JP2002068271A - 容 器 - Google Patents

容 器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の口部が既に開封されているか否かをキ
ャップを開けることなしに確認することができる口部構
造を備えた容器を提供する。 【解決手段】 容器口部2の先端開口面に改ざん防止用
の盲部材4が捻じり切り可能に形成され、キャップ3の
天頂部外面には盲部材4が嵌まり込む嵌合凹部12を形
成する。使用開始時、容器口部2から取り外したキャッ
プ3の嵌合凹部12を容器口部2の盲部材4に嵌め合わ
せて回すことにより、盲部材4を捻じり切るようにし
た。また、捻じり切られた後の盲部材4がキャップ3の
嵌合凹部12内に嵌まり合ったまま脱落不可能となるよ
うに構成し、盲部材4の裏面部に刻印した開封マーク7
によって当該容器が既に開封済みであることを表示する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改ざん防止のため
の口部構造を備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、練りワサビや練りガラシなどの
食品、軟膏などの薬品、スキンクリームやシャンプーリ
ンスなどの商品は、その内容物の性質上、チューブ容器
入りの商品として製造販売されることが多い。また、こ
のような商品は、店頭販売に際して、客が直接商品を手
に取って見ることができるようにするため、陳列棚など
に並べて販売されることが多い。
【0003】このように商品を自由に手に取ることがで
きる場合、中身を見ようとしてキャップを外して容器口
部を無理やり開封する者も現れ、開封されていること知
らずに買った消費者から苦情が寄せられるというような
事態が発生するおそれがある。また、誰でもが自由に商
品を手に取ることができるため、不心得者がキャップを
外して容器口部から異物を混入するおそれがあるなど、
安全性の面でも問題がある。
【0004】そこで、このような問題をなくすため、従
来より色々な方法が提案されているが、その中でも特
に、製造時に容器の口部を完全封鎖しておき、使用開始
時に容器口部を開封させる方法が広く採用されている。
このような方法の代表的なものに、口元シール方式と口
元盲方式と呼ばれる方法がある。
【0005】口元シール方式は、フィルムを容器口部の
開口面に接着あるいは溶着しておき、使用時にこれを引
き剥がして開封するようにしたもので、接着や溶着の容
易なプラスチックチューブ容器、ラミネートチューブ容
器などで広く採用されている。一方、口元盲方式は、容
器口部を盲穴にしておき、使用開始時にキャップに付設
した突起部などで突き刺して穴を開け、開封するように
したもので、材質の柔らかなアルミチューブ容器などで
広く採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た口元シール方式の場合、専用の封鎖部材を用意した上
で、容器製造とは別工程で接着または溶着しなければな
らず、製造に際して手間とコストがかかるという問題が
あった。また、口元盲方式の場合、簡単に突き刺して穴
を開けることができる程度に柔らかな素材の容器以外に
は適用することができず、使用性の点で問題があった。
【0007】さらに、口元シール方式、口元盲方式のい
ずれの場合においても、容器の口部にキャップを備えて
いる場合、キャップが被せられている状態では容器が既
に開封済みであるのか否か、そのままでは確認すること
ができず、一々キャップを外してみないとチェックでき
ないといった問題があった。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、口元シール方式のように別部材と
しての専用の封鎖部材を必要とせず、容器口部と同じ素
材を用いて一体成形することが可能であり、また口元盲
方式のように柔らかな素材だけに限定されることがな
く、さらに、商品の販売や使用に際しては、容器の口部
が既に開封されているか否かをキャップを開けることな
しに確認することができる口部構造を備えた容器を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、容器口部の先端開口面に改ざん防止用の
盲部材を捻じり切り可能に形成し、該盲部材によって容
器口部の先端開口面を封鎖したものである。このような
構成とした場合、容器口部と同じ材質を用いて圧縮成形
やインジェクション成形を利用して容器口部とともに一
体成形できるので、製造時における手間とコストを低減
することができる。また、捻じり切り可能である限り、
どのような材質の容器口部に対しても適用することがで
き、汎用性の点でも優れたものとなる。
【0010】また、本発明は、容器口部に着脱自在に被
着されるキャップを備え、該キャップの天頂部外面に盲
部材が嵌まり込む嵌合凹部を形成し、使用開始時、前記
キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌め合わせて回すこ
とにより、盲部材を捻じり切るようにしたものである。
このような構成とした場合、開封に際して、キャップの
嵌合凹部に盲部材を嵌め込んで回すだけで簡単に盲部材
を捻じり切ることができ、大人でも子供でも簡単かつ確
実に開封することができるようになる。
【0011】なお、前記捻じり切られた後の盲部材が前
記嵌合凹部内に嵌まり合ったまま脱落不可能とするとと
もに、盲部材の裏面部に開封済みであることを示す開封
マークを形成し、あるいは盲部材の色を少なくともキャ
ップの天頂部外面と異なる色とすることが望ましい。
【0012】このような構成とした場合、捻じり切られ
た盲部材がキャップの天頂部外面に形成した嵌合凹部内
に脱落不可能に嵌まり合ったままとなるので、盲部材の
裏面に形成された開封マーク、あるいはキャップとの色
違いを確認することによって、当該容器が既に開封され
ているか否かを、キャップを外すことなく、簡単かつ確
実に確認することができる。このため、商品の製造過
程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる場面にお
いて容器の開封状態を外から見るだけでチェックするこ
とができ、容器取り扱いにおける安全性を向上すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図3に、本発明の第
1の実施の形態を示す。この第1の実施の形態は、練り
歯磨きなどに使用されるチューブ容器に本発明を適用し
た場合の例を示すもので、図1はキャップを外した状態
のチューブ容器の斜視図、図2(a)は容器口部の平面
図、図2(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦
断面図、図3は容器口部の先端開口面に形成された盲部
材の裏面斜視図である。
【0014】図において、1は例えばラミネート製の押
し出しチューブ、2は該押し出しチューブ1の先端側に
取り付けられたプラスチック製の容器口部、3は容器口
部2に着脱自在に被着されたアンダーカット式のキャッ
プである。
【0015】容器口部2の先端開口面には、円形板状体
からなる改ざん防止用の盲部材4が薄肉部6を介して容
器口部2に一体成形されており、未使用時には、この盲
部材4によって容器口部2の先端開口面を完全に封鎖す
るように構成されている。この盲部材4の外周面には、
後述するキャップ3による盲部材4の捻じり切り時に、
キャップ3が空回りすることがないようにするための多
数の突出片5(図示例では6個)が形成されている。ま
た、この盲部材4の裏面側、すなわち容器内部側)に
は、例えば図3に示すような、×印などの開封マーク7
が形成されている。
【0016】キャップ3は、手で掴むための径の大きな
外筒部8と、この外筒部8内に位置して一体形成された
内筒部9とを備えている。内筒部9は、容器口部2の外
周面にぴったりと嵌まり込む大きさとされている。この
内筒部9の先端部には、容器口部2の外周面に形成され
た係止段部10と弾性的に係合する係止爪片11が一体
形成されており、キャップ3を容器口部2側に向かって
押し込むと、係合爪片11が容器口部2の係合段部10
と弾性係合し、キャップ3が容器口部2に被着されると
ともに、キャップ3を外側に向かって引っ張ると、係合
爪片11と係合段部10の弾性係合が外れ、キャップ3
を容器口部2から取り外すことができるようになってい
る。
【0017】一方、キャップ3の天頂部外面には、前記
盲部材4が嵌まり込むための盲部材4と相似計上をした
嵌合凹部12が形成されており、この嵌合凹部12と盲
部材4を嵌め合わせてキャップ3を回すことにより、盲
部材4を薄肉部6位置で捻じり切ることができるように
構成されている。
【0018】また、この嵌合凹部12の前記盲部材4の
突出片5の先端面と対向する位置には、盲部材4を嵌合
凹部12内に係止するための小突起13が形成されてお
り、この小突起13が突出片5と係合して押さえつける
ことにより、捻じり切られた後の盲部材4が嵌合凹部1
2内から簡単に抜け出ることがないように構成されてい
る。
【0019】次に、上記構造になるチューブ容器におけ
る盲部材4の開封方法について説明する。未使用状態に
おいては、容器口部は図1および図2に示したような状
態となっており、容器口部2の先端開口面は盲部材4に
よって完全に封鎖されている。この状態において、ま
ず、容器口部2に被せられているキャップ3を内側に向
かってつまみ、キャップ3を容器口部2から取り外す。
そして、この取り外したキャップ3を逆さまに持ち、図
4に示すように、キャップ3の天頂部外面に形成された
嵌合凹部12を容器口部2の先端開口面の盲部材4に嵌
め合わせる。
【0020】上記のように嵌合凹部12と盲部材4を嵌
め合わせたら、そのままキャップ3を左右いずれかの方
向に回す。これによって盲部材4も同時に回転され、盲
部材4は下側の薄肉部6の位置で捻じり切られる。これ
によって、容器口部2は開口し、押し出しチューブ1の
部分を押し絞ることにより、内容物を押し出すことが可
能となる。
【0021】一方、前記捻じり切られた盲部材4は、図
5に示すように、キャップ3の天頂部外面に形成した嵌
合凹部12内に嵌まり込み、嵌合凹部12の周壁面に形
成した小突起13が盲部材4の突出片5と係合して押さ
え付けるので、盲部材4は嵌合凹部12内から外れるこ
とがなくなり、そのまま嵌合凹部12内に留まったまま
となる。
【0022】そして、嵌合凹部12内に嵌まり込んだ盲
部材4は、その裏面側が外を向いた状態で嵌め合わされ
ており、盲部材4の裏面側に形成した開封マーク7が直
接視認できるようになる。したがって、一旦、盲部材4
を捻じり切って容器口部を開封した後においては、たと
えキャップ3が容器口部2に被せてあったとしても、キ
ャップ3の天頂部外面に盲部材4の開封マーク7が常に
表示された状態となり、この開封マーク7を見るだけ
で、一々キャップ3を外して確認する必要なしに当該容
器が既に開封されているか否かを確認することができ
る。このため、商品の製造過程、輸送過程、販売時、使
用時など、あらゆる場面において容器の開封状態を外か
ら見るだけでチェックすることができ、容器取り扱いに
おける安全性が格段に向上する。
【0023】このように、本発明をチューブ容器に適用
した場合、、練り歯磨き、さらには練りワサビや練りガ
ラシなどの食品、軟膏などの薬品、スキンクリームやシ
ャンプーリンスなどの医薬部外品など、小売り販売など
において店頭陳列して販売されることの多いチューブ容
器入り商品の安全性をより一層向上し、不測の事故を未
然に防止することができる。
【0024】図6および図7に、本発明の第2の実施の
形態を示す。図6(a)は容器口部の平面図、図6
(b)はキャップを被せた状態の容器口部の縦断面図、
図7は容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏面
斜視図である。
【0025】この第2の実施の形態は、前記第1の実施
の形態と同様な構造になるチューブ容器において、盲部
材4の裏面側に形成した開封マーク7を×印状の窪み
(図7参照)として形成するとともに、盲部材4が捻じ
り切られた後においても容器口部2の先端開口面の穴径
が小さくなることがないように薄肉部6の形成位置を工
夫したものである。なお、その他の部分は、前記第1の
実施の形態と同じであるので、同一部分には同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
【0026】この第2の実施の形態の場合も、前記第1
の実施の形態の場合と同様に、一旦、盲部材4を捻じり
切って開封した後においては、たとえキャップ3が容器
口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外
面の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封さ
れているか否かを外部から確認することができる。
【0027】図8に、本発明の第3の実施の形態を示
す。図8(a)は容器口部の平面図、図8(b)はキャ
ップを被せた状態の容器口部の縦断面図である。なお、
図8(b)の縦断面図において、右半部の断面部分は、
盲部材4が捻じり切られていない未使用状態における断
面を示し、左半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切ら
れた後における断面をそれぞれ示すものである。
【0028】この第3の実施の形態は、凸状をした開放
マーク7を刻印した前記第1の実施の形態と同様な構造
のチューブ容器において、盲部材4を捻じり切った後に
おけるキャップ3の再封性を考慮して、容器口部2の外
周面の係止段部を上下2つの係止段部10a,10bと
したものである。
【0029】このように、係止段部を上下二段構成とし
た場合、盲部材4が捻じり切られていない未使用状態時
においては、図8(b)の右半部の断面で示すように、
上側の係止段部10aとキャップ3の係合爪片11とが
係合する。また、盲部材4が捻じり切られた後においで
は、図8(b)の左半部の断面で示すように、下側の係
止段部10bとキャップ3の係合爪片11とが係合し、
盲部材4が捻じり切られた後においてもキャップ3の天
面と容器口部2の先端開口面との密着状態が良好に保た
れ、内容物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0030】この第3の実施の形態の場合も、前記第1
の実施の形態の場合と同様に、一旦、盲部材4を捻じり
切って開封した後においては、たとえキャップ3が容器
口部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外
面の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封さ
れているか否かを外部から確認することができる。
【0031】図9に、本発明の第4の実施の形態を示
す。図9(a)は容器口部の平面図、図9(b)はキャ
ップを被せた状態の容器口部の縦断面図である。なお、
図9(b)の縦断面図において、右半部の断面部分は、
盲部材4が捻じり切られていない未使用状態における断
面を示し、左半部の断面部分は、盲部材4が捻じり切ら
れた後における断面をそれぞれ示すものである。
【0032】この第4の実施の形態は、凹状をした開放
マーク7を刻印した前記第2の実施の形態と同様な構造
のチューブ容器において、盲部材4を捻じり切った後に
おけるキャップ3の再封性を考慮して、前記第3の実施
の形態と同じように、容器口部2の外周面の係止段部を
上下2つの係止段部10a,10bとしたものである。
【0033】このように、係止段部を上下二段構成とし
た場合、前記第3の実施の形態と同じように、盲部材4
が捻じり切られた後においてもキャップ3の天面と容器
口部2の先端開口面との密着状態が良好に保たれ、内容
物の漏れなどを効果的に防ぐことができる。
【0034】この第4の実施の形態の場合も、前記第1
の実施の形態の場合と同様に、一旦盲部材4を捻じり切
って開封した後においては、たとえキャップ3が容器口
部2に被せてあったとしても、キャップ3の天頂部外面
の開封マーク7を見るだけで、当該容器が既に開封され
ているか否かを外部から確認することができる。
【0035】なお、前記各実施の形態は、本発明をチュ
ーブ容器に適用した場合を例に採ってそれぞれ説明した
が、本発明を適用可能な容器はチューブ容器に限られる
ものではなく、容器口部2に盲部材4を一体成形できる
容器であれば、どのような形状ならびに材質の容器であ
っても適用可能である。また、アンダーカット式のキャ
ップだけに限らず、ネジ式のキャップを備えた容器にも
適用できるものである。
【0036】また、開封状態を確認するために盲部材4
の裏面に×印の開封マーク7を形成したが、×印以外の
文字や記号であってもよい。また、開封マーク7に代え
て、盲部材4をキャップ3と異なる色にしてもよい。こ
のように盲部材4の色をキャップ3と異なる色とした場
合、捻じり切られた後にキャップ3の嵌合凹部12に嵌
まり込んだ盲部材4は、その色を見ただけで既に開封さ
れていることを確認することができる。このため、商品
の製造過程、輸送過程、販売時、使用時など、あらゆる
場面において容器の開封状態を外から見るだけでチェッ
クすることができ、容器取り扱いにおける安全性をより
一層向上することができる。さらに、前記開封マーク7
を形成すると同時に、盲部材4の色も変えれば、より簡
単かつ確実に開封状態を確認することが可能である。
【0037】また、盲部材4の平面形状を円形とし、そ
の外周面に多数の突出片5を形成することにより、盲部
材4を回して捻じり切ることができるようにしたが、盲
部材4の平面形状を楕円形、あるいは三角形、四角形な
どの多角形など、円形以外の形状とすれば、突出片5を
必要とすることなしに、盲部材4を回して捻じり切るこ
とができる。なお、キャップ3の天頂部外面に形成され
る嵌合凹部12の形状も、盲部材4の形状に合わせた相
似形状とすることが望ましいが、必ずしも相似形状とす
る必要はなく、盲部材4を回転できる凹部形状であれば
十分である。
【0038】また、前記実施の形態では、嵌合凹部12
の周壁面に形成した小突起13によって盲部材4を係止
するようにしたが、この係止手段としては小突起13に
限られるものではなく、摩擦嵌合、アンダーカット嵌合
など、盲部材4が嵌合凹部12内から外れない構造であ
る限りどのような係止手段であっても採用できるもので
ある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によるときは、容器口部の先端開口面に改ざん防止用
の盲部材を捻じり切り可能に形成し、該盲部材によって
容器口部の先端開口面を封鎖したので、容器口部と同じ
材質を用いて圧縮成形によって一体的に形成でき、製造
時における手間とコストを低減することができる。ま
た、捻じり切り可能である限りどのような素材の容器口
部に対しても適用することができ、汎用性の点でも優れ
たものとなる。
【0040】請求項2記載の発明によるときは、容器口
部に着脱自在に被着されるキャップを備え、該キャップ
の天頂部外面に盲部材が嵌まり込む嵌合凹部を形成し、
使用開始時、前記キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌
め合わせて回すことにより、盲部材を捻じり切るように
したので、開封に際して、キャップの嵌合凹部に盲部材
をはめ込んで回すだけで簡単に盲部材を捻じり切ること
ができ、大人でも子供でも簡単かつ確実に開封すること
ができ、その取り扱いを容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すもので、キャップを外
した状態のチューブ容器の斜視図である。
【図2】(a)は容器口部の平面図、(b)はキャップ
を被せた状態の容器口部の縦断面図である。
【図3】容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏
面斜視図である。
【図4】盲部材の捻じり切り方法の説明図である。
【図5】捻じり切られた後の盲部材のキャップへの嵌合
状態の説明図である。
【図6】第2の実施の形態を示すもので、(a)は容器
口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口
部の縦断面図である。
【図7】容器口部の先端開口面に形成された盲部材の裏
面斜視図である。
【図8】第3の実施の形態を示すもので、(a)は容器
口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口
部の縦断面図であり、(b)中の右半部は盲部材が捻じ
り切られていない場合の断面を、また(b)中の左半部
は盲部材が捻じり切られた後の断面をそれぞれ示してい
る。
【図9】第4の実施の形態を示すもので、(a)は容器
口部の平面図、(b)はキャップを被せた状態の容器口
部の縦断面図であり、(b)中の右半部は盲部材が捻じ
り切られていない場合の断面を、また(b)中の左半部
は盲部材が捻じり切られた後の断面をそれぞれ示してい
る。
【符号の説明】
1 押し出しチューブ 2 容器口部 3 キャップ 4 盲部材 5 突出片 6 薄肉部 7 開封マーク 8 外筒部 9 内筒部 10 係止段部 10a 上側の係止段部 10b 下側の係止段部 11 係止爪片 12 嵌合凹部 13 小突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 伸平 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 加藤 啓育 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA03 AA12 AA24 AB06 BA03 CA01 CC03 DA01 DB13 DC03 FA09 FC09 GA08 GB08 GB12 JA18 KA12 KA15 LA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部の先端開口面に改ざん防止用の
    盲部材が捻じり切り可能に形成され、該盲部材によって
    容器口部の先端開口面を封鎖したことを特徴とする容
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容器において、 容器口部に着脱自在に被着されるキャップを備え、該キ
    ャップの天頂部外面に前記盲部材が嵌まり込む嵌合凹部
    を形成し、 使用開始時、前記キャップの嵌合凹部を前記盲部材に嵌
    め合わせて回すことにより、盲部材を捻じり切るように
    したことを特徴とする容器。
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