JP2006305609A - 曲げ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワーク位置決め機構を利用し、パンチホルダに対するパンチ固定位置を作業者が肉眼で明確に認識可能とし、パンチの位置決めを正確に行うことにより、金型位置決め精度を向上させる曲げ加工装置を提供する。
【解決手段】 ワークWを前後方向、又は左右方向に位置決めするワーク位置決め機構10、11(8、9)上に、パンチ固定位置表示手段2を設け、該パンチ固定位置表示手段2は、上部テーブル12のパンチホルダ30側に、パンチPを固定すべきパンチ固定位置X1 、X2 、X3 、X4 を直接表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワーク位置決め機構を利用し、パンチホルダに対するパンチ固定位置を作業者が肉眼で明確に認識可能とし、パンチの位置決めを正確に行うことにより、金型位置決め精度を向上させる曲げ加工装置に関する。
従来より、プレスブレーキのような曲げ加工装置においては、加工前に予め、バックゲージの突当にダイを突き当て、該ダイを左右方向に位置決めする手段が、例えば特開平9−155452号公報に開示されている(同公報の図20)。
しかし、この位置決め手段は、ダイを左右方向に位置決めすることは可能であるが、パンチの左右方向の位置決めは、前記ダイの位置を目安とし、作業者が目視により位置決めを行うため、パンチに関しては、正確な位置決めが困難である。
この課題を解決するために、例えば特開2001−259743号公報(同公報の図1、図2)や、特開平11−314117号公報(同公報の図1)に開示されているようなパンチ側の左右方向位置決め手段が開発された。
特開平9−155452号公報 特開2001−259743号公報 特開平11−314117号公報
しかし、前記特開2001−259743号公報に開示されたパンチ側の位置決め手段は、曲げ加工装置の側面から見ると、本願の図10に示すように、上部テーブル72の後方に設けられており、そのため、加工後のワークWのフランジFが、前記パンチP側の位置決め手段73と干渉するおそれがある。
その結果、前記フランジFとの干渉を回避する機構が必要となり、構成が複雑となり、その分コスト高ともなる。
また、前記特開平11−314117号公報に開示された位置決め手段は、各工程ごとの金型の設置位置を表示する手段を、上部テーブルの前面に設けたものであり、そのため、表示手段と、実際に金型を機械本体に固定する金型ホルダとは離れており、従って、作業者がこの表示手段の画面を目視しながら位置決めせざるを得ず、正確な位置決めは困難である。
本発明の目的は、ワーク位置決め機構を利用し、パンチホルダに対するパンチ固定位置を作業者が肉眼で明確に認識可能とし、パンチの位置決めを正確に行うことにより、金型位置決め精度を向上させる曲げ加工装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載されているように、
パンチホルダ30を介してパンチPを装着した上部テーブル12と、ダイホルダ30を介してダイDを装着した下部テーブル13から成り、パンチPとダイDによりワークWを曲げ加工する曲げ加工装置1において、
ワークWを、該曲げ加工装置1の前後方向、又は左右方向に位置決めするワーク位置決め機構10、11(8、9)と、
該ワーク位置決め機構10、11(8、9)上に設けられ、前記上部テーブル12のパンチホルダ30側に、パンチPを固定すべきパンチ固定位置X1 、X2 、X3 、X4 を直接表示するパンチ固定位置表示手段2を有することを特徴とする曲げ加工装置1と(図1)、
請求項5に記載されているように、
上記請求項1記載のワーク位置決め機構10、11(8、9)と、パンチ固定位置表示手段2を有する曲げ加工装置1であって、
製品情報に基づいて、曲げ順1、2、3、4、曲げ順ごとにワークWを曲げ加工する金型P1 とD1 、P2 とD2 、P3 とD3 、P4 とD4 、金型レイアウトa、b、c、dを決定する金型位置決め情報決定手段20Dと、
該金型レイアウトa、b、c、dにおけるパンチ固定位置X1 、X2 、X3 、X4 の下方に、上記ワーク位置決め機構10、11(8、9)を移動させるワーク位置決め機構駆動制御手段20Eと、
該ワーク位置決め機構10、11(8、9)上のパンチ固定位置表示手段2から上部テーブル12のパンチホルダ30側に、パンチ固定位置X1 、X2 、X3 、X4 を直接表示させるパンチ固定位置表示駆動制御手段20Fを有することを特徴とする曲げ加工装置1という技術的手段が講じられている。
上記本発明の構成によれば、前記ワーク位置決め機構10、11(8、9)のうちのワークWを前後方向に位置決めするバックゲージ突当10、11上に(図1)、パンチ固定位置表示手段2を設けると共に、該パンチ固定位置表示手段2を可視光線投光手段2A(図2)により構成したことにより、予め突当10を(図3(A))パンチ固定位置Xの下方に移動させておいてから、該突当10上の可視光線投光手段2Aの可視光線出射手段2A1(図2)を駆動すれば、該可視光線出射手段2A1から出射された可視光線Lは、可視光線投光ヘッド2A2を経由してパンチホルダ30側のパンチ挿入溝30Aへ投光されるので、作業者は、肉眼でパンチ固定位置Xを明確に認識でき、従って、パンチPを(図3(A))パンチホルダ30に取り付けた後パンチ挿入溝30A(図3(B))に沿って移動させることにより、該パンチPの側端部を前記投光されている可視光線Lに当接させるだけで、該パンチPをパンチ固定位置Xに位置決めすることができ、そのため、パンチPを正確に左右方向の位置に位置決めすることができる。
上記のとおり、本発明によれば、ワーク位置決め機構を利用し、パンチホルダに対するパンチ固定位置を作業者が肉眼で明確に認識可能とし、パンチの位置決めを正確に行うことにより、金型位置決め精度を向上させる曲げ加工装置を提供するという効果がある。
また、本発明によれば、前記パンチP側の位置決め手段であるパンチ固定位置表示手段2をワーク位置決め機構10、11(8、9)に設けたことにより、従来(図10)と異なり上部テーブルに設けられていないために、何ら特別の干渉回避機構を設けることなく、加工後のフランジFとの干渉を回避することができるという効果もある。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図である。
図1に示す曲げ加工装置1は、例えばプレスブレーキであり、該プレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14、15を介して上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイDが装着されている。
この構成により、作業者Sが、下部テーブル13の後方に配置されたバックゲージの突当10、11にワークWを突き当てて位置決めした後、例えばフットペダル(図示省略)を踏んで油圧シリンダ14、15を作動しラムである上部テーブル12を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが曲げ加工される(図6のステップ110)。
前記下部テーブル13(図1)の後方には、前記突当10、11を有するバックゲージが設けられ、該バックゲージは、例えばリンク機構(図示省略)を介して下部テーブル13に支持されている。
下部テーブル13の両側の前記リンク機構間には、ストレッチ18が左右方向(X軸方向)に設けられ、該ストレッチ18には、前部に突当10、11を有する突当本体10A、11AがX軸モータMx(図示省略)で左右方向に移動自在に取り付けられ、更にリンク機構がY軸モータMy(図示省略)で前後方向(Y軸方向)に、またZ軸モータMz(図示省略)で上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移動自在となっている。
この構成により、例えば突当10を(図3(A))、パンチ固定位置X(左右方向(X軸方向))の下方に移動させて位置決めし、また、該突当10を、前後方向(Y軸方向)とZ軸方向(上下方向)にダイDと当接可能な位置に位置決めしておく。
この状態で、突当10上に設けられたパンチ固定位置表示手段2である可視光線投光手段2Aからパンチホルダ30側に可視光線Lを投光しておき、該可視光線LにパンチP側端部を当接させれば(図3(B))、該パンチPの左右方向の位置決めが行われ、また、ダイD側端部を、従来どおり突当10に突き当てることにより、該ダイDの左右方向の位置決めが行われる。
この突当10、11は、よく知られているように、本来は、加工時においてワークWの前後方向(Y軸方向)の位置決めを行うが、本発明では、該突当10、11上に可視光線投光手段2Aを設けることにより、前記したように、加工前においてパンチPの左右方向(X軸方向)の位置決めを行うようになっている(図3(B))。
また、下部テーブル13(図1)の前面には、ワークWの左右方向(X軸方向)の位置決めを行うサイドゲージ8、9が設けられ、後述するように(図8)、このサイドゲージ8、9上にも、例えば可視光線投光手段2Aが設けられ、これにより、同様に、パンチPの左右方向の位置決めを行い、また、従来どおりダイDの左右方向の位置決めを行う(図9)。
一方、前記突当10、11上に設けられているパンチ固定位置表示手段2の詳細は、図2に示されている。
このパンチ固定位置表示手段2は、一般には、上部テーブル12のパンチホルダ30側に、パンチPを固定すべきパンチ固定位置X1 (図4)、X2 、X3 、X4 を直接表示し、図2の場合には、可視光線投光手段2Aにより構成されている。
この可視光線投光手段2Aは、可視光線Lをパンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aに向かって投光し、図示するように、突当本体10A側に設けられた可視光線出射手段2A1と、突当10側に設けられた可視光線投光ヘッド2A2により構成されている。
上記可視光線出射手段2A1は、可視光線L(波長が380〜800ナノメートル程度)を突当10に向かって出射し、可視光線投光ヘッド2A2は、前記可視光線出射手段2A1から出射された可視光線Lを、パンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aに向かって反射させる。
例えば可視光線出射手段2A1が、可視光線Lを出力するレーザ発振器2A1により、可視光線投光ヘッド2A2が、ほぼ45°に傾斜した反射ミラーによりそれぞれ構成されている。
この構成により、レーザ発振器2A1から出力された可視光線Lは、反射ミラー2A2で反射されて上方に向かい、パンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aの天井に投光される。
これにより、例えば前記パンチ固定位置X(図3(A))に位置決めされた突当10上の可視光線投光手段2Aから投光された可視光線Lは、該パンチ固定位置Xを直接表示しており、このため、作業者は、パンチ固定位置Xを肉眼により明確に認識することができる。
従って、パンチPの側端部を(図3(B))このパンチ固定位置Xを直接表示している可視光線Lに当接させるだけで、パンチPが左右方向に正確に位置決めされ、位置決め精度を向上させることが可能となる。
即ち、図2の場合には、可視光線Lがパンチ固定位置Xを(図3)指示する指示子であり、前記したように、パンチ固定位置Xの下方に移動した可視光線Lに対して作業者がパンチP側端部を当接させることにより、該パンチPの位置決めが正確に行われる。
また、前記レーザ発振器2A1(図2)を投光器と受光器から成るレーザ測長器(例えば特開2001−25824号公報に開示されている)により構成すれば、パンチPの(図3)可視光線Lに対する当接前後における該可視光線Lの垂直経路長Z0 と(図3(A))Z1 を(図3(B))それぞれ測定することができる。
この場合、前記垂直経路長Z0 は(図3(A))、パンチP側端部が可視光線Lに当接する前における該可視光線Lの出射位置(反射ミラー2A2と(図2)レーザ発振器2A1の上下方向位置)と投光位置(パンチ挿入溝30Aの天井位置)との間の距離である。
これに対して、前記垂直経路長Z1 は(図3(B))、パンチP側端部が可視光線Lに当接した後における該可視光線Lの出射位置(同様に反射ミラー2A2と(図2)レーザ発振器2A1の上下方向位置)と投光位置(パンチPの先端)との間の距離である。
従って、この測定結果が、前記Z0 からZ1 に変わった瞬間に、後述するNC装置20の(図1)パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fがそれを検知して、パンチPの位置決め完了と見做せば(図6のステップ108)、該パンチPの位置決め精度をより一層向上させることができる。
換言すれば、パンチPの位置決め完了を、作業者だけでなく機械的にも確認可能となり、パンチPの位置決めが一層正確に行われると共に、該パンチPの位置決め精度が一層向上する。
また、前記可視光線投光手段2A(図2)から成るパンチ固定位置表示手段2は、例えば突当10、11の両端に設けられている(図1)。
この構成により、パンチPを位置決めする際には、突当10、11の両端の可視光線投光手段2Aのいずれかが選択可能となり、該パンチPの位置決め時間が短縮される。
例えば図4に示すように、複数の金型レイアウトa、bとc、dが、極端に離れているとする(図4は、金型レイアウトa、b、c、dにおける金型P1 とD1 、P2 とD2 、P3 とD3 、P4 とD4 の位置決めが終了した状態を示している)。
この場合には、図示するように、左側の金型レイアウトa、bにおけるパンチP1 、P2 の位置決めには、左側の突当10上に設けられた左端の可視光線投光手段2Aを選択し、右側の金型レイアウトc、dにおけるパンチP3 、P4 の位置決めには、右側の突当11上に設けられた右端の可視光線投光手段2Aを選択することができる。
例えば、金型レイアウトaにおけるパンチP1 の位置決め時には、既述したように、先ず、左側の突当10をパンチ固定位置X1 の下方に移動させておいてから、該左側の突当10上の左端の可視光線投光手段2Aからパンチホルダ30側に可視光線Lを投光させ、その状態で、次に、パンチP1 をパンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aに沿って移動させ、該左端の可視光線投光手段2Aからの可視光線Lに当接させれば、該パンチP1 の位置決めは完了する。
また、金型レイアウトdにおけるパンチP4 の位置決め時には、同様に、先ず、右側の突当11をパンチ固定位置X4 の下方に移動させておいてから、該右側の突当11上の右端の可視光線投光手段2Aからパンチホルダ30側に可視光線Lを投光させ、その状態で、次に、パンチP4 をパンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aに沿って移動させ、該右端の可視光線投光手段2Aからの可視光線Lに当接させれば、該パンチP4 の位置決めは完了する。
これにより、突当10、11の移動時間と、パンチP1 、P2 、P3 、P4 の移動時間が双方とも短くて済み、パンチの位置決め時間を短縮することができる。
上記構成を有するプレスブレーキのNC装置20は(図1)、CPU20Aと、入出力手段20Bと、記憶手段20Cと、金型位置決め情報決定手段20Dと、ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eと、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fと、ラム駆動制御手段20Gにより構成されている。
CPU24Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図6に相当)に従って金型位置決め情報決定手段20D、ワーク位置決め機構駆動制御手段20E、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力手段20Bは、プレスブレーキの左側の側板16に取り付けられている操作盤を構成し、よく知られているように、キーボードなどの入力手段と、画面などの出力手段を有し、この操作盤20Bを用いて例えば自動又は手動により、製品情報などを入力することができ(図6のステップ101)、入力結果は画面で確認できる。
この場合、製品情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)情報であり、ワークWの板厚、材質、曲げ線の長さ、曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成されている(図5の上図)。
記憶手段20Cは(図1)、本発明を実施するためのプログラムを記憶する他、後述する金型位置決め情報決定手段20Dが前記製品情報に基づいて決定した曲げ順などの金型位置決め情報、更には実際の曲げ加工に必要な加工情報をデータベースとして記憶する(図5の下図)。
金型位置決め情報決定手段20Dは(図1)、前記入出力手段20Bを介して入力された製品情報に基づいて、曲げ順1(図5)、2、3、4、曲げ順ごとにワークWを加工する金型P1 とD1 、P2 とD2 、P3 とD3 、P4 とD4 (例えばグーズネック型、直剣型などの形式)、金型ステーションa、b、c、d、金型固定位置(=パンチ固定位置=ダイ固定位置)X1 、X2 、X3 、X4 といった本発明による金型位置決めに(図3)必要な情報を決定する(図6のステップ102)。
また、金型位置決め情報決定手段20Dは、本発明による金型位置決め後に(図3(B))、実際の曲げ加工の際に(図6のステップ110)必要なD値、L値、ワークWの位置決め位置といった加工情報を決定する(図6のステップ102)。
これら決定された金型位置決め情報、加工情報は、既述したように、記憶手段20Cに(図1)データベースとして記憶される(図5の下図)。
そして、例えば曲げ順1においては、ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eが(図1)、このデータベース(図5)を検索しながら、突当10をパンチ固定位置X1 に(図4)位置決めすると共に、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fが前記レーザ発振器2A1を(図2)発振させて可視光線Lをパンチホルダ30側に投光させる。
ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eは(図1)、既述したデータベースを(図5)を検索しながら、ワーク位置決め機構であるバックゲージの突当10(図4)、11を、パンチ固定位置X1 、X2 、X3 、X4 の下方に移動させる。
即ち、ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eは(図1)、既述したように、下部テーブル13の後方に設置されているバックゲージのX軸モータMx(図示省略)とY軸モータMy(図示省略)とZ軸モータMz(図示省略)を駆動制御する。
これにより、ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eは、例えば突当10(図2)上の可視光線投光ヘッド2A2が、ダイDと当接可能な状態で(予め突当10を前後方向と上下方向に位置決めしておく)、左右方向(X軸方向)のパンチ固定位置X1 の(図4)下方に位置決めされるように(図6のステップ104)、突当10をパンチ固定位置X1 の下方に移動させる。
パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fは(図1)、前記パンチ固定位置X1 (図4)の下方に移動した突当10上の可視光線投光手段2Aから上部テーブル12のパンチホルダ30側に、可視光線Lを投光させる。
例えば、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fは(図1)、可視光線投光手段2A(図2)の可視光線出射手段2A1であるレーザ発振器を駆動制御し、可視光線Lを出力させる。
これにより、可視光線Lが、可視光線投光手段2Aの可視光線投光ヘッド2A2である反射ミラーで反射した後、パンチホルダ30側へ投光される(図6のステップ105)。
また、既述したように、上記可視光線出射手段2A1(図2)であるレーザ発振器がレーザ測長器で構成されている場合には、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fは、パンチPが当接前後の(図3(A)、図3(B))可視光線Lの垂直経路長が、Z0 からZ1 へ変化したことを検知することにより、パンチPの位置決め完了と見做す(図6のステップ106→ステップ107のYES→ステップ108)。
ラム駆動制御手段20Gは(図1)、前記パンチ固定位置表示駆動制御手段20FからパンチPの位置決め完了を知らされ、且つ例えば作業者Sがフットペダルを(図示省略)踏んだときに、油圧シリンダ14、15を作動させ、ラムである上部テーブル12を下降させ、ワークWを曲げ加工する(図6のステップ110)。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図6に基づいて説明する。
(1)金型位置決め情報、加工情報を決定するまでの動作。
図6のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順、金型、金型レイアウトなどを決定する。
即ち、CPU20Aは(図1)、入出力手段20Bを介して製品情報が入力されたことを検知すると、金型位置決め情報決定手段20Dを介して曲げ順、金型、金型レイアウトなどを決定し、既述したように、該決定された情報を記憶手段20Cに記憶させる(図5の下図)。
(2)金型を金型ホルダに取り付けてから位置決め完了までの動作。
(2)−A 可視光線Lを投光するまでの動作。
前記図6のステップ102で、曲げ順などの金型位置決め情報、加工情報が決定されると、ステップ103において、金型を取り付け、ステップ104において、所定のパンチ固定位置の下方に、バックゲージ突当上の可視光線投光ヘッド2A2を位置決めし、ステップ105において、可視光線投光ヘッド2A2からパンチホルダ30側へ、可視光線Lを投光する。
即ち、CPU20Aは(図1)、金型位置決め情報決定手段20Dにより情報が決定されたことを検知すると、先ず、曲げ順1(図4)について、作業者が金型P1 、D1 を金型ホルダ30、31に取り付けた後、ワーク位置決め機構駆動制御手段20E(図1)を介して、突当10を(図4)パンチ固定位置X1 の下方に移動させる。
これにより、突当10上に設けられた可視光線投光ヘッド2A2(図2)である反射ミラーが、前記パンチ固定位置X1 (図4)の下方に位置決めされたので、CPU20Aは(図1)、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fを介して、可視光線出射手段2A1(図2)であるレーザ発振器を駆動して、可視光線Lを出力させてそれを前記反射ミラー2A2に反射させた後、パンチホルダ30側へ投光させる。
(2)−B 金型位置決め動作。
図6のステップ105において、可視光線Lが投光された後、ステップ106において、パンチP1 を左右方向に移動させ、ステップ107において、パンチP1 の側端部が可視光線Lに当接した場合には(YES)、ステップ108において、パンチ位置決め完了となる。
即ち、前記パンチ固定位置X1 (図4)において、可視光線Lがパンチホルダ30側に投光された状態で、作業者がパンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aに取り付けたパンチP1 を、該パンチ挿入溝30Aに沿って左右方向(X軸方向)に移動させる。
そして、移動させたパンチP1 の側端部が可視光線Lに当接した場合には、CPU20Aは(図1)、パンチ固定位置表示駆動制御手段20Fを介して、既述したように、該パンチP1 の可視光線Lに対する当接前後の垂直経路長Z0 (図3に相当)、Z1 を測定することにより、両者が変化したときに、位置決め完了と見做す。
また、ダイD1 (図4)については、従来どおり前記パンチ固定位置X1 に位置決めされた突当10に該ダイD1 の側端部を突き当てることより位置決めする。
その後、作業者が前記位置決めされた金型P1 、D1 を金型ホルダ30、31に固定した後(図6のステップ109)、ワークW(図1)を位置決めし、フットペダル(図示省略)を踏むと、それを検知したCPU20Aは、ラム駆動制御手段20Gを介して油圧シリンダ14、15を作動してラム12を下降させることにより、曲げ加工が行われ(図6のステップ110)、これにより、曲げ順1についての加工は終了する。
そして、全ての加工が終了しているか否かが判断され(図6のステップ111)、終了してない場合には(NO)、次の曲げ順2(図4)のために、図6のステップ103に戻って同じ動作が繰り返される。
このようにして、順次曲げ順1(図4、図5)、2、3、4ごとに、前記図6のステップ103〜ステップ110の動作を行い、全ての加工が終了した場合には(図6のステップ111のYES)、動作を停止する(図6のEND)。
図7は、本発明の他の実施形態を示す図であり、前記パンチ固定位置表示手段2がレバー旋回機構2Bにより構成されている。
図7において、例えば突当10の側面に回転自在に取り付けられた従動ギア2B2には、旋回自在なレバー2B1が設けられている。
前記従動ギア2B2は、突当本体10Aの前面に設置したモータMの回転軸に結合した駆動ギア2B3と噛み合っている。
従って、前記モータMを回転駆動させれば、レバー2B1は、図示するように、突当本体10Aの上面と、パンチホルダ30のパンチ挿入溝30Aの直下との間を旋回するようになっている。
また、レバー2B1の先端には、パンチPの側端部が当接したことを検知する当接センサ2B4が設けられている。
この構成により、パンチ位置決め時には、先ず、ワーク位置決め機構駆動制御手段20Eを(図1)介して、例えばパンチ固定位置Xの(図3(A)に相当)下方に、突当10を移動させておく。
次に、この状態で、パンチ固定位置表示駆動制御手段20F(図1)を介して、前記図7のモータMを駆動制御してレバー2B1をパンチ挿入溝30Aの直下まで旋回させれば、該レバー2B1は前記パンチ固定位置Xを直接表示していることになり(図3(A)の可視光線Lと同じ機能)、このため、同様に、作業者は、パンチ固定位置Xを肉眼により明確に認識することができる。
よって、パンチPの側端部を、このパンチ固定位置Xを直接表示しているレバー2B1(図3(B)の可視光線Lに相当)に当接させるだけで、パンチPが左右方向に正確に位置決めされ、位置決め精度を向上させることが可能となる。
即ち、図7の場合には、前記レバー2B1がパンチ固定位置Xを(図3に相当)指示する指示子であり、パンチ固定位置Xの下方に移動したレバー2B1に対して作業者がパンチP側端部を当接させることにより、該パンチPの位置決めが正確に行われる。
また、既述したように、レバー2B1の(図7)先端に当接センサ2B4を設けたことから、パンチP側端部がレバー2B1に当接したときに(図3(B)に相当)、該当接センサ2B4からの信号を受信したパンチ固定位置表示駆動制御手段20Fが(図1)パンチPの位置決め完了を判断することができる(図6のステップ108)。
従って、同様に、パンチPの位置決め完了を、作業者だけでなく機械的にも確認可能となり、パンチPの位置決めが一層正確に行われると共に、該パンチPの位置決め精度が一層向上する。
更に、前記レバー旋回機構2B(図7)から成るパンチ固定位置表示手段2を、同様に、例えば突当10、11の両端に設けることにより(図1に相当)、パンチPを位置決めする際には、突当10、11の両端のレバー旋回機構2Bのいずれかが選択可能となり、既述したように(図4)位置決め時間が短縮される。
上記図7の場合にも、ダイDに関しては、図2の場合と同様に、ダイD側端部を、従来どおり突当10に突き当てることにより、該ダイDの左右方向の位置決めが行われる。
図8は、本発明の更なる他の実施形態であり、パンチ固定位置表示手段2を構成する可視光線投光手段2Aが、サイドゲージ8、9上に設けられている。
例えば、サイドゲージ8は、よく知られているように、図示する傾斜状態で上下動可能であり、また、左右方向(X軸方向)に移動自在であり、該サイドゲージ8のヘッド8Aには、前方(左側)に可視光線出射手段2A1(例えばレーザ発振器)、後方(右側)に可視光線投光ヘッド2A2(例えば反射ミラー)がそれぞれ設けられている。
この構成により、金型位置決め時には、前記サイドゲージ8を(図9(A))パンチ固定位置Xの下方に移動させて位置決めし、また、該サイドゲージ8を、斜め上下方向に移動させてダイDと当接可能な位置に位置決めしておく。
この状態で、サイドゲージ8上に設けられた可視光線投光手段2Aからパンチホルダ30側に可視光線Lを投光しておき、該可視光線LにパンチP側端部を当接させれば(図9(B))、該パンチPの左右方向の位置決めが行われ、また、ダイD側端部を、従来どおりサイドゲージ8に突き当てることにより、該ダイDの左右方向の位置決めが行われる。
また、図8のサイドゲージ8上に、パンチ固定位置表示手段2を構成するレバー旋回機構2Bを(図7)設けてもよい。
この図8に関しては、他の構成と動作(例えば可視光線投光手段2Aがサイドゲージ8(図1)、9の両側に設けられていて、いずれか一方を選択可能であるる点や(図4に相当)、パンチP側端部の可視光線Lに対する当接前後の該可視光線Lの垂直経路長Z0 、Z1 を(図9(A)と図9(B))測定することにより、パンチPの位置決め完了と見做すことなど(図6のステップ108))は、図2の場合と同様であり、説明を省略する。
更に、前記図7と図8に関して、全体の動作は、図2の場合と同様であり(図6)、説明を省略する。
本発明は、ワーク位置決め機構を利用し、パンチホルダに対するパンチ固定位置を作業者が肉眼で明確に認識可能とし、パンチの位置決めを正確に行うことにより、金型位置決め精度を向上させる曲げ加工装置に利用され、また、パンチ固定位置表示手段をバックゲージ突当上に設けた場合だけでなく、サイドゲージ上に設けた場合、更には、パンチ固定位置表示手段を可視光線投光手段だけでなく、レバー旋回機構で構成した場合にも適用されて極めて有用であり、具体的には、既述した下降式プレスブレーキ(図1)のみならず、ラムである下部テーブル13が上昇することによりパンチPとダイDでワークWを曲げ加工する上昇式プレスブレーキにも適用される。
本発明の全体図である。 本発明を構成するパンチ固定位置表示手段2が可視光線投光手段2Aの場合を示す図である。 本発明による金型位置決めの作用説明図である。 本発明による金型位置決めの具体例を示す図である。 本発明による金型位置決めに必要なデータベースを示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の更なる他の実施形態を示す図である。 図8による金型位置決めの作用説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 曲げ加工装置
2 パンチ固定位置表示手段
2A 可視光線投光手段
2B レバー旋回機構
8、9 サイドゲージ
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
18 ストレッチ
20 NC装置
20A CPU
20B 入出力手段
20C 記憶手段
20D 金型位置決め情報決定手段
20E ワーク位置決め機構駆動制御手段
20F パンチ固定位置表示駆動制御手段
20G ラム駆動制御手段
30 パンチホルダ
31 ダイホルダ
D ダイ
M モータ
P パンチ
W ワーク

Claims (5)

  1. パンチホルダを介してパンチを装着した上部テーブルと、ダイホルダを介してダイを装着した下部テーブルから成り、パンチとダイによりワークを曲げ加工する曲げ加工装置において、
    ワークを、該曲げ加工装置の前後方向、又は左右方向に位置決めするワーク位置決め機構と、
    該ワーク位置決め機構上に設けられ、前記上部テーブルのパンチホルダ側に、パンチを固定すべきパンチ固定位置を直接表示するパンチ固定位置表示手段を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記ワーク位置決め機構が、ワークを前後方向に位置決めするバックゲージの突当、又はワークを左右方向に位置決めするサイドゲージにより構成されている請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. 上記パンチ固定位置表示手段が、可視光線をパンチホルダのパンチ挿入溝に向かって投光する可視光線投光手段により構成されている請求項1、又は2記載の曲げ加工装置。
  4. 上記パンチ固定位置表示手段が、レバーをパンチホルダのパンチ挿入溝の直下まで旋回させるレバー旋回機構により構成されている請求項1、又は2記載の曲げ加工装置。
  5. 上記請求項1記載のワーク位置決め機構と、パンチ固定位置表示手段を有する曲げ加工装置であって、
    製品情報に基づいて、曲げ順、曲げ順ごとにワークを曲げ加工する金型、金型レイアウトを決定する金型位置決め情報決定手段と、
    該金型レイアウトにおけるパンチ固定位置の下方に、上記ワーク位置決め機構を移動させるワーク位置決め機構駆動制御手段と、
    該ワーク位置決め機構上のパンチ固定位置表示手段から上部テーブルのパンチホルダ側に、パンチ固定位置を直接表示させるパンチ固定位置表示駆動制御手段を有することを特徴とする曲げ加工装置。
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