JP2006334600A - 曲げ加工装置 - Google Patents

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Koji Shima
宏治 志摩
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Abstract

【課題】 左右方向に移動自在なフットペダルの軽量化を図ることにより、より少ない動力でフットペダルを駆動可能とし、作業者の安全と省力化に寄与する曲げ加工装置を提供する。
【解決手段】 上下テーブル12、13の長手方向(X軸方向)に延び、ラム12を起動すべく旋回自在に設けられた旋回バー3と、該旋回バー3上を長手方向(X軸方向)に移動位置決め自在であって、所定位置Xに位置決めされたときに、作業者Sが足Fを掛けて踏み込むことにより、上記旋回バー3を旋回作動させる足踏み具2から成るラム起動部1を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、左右方向に移動自在なフットペダルの軽量化を図ることにより、より少ない動力でフットペダルを駆動可能とし、作業者の安全と省力化に寄与する曲げ加工装置に関する。
従来より、曲げ加工装置、例えばプレスブレーキにおいては、製品の複雑化に伴って、複数の加工が行えるように、複数の加工ステーションを設置し、曲げ順ごとに、作業者が所定の加工ステーションへ移動するステップベンド加工を行うことが多い。
このステップベンド加工においては、例えば特開平9−295057号公報や特開2000−351018号公報に開示されているように、フットペダルが、曲げ順ごとに、所定の加工ステーションの前方へ、又は突当に突き当てられたワーク後端の中心点C(前記特開平9−295057号公報の図3)の前方へ移動自在となっており、これにより、作業者の負担が軽減される。
特開平9−295057号公報 特開2000−351018号公報
しかし、上記従来のフットペダルには、リミットスイッチやポテンショメータ、更にはバネが内蔵されており、そのため、従来のフットペダルは、極めて重い状態で移動しなければならない。
この結果、フットペダルを移動させるための動力も大きくなり、大きな動力により加速度がつけられたフットペダルが、作業者と干渉するような事態になったときには、作業者にとって危険であり、また、必要以上の動力は、エネルギの無駄使いとなり、省力化に流れに背くこととなる。
本発明の目的は、左右方向に移動自在なフットペダルの軽量化を図ることにより、より少ない動力でフットペダルを駆動可能とし、作業者の安全と省力化に寄与する曲げ加工装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載したように、上下テーブル12、13の長手方向(X軸方向)に延び、ラム12を起動すべく旋回自在に設けられた旋回バー3と、
該旋回バー3上を長手方向(X軸方向)に移動位置決め自在であって、所定位置Xに位置決めされたときに、作業者Sが足Fを掛けて踏み込むことにより、上記旋回バー3を旋回作動させる足踏み具2から成るラム起動部1を有することを特徴とする曲げ加工装置という技術的手段を講じている。
上記請求項1に記載された本発明の構成によれば、例えば旋回バー3を構成するガイド部3Aに(図1)、足踏み具2を長手方向(X軸方向)に移動位置決め自在に設けると共に、該旋回バー3を構成するいずれか一方の支持部3Bの近傍に、ラム起動信号発生用のリミットスイッチLSと、ラム12の速度制御を行うポテンショメータPMを設けたことにより、上記足踏み具2に相当する従来のフットペダル(前記特開平9−295057号公報、特開2000−351018号公報に開示)に内蔵されていたリミットスイッチLS、ポテンショメータPM、更には、バネ9を旋回バー3側に移して固定したので、本発明の足踏み具2は、より一層単純な形状に形成することができて、極めて軽量化され、このため、本発明による前記旋回バー3と足踏み具2から成るラム起動部1を駆動させるには、従来と比べて非常に小さい動力で足りることになり、従って、足踏み具2は、より小さい加速度で移動位置決めされ、作業者Sに対する危険は減少して、安全が確保され、また、動力が小さくなったので、省力化が促進されて、エネルギの無駄がなくなる。
上記のとおり、本発明によれば、左右方向に移動自在なフットペダルの軽量化を図ることにより、より少ない動力でフットペダルを駆動可能とし、作業者の安全と省力化に寄与する曲げ加工装置を提供することが可能となる。
また、本発明によれば、上記旋回バー3を、その前方と両側方の全域にわたるカバー4で覆ったことにより(図1〜図4)、外部から旋回バー3への接近が阻止され、従って、例えば第三者が不意に旋回バー3を踏み込んでしまい、ラム12が起動するといった不測の事態が回避されるので、この点でも作業者Sの安全が確保される。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図であり、図示する曲げ加工装置は、例えばプレスブレーキである。
このプレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源14、15(電動式ではモータ、油圧式では油圧シリンダなど)を介して上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイDが装着されている。
この構成により、下部テーブル13の後方に配置された後述するバックゲージの突当10、11にワークWを突き当てて位置決めした後、所定位置Xに位置決めされた後述する足踏み具2に、作業者Sが足Fを掛けてそれを踏み込めば、旋回バー3が旋回することにより、リミットスイッチLSがONして(図9のステップ108のYES)例えば油圧シリンダ14、15が作動しラムである上部テーブル12が下降し(図9のステップ109)、パンチPとダイDの協働により該ワークWが折り曲げられる(図9のステップ110のYES)。
前記下部テーブル13(図1)の後方には、前記突当10、11を有するバックゲージが設けられ、該バックゲージは、例えばリンク機構(図示省略)を介して下部テーブル13に支持されている。
下部テーブル13の両側の前記リンク機構間には、ストレッチ18が左右方向(X軸方向)に設けられ、該ストレッチ18には、前部に突当10、11を有する突当本体10A、11AがX軸モータMx(図示省略)で左右方向に移動自在に取り付けられ、更にリンク機構がY軸モータMy(図示省略)で前後方向(Y軸方向)に、またZ軸モータMz(図示省略)で上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移動自在となっている。
この構成により、後述するNC装置20を構成する突当駆動制御手段20E(図1)により、突当10、11が所定の位置X1、X2に位置決めされ、例えば後述するように(図5(B))、突当幅Bのほぼ中間位置Xに、足踏み具駆動制御手段20F(図1)を介して足踏み具2が位置決めされる。
上記下部テーブル13(図1)の前方には、本発明の旋回バー3と足踏み具2から成るラム起動部1が配置されている。
このうち、足踏み具2は、後述する旋回バー3上を、図示するように、長手方向(X軸方向)に移動位置決め自在であって、所定位置X(図5)に位置決めされたときに、作業者S(図2)が足Fを掛けて踏み込むことにより、上記旋回バー3を旋回作動させ、これにより、リミットスイッチLSが起動してラム12を作動させる。
即ち、足踏み具2は、従来のフットペダルに相当するが、本発明では、従来のフットペダルに内蔵されていたリミットスイッチLSなどを旋回バー3側に移したので、該足踏み具2は、前記したように、作業者Sが足Fを掛けて踏み込むだけの機能を有する部材となった。
このため、足踏み具2は、図示するように、例えば乗馬の騎手が足を掛ける鐙(あぶみ)状に形成することができ、いはば本発明の足踏み具2は、鐙状のフットペダルである。
このように、本発明によれば、従来と比べて一層単純な形状のフットペダルである足踏み具2が構成されたことにより、既述したように、フットペダルが極めて軽量化され、このため、本発明による前記旋回バー3と足踏み具2から成るラム起動部1を駆動させるには、従来と比べて非常に小さい動力で足りることになった。
従って、本発明に係る足踏み具2は、より小さい加速度で移動位置決めされ、作業者Sに対する危険は減少して、安全が確保され、また、動力が小さくなったので、省力化が促進されて、エネルギの無駄がなくなった。
一方、旋回バー3は(図1)、上下テーブル12、13の長手方向(X軸方向)に延び、前記したように、ラム12を起動すべく旋回自在に設けられている。
この旋回バー3は(図2)、長手方向(X軸方向)に延びるガイド部3Aと、該ガイド部3Aの両端を支持し長手方向(X軸方向)に直交して下部テーブル13側に延びる支持部3Bにより構成されている。
そして、上記両支持部3Bの基端部に設けられた旋回軸3Cは、下部テーブル13側に固定された支持板19に支承されていると共に、該両支持部3Bの先端部は、バネ9を介して、上方に付勢されている。
また、両支持部3Bの内側近傍には、取付板23、24が立設しており、該取付板23、24上であって、水平位置にある支持部3Bに対応する位置には、上限ストッパ25が、また、旋回バー3が下方に旋回して傾斜した支持部3B(図3の破線)に対応する位置には、下限ストッパ26がそれぞれ取り付けられ、該旋回バー3の旋回範囲が規制されるようになっている。
更に、上記取付板23、24のうちの例えば左側の取付板23上であって、水平位置にある支持部3Bに対応する位置には、リミットスイッチLSとポテンショメータPMが取り付けられている。
リミットスイッチLSは、フットペダル2を踏み込んで旋回バー3が下方に旋回すると同時にONとなり(図9のステップ108のYES)、それを検知したラム駆動制御手段20Gが(図1)、油圧シリンダ14、15を作動させてラム12を下降させ(図9のステップ109)、ワークWが曲げ加工される。
また、ポテンショメータPMは、フットペダル2の踏み込み量に基づいて、出力値が変化し、それにより、ラム12の(図1)速度制御を行う。
例えばラム起動部1が、下部テーブル13の前方に1つだけ設置してある場合には、本発明のフットペダル2は、一般的には、下降用ペダルに該当し(例えば図8(C))、フットペダル2を踏んだ瞬間に(図8(C)のt1 )旋回バー3が(図1)下方に旋回してリミットスイッチLSがONし、上部テーブル12(図8(C))であるラムが、所定の高速度で下降を開始する。
そして、フットペダル2の踏み込み量が増加し、ラム12が所定位置まで下降すると(図8(C)のt2 、速度切換点)、前記ポテンショメータPM(図1)の出力値が変化し、それを検知したラム駆動制御手段20Gが、油圧シリンダ14、15を制御し、ラム12を低速度で下降させることにより(図8(C)のt2 〜t4 )、加工モードに入る。
更に、旋回バー3の(図1)ガイド部3Aには、既述したフットペダル2が、スライダ8を介して、長手方向(X軸方向)に移動位置決め自在に設けられている。
この場合、ガイド部3Aは(図2)、例えば断面が円形であって、全体として円筒状に形成され、この円筒状ガイド部3Aは、同様な円筒状スライダ8を貫通している。
従って、旋回バー3が旋回しても、前記フットペダル2を吊り下げたスライダ8は、該ガイド部3A上で滑ることにより、常に水平状態を維持し、作業者がフットペダル2を踏み込み易いようになっている。
上記スライダ8は、連結部材27を介して、ベルト5に取り付けられ、該ベルト5は、駆動プーリ6と従動プーリ7に巻回されている。
上記駆動プーリ6は、前記旋回バー3を構成する一方の支持部3Bに回転自在に支持され且つモータMに結合されており、従動プーリ7は、前記旋回バー3を構成する他方の支持部3Bに回転自在に支持されている。
このように、本発明のフットペダル2の移動機構は、案内機構と駆動機構を有する。
そして、案内機構は、旋回バー3のガイド部3Aと、該ガイド部3Aに滑り結合しフットペダル2を吊り下げているスライダ8により構成されている。
また、駆動機構は、スライダ8に連結したベルト5と、該ベルト5が巻回された駆動プーリ6及び従動プーリ7と、駆動プーリ6を回転させるモータMにより構成されている。
更に、既述したように、前記駆動プーリ6とそのモータMが旋回バー3の一方の支持部3Bに、従動プーリ7が他方の支持部3Bにそれぞれ支持されていることから、前記駆動機構は、旋回バー3上に装着されている。
この構成により、前記足踏み具駆動制御手段20Fが(図1)モータMを回転駆動すれば、駆動プーリ6が(図2)回転し、ベルト5が該駆動プーリ6と従動プーリ7間を循環することにより、連結部材27を介して、スライダ8が左右方向(X軸方向)に移動するので、該スライダ8に吊り下げられたフットペダル2も左右方向に移動位置決めされる。
その後、上記左右方向に位置決めされたフットペダル2に、作業者Sが足Fを掛けて踏み込むと、旋回バー3がバネ9の付勢力に抗して下方に旋回し、同時に、該旋回バー3上に装着された前記モータMと駆動プーリ6と従動プーリ7及びベルト5から成るフットペダル2のベルト式駆動機構全体も下降する。
また、本発明によるフットペダル2から、作業者Sが足Aを外すと、今度は、旋回バー3がバネ9の付勢力により上方に旋回し、同時に、該旋回バー3上に装着されたモータMと駆動プーリ6と従動プーリ7及びベルト5から成るフットペダル2のベルト式駆動機構全体も上昇する。
上記したフットペダル2に対する作業者Sの足Fの踏み込み動作、又は外し動作に従って、上下動するベルト式駆動機構の代わりに、同様に上下動するボールねじ式駆動機構や流体シリンダ式駆動機構を設けることもできる。
更に、ラム起動部1の上記旋回バー3は、その前方と両側方の全域にわたるカバー4により、覆われている(図1〜図4)。
このカバー4によれば、外部から旋回バー3への接近が阻止され、従って、既述したように、例えば第三者が不意に旋回バー3を踏み込んでしまい、ラム12が起動するといった不測の事態が回避されることにより、作業者Sの安全が確保される。
また、このカバー4は、ラム起動部1全体を、外部の塵埃などから保護している。
上記ラム起動部1は、既述したように、1つでもよく、この場合には、該ラム起動部1を構成するフットペダル2は、一般には、下降用ペダルに該当する(図8(B)、又は図8(C))。
また、ラム起動部1を(図1)2つ設置した場合には、2つのラム起動部1を構成する各フットペダル2は、一般には、一方が上昇用ペダルに(図8(A))、他方が下降用ペダルにそれぞれ該当する。
このようなラム起動部1を構成する前記フットペダル2は、既述したように、旋回バー3の長手方向(X軸方向)に沿って移動位置決めされる。
その場合のフットペダル2の位置決め位置Xは(図5)、該フットペダル2を作業者が踏んでラムを起動させる前に、作業者はワークWを突当10、11に突き当てて位置決めすることから、該フットペダル2の位置決め位置Xは、一般には、ワークの左右方向(X軸方向)の位置決め位置である。
即ち、下部テーブル13の(図1)後方に配置されたバックゲージの突当10、11は、通常は、複数個であり、そのうち使用される突当の個数は、ワークWの形状により異なる。
例えば、図5(A)に示すように、ワークWの突き当て部が、1つの突当10の幅よりも狭い幅のフランジFである場合には、この1つの突当10の突当幅Aの領域内で、後述する加工情報決定手段20Dが(図1)、この突当幅Aのほぼ中間位置Xを、ワークWの位置決め位置、即ちフットペダル2の位置決め位置として決定する。
また、例えば、図5(B)に示すように、ワークWの突き当て部が、比較的長く、2つの突当10、11に突き当てる場合には、一方の突当10の左端から他方の突当11の右端までの距離である突当幅Bの領域内で、前記加工情報決定手段20Dは、この突当幅Bのほぼ中間位置Xを、同様に、フットペダル2の位置決め位置として決定する。
更に、このフットペダル2の移動開始条件としては、図8に示すように、現時点でのフットペダル2のON・OFF状態と、上部テーブル12の位置状態があり、該フットペダル2の移動開始時期としては、種々の場合がある。
例えば、本発明によるラム起動部1が(図1)1つの場合であって(図8(B))、上部テーブル12が下降して所定のストロークを完了した後(図8(B)のt1 〜t4 )、曲げ加工終了時点で(図8(B)のt5 )、フットペダル2がOFFであれば、瞬時に、該フットペダル2の移動を開始することができる。
また、本発明によるラム起動部1が(図1)2つの場合であって(図8(A))、上部テーブル12が下降して所定のストロークを完了した後(図8(A)のt1 〜t4 )、曲げ加工終了時点では(図8(A)のt5 )、2つのラム起動部1の各フットペダル2(上昇用と下降用)の移動を開始せず、該上部テーブル12が上死点に復帰した時点で(図8(A)のt6 )、2つのフットペダル2が共にOFFであれば、該2つのフットペダル2の移動を開始することができる。
更に、本発明によるラム起動部1が(図1)1つの場合であって(図8(C))、上部テーブル12が下降して所定のストロークを完了した後(図8(C)のt1 〜t4 )、曲げ加工終了時点では(図8(C)のt5 )、フットペダル2の移動を開始せず、該上部テーブル12が一定時間Tを経過後上死点近傍まで到達した時点で(図8(C)のt6 )、フットペダル2がOFFであれば、該フットペダル2の移動を開始することができる。
このような構成を有するプレスブレーキのNC装置20は(図1)、CPU20Aと、入出力手段20Bと、記憶手段20Cと、加工情報決定手段20Dと、突当駆動制御手段20Eと、足踏み具駆動制御手段20Fと、ラム駆動制御手段20Gにより構成されている。
CPU24Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図9に相当)に従って加工情報決定手段20D、突当駆動制御手段20D、足踏み具駆動制御手段20Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力手段20Bは、例えば操作盤であり、キーボード、マウスなどの入力手段と、画面などの出力手段により構成され、これを用いて自動又は手動により、製品情報などを入力することができ(図9のステップ101)、入力結果は画面で確認できる。
この場合の製品情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)情報であり、ワークWの板厚、材質、曲げ線の長さ、製品の曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成されている。
加工情報決定手段20Dは、前記入出力手段20Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順、金型P、D、金型レイアウト(所定の金型ステーションにおける金型の配列)、突当10、11の位置決め位置、フットペダル2の位置決め位置、その他D値、L値などを決定する。
これらの情報は、データベース化(図7)して記憶手段20Cに記憶させておき、例えば足踏み具駆動制御手段20Fが(図1)、フットペダル2の移動位置決め時(図9のステップ105〜ステップ107)に検索することにより、モータMを(図1)回転駆動して本発明によるフットペダル2を所定位置Xに位置決めする。
例えば、ステップベンド加工において(図6)、曲げ順1、2、3、4ごとに使用される金型P1 とD1 、P2 とD2 、P3 とD3 、P4 とD4 が、該当する金型ステーションa、b、c、dに装着される場合には、足踏み具駆動制御手段20Fは(図1)、前記データベースを(図7)検索することにより、各金型ステーションごとに、予め決定された位置決め位置に、前記フットペダル2を移動位置決めする。
突当駆動制御手段20Eは(図1)、前記したように加工情報決定手段20Cにより決定された左右方向の位置X1 、X 2を含む所定位置に(左右方向(X軸方向)と前後方向(Y軸方向)と上下方向(Z軸方向))、突当10、11を位置決め制御する。
足踏み具駆動制御手段20Fは、前記駆動プーリ6のモータMを駆動制御することにより、前記加工情報決定手段20Dにより決定された位置決め位置Xに(左右方向)、フットペダル2を移動位置決めする。
ラム駆動制御手段20Gは(図1)、作業者Sが本発明によるフットペダル2を踏み込むことにより、リミットスイッチLSがONになったときに(図9のステップ108のYES)、それを検知して油圧シリンダ14(図1)、15を作動させ、ラムである上部テーブル12を下降させ、ワークWを曲げ加工する(図9のステップ109→ステップ110のYES)。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図9に基づいて説明する。
(1)曲げ順などを決定するまでの動作。
図9のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順などを決定する。
即ち、CPU20Aは(図1)、入出力手段20Bを介して製品情報が入力されたことを検知すると、加工情報決定手段20Cを介して曲げ順、金型P、D、金型レイアウト、突当10、11の位置決め位置、フットペダル2の位置決め位置、その他D値、L値などを決定し、決定した情報は、既述したように、記憶手段20Cに記憶される(図7)。
本実施例においては、例えば製品情報に基づいて、図示するワークW(図9)から、箱曲げ製品を曲げ加工するものとし、以下曲げ順1、2、3、4ごとに、図9のステップ103〜ステップ111の動作が行われる。
また、各曲げ順1、2、3、4ごとに、予め作業者Sが(図1)所定の金型P、Dを上下テーブル12、13の所定の金型ステーションa、b、c、dに装着し(図6)、また、例えば予め突当駆動制御手段20E(図1)を介して突当10、11を所定の位置に位置決めしておくものとする。
(2)フットペダル2の移動動作。
(2)−A フットペダル移動開始条件充足可否の判断。
図9のステップ103において、上部テーブル12の位置状態が所定のフットペダル移動開始条件を満たしているか、ステップ104において、フットペダル2がOFFかをそれぞれ判断する。
(2)−B 移動開始条件を充足しない場合の動作。
即ち、CPU20Aは(図1)、上記上部テーブル12、フットペダル2がいずれか1つでも移動開始条件を充足しない場合には(図9のステップ103、104のいずれかがNO)、フットペダル2の移動を開始せず、この2つの移動開始条件が充足されるまで、待機することになる。
(2)−C 移動開始条件を充足した場合の動作。
即ち、CPU20Aは(図1)、上記上部テーブル12、フットペダル2が全て移動開始条件を充足した場合には(図9のステップ103、104の全てがYES)、突当駆動制御手段20Eを(図1)介して、フットペダル2を移動させ(図9のステップ105)、該フットペダル2が所定の位置決め位置Xに到達したときには(図9のステップ106のYES)、フットペダル2を停止させる(図9のステップ107)。
(3)曲げ加工動作。
前記図9のステップ107で、フットペダル2が停止すると、作業者Sは(例えば図4)、その停止したフットペダル2の前方に立ってワークWを突当10、11に突き当てて位置決めした後、そのフットペダル2を踏めば、旋回バー3が下方に旋回すると共に、該フットペダル2のベルト駆動機構全体も下降する。
このとき、下方に旋回する旋回バー3の支持部3B近傍のリミットスイッチLS(図1)がONし、換言すれば、フットペダル2がON状態になり(図9のステップ108のYES)、それを検知したCPU20Aは(図1)、ラム駆動制御手段20Gを介して油圧シリンダ14、15を作動させてラム12を下降させ(図9のステップ109)、所定のストロークが完了した場合には(図9のステップ110のYES)、加工が終了したか否かを判断する(図9のステップ111)。
例えば、CPU20Aは(図1)、曲げ順1(図9)だけについて、前記図9のステップ103〜ステップ111の動作が終了したと判断した場合には、次の曲げ順2のために、ステップ103に戻り、再度同じ動作を繰り返す。
このようにして、順次曲げ順2、3、4と前記ステップ103〜ステップ111の動作を行い、全ての動作を終了する(図9のEND)。
本発明は、左右方向に移動自在なフットペダルの軽量化を図ることにより、より少ない動力でフットペダルを駆動可能とし、作業者の安全と省力化に寄与する曲げ加工装置に利用され、また、フットペダルの駆動機構が、既述した(図1〜図4)ベルト式駆動機構の場合だけでなく、ボールねじ式駆動機構や流体シリンダ式駆動機構の場合にも適用されて、極めて有用であり、更には、既述した下降式プレスブレーキ(図1)のみならず、ラムである下部テーブル2が上昇することによりパンチPとダイDでワークWを曲げ加工する上昇式プレスブレーキにも適用される。
本発明の全体図である。 本発明の斜視図である。 本発明の側面図である。 本発明の上面図である。 本発明を構成する足踏み具2の位置決め位置を示す図である。 本発明によるステップベンド加工における各金型ステーションと足踏み具2の関係を示す図である。 本発明によるデータベースを示す図である。 本発明による足踏み具2の移動開始条件と移動開始時期との関係を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ラム起動部
2 足踏み具
3 旋回バー
4 カバー
5 ベルト
6 駆動プーリ
7 従動プーリ
8 スライダ
9 バネ
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 ラム駆動源
16、17 側板
18 ストレッチ
19 支持板
20 NC装置
20A CPU
20B 入出力手段
20C 記憶手段
20D 加工情報決定手段
20E 突当駆動制御手段
20F 足踏み具駆動制御手段
20G ラム駆動制御手段
23、24 取付板
25 上限ストッパ
26 下限ストッパ
27 連結部材
A、B 突当の突当幅
D ダイ
F 作業者Sの足
P パンチ
S 作業者
W ワーク
LS リミットスイッチ
PM ポテンショメータ

Claims (6)

  1. 上下テーブルの長手方向に延び、ラムを起動すべく旋回自在に設けられた旋回バーと、
    該旋回バー上を長手方向に移動位置決め自在であって、所定位置に位置決めされたときに、作業者が足を掛けて踏み込むことにより、上記旋回バーを旋回作動させる足踏み具から成るラム起動部を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記旋回バーは、長手方向に延びるガイド部と、該ガイド部の両端を支持し長手方向に直交して下部テーブル側に延びる支持部により構成され、両支持部は、バネ付勢されていて下部テーブルに対して旋回自在に支承されている請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. 上記旋回バーを構成するガイド部には、前記足踏み具が長手方向に移動位置決め自在に設けられ,該旋回バーを構成するいずれか一方の支持部の近傍には、ラム起動信号発生用のリミットスイッチと、ラムの速度制御を行うポテンショメータが設けられている請求項1、又は2記載の曲げ加工装置。
  4. 上記旋回バーは、その前方と両側方の全域にわたるカバーにより、覆われている請求項1記載の曲げ加工装置。
  5. 上記足踏み具の移動機構が、案内機構と駆動機構を有し、案内機構は、旋回バーのガイド部と、該ガイド部に滑り結合し足踏み具を吊り下げているスライダにより構成され、駆動機構は、スライダに連結したベルトと、該ベルトが巻回された駆動プーリ及び従動プーリと、駆動プーリを回転させるモータにより構成されている請求項1、又は2記載の曲げ加工装置。
  6. 上記駆動機構は、旋回バー上に装着されている請求項5記載の曲げ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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