JP2537359Y2 - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP2537359Y2
JP2537359Y2 JP1990104841U JP10484190U JP2537359Y2 JP 2537359 Y2 JP2537359 Y2 JP 2537359Y2 JP 1990104841 U JP1990104841 U JP 1990104841U JP 10484190 U JP10484190 U JP 10484190U JP 2537359 Y2 JP2537359 Y2 JP 2537359Y2
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JP
Japan
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cap
overcap
inner cap
ring member
unevenness
Prior art date
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Application number
JP1990104841U
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JPH0462640U (ja
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則和 篠木
智洋 小坂
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビン等の容器の口部を閉じるために使用さ
れるキャップに関するものである。
[従来の技術] 従来、インスタントコーヒー、粉末クリーム等を収納
するビンの口部を閉じるのに、射出成形して作成された
硬質プラスチック製のキャップが一般に使用されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、インスタントコーヒー等は贈答品として用
いられるのが多いことから、ラベルやキャップに工夫を
凝らして高級感を出すようにしている。しかしながら、
上述のような従来の硬質プラスチック製のキャップは射
出成形品であるため、キャップに加飾を施すにしても着
色するか形状を少し変える程度のことしかできず、贈答
品に相応しい高級感をキャップそのものに持たせるには
限界があった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、高級感を備えたキャップ
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のキャップは、容
器の口部に係合する取付け部を内側に有する硬質プラス
チック製のインナーキャップと、該インナーキャップの
外側に嵌入固定される金属製のリング部材と、該リング
部材が露出する状態で前記インナーキャップの上部に嵌
合固定される硬質プラスチック製のオーバーキャップと
からなり、前記オーバーキャップの内面には縦方向の凹
凸が設けられ、前記インナーキャップの外周面上部には
前記オーバーキャップの凹凸に対して相互に嵌入可能な
形状で縦方向の凹凸が設けられていることを特徴として
いる。
[作用] 上記のように構成されたキャップは、周囲に露出して
いる金属製のリング部材が見る人に対して高級感を感じ
させる。また、キャップの開閉時にはオーバーキャップ
内面の凹凸とインナーキャップの外周面上部の凹凸が噛
み合って回転方向のずれが防止される。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案に係るキャップの一実施例を示すもの
であり、同図に示されるキャップ1は、第2図(a)に
示される硬質プラスチック製のオーバーキャップ2と、
第2図(b)に示される金属製のリング部材3と、第2
図(c)に示される硬質プラスチック製のインナーキャ
ップ4とを組み合わせて形成されている。
オーバーキャップ2は、射出成形により作成されたも
ので、周囲に下向きの側壁21を有しており、第3図
(a),(b)に示されるように、この側壁21の内面に
は縦方向の凹凸22が周方向に連続的に形成され、さら
に、側壁21内面の下端には周方向に段差23が形成されて
いる。また、上部の中央部分は内外面共に平らに形成さ
れその内面側はインナーキャップ4との接着面24になっ
ている。
一方、インナーキャップ4も同様に射出成形により作
成されたもので、内側には容器の口部に係合する通常の
取付け部を有すると共に、第2図(c)に示されるよう
に、その周囲の側壁41における外周面の上部には縦方向
の凹凸42が周方向に連続的に形成されている。そして、
この凹凸42は前記オーバーキャップ2の凹凸22に対して
相互に嵌入可能な形状とされている。さらに、外周面の
下部は下広がりのテーパー面43となっており、そのテー
パー面43の下端には外向きの鍔状部44が形成されてい
る。また、上部の中央部分には前記オーバーキャップ2
の接着面24と向かい合う形状の突出部45が設けられてお
り、この突出部45は僅かに突き出た突起46を周囲に備え
ている。
リング部材3は、表面をアルマイト処理されたアルミ
ニウムからなるもので、直管状であってその内径は前記
インナーキャップ4のテーパー面43上方より僅かに大き
くかつ下方より僅かに小さくされており、さらに、その
厚みはインナーキャップ4のテーパー面43に嵌入され下
まで押し込まれた場合に表面がインナーキャップ4の鍔
状部44と面一もしくは若干小さくなるようにされてい
る。また、その長さはインナーキャップ4のテーパー面
43を略覆う寸法になっている。
そして、前記オーバーキャップ2における周囲の側壁
21は、オーバーキャップ2をインナーキャップ4に被せ
た時にインナーキャップ4のテーパー面43が殆ど露出す
るように短く形成されており、さらに、側壁21内面の下
端における段差23はリング部材3の先端が丁度入るよう
に形成されている。また、前記インナーキャップ4の突
出部45における突起46は、オーバーキャップ2をインナ
ーキャップ4に被せて該突起46が接着面24に当接した時
に、オーバーキャップ2の段差23とインナーキャップ4
の鍔状部44の間の長さが丁度リング部材3の長さと同じ
となるように形成されている。
上記のオーバーキャップ2、リング部材3及びインナ
ーキャップ4を用いてキャップ1を組み立てるには、ま
ず、リング部材3をインナーキャップ4の外側に嵌挿
し、その上からオーバーキャップ2を被せてリング部材
3の上端にオーバーキャップ2の段差23を押し当てた状
態とする。次いで、この状態でオーバーキャップ2をイ
ンナーキャップ4に対して押圧し、段差23によりリング
部材3を押し込むようにする。そして、リング部材3の
下端がインナーキャップ4の鍔状部44に当接するまでオ
ーバーキャップ2を押圧する。この押し込み時に、リン
グ部材3はインナーキャップ4のテーパー面43の下方で
きつく押し込まれて確実に固定される。この場合、イン
ナーキャップ4の突出部45の上面にホットメルト型接着
剤を塗布しておき、オーバーキャップ2の接着面24と接
着させることにより両者を接着固定させる。なお、オー
バーキャップ2とインナーキャップ4との接合は超音波
による溶着によって行ってもよい。
このようにして作成されたキャップ1はその使用時に
おいて、例えば第4図に示すように、シール部材5によ
り密閉されたビン等の容器の口部6に対し、インナーキ
ャップ4の内側に形成された取付け部7により係合され
る。そして、キャップ1の周囲にはアルマイト処理によ
り金色をしたリング部材3が露出した状態であるので、
キャップ1を使用したビン等の容器は従来のプラスチッ
ク成形品のキャップを使用したものに比べると高級感が
ある。そして、キャップ1を開閉する時には、回転方向
に力が大きく作用するが、オーバーキャップ2の凹凸22
とインナーキャップ4の凹凸42が噛み合って横方向、す
なわち回転方向のずれが防止されているので、オーバー
キャップ2の接着面24とインナーキャップ4の突出部45
上面との接合部分に回転方向の力が掛からないことか
ら、オーバーキャップ2とインナーキャップ4が外れる
ことがない。また、インナーキャップ4における鍔状部
44の外径がリング部材3の外径と同じかもしくはリング
部材3の外径より若干大きくなっていることから、搬送
時におけるキャップ1同士の擦れによる傷の発生が防止
されるし、さらには、キャップ1の開閉時において手が
リング部材3の端面に当たることがないので、開閉操作
を安全に行える。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のキャップは、硬質プラ
スチック製のインナーキャップ及びオーバーキャップ
と、これらの間に露出する状態で嵌入固定された金属製
のリング部材とで構成したので、キャップの周囲に金属
のもつ質感や光沢を備えていることから、ビン等の容器
に使用した場合に商品のイメージを高級なものとするこ
とができる。
また、オーバーキャップとインナーキャップの2部品
の間に金属製のリング部材を嵌入固定するようにしたの
で、接着剤やカシメ作業を必要とせずにリング部材を嵌
合固定することができる。
また、キャップの開閉時にはオーバーキャップの凹凸
とインナーキャップの凹凸が噛み合って回転方向のずれ
が防止され、オーバーキャップとインナーキャップとの
接合部分に回転方向の力が掛からないので、両者が外れ
てしまうことはなく、キャップそのものの機能も充分に
果たすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキャップの一実施例を示す斜視
図、第2図(a)は第1図のキャップを構成するオーバ
ーキャップを示す斜視図、第2図(b)は同じくリング
部材を示す斜視図、第2図(c)は同じくインナーキャ
ップを示す斜視図、第3図(a)はオーバーキャップの
半断面図、第3図(b)は第3図(a)のB−B断面
図、第4図はキャップを容器の口部に取り付けた状態を
示す一部拡大断面図である。 1……キャップ、2……オーバーキャップ、21……側
壁、22……凹凸、23……段差、24……接着面、3……リ
ング部材、4……インナーキャップ、41……側壁、42…
…凹凸、43……テーパー面、44……鍔状部、45……突出
部、46……突起、5……シール部材、6……口部、7…
…取付け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の口部に係合する取付け部を内側に有
    する硬質プラスチック製のインナーキャップと、該イン
    ナーキャップの外側に嵌入固定される金属製のリング部
    材と、該リング部材が露出する状態で前記インナーキャ
    ップの上部に嵌合固定される硬質プラスチック製のオー
    バーキャップとからなり、前記オーバーキャップの内面
    には縦方向の凹凸が設けられ、前記インナーキャップの
    外周面上部には前記オーバーキャップの凹凸に対して相
    互に嵌入可能な形状で縦方向の凹凸が設けられているこ
    とを特徴とするキャップ。
JP1990104841U 1990-10-04 1990-10-04 キャップ Expired - Lifetime JP2537359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990104841U JP2537359Y2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 キャップ

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JP1990104841U JP2537359Y2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0462640U JPH0462640U (ja) 1992-05-28
JP2537359Y2 true JP2537359Y2 (ja) 1997-05-28

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ID=31850275

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JP1990104841U Expired - Lifetime JP2537359Y2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 キャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745958Y2 (ja) * 1979-09-04 1982-10-09

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Publication number Publication date
JPH0462640U (ja) 1992-05-28

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