JP6440190B2 - 多段ボトル - Google Patents

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Description

本発明は、多段ボトルに関し、より詳細には、複数の独立容器を一体の棒状に多段連結可能な多段ボトルに関する。
これまでのペットボトルでは、1本に対して1種類のものしか味わうことができなかった。そこで、従来ある飲料用を主とするペットボトルを多段化し、それぞれが分割可能な独立容器を多段に連結して1本にまとめた構造とすることにより、1本で数種類を味わうことができる一方、連結を解除することにより、複数の人が同時に別々の独立容器を使用することもできるようにした多段式ペットボトルが知られている(例えば、特許文献1)。
また、廃棄するまでの暫定保管に便利で、かつ、再利用を最初から予定したペットボトルの構造およびペットボトルを複数連結してなるペットボトル連結構造が知られている(例えば、特許文献2)。具体的には、ペットボトル本体の底に底部雌ネジを形成する。その底部雌ネジは、口部雄ネジに螺合する形である。一方、底部雌ネジの底面にはパッキンが設けてある。この底部雌ネジに別のペットボトルの口部雄ネジを螺合ことにより二つのペットボトルを縦方向に連結し、ペットボトル連結構造を形成することができるようにしたものである。
また、異なる内容物を入れた容器を好みに応じて選択し、その選択した容器どうしを連結することで内容物を混合して飲用等をすることができるようにした容器が知られている(例えば、特許文献3)。具体的には、底面に切開可能な蓋部材を有し且つ該底面に切開片が外方へ突設されるとともに、底部外周面に雄型連結部が形成された上部容器と、天井面に切開可能な蓋部材を有し且つ該天井面に切開片が外方へ突設されるとともに、天井部内周面に雌型連結部が形成された下部容器と、より構成され、これら上下部容器の雄雌型連結部を互いに連結する動作に伴って両者の蓋部材が相手方の切開片により切開されて互いの内容物が混合されるようになっているというものである。
また、缶の形態をした密閉容器の蓋部に、雄ネジを設けて底部に雌ネジを設けることによって、複数の缶の形態をした密閉容器を連結することができるようにされた組み合わせ密閉形容器が知られている(例えば、特許文献4)。
実用新案登録第3107945号公報 実用新案登録第3046074号公報 特開2005−231692号公報 特開平11−301674号公報
しかしながら、特許文献1の多段式ペットボトルは、上段専用と下段専用とで形状の異なる2種類のペットボトルが必要である。したがって、異なる2種類のペットボトル用に各別の金型が必要となり不経済である。
また、特許文献2のものは、廃棄の為の保管に便利なように複数連結してなるペットボトル連結構造であり、飲料が販売されてから消費されるまでの期間における使い勝手の良さを追及したものではない。つまり、本来の役目を終えたペットボトルが廃棄されるまで期間、一時保管する際の占有面積が少なくて済ませることが主目的である。特に、特許文献2のものは、ペットボトルを多段化することにより、1本で数種類味わえるように付加価値や利便性を高めたものではない。
つまり、ジュース等の飲料液体が充満したペットボトルを複数連結した状態で保存、流通、販売され、末端消費者が少しずつ飲んでは持ち歩くような用途には適さない。その理由は、特許文献2の図4(A)に示されているように、連結体の棒状構成を維持するための強度、特に曲げ方向の強度が決定的に不足する連結構造であり、取り扱う者に相当の配慮を強いることになるからである。また、長さ対容積の比率も悪い。つまり、かさばる割りには器が小さい。
また、特許文献3のものは、販売時点では別体であった2本の異なるボトルを飲用時に合体させることにより、内容物を混合させて飲用に供するものであり、小分けして多品種を味わう、保管時の省スペース、あるいは携行時の利便性等の方向性とは異なるものである。
また、特許文献4の図7の組み合わせ密閉形容器は、1種類の形状に統一することが可能な点で、2種類以上の異なる形状を必要とした特許文献1の多段式ペットボトルよりも優れている。しかしながら、特許文献4の図7のものは、ペットボトルの飲み口に蓋をネジ止めする目的で形成された雄ネジを、その上段に組み合わせられる別ボトルと多段連結するための締結用に兼用する構成ではない。
したがって、上下段で2つのボトルを締結する専用の雄雌ネジ部を周縁部に螺設する必要がある点で、特許文献1の多段式ペットボトルに類似している。この場合、特に大径の雌ネジを単一部品構成によるペットボトルの周縁部に螺設することは、金型製作の点で困難になる場合がある。その場合、キャップの材料に似た別材料を用意して、ボトル外周に近い大径の雌ネジを螺設し、その別材料をボトル本体の周縁部に付設するという追加対策が必要になる。その結果、ペットボトル本体部の構造や強度にかかわる部分、すなわち躯体構造だけで2部品構成となるため、相当のコストアップが免れない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、飲料用を主とするボトルを多段連結可能にすることにより、小分けした多種類の液体又は粉末をコンパクトに一本化して保存、運搬を容易にするばかりでなく、消費者が入手した後にも、1本で数種類の内容物を適宜使い分けられることに加え、それぞれの容器が独立した構造であるため、複数の人が同時に別のボトルを使用可能であるとともに、どれを消費するか、連結段のいずれを分割するか、どのように連結するか、連結段の入れ替え選択といった遊びの部分も含めた自由度が多くて楽しみをもたらす多段ボトルを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、複数の密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)を縦に連結可能にした多段ボトル(100,200)であって、前記密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)のそれぞれは、上部中央で縦軸(Y)方向に凸設され開口した小径円筒部(11,5)と、前記小径円筒部(11,5)の外周に形成された雄ネジ(12,7)と、前記小径円筒部(11,5)を収容可能な大きさで底部中央を縦軸(Y)方向に陥没させた凹部(13,6)と、前記雄ネジ(12,7)に螺合するように前記凹部(13,6)の内周壁に形成された雌ネジ(14,8)と、前記小径円筒部(11,5)の基部(15,31)から最大外周部(16,16A)にかけて延在する凸状曲面で構成されるテーパー状の肩部漏斗形状面(17,9)と、前記凹部(13,6)の首部(19,30)から最大外周部(16,16B)にかけて延在する凹状曲面で構成される底部漏斗形状面(18,29)と、を備え、一つの前記密閉容器(10a,2a)の前記雌ネジ(14,8)に他の前記密閉容器(10b,2b)の前記雄ネジ(12,7)を螺合して連結した際に、上側に位置する前記密閉容器(10a,2a)の底部漏斗形状面(18,29)と、下側に位置する前記密閉容器(10b,2b)の肩部漏斗形状面(17,9)と、の当接面(20,40)は、互いに密着嵌合するように前記肩部漏斗形状面に沿って所定の面積を有する連続的な曲面で構成され、最大外周部(16)近傍で、該最大外周部(16)の中心に対して対称的に分布しており、かつ、前記底部漏斗形状面は、前記凹部の前記首部から該当接面との間の部位が凹状に構成されることによって、一つの前記密閉容器と他の前記密閉容器を連結させて前記底部漏斗形状面と前記肩部漏斗形状面が前記当接面で接した際に、該底部漏斗形状面と該肩部漏斗形状面との間に空間部が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多段ボトルにおいて、前記当接面(20)は、前記最大外周部(16)近傍で同心円状に分布することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の多段ボトルにおいて、前記当接面(20,40)の面積は、前記底部漏斗形状面(18,29)又は前記肩部漏斗形状面(17,9)の面積に比べて、所定比率(A)以上であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の多段ボトルにおいて、前記所定比率(A)は10%以上であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記凹部(13)の突き当たり面(23)には、シール部(24)が形成又は配設され、前記連結した際に、当該シール部(24)の下側に位置する前記密閉容器(10b)を密封可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記複数の密閉容器(2a,2b,2c)の前記小径円筒部(11)それぞれに螺着可能な蓋(1)を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記連結した際の最上凸部(22)近傍を除く外観は、柱状であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7項に記載の多段ボトルにおいて、前記外観は円柱状であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)のそれぞれは、ペットボトル、アルミニウム製ボトル、スチール容器、又はガラス容器であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)のそれぞれは、高さ(H1,H2,H3)以外の形状が同一であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)のそれぞれは、同一形状であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11の何れか1項に記載の多段ボトルにおいて、前記密閉容器(10a,10b,10c,2a,2b,2c)の連結部(25)を跨いで上下にずれないラベルシール(26)が付設されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の多段ボトルにおいて、前記ラベルシール(26)には連結解除する際に切断を容易にするためのミシン目(27)を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、小分けした多種類の液体又は粉末をコンパクトに一本化することにより、保存、運搬を容易にするばかりでなく、消費者が入手した後にも、1本で数種類の内容物を適宜使い分けられることに加え、それぞれの容器が独立した構造であるため、複数の人が同時に別のボトルを使用可能であるとともに、どれを消費するか、連結段のどこを分割するか、どのように連結するか、連結段の入れ替え選択といった遊びの部分も含めた自由度が多くて楽しみをもたらす多段ボトルを実現できる。
本発明の実施例1に係る多段ボトルの概要を示す縦断面図である。 図2は、図1の多段ボトルの連結部を説明するための図であり、図2(A)は平面模式図、図2(B)は縦断面図である。 本発明の実施例1に係る多段ボトルの概要を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る多段ボトルの概要を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、全図にわたって同一効果の箇所および部材等には同一符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の実施例1に係る多段ボトルの概要を示す縦断面図である。図1に示すように、多段ボトル100は、それぞれは、ペットボトル、アルミニウム製ボトル、スチール容器、又はガラス容器である密閉容器10a,10b,10cが縦に連結された組み物構成の容器、すなわち縦型連結式の多段ボトルである。また、密閉容器10a,10b,10cのそれぞれは、高さH1,H2,H3以外の形状が同一であり、多段連結された際の最上凸部22近傍を除く外観は円柱状である。
なお、図1では、3段に連結された密閉容器10a,10b,10cそれぞれの高さH1,H2,H3も含めた形状が同一であるがこれは一例に過ぎず、H1=H2≠H3,H1≠H2=H3,H1=H3≠H2又はH1≠H2≠H3のいずれでも構わない。また、連結数は3段に限らず、2段以上何段でも構わない。
この多段ボトル100は、それぞれの密閉容器10a,10b,10cが独立した構造であるため、小分けした多種類の液体又は粉末をコンパクトに一本化して保存、運搬を容易にするばかりでなく、消費者が入手した後にも、多段連結された1本で数種類の内容物を適宜使い分けられる。逆に1種類の内容物を複数の密閉容器10a,10b,10cに小分けして保存し、順次開封しながら消費しても構わない。
また、密閉容器10a,10b,10cの連結部25を跨いで上下にずれないラベルシール26(図1では省略し、図2(B)および図3に示す)が付設されており、2段目以降の密閉容器10b,10cが未開封であることを証明する機能を有する。このラベルシール26には連結解除する際に切断を容易にするためのミシン目27が設けられている。つまり、消費者は、適宜にラベルシール26をミシン目27から破断をしながら多段ボトル100の連結を解除するとともに、2段目以降の密閉容器10b,10cを開封する。
以下に、多段ボトル100の細部構成について説明する。
すなわち、密閉容器10a,10b,10cそれぞれは、概ね円筒形の本体と一体成形された小径円筒部11と、雄ネジ12と、凹部13と、雌ネジ14と、肩部漏斗形状面17と、底部漏斗形状面18と、を備えて構成されている。なお、密閉容器10a,10b,10cそれぞれが、ガラス容器である場合は、雄ネジ12および雌ネジ14のいずれか一方に樹脂等の材料、すなわち、ガラスのネジと螺合することに馴染みやすい材料を用いることが好ましい。
小径円筒部11は、円筒形の本体の上部中央で縦軸Y方向に凸設され開口し、容器の出入り口を構成するとともに、飲料容器として用いられる場合は、消費者の口唇に直接触れる飲み口となる。小径円筒部(以下、「飲み口」ともいう)11の外周には雄ネジ12が形成されている。その飲み口11の雄ネジ12に適応する雌ネジ4を伴った蓋1が開閉自在に螺合することにより、ボトルの内容物の全部を一度に飲み干せなくても、蓋1で飲み口11を閉じて一時保存し、適時に蓋1を開けて飲み直すことが可能である。また、蓋1の内側の突き当たり面23にもシール部24が形成又は配設されている。なお、飲料用ペットボトルにおいて、蓋1には未開封を証明する機構が施されているが、その詳細は省略する。
凹部13は、小径円筒部11を収容可能な大きさで底部中央を縦軸Y方向に陥没させて構成されている。凹部13の内周壁には、雌ネジ14が形成されている。この雌ネジ14は、小径円筒部11の外周に形成された雄ネジ12に螺合可能である。したがって、1つの密閉容器10aの底部の雌ネジ14に、他の密閉容器10b,10cの雄ネジ12を螺合締結することにより、複数の密閉容器10a,10b,10cを任意の順番で多段連結することが可能である。
肩部漏斗形状面17は、密閉容器10a,10b,10cに共通する形状であり、小径円筒部11の基部15から最大外周部16(16A,16Bを含む)にかけて延設されている。また、底部漏斗形状面18は、凹部13の首部19から最大外周部16Bにかけて延設されている。これら、肩部漏斗形状面17と、底部漏斗形状面18とは、互いの当接面20が密着嵌合して馴染むような凹凸の形状に構成されている。
多段ボトル100は、一つの密閉容器10aの雌ネジ14に他の密閉容器10bの雄ネジ12を螺合して多段連結構成される。多段ボトル100は、このように連結した際に、上側に位置する密閉容器10aの底部漏斗形状面18と、下側に位置する密閉容器10bの肩部漏斗形状面17と、の当接面20は、最大外周部16近傍で同心円状に分布する。なお、当接面20は、必ずしも環状に連続していなくても、最大外周部16の中心Oに対して対称的であれば良い。例えば、同心円状の当接面20に代えて、中心Oから放射状のスリット模様で区切られた扇形に分割された複数の当接面が形成されていても構わない(図示せず)。
つまり、互いの当接面20が密着嵌合して馴染むような凹凸の形状に構成されていることに加えて、連結部25が、最大外周部16近傍で周方向に均等に支持されるので連結強度が高い。特に、曲げ応力に対する剛性を維持し易い。その結果、多段ボトル100は、棒状一体物であるように取り扱えるので、小分けした多種類の液体又は粉末をコンパクトに一本化して保存、運搬を容易にする。
凹部13の突き当たり面23には、シール部24が形成又は配設され、連結した際に、当該シール部24の下側に位置する密閉容器10bを密封可能である。なお、凹部13の内部形状は、蓋1の内側と同様であるため、蓋1の内側の突き当たり面3に配設されているシール部24と同じ部品を、凹部13の突き当たり面23にも共用できる。また、凹部13の突き当たり面23と、シール部24とは一体成形されていても構わない。
図2は、図1の多段ボトルにおいて、一つの密閉容器10aの雌ネジ14に他の密閉容器10bの雄ネジ12を螺合して多段連結した際の連結部25を説明するための図であり、図2(A)は平面模式図、図2(B)は縦断面図である。図2に示すように、多段ボトル100の連結部25において、当接面20の面積は、底部漏斗形状面18又は肩部漏斗形状面17の面積Mに比べて、所定比率(以下、「密着率」ともいう)A以上である。この比率Aは下式(1)〜(4)により定義するとおり、50%以上100%未満であることが好ましい。
底部漏斗形状面18又は肩部漏斗形状面17の面積M=π(r −r
・・・(1)
当接面20の面積S=π(r −r )・・・・・・・・・・・・・・・(2)
密着率A=S/M=(r −r )/(r −r )≧0.5=50%
・・・(3)
50%≦密着率A<100% ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4)
なお、場合によっては、10%≦密着率A<100%でも良い。
多段ボトル100が連結を解除された状態では、当接面20の面積S=0、密着率A=0%である。上段の密閉容器10aの雌ネジ14に下段の密閉容器10bの雄ネジ12を螺合して多段連結を開始し、連結部25において、雌ネジ14に雄ネジ12が強く締め込まれると、それにつれて、当接面20の面積Sが増加して密着率Aが大きくなる。
ただし、ネジ締め強度の目安を、下段の密閉容器10bを密閉するに足りる程度と定義する。このとき、図2(B)に示す空間21は、雌ネジ14と雄ネジ12とを増し締め可能な締め代として残存していることが必要である。この空間21が無ければ密着率A=100%であるが、その場合、連結部25において、雌ネジ14と雄ネジ12とを締め増すことができず、下段の密閉容器10bを密閉することが不完全になり易い。増し締め分のストロークは、凹部13の突き当たり面23と、雄ネジ12の先端との間に介在するシール部24の弾力性で吸収される。
図2(B)に示すように、密閉容器10aと10bの連結部25を跨いで上下にずれないように、連結部25を跨ぐ上下それぞれの外周面に、縦軸Yに直角なラベル固定溝28を凹設し、そのラベル固定溝28に、ラベルシール26の上辺および下辺それぞれの近傍のラベル面を食い込ませると良い。なお、ラベルシール26およびラベル固定溝28については、図2(B)のみに示し、図1および図4では省略している。ラベルシール26には連結解除する際に切断を容易にするためのミシン目27が設けられている。また、図2(B)にはないが、密閉容器10bと10cとの連結部25にも同等のラベルシール26が付設されている。
図3は、本発明の実施例1(後述する実施例2にも共通する。)に係る多段ボトルの概要を示す斜視図である。なお、この多段ボトル100に関する詳細について、特に、図3に符号を付した箇所および部材等については、図1および図2を用いて、既に説明したとおりである。図3に示すように、多段ボトル100は、3段に連結されている姿が1本のボトルであるかのような印象を与えるため、すっきりと美しい構造である。
また、図2(B)でも示したラベルシール26は、その下の様子まで図解する都合上、透明フィルムで示しているが、実際には内容物を明示するための印刷が施されている。その場合、なおのこと、1本のボトルであるかのような印象を与える。そして、消費者は、密閉容器10a,10b,10cのうち、連結部25を挟んで何れか2つを選択して掴み、締結されているネジを緩める方向に捻って分離する。例えば、消費者が、中段の密閉容器10aを左手で持ち、最下段の密閉容器10cを右手で持ち、濡れたタオルを絞るようにネジを緩めることにより、ラベルシール26がミシン目27で破断するとともに、連結部25の連結が解除され始める。その動作を進めると、最下段の密閉容器10cが開栓されて、内容物を飲用等に供し得る状態となる。閉栓時には開栓時と逆の動作により、連結部25を再度連結する。その結果、1本のボトルであるかのように、移動、収納に便利な姿に戻すことが可能である。
本発明によれば、小分けした多種類の液体又は粉末をコンパクトに一本化することにより、保存、運搬を容易にするばかりでなく、消費者が入手した後にも、1本で数種類の内容物を適宜使い分けられることに加え、それぞれの容器が独立した構造であるため、複数の人が同時に別のボトルを使用可能であるとともに、どれを消費するか、連結段のいずれを分割するか、どのように連結するか、連結段の入れ替え選択といった遊びの部分も含めた自由度が多くて楽しみをもたらす多段ボトルを実現できる。
図4は、本発明の実施例2に係る多段ボトルの概要を示す縦断面図である。なお、実施例1で説明済みであって、図1〜図3に示したものと同一効果の箇所および部材等には同一符号を付して説明を省略する。また、図3は実施例1,2に共通するが、図3に示したラベルシール26、そのミシン目27、およびラベル固定溝28については、図1と同様に図4から省略している。
図4に示した多段ボトル200は、複数の密閉容器2a,2b,2cを縦に連結可能である。密閉容器2a,2b,2cのそれぞれは、小径円筒部11,5と、雄ネジ12,7と、凹部6と、雌ネジ8と、肩部漏斗形状面9と、底部漏斗形状面29と、を備えて構成されている。
小径円筒部(飲み口)11には雄ネジ12が螺設され、拡径された小径円筒部5には雄ネジ7が螺設されている。凹部6は、蓋1を被せた状態の小径円筒部11および小径円筒部5を収容可能な大きさで底部中央を縦軸Y方向に陥没するように形成されている。雌ネジ8は、雄ネジ7に螺合するように凹部6の拡径された方の内周壁に螺設されている。肩部漏斗形状面9は、拡径された小径円筒部5の基部31から最大外周部16Aにかけて延在する。底部漏斗形状面29は、凹部6の首部30から最大外周部16Bにかけて延在する。
また、一つの密閉容器2aの雌ネジ8に他の密閉容器2bの雄ネジ7を螺合して連結した際に、上側に位置する密閉容器2aの底部漏斗形状面29と、下側に位置する密閉容器2bの肩部漏斗形状面9と、の当接面40は、最大外周部16A,16B近傍で、その最大外周部16A,16Bの中心に対して対称的に分布する。なお、当接面40は、最大外周部16A,16B近傍で、その最大外周部16A,16Bの中心に対して同心円状に分布する。
実施例1と実施例2の相違点は、2〜3段目の密閉容器にそれぞれ専用の蓋1が付属するか否かの点である。すなわち、実施例1の2〜3段目の密閉容器10b,10cには専用の蓋1がない代わりに、それぞれ1つ上段の密閉容器10a,10bの凹部13における雌ネジ14の螺設された内壁と突き当り面23が蓋1の機能を果たす。したがって、密閉容器10b,10cは、多段連結された状態で密閉される。
一方、実施例2において、2〜3段目の密閉容器2b,2cには、1段目の密閉容器2aと同様に、それぞれ専用の蓋1があり、その蓋1を閉めた状態で多段連結と連結解除が可能である。そのため、実施例2の密閉容器2a,2b,2cそれぞれに、蓋1とは無関係で連結専用の雄ネジ7および雌ネジ8が螺設されている。
また、小径円筒部(飲み口)11には、基部31側で段違いに拡径された小径円筒部5が延設されている。これら小径円筒部11と、拡径された小径円筒部5と、による外径の異なる2段構成が採用されている。また、小径円筒部11には雄ネジ12が螺設され、段違いに拡径された小径円筒部5には雄ネジ7が螺設されている。
また、密閉容器2a,2b,2cそれぞれの底部に凹部6が設けられている。この凹部6には、外径の異なる2段構成の小径円筒部11および小径円筒部5が、さらに蓋1を被せた状態で収容可能である。つまり、上側で細い小径円筒部(飲み口)11に対応する空間は、飲み口11を閉じた蓋1の厚さ分のスペースも確保されている。下側で太い方の小径円筒部5に対応する内壁には雌ネジ8が螺設されている。この雌ネジ8は、飲み口11に螺設された雄ネジ7と螺合する。
実施例2の多段ボトル200は、密閉容器2a,2b,2cの全てに専用の蓋1があり、その蓋1を閉じた状態で多段連結と連結解除が可能なので、密閉容器2a,2b,2cを、3人に1個ずつ分ける場合、他の密閉容器に依存せずに再度蓋閉じ可能なため重宝される。
本発明は、ペットボトルやアルミ缶を容器として従来から提供されていたもの、すなわち、お茶、コーヒー、紅茶、等の飲料品を始め、食用油、および調味料等を消費者に提供する際の使い捨てのボトル型容器として利用される可能性がある。また、飲料等の液体に限らず、粉末状の調味料、粉ミルク、薬品、およびインク等の保存、運搬、および消費者への提供にも利用される可能性がある。特に、調味料や薬品で同時に複数の種類が必要とされる場合、例えば、しょうゆとソースの組み合わせ、甘口、中辛、辛口のたれの組み合わせ、オキシドールとマーキュロクロムの組み合わせ等が好適であり、組み合わせのケアレスミスを低減する効果もある。
また、調味料において、しょうゆのように経時劣化の早い内容物を小分けして密封し、順次開封して消費すれば、同一容量を、より長期保存しながら消費できる。さらに、薬品において、使用直前まで多品種を隔離して別容器に保存しておき、その多品種を使用時に混合して用いる成分混合型薬品のほか、多種の薬剤を同時使用する場合等の保存および携行に多段ボトル100を適用すると、利便性、保存性、経済性およびケアレスミス防止の点で、効果的である。特に、救急医療対応等に極めて有用である。
また、飲料品に対し、ボトル1本では多すぎて余らせてしまいがちだった無駄の多い提供方法を、より細やかで無駄の少ない提供方法に改善できる可能性もある。さらに、複数の人が同時に別のボトルを使用可能であるとともに、どれを消費するか、連結段のいずれを分割するか、どのように連結するか、連結段の入れ替え選択といった遊びの部分も含めた自由度が多くて楽しみをもたらす提供方法に改善できる可能性もある。
特に、自動販売機で販売される飲料品については、1台の自動販売機で取り扱える種類に制約のあるところ、従来のペットボトル1種類分の販売機構で多品種の飲料品を併せて販売することができて、設備の機能効率が向上する。
1 蓋、3 蓋1内部の突き当たり面、23 凹部13の突き当たり面、4,14,8 雌ネジ、10a,10b,10c,2a,2b,2c 密閉容器、5 小径円筒部(連結ネジ部)、11 小径円筒部(飲み口)、12 小径円筒部(飲み口)11の雄ネジ、7 小径円筒部(連結ネジ部)5の雄ネジ、13,6 凹部、15(31) 小径円筒部11(5)の基部、16,16A,16B 最大外周部、17,9 肩部漏斗形状面、18,29 底部漏斗形状面、19 凹部13の首部、20,40 当接面、21 空間、 22 最上凸部、24 シール部、25 連結部、26 ラベルシール、27 ミシン目、28 ラベル固定溝、30 凹部6の首部、100,200 多段ボトル、A 密着率、H1,H2,H3 高さ、M 底部漏斗形状面18又は肩部漏斗形状面17の面積、S 当接面20の面積

Claims (13)

  1. 複数の密閉容器を縦に連結可能にした多段ボトルであって、
    前記密閉容器のそれぞれは、
    上部中央で縦軸方向に凸設され開口した小径円筒部と、
    前記小径円筒部の外周に形成された雄ネジと、
    前記小径円筒部を収容可能な大きさで底部中央を縦軸方向に陥没させた凹部と、
    前記雄ネジに螺合するように前記凹部の内周壁に形成された雌ネジと、
    前記小径円筒部の基部から最大外周部にかけて延在する凸状曲面で構成されるテーパー状の肩部漏斗形状面と、
    前記凹部の首部から最大外周部にかけて延在する凹状曲面で構成される底部漏斗形状面と、を備え、
    一つの前記密閉容器の前記雌ネジに他の前記密閉容器の前記雄ネジを螺合して連結した際に、
    上側に位置する前記密閉容器の底部漏斗形状面と、下側に位置する前記密閉容器の肩部漏斗形状面と、の当接面は、互いに密着嵌合するように前記肩部漏斗形状面に沿って所定の面積を有する連続的な曲面で構成され、最大外周部近傍で、該最大外周部の中心に対して対称的に分布しており、
    かつ、前記底部漏斗形状面は、前記凹部の前記首部から該当接面との間の部位が凹状に構成されることによって、一つの前記密閉容器と他の前記密閉容器を連結させて前記底部漏斗形状面と前記肩部漏斗形状面が前記当接面で接した際に、該底部漏斗形状面と該肩部漏斗形状面との間に空間部が設けられることを特徴とする多段ボトル。
  2. 前記当接面は、前記最大外周部近傍で同心円状に分布することを特徴とする請求項1に記載の多段ボトル。
  3. 前記当接面の面積は、前記底部漏斗形状面又は前記肩部漏斗形状面の面積に比べて、所定比率以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多段ボトル。
  4. 前記所定比率は10%以上であることを特徴とする請求項3に記載の多段ボトル。
  5. 前記凹部の突き当たり面には、シール部が形成又は配設され、前記連結した際に、当該シール部の下側に位置する前記密閉容器を密封可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の多段ボトル。
  6. 前記複数の密閉容器の前記小径円筒部それぞれに螺着可能な蓋を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の多段ボトル。
  7. 前記連結した際の最上部近傍を除く外観は、柱状であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の多段ボトル。
  8. 前記外観は円柱状であることを特徴とする請求項7に記載の多段ボトル。
  9. 前記密閉容器のそれぞれは、ペットボトル、アルミニウム製ボトル、スチール容器、又はガラス容器であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の多段ボトル。
  10. 前記密閉容器のそれぞれは、高さ以外の形状が同一であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の多段ボトル。
  11. 前記密閉容器のそれぞれは、同一形状であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の多段ボトル。
  12. 前記密閉容器の連結部を跨いで上下にずれないラベルシールが付設されていることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の多段ボトル。
  13. 前記ラベルシールには連結解除する際に切断を容易にするためのミシン目を設けたことを特徴とする請求項12に記載の多段ボトル。
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