JP5066034B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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本発明は、集合住宅インターホンシステムに関し、特に居住者の生活異変を感知する生活異変センサ、及び立位、臥位等の居住者の状態を検知する生体モニタを備えて、居住者に異常が発生した場合に外部に警報を発報する機能を備えた集合住宅インターホンシステムに関する。
居住者の異常を検知して通報する機能を備えたインターホンシステムが従来よりある。例えば、特許文献1の高齢者対応の集合住宅インターホンシステムは、水量センサや人感センサ等を住戸内に設置し、水が長時間使用されない場合や居住者の移動が検知出来ない等の異常を検知したら警報を発し、合わせて管理人にも通報するよう構成されている。この構成により、居住者に異常があった場合に管理人はそれを認識でき、的確な対応をすることが可能となった。
一方で、要介護者に対してプライバシーを保護しつつ動作を監視して、転倒等危険な状態となった場合には救援を可能とするために、要介護者が立位、座位、臥位等のいずれの状態にあるか判別する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、人物がセンサを身につけて脈拍や血圧を無線で測定可能とした生体センサ機器がある。例えば、日本光電工業株式会社製の医用テレメータZZ−100Pは、電極と送信機を内蔵した体に貼着して使用する測定器と無線式モニタとで心電図を無線で測定できる。
特開2003−134243号公報 特開2007−160076号公報
しかしながら、上記水量センサや人感センサ等を備えた特許文献1のシステムでは、設置された複数のセンサの何れかが動作したら、直ちに管理人に警報信号が送られるため、センサの過剰動作等により誤報が発生した場合に、居住者が誤報と気づく前に管理人に通報されて、管理人に余計な手間を取らせていた。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、センサが異常検知信号を出力しても、それが誤動作である可能性がある場合は、直ちに管理人に通報しない集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、集合住宅の共同玄関に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、各住戸に設置されて集合玄関機、住戸玄関機からの呼び出しに応答するための居室親機と、管理室に設置されて集合玄関機や居室親機と通話が可能な管理室親機と、居住者の異常を検知する生活異変センサが接続されて居室親機や管理室親機に居住者に発生した異常を通知するアダプタとを備えた集合住宅インターホンシステムであって、居住者が、脈拍数及び立位や臥位の姿勢情報等の居住者の身体情報を検出する生体モニタを身につけると共に、アダプタは生体モニタから送出される生体情報を入手する生体情報入力部を有し、アダプタは、生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たす定常状態にあったら、管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施せずに、居室親機、アダプタのうち少なくとも一方から警報を発報させ、生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていなければ、管理室親機へも遅滞なく通知して警報を発報させる通知制御部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、生活異変センサが異常検知信号を発信しても、居住者が警報に気づいて適切な対処が取れるような所定の条件を満たす信号が生体モニタから発せられていたら、アダプタは管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しない。そのため、居住者が誤報に対処することができる状況である場合は、管理人に通報しないよう動作させることができ、管理室親機への誤報通知を減らして管理人の負担を軽減することができる。そして、居住者が対応できない状況であると判断した場合には、管理室親機に遅滞なく通報するため、迅速に対応することができる。
請求項2の発明は請求項1に記載の発明において、住戸玄関機が警報表示灯を有し、通知制御部は、管理室親機へ異常発生通知する際に同時に警報表示灯を発報動作させることを特徴とする。
この構成によれば、管理人だけでなく近隣の居住者に対しても異常発生を知らせることができ、管理人が不在の時であっても警報に気づかない事態を防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、生活異変センサが異常検知信号を発信した住戸に、生体モニタを装着した居住者が複数人居る場合は、通知制御部は、少なくとも1つの生体モニタが定常状態を示す信号を送信していたら、管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しないことを特徴とする。
この構成によれば、居住者の1人が誤報に対応可能であれば適切な対処が取れるため、管理人に通知する必要がなく、誤報による管理人の負担を軽減することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、通知制御部は、生体モニタから脈拍異常等の異常検知信号を受信したら管理室親機等に通報すると共に、生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていない場合、管理室親機に異常発生の通知と共に生体モニタから受信した生体情報を合わせて通知することを特徴とする。
この構成によれば、生活異変センサが異常検知信号を送信した際に、生体モニタから送信される信号が所定の条件を満たさない場合、即ち居住者が正常状態でないと判断可能な場合に、異常発生通知に加えて生体情報も管理室親機に通知される。よって、異常発生時の居住者の状況を把握でき、管理人は対処し易い。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、生活異変センサから異常検知信号を発して、且つ生体モニタからの受信信号が定常状態にあり、居室親機又はアダプタが警報発報を行っているときに、居室親機またはアダプタが警報発報を停止する所定のボタン操作以外のボタンが操作されたら、通知制御部は、即時に管理室親機へ異常発生通知を行うことを特徴とする。
この構成によれば、異常発生を通知する警報発報を認識した居住者がパニック状態になり、機器操作に混乱しているような場合であっても、鳴動している機器の任意のボタンが押されれば管理室親機に通報されるため、管理人は異常発生を認識でき、迅速な対応をすることができる。一方、誤報である場合は、警報音停止ボタン等の所定のボタン操作により警報発報は停止し、管理人まで誤報が伝わることがない。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、通知制御部は、生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、所定の条件を外れて、異常を示す特定の範囲の値を示す情報を入手したら、居室親機に加えて管理室親機へ遅滞なく通知して警報を発報させることを特徴とする。
この構成によれば、生活異変センサが異常を検知しなくても、アダプタは生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、定常状態から大きく外れた数値を入手した場合には管理室親機等に通知するので、居住者自身に異変があった場合は、管理室親機等にほぼリアルタイムで通知でき、居住者に異常が発生した場合は速やかに対処することができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明において、アダプタは、居室親機と一体としたことを特徴とする。
この構成によれば、アダプタを別途設置する手間を省くことができ、施工を簡略化できるしコストダウンが可能になる。
本発明によれば、生活異変センサが異常検知信号を発信しても、居住者が警報に気づいて適切な対処が取れるような所定の条件を満たす信号が生体モニタから発せられていたら、アダプタは管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しない。そのため、居住者が誤報に対処することができる状況である場合は、管理人に通報しないよう動作させることができる。よって、管理室親機への誤報通知を減らすして管理人の負担を軽減することができる。そして、居住者が対応できない状況であると判断した場合には、管理室親機に遅滞なく通報するため、迅速に対応することができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2は本発明に係る集合住宅インターホンシステムの一例を示し、図1はシステム構成図、図2は図1に示す各機器の要部をブロックで示した図である。1は集合住宅の共同玄関に設置され、居住者を呼び出すための集合玄関機、2は各住戸の玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機、3は各住戸内に設置されて集合玄関機1、住戸玄関機2からの呼び出しに応答するための居室親機、4は管理室に設置されて集合玄関機1や居室親機3と通話が可能な管理室親機、5は火災発生やガス漏れ等の居室内の異常を検知するセキュリティセンサ、6は居住者の動きを検知する人体検知センサや水量センサ等の生活異変センサ、7は居住者が身につけて使用され、脈拍数に加えて、立位、臥位の姿勢情報等の居住者の身体状態を検知する生体モニタ、8は生活異変センサ6や生体モニタ7が接続されて、居住者の異変を検知したら居室親機3や管理室親機1等に通知するためのアダプタである。
集合玄関機1は管理室親機4に伝送線L1で接続され、各居室親機3,3・・は親機幹線L2を介して管理室親機4に接続され、住戸玄関機2は伝送線L3を介して居室親機3に接続されている。また、セキュリティセンサ5は居室親機3に伝送線L4で接続され、生活異変センサ6はアダプタ8に伝送線L5で接続され、アダプタ8は伝送線L6で居室親機3に接続されている。更に、生体モニタ7は、測定した脈拍等を10秒等の所定の時間間隔でアダプタ8に無線送信している。
そして、図2に示すように、集合玄関機1には、呼出先の居室親機3を選択する操作部11、呼出操作する呼出ボタン12、呼出先の居住者と通話するための集合玄関機通話部13、集合玄関機全体を制御する集合玄関機CPU14、管理室親機4と通信するための集合玄関機インターフェース(集合玄関機IF)15等が設けられている。
また、住戸玄関機2には、居住者を呼び出すための呼出ボタン18、居住者と通話するための子機通話部19、住戸内に設置されたセンサが異常を検知した場合にそれを表示するための警報表示灯20、伝送線L3を介して居室親機3と通信するための子機インターフェース(子機IF)21等が備えられている。
居室親機3には、呼び出しに応答するための通話ボタン24、来訪者等と通話するための親機通話部25、センサ動作等を表示する親機表示部26、各種設定を行うための親機操作部27、居室親機3全体を制御する親機CPU28、管理室親機4と通信するための親機第1インターフェース(親機第1IF)29、住戸玄関機2を接続するための親機第2インターフェース(親機第2IF)30、セキュリティセンサ5を接続するための親機センサインターフェース(親機センサIF)31等が備えられている。尚、親機操作部27には警報発報をリセットする復旧ボタンが含まれている。
管理室親機4には、呼び出しに応答するための通話ボタン33、居室親機3等と通話するための管理室親機通話部34、センサ動作内容等を表示する管理室親機表示部35、各種設定や呼び出す居室親機3を選択するための管理室親機操作部36、管理室親機4全体を制御する管理室親機CPU37、親機幹線L2を介して居室親機3と通信するための管理室親機第1インターフェース(管親第1IF)38、伝送線L1を介して集合玄関機1と通信するための管理室親機第2インターフェース(管親第2IF)39等が設けられている。
そして、アダプタ8には、異常発生を報音する発報部41、伝送線L5を介して生活異変センサ6が接続されるセンサインターフェース(センサIF)42、生体モニタ7からの信号を無線受信する無線受信部43、発報動作状態にあるアダプタ8をリセットさせる復旧ボタン44、アダプタ8全体を制御するアダプタCPU45、伝送線L6を介して居室親機3と通信するためのアダプタインターフェース(アダプタIF)46等を備えている。
このように構成された集合住宅インターホンシステムの動作は以下のようである。但し、集合玄関機1からの呼出操作、居室親機3によるその応答操作等は従来と同様であるため説明を省略し、ここではアダプタ8に接続された生活異変センサ6が動作した場合のシステムの動作を中心に図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、居室親機3に接続されたセキュリティセンサ5、アダプタ8に接続された生活異変センサ6、生体モニタ7がそれぞれ異常を検知した場合の動作の流れを示している。
生活異変センサ6にには、例えば人物の動きを検知する人体検知センサ、水道水の使用状況を検知する水量センサ、ベッドでの居住者の状態を検知するベッドセンサ、電気機器の操作状況を検知する家電操作センサ等がある。例えばリビングルームに設置されている人体感知センサは、一定時間(例えば、24時間)居住者の動きを感知しない場合、異常発生と判断して異常検知信号を送出する。また、トイレに人体感知センサが設置されている場合は、一定時間(例えば、2時間)を越えて居住者の存在を感知し続けたら、異常発生と判断して異常検知信号を送出する。
更に、水量センサが設置されている場合、水量センサは水が所定の長時間に亘り連続利用されている場合、或いは所定の長時間に亘り使用されない状態を検出したら異常発生と判断して異常検知信号を送出する。
また、ベッドセンサはベッドに居住者が就寝状態にあるか、転落していないか検出し、このベッドセンサは、例えば20時間に亘り就寝し続けている状態を検出した場合、或いは転落を検知した場合に異常発生と判断して異常検知信号が送出される。
アダプタ8は、このような生活異変センサ6から異常検知信号が送信されたら(S1)、アダプタCPU45の制御により、まず居住者が身につけている生体モニタ7の直前に入手した情報を確認し(S2)、この最新情報が所定の条件を満たしているか判断(S3)する。
生体モニタ7の情報から、立位状態にあり且つ脈拍正常等の定常状態であると判断した場合は、生活異変センサ6の誤動作、あるいは生活異変センサ6の過剰反応等の誤報であると判断し、居住者にリセットを促すために居室親機3のみ発報動作させ(S4)、合わせてアダプタ8の発報部41を発報動作させる。また、生体モニタ7が定常状態でなければ、居室親機3に加えて管理室親機4等他の機器でも発報動作させる(S9)。
具体的に、定常状態であると判断した場合は、アダプタIF46、伝送線L6を介して居室親機3にのみ異常発生信号を送信する。親機CPU28は、親機第2IF30を介して異常発生信号を受信したら、親機通話部25に設けられたスピーカ(図示せず)から警報音を鳴動させ、親機表示部26に異常検知信号送信元の情報、例えば「リビングのセンサが動作しました」を表示させる。尚、親機表示部26に表示される異常検知信号送信元の生活異変センサ情報は、異常発生信号と共に居室親機3に送信され、文字情報はアダプタCPU45に施工時に記憶されている。
この報知動作を受けて、誤報を確認した居住者により親機操作部26が警報音を停止する所定の操作が成されたら(S5)、居室親機3に加えてアダプタ8の警報音は停止し(S8)、リセットされる。尚、アダプタ8の復旧ボタン44が操作されても、アダプタCPU45により居室親機3、アダプタ8双方の発報は停止し、リセットされる。
但し、アダプタCPU45は、生体モニタ7からの送信信号が定常状態であっても、例えば5分等の所定時間をカウント(S7)しても、警報音停止操作、或いはアダプタ8のリセット操作が成されなければ、何らかの異常発生と判断して、住戸玄関機2、管理室親機4に通報(異常発生信号を送信)し、発報動作させる(S9)。
具体的に、居室親機3に加えて、居室親機3を介して住戸玄関機2及び管理室親機4に異常発生信号を送信する。伝送線L3を介して異常発生信号が送信された住戸玄関機2は、子機通話部のスピーカ(図示せず)から警報音を鳴動させ、警報表示灯20を点灯して報知動作する。また、伝送線L2、管親第1IF38を介して異常発生信号を受信した管理室親機CPU37は、管理室親機4のスピーカから警報音を鳴動させ、管理室親機表示部35に異常検知信号送信元の生活異変センサ情報、例えば「205号住戸のリビングのセンサが動作しました」を表示させる。
また、異常発生信号を受けて居室親機3が発報動作した際に、居住者がパニックに陥ってしまい、居室親機3の親機操作部27等が無作為に操作された場合、具体的に警報音停止操作、またはアダプタ8の復旧ボタン44等の復旧操作以外の操作が行なわれた場合(S6)には、アダプタCPU45が異常事態発生と判断して、住戸玄関機2や管理室親機4へ異常発生信号を送信して発報動作させる(S9)。この異常発生信号を受けて、居室親機3、住戸玄関機2、管理室親機4は、上記発報動作と同様にスピーカから警報音を鳴動すると共に、住戸玄関機2では警報表示灯20が点灯し、親機表示部26及び管理室親機表示部35は異常検知信号送信元の生活異変センサ情報を表示する。
一方、生活異変センサ6が異常検知信号を送出した際に、生体モニタ7の情報が定常状態に無い場合(S3のN)、例えば脈拍等の情報が定常状態でない場合や居住者が臥位の状態にある等の非定常状態にある場合は、アダプタCPU45は、居室親機3に加えて、遅延することなく住戸玄関機2、及び管理室親機4に異常発生信号を送信し、それぞれを発報動作させる(S9)。但し、このとき送信される異常発生信号には、異常検知信号送信元の生活異変センサ情報に加えて、非定常状態を示す生体情報も送信される。
具体的に、定常状態にないと判断した場合は、アダプタIF46、伝送線L6を介して居室親機3に異常発生信号を送信すると共に、居室親機3を介して住戸玄関機2及び管理室親機4に異常発生信号を送信する。異常発生信号を受けて、居室親機3は、上記定常状態の場合の動作と同様に、スピーカから警報音を鳴動させ、親機表示部26に異常検知信号送信元の情報を表示する。
そして、住戸玄関機2は発報動作すると共に警報表示灯20を点灯させて異常発生を報知するし、管理室親機4は、異常発生信号を受信して発報動作し、管理室親機表示部35にはセンサ情報に加えて非定常状態にある生体モニタ7の情報、例えば脈拍が異常を示す場合は「脈拍が正常値ではありません」の情報が表示される。また、臥位にあるとする信号を受信した場合は「居住者が横になった状態です」の情報が表示される。
更に、例えば居住者の脈拍が正常範囲と定めた所定の範囲を著しく逸脱し、予め設定した特定の範囲の数値を示したら(S10)、アダプタCPU45は、生活異変センサ6の状態とは関係無く、異常発生通知を居室親機3に加えて住戸玄関機2、管理室親機4に対して行う。この異常発生通知を受けた各機器は警報発報を実施し(S9)、住戸玄関機2の警報表示灯20を点灯させ、親機表示部26、管理室親機表示部35に、例えば「脈拍が異常値を示しています」が表示される。
一方、セキュリティセンサ5が動作した場合(S11)は、親機CPU28の制御により、居室親機3、住戸玄関機2、管理室親機4が警報発報動作する(S9)と共に、親機表示部26、管理室親機表示部35には、「火災が発生しました」等の表示が成される。
このように、生活異変センサが異常検知信号を発信しても、居住者が警報に気づいて適切な対処が取れるような立位状態及び脈拍正常を示す情報を生体モニタから入手していたら、アダプタは管理室親機への異常発生信号の送信を遅延させるか実施しない。そのため、居住者が誤報に対処することができる状況である場合は、管理人に通報しないよう動作させることができ、管理室親機への誤報通知を減らして管理人の負担を軽減することができる。そして、居住者が対応できない状況であると判断した場合には、管理室親機に遅滞なく通報するため、迅速に対応することができる。
また、立位状態及び脈拍正常を定常状態として、管理室親機へ通知する/しないの判断基準とすることで、的確な判断をすることが出来る。
更に、異常発生時には、管理室親機だけでなく住戸玄関機からも警報発報するので、管理人だけでなく近隣居住者に対しても異常発生を知らせることができ、管理人が不在の時であっても警報に気づかない事態を防ぐことができる。
また、生活異変センサが異常検知信号を送信した際に、生体モニタから送信される信号が所定の条件を満たさない場合、即ち居住者が正常状態でないと判断可能な場合に、異常発生通知に加えて生体情報も管理室親機に通知されるので、異常発生時の居住者の状態を把握でき、管理人は対処し易い。
そして、異常発生を通知する警報発報を認識した居住者がパニック状態になり、機器操作に混乱しているような場合であっても、鳴動している機器の任意のボタンが押されれば管理室親機に通報されるため、管理人は異常発生を認識でき、迅速な対応をすることができる。一方、誤報である場合は、警報音停止ボタン等の所定のボタン操作により警報発報は停止し、管理人まで誤報が伝わることがない。
また、生活異変センサが異常を検知しなくても、アダプタは生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、定常状態から大きく外れた数値を入手した場合に管理室親機等に通知するので、居住者自身に異変があった場合は、管理室親機等にリアルタイムで通知でき、居住者に発生した異常を遅滞なく外部に通報でき、速やかな対処が可能となる。
尚、上記アダプタ8の動作は、生体センサ6を身につけた居住者が1人の場合を前提に説明したが、2人以上の居住者が生体センサを身につけている場合は、生活異変センサが異常検知信号を出力した時に、少なくとも1人の居住者が定常状態である場合には、上記動作と同様に居室親機のスピーカからのみ警報音を鳴動させればよい。このように制御することで、居住者の1人が誤報に対応可能であれば適切な対処が取れるため、管理人に通知する必要がなく、誤報による管理人の負担を軽減することができる。
また、2人以上の居住者が生体センサを身につけている場合でも、生活異変センサ6が異常検知信号を送出したとき、アダプタCPU45が全ての居住者が臥位にある等定常状態になく、生体モニタ7の情報から居室内で直ちに対応ができないと判断した場合には、居室親機3のスピーカからの警報音鳴動と同時に、住戸玄関機2及び管理室親機4からも警報を鳴動させ、住戸玄関機2の警報表示灯20を点灯させれば良い。
更に、上記実施形態では、アダプタ8が居室親機3と独立した構成となっているが、一体に構成しても良く、一体とすることでアダプタ8を別途設置する手間を省くことができ、コストダウンが可能になる。また、住戸玄関機2の警報表示灯20や管理室親機表示部35も必須ではなく、少なくとも警報音が鳴動、又は異常発生を報知できれば本発明を実施することができる。
本発明に係る集合住宅インターホンシステムの実施形態の一例を示す構成図である。 図1の構成の要部をブロック図で表した構成図である。 センサ動作による通報動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・集合玄関機、2・・住戸玄関機、3・・居室親機、4・・管理室親機、5・・セキュリティセンサ、6・・生活異変センサ、7・・生体モニタ、8・・アダプタ、19・・通話部、20・・警報表示灯、25・・親機通話部、26・・親機表示部、27・・親機操作部、28・・親機CPU、34・・管理室親機通話部、35・・管理室親機表示部、37・・管理室親機操作部、41・・発報部、44・・復旧ボタン、45・・アダプタCPU(通知制御部)。

Claims (7)

  1. 集合住宅の共同玄関に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、各住戸に設置されて前記集合玄関機、住戸玄関機からの呼び出しに応答するための居室親機と、管理室に設置されて前記集合玄関機や前記居室親機と通話が可能な管理室親機と、居住者の異常を検知する生活異変センサが接続されて前記居室親機や前記管理室親機に居住者に発生した異常を通知するアダプタとを備えた集合住宅インターホンシステムであって、
    居住者が、脈拍数及び立位や臥位の姿勢情報等の居住者の身体情報を検出する生体モニタを身につけると共に、前記アダプタは前記生体モニタから送出される生体情報を入手する生体情報入力部を有し、
    前記アダプタは、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たす定常状態にあったら、前記管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施せずに、前記居室親機、前記アダプタのうち少なくとも一方から警報を発報させ、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていなければ、前記管理室親機へも遅滞なく通知して警報を発報させる通知制御部を備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 前記住戸玄関機が警報表示灯を有し、前記通知制御部は、前記管理室親機へ異常発生通知する際に同時に前記警報表示灯を発報動作させることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
  3. 前記生活異変センサが異常検知信号を発信した住戸に、前記生体モニタを装着した居住者が複数人居る場合は、
    前記通知制御部は、少なくとも1つの前記生体モニタが前記定常状態を示す信号を送信していたら、前記管理室親機への異常発生通知を遅延させるか実施しないことを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。
  4. 前記通知制御部は、前記生体モニタから脈拍異常等の異常検知信号を受信したら前記管理室親機等に通報すると共に、前記生活異変センサから異常検知信号を受信した際に、前記生体モニタから受信している信号が所定の条件を満たしていない場合、前記管理室親機に異常発生の通知と共に生体モニタから受信した生体情報を合わせて通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
  5. 前記生活異変センサから異常検知信号を発して、且つ前記生体モニタからの受信信号が定常状態にあり、前記居室親機又は前記アダプタが警報発報を行っているときに、前記居室親機または前記アダプタが警報発報を停止する所定のボタン操作以外のボタンが操作されたら、前記通知制御部は、即時に前記管理室親機へ異常発生通知を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
  6. 前記通知制御部は、生体モニタから所定時間間隔で情報を入手し、前記所定の条件を外れて、異常を示す特定の範囲の値を示す情報を入手したら、前記居室親機に加えて前記管理室親機へ遅滞なく通知して警報を発報させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
  7. 前記アダプタは、前記居室親機と一体としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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