JP2001331440A
JP2001331440A JP2000149920A JP2000149920A JP2001331440A JP 2001331440 A JP2001331440 A JP 2001331440A JP 2000149920 A JP2000149920 A JP 2000149920A JP 2000149920 A JP2000149920 A JP 2000149920A JP 2001331440 A JP2001331440 A JP 2001331440A
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transfer
data reception
dma
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JP2000149920A
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Akihiro Katsu
章博 滑
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの送信データをメモリに転送するた
めのデータ受信処理装置において転送効率を向上する。 【解決手段】 DMA部2が、送信データをバースト単
位毎にまとめ、バースト転送によってメモリ3に保存す
る。タイマ28を備え、受信バイト数がシステムのバー
スト数に達しなくともタイマ28のタイムアップにより
データをバースト転送する。これにより、メモリへのア
クセス回数を減らす。すなわち、本装置では、転送数が
決まってなく、かつ1回のデータ受信バイト数がシステ
ムのバースト転送数と異なるデータを受信するようにな
っており、バースト単位で効率よくデータ転送の処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ受信処理装
置に関し、より詳細には、外部から送信されてくるデー
タをメモリにDMAバースト転送するためのデータ受信
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンやワークステーション等
の端末装置とプリンタとをネットワーク接続してなる印
刷システムが利用されている。そして、このようなシス
テムにおいて、プリンタが受信した印刷データをメモリ
に高速転送するために、DMA(Direct Mem
ory Access)転送技術を用いている。DMA
を用いれば、内部メモリと外部の周辺装置との間で、C
PUを介することなくデータの転送を行えるので、CP
Uの処理(ソフト処理)を軽減できる。
【0003】特開平10−326247号公報に記載の
発明において課題として提示しているように、データ転
送はハードウェアが処理するが、受信データの解析は、
ソフトウェアにて行うため、一定量のデータ受信毎にハ
ードウェア(DMA)がソフトウェア(CPU)に対し
て割り込みを発生したり、ソフトウェアが一定時間毎に
ハードウェアを調べる(ポーリング)処理を従来技術と
して実施していた。しかしながら、上記の方法ではソフ
トウェアで一定時間毎にハードウェアの状態を監視しな
くてはならないので、CPUの処理が煩雑となり、プリ
ンタ全体の処理能力を低下させてしまう。
【0004】そこで、特開平10−326247号公報
に記載のDMAでは、印刷データの受信が所定時間以上
継続して停止している場合(タイムアップ)、印刷デー
タに代えて、ゼロクリアデータ(ブランクデータ)を転
送するように設定されている。すなわち、この構成で
は、ゼロクリアデータによって転送量を補うことで、C
PUにデータの終了を検知させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平10−326247号公報に記載のDMAでは、
印刷データに代えてゼロクリアデータを転送するため、
メモリ内にゼロクリアデータが記憶されることになる。
このため、転送終了以外の原因でタイムアップした場
合、単純に転送を再開すると、印刷データ中にゼロクリ
アデータが混入してしまう。従って、ゼロクリアデータ
を上書きするように転送を行う必要があるが、この場合
には、メモリのアドレスをゼロクリアデータの分だけ調
節する必要があり、処理が煩雑となる。
【0006】また、上記のDMAでは、バス単位でデー
タ転送を行うように設定されている。このため、SDR
AM等のバースト転送可能なメモリにデータ転送を行う
場合には、アクセス効率が悪くなるという問題もある。
【0007】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、外部から送信されてくるデータをメモ
リに転送するためのデータ受信処理装置において、
(1)バースト転送を行うことで転送効率を向上するこ
と、(2)受信バイト数とDMAのバースト転送バイト
数が異なる場合のDMAバースト転送を可能にするこ
と、(3)バースト数に満たない半端なデータの転送を
可能にすること、をその主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の技術手
段より構成される。本発明の第1の技術手段は、外部か
ら送信されてくるデータを受信しメモリに転送するため
のデータ受信処理装置であって、該データ受信処理装置
は、データをバースト転送単位で蓄積するためのデータ
受信バッファ手段と、該データ受信バッファ手段に蓄積
されたデータをバースト転送可能なDMA転送手段と、
前記データ受信バッファ手段に所定時間データ受信がな
いことを管理するタイマ手段と、前記データ受信バッフ
ァ手段に蓄積されているデータ量を測定するバッファ有
効カウント手段と、DMA転送後に新規で前記データ受
信バッファ手段に入ったデータ量を測定する受信カウン
ト手段と、DMAデータ転送数を管理するDMA転送数
カウント手段と、前記の各手段を統合制御する制御手段
とを有し、受信したデータを前記メモリにDMAバース
ト転送を行うことを特徴としたものである。
【0009】本発明の第2の技術手段は、第1の技術手
段において、前記制御手段は、前記データ受信バッファ
手段に蓄積されたデータが前記バースト転送単位となっ
たときに、全データを前記メモリに対してDMAバース
ト転送するよう指示することを特徴としたものである。
【0010】本発明の第3の技術手段は、第1の技術手
段において、前記制御手段は、前記データ受信バッファ
手段のデータが前記バースト転送単位に達していなくて
も、前記タイマ手段のタイムアップにより、前記データ
を前記メモリに対してDMAバースト転送するよう指示
することを特徴としたものである。
【0011】本発明の第4の技術手段は、第2又は第3
の技術手段において、前記制御手段は、前記バースト転
送単位に達してからDMAバースト転送を行った場合
は、前記バッファ有効カウント手段のバッファ有効カウ
ンタをリセットする一方、前記タイマ手段のタイムアッ
プによりDMAバースト転送を行った場合は、前記バッ
ファ有効カウンタの値を保持するよう指示することを特
徴としたものである。
【0012】本発明の第5の技術手段は、第3の技術手
段において、前記制御手段は、前記タイマ手段のタイム
アップによりDMAバースト転送を行った場合、当該デ
ータ受信処理装置を含む装置におけるCPUに対してイ
ンタラプトを発生させることを特徴としたものである。
【0013】本発明の第6の技術手段は、第2又は第3
の技術手段において、前記DMA転送数カウント手段の
DMA転送数カウンタは、DMAバースト転送した中の
有効バイト数を示すことを特徴としたものである。
【0014】本発明の第7の技術手段は、第1の技術手
段において、前記制御手段は、バースト転送終了後、前
記タイマ手段をリセットするように設定されていること
を特徴としたものである。
【0015】本発明の第8の技術手段は、第1の技術手
段において、当該データ受信処理装置を含む装置におけ
るCPUが前記タイマ手段にNULL設定し、該タイマ
手段がNULLをロードしたとき、該タイマ手段は、停
止したことを前記制御手段に示し、該制御手段は、前記
DMA転送手段に転送処理の停止を指示することを特徴
としたものである。
【0016】本発明の第9の技術手段は、第1の技術手
段において、前記制御手段が前記DMA転送手段のDM
AコントローラよりDMAの終了通知を受けた場合、前
記制御手段は、前記タイマ手段にタイマ処理の停止を指
示することを特徴としたものである。
【0017】本発明の第10の技術手段は、第3の技術
手段において、前記制御手段は、前記バースト転送単位
に達していないときにDMAバースト転送を行った場
合、前記バッファ有効カウント手段のバッファ有効カウ
ンタの値を保持し、前記データ受信バッファ手段内の転
送したデータを消去せず、新規で送信されたデータを既
存のデータにつなげて前記データ受信バッファ手段に蓄
積することを特徴としたものである。
【0018】本発明の第11の技術手段は、第3又は第
10の技術手段において、前記制御手段は、前記バース
ト転送単位に達していないときにDMAバースト転送を
行った場合、転送先アドレスを直前にバースト転送を開
始した転送先アドレスに戻すことを特徴としたものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かるプリンタ(本プリンタ)の構成を示すブロック図で
ある。本プリンタは、パーソナルコンピュータ等の外部
装置1から送信される画像データを印刷するものであ
り、図1に示すように、DMA部2,メモリ3,CPU
4,ROM5,プリント部6を備えた構成である。
【0020】メモリ3は、外部装置1から送信された画
像データを記憶するためのものである。プリント部6
は、メモリ3に記憶された画像データに応じてトナー像
を生成し、これをシート(記録用紙)に転写して外部に
排出するプリントエンジンである。ROM5は、CPU
4の使用するプログラムを記憶するためのメモリであ
る。DMA部2は、セントロインタフェース等を介して
外部装置1から送信された画像データをバースト単位毎
に転送を行い、メモリ3に記憶させるためのものであ
る。このDMA部2については後述する。
【0021】CPU4は、上記の各部材を制御して画像
データの印刷処理を実行する、本プリンタにおける中枢
部である。すなわち、CPU4は、DMA部2を制御し
て、画像データをメモリ3に記憶させる。そして、プリ
ント部6を制御して、メモリ3内の画像データをシート
に印刷させるように設定されている。また、CPU4
は、画像データに対して所定の画像処理を行う機能も有
している。
【0022】ここで、本プリンタの特徴的な構成である
DMA部2について説明する。DMA部2は、外部から
送信されてきた画像データを、メモリ3にバースト転送
するためのものである。すなわち、DMA部2は、画像
データを、一旦蓄積し、転送を行うバーストサイズ(本
プリンタでは32バイト)毎の単位データに区切る。そ
して、メモリ3に対し、単位データをバースト転送する
ように設定されている。図1に示すように、DMA部2
は、データ受信バッファ21,DMA転送回路22,制
御回路25,バッファ有効カウンタ26,受信カウンタ
27,タイマ28を備えている。
【0023】データ受信バッファ21は、8ビットのパ
ラレルデータとして外部装置1から送信されてくる画像
データを蓄積するための一時的なメモリである。また、
データ受信バッファ21は、バースト転送分のデータを
蓄積したときに、DMA転送回路22に対してDMAリ
クエストを出力するように設定されている。
【0024】DMA転送回路22は、データ受信バッフ
ァ21のDMAリクエストに応じて、データ受信バッフ
ァ21における32バイトのデータをメモリ3にバース
ト転送するものである。また、DMA転送回路22の設
定部24は、転送元(データ受信バッファ21)および
転送先(メモリ3)のアドレスを設定するものである。
さらに、DMA転送回路22のDMA転送数カウント手
段としてのDMA転送数カウンタ23は、DMA転送回
路22の総転送数(DMA転送カウント値)をカウント
するものである。
【0025】バッファ有効カウンタ26は、バッファ内
に残存している画像データのサイズ(バースト転送によ
って転送されるデータにおける有効データ(不定データ
ではないデータ)のサイズ)をカウントするものであ
る。受信カウンタ27は、処理の開始直後あるいはバー
スト転送後に、外部装置1からデータ受信バッファ21
に新たに送信されてくる画像データのサイズをカウント
するものである。
【0026】タイマ28は、本プリンタのクロック信号
に基づいて、DMA転送回路22によるバースト転送が
行われた後、次のバースト転送までの時間を計測するも
のである。タイマ28の設定部29は、タイマ28,分
周比,カウント値をリセットおよびスタートさせるもの
である。なお、本プリンタにおいてタイマ28は、スタ
ート後、経過時間に基づいてカウント値を初期値Tから
0に向かって減少させていくようになっている。そし
て、カウント値が0となったとき(タイムアップ)に、
制御回路25にその旨を伝達するように設定されてい
る。制御回路25は、DMA部2の各部材を制御してバ
ースト転送を適切に実行するための、DMA部2の中枢
部である。
【0027】次に、DMA部2におけるバースト転送の
動作について説明する。図2乃至図5は、図1のDMA
部2におけるバースト転送処理を説明するためのフロー
図で、図4は図2におけるDMA転送/タイマ処理中止
指示に伴う処理を説明するためのフロー図、図5は図3
におけるDMA転送処理を説明するためのフロー図であ
る。また、図6および図7,図8および図9は、図1の
DMA部2におけるバースト転送の一例を示す図で、D
MA部2の各構成要素の状態をそれぞれ別の一連の例と
して示す図である。図6および図7は、データ受信バッ
ファ21がいっぱいになり、バッファ有効カウンタ26
がバースト数に達してバースト転送を行い、その後、タ
イマ28のタイムアップによりバースト転送を行う一連
の状態を示しており、図8および図9は、その逆の例を
示している。
【0028】図2に示すように、バースト転送処理の開
始時、CPU4によって、タイマ28にタイムアウトの
時間設定が行なわれ、DMA転送回路22に転送元(デ
ータ受信バッファ21)および転送先(メモリ3)のア
ドレス,DMA転送を起動する設定が行なわれ(ステッ
プS1)、制御回路25が起動される(ステップS
2)。
【0029】その後、制御回路25は、CPU4によっ
て設定された初期値(0あるいはT)を用いて、タイマ
28をリセットする(ステップS3)。このとき、CP
U4は、バースト転送を停止する場合には0を、続行す
る場合にはTを初期値として選択するように設定されて
いる。
【0030】次に、制御回路25は、初期値に基づい
て、バースト転送を行うか否か判断する(ステップS
4;タイマイネーブル)。すなわち、CPU4がタイマ
28にNULL設定し、タイマ28がNULLをロード
した場合、タイマ28は停止したことを制御手段として
の制御回路25に示し、制御回路25はDMA転送手段
としてのDMA転送回路22に転送処理の停止を示す。
つまり、制御回路25は、タイマ28の初期値が0であ
る場合には、ステップS5に進みDMA転送処理中止指
示を出力し、バースト転送の停止処理を行う(この停止
処理については後述する)。
【0031】一方、タイマ28の初期値がTである場合
には、制御回路25は、タイマ28をスタートさせる。
そして、データ受信バッファ(データバッファ)21を
受信できるように設定し(ステップS6;図6(A),
図8(A))、外部装置1から送信される画像データの
受信を待つ(ステップS7,S19)。
【0032】画像データを受信したか否かを確認し(ス
テップS7)、画像データを受信すると、制御回路25
は、バッファ有効カウンタ26および受信カウンタ27
をインクリメントし(ステップS9)、データ受信バッ
ファ21に蓄積されたデータが所定量(バースト数)に
達したか否か、すなわち、バッファ有効カウンタ26の
値がバースト転送バイト数であるバースト数(32バイ
ト)に到達したか否かを確認する(ステップS10)。
そして、32バイトに到達していない場合には、ステッ
プS7に戻り、再び画像データの受信を待つ。
【0033】一方、32バイトに到達した場合、制御回
路25は、データ受信バッファ21を受信できないよう
に設定する(ステップS11)とともに、DMA転送回
路22にDMAバースト転送指示を出力し(ステップS
12)、DMA転送回路22を制御して、データ受信バ
ッファ21内の画像データをバースト転送させる(ステ
ップS13;図6(B))。これにより、図6(C)に
示すように、メモリ3における画像データを記憶すべき
アドレスN(転送先アドレス:N番地)に、画像データ
がバースト転送される。なお、DMA転送回路22のバ
ースト転送処理については後述する。
【0034】その後、制御回路25は、DMA転送回路
22中のDMAコントローラからDMA終了通知(後
述)が伝達されているか否かに従って、転送処理を続行
するか否かを判断する(ステップS14)。そして、停
止する場合には、CPU4がタイマ28にNULL
(0)設定することにより、タイマ処理中止指示を出力
し(ステップS18)、タイマ28をリセットするとと
もに、停止処理を行う。
【0035】ここでの停止処理およびステップS5の後
の停止処理において、制御回路25は、バッファ有効カ
ウンタ26および受信カウンタ27をリセットするとと
もに、データ受信バッファ21内のデータを全て消去
し、処理を終了する(ステップS31〜S33)。
【0036】一方、転送処理を続行する場合、制御回路
25は、バッファ有効カウンタ26および受信カウンタ
27をリセットするとともに、データ受信バッファ21
内のデータを全て消去し(ステップS15〜S17)、
ステップS3に戻る。
【0037】また、ステップS1〜S10,S19にお
いて、データ受信バッファ21に32バイトの画像デー
タが蓄積される前に、タイマ28の値が0、すなわちタ
イムアップとなった場合、制御回路25は、受信カウン
タ27の値から、データ受信バッファ21に新たに送信
されてきた画像データ(32バイト未満)があるか否か
を判断する(ステップS20)。
【0038】そして、あると判断した場合、制御回路2
5は、データ受信バッファ21を受信できないように設
定する(ステップS21)。そして、DMA転送回路2
2にDMAバースト転送を指示し(ステップS22)、
DMA転送回路22を制御して、データ受信バッファ2
1内の画像データに不定データを組み合わせることによ
って32バイトのデータを作成させ、それをバースト転
送させる(ステップS23;図7(D),図8
(B))。ここで、不定データとは、データ受信バッフ
ァ21内において画像データに隣接して記憶されている
不特定のデータのことである。
【0039】その後、上記の処理と同様に、制御回路2
5は、DMA転送回路22からのDMA終了通知の有無
に応じて、転送処理を続行するか否かを判断する(ステ
ップS24)。そして、続行すると判断した場合、およ
び、ステップS20において新たに送信された画像デー
タがない場合、制御回路25は、タイマ28がタイムア
ップしたことをCPU4に伝達し(ステップS26)、
ステップS3に戻る。なお、ステップS24において続
行すると判断した場合には、ステップS26でCPU4
にインタラプトする前に受信カウンタ27をリセットす
る(ステップS25)。
【0040】CPU4は、メモリ3内のデータをチェッ
クして、データ転送が完全に終了したか否かを判断す
る。そして、終了したと判断した場合、タイマ28の初
期値として0を設定し(図7(E))、処理を終了す
る。
【0041】一方、データ転送が終了していないと判断
したときには、CPUは、タイマ28の初期値としてT
を設定し、転送処理を続行させる(図8(C))。そし
て、制御回路25は、上記したように、データ受信バッ
ファ21内に32バイトのデータが蓄積されるまで待機
する(ステップS7〜S10,S19)。このとき、制
御回路25は、ステップS23において転送したデータ
を消去せず、データ受信バッファ21内に格納してお
く。そして、新たに送信されてきた画像データを、既存
のデータにつなげて記憶させるように設定されている
(図9(D))。
【0042】次に、ステップS13,S23として示し
たDMA転送回路22によるバースト転送処理について
説明する。図5はこの処理の流れを示すフローチャート
である。DMA転送回路22は、データ受信バッファ2
1内の32バイトの画像データ(あるいは画像データと
不定データとの組み合わせ)を、32ビットずつのデー
タを8回連続でバースト転送するように設定されてい
る。
【0043】すなわち、DMA転送回路22は、32ビ
ットのデータを転送し(ステップS41)、その後、転
送先のアドレス(メモリ3のアドレス)をインクリメン
トする(ステップS42)。その後、DMA転送回路2
2は、データ受信バッファ21内のリードポインタ(次
に転送するべきデータにおけるバッファ内での位置を示
すポインタ)をインクリメントし(ステップS43)、
次のデータを転送する。そして、バースト数の転送が終
了したかを判断し(ステップS44)、32バイトの転
送が終了した後、DMA転送回路22は、上記したリー
ドポインタをリセットする(ステップS45)。
【0044】なお、本プリンタでは、不定データを含む
データをバースト転送(第1バースト転送)した後で
は、転送したデータを消去せず、データ受信バッファ2
1内に格納しておく。そして、新たに送信されてきた画
像データを、既存のデータにつなげて記憶させるように
設定されている。そして、図9(D),(E)に示すよ
うに、次に行なうバースト転送(第2バースト転送)に
おいて、第1バースト転送によって記憶したデータを上
書きして消去するように設定されている。これは、以下
の理由による。
【0045】すなわち、本プリンタでは、データ受信バ
ッファ21に32バイトのデータが蓄積されたときに、
データ転送が行われるようになっている。このため、上
記のように構成すれば、タイマ28の設定によって、デ
ータ受信バッファ21内のデータが32バイトに達して
いなくても、データ転送をより早いタイミングで行うこ
とが可能となり、また不定データを挿入した次の転送に
おいてアドレスを不定データ挿入位置にずらすといった
煩わしい操作を行なう必要がなくなる。
【0046】ステップS45の後、DMA転送回路22
におけるDMA転送数カウンタ23が、DMA転送回路
22の総転送数(DMA転送カウント値)に受信カウン
タ27の値(初めて転送されたデータのサイズ;受信カ
ウント値)を足すことによって、DMA転送カウント値
(転送数)を更新する(ステップS46;図6(C),
図7(E),図8(C),図9(E))。
【0047】その後、DMA転送回路22は、バッファ
有効カウンタ26の値(バッファ有効カウント値)が3
2バイトであるか否かを確認する(ステップS47)。
すなわち、DMA転送回路22は、バースト転送したデ
ータに不定データが含まれているか否かを判断する。そ
して、バッファ有効カウンタ26の値が32バイトでは
なく、不定データをバースト転送したと判断した場合、
転送先アドレスから、バースト数を差し引く(ステップ
S51)。
【0048】その後、DMA転送回路22は、総転送数
(DMA転送カウント値)の値が、CPUによって定め
られた最終値に達しているか否かを判断する(ステップ
S48)。そして、最終値に達している場合、DMA転
送回路22は、制御回路25にDMA終了通知を伝達す
る(ステップS49)とともに、CPUにDMAインタ
ラプト(割り込み)を発生させる(ステップS50)。
【0049】以上のように、本プリンタでは、DMA部
2が、外部から送信されてきたデータをバースト単位
(32バイト)毎にまとめ、バースト転送によってメモ
リ3に保存するようになっている。これにより、メモリ
へのアクセス回数を減らすことができるためシステム全
体の効率が上がり、さらにバースト転送を行なう場合、
バーストを行わない転送をバースト単位分のデータを転
送するのに必要な回数(32ビット単位では8回の転
送)を行なう場合に比べ転送速度が速いため、データ受
信バッファ21からメモリ3への転送速度を向上でき
る。
【0050】すなわち、本プリンタでは、セントロイン
タフェースのように転送数が決まってなく、かつ1回の
データ受信バイト数が、システムのバースト転送数と異
なるデータを受信するようになっており、バースト単位
で効率よくデータ転送の処理を行うことが可能である
(セントロインタフェースの1回のデータ受信数は1バ
イトで、システムのバースト転送数は、例えば、32ビ
ット×8=32バイトバーストといった場合、32バイ
ト単位でデータ転送処理を行える)。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、DMA部が、外部から
送信されてきたデータをバースト単位毎にまとめ、バー
スト転送によってメモリに保存するようになっているの
で、メモリへのアクセス回数を減らすことができるため
システム全体の効率が上がり、さらにバースト転送を行
なう場合、バーストを行わない転送をバースト単位分の
データを転送するのに必要な回数を行なう場合に比べ転
送速度が速いため、データ受信バッファからメモリへの
転送速度を向上できる。
【0052】すなわち、本発明によれば、セントロイン
タフェースのように転送数が決まってなく、かつ1回の
データ受信バイト数が、システムのバースト転送数と異
なるデータを受信するようになっており、バースト単位
で効率よくデータ転送の処理を行うことが可能である。
【0053】本発明によれば、以下の効果がある。: (1)バースト転送を行うことで転送効率を向上でき
る。 (2)受信バイト数とDMAのバースト転送バイト数が
異なる場合のDMAバースト転送を可能にする。 (3)バースト数に満たない半端なデータも、シングル
転送に切り替えることなくバースト転送することが可能
になり、回路もシンプルになる。
【0054】(4)受信バッファに入っている有効なデ
ータ数を管理できる。 (5)データ受信が終了した可能性があること、および
ソフト処理する際にデータが半端であることを知らせる
ことができる。通常、タイマインタラプトは、タイマの
タイムアップ時に行われるが、DMAのバースト転送終
了後にインタラプトを発生させることで、ソフト(CP
U)は正しくデータをリードし処理できる。 (6)通常、DMA転送数カウンタは、DMAが転送し
たバイト数を示すが、上記(3)の場合、無効なデータ
を転送するのでソフト処理する際に有効なデータ数を知
ることができる。
【0055】(7)ソフトによりタイマを再設定する必
要がない。 (8)タイマにNULL(0)を設定するだけで、中途
のDMA処理を停止できる。ソフトでDMAを停止する
必要がない。 (9)ソフトでタイマを停止する必要がない。 (10)バースト転送によるアドレス境界が複雑になら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるプリンタ(本プリ
ンタ)の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のDMA部におけるバースト転送処理を説
明するためのフロー図である。
【図3】図1のDMA部におけるバースト転送処理を説
明するためのフロー図である。
【図4】図2におけるDMA転送/タイマ処理中止指示
に伴う処理を説明するためのフロー図である。
【図5】図3におけるDMA転送処理を説明するための
フロー図である。
【図6】図1のDMA部におけるバースト転送の一例を
示す図である。
【図7】図1のDMA部におけるバースト転送の一例を
示す図である。
【図8】図1のDMA部におけるバースト転送の一例を
示す図である。
【図9】図1のDMA部におけるバースト転送の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1…外部装置、2…DMA部、3…メモリ、4…CP
U、5…ROM、6…プリント部、21…データ受信バ
ッファ、22…DMA転送回路、23…DMA転送数カ
ウンタ、24…DMA転送回路の設定部、25…制御回
路、26…バッファ有効カウンタ、27…受信カウン
タ、28…タイマ、29…タイマの設定部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から送信されてくるデータを受信し
    メモリに転送するためのデータ受信処理装置であって、
    該データ受信処理装置は、データをバースト転送単位で
    蓄積するためのデータ受信バッファ手段と、該データ受
    信バッファ手段に蓄積されたデータをバースト転送可能
    なDMA転送手段と、前記データ受信バッファ手段に所
    定時間データ受信がないことを管理するタイマ手段と、
    前記データ受信バッファ手段に蓄積されているデータ量
    を測定するバッファ有効カウント手段と、DMA転送後
    に新規で前記データ受信バッファ手段に入ったデータ量
    を測定する受信カウント手段と、DMAデータ転送数を
    管理するDMA転送数カウント手段と、前記の各手段を
    統合制御する制御手段とを有し、受信したデータを前記
    メモリにDMAバースト転送を行うことを特徴とするデ
    ータ受信処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、前記制御手段は、前記データ受信バッファ手段
    に蓄積されたデータが前記バースト転送単位となったと
    きに、全データを前記メモリに対してDMAバースト転
    送するよう指示することを特徴とするデータ受信処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、前記制御手段は、前記データ受信バッファ手段
    のデータが前記バースト転送単位に達していなくても、
    前記タイマ手段のタイムアップにより、前記データを前
    記メモリに対してDMAバースト転送するよう指示する
    ことを特徴とするデータ受信処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のデータ受信処理
    装置において、前記制御手段は、前記バースト転送単位
    に達してからDMAバースト転送を行った場合は、前記
    バッファ有効カウント手段のバッファ有効カウンタをリ
    セットする一方、前記タイマ手段のタイムアップにより
    DMAバースト転送を行った場合は、前記バッファ有効
    カウンタの値を保持するよう指示することを特徴とする
    データ受信処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、前記制御手段は、前記タイマ手段のタイムアッ
    プによりDMAバースト転送を行った場合、当該データ
    受信処理装置を含む装置におけるCPUに対してインタ
    ラプトを発生させることを特徴とするデータ受信処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3に記載のデータ受信処理
    装置において、前記DMA転送数カウント手段のDMA
    転送数カウンタは、DMAバースト転送した中の有効バ
    イト数を示すことを特徴とするデータ受信処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、前記制御手段は、バースト転送終了後、前記タ
    イマ手段をリセットするように設定されていることを特
    徴とするデータ受信処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、当該データ受信処理装置を含む装置におけるC
    PUが前記タイマ手段にNULL設定し、該タイマ手段
    がNULLをロードしたとき、該タイマ手段は、停止し
    たことを前記制御手段に示し、該制御手段は、前記DM
    A転送手段に転送処理の停止を指示することを特徴とす
    るデータ受信処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のデータ受信処理装置に
    おいて、前記制御手段が前記DMA転送手段のDMAコ
    ントローラよりDMAの終了通知を受けた場合、前記制
    御手段は、前記タイマ手段にタイマ処理の停止を指示す
    ることを特徴とするデータ受信処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載のデータ受信処理装置
    において、前記制御手段は、前記バースト転送単位に達
    していないときにDMAバースト転送を行った場合、前
    記バッファ有効カウント手段のバッファ有効カウンタの
    値を保持し、前記データ受信バッファ手段内の転送した
    データを消去せず、新規で送信されたデータを既存のデ
    ータにつなげて前記データ受信バッファ手段に蓄積する
    ことを特徴とするデータ受信処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項3又は10に記載のデータ受信
    処理装置において、前記制御手段は、前記バースト転送
    単位に達していないときにDMAバースト転送を行った
    場合、転送先アドレスを直前にバースト転送を開始した
    転送先アドレスに戻すことを特徴とするデータ受信処理
    装置。
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