JP4744679B2 - 容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改ざん防止のための口部構造を備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、練りワサビや練りガラシなどの食品、軟膏などの薬品、スキンクリームやシャンプーリンスなどの商品は、その内容物の性質上、チューブ容器入りの商品として製造販売されることが多い。また、このような商品は、店頭販売に際して、客が直接商品を手に取って見ることができるようにするため、陳列棚などに並べて販売されることが多い。
【0003】
このように商品を自由に手に取ることができる場合、中身を見ようとしてキャップを外して容器口部を無理やり開封する者も現れ、開封されていること知らずに買った消費者から苦情が寄せられるというような事態が発生するおそれがある。また、誰でもが自由に商品を手に取ることができるため、不心得者がキャップを外して容器口部から異物を混入するおそれがあるなど、安全性の面でも問題がある。
【0004】
そこで、このような問題をなくすため、従来より色々な方法が提案されているが、その中でも特に、製造時に容器の口部を完全封鎖しておき、使用開始時に容器口部を開封させる方法が広く採用されている。このような方法の代表的なものに、口元シール方式と口元盲方式と呼ばれる方法がある。
【0005】
口元シール方式は、フィルムを容器口部の開口面に接着あるいは溶着しておき、使用時にこれを引き剥がして開封するようにしたもので、接着や溶着の容易なプラスチックチューブ容器、ラミネートチューブ容器などで広く採用されている。一方、口元盲方式は、容器口部を盲穴にしておき、使用開始時にキャップに付設した突起部などで突き刺して穴を開け、開封するようにしたもので、材質の柔らかなアルミチューブ容器などで広く採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した口元シール方式の場合、専用の封鎖部材を用意した上で、容器製造とは別工程で接着または溶着しなければならず、製造に際して手間とコストがかかるという問題があった。また、口元盲方式の場合、簡単に突き刺して穴を開けることができる程度に柔らかな素材の容器以外には適用することができず、使用性の点で問題があった。
【0007】
さらに、口元シール方式、口元盲方式のいずれの場合においても、容器の口部にキャップを備えている場合、キャップが被せられている状態では容器が既に開封済みであるのか否か、そのままでは確認することができず、一々キャップを外してみないとチェックできないといった問題があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、口元シール方式のように別部材としての専用の封鎖部材を必要とせず、容器口部と同じ素材を用いて一体成形することが可能であり、また口元盲方式のように柔らかな素材だけに限定されることがなく、さらに、商品の販売や使用に際しては、容器の口部が既に開封されているか否かをキャップを開けることなしに確認することができる口部構造を備えた容器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、アンダーカット式のキャップ(3)を備えた容器であって、容器口部(2)の先端開口面に改ざん防止用の盲部材(4)が捻じり切り可能に形成され、該盲部材によって容器口部の先端開口面を封鎖するとともに、容器口部の外周面にはアンダーカット嵌合のための係止段部(10a,10b)が所定間隔をおいて上下に形成されており、盲部材が捻じり切られていない未使用状態時には、キャップ側に設けたアンダーカット嵌合用の係止爪片(11)が上側の係止段部(10a)と嵌合し、かつ、盲部材が捻じり切られた後においては下側の係止段部(10b)と嵌合してキャップ(3)の天面と容器口部(2)の先端開口面とを密着せしめ、盲部材(4)が捻じり切られた後においても容器口部を再封できるようにしたものである。このような構成とした場合、盲部材が捻じり切られた後においてもキャップと容器口部の先端開口面との密着状態が良好に保たれ、内容物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0010】
さらに、請求項2に係る発明は、請求項1記載の容器において、前記キャップの天頂部外面に前記盲部材が嵌まり込む嵌合凹部を形成し、使用開始時、前記キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌め合わせて回すことにより、盲部材を捻じり切るようにするとともに、該捻じり切られた後の盲部材が前記嵌合凹部内に嵌まり合ったまま脱落不可能とし、かつ、該盲部材の色をキャップ天頂部外面と異なる色とするかまたは盲部材の裏面に開封済みであることを示すマークを形成したものである。このような構成とした場合、開封に際して、キャップの嵌合凹部に盲部材を嵌め込んで回すだけで簡単に盲部材を捻じり切ることができ、大人でも子供でも簡単かつ確実に開封することができるようになる。さらに、捻じり切られた盲部材がキャップの天頂部外面に形成した嵌合凹部内に脱落不可能に嵌まり合ったままとなるので、盲部材の裏面に形成された開封マーク、あるいはキャップとの色違いを確認することによって、当該容器が既に開封されているか否かを、キャップを外すことなく、簡単かつ確実に確認することができる。このため、商品の製造過程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる場面において容器の開封状態を外から見るだけでチェックすることができ、容器取り扱いにおける安全性を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態について説明する前に、本発明を理解するために必要な参考例について説明する。
図1〜図3に、本発明を理解するための第1の参考例を示す。この第1の参考例は、練り歯磨きなどに使用されるチューブ容器に本発明を適用した場合の例を示すもので、図1はキャップを外した状態のチューブ容器の斜視図、図2(a)は容器口部の平面図、図2(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図、図3は容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏面斜視図である。
【0012】
図において、1は例えばラミネート製の押し出しチューブ、2は該押し出しチューブ1の先端側に取り付けられたプラスチック製の容器口部、3は容器口部2に着脱自在に被着されたアンダーカット式のキャップである。
【0013】
容器口部2の先端開口面には、円形板状体からなる改ざん防止用の盲部材4が薄肉部6を介して容器口部2に一体成形されており、未使用時には、この盲部材4によって容器口部2の先端開口面を完全に封鎖するように構成されている。この盲部材4の外周面には、後述するキャップ3による盲部材4の捻じり切り時に、キャップ3が空回りすることがないようにするための多数の突出片5(図示例では6個)が形成されている。また、この盲部材4の裏面側、すなわち容器内部側)には、例えば図3に示すような、×印などの開封マーク7が形成されている。
【0014】
キャップ3は、手で掴むための径の大きな外筒部8と、この外筒部8内に位置して一体形成された内筒部9とを備えている。内筒部9は、容器口部2の外周面にぴったりと嵌まり込む大きさとされている。この内筒部9の先端部には、容器口部2の外周面に形成された係止段部10と弾性的に係合する係止爪片11が一体形成されており、キャップ3を容器口部2側に向かって押し込むと、係止爪片11が容器口部2の係止段部10と弾性係合し、キャップ3が容器口部2に被着されるとともに、キャップ3を外側に向かって引っ張ると、係止爪片11と係止段部10の弾性係合が外れ、キャップ3を容器口部2から取り外すことができるようになっている。
【0015】
一方、キャップ3の天頂部外面には、前記盲部材4が嵌まり込むための盲部材4と相似形状をした嵌合凹部12が形成されており、この嵌合凹部12と盲部材4を嵌め合わせてキャップ3を回すことにより、盲部材4を薄肉部6位置で捻じり切ることができるように構成されている。
【0016】
また、この嵌合凹部12の前記盲部材4の突出片5の先端面と対向する位置には、盲部材4を嵌合凹部12内に係止するための小突起13が形成されており、この小突起13が突出片5と係合して押さえつけることにより、捻じり切られた後の盲部材4が嵌合凹部12内から簡単に抜け出ることがないように構成されている。
【0017】
次に、上記構造になるチューブ容器における盲部材4の開封方法について説明する。未使用状態においては、容器口部は図1および図2に示したような状態となっており、容器口部2の先端開口面は盲部材4によって完全に封鎖されている。この状態において、まず、容器口部2に被せられているキャップ3を内側に向かってつまみ、キャップ3を容器口部2から取り外す。そして、この取り外したキャップ3を逆さまに持ち、図4に示すように、キャップ3の天頂部外面に形成された嵌合凹部12を容器口部2の先端開口面の盲部材4に嵌め合わせる。
【0018】
上記のように嵌合凹部12と盲部材4を嵌め合わせたら、そのままキャップ3を左右いずれかの方向に回す。これによって盲部材4も同時に回転され、盲部材4は下側の薄肉部6の位置で捻じり切られる。これによって、容器口部2は開口し、押し出しチューブ1の部分を押し絞ることにより、内容物を押し出すことが可能となる。
【0019】
一方、前記捻じり切られた盲部材4は、図5に示すように、キャップ3の天頂部外面に形成した嵌合凹部12内に嵌まり込み、嵌合凹部12の周壁面に形成した小突起13が盲部材4の突出片5と係合して押さえ付けるので、盲部材4は嵌合凹部12内から外れることがなくなり、そのまま嵌合凹部12内に留まったままとなる。
【0020】
そして、嵌合凹部12内に嵌まり込んだ盲部材4は、その裏面側が外を向いた状態で嵌め合わされており、盲部材4の裏面側に形成した開封マーク7が直接視認できるようになる。したがって、一旦、盲部材4を捻じり切って容器口部を開封した後においては、たとえキャップ3が容器口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外面に盲部材4の開封マーク7が常に表示された状態となり、この開封マーク7を見るだけで、一々キャップ3を外して確認する必要なしに当該容器が既に開封されているか否かを確認することができる。このため、商品の製造過程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる場面において容器の開封状態を外から見るだけでチェックすることができ、容器取り扱いにおける安全性が格段に向上する。
【0021】
このように、本発明をチューブ容器に適用した場合、練り歯磨き、さらには練りワサビや練りガラシなどの食品、軟膏などの薬品、スキンクリームやシャンプーリンスなどの医薬部外品など、小売り販売などにおいて店頭陳列して販売されることの多いチューブ容器入り商品の安全性をより一層向上し、不測の事故を未然に防止することができる。
【0022】
図6および図7に、第2の参考例を示す。図6(a)は容器口部の平面図、図6(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図、図7は容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏面斜視図である。
【0023】
この第2の参考例は、前記第1の実施の形態と同様な構造になるチューブ容器において、盲部材4の裏面側に形成した開封マーク7を×印状の窪み(図7参照)として形成するとともに、盲部材4が捻じり切られた後においても容器口部2の先端開口面の穴径が小さくなることがないように薄肉部6の形成位置を工夫したものである。なお、その他の部分は、前記第1の参考例と同じであるので、同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0024】
この第2の参考例の場合も、前記第1の参考例の場合と同様に、一旦、盲部材4を捻じり切って開封した後においては、たとえキャップ3が容器口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外面の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封されているか否かを外部から確認することができる。
【0025】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図8に、本発明に係る容器の第1の実施の形態を示す。図8(a)は容器口部の平面図、図8(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図である。なお、図8(b)の縦断面図において、右半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切られていない未使用状態における断面を示し、左半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切られた後における断面をそれぞれ示すものである。
【0026】
この第1の実施の形態は、凸状をした開放マーク7を刻印した第1の参考例(図1〜図5)と同様な構造のチューブ容器において、盲部材4を捻じり切った後におけるキャップ3の再封性を考慮して、容器口部2の外周面の係止段部を上下2つの係止段部10a,10bとしたものである。
【0027】
このように、係止段部を上下二段構成とした場合、盲部材4が捻じり切られていない未使用状態時においては、図8(b)の右半部の断面で示すように、上側の係止段部10aとキャップ3の係止爪片11とが係合する。また、盲部材4が捻じり切られた後においでは、図8(b)の左半部の断面で示すように、下側の係止段部10bとキャップ3の係止爪片11とが係合し、盲部材4が捻じり切られた後においてもキャップ3と容器口部2の先端開口面との密着状態が良好に保たれ、内容物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0028】
この第1の実施の形態の場合も、前記第1の参考例の場合と同様に、一旦、盲部材4を捻じり切って開封した後においては、たとえキャップ3が容器口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外面の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封されているか否かを外部から確認することができる。
【0029】
図9に、本発明に係る容器の第2の実施の形態を示す。図9(a)は容器口部の平面図、図9(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図である。なお、図9(b)の縦断面図において、右半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切られていない未使用状態における断面を示し、左半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切られた後における断面をそれぞれ示すものである。
【0030】
この第2の実施の形態は、凹状をした開放マーク7を刻印した第2の参考例(図6、図7)と同様な構造のチューブ容器において、盲部材4を捻じり切った後におけるキャップ3の再封性を考慮して、前記第1の実施の形態(図8)と同じように、容器口部2の外周面の係止段部を上下2つの係止段部10a,10bとしたものである。
【0031】
このように、係止段部を上下二段構成とした場合、前記第3の実施の形態と同じように、盲部材4が捻じり切られた後においてもキャップ3と容器口部2の先端開口面との密着状態が良好に保たれ(図9(b)の左半部参照)、内容物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0032】
この第2の実施の形態の場合も、前記第1の実施の形態の場合と同様に、一旦盲部材4を捻じり切って開封した後においては、たとえキャップ3が容器口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外面の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封されているか否かを外部から確認することができる。
【0033】
なお、前記各実施の形態は、本発明をチューブ容器に適用した場合を例に採ってそれぞれ説明したが、本発明を適用可能な容器はチューブ容器に限られるものではなく、容器口部2に盲部材4を一体成形できる容器であれば、どのような形状ならびに材質の容器であっても適用可能である。
【0034】
また、開封状態を確認するために盲部材4の裏面に×印の開封マーク7を形成したが、×印以外の文字や記号であってもよい。また、開封マーク7に代えて、盲部材4をキャップ3と異なる色にしてもよい。このように盲部材4の色をキャップ3と異なる色とした場合、捻じり切られた後にキャップ3の嵌合凹部12に嵌まり込んだ盲部材4は、その色を見ただけで既に開封されていることを確認することができる。このため、商品の製造過程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる場面において容器の開封状態を外から見るだけでチェックすることができ、容器取り扱いにおける安全性をより一層向上することができる。さらに、前記開封マーク7を形成すると同時に、盲部材4の色も変えれば、より簡単かつ確実に開封状態を確認することが可能である。
【0035】
また、盲部材4の平面形状を円形とし、その外周面に多数の突出片5を形成することにより、盲部材4を回して捻じり切ることができるようにしたが、盲部材4の平面形状を楕円形、あるいは三角形、四角形などの多角形など、円形以外の形状とすれば、突出片5を必要とすることなしに、盲部材4を回して捻じり切ることができる。なお、キャップ3の天頂部外面に形成される嵌合凹部12の形状も、盲部材4の形状に合わせた相似形状とすることが望ましいが、必ずしも相似形状とする必要はなく、盲部材4を回転できる凹部形状であれば十分である。
【0036】
また、前記実施の形態では、嵌合凹部12の周壁面に形成した小突起13によって盲部材4を係止するようにしたが、この係止手段としては小突起13に限られるものではなく、摩擦嵌合、アンダーカット嵌合など、盲部材4が嵌合凹部12内から外れない構造である限りどのような係止手段であっても採用できるものである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるときは、容器口部の先端開口面に改ざん防止用の盲部材を捻じり切り可能に形成し、該盲部材によって容器口部の先端開口面を封鎖したので、封鎖用の盲部材を容器口部と同じ材質を用いて圧縮成形によって一体的に形成でき、製造時における手間とコストを低減することができる。また、捻じり切り可能である限りどのような素材の容器口部に対しても適用することができ、汎用性の点でも優れたものとなる。
【0038】
また、容器口部の外周面にはアンダーカット嵌合のための係止段部を所定間隔をおいて上下二段に形成したので、盲部材が捻じり切られていない未使用状態時には、上側の係止段部とキャップの係合爪片とが係合し、盲部材が捻じり切られた後においでは、下側の係止段部とキャップの係合爪片とが係合し、盲部材が捻じり切られた後においてもキャップと容器口部との密着状態が良好に保たれ、内容物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0039】
さらに、キャップの天頂部外面に盲部材が嵌まり込む嵌合凹部を形成し、使用開始時、前記キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌め合わせて回すことにより、盲部材を捻じり切るようにしたので、開封に際して、キャップの嵌合凹部に盲部材をはめ込んで回すだけで簡単に盲部材を捻じり切ることができ、大人でも子供でも簡単かつ確実に開封することができ、その取り扱いを容易とすることができる。
【0040】
さらにまた、捻じり切られた盲部材がキャップの天頂部外面に形成した嵌合凹部内に脱落不可能に嵌まり合ったままとなるので、盲部材の裏面に形成された開封マーク、あるいはキャップとの色違いを確認することによって、当該容器が既に開封されているか否かを、キャップを外すことなく、簡単かつ確実に確認することができる。このため、商品の製造過程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる場面において容器の開封状態を外から見るだけでチェックすることができ、容器取り扱いにおける安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の参考例を示すもので、キャップを外した状態のチューブ容器の斜視図である。
【図2】 (a)は第1の参考例の容器口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の第1の参考例の容器口部の縦断面図である。
【図3】 第1の参考例の容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏面斜視図である。
【図4】 第1の参考例における盲部材の捻じり切り方法の説明図である。
【図5】 第1の参考例における捻じり切られた後の盲部材のキャップへの嵌合状態の説明図である。
【図6】 第2の参考例を示すもので、(a)は容器口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図である。
【図7】 第2の参考例の容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏面斜視図である。
【図8】 本発明に係る容器の第1の実施の形態を示すもので、(a)は容器口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図であり、(b)中の右半部は盲部材が捻じり切られていない場合の断面を、また(b)中の左半部は盲部材が捻じり切られた後の断面をそれぞれ示している。
【図9】 本発明に係る容器の第2の実施の形態を示すもので、(a)は容器口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図であり、(b)中の右半部は盲部材が捻じり切られていない場合の断面を、また(b)中の左半部は盲部材が捻じり切られた後の断面をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 押し出しチューブ
2 容器口部
3 キャップ
4 盲部材
5 突出片
6 薄肉部
7 開封マーク
8 外筒部
9 内筒部
10 係止段部
10a 上側の係止段部
10b 下側の係止段部
11 係止爪片
12 嵌合凹部
13 小突起

Claims (2)

  1. アンダーカット式のキャップ(3)を備えた容器であって、容器口部(2)の先端開口面に改ざん防止用の盲部材(4)が捻じり切り可能に形成され、該盲部材によって容器口部の先端開口面を封鎖するとともに、容器口部の外周面にはアンダーカット嵌合のための係止段部(10a,10b)が所定間隔をおいて上下に形成されており、盲部材が捻じり切られていない未使用状態時には、キャップ側に設けたアンダーカット嵌合用の係止爪片(11)が上側の係止段部(10a)と嵌合し、かつ、盲部材が捻じり切られた後においては下側の係止段部(10b)と嵌合してキャップ(3)の天面と容器口部(2)の先端開口面とを密着せしめ、盲部材(4)が捻じり切られた後においても容器口部を再封できるようにしたことを特徴とする容器。
  2. 請求項1記載の容器において、前記キャップ(3)の天頂部外面に前記盲部材が嵌まり込む嵌合凹部(12)を形成し、使用開始時、前記キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌め合わせて回すことにより、盲部材を捻じり切るようにするとともに、該捻じり切られた後の盲部材が前記嵌合凹部内に嵌まり合ったまま脱落不可能とし、かつ、該盲部材の色をキャップ天頂部外面と異なる色とするかまたは盲部材の裏面に開封済みであることを示すマークを形成したことを特徴とする容器。
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