JP4743516B2 - 異常音監視ナースコール装置 - Google Patents

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本発明は、病院の精神科病棟や特別養護老人ホームなどの福祉施設で使用されるナースコール装置に係り、特に、病室内、居室内の異常音を検知して自動的に通報できる異常音監視ナースコール装置に関する。
病室や居室内で患者さんや入居者の方が暴れたり、大声を出したりしたらこれを検知して自動的にナースコール親機に通報できる異常音監視ナースコール装置は公知である。
例えば、特許文献1には、検出された音量レベルが通常の会話時の所定のレベルより高いときに、ナースコール親機と病室間との通話路を形成するようにした発明が記載されている。
・・・・特開2001−127893号公報
ところで、病院や福祉施設では、院内行事や食事案内など、患者や居住者に対する連絡、案内は、各病室、居室の天井に設けられた放送スピーカを使って、一斉放送されることが多い。
この一斉放送時の音量レベルは、それ自体としては正常な音量レベルの場合でも、通常の会話時の所定のレベルより高いことが多い。特許文献1の記載のナースコール装置では、これらの正常な一斉放送音を他の音と区別して認識することができないため、音量レベルが高ければ即座に異常音として検知してしまう。すなわち、一斉放送音による誤発報動作は原理上避けられない。
本発明は、上述の問題を解消し、一斉放送音で誤動作することのない異常音監視ナースコール装置を提供することを課題とする。
本発明は、異常音監視ナースコール装置において、サンプルスピーカとなる1つの放送スピーカから出る一斉放送音を監視できる放送音監視手段を具備し、この放送音監視手段で一斉放送音が検知されたときは、警報出力制御部の出力を禁止できるようにしたことを特徴とする。
本発明は、上述のように構成されているので、一斉放送音が、異常音として規定される音量レベルを超え、異常音として検知されても、異常音警報を禁止することができ、誤発報問題は発生しない。
また、本発明装置に最も近接した放送スピーカの1つだけを監視するものであり、各部屋に設置される放送スピーカ毎の監視は不要のため、極めて廉価かつ効果的な誤発報防止手段を提供できる。
図1は、本発明の1実施例を示す異常音監視ナースコール装置の説明図である。
図示の例は、建物の1階〜3階(1F〜3F)の各階に異常音監視ナースコール装置を配設した例を示しており、各異常音監視ナースコール装置は、それぞれ、ナースコール親機Mと、少なくとも、1または複数のナースコール子機T1、T2、・・・と、監視マイク14を内蔵する放送音監視手段1とを具備している。
2は、本発明の異常音監視ナースコール装置とは別システムを構成する、一般には非常放送装置や業務放送装置として知られる放送装置であり、全館一斉放送、階別一斉放送機能などを具備している。
この放送装置に接続される放送スピーカ3は、施設内のどこにいても聞こえるように、各病室およびトイレ、談話室その他の共用部等に満遍なく配置される。
図の301号室は、2床室の例であり、天井には放送スピーカ3、患者のベッドサイドにはナースコール子機T1、T2が設けられている。
放送音監視手段1は、一般的には、居室天井などに布設される複数の放送スピーカ3の中から1つを選択し、その近傍の近接した位置に並べて、例えば、50cm以内に配置するものとする。
すなわち、放送音監視手段1は、特定の放送スピーカ3の直接音を収音でき、間接音や反響音に影響されない位置に配置するものとする。なお、以下においては、放送音監視手段1の収音対象となる放送スピーカ3をサンプルスピーカ3(S)と称することとする。
前記の配置で、放送音監視手段1に対して入力される一斉放送音の音量レベルは極大化し、放送音監視手段1の入力感度を極小にしても検知することができる。換言すれば、一斉放送音だけ検知し、周囲騒音や後述の異常音に対しては超低感度になるように設定できる。
なお、監視対象として選択するスピーカ3に限定はないが、放送音監視手段1とナースコール親機Mとの間の配線距離が短くなるように、ナースコール親機Mに近い放送スピーカ3を選択することが望ましい。
図2は、本発明の1実施例を示す異常音監視ナースコール装置の回路ブロック図であり、ナースコール親機Mには、複数のナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnと、放送音監視手段1が接続されている。
ナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnは、それぞれ、患者や居住者が暴れたりしたとき発生する異常音を検知するための検知マイク4と、マイク信号を増幅するアンプ5とを具備し、周囲音を増幅してナースコール親機Mに出力する。
このナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnは、全体を埋込タイプのプレート子機とし、患者や居住者のベッドまたはベッドサイドの壁面に設置することができる。また、通話機能付きのハンド形子機の中に組み込むこともできる。
ところで、ナースコール親機Mにおいて、6は全体動作を制御する制御部であり、ナースコール子機T1、T2、・・・、Tnに接続される入出力I/O7、警報音スピーカ8、選局表示部9がそれぞれ接続されている。
選局表示部9は、個別のナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnを選局するための選局スイッチ(図示せず)と、各局の選局状態、異常音の検知状態を表示する個別表示灯(図示せず)を備えている。
10は、制御部6に接続された警報出力制御部であり、異常音判別部11を介して入出力I/O7に接続されている。
12は、一斉放送音判別手段であり、その入力側は、放送音監視端子13を介して、ナースコール親機Mの外部に配置される放送音監視手段1に接続されている。この放送音監視手段1は、監視マイク14とアンプ15とで構成されている。この監視マイク14とアンプ15は、接近した放送スピーカ3の直接音を収音できればよく、その感度および増幅率は低めに設定される。
放送音監視手段1は、天井のサンプルスピーカ3(S)に接近して配置され、サンプルスピーカ3(S)から出る一斉放送音を監視する。
一斉放送音判別手段12の出力側は、停止信号出力手段16を介して、警報出力制御部10に接続されている。
なお、一斉放送音判別手段12に接続されている検知レベル設定手段17は、一斉放送音の検知レベルを、周囲騒音等に感応せず、かつ一斉放送音を検知できるレベルに可変設定するための手段である。
次に、本発明による異常音監視ナースコール装置の警報動作について説明する。
今、ナースコール装置の電源が投入されると、各ナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnに電圧が印加され、検知マイク4、アンプ5は動作状態に移行する。マイク4で集音した信号はアンプ5で増幅され、ナースコール親機Mに送信される。
集音信号は、さらに、入出力I/O7を介して、異常音判別部11に送信される。
異常音判別部11は、集音信号の音量レベルが規定レベル以下の場合は、異常音でないとして、判別信号を出力しないため、警報出力制御部10は不動作状態を維持する。
次に、ナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnのいずれか、例えば、ナースコール子機T1の周辺で過大音乃至異常音が発生した場合について説明する。
異常音信号は、前述した音信号の流れと同様の経路を通って、異常音判別部11に入力される。異常音判別部11は、入力された異常音のレベルが規定値以上であれば、異常判定信号を出力する。
警報出力制御部10は、この異常判定信号を受け取ると、停止信号出力手段16の非動作を条件として、警報出力信号を制御部6に出力する。
制御部6は、この警報出力信号を受信すると、警報回路(図示せず)を作動させ、警報音スピーカ8から警報音を出力させる。
同時に、制御部6で選局表示部9を制御し、異常音が入力されたナースコール子機T1に対応する回線の個別表示灯を点灯または点滅させる。
次に、放送スピーカ3から出る一斉放送音を異常音として検知した場合の動作について説明する。
この一斉放送音もナースコール子機T1、T2、・・・・、Tnのマイクで集音され、前述した経路で、異常音判別部11に送信される。
異常音判別部11では、一斉放送音の検出音量が異常音としての基準レベルを超えているため異常判定信号を出力する。この異常判定信号の出力に際しては、後述する理由で、一定の遅延時間を持たせて出力するものとする。
一方、一斉放送音は、ナースコール子機T1、T2、・・・・Tnだけでなく、放送音監視手段1でも検知される。放送音監視手段1で検知された放送音信号は、一斉放送音判別手段12に送信され、検知レベル設定手段17の設定値以上であれば、一斉放送音として認識され、判別信号を出力し、停止信号出力手段16をオンさせる。停止信号出力手段16のON信号は、警報出力制御部10に対し出力禁止信号として作用する。
前述のように、放送スピーカ3、3(S)から出る一斉放送音は、ナースコール子機T1、T2、・・・・Tnおよび放送音監視手段1で同時に集音され、別々の経路を通ってほぼ同時に警報出力制御部10に入力されることになる。
2つの信号の一方は、異常音判別部11から出力される異常判定信号であり、他方は、停止信号出力手段16から出力される出力禁止信号である。
警報出力制御部10は、異常判定信号と出力禁止信号とを同時に受け付けた場合には出力禁止状態に制御される。ただ、異常判定信号が一瞬のタイミングの違いで、出力禁止信号に先行すれば、警報出力制御部10から警報信号が出力されるという問題が発生する。
本実施例では、この問題を解決するため、前述したように、異常判定信号に一定の遅延時間を付与してあり、警報出力制御部10に入力される両信号のタイミングの微妙な差で警報出力が誤出力されることはない。
なお、実施例では、通話機能のない異常音監視ナースコール装置について説明したが、実施例の装置に通話機能を付与することは当業者であれば容易に可能であるため、説明は省略する。
本発明の1実施例を示す異常音監視ナースコール装置の説明図。 本発明の1実施例を示す異常音監視ナースコール装置の回路ブロック図。
符号の説明
T1〜Tn ナースコール子機
M ナースコール親機
1 放送音監視手段
2 放送装置
3 放送スピーカ
3(S) サンプルスピーカ
4 検知マイク
5 アンプ
6 制御部
7 入出力I/O
8 警報音スピーカ
9 選局表示部
10 警報出力制御部
11 異常音判別部
12 一斉放送音判別手段
14 監視マイク
15 アンプ
16 停止信号出力手段
17 検知レベル設定手段

Claims (1)

  1. ナースセンター等に設置されるナースコール親機と、監視対象者のいる病室などに設置される複数のナースコール子機とを有し、前記ナースコール子機の検知マイクで異常音を検知した場合に、自動的に前記ナースコール親機から警報信号を発生させるようにした異常音監視ナースコール装置において、前記ナースコール親機には、一斉放送を出力するために病院内の各所に設けられた複数の放送スピーカの中から選ばれたサンプルスピーカの近傍において、そのサンプルスピーカから出る一斉放送音の直接音を収音し、間接音、反射音の影響を無視できる位置に配置される放送音監視手段を接続できる放送音監視端子と、前記ナースコール子機の検知マイクに一定レベル以上の音が入力されたかどうかを判別する異常音判別部と、前記放送音監視手段に一定レベル以上の音が入力されたかどうかを判別する一斉放送音判別手段と、前記一斉放送音判別手段の出力で動作する停止信号出力手段と、前記異常音判別部から異常音判別出力があり、前記停止信号出力手段から停止信号出力がないことを条件として動作する警報出力制御部と、前記警報出力制御部の動作に連動して、警報スピーカを鳴動させるとともに、選局表示部に異常音を検知したナースコール子機の回線に対応する個別表示灯を点灯または点滅するように制御する制御部とを有することを特徴とする異常音監視ナースコール装置。
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