JP4743688B2 - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4743688B2
JP4743688B2 JP2005115047A JP2005115047A JP4743688B2 JP 4743688 B2 JP4743688 B2 JP 4743688B2 JP 2005115047 A JP2005115047 A JP 2005115047A JP 2005115047 A JP2005115047 A JP 2005115047A JP 4743688 B2 JP4743688 B2 JP 4743688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
processing
workpiece
machining
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005115047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006289455A (ja
Inventor
秀彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2005115047A priority Critical patent/JP4743688B2/ja
Publication of JP2006289455A publication Critical patent/JP2006289455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4743688B2 publication Critical patent/JP4743688B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

本発明は、加工情報を作業者が見易い位置に表示可能とすることにより、ステップベンド加工が円滑に行われるようにして、作業者の負担を軽減する曲げ加工装置に関する。
従来より、板材加工機には、例えば実公昭63−20529号公報に開示された構成を有する操作盤(ペンダント)が設けられ、このペンダントは、作業者から見て、左側の側板に回転自在に取り付けられている(同公報の第1図、第2図)。
しかし、現在は、製品の複雑化に伴って、複数の加工が行えるように、複数の金型ステーション(加工ステーション)を設置し、曲げ順ごとに、作業者が所定の金型ステーションへ移動するステップベンド加工が主流となっている。
また、操作盤の画面には、製品の3次元立体姿図が表示可能であり、作業者は、画面を見ながら容易に曲げ加工を行うことができるようになっている。
従って、ステップベンド加工においては、ペンダントが、曲げ順ごとに、金型ステーションに移動し、作業者が見やすい位置で、ペンダントの画面を見ながら、各金型ステーションを移動できることが望ましいにもかかわらず、前記実公昭63−20529号公報に開示されたペンダントは、左右方向に移動できず、そそのため、ステップベンド加工においては、作業者はペンダントの画面があまりにも見づらく、且つ操作がしにくいことは明らかであり、作業効率が著しく低下する。
この課題を解決するために、例えば特許第2828151号公報に開示されている大型ディスプレイが開発され(同公報の図1)、この大型ディスプレイは、上部テーブルのほぼ中央部に設置されていると共に、該大型ディスプレイには、操作案内(同公報の図2)(ワークの位置決めのやり方)、曲げ形状(ワークの断面形状)、ワーク取扱い(ワークの曲げ状態)などから成るワークの加工情報がそれぞれ表示されるようになっている。
実公昭63−20529号公報 特許第2828151号公報
しかし、前記特許第2828151号公報に開示された大型ディスプレイは、静止したままであり、そのため、ステップベンド加工を行う作業者にとっては、この大型ディスプレイ上に表示された画像が見づらいことがある。
例えば、前記大型ディスプレイから遠く離れた上部テーブルの右端位置にいる作業者にとっては、前記表示された画像が見づらく、そのため、既述したワークの位置決めのやり方などを、正確に認識することはできない。
その結果、作業者は、ステップベンド加工において、作業が面倒で時間がかかり、ステップベンド加工が円滑に行われず、作業者の負担が極めて大きい。
本発明の目的は、加工情報を作業者が見易い位置に表示可能とすることにより、ステップベンド加工が円滑に行われるようにして、作業者の負担を軽減する曲げ加工装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項に記載されているように、
上部テーブル12前面の長手方向(X軸方向)に沿って設けられた操作画面7と(図9)、
製品情報に基づいて、ワークの曲げ順、金型、金型ステーションa、b、c、dを決定した後、曲げ順ごとのワーク姿勢状態図αを作成し、該ワーク姿勢状態図αに基づいて、加工前後のワークWの姿勢状態から構成されている各工程図α 、α 、α 、α 、α から成る所定の加工情報Jを決定する加工情報決定手段20Dと、
該加工情報Jを、前記操作画面7上であって各加工ステーションa、b、c、dのどの位置に(中央か、左側か、右側かなど)表示すべきかを表示位置情報Hとして作業者が指定する入出力手段20Bと、
作業者の指定どおりに、該加工情報Jを、前記操作画面7上であって各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示させる加工情報表示位置制御手段20Gを有することを特徴とする曲げ加工装置1という技術的手段が講じられている。
上記本発明の構成によれば、加工情報表示位置制御手段20G(図1)は、作業者の指定どおりに、加工情報Jを、操作画面7(図9)上であって各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示させることが可能となり、ステップベンド加工においては、加工ステーションa、b、c、dごとに移動した作業者は、目の前の加工情報Jの画像を見ることができ、そのため、作業がやり易くなり、また時間も速くなり、従って、作業者の負担が軽減される。
上記のとおり、本発明によれば、加工情報を作業者が見易い位置に表示可能とすることにより、ステップベンド加工が円滑に行われるようにして、作業者の負担を軽減する曲げ加工装置を提供するという効果がある。
また、本発明によれば、加工情報を表示する操作盤(ペンダント)20B(図1)が、各加工ステーションごとに移動する場合に比べて、移動対象物が無いので、作業者との干渉といったような危険な状態が回避できることにより、作業者の安全が確保されるという効果もある。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図である。
図1に示す曲げ加工装置1は、例えばプレスブレーキであり、該プレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14、15を介して上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイDが装着されている。
即ち、図1の曲げ加工装置1は、下降式プレスブレーキであり、下部テーブル13の後方に配置されたバックゲージの突当10、11にワークWを突き当てて位置決めした後、油圧シリンダ14、15を作動しラムである上部テーブル12を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが曲げ加工される(図8のステップ106→ステップ107→ステップ108→ステップ109のYES)。
前記下部テーブル13(図1)の後方には、前記突当10、11を有するバックゲージが設けられ、該バックゲージは、例えばリンク機構(図示省略)を介して下部テーブル13に支持されている。
下部テーブル13の両側の前記リンク機構間には、ストレッチ18が左右方向(X軸方向)に設けられ、該ストレッチ18には、前部に突当10、11を有する突当本体10A、11AがX軸モータMx(図示省略)で左右方向に移動自在に取り付けられ、更にリンク機構がY軸モータMy(図示省略)で前後方向(Y軸方向)に、またZ軸モータMz(図示省略)で上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移動自在となっている。
この構成により、後述するワーク姿勢状態図α(図5)に基づき、例えば、ステップベンド加工において、曲げ順ごとに、所定の加工ステーションに、ワークWの形状に応じて、突当10、11を左右方向(X軸方向)の位置に位置決め可能である。
一方、上部テーブル12(図1)の上方には、表示手段2が設けられている。
この表示手段2は、上部テーブル12の前面に、後述する加工情報Jを表示し、例えば映写手段(プロジェクタ)により構成され、該映写手段2は、旋回機構などの位置決め機構を有する。
旋回機構は、映写手段2を所定の角度位置まで旋回させ、例えば、加工情報Jを、上部テーブル12の前面であって各加工ステーションに対応した位置に表示する場合には、各加工ステーションにおける加工情報Jが明確に表示されるように、該映写手段2を該当する角度位置(例えば左右方向(X軸方向)の角度−θ、+θ)まで旋回させる。
また、映写手段2は、図2に示すように、位置決め機構としては、移動機構を有することもできる。
移動機構は、映写手段2を長手方向(X軸方向)の所定位置まで移動させ、例えば、同様に、加工情報Jを、上部テーブル12の前面であって各加工ステーションに対応した位置に表示する場合には、各加工ステーションにおける加工情報Jが明確に表示されるように、該映写手段2を該当する長手方向位置(例えばd1 、d2 )まで移動させる。
更には、位置決め機構を、前記旋回機構と移動機構との双方で構成してもよい。
即ち、図2の場合には、加工情報Jが各加工ステーションaなどに対応する位置に明確に表示されるように、映写手段2を上部テーブル12に向かってある程度傾斜させた状態で(例えば前後方向(Y軸方向)の角度αだけ、予め映写手段2を傾斜させておく)、取付部材3の先端に取り付けられている。
そして、上記取付部材3の基端は、レール5に滑り結合したスライダ4に取り付けられ、該スライダ4上に設置したモータMの出力軸に結合したピニオン(図示省略)が、ラック6と噛み合っている。
この構成により、モータMを回転駆動することにより、既述したように、映写手段2を、長手方向の所定位置まで移動させ、これにより、該映写手段2からの加工情報Jが各加工ステーションに対応する位置に表示されるようになっている。
しかし、映写手段2が、旋回機構と移動機構の双方から成る位置決め機構を有するようにすれば、既述したように、該映写手段2を例えば前記した角度αだけ予め傾斜させておく必要はなく、旋回機構を介して、その都度前記前後方向の角度αを調整すれば(左右方向の角度θも(図1)調整可能)、加工情報Jが各加工ステーションごとに一層明確に表示されるようになる。
例えば、加工情報Jをどの位置に表示したらよいかは、作業者Sの癖(例えば、各加工ステーションの中央よりも若干左側に偏った位置に、加工情報Jを表示した方がそれを見易いなど)や、身長などにより相対的に異なる。
従って、前記したように、映写手段2が旋回機構と移動機構の双方から成る位置決め機構を有することは、加工情報Jを、作業者が一層見易い位置に表示することになり、そのため、ステップベンド加工もより一層円滑に行われるようになり、作業者の負担が飛躍的に軽減される。
この場合、各加工ステーションa、b、c、dの(図3)どの位置に(中央か、左側か、右側か、またそれぞれの上方か下方かなど)、加工情報Jを表示すべきかを、作業者は、予め後述する入出力手段20Bを(図1)介して、表示位置情報として指定できるものとする。
このような構成を有するプレスブレーキのNC装置20は(図1)、CPU20Aと、入出力手段20Bと、記憶手段20Cと、加工情報決定手段20Dと、位置決め制御手段20Eと、ラム駆動制御手段20Fにより構成されている。
CPU24Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図8に相当)に従って加工情報決定手段20D、位置決め制御手段20E、ラム駆動制御手段20Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力手段20Bは、プレスブレーキの左側の側板16に従来より取り付けられている操作盤(ペンダント)を構成し、よく知られているように、キーボードなどの入力手段と、画面などの出力手段を有し、このペンダント20Bを用いて例えば自動又は手動により、製品情報などを入力することができ(図8のステップ101)、入力結果は画面で確認できる。
この場合、製品情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)情報であり、ワークWの板厚、材質、曲げ線の長さ、曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成されている。
記憶手段20Cは、本発明を実施するためのプログラムを記憶する他、後述する加工情報決定手段20Dが決定した曲げ順ごとの金型(例えばグーズネック型、直剣型など形式)、金型ステーションa、b、c、d、ワークの位置、突当10、11の位置(図4)、更には、ワーク姿勢状態図α(図5)などをデータベースとして記憶する。
そして、例えばステップベンド加工においては、位置決め制御手段20Eは(図1)、このデータベース(図4、図5)を検索しながら、既述した映写手段2を(図1、図2)所定位置に位置決めすることにより、加工情報Jを上部テーブル12前面の各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示させる。
加工情報決定手段20Dは、前記入出力手段20Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順1(図4)、2、3、4、曲げ順ごとにワークWを加工する金型P1 とD1 、P2 とD2 、P3 とD3 、P4 とD4 、金型ステーションa、b、c、d、ワークWの位置(左右方向)、突当10、11の位置(左右方向),その他D値、L値などを決定する(図8のステップ102)。
更に、この加工情報決定手段20Dは、図5に示すワーク姿勢状態図αを作成する。
このワーク姿勢状態図αは、ワークWを突当10、11に突き当てて位置決めした姿勢状態と(図5の実線で示す)、金型により、ワークWが曲げ加工された後の姿勢状態とを(図5の破線で示す)、曲げ順(工程)1、2、3、4ごとに表した図(工程図)である。
この場合、図5の矢印で示すように、1つ前の曲げ工程の加工後のワークWの姿勢状態(破線)に基づいて、当該曲げ工程の加工前の位置決め時におけるワークWの姿勢状態(実線)が作成される。
そして、加工情報決定手段20Dが決定する、前記金型や(図4)、金型ステーション、更には、ワーク姿勢状態図α(図5)などのうちで、ステップベンド加工において、作業者にとって、重要なものは、例えば加工前(図5の実線)とと加工後(破線)のワークWの姿勢状態であり、この加工前後のワーク姿勢状態(ワーク誘導機能(ワークナビ機能)を有する画像)を見ながら、作業者はステップベンド加工を行う。
即ち、図6に示すように、各加工ステーションa、b、c、dの対応する位置に表示された前記加工情報Jを見ながら、その表示された加工前のワークWの姿勢状態(図5の実線)どおりに、該ワークWを突当10、11に突き当てて位置決めした後、フットペダル(図示省略)を踏んでラム12を下降させることにより、該ワークWを曲げ加工し、その後は、表示された加工後のワークWの姿勢状態(図5の破線)どおりに曲げ加工されたかを確認する。
この場合、加工前のワークWの姿勢状態を表示すると共に、左右方向のワーク位置(ワークWの左端又は右端)を表示する矢印A(図6、図3)を合わせて表示することにより、ワークWの左右方向(X軸方向)の位置決めも精度良く行われる。
従って、加工情報決定手段20Dは、ワーク姿勢状態図αを(図5)作成した後、このワーク姿勢状態図αに基づいて、加工前後のワークWの姿勢状態を(図5の各曲げ順(工程)1、2、3、4における実線と破線)、上部テーブル12(図1)の前面に表示すべき加工情報Jとして決定し(図8のステップ103)、この決定された加工情報Jは、前記映写手段2に送られる。
また、加工情報決定手段20Dは、図7に示すように、加工前の金型取付け情報Kも決定し、この金型取付け情報Kは、前記加工情報Jと(図1〜図3)同様に、映写手段2を介して、上部テーブル12の前面の各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示される。
図7において、例えば加工ステーションbにおいては、中央の分割金型P2BとD2Bに対して、分割金型P2AとD2Aが左側に、分割金型P2CとD2Cが右側にそれぞれ装着されるようになっているが、これを明らかにした金型取付け情報Kが、上部テーブル12前面に表示される。
位置決め制御手段20Eは(図1)、加工開始後に(図8のステップ104)前記データベースと(図4)表示位置情報とを(図1)検索しながら、映写手段2の位置決め機構を(図1、図2)駆動制御することにより、映写手段2を所定位置に位置決めする。
これにより、映写手段2(図3)からの加工情報Jが、上部テーブル12の前面の任意の位置、例えば各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置(作業者の最も見易い位置)に表示される(図8のステップ105)。
ラム駆動制御手段20Fは(図1)、例えば作業者Sがフットスイッチ(図示省略)又は両手操作装置をONさせたときに、油圧シリンダ14、15を作動させ、ラムである上部テーブル12を下降させ、ワークWを曲げ加工する(図8のステップ107→ステップ108→ステップ109のYES)。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図8に基づいて説明する。
(1)加工情報Jを決定するまでの動作。
図8のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順、金型、金型ステーションなどを決定し、ステップ103において、曲げ順1、2、3、4ごとのワーク姿勢状態図αを作成し、加工情報Jを決定する。
即ち、CPU20Aは(図1)、入出力手段20Bを介して製品情報が入力されたことを検知すると、加工情報決定手段20Dを介して曲げ順、金型、金型ステーションなどを決定した後、曲げ順ごとのワーク姿勢状態図αを作成し、作業者にとって必要な加工情報J、即ち加工前後のワーク姿勢状態を(図5)決定する。
この場合、加工前後のワーク姿勢状態から構成された加工情報Jは、記憶手段20C(図1)にデータベースとして記憶させる。
そして、予め加工前に、映写手段2(図1)を介して、既述した金型取付け情報Kを(図7)上部テーブル12前面の各加工ステーションa、b、c、dに対応した位置に(図3)表示しておくことにより、作業者は、この金型取付け情報Kを見ながら、上下テーブル12、13の所定の位置に必要な金型を装着しておき、加工が開始される。
(2)加工開始後の動作。
前記図8のステップ104で、加工が開始されると、ステップ105において、加工情報Jを、各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示し、ステップ106において、ワークWを位置決めし、ステップ107において、ラム12を下降させ、ステップ108において、曲げ加工が行われ、ステップ109において、所定のストロークに到達しない場合には(NO)、ステップ107に戻って同じ動作を繰り返す。
即ち、CPU20Aは(図1)、加工情報決定手段20Dにより加工情報Jが決定されたことを検知すると、加工開始と見做し、位置決め制御手段20Eを介して、先ず曲げ順1について、該当する加工ステーションa(図3)に対応する位置に加工情報Jを表示すべく、映写手段2を所定位置に位置決めする。
このとき、作業者も加工ステーションaに移動しているので、目の前の加工情報Jの画像を見ながら、先ず曲げ順1の加工前のワーク姿勢状態(図5)を確認した後、ワークWを(図6)突当10、11に突き当てて位置決めし、例えばフットスイッチ(図示省略)をONさせると、それを検知したCPU20Aは(図1)、ラム駆動制御手段20Fを介して油圧シリンダ14、15を作動させてラム12を下降させ、位置決めされたワークWが曲げ加工される。
この間、作業者は、同様に、目の前の加工情報Jの画像を見ながら、曲げ順1における加工後のワーク姿勢状態(図5)を確認し、ワークWが(図6)所定の形状に折り曲げられるまで、即ちラム12が所定のストロークに到達するまでは、曲げ加工を継続する。
しかし、所定のストロークに到達した場合には(図8のステップ109のYES)、全ての加工が終了したか否かが判断され(図8のステップ110)、前記したように、曲げ順1だけについて、加工が終了したときには、次の曲げ順2のために、ステップ105に戻り、加工情報Jを、次の加工ステーションb(図3)に対応する位置に表示させる。
このようにして、順次曲げ順1、2、3、4ごとに、前記ステップ105〜ステップ110の動作を行い、全ての加工が終了した場合には(図8のステップ110のYES)、動作を停止する(図8のEND)。
図9は、本発明の他の実施形態を示す図であり、操作画面7が、上部テーブル12前面の長手方向(X軸方向)に沿って設けられている。
図9において、操作画面7は、従来の操作盤20B(図1)の画面(タッチパネル)と同じ機能を有し、ワークWの(図5)表示態様(正面図か側面図かなど)を変更したり、ワークWの大きさ(ズーム)を変更することができ、また、表示対象(ワークW(図5)のみ、金型とワークWなど)を選択可能である。
そして、この操作画面7が(図9)設けられている場合のNC装置20には(図1)、加工情報表示位置制御手段20Gが付加され、該加工情報表示位置制御手段20Gは、前記操作画面7上の(図9)任意の位置に、加工情報Jを表示させる。
例えば、加工情報表示位置制御手段20Gは(図10)、加工が開始されると、記憶手段20Cに記憶されているワーク姿勢状態図αの中から、順次、曲げ順(工程)1、2、3、4における加工前後のワーク姿勢状態、換言すれば、各工程図α1 、α2 、α3 、α4 を呼び出し、それらを、各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に、加工情報Jとして表示させる。
そして、この場合も、同様に、各加工ステーションa、b、c、dの(図9)どの位置に(中央か、左側か、右側か、またそれぞれの上方か下方かなど)、加工情報Jを表示すべきかを、作業者は、予め入出力手段20Bを(図1)介して、表示位置情報として指定できるものとする。
これにより、前記加工情報表示位置制御手段20Gは、作業者の指定どおりに、加工情報Jを(図9)、操作画面7上の各加工ステーションa、b、c、dに対応する位置に表示させる。
例えば、図11の破線で示すように、操作画面7を幾つかの領域に分割しておき、加工ステーションa、bが、図示する領域に該当しているものとする。
この場合、加工ステーションa、bに関して、例えば、図11(A)に示すように、加工情報Jを中央に表示することができるし、図11(B)に示すように、加工情報Jを左側に表示することができるし、図11(C)に示すように、加工情報Jを右側に表示することができる。
そして、このような操作画面7が設けられいる場合の全体の動作は、図8の動作と同様であり、そのため全体の動作説明は省略する。
また、同様に、加工前には、図7に示す金型取付け情報Kを予め各加工ステーションa、b、c、d(図9)に対応する位置に表示しておくことにより、作業者は、この金型取付け情報Kを見ながら、上下テーブル12、13の所定の位置に必要な金型を装着しておき、加工が開始される。
本発明は、加工情報を作業者が見易い位置に表示可能とすることにより、ステップベンド加工が円滑に行われるようにして、作業者の負担を軽減する曲げ加工装置に利用され、具体的には、既述した下降式プレスブレーキ(図1)のみならず、ラムである下部テーブル13が上昇することによりパンチPとダイDでワークWを曲げ加工する上昇式プレスブレーキにも適用され、更には、表示手段を旋回させたり、左右方向に移動させることにより、加工情報を、上部テーブル前面の各加工ステーションに対応する位置に表示させる場合だけでなく、上部テーブルの長手方向に操作画面を設け、該操作画面上の各加工ステーションに対応する位置に加工情報を表示させる場合にも適用される。
本発明の全体図である。 本発明を構成する表示手段2を示す図である。 本発明を構成する表示手段2と、上部テーブル12の前面に表示される加工情報Jの位置との関係を示す図である。 本発明による曲げ順ごとの金型、金型ステーションなどを示す図である。 本発明による曲げ順ごとのワーク姿勢状態図αを示す図である。 本発明による各加工ステーションにおける作業状態を示す図である。 本発明による金型取付け情報Kを示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態を示す図である。 図9における加工情報Jの表示例を示す図である。 図9の具体例を示す図である。
符号の説明
1 曲げ加工装置
2 表示手段
3 取付部材
4 スライダ
5 レール
6 ラック
7 操作画面
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
18 ストレッチ
20 NC装置
20A CPU
20B 入出力手段
20C 記憶手段
20D 加工情報決定手段
20E 位置決め制御手段
20F ラム駆動制御手段
20G 加工情報表示位置制御手段
D ダイ
H 表示位置情報
J 加工情報
K 金型取付け情報
M モータ
P パンチ
W ワーク

Claims (2)

  1. 上部テーブル前面の長手方向に沿って設けられた操作画面と、
    製品情報に基づいて、ワークの曲げ順、金型、金型ステーションを決定した後、曲げ順ごとのワーク姿勢状態図を作成し、該ワーク姿勢状態図に基づいて、加工前後のワークの姿勢状態から構成されている各工程図から成る所定の加工情報を決定する加工情報決定手段と、
    該加工情報を、前記操作画面上であって各加工ステーションのどの位置に表示すべきかを表示位置情報として作業者が指定する入出力手段と、
    作業者の指定どおりに、該加工情報を、前記操作画面上であって各加工ステーションに対応する位置に表示させる加工情報表示位置制御手段を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記加工情報の他に、加工前の金型取付け情報が、操作画面上であって各加工ステーションに対応する位置に表示される請求項1記載の曲げ加工装置。
JP2005115047A 2005-04-12 2005-04-12 曲げ加工装置 Expired - Fee Related JP4743688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115047A JP4743688B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 曲げ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115047A JP4743688B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 曲げ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006289455A JP2006289455A (ja) 2006-10-26
JP4743688B2 true JP4743688B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=37410612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005115047A Expired - Fee Related JP4743688B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 曲げ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4743688B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11185903B2 (en) 2016-09-02 2021-11-30 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg Bending machine having a working area image capturing apparatus and method for improving the operational safety of a bending machine
US11344988B2 (en) 2016-09-02 2022-05-31 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg Bending machine having a bending information display device

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5947535B2 (ja) * 2011-12-20 2016-07-06 株式会社アマダホールディングス 確認システム及びその方法
US9448650B2 (en) * 2012-11-09 2016-09-20 Wilson Tool International Inc. Display device for punching or pressing machines
JP6204888B2 (ja) * 2014-08-21 2017-09-27 株式会社アマダホールディングス 金型交換補助装置及びその方法
JP6205025B2 (ja) * 2016-07-07 2017-09-27 株式会社アマダホールディングス 金型交換補助装置
AT518895B1 (de) 2016-09-02 2018-02-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co Kg Biegemaschine mit einer Arbeitsbereich-Bilderfassungsvorrichtung

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311121A (ja) * 1986-07-02 1988-01-18 松下電器産業株式会社 コ−ヒ−沸し器
JP2771544B2 (ja) * 1988-06-07 1998-07-02 株式会社アマダ 金型・曲げ順の工程表示確認装置
JPH0764188A (ja) * 1993-06-30 1995-03-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd 大型映像装置
JP3908097B2 (ja) * 2002-06-13 2007-04-25 株式会社アマダ 曲げ加工装置
JP3908103B2 (ja) * 2002-06-26 2007-04-25 株式会社アマダ 曲げ加工装置
JP4630533B2 (ja) * 2002-10-23 2011-02-09 株式会社アマダ 曲げ加工機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11185903B2 (en) 2016-09-02 2021-11-30 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg Bending machine having a working area image capturing apparatus and method for improving the operational safety of a bending machine
US11344988B2 (en) 2016-09-02 2022-05-31 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg Bending machine having a bending information display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006289455A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743688B2 (ja) 曲げ加工装置
JP4969049B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2008006504A (ja) 金型干渉チェック方法及び装置
JP5008019B2 (ja) 曲げ加工装置
JP5131720B2 (ja) 曲げ加工装置
JP6152600B2 (ja) ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法
JP2006297424A (ja) 曲げ加工におけるワーク位置決め装置及びその方法
JP2006297469A (ja) 曲げ加工装置
JP3908103B2 (ja) 曲げ加工装置
JP4955489B2 (ja) 曲げ加工装置
JP5041572B2 (ja) 曲げ加工装置
JP4367692B2 (ja) 曲げ加工装置
JP3668895B1 (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP4424525B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2000015340A (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP4453992B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2006334600A (ja) 曲げ加工装置
JP2006305609A (ja) 曲げ加工装置
JP2003181542A (ja) 曲げ加工装置
JP7290079B2 (ja) 工作機械システム及び情報表示方法
JP4493016B2 (ja) 曲げ加工方法
JP2016140902A (ja) バックゲージ装置及びその制御装置
JP2713771B2 (ja) 位置決めストッパの制御装置
JPS6313622A (ja) Nc折曲げ機におけるワーク位置決め方法
JP2006346705A (ja) 曲げ加工装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110502

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees