JP5066034B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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また、人物がセンサを身につけて脈拍や血圧を無線で測定可能とした生体センサ機器がある。例えば、日本光電工業株式会社製の医用テレメータZZ−100Pは、電極と送信機を内蔵した体に貼着して使用する測定器と無線式モニタとで心電図を無線で測定できる。
この構成によれば、生活異変センサが異常検知信号を発信しても、居住者が警報に気づいて適切な対処が取れるような所定の条件を満たす信号が生体モニタから発せられていたら、アダプタは管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しない。そのため、居住者が誤報に対処することができる状況である場合は、管理人に通報しないよう動作させることができ、管理室親機への誤報通知を減らして管理人の負担を軽減することができる。そして、居住者が対応できない状況であると判断した場合には、管理室親機に遅滞なく通報するため、迅速に対応することができる。
この構成によれば、管理人だけでなく近隣の居住者に対しても異常発生を知らせることができ、管理人が不在の時であっても警報に気づかない事態を防ぐことができる。
この構成によれば、居住者の1人が誤報に対応可能であれば適切な対処が取れるため、管理人に通知する必要がなく、誤報による管理人の負担を軽減することができる。
この構成によれば、生活異変センサが異常検知信号を送信した際に、生体モニタから送信される信号が所定の条件を満たさない場合、即ち居住者が正常状態でないと判断可能な場合に、異常発生通知に加えて生体情報も管理室親機に通知される。よって、異常発生時の居住者の状況を把握でき、管理人は対処し易い。
この構成によれば、異常発生を通知する警報発報を認識した居住者がパニック状態になり、機器操作に混乱しているような場合であっても、鳴動している機器の任意のボタンが押されれば管理室親機に通報されるため、管理人は異常発生を認識でき、迅速な対応をすることができる。一方、誤報である場合は、警報音停止ボタン等の所定のボタン操作により警報発報は停止し、管理人まで誤報が伝わることがない。
この構成によれば、生活異変センサが異常を検知しなくても、アダプタは生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、定常状態から大きく外れた数値を入手した場合には管理室親機等に通知するので、居住者自身に異変があった場合は、管理室親機等にほぼリアルタイムで通知でき、居住者に異常が発生した場合は速やかに対処することができる。
この構成によれば、アダプタを別途設置する手間を省くことができ、施工を簡略化できるしコストダウンが可能になる。
また、住戸玄関機2には、居住者を呼び出すための呼出ボタン18、居住者と通話するための子機通話部19、住戸内に設置されたセンサが異常を検知した場合にそれを表示するための警報表示灯20、伝送線L3を介して居室親機3と通信するための子機インターフェース(子機IF)21等が備えられている。
また、ベッドセンサはベッドに居住者が就寝状態にあるか、転落していないか検出し、このベッドセンサは、例えば20時間に亘り就寝し続けている状態を検出した場合、或いは転落を検知した場合に異常発生と判断して異常検知信号が送出される。
生体モニタ7の情報から、立位状態にあり且つ脈拍正常等の定常状態であると判断した場合は、生活異変センサ6の誤動作、あるいは生活異変センサ6の過剰反応等の誤報であると判断し、居住者にリセットを促すために居室親機3のみ発報動作させ(S4)、合わせてアダプタ8の発報部41を発報動作させる。また、生体モニタ7が定常状態でなければ、居室親機3に加えて管理室親機4等他の機器でも発報動作させる(S9)。
具体的に、居室親機3に加えて、居室親機3を介して住戸玄関機2及び管理室親機4に異常発生信号を送信する。伝送線L3を介して異常発生信号が送信された住戸玄関機2は、子機通話部のスピーカ(図示せず)から警報音を鳴動させ、警報表示灯20を点灯して報知動作する。また、伝送線L2、管親第1IF38を介して異常発生信号を受信した管理室親機CPU37は、管理室親機4のスピーカから警報音を鳴動させ、管理室親機表示部35に異常検知信号送信元の生活異変センサ情報、例えば「205号住戸のリビングのセンサが動作しました」を表示させる。
そして、住戸玄関機2は発報動作すると共に警報表示灯20を点灯させて異常発生を報知するし、管理室親機4は、異常発生信号を受信して発報動作し、管理室親機表示部35にはセンサ情報に加えて非定常状態にある生体モニタ7の情報、例えば脈拍が異常を示す場合は「脈拍が正常値ではありません」の情報が表示される。また、臥位にあるとする信号を受信した場合は「居住者が横になった状態です」の情報が表示される。
また、立位状態及び脈拍正常を定常状態として、管理室親機へ通知する/しないの判断基準とすることで、的確な判断をすることが出来る。
更に、異常発生時には、管理室親機だけでなく住戸玄関機からも警報発報するので、管理人だけでなく近隣居住者に対しても異常発生を知らせることができ、管理人が不在の時であっても警報に気づかない事態を防ぐことができる。
そして、異常発生を通知する警報発報を認識した居住者がパニック状態になり、機器操作に混乱しているような場合であっても、鳴動している機器の任意のボタンが押されれば管理室親機に通報されるため、管理人は異常発生を認識でき、迅速な対応をすることができる。一方、誤報である場合は、警報音停止ボタン等の所定のボタン操作により警報発報は停止し、管理人まで誤報が伝わることがない。
また、生活異変センサが異常を検知しなくても、アダプタは生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、定常状態から大きく外れた数値を入手した場合に管理室親機等に通知するので、居住者自身に異変があった場合は、管理室親機等にリアルタイムで通知でき、居住者に発生した異常を遅滞なく外部に通報でき、速やかな対処が可能となる。
Claims (7)
- 集合住宅の共同玄関に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、各住戸に設置されて前記集合玄関機、住戸玄関機からの呼び出しに応答するための居室親機と、管理室に設置されて前記集合玄関機や前記居室親機と通話が可能な管理室親機と、居住者の異常を検知する生活異変センサが接続されて前記居室親機や前記管理室親機に居住者に発生した異常を通知するアダプタとを備えた集合住宅インターホンシステムであって、
居住者が、脈拍数及び立位や臥位の姿勢情報等の居住者の身体情報を検出する生体モニタを身につけると共に、前記アダプタは前記生体モニタから送出される生体情報を入手する生体情報入力部を有し、
前記アダプタは、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たす定常状態にあったら、前記管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施せずに、前記居室親機、前記アダプタのうち少なくとも一方から警報を発報させ、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていなければ、前記管理室親機へも遅滞なく通知して警報を発報させる通知制御部を備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記住戸玄関機が警報表示灯を有し、前記通知制御部は、前記管理室親機へ異常発生通知する際に同時に前記警報表示灯を発報動作させることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記生活異変センサが異常検知信号を発信した住戸に、前記生体モニタを装着した居住者が複数人居る場合は、
前記通知制御部は、少なくとも1つの前記生体モニタが前記定常状態を示す信号を送信していたら、前記管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しないことを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記通知制御部は、前記生体モニタから脈拍異常等の異常検知信号を受信したら前記管理室親機等に通報すると共に、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていない場合、前記管理室親機に異常発生の通知と共に生体モニタから受信した生体情報を合わせて通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記生活異変センサから異常検知信号を発して、且つ前記生体モニタからの受信信号が定常状態にあり、前記居室親機又は前記アダプタが警報発報を行っているときに、前記居室親機または前記アダプタが警報発報を停止する所定のボタン操作以外のボタンが操作されたら、前記通知制御部は、即時に前記管理室親機へ異常発生通知を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記通知制御部は、生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、前記所定の条件を外れて、異常を示す特定の範囲の値を示す情報を入手したら、前記居室親機に加えて前記管理室親機へ遅滞なく通知して警報を発報させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記アダプタは、前記居室親機と一体としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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