JP4456516B2 - 安否確認システム、安否確認方法 - Google Patents

安否確認システム、安否確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4456516B2
JP4456516B2 JP2005104711A JP2005104711A JP4456516B2 JP 4456516 B2 JP4456516 B2 JP 4456516B2 JP 2005104711 A JP2005104711 A JP 2005104711A JP 2005104711 A JP2005104711 A JP 2005104711A JP 4456516 B2 JP4456516 B2 JP 4456516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
monitored person
monitoring
activity
biological
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005104711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006285642A (ja
Inventor
健太郎 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
Original Assignee
SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD. filed Critical SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
Priority to JP2005104711A priority Critical patent/JP4456516B2/ja
Publication of JP2006285642A publication Critical patent/JP2006285642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4456516B2 publication Critical patent/JP4456516B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、人体の安否確認システム、人体の安否確認方法に関するものである。
近年、お年寄りの浴室での安否を確認するための人体状態検出装置が一般に知られている。かかる装置は、人体状態検出装置を装着した人が浴槽に水没した場合にセンサ部としての電極が水面に触れ、導電率が変化することによって、沈水を判定するものである。しかし、かかる構成では浴槽の中での安否は確認できるが、浴室の洗い場や浴室以外での安否確認が行えないという問題があった。
このような問題を解決するものとして、人体の体動を検出することにより安否確認を行う人体状態検出装置が開示されている(特許文献1参照)。かかる装置では、圧電センサが人体の心拍に基づく体動、人体の呼吸に基づく体動、人体の動作に基づく体動を検出し、体動がしばらくない場合には異常信号を送信するものである。
特開2002−140776号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術は、被監視者の体動に関する情報を検出するセンサによって被監視者の異状を検知するものである。よって、センサの感度がよくない場合や被監視者がセンサを体動に関する情報を正確に検知できるように装着していなかった場合には正常な体動を検出することができず、異常信号が送信されるため、被監視者に異状が発生した旨の誤報が頻繁に発生するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誤報の発生を削減することができる安否確認システム、安否確認方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、監視領域内において検知される被監視者情報を監視センタに送信する被監視者情報検知装置と、前記被監視者情報検知装置とネットワークを介して接続され、前記被監視者情報を受信することによって被監視者を監視する監視センタと、を有する安否確認システムにおいて、前記被監視者情報検知装置は、前記被監視者が生存していることを示す生体情報を検知する生体情報検知手段と、前記被監視者が前記監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知する活動情報検知手段と、前記生体情報検知手段によって検知された前記生体情報および前記活動情報検知手段によって検知された前記活動情報を前記監視センタに送信する検知情報送信手段と、を備え、前記監視センタは、前記被監視者情報検知装置から送信された前記生体情報および前記活動情報を受信する検知情報受信手段と、前記検知情報受信手段によって受信された前記生体情報および前記活動情報に基づいて被監視者の異状を判定する異状判定手段と、前記異状判定手段によって異状と判定された場合に、被監視者に異状が発生している旨を示す警報情報を予め通報先として設定された通報先に送信する警報送信手段と、を備え、前記異状判定手段が、さらに前記生体情報および前記活動情報に基づいて前記警報情報を送信する直前であることを判定し、前記異状判定手段によって前記警報情報を送信する直前であることが判定された場合には前記警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を前記被監視者情報検知装置へ送信する事前情報送信手段を、さらに備え、前記被監視者情報検知装置は、前記事前情報送信手段から送信された前記事前情報を受信する事前情報受信手段と、前記事前情報受信手段によって受信された前記事前情報を出力する事前情報出力手段と、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の安否確認システムにおいて、前記異状判定手段は、さらに前記生体情報および前記活動情報に基づいて異状の緊急度を判定し、前記警報送信手段は、前記異状判定手段によって判定された異状の緊急度に従って多段階の前記警報情報を前記通報先に送信すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載の安否確認システムにおいて、前記監視センタは、前記生体情報および前記活動情報に対応する異状の緊急度を判定する閾値情報と異状の緊急度とを対応付けて記憶する閾値記憶手段と、前記閾値情報を受信し、受信された前記閾値情報を前記閾値記憶手段に格納する閾値受信手段と、をさらに備え、前記異状判定手段は、さらに前記閾値記憶手段に格納された前記閾値情報に基づいて前記検知情報受信手段によって受信された前記生体情報および前記活動情報に対応する異状の緊急度を判定すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の安否確認システムにおいて、前記生体情報検知手段は、さらに所定時間内に前記生体情報が検知された場合に、前記生体情報生体反応ありを設定し、前記活動情報検知手段は、さらに所定時間内に前記活動情報が検知された場合に、前記活動情報活動反応ありを設定し、前記異状判定手段は、さらに生体反応なしが設定された前記生体情報が前記検知情報受信手段により所定回数以上連続して受信された場合、及び活動反応なしが設定された前記活動情報が前記検知情報受信手段により所定回数以上連続して受信された場合の少なくともいずれかである場合に、被監視者に異状が発生していると判定すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の安否確認システムにおいて、前記被監視者情報検知装置は、前記被監視者の監視を行う状態を示す監視モードまたは前記被監視者の監視を行わない状態を示す監視解除モードのいずれかが記憶されている監視設定記憶手段と、前記監視モードまたは前記監視解除モードへの切替の入力を受付け、切替えた前記監視モードまたは前記監視解除モードを前記監視設定記憶手段に格納する監視設定手段と、前記監視設定手段によって切替えられた前記監視モードまたは前記監視解除モードを前記監視センタに送信する監視設定送信手段と、をさらに備え、前記監視センタは、前記被監視者情報検知装置から送信された前記監視モードまたは前記監視解除モードを受信する監視設定受信手段、をさらに備え、前記異状判定手段は、さらに前記監視設定受信手段によって前記監視モードが受信された場合には被監視者の異状を判定すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の安否確認システムにおいて、前記検知情報送信手段は、さらに前記監視設定記憶手段に前記監視解除モードが格納されている場合には前記生体情報および前記活動情報を前記監視センタに送信しないこと、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の安否確認システムにおいて、前記被監視者情報検知装置は、被監視者に異状が発生していない旨を示す復旧情報の入力を受付ける復旧情報入力手段と、前記復旧情報入力手段によって入力された前記復旧情報を前記監視センタに送信する復旧情報送信手段と、をさらに備え、前記監視センタは、前記被監視者情報検知装置から送信された前記復旧情報を受信する復旧情報受信手段、をさらに備え、前記異状判定手段は、さらに前記復旧情報受信手段によって前記復旧情報を受信した場合には前記復旧情報を受信した時点から異状の判定を行うこと、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、監視領域内においてセンサによって検知される被監視者情報を監視センタに送信する被監視者情報検知装置と、前記被監視者情報検知装置とネットワークを介して接続され、前記被監視者情報を受信することによって被監視者を監視する監視センタと、において実行される安否確認方法において、前記被監視者が生存していることを示す生体情報を検知する生体情報検知ステップと、前記被監視者が前記監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知する活動情報検知ステップと、前記生体情報検知ステップによって検知された前記生体情報および前記活動情報検知ステップによって検知された前記活動情報を前記監視センタに送信する検知情報送信ステップと、前記検知情報送信ステップから送信された前記生体情報および前記活動情報を受信する検知情報受信ステップと、前記検知情報受信ステップによって受信された前記生体情報および前記活動情報に基づいて被監視者の異状を判定する異状判定ステップと、前記異状判定ステップによって判定された異状に従って警報情報を予め通報先として設定された通報先に送信する警報送信ステップと、前記生体情報および前記活動情報に基づいて前記警報情報を送信する直前であることを判定する第2異常判定ステップと、前記第2異状判定ステップによって前記警報情報を送信する直前であることが判定された場合には前記警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を前記被監視者情報検知装置へ送信する事前情報送信ステップと、前記事前情報送信ステップから送信された前記事前情報を受信する事前情報受信ステップと、前記事前情報受信手ステップによって受信された前記事前情報を出力する事前情報出力ステップとを有することを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、被監視者情報検知装置は、生体情報検知手段によって、被監視者が生存していることを示す生体情報を検知し、活動情報検知手段によって、被監視者が監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知し、検知情報送信手段によって、生体情報検知手段によって検知された生体情報および活動情報検知手段によって検知された活動情報を監視センタに送信し、監視センタは、検知情報受信手段によって、被監視者情報検知装置から送信された生体情報および活動情報を受信し、異状判定手段によって、検知情報受信手段によって受信された生体情報および活動情報に基づいて被監視者の異状を判定し、警報送信手段によって、異状判定手段によって異状と判定された場合に、被監視者に異状が発生している旨を示す警報情報を送信することにより、生体情報と活動情報という特性の異なる2種類の検知情報によって被監視者に異状が発生したか否かを判定するため、誤報の発生を減少させるとともに確実に被監視者の異状を判定することができるという効果を奏する。また、異状判定手段は、さらに生体情報および活動情報に基づいて警報情報を送信する直前であることを判定し、事前情報送信手段によって、異状判定手段によって警報情報を送信する直前であることが判定された場合には警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を被監視者情報検知装置へ送信し、事前情報受信手段によって、事前情報送信手段から送信された事前情報を受信し、事前情報出力手段によって、事前情報受信手段によって受信された事前情報を出力することにより、警報情報を送信する前に被監視者に対して警報情報を送信する直前である旨を知らせることができるため、被監視者に異状がない場合に生体反応ありの生体情報や活動反応ありの活動情報を送信することにより誤報の発生を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、異状判定手段は、さらに生体情報および活動情報に基づいて異状の緊急度を判定し、警報送信手段は、異状判定手段によって判定された異状の緊急度に従って多段階の警報情報を送信することにより、被監視者の異状の緊急度に従って警報情報を変更することができるため、緊急度に即した対応を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、閾値受信手段によって、閾値情報を受信し、受信された閾値情報を閾値記憶手段に格納し、異状判定手段は、さらに閾値記憶手段に格納された閾値情報に基づいて検知情報受信手段によって受信された生体情報および活動情報に対応する異状の緊急度を判定することにより、被監視者の生活習慣や年齢などを考慮した閾値を設定できるため、被監視者に合った異状の判定を行うことができ、誤報の発生を減少させることができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、生体情報検知手段は、さらに所定時間内に生体情報が検知された場合に、生体情報として生体反応ありを設定し、活動情報検知手段は、さらに所定時間内に活動情報が検知された場合に、活動情報として活動反応ありを設定し、異状判定手段は、さらに生体情報として所定の回数以上の生体反応なしおよび前記活動情報として所定の回数以上の活動反応なしのうち少なくともいずれか一方が設定されている場合に、被監視者に異状が発生していると判定することにより、センサによって検知された情報の総てを送信するのではなく、所定時間内に生体情報を検知したか否かの生体情報や所定時間内に活動情報を検知したか否かの活動情報に編集して監視センタに送信するため、通信データ量を減少させることができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、監視設定手段によって、監視モードまたは監視解除モードへの切替の入力を受付け、切替えた監視モードまたは監視解除モードを監視設定記憶手段に格納し、監視設定送信手段によって、監視設定手段によって切替えられた監視モードまたは監視解除モードを監視センタに送信し、監視設定受信手段によって、被監視者情報検知装置から送信された監視モードまたは監視解除モードを受信し、異状判定手段は、さらに監視設定受信手段によって監視モードが受信された場合には被監視者の異状を判定することにより、監視モードと監視解除モードを切替えることができ、監視解除状態では異状を判定しないため、被監視者が生体センサを取り外すなどして監視を依頼した利用者の携帯電話などに警報情報の送信を望まない場合には警報情報を送信せず、誤報の発生を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、検知情報送信手段は、さらに監視設定記憶手段に監視解除モードが格納されている場合には生体情報および活動情報を前記監視センタに送信しないことにより、監視モードと警備解除モードを切替えることができ、監視解除状態では生体情報および活動情報を送信しないため、被監視者が生体センサを取り外すなどして警報情報の送信を望まない場合には監視を依頼した利用者の携帯電話などに警報情報を送信せず、誤報の発生を削減することができ、通信データ量を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、復旧情報入力手段によって、被監視者に異状が発生していない旨を示す復旧情報の入力を受付け、復旧情報送信手段によって、復旧情報入力手段によって入力された復旧情報を監視センタに送信し、復旧情報受信手段によって、被監視者情報検知装置から送信された復旧情報を受信し、異状判定手段は、さらに復旧情報受信手段によって復旧情報を受信した場合には復旧情報を受信した時点から異状の判定を行うことにより、被監視者が自己の判断によって監視センタ側の生体反応情報や活動反応情報をリセットすることができるため、被監視者が意識している生体情報または活動情報の検知エラーを排除することができ、誤報の発生を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、生体情報検知ステップによって、被監視者が生存していることを示す生体情報を検知し、活動情報検知ステップによって、被監視者が監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知し、検知情報送信ステップによって、生体情報検知ステップによって検知された生体情報および活動情報検知ステップによって検知された活動情報を監視センタに送信し、検知情報受信ステップによって、検知情報送信ステップから送信された生体情報および活動情報を受信し、第1異状判定ステップによって、検知情報受信ステップによって受信された生体情報および活動情報に基づいて被監視者の異状を判定し、警報送信ステップによって、第1異状判定ステップによって判定された異状に従って警報情報を送信することにより、生体情報と活動情報という性質の異なる2種類の検知情報によって被監視者に異状が発生したか否かを判定するため、誤報の発生を減少させるとともに確実に被監視者の異状を判定することができるという効果を奏する。また、第2異状判定ステップによって、さらに生体情報および活動情報に基づいて警報情報を送信する直前であることを判定し、事前情報送信ステップによって、第2異状判定ステップによって警報情報を送信する直前であることが判定された場合には警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を被監視者情報検知装置へ送信し、事前情報受信ステップによって、事前情報送信ステップから送信された事前情報を受信し、事前情報出力ステップによって、事前情報受信ステップによって受信された事前情報を出力することにより、警報情報を送信する前に被監視者に対して警報情報を送信する直前である旨を知らせることができるため、被監視者に異状がない場合に生体反応ありの生体情報や活動反応ありの活動情報を送信することにより誤報の発生を削減することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる安否確認システム、安否確認方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかる安否確認システム、安否確認方法は、安否確認対象者が装着するセンサが検知した生体情報および監視領域内で設定されたセンサが検知する活動情報を監視センタに送信し、予め設定されている閾値に基づいて異常を検知するものである。
まず、本発明が適用される安否確認システムの構成例について説明する。図1は、本実施の形態にかかる安否確認システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる安否確認システム10は、被監視者情報検知装置100と、監視センタ200と、携帯端末300とから構成されている。被監視者情報検知装置100と、監視センタ200と、携帯端末300とは電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどのネットワーク400を介して接続されている。
本実施の形態にかかる被監視者情報検知装置100は、生体情報検知部101と、タイマ部102と、活動情報検知部103と、送受信部104と、監視設定部105と、監視設定記憶部106と、復旧情報入力部107と、事前情報出力部108と、生体情報センサ110と、活動情報センサ120とから構成されている。
生体情報センサ110は、被監視者が身体に装着することによって被監視者1の生体情報を検知するセンサである。生体情報センサ110は、例えば被監視者1の動作を検知する腕時計型の加速度センサや、被監視者1の脈拍を検知する腕時計型の脈拍検知センサなどである。
活動情報センサ120は、監視領域において被監視者1が通常の活動を行っていることを検知するセンサである。活動情報センサ120は、例えば監視領域の所定の場所に設定された赤外線式人体検出センサや、トイレの扉の開閉を検知するセンサ(例えば、マグネットセンサなど)、トイレの水が流れたことを検知するセンサ、水道の水が使用されたことを検知するセンサなどである。
生体情報検知部101は、生体情報センサ110によって送出された信号の入力を受付けるものである。具体的には、加速度センサであれば後述するタイマ部102によって計測する所定時間内に動作を検出したか否かの情報を、後述する送受信部104から監視センタ200に送信する。また、脈拍検知センサの場合は、所定時間内に所定の脈拍を検知できたか否かの情報を送受信部104から監視センタ200に送信する。
活動情報検知部103は、活動情報センサ120によって送出された信号の入力を受付けるものである。具体的には、赤外線式人体検出センサであれば後述するタイマ部102によって計測する所定時間内に人体を検出したか否かの情報を送受信部104から監視センタ200に送信する。また、トイレの扉の開閉を検知するセンサであれば所定時間内に扉の開閉をしたか否かの情報を検知する。トイレの水の流れを検知するセンサであれば、所定時間内に水が流れたか否かの情報を検知する。水道の使用を検知するセンサであれば、所定時間内に水道が使用されたか否かの情報を検知する。
タイマ部102は、生体情報検知部101が生体情報センサ110から送出される信号の入力を受付ける所定時間および活動情報検知部103が活動情報センサ120から送出される信号の入力を受付ける所定時間を計測するものである。
送受信部104は、生体情報検知部101および活動情報検知部103によって検知された検知情報を監視センタ200に送信するものである。また、後述する復旧情報入力部107によって入力を受付けた復旧情報を監視センタ200に送信し、監視センタ200から送信された事前情報を受信するものである。送受信部104は、本発明にかかる検知情報送信手段、監視設定送信手段、復旧情報送信手段、および事前情報受信手段を構成する。
監視設定部105は、監視モードまたは監視解除モードの設定を受付けるものである。ここで、監視モードとは、生体情報検知部101によって検知される生体情報および活動情報検知部103によって検知される活動情報を監視センタ200に送信する状態をいう。監視解除モードとは、生体情報検知部101によって検知される生体情報および活動情報検知部103によって検知される活動情報を送信しない状態、または、生体情報検知部101によって検知される生体情報および活動情報検知部103によって検知される活動情報を送信するが監視センタ200において異状を判定しない状態をいう。
監視設定記憶部106は、監視設定部105によって設定された監視モードまたは監視解除モードを記憶するものである。
復旧情報入力部107は、復旧情報の入力を受付けるものである。例えば、被監視者情報検知装置に存在する復旧ボタンなどを押下することによって復旧情報が入力される。ここで、復旧情報とは、監視センタ200において異状が発生しているか否かの判定に用いるためにカウントしている反応情報の値をクリアして、復旧情報が送信された時点から改めて反応情報のカウントを始めて異状の判定を行うことを指示する情報である。ここで、反応情報とは、被監視者情報検知装置100から監視センタ200に生体情報として“生体反応なし”が送信された数を計数したものと、被監視者情報検知装置100から監視センタ200に活動情報として“活動反応なし”が送信された数を計数したものである。
事前情報出力部108は、監視センタ200において異状を判定する場合において警報情報を送信する前に送信される事前情報を出力するものである。ここで、事前情報とは、監視センタ200は被監視者の異状を判定した場合に予め定められた通報先に警報情報を送信するが、警報情報を送信する前に被監視者に対して実際に異状が発生しているか否かを確認するための情報である。具体的には、被監視者の注意を喚起するためのブザー音や音声メッセージなどである。被監視者は事前情報が出力されることによって、被監視者に異状が発生していなければ上述の復旧情報入力部107から復旧情報を入力したり、例えば腕を動作させたり、トイレの扉を開閉したりすることによって生体情報検知部101や活動情報検知部103で検知された検知情報が監視センタ200に送信され、監視センタ200において警報情報は送信されないこととなる。
本実施の形態にかかる監視センタ200は、送信先記憶部201、反応情報記憶部202と、送受信部203と、異状判定部204と、事前判定部205と、閾値記憶部206とから構成されている。
送信先記憶部201は、後述する異状判定部204において異状が判定された場合に警報情報を送信するための送信先を記憶するものである。なお、1つの監視先に対して1つの送信先を記憶しても、複数の送信先を記憶してもよい。複数の送信先を記憶する場合には異状と判定された場合に総ての送信先に送信しても、警報の緊急度に応じて送信先の数や送信先を変えてもよい。
反応情報記憶部202は、生体反応情報および活動反応情報の値を記憶するものである。ここで、生体反応情報とは、被監視者情報検知装置100から送信される生体情報において“生体反応なし”が連続して送信された回数である。活動反応情報とは、被監視者情報検知装置100から送信される活動情報において“活動反応なし”が連続して送信された回数である。
送受信部203は、被監視者情報検知装置100から送信された検知情報を受信するものである。後述する異状判定部204が被監視者に異状が発生していると判定した場合に、警報情報を予め通報先として設定されている携帯端末300に送信するものである。また、被監視者の異状を判定するための閾値情報を受信するものである。また、異状判定部204が被監視者に異状が発生していると判定する前段階を示す事前情報を送信するものである。送受信部203は、本発明にかかる検知情報受信手段、警報送信手段、閾値受信手段、監視設定受信手段、復旧情報受信手段、および事前情報送信手段を構成する。
異状判定部204は、被監視者情報検知装置100から送信された検知情報によって計数される生体反応情報および活動反応情報から後述する閾値記憶部206に記憶されている閾値情報に基づいて被監視者に異状が発生しているか否かを判定するものである。
事前判定部205は、被監視者情報検知装置100から送信された検知情報によって計数される生体反応情報または活動反応情報から後述する閾値記憶部206に記憶されている閾値情報に基づいて異状が発生したと判定される前段階か否かを判断するものである。
閾値記憶部206は、被監視者に異状が発生したか否かを判定するための閾値、および発生した異状の危険度を規定するものである。図2は、閾値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。閾値記憶部206は、生体反応なし回数と、活動情報なし回数と、危険度とからなる閾値情報を記憶している。
本実施の形態にかかる携帯端末300は、監視センタ200が送信する警報情報を受信するものである。携帯端末300は、具体的には携帯電話などであり、被監視者の監視を依頼した者、すなわち被監視者の家族などが携帯しているものである。
次に、以上のように構成されている被監視者情報検知装置による検知情報送信処理について説明する。図3は、監視設定部、タイマ部、生体情報検知部、活動情報検知部、送受信部が行う検知情報送信処理手順を示すフローチャートである。
まず、電源がONされる。次に、タイマ部102は、経過時間の計測を開始する(ステップS3001)。電源がOFFされたか否かを判断する(ステップS3002)。電源がOFFされたと判断した場合には(ステップS3002:Yes)、処理を終了する。電源がOFFされていないと判断した場合には(ステップS3002:No)、監視設定部105は監視設定の入力を受付けたか否かを判断する(ステップS3003)。監視設定の入力を受付けたと判断した場合には(ステップS3003:Yes)、監視設定部105は監視設定記憶部106に入力された監視設定を格納する(ステップS3004)。具体的には、監視設定として“監視モード”または“監視解除モード”が格納される。なお、初期設定としては“警備モード”を格納しておく。監視設定の入力を受付けていないと判断した場合には(ステップS3003:No)、ステップS3005に進む。
タイマ部102は、所定時間を経過したか否かを判断する(ステップS3005)。所定時間を経過していないと判断した場合には(ステップS3005:No)、生体情報検知部101は生体情報センサ110から検知信号を検知したか否かを判断する(ステップS3006)。生体情報センサ110から検知信号を検知したと判断した場合には(ステップS3006:Yes)、生体情報として“生体反応あり”を設定する(ステップS3007)。生体情報センサ110から検知信号を検知していないと判断した場合には(ステップS3006:No)、ステップS3008に進む。
すなわち、生体情報センサ110から検知信号を検知していないと判断した場合には処理を行わないため、一度も検知信号を検知していない場合には生体情報には規定値である“生体反応なし”が設定されたままであり、検知信号を検知している場合には生体情報には“生体反応あり”が設定され、その後検知信号を検知しない場合であっても“生体反応あり”は保持されることとなる。
活動情報検知部103は、活動情報センサ120から検知信号を検知したか否かを判断する(ステップS3008)。活動情報センサ120から検知信号を検知したと判断した場合には(ステップS3008:Yes)、活動情報として“活動反応あり”を設定し(ステップS3009)、ステップS3002に戻る。活動情報センサ120から検知信号を検知していないと判断した場合には(ステップS3008:No)、ステップS3002に戻る。
ステップS3006の場合と同様に、活動情報センサ120から検知信号を検知していないと判断した場合には処理を行わないため、一度も検知信号を検知していない場合には活動情報には規定値である“活動反応なし”が設定されたままであり、検知信号を検知している場合には活動情報には“活動反応あり”が設定され、その後検知信号を検知しない場合であっても“活動反応あり”は保持されることとなる。
ステップS3005において、所定時間を経過したと判断した場合には(ステップS3005:Yes)、送受信部104は監視設定記憶部106から現在の監視設定を取得する(ステップS3010)。送受信部104は、現在の監視設定が“監視モード”であるか否かを判断する(ステップS3011)。
現在の監視設定が“監視モード”であると判断した場合には(ステップS3011:Yes)、送受信部104は生体情報および活動情報を監視センタ200に送信する(ステップS3012)。送受信部104は、生体情報として“生体反応なし”、活動情報として“活動情報なし”を設定する(ステップS3013)。タイマ部102は、タイマをリセットし(ステップS3014)、ステップS3001に戻る。現在の監視設定が“監視モード”でないと判断した場合には(ステップS3011:No)、ステップS3001に戻る。
なお、本フローチャートでは、ステップS3011において監視設定記憶部106に格納されている監視設定が“監視モード”か否かを判断して、生体情報および活動情報を監視センタ200に送信するか否かを決定しているが、予め監視センタ200に監視設定部105で入力された監視設定、すなわち“監視モード”または“監視解除モード”を送信しておき、被監視者情報検知装置100は、監視設定を判断することなく、生体情報および活動情報を送信し、監視センタ200側で、異状判定を行うか否かを判断してもよい。
監視センタ200による異状判定処理について説明する。図4−1〜図4−3は、送受信部、異状判定部、事前判定部が行う異状判定・警報送信処理手順を示すフローチャートである。
まず、送受信部203は、被監視者情報検知装置100から送信された生体情報および活動情報を受信する(ステップS4001)。異状判定部204は、反応情報記憶部202から生体反応情報と活動反応情報を取得する(ステップS4002)。異状判定部204は、送信された生体情報が“生体反応なし”であるか否かを判定する(ステップS4003)。
送信された生体情報は“生体反応なし”であると判定した場合には(ステップS4003:Yes)、生体反応情報を1カウントアップする(ステップS4004)。送信された生体情報は“生体反応なし”でない、すなわち“生体反応あり”であると判定した場合には(ステップS4003:No)、生体反応情報をクリアする(ステップS4005)。すなわち、生体反応情報に0を設定する。
異状判定部204は、送信された活動情報が“活動反応なし”であるか否かを判断する(ステップS4006)。送信された活動情報が“活動反応なし”であると判断した場合には(ステップS4006:Yes)、異状判定部204は活動反応情報を1カウントアップする(ステップS4007)。送信された活動情報が“活動反応なし”でない、すなわち“活動反応あり”であると判断した場合には(ステップS4006:No)、異状判定部204は活動反応情報をクリアする(ステップS4008)。すなわち、活動反応情報に0を設定する。
異状判定部204は、生体反応情報と活動反応情報を反応情報記憶部に格納する(ステップS4009)。異状判定部204は、閾値記憶部206から各閾値を取得する(ステップS4010)。送受信部203は、送信先記憶部201から送信先を取得する(ステップS4011)。事前判定部205は、生体反応情報が閾値−1であるか否かまたは活動反応情報が閾値−1であるか否かを判断する(ステップS4012)。具体的には、図2を参照すると生体反応なし回数は“3”であるから、現在の生体反応情報が3−1=2である場合には、生体反応情報が閾値−1であると判断され、また活動反応なし回数は“10”であるから、現在の活動反応情報が10−1=9である場合には、活動反応情報が閾値−1であると判断される。
生体反応情報が閾値−1である、または活動反応情報が閾値−1であると判断した場合には(ステップS4012:Yes)、送受信部203は被監視者情報検知装置100に事前情報を送信先記憶部201から取得した送信先に送信する(ステップS4013)。生体反応情報が閾値−1でないかつ活動反応情報が閾値−1でないと判断した場合には(ステップS4012:No)、ステップS4014に進む。
異状判定部204は、生体反応情報が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS4014)。例えば、図2を参照して説明すると、生体反応なし回数の閾値は3であるため、生体反応情報が3以上であるか否かを判断することとなる。生体反応情報が閾値以上であると判断した場合には(ステップS4014:Yes)、送受信部203は緊急度小として警報情報を送信する(ステップS4015)。具体的には、危険度小の警報である旨の電子メールを携帯端末300に送信する。生体反応情報が閾値以上でないと判断した場合には(ステップS4014:No)、ステップS4016に進む。
異状判定部204は活動反応情報が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS4016)。例えば、図2を参照すると、活動情報なし回数の閾値は10であるため、活動反応情報が10以上であるか否かを判断することとなる。活動反応情報が閾値以上であると判断した場合には(ステップS4016:Yes)、送受信部203は緊急度中として警報情報を送信する。具体的には、危険度中の警報である旨の電子メールを携帯端末300に送信する。なお、かかる場合には危険度中の警報である旨の電子メールを送信することに加えて、危険度中の警報である旨の自動音声を電話によって通報してもよい。活動反応情報が閾値以上でないと判断した場合には(ステップS4016:No)、ステップS4018に進む。
異状検知部204は、生体反応情報が閾値以上であり、かつ活動反応情報が閾値以上であるかを判断する(ステップS4018)。生体反応情報が閾値以上であり、かつ活動反応情報が閾値以上であると判断した場合には(ステップS4018:Yes)、送受信部203は緊急度大として警報情報を送信する(ステップS4019)。具体的には、危険度大の警報である旨の電子メールを携帯端末300に送信するとともに、被監視者に異状が発生した旨の自動音声を電話によって通報する。なお、警報を送信する携帯端末300は1つの通報先に限られず、予め登録しておいた複数の通報先に送信してもよい。生体反応情報が閾値以上でなくまたは活動反応情報が閾値以上でないと判断した場合には(ステップS4018:No)、処理を終了する。
なお、上述のフローチャートにおいては、例えば生体情報が3回連続“生体反応なし”で、活動情報が10回連続“活動反応なし”が送信された場合には、危険度小の警報情報、危険度中の警報情報、危険度大の警報情報が一度に送信されるが、かかる場合には危険度大の警報情報のみを送信するようにしてもよい。例えば、送受信部203はまずステップS4014の判断およびステップS4016の判断を行う前に、ステップS4018の判断を行い、Yesの場合に危険度大の警報情報を送信して処理を抜けるようにしてもよい。
このように、生体情報と活動情報の双方の検知情報を用いて被監視者の安否を確認することができるため、一方の検知情報を用いて被監視者の安否を確認する場合に比べ、誤報の発生を抑えることができる。また、被監視者に発生している異状の危険度を判定して、危険度に対応した警報を送信するため、被監視者の監視を依頼した利用者は異状の危険度に応じた対応を行うことができ、被監視者に対して細やかな対応をすることができるとともに、監視者にとっても無駄のない効率のよい監視を行うことができる。
また、被監視者情報検知装置側では、センサによって検知した生体情報や活動情報を記憶部に格納することなく監視センタに送信され、被監視者情報検知装置側で生体情報や活動情報によって異状を判定する処理を行うことはないため、被監視者情報検知装置は安価な装置として提供することができる。
さらに、被監視者情報検知装置から監視センタが受信している情報は所定時間ごとのセンサの動作状態であり、警備業法で規定されている警報ではないため、警備会社等は警備業法上の規制を受けることはない。よって、監視センタにおいて異状を判定した場合であっても警備業法上では必ずしも警備員を派遣する必要がないため、顧客のニーズに合ったサービスを提供することができる。
次に、被監視者情報検知装置100および監視センタ200における復旧情報送受信処理について説明する。図5は、被監視者情報検知装置の復旧情報入力部、送受信部、監視センタの送受信部、異状判定部が行う復旧情報送受信処理手順を示すフローチャートである。
まず、被監視者情報検知装置100において、復旧情報入力部107は復旧情報の入力を受付けたか否かを判断する(ステップS5001)。復旧情報の入力を受付けていないと判断した場合には(ステップS5001:No)、ステップS5001に戻る。復旧情報の入力を受付けたと判断した場合には(ステップS5001:Yes)、送受信部104は復旧情報を監視センタ200に送信する(ステップS5002)。
監視センタ200において、送受信部203は被監視者情報検知装置100から送信された復旧情報を受信する(ステップS5003)。異状判定部204は、反応情報記憶部202の生体反応情報に0、活動反応情報に0を格納する(ステップS5004)。
このように、被監視者が自ら復旧情報を入力し、入力された復旧情報を監視センタに送信することによって、生体反応情報および活動反応情報がクリアされるため、被監視者の検知情報が生体情報センサ110を身体からはずしたり、トイレに長時間行かなかったりした場合のように“生体反応あり”または“活動反応あり”の検知情報がたまたま検知されない場合であっても、被監視者の操作によって誤報の発生を防止することができる。
次に、監視センタ200における閾値情報受信処理について説明する。図6は、監視センタの送受信部が行う閾値情報受信処理手順を示すフローチャートである。
まず、監視センタ200の送受信部203は、携帯端末300や図示しないネットワークに接続されている利用者の端末装置から閾値情報を受信する(ステップS6001)。次に、送受信部203は、受信した閾値情報を閾値記憶部206に格納する(ステップS6002)。具体的には、図2を用いて説明すると、生体反応なし回数として設定されている“3”の代わりに、例えば“5”を設定する。
このように、警報情報を送信する閾値を自由に設定することができるため、被監視者が装着しているセンサの精度や被監視者の実際の生活に即した閾値が設定でき、きめ細かな安否確認を行うことができ、また誤報の発生を防止することができる。
次に、被監視者情報検知装置100における事前情報受信処理について説明する。図7は、監視センタの送受信部が行う事前情報受信処理手順を示すフローチャートである。
まず、被監視者情報検知装置100の送受信部104は、監視センタ200から送信された事前情報を受信する(ステップS7001)。次に、事前情報出力部108は、受信した事前情報を出力する(ステップS7002)。具体的には、事前情報出力部108は生体反応または活動反応が検出されていない旨の音声メッセージや、被監視者の注意を喚起するためのブザー音などを出力する。
このように、被監視者に異状が発生している旨の警報情報を携帯端末に送信する前に、被監視者に対して注意を喚起することができるため、被監視者は異状がなく正常な生体情報や活動情報が偶然検知されなかった場合であれば、上述の復旧情報を送信したり、センサに異状がないことを検知させたりすることができるため、誤報の発生を防止することができる。
図4−1〜図4−3で説明した警報情報送信処理について具体例を用いて説明する。図8は、生体情報と活動情報の受信結果と警報送信の関係を示した説明図である。生体情報として受信時間“9:40”、“9:50”、“10:00”において3回連続して“生体反応なし”を受信していることから(図4−2のステップS4014:Yes)、“10:00”に第1の警報(危険度小の警報)が送信されている(ステップS4015)。
次に、活動情報として受信時間“9:00”から“10:30”において10回連続して“活動反応なし”を受信していることから(ステップS4016:Yes)、“10:30”に第2の警報(危険度中の警報)が送信されている(ステップS4017)。さらに、生体情報として受信時間“10:40”、“10:50”、“11:00”において3回連続して“生体反応なし”を受信し、かつ、活動情報として受信時間“9:30”から“11:00”において10回連続して“活動反応なし”を受信していることから(ステップS4018:Yes)、“11:00”に第3の警報(危険度大の警報)が送信されている(ステップS4019)。
なお、本実施の形態の安否確認システムにおける被監視者情報検知装置および監視センタで実行される安否確認プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態の被監視者情報検知装置および監視センタで実行される安否確認プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の被監視者情報検知装置および監視センタで実行される安否確認プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態の被監視者情報検知装置および監視センタで実行される安否確認プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態の被監視者情報検知装置および監視センタで実行される安否確認プログラムは、上述した各部(被監視者情報検知装置の生体情報検知部、タイマ部、活動情報検知部、送受信部、監視設定部、復旧情報入力部、事前情報出力部など、監視センタの送受信部、異状判定部、事前判定部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから安否確認プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、被監視者情報検知装置の生体情報検知部、タイマ部、活動情報検知部、送受信部、監視設定部、復旧情報入力部、事前情報出力部など、監視センタの送受信部、異状判定部、事前判定部などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施の形態にかかる安否確認システムの構成を示すブロック図である。 閾値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。 監視設定部、タイマ部、生体情報検知部、活動情報検知部、送受信部が行う検知情報送信処理手順を示すフローチャートである。 送受信部、異状判定部、事前判定部が行う異状判定・警報送信処理手順を示すフローチャートである。 送受信部、異状判定部、事前判定部が行う異状判定・警報送信処理手順を示すフローチャートである。 送受信部、異状判定部、事前判定部が行う異状判定・警報送信処理手順を示すフローチャートである。 被監視者情報検知装置の復旧情報入力部、送受信部、監視センタの送受信部、異状判定部が行う復旧情報送受信処理手順を示すフローチャートである。 監視センタの送受信部が行う閾値情報受信処理手順を示すフローチャートである。 監視センタの送受信部が行う事前情報受信処理手順を示すフローチャートである。 生体情報と活動情報の受信結果と警報送信の関係を示した説明図である。
符号の説明
10 安否確認システム
100 被監視者情報検知装置
101 生体情報検知部
102 タイマ部
103 活動情報検知部
104 送受信部
105 監視設定部
106 監視設定記憶部
107 復旧情報入力部
108 事前情報出力部
110 生体情報センサ
120 活動情報センサ
200 監視センタ
201 送信先記憶部
202 反応情報記憶部
203 送受信部
204 異状判定部
205 事前判定部
206 閾値記憶部
300 携帯端末
400 ネットワーク

Claims (8)

  1. 監視領域内において検知される被監視者情報を監視センタに送信する被監視者情報検知装置と、前記被監視者情報検知装置とネットワークを介して接続され、前記被監視者情報を受信することによって被監視者を監視する監視センタと、を有する安否確認システムにおいて、
    前記被監視者情報検知装置は、
    前記被監視者が生存していることを示す生体情報を検知する生体情報検知手段と、
    前記被監視者が前記監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知する活動情報検知手段と、
    前記生体情報検知手段によって検知された前記生体情報および前記活動情報検知手段によって検知された前記活動情報を前記監視センタに送信する検知情報送信手段と、を備え、
    前記監視センタは、
    前記被監視者情報検知装置から送信された前記生体情報および前記活動情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段によって受信された前記生体情報および前記活動情報に基づいて被監視者の異状を判定する異状判定手段と、
    前記異状判定手段によって異状と判定された場合に、被監視者に異状が発生している旨を示す警報情報を予め通報先として設定された通報先に送信する警報送信手段と、
    を備え、
    前記異状判定手段が、さらに前記生体情報および前記活動情報に基づいて前記警報情報を送信する直前であることを判定し、
    前記異状判定手段によって前記警報情報を送信する直前であることが判定された場合には前記警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を前記被監視者情報検知装置へ送信する事前情報送信手段を、さらに備え、
    前記被監視者情報検知装置は、
    前記事前情報送信手段から送信された前記事前情報を受信する事前情報受信手段と、
    前記事前情報受信手段によって受信された前記事前情報を出力する事前情報出力手段と、をさらに備えることを特徴とする安否確認システム。
  2. 前記異状判定手段は、さらに前記生体情報および前記活動情報に基づいて異状の緊急度を判定し、
    前記警報送信手段は、前記異状判定手段によって判定された異状の緊急度に従って多段階の前記警報情報を前記通報先に送信すること、を特徴とする請求項1に記載の安否確認システム。
  3. 前記監視センタは、
    前記生体情報および前記活動情報に対応する異状の緊急度を判定する閾値情報と異状の緊急度とを対応付けて記憶する閾値記憶手段と、
    前記閾値情報を受信し、受信された前記閾値情報を前記閾値記憶手段に格納する閾値受信手段と、をさらに備え、
    前記異状判定手段は、さらに前記閾値記憶手段に格納された前記閾値情報に基づいて前記検知情報受信手段によって受信された前記生体情報および前記活動情報に対応する異状の緊急度を判定すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の安否確認システム。
  4. 前記生体情報検知手段は、さらに所定時間内に前記生体情報が検知された場合に、前記生体情報生体反応ありを設定し、
    前記活動情報検知手段は、さらに所定時間内に前記活動情報が検知された場合に、前記活動情報活動反応ありを設定し、
    前記異状判定手段は、さらに生体反応なしが設定された前記生体情報が前記検知情報受信手段により所定回数以上連続して受信された場合、及び活動反応なしが設定された前記活動情報が前記検知情報受信手段により所定回数以上連続して受信された場合の少なくともいずれかである場合に、被監視者に異状が発生していると判定すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の安否確認システム。
  5. 前記被監視者情報検知装置は、
    前記被監視者の監視を行う状態を示す監視モードまたは前記被監視者の監視を行わない状態を示す監視解除モードのいずれかが記憶されている監視設定記憶手段と、
    前記監視モードまたは前記監視解除モードへの切替の入力を受付け、切替えた前記監視モードまたは前記監視解除モードを前記監視設定記憶手段に格納する監視設定手段と、
    前記監視設定手段によって切替えられた前記監視モードまたは前記監視解除モードを前記監視センタに送信する監視設定送信手段と、をさらに備え、
    前記監視センタは、
    前記被監視者情報検知装置から送信された前記監視モードまたは前記監視解除モードを受信する監視設定受信手段、をさらに備え、
    前記異状判定手段は、さらに前記監視設定受信手段によって前記監視モードが受信された場合には被監視者の異状を判定すること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の安否確認システム。
  6. 前記検知情報送信手段は、さらに前記監視設定記憶手段に前記監視解除モードが格納されている場合には前記生体情報および前記活動情報を前記監視センタに送信しないこと、を特徴とする請求項5に記載の安否確認システム。
  7. 前記被監視者情報検知装置は、
    被監視者に異状が発生していない旨を示す復旧情報の入力を受付ける復旧情報入力手段と、
    前記復旧情報入力手段によって入力された前記復旧情報を前記監視センタに送信する復旧情報送信手段と、をさらに備え、
    前記監視センタは、
    前記被監視者情報検知装置から送信された前記復旧情報を受信する復旧情報受信手段、をさらに備え、
    前記異状判定手段は、さらに前記復旧情報受信手段によって前記復旧情報を受信した場合には前記復旧情報を受信した時点から異状の判定を行うこと、を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の安否確認システム。
  8. 監視領域内においてセンサによって検知される被監視者情報を監視センタに送信する被監視者情報検知装置と、前記被監視者情報検知装置とネットワークを介して接続され、前記被監視者情報を受信することによって被監視者を監視する監視センタと、において実行される安否確認方法において、
    前記被監視者が生存していることを示す生体情報を検知する生体情報検知ステップと、
    前記被監視者が前記監視領域内で活動していることを示す活動情報を検知する活動情報検知ステップと、
    前記生体情報検知ステップによって検知された前記生体情報および前記活動情報検知ステップによって検知された前記活動情報を前記監視センタに送信する検知情報送信ステップと、
    前記検知情報送信ステップから送信された前記生体情報および前記活動情報を受信する検知情報受信ステップと、
    前記検知情報受信ステップによって受信された前記生体情報および前記活動情報に基づいて被監視者の異状を判定する第1異状判定ステップと、
    前記第1異状判定ステップによって判定された異状に従って警報情報を予め通報先として設定された通報先に送信する警報送信ステップと、
    前記生体情報および前記活動情報に基づいて前記警報情報を送信する直前であることを判定する第2異常判定ステップと、
    前記第2異状判定ステップによって前記警報情報を送信する直前であることが判定された場合には前記警報情報を送信する直前である旨を示す事前情報を前記被監視者情報検知装置へ送信する事前情報送信ステップと、
    前記事前情報送信ステップから送信された前記事前情報を受信する事前情報受信ステップと、
    前記事前情報受信手ステップによって受信された前記事前情報を出力する事前情報出力ステップと
    を有することを特徴とする安否確認方法。
JP2005104711A 2005-03-31 2005-03-31 安否確認システム、安否確認方法 Active JP4456516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104711A JP4456516B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 安否確認システム、安否確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104711A JP4456516B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 安否確認システム、安否確認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006285642A JP2006285642A (ja) 2006-10-19
JP4456516B2 true JP4456516B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=37407500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005104711A Active JP4456516B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 安否確認システム、安否確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4456516B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5066034B2 (ja) * 2008-08-28 2012-11-07 アイホン株式会社 集合住宅インターホンシステム
JP2012014598A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Nec System Technologies Ltd 独居者見守りシステム、独居者見守り方法及びプログラム
JP6281290B2 (ja) * 2014-01-15 2018-02-21 Tdk株式会社 リストバンド型腕動作判定装置
CN104408877A (zh) * 2014-12-01 2015-03-11 湖北心源科技有限公司 用于检测人体摔倒的报警系统
JP6406111B2 (ja) * 2015-04-20 2018-10-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 安否確認システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3243096B2 (ja) * 1993-12-13 2002-01-07 アツミ電氣株式会社 防犯警備システム
JPH09327442A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Seiwa Tsushin Syst Kk 高齢者介護補助システム
JPH119560A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Matsushita Electric Works Ltd 生活異常検知システム
JP2001052277A (ja) * 1999-08-05 2001-02-23 Yoshio Masuda 行動遠方監視システム及びhシステム
JP2002261981A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp 見守りシステム
JP2004133777A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Sompo Japan Insurance Inc 監視対象者生活監視装置、監視対象者追跡装置、監視対象者生活監視方法、監視対象者追跡方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006285642A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4456516B2 (ja) 安否確認システム、安否確認方法
US20050038327A1 (en) Pulse abnormality monitor and pulse abnormality warning system
KR102202262B1 (ko) 치매 증상 인지 및 치매 환자 관리 서비스 제공 장치 및 방법
JP4126343B1 (ja) 監視システム
US7336166B2 (en) Remote monitoring system and method using the same
JP2006350869A (ja) 端末装置、サーバ、安全確認システム、安全確認方法、制御プログラムおよび可読記録媒体
WO2006078867A2 (en) Intelligent portable personal communication device
JP2015109040A (ja) 緊急通報装置および緊急通報システム
JP2003006337A (ja) 老人・要介護者遠隔支援システム
JPWO2004075135A1 (ja) 監視電子機器システム、監視方法、プログラムおよび、記録媒体
JP5066034B2 (ja) 集合住宅インターホンシステム
KR20180070926A (ko) 음주운전 방지 시스템 및 음주운전 방지 방법
JP4673049B2 (ja) 安否確認システム
JP4962571B2 (ja) 遠隔監視装置
KR101078223B1 (ko) 휴대용 단말기의 위급상황 알림 장치 및 방법
JP2007189930A (ja) 監視システムおよび監視方法
JP2012168911A (ja) 人感センサを用いた在宅監視と防犯監視を切り替え可能なメールによる監視システム
JP2011133262A (ja) 離席検知システム
KR101378296B1 (ko) 인체 통신을 이용한 범죄 예방 시스템 및 인체 통신을 이용한 범죄 예방 방법
JP2012083956A (ja) 警備装置、警備システム及び警備方法
JP4836619B2 (ja) 警備装置、監視システム、および制御方法
JP2005020252A (ja) 異常事態通報装置
Stavert Mental health advance statements: Crossing the divide from clinical to law enforcement settings
GB2502974A (en) Identifying RF interference in a social alarm system
JP7171521B2 (ja) 見守りサービスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4456516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160212

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250