JP4744458B2 - 基板位置決め装置および基板位置決め方法 - Google Patents

基板位置決め装置および基板位置決め方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4744458B2
JP4744458B2 JP2007022363A JP2007022363A JP4744458B2 JP 4744458 B2 JP4744458 B2 JP 4744458B2 JP 2007022363 A JP2007022363 A JP 2007022363A JP 2007022363 A JP2007022363 A JP 2007022363A JP 4744458 B2 JP4744458 B2 JP 4744458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
light
periphery
light receiving
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007022363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008192646A (ja
Inventor
裕之 高橋
力 常田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2007022363A priority Critical patent/JP4744458B2/ja
Priority to US11/965,928 priority patent/US7737426B2/en
Publication of JP2008192646A publication Critical patent/JP2008192646A/ja
Priority to US12/771,277 priority patent/US7973300B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4744458B2 publication Critical patent/JP4744458B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/68Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for positioning, orientation or alignment
    • H01L21/681Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for positioning, orientation or alignment using optical controlling means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は,基板の位置決めを行う基板位置決め装置および基板位置決め方法に関する。
基板処理装置は,半導体デバイスを製造するための被処理基板などの基板例えばウエハを搬送アームなどの搬送手段により処理室へ搬入し,搬入されたウエハに対してエッチング,成膜等の所定の処理を施すようになっている。特に近年は回路パターンの微細化に伴い,高いレベルの微細加工技術が必要不可欠となっているため,ウエハに対して上述したような処理を施す場合や検査などを行う場合に,デバイスデザインのオーダー(例えば回路線幅65nmレベル)に対応した位置決め精度が要求されている。
このようなウエハの位置決め方法としては,例えば,光透過型センサの発光部と受光部を,ウエハ周縁部を挟むように対向配置し,ウエハを回転させながらウエハ周縁部に照射した光の透過光を受光して,その透過光量の変化に基づいてこのウエハの周縁形状データを取得し,このデータに基づいてウエハ中心の所定位置からのずれ方向およびずれ量を検出するものが一般的である。この検出結果からウエハ中心の位置決めを行うことができる。
また,ウエハの周縁部の一部には例えばノッチと称される凹み状の切欠部またはオリフラ(オリエンテーションフラット)と称される直線状の切欠部のような切欠マークが形成されている。上記のように,ウエハを回転させながらウエハ周縁部に光を照射すると,この切欠マークの部分で透過光量が比較的大きく変化する。このため切欠マークがウエハの周縁形状データに反映され,その位置を正確に検出することができる。したがって,ウエハの円周方向への位置決めもそのウエハの円周形状に基づいて行うことが可能となる。
このように中心位置と円周方向の位置決めが行われたウエハは,円周方向の角度が調整された状態で,搬送手段によって処理室の所定の位置に正確に搬送されることになる。
ウエハの位置決めに関する技術はこれまで種々案出されている。例えば,下記特許文献1には,ウエハに対して少なくとも3つのリニアセンサを設けることによって,ウエハを所定位置と所定方向に精度良く,かつ迅速に位置決めできる位置決め装置が記載されている。また,下記特許文献2には,ノッチが形成されている部分のウエハの周縁部を検出できなくてもウエハの位置決めが可能な技術が記載されている。
半導体デバイスの製造に用いられるウエハとしては,単結晶シリコンで構成されたウエハ(以下,「シリコンウエハ」という)以外にも,光透過性および電気絶縁性に優れたサファイアガラス,石英ガラス等で構成されるウエハ(以下,「ガラスウエハ」という)が存在する。このようなガラスウエハについても,例えばその周縁全周にわたって面取り処理を施し,ウエハ面に垂直な光を直進させないようにすれば,その部分を光透過型センサによって検出することができる。このように周縁部を検出すれば,この検出結果に基づいてガラスウエハを高精度に位置決めすることができる。
特開平6−45226号公報 特開2006−19388号公報 特開平7−326665号公報 特開平10−199809号公報
ところで,近年,上記特許文献3に記載のように,上記のガラスウエハとシリコンウエハを重ね合せてなる2重構造の複合ウエハも製造されるようになっている。また,上記特許文献4には,ガラス基板の表面にアモルファスシリコン膜を形成するための方法が記載されている。
このような複合ウエハは,一般に,ガラスウエハのように光透過性の高い透明ウエハ(透明層)と,透明ウエハよりも外形が小さく,光透過性が低くほとんど光を透過しないシリコンウエハのような不透明ウエハ(不透明層)とを,透明ウエハの周縁が全周にわたって不透明ウエハの周縁から張り出すように重ね合わせた構造になっている。
このような複合ウエハの最も外周に相当する透明ウエハの周縁は通常,全周にわたって面取り処理がなされているので,このような複合ウエハを円周方向に回転させながら光透過型センサを用いてその周縁形状データを得ようとすれば,最も外側の透明ウエハの周縁で光が直進しないので,透明ウエハの周縁が複合ウエハの周縁として検出されるものと考えられる。
しかしながら,実際には乱反射などの影響により,回転角度によっては必ずしも透明ウエハの周縁が検出されるとは限らない。透明ウエハの周縁が検出されない場合には,さらに内側に向けて周縁検出が行われるので,透明ウエハの周縁よりも内側の不透明ウエハの周縁が複合ウエハの周縁として検出される。このため,このような複合ウエハでは,複合ウエハの周縁として回転角度ごとに透明ウエハの周縁が検出されたり,不透明ウエハの周縁が検出されたりしてしまい,複合ウエハの周縁としては有効な周縁形状データを得ることができず,この結果正確なウエハの位置決めを行うことができないという問題があった。
特に,不透明ウエハの周縁部にのみ切欠マークが形成されている複合ウエハについては,透明ウエハの周縁が複合ウエハの周縁として検出されてしまうと,切欠マークの検出が困難となり,複合ウエハについては切欠マークによる位置決め自体ができなくなるおそれもある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板について,透明層の周縁を基板の周縁として検出しないようにすることによって基板を高い精度で位置決めすることができる基板位置決め装置および基板位置決め方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,を備えたことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
また,基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,前記基板位置決め装置は,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,を備え,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法が提供される。
この発明によれば,発光手段から発せられた光が透明層の周縁において遮られ,この透明層の周縁に対応する受光手段の受光画素が出力した信号が遮光レベルと判断されても,透明層の周縁は検出されずに,不透明層の周縁のみが基板の周縁として検出される。したがって,基板の周縁形状を正確に示す有効な周縁形状データを得ることができ,この結果基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
上記しきい値は,前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が前記透光レベルと判定される値に予め設定されるようにしてもよい。これによって,透明層の周縁を透過して受光手段に達した光の強度に応じた信号は,必ず透光レベルと判定されるため,透明層の周縁が基板の周縁として検出されることがなくなる。この結果,不透明層の周縁のみが基板の周縁として検出されるようになる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,を備えたことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
また,基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,前記基板位置決め装置は,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,を備え,前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法が提供される。
この発明によれば,透明層の周縁を透過して受光手段に達した光の強度に応じた信号は,必ず透光レベルと判定されるため,透明層の周縁が基板の周縁として検出されることがなくなる。この結果,不透明層の周縁のみが基板の周縁として検出されるようになる。したがって,基板の周縁形状を正確に示す有効な周縁形状データを得ることができ,基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する2番目の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,を備えたことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
また,基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,前記基板位置決め装置は,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,を備え,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する2番目の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法が提供される。
この発明によれば,発光手段から発せられた光が透明層の周縁において遮られ,この透明層の周縁に対応する受光手段の受光画素が出力した信号が遮光レベルと判断されても,基板の周縁位置を検出する際に,この遮光レベルは無視され,受光画素の配列順にみて2番目の遮光レベルとその直前の透光レベルとの境界が検出される。すなわち,透明層の周縁は検出されずに,2番目の境界に対応する不透明層の周縁のみが基板の周縁として検出される。したがって,基板の周縁形状を正確に示す有効な周縁形状データを得ることができ,この結果基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列の逆順に前記遮光レベルから前記透光レベルに変化する最初の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,を備えたことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
また,基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,前記基板位置決め装置は,前記基板を載置する載置台と,前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,を備え,前記受光手段からの出力信号と,予め設定された透光レベルと遮光レベルとのしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列の逆順に前記遮光レベルから前記透光レベルに変化する最初の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法が提供される。
この発明によれば,発光手段から発せられた光が透明層の周縁において遮られ,この透明層の周縁に対応する受光手段の受光画素が出力した信号が遮光レベルと判断されても,基板の周縁位置を検出する際に,この遮光レベルが検出される前に,受光画素の逆順にみて最初の遮光レベルとその直後の透光レベルとの境界が先に検出される。すなわち,透明層の周縁は検出されずに,不透明層の周縁のみが基板の周縁として検出される。したがって,基板の周縁形状を正確に示す有効な周縁形状データを得ることができ,この結果基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,光透過性の高い略円板状の透明基板と,前記透明基板よりも外形が小さく光透過性の低い略円板状の不透明基板とを,前記透明基板の周縁が全周にわたって前記不透明基板の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記基板を載置する回転載置台と,前記回転載置台に載置された前記基板に対して,前記透明基板の周縁と前記不透明基板の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,前記透明基板の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明基板の周縁と前記不透明基板の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記回転載置台によって前記基板を回転させながら前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,を備えたことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
この発明によれば,発光手段から発せられた光が透明基板の周縁において遮られ,この透明基板の周縁に対応する受光手段の受光画素が出力した信号が遮光レベルと判断されても,透明基板の周縁は検出されずに,不透明基板の周縁のみが基板の周縁として検出される。したがって,基板の周縁形状を正確に示す有効な周縁形状データを得ることができ,この結果基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
上記透明基板はガラス基板であり,上記不透明基板はシリコン基板である場合でも,基板の高精度な位置決めが可能となる。
上記制御部は,前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の周縁に形成されている切欠マークを検出し,検出した切欠マークに基づいて前記基板の位置決めを行うようにしてもよい。これによって,基板の円周方向への高精度な位置決めも可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁のうち前記不透明層の周縁のみを検出し,この検出結果に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め装置が提供される。
この発明によれば,不透明基板の周縁のみに基づいて基板の周縁形状データを得ることができる。したがって,基板の正確な周縁形状を把握することができ,この結果,基板の高精度な位置決めを行うことが可能となる。
また,前記基板の全周にわたって前記不透明層の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記不透明層の周縁形状に基づいて前記不透明層の周縁に形成されている切欠マークを検出し,検出した切欠マークに基づいて前記基板の位置決めを行うようにしてもよい。これによって,基板の円周方向への高精度な位置決めも可能となる。
本発明によれば,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板について,透明層の周縁を基板の周縁として検出しないようにできるため,不透明層の周縁とその周縁に形成された切欠マークを正確に検出することができるようになり,結果的に基板を高い精度で位置決めすることができる。
装置を提供できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態にかかる基板処理装置の構成例)
まず,本発明の実施形態にかかる基板処理装置の構成例について図面を参照しながら説明する。ここでは,搬送室に少なくとも1以上の真空処理ユニットが接続された基板処理装置を例に挙げて説明する。図1は本実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す断面図である。この基板処理装置100は,半導体デバイスを作製するための被処理基板例えばウエハWに対して成膜処理,エッチング処理等の各種の処理を行う1つまたは2つ以上の真空処理ユニット110と,この真空処理ユニット110に対してウエハWを搬出入させる搬送ユニット120とを備える。搬送ユニット120は,ウエハWを搬送する際に共用される搬送室130を有している。
図1では,例えば2つの真空処理ユニット110A,110Bを搬送ユニット120の側面に配設したものを示す。各真空処理ユニット110A,110Bは,それぞれ処理室140A,140Bと,これらのそれぞれに連設され,真空引き可能に構成されたロードロック室150A,150Bを有している。各真空処理ユニット110A,110Bは,各処理室140A,140B内でウエハWに対して例えば同種の処理または互いに異なる異種の処理を施すようになっている。各処理室140A,140B内には,ウエハWを載置するための載置台142A,142Bがそれぞれ設けられている。なお,この処理室140およびロードロック室150よりなる真空処理ユニット110は2つに限定されるものではなく,さらに追加して設けてもよい。
上記搬送ユニット120の搬送室130は,例えばNガス等の不活性ガスや清浄空気が循環する断面略矩形状の箱体により構成されている。搬送室130における断面略矩形状の長辺を構成する一側面には,複数のカセット台132A〜132Cが並設されている。これらカセット台132A〜132Cは,カセット容器134A〜134Cを載置する被処理基板待機ポートとして機能する。図1では,例えば各カセット台132A〜132Cに3台のカセット容器134A〜134Cをそれぞれ1つずつ載置することができる例を挙げているが,カセット台とカセット容器の数はこれに限られず,例えば1台または2台であってもよく,また4台以上設けてもよい。
各カセット容器134A〜134Cには,例えば最大25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっており,内部は例えばNガス雰囲気で満たされた密閉構造となっている。そして,搬送室130はその内部へゲートバルブ136A〜136Cを介してウエハWを搬出入可能に構成されている。
搬送室130内には,ウエハWをその長手方向(図1に示す矢印方向)に沿って搬送する共通搬送機構(大気側搬送機構)160が設けられている。この共通搬送機構160は,例えば基台162上に固定され,この基台162は搬送室130内の中心部を長手方向に沿って設けられた図示しない案内レール上を例えばリニアモータ駆動機構によりスライド移動可能に構成されている。共通搬送機構160は例えば図1に示すような2つのピックを備えるダブルアーム機構であってもよく,また1つのピックを備えるシングルアーム機構であってもよい。
搬送室130の端部,すなわち断面略矩形状の短辺を構成する一側面には,位置決め装置(例えばオリエンタ,プリアライメントステージ)200が設けられている。位置決め装置200は,ウエハWの位置決め(位置合せ)を行うものである。なお,このような位置決め装置200についての詳細は後述する。
搬送室における断面略矩形状の長辺を構成する他側面には,上記2つのロードロック室150A,150Bの基端が,開閉可能に構成されたゲートバルブ(大気側ゲートバルブ)152A,152Bをそれぞれ介して連結されている。各ロードロック室150A,150Bの先端は,開閉可能に構成されたゲートバルブ(真空側ゲートバルブ)144A,144Bを介してそれぞれ上記処理室140A,140Bに連結されている。
各ロードロック室150A,150B内には,それぞれウエハWを一時的に載置して待機させる一対のバッファ用載置台154A,156Aおよび154B,156Bが設けられる。ここで搬送室側のバッファ用載置台154A,154Bを第1バッファ用載置台とし,反対側のバッファ用載置台156A,156Bを第2バッファ用載置台とする。そして,両バッファ用載置台154A,156A間および154B,156B間には,屈伸,旋回および昇降可能になされた多関節アームよりなる個別搬送機構(真空側搬送機構)170A,170Bが設けられている。
これら個別搬送機構170A,170Bの先端にはピック172A,172Bが設けられ,このピック172A,172Bを用いて第1,第2の両バッファ用載置台154A,156Aおよび154B,156B間でウエハWの受け渡し移載を行い得るようになっている。なお,ロードロック室150A,150Bから処理室140A,140B内へのウエハWの搬出入は,それぞれ上記個別搬送機構170A,170Bを用いて行われる。
上記基板処理装置100には,上記位置決め装置200の他,各搬送機構160,170,各ゲートバルブ136,144,152などの動作制御も含めてこの基板処理装置全体の動作を制御する制御部180が設けられている。制御部180は,例えばこの制御部180の本体を構成するマイクロコンピュータ,各種のデータ等を記憶するメモリなどを備える。なお,第1実施形態において,制御部180の機能のうち,ウエハWの位置決め処理に関係する部分については,位置決め装置200に組み込むようにしてもよい。
このような構成の基板処理装置100によりウエハWの処理を行う場合,共通搬送機構160により各カセット容器134A〜134CからウエハWを取出すと,そのウエハWをまず位置決め装置200へ搬入して位置決め(位置合せ)を行う。そして,再度共通搬送機構160によりウエハWを受け取って,処理を行う真空処理ユニット110Aまたは110Bのロードロック室150Aまたは150Bへ搬入する。個別搬送機構170Aまたは170BによりウエハWを処理室140Aまたは140Bに搬入し,処理室140Aまたは140BにおいてウエハWに対して処理ガスによるエッチング処理などの所定の処理を実行する。そして,処理室140Aまたは140Bでの処理が終了すると,処理済ウエハWは個別搬送機構170Aまたは170Bによりロードロック室150Aまたは150Bへ戻され,共通搬送機構160により搬送室130を介して各カセット容器134A〜134Cへ戻される。
(本実施形態にかかる基板処理装置にて処理が施されるウエハの構造)
次に,本実施形態にかかる基板処理装置100にて処理が施されるウエハWの構造について図面を参照しながら説明する。図2は,本実施形態にかかるウエハWの構造の一例を示している。図2に示すように,ウエハWは,ガラスウエハWgの表面にシリコンウエハWsを例えば接着剤を使って両者の中心が一致するように貼り合わせて構成されたものである。したがって,ウエハWは,ガラス層とシリコン層の2層構造を有することになる。例えばCMOSイメージセンサ等の実装向けプロセスにおいては,このような構造を有するウエハWから製造される。
ウエハWにおいて,シリコンウエハWsの直径はガラスウエハWgの直径よりも小さく,このためガラスウエハWgの周縁Lが全周にわたってシリコンウエハWsの周縁から張り出している。
さらに,シリコンウエハWsの周縁部の一部には切欠マークとしてのノッチNが形成されている。なお,このノッチNに代えてオリフラ(オリエンテーションフラット)のような切欠マークを形成するようにしてもよい。このノッチNを検出することによって,ウエハWの円周方向の位置決めを行うことができる。一方,ガラスウエハWgの周縁部にはノッチなどの切欠マークは形成されていない。その理由は例えば以下の通りである。
例えば,このようなウエハWからCMOSイメージセンサを製造する場合,シリコンウエハWsにCMOSデバイスが形成され,ガラスウエハWgはセンサの支持体や保護層の役割を果たすことになる。したがって,製造工程においては,ガラスウエハWgよりもシリコンウエハWsの位置決めが重要になってくる。そのため,切欠マークはシリコンウエハWgの周縁部に形成することが好ましい。また,シリコンウエハWsの方向性例えば結晶方向に応じてガラスウエハWgの周縁部に切欠マークを形成することも考えられるが,これはシリコンウエハWsとガラスウエハWgの貼り合わせに高い位置精度が要求されるようなことになるため,その実施には困難性が伴う。このような理由から,ウエハWではシリコンウエハWsの周縁部にのみノッチNが形成されている。
また,ガラスウエハWgの周縁部は,全周にわたり面取り処理が施されている(図2では省略)。このように面取り処理が施された周縁部では,ウエハ面に垂直な光が直進しないため,その部分を例えば光透過型センサによって検出することができる。この詳細については後述する。
ところで,ウエハの位置決め処理において一般的に用いられる光透過型センサの発光部から受光部に向けて発せられる光(以下,「センサ光」という)は,シリコン層を透過せず,ガラス層を透過する波長を有する。すなわち,このセンサ光に関してシリコン層は不透明層となり,ガラス層は透明層となる。
ここで,本実施形態にかかるウエハWの不透明層としてのシリコン層(シリコンウエハWs)は,透明層としてのガラス層(ガラスウエハWg)の上に形成されているため,光透過型センサは,シリコンウエハWsの周縁部を検出することができる。ところが,光透過型センサは,シリコンウエハWsの周縁部を検出することができるだけでなく,上記のように面取り処理が施されているガラスウエハWgの周縁部を検出することも可能である。
したがって,従来,センサ光が透過するガラスウエハWgとセンサ光が透過しないシリコンウエハWsとからなるウエハWの場合,このウエハWを円周方向に回転させながら光透過型センサを用いてその周縁形状データを得ようとしても,センサが回転角度ごとにガラスウエハWgの周縁部を検出したり,シリコンウエハWsの周縁部を検出したりするおそれがあった。このようにウエハWの周縁として検出する位置が定まらない場合,有効な周縁形状データを得ることができず,この結果正確なウエハWの位置決めを行うことができないという問題があった。また,ウエハWでは,シリコンウエハWsの周縁部のみノッチNが形成されている。したがって,従来技術によれば,このノッチNの検出が困難であり,この結果ウエハWの円周方向への位置決めが実質的に不可能であった。
この問題を解決するため,本実施形態にかかる位置決め装置200は,ガラスウエハWgとシリコンウエハWsからなるウエハWについて,シリコンウエハWsの周縁部のみを高精度に検出し,この検出結果から有効なウエハWの周縁形状データを取得し,このデータに基づいてウエハWを精度良く位置決めできるように構成されている。
(第1実施形態にかかる位置決め装置の構成例)
このような位置決め装置200の具体的構成例について図面を参照しながら説明する。図3は,位置決め装置200の具体的な概略構成例を示す図である。図4は,ウエハWを構成するシリコンウエハWsの周縁部を位置決め装置200によって検出する原理を説明する図である。
図3に示すように,位置決め装置200は,容器内に,ウエハWを載置する回転載置台210と,光透過型センサ250によりウエハWの周縁部を検出するセンサ部220を配設して構成される。
回転載置台210は,例えば駆動部212と,この駆動部212から延出した回転駆動軸214と,その回転駆動軸214上に固定され,ウエハWが載置される回転板216を備える。回転板216は,駆動部212により回転駆動軸214を介して伝達された動力により所定量だけ回転させることができる。回転載置台210は,制御部180に接続されており,制御部180からの制御信号により駆動制御される。なお,ウエハWは,ガラスウエハWg側が回転板216に接するように回転載置台210に載置される。
回転板216の外径は,ウエハWの外径よりも小さく構成される。ただし,回転時にウエハWを安定的に支持できる大きさであることが好ましい。また,回転板216の上面には図示しないゴムパッドまたは静電吸着パッドが設置されている。これによって,回転板216に載置されたウエハWを回転させたときに発生する遠心力に抗してウエハWを回転板216に固定することが可能となる。なお,ウエハWを回転板216に静電吸着させる場合,ガラスウエハWgの回転板216側の面にはポリシリコン膜またはアモルファスシリコン膜を薄く形成するようにしてもよい。
センサ部220は,ウエハWの周縁部を検出する検出手段の一例として光透過型センサ250を備える。光透過型センサ250は,発光部230と受光部240とを備え,発光部230と受光部240は回転載置台210に載置されたウエハWの周縁部を挟むように配置される。具体的には例えば発光部230はウエハWの下方に配置され,受光部240はウエハWの上方に配置される。
光透過型センサ250の発光部230と受光部240は,制御部180に接続されている。発光部230は,制御部180からの制御信号に従って,所定の波長のセンサ光を調整された強度で受光部240に向けて発する。一方,受光部240は,ウエハWの周縁部を含む領域を透過または通過して来たセンサ光を受け,その光の強度などの情報を所定の信号に変換して制御部180へ送信する。
発光部230は,図4に示すように,例えば発光ダイオードなどの発光素子232と,この発光素子232が発したセンサ光の光路をウエハWの表面に対して直角を成すように調整するためのレンズ234を有する。レンズ234の上方にスリット(図示せず)を設け,センサ光の直進性をさらに高めるようにしてもよい。このようにセンサ光の直進性を高めれば,センサ光の散乱に起因する受光部240への外乱光の入射を抑えることができる。
受光部240は,例えばCCD(Charge Coupled Devices)リニアセンサによって構成される。この場合,受光部240を構成する複数(例えば,3000個以上)の画素素子は,回転板216に載置されているウエハWの周縁よりも外側からウエハWの周縁よりも内側に向けて直線状に配列されている。各画素素子のサイズは,例えば14μmである。なお,受光部240はフォトダイオードなどの受光素子によっても構成され得る。
このようなセンサ部220において,発光部230の発光素子232から発せられレンズ234を通過したセンサ光は,受光部240に向けて照射され,受光部240によって受光される。受光部240では,直線状に配列された複数の画素素子のうち,ウエハWの外側方向へ最も離れている画素素子を先頭として,その先頭の画素素子から走査し,各画素素子が受光した光を順番にその強度に応じた電気信号である出力信号(以下,「アナログ信号」ともいう。)に変換して行く。そして,受光部240は,受光した光の強度に対応するアナログ信号を制御部180へ送信する。図4のグラフ(A)は,このアナログ信号を示している。
制御部180は,受光部240からアナログ信号を受けると,これを予め設定された「透光レベル」と「遮光レベル」とのしきい値と比較することによって,「透光レベル」か「遮光レベル」かを判定し,これらの2値化ディジタルデータを生成する。図4のグラフ(B)は,このディジタルデータを示している。このディジタルデータは,光透過型センサ250の受光部240を構成する各画素素子に対応しているため,このディジタルデータから各画素素子におけるセンサ光の入射の有無を判断することができる。具体的には,ある画素素子に対応するディジタルデータが透光レベルであれば,その画素素子には所定の強度以上のセンサ光が入射されていると判断でき,逆に遮光レベルであれば,その画素素子には所定の強度以上のセンサ光が入射されていないと判断できる。このように,制御部180は,複数の画素素子の中から所定の強度以上のセンサ光の入射があった画素素子となかった画素素子を選出し,それらの境界位置を検出することによってウエハWの位置決め処理を行うことができる。
ところが,光透過型センサ250の受光部240は,シリコンウエハWsに対応する位置の画素素子を走査しているときだけでなく,ガラスウエハWgの周縁部に対応する位置の画素素子を走査しているときにも極めて弱い受光強度を示すアナログ信号を出力する。このため,制御部180によって生成される上記ディジタルデータには,シリコンウエハWsに対応する「遮光レベル」とガラスウエハWgの周縁部に対応する「遮光レベル」が現れる。
ウエハWの位置決め処理において,従来どおりこのディジタルデータをそのまま用いたのでは,ガラスウエハWgの周縁とシリコンウエハWsの周縁のどちらもウエハWの周縁として制御部180に検出され得る。このような場合,ウエハWの周縁位置が定まらなくなり,ウエハWの正確な位置決めは望めなくなる。そこで,制御部180は,ウエハWを高精度に位置決めするために,ディジタルデータに対して下記のようなデータ処理を行う。
(第1実施形態にかかる制御部によるデータ処理)
次に,第1実施形態にかかる制御部180によるデータ処理について図面を参照しながら説明する。既に図4を参照しながら説明したように,制御部180は,受光部240から各画素素子に入射された光の強度に対応するアナログ信号を受け,これを2値化してディジタルデータを生成する。
受光部240において,その走査方向の先頭の画素素子から位置P1の画素素子までは,センサ光の照射範囲外に位置しているため,これらの画素素子にはセンサ光は入射されずディジタルデータは「遮光レベル」となる。
ガラスウエハWgの周縁部の位置をP2とすると,位置P1から位置P2までは,センサ光を遮るものがないため,この範囲の画素素子にはセンサ光が直接入射される。したがって,ディジタルデータは「透光レベル」となる。
上記のようにガラスウエハWgの周縁部は,全周にわたり面取り処理が施されている。ここではガラスウエハWgの周縁から位置P3までの範囲を面取り処理されているものとする。面取り部Fでは,ウエハ面に垂直なセンサ光のほとんどが屈折および反射してしまうため,位置P2から位置P3までの画素素子には僅かなセンサ光しか入射されない。このセンサ光の強度は,予め設定されているしきい値よりも小さいため,ディジタルデータは「遮光レベル」となる。
シリコンウエハWsの周縁部の位置をP4とすると,位置P3から位置P4までは,ガラスウエハWgの表面にシリコンウエハWsが存在しない領域であり,かつ,ガラスウエハWgの表面と裏面が共にセンサ光に対して垂直を成している。したがって,センサ光はガラスウエハWg内を直進し,この範囲の画素素子にはセンサ光がさほど減衰せずに入射される。したがって,ディジタルデータは「透光レベル」となる。
そして,位置P4から走査方向には,シリコンウエハWsが存在するため,センサ光はこのシリコンウエハWsに遮られ,この範囲の画素素子にはセンサ光は入射されずディジタルデータは「遮光レベル」となる。
第1実施形態にかかる制御部180は,このようなディジタルデータを生成した後に,以下のようなデータ解析処理を行う。まず,受光部240を構成する複数の画素素子の中からウエハWに対応する画素素子に注目する。図4の例では,位置P2を先頭として走査方向に並んでいる各画素素子がこれに該当する。なお,このとき,発光部230と受光部240の間にウエハWが存在しない場合にセンサ光を受光する受光部240の範囲すなわち位置P1から位置P5までの範囲に対応する画素素子に注目するようにしてもよい。
次に,ディジタルデータを画素素子の配列順にみて透光レベルから遮光レベルに変化する境界位置を検出する。図4の例では,位置P2と位置P4がこれに該当する。
続いて,検出した位置P2と位置P4のうち,そのレベル変化後の遮光レベルが所定の画素素子数以上連続する方を選択する。このときの選択基準には,ガラスウエハWgの周縁部とシリコンウエハWsの周縁部との間の距離ΔP24に相当する画素数,すなわち位置P2から位置P4の範囲に存在する画素素子の数を用いることができる。
ガラスウエハWgの面取り部Fのウエハ直径方向の寸法ΔP23は,当然に距離ΔP24よりも小さい。したがって,位置P2から位置P4までの範囲に存在する画素素子の数以上連続する境界を選択するという条件を用いることによって,位置P2を除外して位置P4を確実に検出することができる。なお,距離ΔP24が例えば0.4mm程度で,画素素子のサイズが例えば14μmであれば,上記の選択基準の画素数としては例えば「30個」となる。
そして,制御部180は,位置P4をウエハWの周縁位置として検出する。このようにして検出された位置P4は,図4に示すように,シリコンウエハWsの周縁部に対応している。
以上のように,第1実施形態にかかる制御部180によるデータ解析処理によれば,ウエハWにおいて,シリコンウエハWsの周縁部のみを的確に検出することができる。制御部180は,回転板216とともにウエハWを回転させながら,光透過型センサ250から受光強度に対応するアナログ信号を受信し,データ解析処理を実行することによって,シリコンウエハWsの全周にわたる周縁部の位置情報を収集することができる。したがって,シリコンウエハWsのノッチNを含む周縁形状を把握することができ,結果として高い精度でウエハWを位置決めすることができる。
(第1実施形態にかかる制御部が取得するウエハ周縁形状データ)
次に,第1実施形態にかかる制御部180が上記のようなデータ解析処理を行った結果,取得できるウエハ周縁形状データについて図5と図6を参照しながら説明する。図5は,制御部180がディジタルデータに対して上記のような第1実施形態にかかるデータ解析処理を行わずに,従来どおりにウエハWを回転させながらウエハWの周縁部を検出することによって取得したウエハWの周縁形状データを示している。これに対して,図6は,制御部180が上記の本実施形態にかかるデータ解析処理を行って,ウエハWを回転させながらウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出することによって取得したウエハWの周縁形状データを示している。図5と図6に示すグラフにおいて,横軸にはサンプリング点数(ウエハWの回転角度に対応)をとり,縦軸には受光部240を構成する複数の画素素子のうち制御部180によってウエハWの周縁部として検出された画素素子の位置情報(例えば画素素子のアドレス)をとっている。
図5と図6に示すウエハWの周縁形状データが横軸に平行な直線にならず略正弦曲線(サインカーブ)を描いている理由は,ウエハWの中心と回転載置台210の回転中心とが正確に一致していない状態でウエハWを回転させてその周縁部を検出したためである。制御部180は,このカーブした周縁形状データからウエハWの中心と回転載置台210の回転中心とのずれ方向とずれ量を算出し,この算出結果に基づいてウエハWの中心位置の位置決めを行うことができる。
ところが,図5に示すように,制御部180が上記の第1実施形態にかかるデータ解析処理を行わなかった場合,ウエハWの回転角度ごとに周縁部としてガラスウエハWgの周縁部が選択されたりシリコンウエハWsの周縁部が選択されたりするおそれがある。このような場合,ウエハWの周縁形状データは,ノイズが重畳したような状態となってしまい,制御部180は,ウエハWの中心の正確な位置決め処理を行うことができない。また,このような周縁形状データであれば,シリコンウエハWsの周縁部にノッチNが形成されていてもその位置を正確に確認することができないため,ウエハWの円周方向の位置決め処理も行うことができなくなる。
一方,制御部180が上記の第1実施形態にかかるデータ解析処理を行ってウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出した場合,図6に示すように,ノイズのないクリアなウエハWの周縁形状データ(具体的には,シリコンウエハWsの周縁形状データ)を取得することができる。したがって,制御部180は,ウエハWの中心位置を高精度に位置決めすることができる。また,周縁形状データからノッチNの位置を正確に確認することができるため,これによってウエハWの円周方向の位置決めも高精度に行うことができる。
(第2実施形態にかかる制御部によるデータ処理)
次に,第2実施形態にかかる制御部180によるデータ処理について図面を参照しながら説明する。第1実施形態にかかる制御部180は,受光部240から各画素素子に入射された光の強度に対応するアナログ信号を受け,これを2値化してディジタルデータを生成した後,さらにこのディジタルデータに対して所定の解析処理を施すことによって,ウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出するようにしている。
これに対して,第2実施形態にかかる制御部180は,受光部240から受けたアナログ信号を2値化する際に,ガラスウエハWgの周縁部の位置情報がディジタルデータに反映されなくなるようなデータ処理を行う。
具体的には,アナログ信号を2値化する際に用いられるしきい値を,図7に示すように,ガラスウエハWgの周縁部に形成されている面取り部Fを透過して受光手段240に達するセンサ光の強度よりも小さいレベルに設定する。換言すれば,そのしきい値を,ガラスウエハWgの周縁部を透過したセンサ光を受けた画素素子の出力信号が透光レベルと判定されるような値に設定する。これによって,位置P2から位置P3までの範囲のディジタルデータは「透光レベル」となる。なお,このしきい値については,予め,面取り部Fを透過するセンサ光の強度を複数回測定することによって設定しておくことが好ましい。
上述のように,面取り部Fでは,ウエハ面に垂直なセンサ光のほとんどが屈折および反射してしまうため,位置P2から位置P3までの画素素子には僅かなセンサ光しか入射されない。したがって,従来のしきい値によれば,この範囲のディジタルデータは「遮光レベル」である。しかし,第2実施形態では,このしきい値を下げることによって,意図的に,面取り部Fの範囲すなわち位置P2から位置P3までの範囲のディジタルデータを,面取り部F以外のガラスウエハWgのみの範囲すなわち位置P3から位置P4までの範囲のディジタルデータと同じ「透光レベル」とする。
このようにして得られたディジタルデータは,図7に示すように,位置P1から位置P5の範囲において位置P4から位置P5までの範囲のみが「遮光レベル」を示すことになる。このディジタルデータは,シリコンウエハWg単独のウエハの周縁部を光透過型センサで検出した場合に得られるディジタルデータと略同一である。
したがって,第2実施形態にかかる制御部180によれば,シリコンウエハWsの周縁部の位置情報のみが反映されたディジタルデータが取得できるため,制御部180は,このディジタルデータに基づいてシリコンウエハWsの周縁形状を把握することができる。この結果,制御部180は,ウエハWを高い精度で位置決めすることができる。
ところで,ウエハWの状態が変化すればガラスウエハWgの面取り部Fを透過する光の量も変化する可能性がある。この場合,面取り部Fの範囲すなわち位置P2から位置P3までの範囲のディジタルデータが「透光レベル」から「遮光レベル」に変化するおそれもある。したがって,第2実施形態にかかるデータ処理と上記の第1実施形態にかかるデータ処理を組み合わせるようにしてもよい。これによって,ウエハWの周縁部として,ガラスウエハWgの周縁部を検出することなく,シリコンウエハWsの周縁部のみをより確実に検出することができる。
(第3実施形態にかかる制御部によるデータ処理)
続いて,第3実施形態にかかる制御部180によるデータ処理について図面を参照しながら説明する。上記第1,第2実施形態にかかる制御部180は,受光部240から受信したアナログ信号を2値化してディジタルデータを生成した後,さらにこのディジタルデータに対して所定の解析処理を施すことによって,ウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出するようにしている。第3実施形態にかかる制御部180は,その他の手法を用いてディジタルデータを解析して,ウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出するように構成されている。以下,第3実施形態にかかる制御部180によるデータ解析について図4を参照しながら説明する。
第3実施形態にかかる制御部180は,受光部240から受信したアナログ信号に基づいて図4に示すディジタルデータを生成した後に,以下のようなデータ解析処理を行う。まず,受光部240を構成する複数の画素素子の中からウエハWに対応する画素素子に注目する。図4の例では,位置P2を先頭として走査方向に並んでいる各画素素子がこれに該当する。
次に,ディジタルデータを画素素子の配列順にみて透光レベルから遮光レベルに変化する境界位置を検出する。図4の例では,位置P2と位置P4がこれに該当する。
そして,制御部180は,検出した位置P2と位置P4から,画素素子の配列順にみて2番目の位置P4を選択する。このようにして選択された位置P4は,図4に示すように,シリコンウエハWsの周縁部に対応している。
また,制御部180は,さらに異なる手法を用いてディジタルデータを解析して,ウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを検出することもできる。具体的には,上記のように検出された位置P2と位置P4から,画素素子の配列の逆順にみて1番目の位置P4を選択するようにしてもよい。このようにして選択された位置P4は,図4に示すように,シリコンウエハWsの周縁部に対応している。
以上のように,第3実施形態にかかる制御部180によれば,第1,第2実施形態と同様に,ウエハWにおいて,ウエハWの周縁部としてシリコンウエハWsの周縁部のみを確実に検出することができる。制御部180は,回転板216とともにウエハWを回転させながら,光透過型センサ250から受光強度に対応するアナログ信号を受信し,データ解析処理を実行することによって,シリコンウエハWsの全周にわたる周縁部の位置情報を収集することができる。したがって,シリコンウエハWsのノッチNを含む周縁形状を把握することができ,結果として高い精度でウエハWを位置決めすることができる。
本実施形態におけるウエハの位置決め処理は,切欠マークとしてノッチNが形成されたウエハの他に,切欠マークとしてオリフラ(オリエンテーションフラット)が形成されたウエハにも適用できる。
また,ガラスウエハWgとシリコンウエハWsが貼り合わされて構成されたウエハWを用いて本発明の実施形態を説明したが,光透過性の高い透明層と,光透過性の低い不透明層とからなる各種基板に対して本発明を適用することが可能である。
また,上述した実施形態の機能(例えばデータ解析処理機能,ウエハ位置決め処理機能)を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し,そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても,本発明が達成され得る。
この場合,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり,そのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体等の媒体としては,例えば,フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD+RW,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。また,ネットワークを介してプログラムを供給することもできる。
なお,コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより,上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく,そのプログラムの指示に基づき,コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
さらに,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムが,コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後,そのプログラムの指示に基づき,その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,基板の位置決めを行う基板位置決め装置および基板位置決め方法に適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置の構成例を示す断面図である。 同実施形態に適用されるウエハの構造例を示す図である。 同実施形態にかかる位置決め装置の具体的な概略構成例を示す図である。 同実施形態にかかる位置決め装置によりウエハ周縁部を検出する原理を説明する図である。 従来技術によって取得されたウエハ周縁形状データを示すグラフである。 同実施形態において取得されたウエハ周縁形状データを示すグラフである。 本発明の第2実施形態にかかる位置決め装置によりウエハ周縁部を検出する原理を説明する図である。
符号の説明
100 基板処理装置
110(110A,110B) 真空処理ユニット
120 搬送ユニット
130 搬送室
132(132A〜132C) カセット台
134(134A〜134C) カセット容器
136(136A〜136C) ゲートバルブ
140(140A,140B) 処理室
142(142A,142B) 載置台
150(150A,150B) ロードロック室
154(154A,154B) バッファ用載置台
156(156A,156B) バッファ用載置台
160 共通搬送機構
162 基台
170(170A,170B) 個別搬送機構
172(172A,172B) ピック
180 制御部
200 位置決め装置
210 回転載置台
212 駆動部
214 回転駆動軸
216 回転板
220 センサ部
230 発光部
232 発光素子
234 レンズ
240 受光部
250 光透過型センサ
F 面取り部
L 周縁
N ノッチ
W ウエハ
Wg ガラスウエハ
Ws シリコンウエハ

Claims (13)

  1. 光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    前記受光手段からの出力信号と予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,
    を備えたことを特徴とする基板位置決め装置。
  2. 前記しきい値は,前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が前記透光レベルと判定される値に予め設定されることを特徴とする請求項1に記載の基板位置決め装置。
  3. 光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,
    を備えたことを特徴とする基板位置決め装置。
  4. 光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    前記受光手段からの出力信号と,予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する2番目の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,
    を備えたことを特徴とする基板位置決め装置。
  5. 光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    前記受光手段からの出力信号と,予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列の逆順に前記遮光レベルから前記透光レベルに変化する最初の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,
    を備えたことを特徴とする基板位置決め装置。
  6. 光透過性の高い略円板状の透明基板と,前記透明基板よりも外形が小さく光透過性の低い略円板状の不透明基板とを,前記透明基板の周縁が全周にわたって前記不透明基板の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって,
    前記基板を載置する回転載置台と,
    前記回転載置台に載置された前記基板に対して,前記透明基板の周縁と前記不透明基板の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    前記透明基板の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明基板の周縁と前記不透明基板の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記回転載置台によって前記基板を回転させながら前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行う制御部と,
    を備えたことを特徴とする基板位置決め装置。
  7. 前記透明基板はガラス基板であり,前記不透明基板はシリコン基板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  8. 前記制御部は,前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の周縁に形成されている切欠マークを検出し,検出した切欠マークに基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  9. 基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,
    前記基板位置決め装置は,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    を備え,
    前記受光手段からの出力信号と,予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界を検出し,その変化後の遮光レベルが前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁との間の距離に相当する受光画素数以上連続すると判断した場合にのみ,その境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法。
  10. 前記しきい値は,前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が前記透光レベルと判定される値に予め設定されることを特徴とする請求項9に記載の基板位置決め方法。
  11. 基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,
    前記基板位置決め装置は,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    を備え,
    前記透明層の周縁を透過した光を受けた前記受光画素の出力信号が透光レベルと判定されるような値に予め設定されたしきい値と,前記受光手段からの出力信号とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法。
  12. 基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,
    前記基板位置決め装置は,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    を備え,
    前記受光手段からの出力信号と,予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列順に前記透光レベルから前記遮光レベルに変化する2番目の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法。
  13. 基板位置決め装置によって,光透過性の高い透明層と,前記透明層よりも外形が小さく光透過性の低い不透明層とを,前記透明層の周縁が全周にわたって前記不透明層の周縁から張り出すように重ね合わせた2重構造の基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって,
    前記基板位置決め装置は,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記載置台に載置された前記基板に対して,前記透明層の周縁と前記不透明層の周縁を含む前記基板の周縁に向けて光を発する発光手段と,
    前記発光手段に対向して前記基板を挟むように配置され,前記基板の周縁よりも外側から前記基板の周縁よりも内側に向けて直線状に配列された複数の受光画素を有し,これら受光画素が受光した光強度に応じた信号を出力する受光手段と,
    を備え,
    前記受光手段からの出力信号と,予め設定されたしきい値とを比較して,前記各受光画素の出力信号が透光レベルか遮光レベルかを判定した後,前記受光画素の配列の逆順に前記遮光レベルから前記透光レベルに変化する最初の境界の受光画素の位置を前記基板の周縁位置として検出し,さらに前記基板の全周にわたって前記基板の周縁位置の検出を行うことによって得られた前記基板の周縁形状に基づいて前記基板の位置決めを行うことを特徴とする基板位置決め方法。
JP2007022363A 2007-01-31 2007-01-31 基板位置決め装置および基板位置決め方法 Expired - Fee Related JP4744458B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007022363A JP4744458B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 基板位置決め装置および基板位置決め方法
US11/965,928 US7737426B2 (en) 2007-01-31 2007-12-28 Substrate positioning device and substrate positioning method for a substrate having a transparent layer and a nontransparent layer
US12/771,277 US7973300B2 (en) 2007-01-31 2010-04-30 Substrate positioning device and substrate positioning method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007022363A JP4744458B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 基板位置決め装置および基板位置決め方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008192646A JP2008192646A (ja) 2008-08-21
JP4744458B2 true JP4744458B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=39668203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007022363A Expired - Fee Related JP4744458B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 基板位置決め装置および基板位置決め方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7737426B2 (ja)
JP (1) JP4744458B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101016864B1 (ko) * 2006-08-10 2011-02-22 시바우라 메카트로닉스 가부시키가이샤 원반 형상 기판의 검사 장치 및 검사 방법
US8444129B2 (en) * 2008-07-22 2013-05-21 Applied Materials, Inc. Methods of verifying effectiveness of a put of a substrate onto a substrate support
JP2010032372A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Toshiba Corp エッジ検出方法
JP5233012B2 (ja) * 2008-10-03 2013-07-10 日新イオン機器株式会社 イオン注入装置
DE102009022316B3 (de) * 2009-05-22 2010-08-19 Eastman Kodak Company Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Substratkante in einer Druckmaschine
JP5895332B2 (ja) * 2010-04-01 2016-03-30 株式会社ニコン 位置検出装置、重ね合わせ装置、位置検出方法およびデバイスの製造方法
KR102073802B1 (ko) * 2012-04-25 2020-02-05 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 웨이퍼 에지 측정 및 제어
JP6001934B2 (ja) * 2012-06-25 2016-10-05 東京応化工業株式会社 重ね合わせ装置および重ね合わせ方法
US9796045B2 (en) * 2013-12-19 2017-10-24 Sunpower Corporation Wafer alignment with restricted visual access
JP6405819B2 (ja) * 2014-09-17 2018-10-17 東京エレクトロン株式会社 アライメント装置
US10041789B2 (en) * 2016-09-30 2018-08-07 Axcelis Technologies, Inc. Integrated emissivity sensor alignment characterization
JP7200413B2 (ja) * 2018-03-28 2023-01-06 株式会社東京精密 貼り合せ基板の測定方法および加工方法並びにそれらに用いる装置
TWI794530B (zh) * 2018-07-20 2023-03-01 美商應用材料股份有限公司 基板定位設備及方法
US11728191B2 (en) * 2020-05-05 2023-08-15 Applied Materials, Inc. Front surface and back surface orientation detection of transparent substrate

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050749A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Canon Inc 複合部材の分離方法及び装置
JP2006269915A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nitto Denko Corp 支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置
JP2006278819A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Tokyo Electron Ltd 基板位置決め装置,基板位置決め方法,プログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645226A (ja) 1992-07-24 1994-02-18 Canon Inc 位置決め装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法
EP0718624A3 (en) * 1994-12-19 1997-07-30 At & T Corp Device and method for illuminating transparent and semi-transparent materials
JP2679676B2 (ja) 1995-04-05 1997-11-19 ソニー株式会社 Soi基板の製造方法および半導体装置の製造方法
JPH10199809A (ja) 1997-01-09 1998-07-31 Sony Corp シリコン膜の結晶化方法
US6071796A (en) * 1998-10-30 2000-06-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method of controlling oxygen incorporation during crystallization of silicon film by excimer laser anneal in air ambient
CH693468A5 (de) * 1998-12-16 2003-08-15 Hera Rotterdam Bv Verfahren und Vorrichtung für die Detektion oder Lagebestimmung von Kanten.
JP4400341B2 (ja) 2004-06-30 2010-01-20 株式会社安川電機 ウエハのプリアライメント装置およびプリアライメント方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050749A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Canon Inc 複合部材の分離方法及び装置
JP2006269915A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nitto Denko Corp 支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置
JP2006278819A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Tokyo Electron Ltd 基板位置決め装置,基板位置決め方法,プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20080181752A1 (en) 2008-07-31
US7973300B2 (en) 2011-07-05
JP2008192646A (ja) 2008-08-21
US20100228371A1 (en) 2010-09-09
US7737426B2 (en) 2010-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4744458B2 (ja) 基板位置決め装置および基板位置決め方法
KR100825848B1 (ko) 기판 위치 결정 장치, 기판 위치 결정 방법 및 프로그램이기억된 기억 매체
US8537351B2 (en) Inspection apparatus and inspection method
JP4886549B2 (ja) 位置検出装置および位置検出方法
TWI747973B (zh) 度量系統、微影工具、度量工具及度量目標
US9607389B2 (en) Alignment apparatus
WO2002037555A1 (fr) Appareil de prealignement de tranche, procede permettant de detecter la presence de ladite tranche, procede permettant de detecter la position d'un bord de tranche, support d'enregistrement lisible par ordinateur a programme enregistre permettant d'executer le procede de detection de position, appareil de detection de posit
JP5293642B2 (ja) ウエハアライメント装置
JP4359293B2 (ja) ガラス瓶検査装置
US4806773A (en) Wafer position detecting method and apparatus
KR100658250B1 (ko) 지지 스테이지에 대한 기판의 위치를 결정하기 위한 방법및 장치
JP4853968B2 (ja) ウェハの位置決め方法および位置決め装置
JP2874795B2 (ja) オリエンテーションフラット検出装置
JPS63298035A (ja) 欠陥検査装置
JP4343640B2 (ja) 透明基板の位置合わせ方法
JP2010117323A (ja) 表面検査装置
JP2007242949A (ja) 板状部材の位置決め装置
KR20060121562A (ko) 포토리소그래피용 웨이퍼 이송 장치
JPH10116879A (ja) 基板検出装置
JP2662524B2 (ja) X線分析における試料の方位の判定方法および装置
CN110531586A (zh) 检测装置、光刻装置以及物品制造方法
JP2001108406A (ja) 板状体の端面位置測定装置
JPH0444246A (ja) 半導体ウェハ搬送装置
JP2019045208A (ja) 基板検査装置およびそれを備える基板処理装置
JP2000111485A (ja) ディスク外周側面の欠陥検査装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4744458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees