JP2771544B2 - 金型・曲げ順の工程表示確認装置 - Google Patents

金型・曲げ順の工程表示確認装置

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JP2771544B2 JP63138529A JP13852988A JP2771544B2 JP 2771544 B2 JP2771544 B2 JP 2771544B2 JP 63138529 A JP63138529 A JP 63138529A JP 13852988 A JP13852988 A JP 13852988A JP 2771544 B2 JP2771544 B2 JP 2771544B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、折曲げ加工用曲げデータを作成する際の
金型・曲げ順を設定した工程を表示し確認する金型・曲
げ順の工程表示確認装置に関する。
(従来の技術) 従来より、折曲げ機械はライン中に独立に配置され、
作業指示書を携えた作業者の操作によって稼動されてい
る。
一方、近年の自動化技術の進歩により、各種機械が自
動化され、無人化ラインの達成に今一歩の所であり、折
曲げ機械についてもFA化の要求が高まっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、周知のように、折曲げ機械は極めて繊
細な機械であるがため手動を介入せざるを得ない場合が
多々あって、無人化はおろか、半自動化の域を脱しきれ
ないのが実情である。
手動を介さざるを得ない場合とは、段取り、金型の選
択、曲げ順の作成、微調整、ワーク(板材)供給サービ
ス等である。
特に、金型・曲げ順を設定した後に、ワークと金型な
どとが干渉しているか否かをチェックする場合、金型・
曲げ順において干渉具合などの確認を簡単にかつ短時間
で、しかも容易に行えるようにした金型・曲げ順の工程
表示確認装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、製品形
状データに見合った機械情報を機械情報記憶手段に記憶
されている機械情報から選択されて作成される加工情報
と前記製品形状データとに基いて設定された金型・曲げ
順をファイルした金型・曲げ順設定ファイルと、上記金
型・曲げ順に対応して作成された工程図をファイルした
工程図ファイルと、前記金型・曲げ順設定ファイルにフ
ァイルされている金型・曲げ順設定データのNoを呼出し
するための金型・曲げ順設定No呼出し入力手段と、前記
工程図ファイルにファイルされている工程図のNoを呼出
しするための工程図No呼出し入力手段と、表示装置と、
前記各ファイルと各入力手段と表示装置との間のデータ
の入出力を制御するCPUと、を備えてなり、前記各呼出
し入力手段によって呼出された所望工程の金型・曲げ順
設定データ及び工程図とを前記表次装置に同時に表示す
るとき、立体図による表示または断面図による表示をう
指定可能の構成としてなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第7図は、折曲げ機械のライン配置を示す説明図であ
る。
図示のように、管理室側には折曲げ加工用曲げデータ
作成・管理装置1が配置され、現場側には複数の折曲げ
機械3が配置されている。又、各折曲げ機械3には制御
装置5が付属され、その制御装置5と前記曲げデータ作
成・管理装置1とは通信線(例えば光ファイバ)7を介
して双方向通信可能に接続されている。
折曲げ機械3は、上下金型(パンチ及びダイ)9,11を
有し、ダイ11はラム13の上部に固定され、シリンダ装置
によって昇降駆動されるようになっている。前記ダイ11
の背部側には、図示しないサーボモータによって前後駆
動可能のバックゲージ15が備えられている。
折曲げ機械3は、オペレータのワーク供給サービスに
より前記バッグゲージ15に突き当てられた板材のごとき
ワークW(図示せず)を、前記ダイ11を上昇駆動するこ
とで所定角度に折曲げる。
折曲げ加工用曲げデータ作成・管理装置1では、第6
図に示したごとく、ステップ101で図形データより立体
図又は展開図の製品形状データが作成される。ステップ
102において、作成されたその立体図又は展開図の製品
形状データに見合った機械情報を予め機械情報記憶手段
に記憶されている機械情報から選択されて加工情報が作
成される。
次に、ステップ103で前記製品形状データと加工情報
を基にして金型・曲げ順設定が行われ、ステップ104で
金型・曲げ順設定の確認修正を行って、ステップ105で
は曲げデータが作成されて曲げデータファイルにファイ
ルされる。而して、その曲げデータファイルにファイル
された曲げデータをその都度取出し各折曲げ機械3の制
御装置5に通信線7を介して転送することによって各折
曲げ機械3が制御されて折曲げ加工がなされることにな
る。
前記金型・曲げ順設定の確認修正は前記折曲げ加工用
曲げデータ作成・管理装置1で行われる。より詳細に
は、第1図に示されているように、折曲げ加工用曲げデ
ータ作成・管理装置1の中央処理装置17(以下、CPUと
いう。)には、すでに設定された金型・曲げ順をファイ
ルした金型・曲げ順設定ファイル19が接続されている。
その金型・曲げ順設定ファイル19には、例えば第2図の
(A)および(B)に示したような曲げ順Noを付した立
体図や、第2図の(C)および(D)に示されたような
曲げ順のNoを付した断面図がファイルされている。
CPU17には金型・曲げ順の設定に対して確認するため
の工程図をファイルした工程図ファイル21が接続されて
いる。その工程図ファイル21には、例えば第3図の
(A)および(B)に示したような断面図又は立体図で
全体の曲げ順の工程図がファイルされており、あるいは
第3図の(C),(D)および(E)に示したような断
面図又は立体図でパンチ9,ダイ11との干渉をチェックす
るための各工程図がファイルされている。
CPU17には、前記金型・曲げ順設定ファイル19にファ
イルされている金型・曲げ順設定データのNoを呼出しす
るための金型・曲げ順設定No呼出し入力手段23や、前記
工程図ファイル21にファイルされている工程図のNoを呼
出しするための工程図No呼出し入力手段25がインターフ
ェースI/Fを介して接続されている。
CPU17には、金型・曲げ順設定データと確認のための
工程図を同一画面上に、かつ同時に表示する表示装置27
がインタフェースI/Fを介して接続されており、さらにC
PU17には金型・曲げ順設定データと工程図を同一画面上
に、かつ同時に表示できるように作成処理する処理手段
29が接続されている。
上記構成により、金型・曲げ順を確認する動作を第4
図に示したフローチャートを基にして説明する。第4図
において、ステップS1で金型・曲げ順設定No呼出し入力
手段23により金型・曲げ順設定ファイル19にファイルさ
れているファイルのメニュを表示装置27により表示させ
る。
ステップS2では、そのメニューをみながら、金型・曲
げ順設定ファイル19にファイルされているファイルNoを
前記金型・曲げ順設定No呼出し入力手段23により指定す
る。ステップS3において、その指定した金型・曲げ順設
定データが立体図かどうか判断し、立体図が必要であれ
ば、ステップS4で立体図を指定する。
ステップS5で工程図ファイル21にファイルされている
工程図から工程図No呼出し入力手段25により、前記金型
・曲げ順設定データに合った工程図を指定する。ステッ
プS6において、その指定した工程図は全体図を必要とし
ているかどうかの判断がなされて、全体図が必要である
と判断し指定することによって処理手段29で処理され、
ステップS7では表示装置27上に例えば第5図の(A)に
示したように、金型・曲げ順設定データの立体図と、全
体の立体図が同時に表示される。ステップS8ではその表
示された金型・曲げ順設定データの立体図に対して、工
程図である全体の立体図で、全体の工程の流れを簡単か
つ容易に確認することができる。
ステップS6において、その指定した工程図として全体
図でなく、各工程の断面図が必要であると判断し指定す
ることによって処理手段29で処理されて、ステップS9で
は表示装置27上に例えば第5図の(B)に示したよう
に、金型・曲げ順設定データの立体図と、指定された各
工程の立体図が同時に表示される。ステップS8ではその
表示された金型・曲げ順設定データの立体図に対して、
各工程の立体図で例えば箱曲げなどのサイド方向の金型
との干渉の確認チェックを簡単かつ容易に行うことがで
きる。
前記ステップS3において、その指定した金型・曲げ順
設定データが立体図でなく、断面図が必要であれば、ス
テップS10で断面図を指定する。
ステップS11で工程図ファイル21にファイルされてい
る工程から工程図No呼出し入力手段25により、前記金型
・曲げ順設定データに合った工程図を指定する。ステッ
プS12において、その指定した工程図は全体図を必要と
しているかどうかの判断がなされて、全体図が必要であ
ると判断し指定することによって処理手段29で処理され
て、ステップS13では表示装置27上に例えば第5図の
(C)に示したように、金型・曲げ順設定データの断面
図と、全体の工程図が同時に表示される。ステップS8で
はその表示された金型・曲げ順設定データの断面図に対
して、工程図である全体の断面図で、全体の工程の流れ
を簡単かつ容易に確認することができる。
ステップS12において、その指定した工程図として全
体図でなく、各工程の断面図が必要であると判断し指定
することによって処理手段29で処理されて、ステップS1
4では表示装置27上に例えば第5図の(D)に示したよ
うに、金型・曲げ順設定データの断面図と、指定された
各工程の断面図が同時に表示される。ステップS8ではそ
の表示された金型・曲げ順設定データの断面図に対し
て、各工程の断面図で例えばバックゲージ15への突当て
方又は、パンチ9,ダイ11や機械系との干渉具合などの確
認チェックを簡単かつ容易に行なうことができる。
このように、設定した金型・曲げ順の断面図又は立体
図と、全体の工程又は各工程による断面図又は立体図を
同一画面上へ同時に表示することによって、工程および
干渉具合などの確認チェックを簡単かつ短時間で、しか
も容易に行うことができ、確認作業の工数を削減するこ
とができ、しかも作成時の確認と現場での確認の両方に
利用することができる。
また、特殊曲げ形状による金型・曲げ順設定の確認対
応を図ることができると共に、素人による金型・曲げ順
設定の確認操作を可能にすることができる。延いては曲
げデータを短時間にかつ容易に作成を可能にすることが
できる。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実施
し得るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本
発明においては、製品形状データに見合った機械情報を
機械状記憶手段に記憶されている機械情報から選択され
て作成される加工情報と前記製品形状データとに基いて
設定された金型・曲げ順をファイルした金型・曲げ順設
定ファイル19と、金型・曲げ順に対応して作成された工
程図をファイルした工程図ファイル21とを備えており、
上記各ファイル19,21から呼出した金型・曲げ順設定デ
ータ及び工程図を表示装置27に同時に表示するとき、立
体図による表示または断面図による表示を指定可能の構
成であるから、一度設定した金型・曲げ順であっても所
望の工程の製品形状、金型や機械系との干渉具合などの
確認チェックを行うとき、立体図による表示または断面
図による表示でもって行うことができるのである。
すなわち、立体図による表示においては、例えば箱曲
げなどのサイド方向の金型との干渉チェックを容易に行
うことができ、断面図による表示においては、立体図が
複雑な場合に単純化してチェックすることができ、干渉
等のチェックを容易に行うことができるものである。
また、製品の形状が複雑な場合であっても金型・曲げ
順干渉等をチェックし乍ら曲げ作業を行うことが可能で
あり、曲げ順を誤ることを防止でき、曲げ作業時の能率
向上を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は折曲げ加工用曲げデータ作成・管理装置でこの
発明を実施した一実施例の構成ブロック図、第2図の
(A)〜(D)は金型・曲げ順設定ファイルにファイル
されている金型・曲げ順設定データの一例図である。 第3図の(A)〜(E)は工程図ファイルにファイルさ
れている工程図の一例図である。 第4図はこの発明の動作を説明するフローチャート図、
第5図の(A)〜(D)は表示装置に表示される金型・
折曲げ順を確認するための一例図である。 第6図は加工用曲げデータ作成・管理装置で曲げデータ
を作成する簡単なフローチャート図、第7図は折曲げ加
工用曲げ作成・管理装置と各折曲げ機械とを結んだ一例
図である。 1……折曲げ加工用曲げデータ作成・管理装置、17……
CPU 19……金型・曲げ順設定ファイル、21……工程図ファイ
ル 23……金型・曲げ順設定No呼出し入力手段 25……工程図No呼出し入力手段、27……表示装置、29…
…処理手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品形状データに見合った機械情報を機械
    情報記憶手段に記憶されている機械情報から選択されて
    作成される加工情報と前記製品形状データとに基いて設
    定された金型・曲げ順をファイルした金型・曲げ順設定
    ファイル(19)と、上記金型・曲げ順に対応して作成さ
    れた工程図をファイルした工程図ファイル(21)と、前
    記金型・曲げ順設定ファイル(19)にファイルされてい
    る金型・曲げ順設定データのNoを呼出しするための金型
    ・曲げ順設定No呼出し入力手段(23)と、前記工程図フ
    ァイル(21)にファイルされている工程図のNoを呼出し
    するための工程図No呼出し入力手段(25)と、表示装置
    (27)と、前記各ファイル(19,21)と各入力手段(23,
    25)と表示装置(27)との間のデータの入出力を制御す
    るCPU(17)と、を備えてなり、前記各呼出し入力手段
    (23,25)によって呼出された所望工程の金型・曲げ順
    設定データ及び工程図とを前記表示装置(27)に同時に
    表示するとき、立体図による表示または断面図による表
    示を指定可能の構成としてなることを特徴とする金型・
    曲げ順の工程表示確認装置。
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