JP2004133777A - 監視対象者生活監視装置、監視対象者追跡装置、監視対象者生活監視方法、監視対象者追跡方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体 - Google Patents

監視対象者生活監視装置、監視対象者追跡装置、監視対象者生活監視方法、監視対象者追跡方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Akira Suda
須田 章
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Abstract

【課題】常時には特に人手を要さずに監視対象者の生活行動などの監視ができ、万が一何かあった場合でも、いち早くその対応ができるようになる監視対象者生活監視装置を提供せんとするものである。
【解決手段】検出データを蓄積する検出データ蓄積データベース11及び監視対象者の生活行動パターンデータを格納する生活行動パターンデータベース12を備えたデータ格納部10と、蓄積検出データから、監視対象者の生活行動パターンを抽出するパターン抽出部15と、監視対象者の生活行動パターンデータと同者の各種検出データとが比較され、検出データが該生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定部16と、その結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、その監視対象者とどのような生活行動パターンから外れた行動がなされたかを一緒に表示する出力部17とを有している。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視対象者生活監視装置、監視対象者追跡装置、監視対象者生活監視方法、監視対象者追跡方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化社会の到来とともに、独居高齢者のデイケアサービスやボランティアサービスが実施されている。
【0003】
一方で少子化傾向の高まりにより、児童は独りで夜間に塾通い等で親元の手を離れる機会が多くなっている。近年のIT技術の発達により、携帯電話を利用して位置情報を把握することは可能となっている。同様なことは、徘徊老人に対しても実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のサービスに関しては、24時間365日のサポート対応や近親者が直接ケアするケースはまだまだ十分でない。
【0005】
また後者の問題を解決する技術としても、これらのIT技術だけでは十分な把握は困難であるといえる。
【0006】
今後、本格的な高齢化、少子化社会の到来を控え、これらのサービスをより一層充実させていくことが求められている。
【0007】
本発明は以上のような実情に鑑み創案されたもので、監視対象者生活監視装置、監視対象者追跡装置、監視対象者生活監視方法、監視対象者追跡方法を提供せんとするものである。併せてそのような方法を実施できるコンピュータ・プログラム及び該コンピュータ・プログラムを格納した記録媒体についても併せて提案する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る監視対象者生活監視装置は、
生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況を抽出し、監視対象者の生活行動パターンデータとして、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された生活行動パターンデータと比較し、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により、検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と
を有することを基本的特徴としている。
【0009】
上記構成は、1乃至複数の連携したコンピュータの機能によって実行され、該構成によれば、独居老人などの監視対象者の生活行動範囲内(例えば住居内など)にある様々な生活使用機器(例えばテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの生活電化製品など)乃至生活使用設備(例えば水洗トイレやその扉、ガスコンロ、照明装置、玄関ドア、台所や洗面所の上下水道、入浴施設の湯沸かし器など)に備えられたこれらの機器や設備の使用状況を検出するセンサから送られてくる検出データ(例えば上記生活使用機器であれば、それらのスイッチのON・OFFであり、また上記の生活使用設備であれば、該設備に備えられたセンサによる水洗トイレの流しレバーやトイレ扉の開閉、ガスコンロの点火・消化操作、照明装置のオン・オフ、玄関ドアの開閉、台所や洗面所の上下水道の水流感知、入浴施設の湯沸かし器稼働状況など)が、データ格納手段に、種々の通信手段(例えば通常の電話回線や携帯端末など、場合によりそれらからさらにインターネットなどを経由して)を介して、センター側のコンピュータに送られてきて、上記データ格納手段に格納される。その蓄積過程で、上記パターン抽出手段により、蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして、上記データ格納手段に登録される。そして日々(時々)検出手段から送られてくる検出データが、上記判定手段により、データ格納手段に登録された生活行動パターンデータと比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される。該判定手段により、検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合には、(何らかの異常があったとして)上記出力手段により、その検出結果が出力されることになる。この検出結果が出力されることで、監視対象者が通常の生活行動パターンと異なる行動が行われる、或いは通常の生活行動パターンが行われないなどの異常が外部に知らされることになる。
【0010】
請求項2の構成では、上記請求項1の構成に、さらにアラート手段の構成が付加されたものが提案される。すなわち、上記出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段が、さらに備えられている。
【0011】
上記構成によれば、上記出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、アラート手段により、外部にアラート情報が出力されることになる。例えば、監視対象者の身内な者(或いは介護者)などの自宅電話番号、会社電話番号、携帯電話番号などが、予めアラート手段側に登録されていることで、これらの電話先にオートダイアルされ、異常を知らせる旨の音声の知らせなどを、自動的に通知することになる。
【0012】
請求項3の構成は、そのようなアラート手段のさらに、他の例を提案するものであり、上記アラート手段には、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す映像出力装置が含まれていても良いことを明らかにしている。すなわち、監視対象者の住居内の状況が監視カメラ作動により状況送信されることになる。
【0013】
また例えば入浴施設のお風呂に設置された湯温度センサに検出されたお湯の温度や部屋内に設置された温度センサにより計測された室内温度が、ある一定温度(任意のデータ閾値)を超えた場合には、上記判定手段により、生活行動パターンデータ(蓄積された検出データから、監視対象者の普段のお風呂の湯温度や暖房機器による室内温度などの上限値などが、該パターンデータとしてすでに抽出されている)から外れていると判断できるようにしたり、或いは、普段テレビをつけている時間がほぼ決まった時間内である(任意のデータ範囲内)のに、その時間範囲を超えてつけっぱなしになっていたり、さらに、生活行動パターンとして、例えば決まった時間にトイレに行き、一定の時間後水洗トイレの水が流され、扉の開閉がなされるという生活行動パターンデータとして抽出されているのに、水流の検出がなく、しかも一定時間たってもトイレの扉の開閉がないなどの場合は、同じく生活行動パターンデータから外れていると判断されることになる。これらの例は、以上の限られず、たとえば、ガスコンロ、照明装置、玄関ドア、台所や洗面所の上下水道等についても言える。従って、上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれる(請求項4)。
【0014】
さらに上述のように、一定の時間経過しないと異常か否かの判断ができないものが、上記生活行動パターンデータの中には含まれる(請求項5)。すなわち、生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることがある。
【0015】
他方、上記生活行動パターンデータは、監視対象者の普段の生活行動が、検出データから抽出されて、データ化された状態で得られるものであり、従って、上記判定手段で検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出手段は、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録を行わないものとする(請求項6)。
【0016】
以上の構成は、監視対象者の生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたセンサなどの検出手段から、その使用状況が検出され、生活行動パターンの抽出処理がなされた上で、送られてくる検出データから、異常を検出する構成であるが、請求項7〜請求項11の構成は、監視対象者から検出され送られてくる体調データを基に、監視対象者に異常が起こった(起こると予想される)ことを検出する構成である。
【0017】
すなわち、請求項7の監視対象者生活監視装置の構成では、
監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
蓄積された上記検出データから、体調パターンデータを抽出し、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された体調パターンデータと比較し、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により、検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と
を有することを特徴としている。
【0018】
以上の構成でも、監視対象者の体調データが各種のセンサで検出されて、蓄積された体調データから、監視対象者の通常時における体調パターンデータの抽出が行される。そして、時々刻々と送られてくるこれらの体調データが、判定手段により、体調パターンデータと比較され、体調異常の判定を行う。その際、体調異常であると判定され異常検出信号が出力されば、上述した構成と同様に、出力手段によってその検出結果が出力されることになる。
【0019】
また請求項8の構成は、上記請求項2の構成と同様、請求項7の構成に、さらにアラート手段の構成が付加されたものが提案される。すなわち、上記出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段が、さらに備えられている。
【0020】
上記構成によれば、上記出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、アラート手段により、外部にアラート情報が出力されることになる。例えば、監視対象者の身内な者などの自宅電話番号、会社電話番号、携帯電話番号などが、予めアラート手段側に登録されていることで、これらの電話先にオートダイアルされ、異常を知らせる旨の音声の知らせなどを、自動的に通知することになる。
【0021】
上記体調パターンデータには、少なくとも脈拍数、心拍数、体温などの1つが含まれる(請求項9)。これらは、夫々脈拍数センサや心拍数センサ、体温計測センサなどで検出され、何らかの通信手段(上記と同様)により、センター側のコンピュータに送られ、上記処理がなされることになる。
【0022】
これらの体調パターンデータには、1日の内で変化のあるもの(1日の体調パターンの変化;例えば体温などは1日の内で微妙に変化するし平常時の脈拍数や心拍数なども同じである)や、もっと長いスパンで季節の内で変化のあるもの(季節による体調パターンの変化)がある(請求項10)。従ってパターン抽出手段は、蓄積された上記検出データから、1日の内に変化のある体調パターンデータや季節毎に違う体調パターンデータを抽出し、上記データ格納手段に登録することになる。
【0023】
また上記請求項6の趣旨と同様に、上記体調パターンデータは、監視対象者の普段の生活行動が、検出データから抽出されて、データ化された状態で得られるものであり、従って、上記判定手段で検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出手段は、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録を行わないものとする(請求項11)。
【0024】
請求項12〜請求項14の構成は、これまでの構成とは多少異なり、監視対象者の追跡装置の構成を提案するものである。
【0025】
まず請求項12の構成は、
監視対象者の時間毎の位置情報を行動パターンデータとして登録しておく行動パターン格納手段と、
該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報を出力する出力手段と
を有することを特徴としている。
【0026】
上記構成では、監視対象者の数時間単位、1日乃至数日単位(或いは月や年単位)のスケジュールなどを、その者が赴く場所と時間帯を行動パターンデータ(時間毎の位置情報を行動パターンデータ)として登録しておく。そして監視対象者に持たせた(或いは監視対象者に備えさせた)位置情報検出手段(例えばGPS付きの携帯電話など)から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データを、上記判定手段により、行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する。その判定結果として、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、出力手段により、その異常を知らせる情報を出力することになる。
【0027】
学校や塾通いをする児童は、1日のスケジュールが分刻みであるのに対し、親が全てその送り迎えができるとは限らない。これらの児童の安全を考えると、上記のような構成により、常時児童がその時間帯にはどこにいるかがはっきり確認できれば、安心である。
【0028】
また以上のような構成は、徘徊老人などにも使用することができる。すなわち、徘徊老人は、特に1日のうちに様々なスケジュールが決まっているわけではないが、ほとんど1日(例えば付き添いがいて散歩するなどの場合は除き)は、家にいなければ、その面倒を見る者は安心ができない。そのため、その者の行動パターンデータとして、時間毎の位置情報を、付き添いなどがいて散歩するスケジュール以外、いつも同じ場所にしておくことで、そのような対象者の面倒を見る人の負担を軽減することができるようになる。
【0029】
また請求項13の構成は、上記請求項2や請求項8の構成と同様、請求項12の構成に、さらにアラート手段の構成が付加されたものが提案される。すなわち、上記出力手段から異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段が、さらに備えられている。
【0030】
上記構成によれば、上記出力手段から異常通知情報が出力された場合に、アラート手段により、外部にアラート情報が出力されることになる。例えば、監視対象者の身内な者などの自宅電話番号、会社電話番号、携帯電話番号などが、予めアラート手段側に登録されていることで、これらの電話先にオートダイアルされ、異常を知らせる旨の音声の知らせなどを、自動的に通知することになる。
【0031】
さらに上記アラート手段には、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する位置情報出力装置が含まれていれば、異常検出時に、すぐに監視対象者がどこにいるかを特定することができ、保護者や面倒を見る者が、監視対象たる児童や徘徊老人などを連れ戻すなどして、これらの者の安全の確保を速やかにできるようになる。
【0032】
請求項15〜請求項20までの監視対象者生活監視方法の構成は、上記請求項1〜請求項6までの装置構成を、方法の構成として捉え直して規定したものである。
【0033】
そのうち請求項15の方法の構成は、請求項1の構成に対応しており、より具体的には、
生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
を実行せしめることを特徴としている。
【0034】
請求項16の方法の構成は、請求項2の構成に対応しており、より具体的には、
生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
を実行せしめることを特徴としている。
【0035】
請求項17の方法の構成は、請求項3の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記アラート出力ステップでは、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す処理が含まれることを特徴としている。
【0036】
請求項18の方法の構成は、請求項4の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれることを特徴としている。
【0037】
請求項19の方法の構成は、請求項5の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることを特徴としている。
【0038】
請求項20の方法の構成は、請求項6の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記演算手段による判定ステップで、検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴としている。
【0039】
請求項21〜請求項25までの監視対象者生活監視方法の構成は、上記請求項7〜請求項11までの装置構成を、方法の構成として捉え直して規定したものである。
【0040】
そのうち請求項21の方法の構成は、請求項7の構成に対応しており、より具体的には、
監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
を実行せしめることを特徴としている。
【0041】
請求項22の方法の構成は、請求項8の構成に対応しており、より具体的には、
監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから、体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
を実行せしめることを特徴としている。
【0042】
請求項23の方法の構成は、請求項9の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記体調パターンデータには、脈拍数、心拍数、体温の少なくとも1つが含まれることを特徴としている。
【0043】
請求項24の方法の構成は、請求項10の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記体調パターンデータには、1日の内の体調パターンの変化、季節による体調パターンの変化の少なくとも1つが含まれることを特徴としている。
【0044】
請求項25の方法の構成は、請求項11の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記演算手段による判定ステップで、検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴としている。
【0045】
請求項26〜請求項28までの監視対象者追跡方法の構成は、上記請求項12〜請求項14までの装置構成を、方法の構成として捉え直して規定したものである。
【0046】
そのうち請求項26の方法の構成は、請求項12の構成に対応しており、より具体的には、
監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと
を実行させることを特徴としている。
【0047】
請求項27の方法の構成は、請求項13の構成に対応しており、より具体的には、
監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと、
該異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報が上記演算手段により出力されるアラート出力ステップと
を実行させることを特徴としている。
【0048】
請求項28の方法の構成は、請求項14の構成に対応しており、その具体的な構成としては、上記アラート出力ステップで、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する処理が含まれることを特徴としている。
【0049】
請求項29〜請求項42までの構成は、上記請求項15〜請求項28までに規定した方法をコンピュータに実行させるために、該コンピュータで実行可能なプログラムについて規定している。
【0050】
すなわち、上述した課題を解決するための構成として、上記請求項15〜請求項28までに規定した各処理を、コンピュータの構成を利用して実行する、該コンピュータで読み込まれて実行可能なコンピュータ・プログラムにつき開示する。もちろんこれらの構成は、コンピュータ・プログラムとしてだけではなく、後述するように、同様な機能を有するプログラムを格納した記録媒体の構成(請求項43)として提供されても良いことは言うまでもない。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などを含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
【0051】
コンピュータに上記各処理を実行させるためのこのようなプログラムが、コンピュータに読み出されると、請求項15〜請求項28までに規定されたいずれかの処理と同様な処理が実行されることになる。
【0052】
また既存のハードウェア資源を用いてこのコンピュータ・プログラムを実行することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明の方法が容易に実行できるようになる。さらにこのようなコンピュータ・プログラムが前述の記録媒体に記録されることにより、これをソフトウェア商品として容易に配付、販売することができるようになる。加えて記録媒体の構成としては、上述した形式の場合の他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構成であっても良く、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本発明に規定された記録媒体に含まれることは言うまでもない。
【0053】
尚、請求項29〜請求項42までに記載された各処理のうち一部の処理を実行する機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記プログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていても良い。
【0054】
これは、請求項29〜請求項42までに規定された各処理の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、その機能を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直接記録されているわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
【0055】
上記プログラムは、それ自身使用の対象となる他、後述のように記録媒体に記録されて配付乃至販売され、また通信などにより送信されて、譲渡の対象とすることもできるようになる。
【0056】
そのうち、請求項29の構成は、請求項15の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラムである。
【0057】
請求項30の構成は、請求項16の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラムである。
【0058】
請求項31の構成は、請求項17の構成に対応する構成であり、具体的には、上記アラート出力ステップでは、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す処理が含まれることを特徴としている。
【0059】
請求項32の構成は、請求項18の構成に対応する構成であり、具体的には、上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれることを特徴としている。
【0060】
請求項33の構成は、請求項19の構成に対応する構成であり、具体的には、上記生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることを特徴としている。
【0061】
請求項34の構成は、請求項20の構成に対応する構成であり、具体的には、上記演算手段による判定ステップで、検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴としている。
【0062】
請求項35の構成は、請求項21の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラムである。
【0063】
請求項36の構成は、請求項22の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
蓄積された上記検出データから、体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラムである。
【0064】
請求項37の構成は、請求項23の構成に対応する構成であり、具体的には、上記体調パターンデータには、脈拍数、心拍数、体温の少なくとも1つが含まれることを特徴としている。
【0065】
請求項38の構成は、請求項24の構成に対応する構成であり、具体的には、上記体調パターンデータには、1日の内の体調パターンの変化、季節による体調パターンの変化の少なくとも1つが含まれることを特徴としている。
【0066】
請求項39の構成は、請求項25の構成に対応する構成であり、具体的には、上記演算手段による判定ステップで、検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴としている。
【0067】
請求項40の構成は、請求項26の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと
を該コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムである。
【0068】
請求項41の構成は、請求項27の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと、
該異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報が上記演算手段により出力されるアラート出力ステップと
を該コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムである。
【0069】
請求項42の構成は、請求項28の構成に対応する構成であり、具体的には、上記アラート出力ステップで、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する処理が含まれることを特徴としている。
【0070】
さらに請求項43の構成は、上述のように、請求項29〜請求項42いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体について規定している。すなわち、これらのコンピュータ・プログラムは、記録媒体に格納されて、取引の対象とすること或いは実際に実行することなども可能である。
【0071】
上記方法やプログラム(或いは上記記録媒体から読み出されたプログラム)を実行するコンピュータは、1つの構成(スタンドアローン型のコンピュータなど)であっても良いが、それに限定されるわけではなく、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(複数のサーバなど)で構成され、前記各ステップでなされる処理は、それらのコンピュータにおいて(必要であれば適当な通信構成を介して)分散して実行されるように、プログラムに設定されるようにしても良い。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
(実施例1)
図1は、本願発明の一実施例を示す全体構成の概略図である。同図に示すように、監視対象者の住居の各設備(生活使用設備)及び各電化製品(生活使用機器)に設置された各種センサ100〜110で検出された検出データが、通信回線120を介して、サーバ1aに送られ、そこで監視対象者の通常時における生活行動パターンが抽出され、そのパターンデータと、常時送られてくる上記検出データが比較されて(モニタリングされ)、通常の生活行動パターンと異なると判定され異常検出信号が出力された場合に、モニタ17aにその検出結果が出力されるシステム構成が示されている。
【0073】
上記住居の設備に設置されるセンサ(検出部)として、トイレの水流を検出するトイレ水流センサ100、トイレ扉の開閉を検出するトイレ扉開閉センサ101、風呂の湯沸器のガス栓開閉検出センサ(図面上風呂湯沸器センサ)104、風呂扉の開閉を検出する風呂扉開閉センサ105(104及び105で湯沸かし器の稼働状況や風呂場の扉の開閉などを検出することで入浴日常トレンドを生活行動パターンとして把握する)、ガスコンロのガス栓開閉センサ106(ガス栓開閉による食事日常トレンドを生活行動パターンとして把握する)、上下水道の水流を検出する上下水道水流センサ108(台や、洗面所などの上水道の水流検出により食事日常トレンドを生活行動パターンとして把握する)、玄関扉の開閉を検出する玄関扉開閉センサ109(玄関ドア開閉の検出により外出トレンドを生活行動パターンとして把握する)があり、また家電製品として、冷蔵庫の扉の開閉を検出する冷蔵庫扉開閉センサ102、テレビスイッチセンサ103(TV利用状況により娯楽日常トレンドを生活行動パターンとして把握する)、照明スイッチセンサ107(照明オン/オフのタイムスタンプ記録により就寝トレンドを生活行動パターンとして把握する)、洗濯機稼働センサ110(洗濯機利用状況検知により洗濯日常トレンドを生活行動パターンとして把握する)があり、これらで検出された各検出データは、該監視対象者の住居に設置されたセキュリティボックス(図示なし)のCPU111に送られる。該ボックス内では、このCPU111により、同じくボックス内の監視対象者IDを格納した格納部112に格納された監視対象者IDが読み出されて、上記検出データのヘッダ部分に付加される。そして、通信部113により、常時接続環境にある通信回線120を介して、上記ID付きの検出データが、サーバ1a側の通信部13に転送される。
【0074】
尚、通信部113に発信者電話番号などを相手方に通知する機能があれば、上記監視対象者ID格納部112のような構成は特に必要がない。上記機能があれば、サーバ1a側の通信部13に、発信者電話番号が自動的に通知されるため、どの監視対象者の検出データであるかが、上記ヘッダにIDが無くても特定できるようになるからである。
【0075】
他方上記サーバ1aは、検出データの蓄積を行う検出データ蓄積データベース11及び監視対象者の生活行動パターンのデータを格納しておく生活行動パターンデータベース12を備えたデータ格納部10と、上記通信回線120に接続された通信部13と、サーバ1a全体の制御及び本発明装置としての処理を行うためにデータの入出力制御を行うサーバ1aのCPUで構成される制御部14と、蓄積された検出データから、監視対象者の生活行動パターンの抽出を行うパターン抽出部15と、監視対象者の生活行動パターンデータと監視対象者の各種検出データとが比較され、検出データが該生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かの判定を行う判定部16と、その判定結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、どの監視対象者のものであるか及びどのような生活行動パターンから外れた行動がなされたか(或いは行動がなされなかったか)を一緒に表示してモニタ17aに出力する出力部17とを有している。
【0076】
上述したように、監視対象者ID付きの各種検出データが、通信回線120を介して、サーバ1aの通信部13に受信されると、そのデータは、制御部14に転送され、それによって、データ格納部10の検出データ蓄積データベース11に随時蓄積される。これらのデータが一定程度蓄積されると、パターン抽出部15に読み出される。
【0077】
該パターン抽出部15は、サーバ1aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部14と同じサーバ1aのCPU)で構成されており、例えばデータマイニング法による解析方法が規定された上記プログラムの実行により、上記IDで特定される監視対象者の生活行動パターンの解析を行う。異常が無い限り、上記検出データが一定量蓄積されると、該パターン抽出部15は、監視対象者ID毎に上記解析を行い、上記生活行動パターンは定期的に更新される。
【0078】
上記生活行動パターンデータベース12は、上記パターン抽出部15で解析された上記IDで特定される監視対象者の生活行動パターンが記録され、またその記録の更新がなされる。
【0079】
上記判定部16は、同じくサーバ1aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部14と同じサーバ1aのCPU)で構成されており、上記制御部14から監視対象者のIDの付いた各種検出データが入力され、また上記生活行動パターンデータベース12から同じIDを有する監視対象者の生活行動パターンデータが読み出されて、両データの比較がなされ、検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される。検出データが生活行動パターンデータに含まれるものであるという判定結果であれば、次の検出データと生活行動パターンデータとの比較が繰り返し行われる。しかし、検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものでは無く、異常検出信号として次の出力部17に送られる場合には、該判定部16により、制御部14に通知され、生活行動パターンデータを解析するための検出データとして、この際に送られてきたその監視対象者IDの上記検出データが検出データ蓄積データベース11に蓄積されないように指示が出される。
【0080】
上記出力部17は、上記サーバ1aのモニタ17a及び該モニタの画面制御部(図示なし)で構成されており、判定部16による判定結果において異常であるとの判定がなされて異常検出信号が出力された場合に、監視対象者のIDと共にどのような生活行動パターンから外れた行動がなされたか或いは行動がなされなかったかが、一緒にモニタ17aに出力される構成である。
【0081】
下記表1は、トイレ水流センサ100及びトイレ扉開閉センサ101により検出された任意の(IDを有する)監視対象者のトイレの利用状況を示す検出データであり、該データから、パターン抽出部15のパターン解析によって、次の下記表2に示すような生活行動パターンデータがその結果として得られるようになる。これらの表では、24時間換算でトイレ扉開閉や水流時刻のタイムスタンプにより、日常生活の平均時刻トレンドが、生活行動パターンデータとして抽出されている。
【0082】
【表1】
Figure 2004133777
【0083】
【表2】
Figure 2004133777
【0084】
また下記表3は、冷蔵庫扉開閉センサ102により検出された上記監視対象者の日常の冷蔵庫利用状況を示す検出データであり、該データから、パターン抽出部15のパターン解析によって、次の下記表4に示すような生活行動パターンデータがその結果として得られるようになる。これらの表では、24時間換算で冷蔵庫の扉開閉がなされる時刻のタイムスタンプ及び回数より、日常生活の平均的な食事トレンドが、生活行動パターンデータとして抽出されている。
【0085】
【表3】
Figure 2004133777
【0086】
【表4】
Figure 2004133777
【0087】
以上のようにして解析された各生活行動パターンデータは、上記パターン抽出部15によって、生活行動パターンデータベース12に蓄積される。一方、検出データ蓄積データベース11に格納される検出データと、生活行動パターンデータとが判定部16により比較され、その判定の結果、範囲外の場合には、異常検知とみなされることになる。
【0088】
例えば、
▲1▼トイレ利用状況検知
a.1日の利用回数が7回±α回に収まっているか。利用回数がゼロではないか。その回数外或いは利用回数がゼロの場合、異常検知とみなす。
b.1回の利用時間が5分±α分に収まっているか。想定外に利用時間が長い場合、またトイレ扉close記録があるか。想定外に長い場合やclose記録がない場合、異常検知とみなす。
c.1日の初回利用時刻帯が06:30〜07:00の間かどうか。初回利用時刻が午前中に記録されない場合。これのような場合も異常検知とみなす。等々
【0089】
また
▲2▼冷蔵庫利用状況検知
a.1日の利用回数が20回±α回に収まっているか。利用回数がゼロではないか。その回数外或いは利用回数がゼロの場合、異常検知とみなす。
b.1回の利用時間が3分±α分に収まっているか。想定外に利用時間が長い場合、また冷蔵庫扉close記録があるか。想定外に長い場合やclose記録がない場合、異常検知とみなす。
c.朝食時利用時刻帯が08:30〜09:00の間かどうか。朝食利用時刻帯が午前中に記録されない場合は、これを異常検知とみなす。
【0090】
生活行動パターンデータは、以上に限られず、上記のセンサからの検出データを基に、夫々抽出されることになる。
【0091】
たとえばテレビスイッチセンサ103により検出された上記監視対象者の日常のテレビ利用状況を示す検出データから、日常の娯楽の傾向が生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0092】
上記洗濯機稼働センサ110により検出された上記監視対象者の日常の洗濯機稼働状況を示す検出データから、日常の洗濯(家事)の傾向が生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0093】
上記ガスコンロ栓開閉センサ106により検出された上記監視対象者の日常のガスコンロの稼働状況を示す検出データから、日常の食事の傾向が生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0094】
上記照明スイッチセンサ107により検出された上記監視対象者の日常の屋内照明の利用状況を示す検出データから、照明オン/オフのタイムスタンプにより、日常生活の平均就寝トレンドが、生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0095】
上記玄関扉開閉センサ109により検出された上記監視対象者の日常の玄関扉の開閉状況を示す検出データから、日常の外出状況の傾向が生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0096】
上記上下水道水流センサ108により検出された上記監視対象者の日常の上下水道の利用状況を示す検出データから、日常生活の食事や洗面などの傾向が、生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0097】
上記風呂湯沸器センサ104により検出された上記監視対象者の日常の湯沸器の利用状況を示す検出データから、日常生活における平均的な入浴状況が、生活行動パターンデータの1つとして抽出される。
【0098】
以上説明したように、監視対象者の住居の各生活使用設備及び電化製品などの各生活使用機器に設置された各種センサ100〜110で検出された検出データから、サーバ1aのパターン抽出部15により、監視対象者の日常の生活行動パターンが抽出され、常時送られてくる上記検出データがモニタリングされて、そのパターンデータと比較され、通常の生活行動パターンと異なると判定され異常検出信号が出力された場合には、モニタ17aに、その検出結果が出力されることになる。
【0099】
該異常検出信号が出力される場合とは、上述した例に従えば、日常行動把握の中で、トイレ利用状況が日常の生活行動パターンと異なる場合、全く利用実績がないとか、扉が開いたままで水流利用がないとか、扉が閉じた形跡がないとか入った場合である。
【0100】
またもちろん、サーバ1a側にさらにアラート出力部(図示なし)が設置され、予め登録されている電話番号や携帯電話番号にオートダイアルで電話がかけられ、異常を知らせるアラート情報を、その連絡先(その監視対象者の身内の者や医療機関など)に知らせるようにしても良い。或いは、IPV6などの新しい規格が利用できるような状況では、前記監視対象者の住居内に室内の状況を映し出す監視カメラを設置しておき、上記アラート部が異常を知らせるために、予めID登録されている身内などのテレビにテロップが流された後、監視対象者の住居内の様子を映し出すような構成としても良い。
【0101】
(実施例2)
図2は、本願発明の他の一例を示す全体構成の概略図である。同図に示すように、監視対象者の身体に据え付けられた各種センサ200〜202で検出された検出データが、UIM内蔵のGPS付き携帯電話212から、携帯基地局220及び通信回線120などを介して、サーバ2a側に送られ、そこで監視対象者の通常時における体調パターンが抽出され、そのパターンデータと、常時送られてくる上記検出データが比較されて(モニタリングされ)、通常の体調パターンと異なると判定され異常検出信号が出力された場合に、介護者の携帯電話240にその監視対象者の体調異常を知らせるシステム構成が示されている。
【0102】
上記監視対象者の身体に据え付けられるセンサ(検出部)として、心拍数を測定する心拍数センサ200、脈拍数を測定する脈拍数センサ201、体温計測を行う体温センサ202がある。これらで検出された各検出データは、監視対象者の身体に身に付けられたペンシル型のヘルスモニタリングボックス(図示なし)のCPU211に集約した状態で集められ、その無線通信部211(Bluetoooth規格などを採用)から、一定期間おきに、UIM内蔵のGPS付き携帯電話212に送られる。そして該携帯電話212により、上記センサから収集された検出データが、一定期間おきに、携帯基地局220及び通信回線120を介して、サーバ2a側の通信部23に転送される。
【0103】
尚、UIMとは、第三世代携帯電話に利用されるICカードであり、本体から取り外すことができ、たとえ異なる方式の電話機であっても、共通のICカードを差し替えて使用することで、電話番号や課金情報をそのまま引き継いで使うことができ、そのため該カードにより本人特定が可能となる。すなわち、上記監視対象者のID代わりになる。従って上記携帯電話212から送られる検出データには、該UIMによる本人特定のための特定のID状のデータがそのパケットに付随することになる。またこのUIMを利用しなくても、通常携帯電話に備えられた発信者電話番号通知機能によって、どの監視対象者の検出データかが分かるため、上記携帯電話212は、UIMの利用ができない前世代の携帯電話でも構わない。
【0104】
他方上記サーバ2aは、検出データの蓄積を行う検出データ蓄積データベース21及び監視対象者の体調パターンのデータを格納しておく体調パターンデータベース22を備えたデータ格納部20と、上記通信回線230に接続された通信部23と、サーバ2a全体の制御及び本発明装置としての処理を行うためにデータの入出力制御を行うサーバ2aのCPUで構成される制御部24と、蓄積された検出データから、監視対象者の体調パターンの抽出を行うパターン抽出部25と、監視対象者の体調パターンデータと監視対象者の各種検出データとが比較され、検出データが該体調パターンデータに含まれるものであるか否かの判定を行う判定部26と、その判定結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、どの監視対象者のものであるか及びどのような体調異常であるか(検出結果)を一緒に出力する出力部27と、該出力部27から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート部28とを有している。
【0105】
上述したように、監視対象者を特定できるID付きの上記検出データが、通信回線230を介して、サーバ2aの通信部23に受信されると、そのデータは、制御部24に転送され、それによって、データ格納部20の検出データ蓄積データベース21に随時蓄積される。これらのデータが一定程度蓄積されると、パターン抽出部25に読み出される。
【0106】
該パターン抽出部25は、サーバ2aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部24と同じサーバ2aのCPU)で構成されており、例えばデータマイニング法による解析方法が規定された上記プログラムの実行により、上記IDで特定される監視対象者の体調パターンの解析が行われる。異常が無い限り、上記検出データが一定量蓄積されると、該パターン抽出部25により、監視対象者ID毎に上記解析が行われ、上記体調パターンは定期的に更新される。
【0107】
上記体調パターンデータベース22は、上記パターン抽出部25で解析された上記IDで特定される監視対象者の体調パターンが記録され、またその記録の更新がなされる。
【0108】
上記判定部26は、同じくサーバ2aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部24と同じサーバ2aのCPU)で構成されており、上記制御部24から監視対象者のIDの付いた各種検出データが入力され、また上記体調パターンデータベース22から同じIDを有する監視対象者の体調パターンデータが読み出されて、両データの比較がなされ、検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される。検出データが体調パターンデータに含まれるものであるという判定結果であれば、次の検出データと体調パターンデータとの比較が繰り返し行われる。しかし、検出データが、体調パターンデータに含まれるものでは無く、異常検出信号として次の出力部27に送られる場合には、該判定部26により、制御部24に通知され、体調パターンデータを解析するための検出データとして、この際に送られてきたその監視対象者IDの上記検出データが検出データ蓄積データベース21に蓄積されないように指示が出される。
【0109】
上記出力部27は、同じくサーバ2aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部24と同じサーバ2aのCPU)で構成されており、上記判定部26の判定結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、どの監視対象者のものであるか及びどのような体調異常であるか(検出結果)が一緒に次のアラート部28に出力される。
【0110】
該異常検出信号が出力される場合とは、急激な心拍数上昇、脈拍数上昇、血圧値の上昇などの体調変化の場合である。
【0111】
上記アラート部28は、同じくサーバ2aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部24と同じサーバ2aのCPU)で構成されており、出力部27から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、予め登録されている介護者の携帯電話240の電話番号にオートダイアルが行われて、異常を知らせるアラート情報(どの監視対象者のものであるか及びどのような体調異常であるか)が、その連絡先(その監視対象者の身内の者や医療機関など)に知らせられることになる。
【0112】
上記センサ200〜202は、普段から監視対象者の身体に接触している物に装備されていると良い。例えば、腕時計やネックレス、ブレスレット、指輪等に心拍数を検知するセンサ200や脈拍数を検知するセンサ201などが良い。このような身体に普段から身に付けられる物に設置されるセンサであれば、住居外においても監視対象者の体調に関するデータの検出ができるようになる。
【0113】
また本構成では、GPS付き携帯電話212により監視対象者の体調に関する検出データが、サーバ2a側に転送されるため、たとえ住居外で体調異常の判定がなされた場合でも、監視対象者の居る位置が該GPSで分かるため、監視対象者を即座に保護でき、従ってその者の救命に役立てることが可能となる。
【0114】
(実施例3)
図3は、本願発明の別の実施例を示す全体構成の概略図である。同図に示すように、監視対象者の保護者によって、サーバ3aに向け、自己の端末装置300から、その監視対象者の1日乃至数日分のスケジュール(時間毎に監視対象者が居るべき位置情報)が入力され、サーバ3a側の行動パターン格納部30に、行動パターンデータとして登録されるようにしておくと共に、監視対象者にはUIM内蔵のGPS付き携帯電話310を所持させ、それから発信される位置情報が、携帯基地局311及び通信回線320などを介して、サーバ3a側に送られ、それを受信した時間と共に、そこで先ほど登録された行動パターンデータと比較されて(モニタリングされ)、登録された監視対象者の行動パターンと異なると判定され異常検出信号が出力された場合に、保護者の携帯電話330にその監視対象者の位置情報が通知されるシステム構成が示されている。
【0115】
上記UIM内蔵のGPS付き携帯電話310については、実施例2の場合と同じであり、特に説明は要しないが、ここでも、発信者電話番号が通知される携帯電話であれば、UIMのない前世代の携帯電話でも問題はない。このような携帯電話310により、その監視対象者の位置情報が、一定期間おきに、携帯基地局311及び通信回線320を介して、サーバ3a側の通信部31に転送される。
【0116】
他方上記サーバ3aは、上記保護者の端末装置300から入力された上記監視対象者の1日乃至数日分のスケジュール(時間毎に監視対象者が居るべき位置情報)を格納しておく行動パターン格納部30と、上記通信回線320に接続された通信部31と、サーバ3a全体の制御及び本発明装置としての処理を行うためにデータの入出力制御を行うサーバ3aのCPUで構成される制御部32と、格納された監視対象者の行動パターンデータと、時間毎の監視対象者の位置情報検出データとが比較され、その時間における監視対象者の位置情報検出データが上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かの判定を行う判定部33と、その判定結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、どの監視対象者のものであるか及び現在どこの位置にいるか(異常通知情報)を一緒に出力する出力部34と、該異常通知情報が出力された場合に、予め登録されている保護者の連絡先(携帯電話330)にその監視対象者の位置情報がアラート情報として出力されるアラート部35とを有している。
【0117】
上述したように、保護者の端末装置300から入力された上記監視対象者の1日乃至数日分のスケジュールは、通信回線320を介して、サーバ3aの通信部31に受信され、さらに制御部32によって、上記行動パターン格納部30に格納される。
【0118】
他方監視対象者を特定できるID付きの上記位置情報検出データ(GPSで測位された位置情報データ)が、通信回線320を介して、サーバ3aの通信部31に受信されると、そのデータは、制御部32に転送される。
【0119】
該制御部32は、サーバ3aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPUで構成されており、受信した上記監視対象者を特定できるID付きの上記位置情報検出データが、受信時の時間と共に、次の判定部33に送られる。
【0120】
上記判定部33は、同じくサーバ3aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部32と同じサーバ3aのCPU)で構成されており、上記制御部32から監視対象者のIDの付いた現在の位置情報検出データが入力され、また上記行動パターン格納部30から同じIDを有する監視対象者の行動パターンデータが読み出されて、両データの比較がなされ、現在の位置情報検出データが、行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される。現在の位置情報検出データが行動パターンデータに含まれるものであるという判定結果であれば、次の位置情報検出データと行動パターンデータとの比較が繰り返し行われる。
【0121】
上記出力部34は、同じくサーバ3aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部32と同じサーバ3aのCPU)で構成されており、上記判定部33の判定結果から異常であると判定され異常検出信号が出力された場合に、どの監視対象者のものであるか及び現在監視対象者がどの位置にいるのか(検出結果)が一緒に次のアラート部35に出力される。
【0122】
上記アラート部35は、同じくサーバ3aのプログラム記録部(図示なし)に格納されたプログラムが稼働するCPU(上記制御部32と同じサーバ3aのCPU)で構成されており、出力部34から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、予め登録されている保護者の携帯電話330の電話番号にオートダイアルがなされ、異常を知らせるアラート情報(どの監視対象者のものであるか及び現在どこの位置に居るか)が、その連絡先に通知されることになる。
【0123】
本構成では、GPS付きの携帯電話310により監視対象者が常にどこにいるかの位置情報検出データが該携帯電話310より発信されることになるが、位置情報を知らせる他の構成としては、PHSなどでもできるので、それらをかわりに用いても良い。また上述と同様に、UIMでなくても発信者通知機能の付いた携帯電話やPHS等あれば、監視対象者の現在位置情報を知らせることができるので、これらをかわりに用いても良い。
【0124】
また本構成では、監視対象者としてある程度自立して行動のできる児童を想定しているが、それに限られず、徘徊老人なども監視対象者とすることができる。すなわち、徘徊老人は、特に1日のうちに様々なスケジュールが決まっているわけではないが、ほとんど1日(例えば付き添いがいて散歩するなどの場合は除き)は、家にいなければ、その面倒を見る者は安心ができない。そのため、その者の行動パターンデータとして、時間毎の位置情報を、付き添いなどがいて散歩するスケジュール以外、いつも同じ場所にしておくことで、そのような監視対象者である徘徊老人の面倒を見る人の負担を軽減することができるようになる。
【0125】
尚、本発明の監視対象者生活監視装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば営業担当者を監視対象者とし、その行動監視乃至追跡に用い、必要があれば、その営業担当者に連絡がとれるようにしても良い。
【0126】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜請求項11、請求項15〜請求項25、請求項29〜請求項39、及び請求項43記載の監視対象者生活監視装置、監視対象者生活監視方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体によれば、通常時には特に人手を要さずに独居高齢者などの監視対象者の生活行動などの監視ができ、万が一何かあった場合でも、いち早くその対応ができるようになるという優れた効果を奏し得る。
【0127】
また請求項12〜請求項14、請求項26〜請求項28、請求項40〜請求項43監視対象者追跡装置、監視対象者追跡方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体によれば、ある程度自立して行動のできる児童などがスケジュール通りに一人で移動して行動する場合や面倒を見なければならない徘徊老人がいる場合でも、常に現在のこれらの監視対象者の位置情報が分かるようになるため、異常を知らせる通知などが無い限り、これらの保護者や徘徊老人の面倒を見る者にとって、その負担を軽減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示す全体構成の概略図である。
【図2】本願発明の他の一例を示す全体構成の概略図である。
【図3】本願発明の別の実施例を示す全体構成の概略図である。
【符号の説明】
1a、2a、3a      サーバ
10、20          データ格納部
11、21          検出データ蓄積データベース
12             生活行動パターンデータベース
13、23、31       通信部
14、24、32       制御部
15、25          パターン抽出部
16、26、33       判定部
17、27、34       出力部
17a            モニタ
22             体調パターンデータベース
28、35          アラート部
30             行動パターン格納部
100〜110、200〜202 センサ
111、210         CPU
112             監視対象者ID格納部
120、230、320     通信回線
211             無線通信部
212、240、310、330 携帯電話
220、311         携帯基地局
300             端末装置

Claims (43)

  1. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況を抽出し、監視対象者の生活行動パターンデータとして、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
    上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された生活行動パターンデータと比較し、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする監視対象者生活監視装置。
  2. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況を抽出し、監視対象者の生活行動パターンデータとして、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
    上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された生活行動パターンデータと比較し、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と、
    該出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段と
    を有することを特徴とする監視対象者生活監視装置。
  3. 上記アラート手段には、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す映像出力装置を含むことを特徴とする請求項2記載の監視対象者生活監視装置。
  4. 上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか1つに記載の監視対象者生活監視装置。
  5. 上記生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1つに記載の監視対象者生活監視装置。
  6. 上記判定手段で検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出手段は、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録を行わないことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1つに記載の監視対象者生活監視装置。
  7. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
    蓄積された上記検出データから、体調パターンデータを抽出し、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
    上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された体調パターンデータと比較し、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする監視対象者生活監視装置。
  8. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データを格納するデータ格納手段と、
    蓄積された上記検出データから、体調パターンデータを抽出し、上記データ格納手段に登録するパターン抽出手段と、
    上記検出手段から送られてくる検出データを、データ格納手段に登録された体調パターンデータと比較し、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その検出結果を出力する出力手段と、
    該出力手段から異常を知らせる検出結果が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段と
    を有することを特徴とする監視対象者生活監視装置。
  9. 上記体調パターンデータには、脈拍数、心拍数、体温の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の監視対象者生活監視装置。
  10. 上記体調パターンデータには、1日の内の体調パターンの変化、季節による体調パターンの変化の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項7〜請求項9いずれか1つに記載の監視対象者生活監視装置。
  11. 上記判定手段で検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出手段は、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録を行わないことを特徴とする請求項7〜請求項10いずれか1つに記載の監視対象者生活監視装置。
  12. 監視対象者の時間毎の位置情報を行動パターンデータとして登録しておく行動パターン格納手段と、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする監視対象者追跡装置。
  13. 監視対象者の時間毎の位置情報を行動パターンデータとして登録しておく行動パターン格納手段と、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報を出力する出力手段と、
    該出力手段から異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報を出力するアラート手段と
    を有することを特徴とする監視対象者追跡装置。
  14. 上記アラート手段には、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する位置情報出力装置を含むことを特徴とする請求項13記載の監視対象者追跡装置。
  15. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
    を実行せしめることを特徴とする監視対象者生活監視方法。
  16. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
    上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
    を実行せしめることを特徴とする監視対象者生活監視方法。
  17. 上記アラート出力ステップでは、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す処理が含まれることを特徴とする請求項16記載の監視対象者生活監視方法。
  18. 上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれることを特徴とする請求項15〜請求項17いずれか1つに記載の監視対象者生活監視方法。
  19. 上記生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることを特徴とする請求項15〜請求項18いずれか1つに記載の監視対象者生活監視方法。
  20. 上記演算手段による判定ステップで、検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴とする請求項15〜請求項19いずれか1つに記載の監視対象者生活監視方法。
  21. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
    を実行せしめることを特徴とする監視対象者生活監視方法。
  22. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから、体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
    上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
    を実行せしめることを特徴とする監視対象者生活監視方法。
  23. 上記体調パターンデータには、脈拍数、心拍数、体温の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項21又は請求項22記載の監視対象者生活監視方法。
  24. 上記体調パターンデータには、1日の内の体調パターンの変化、季節による体調パターンの変化の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項21〜請求項23いずれか1つに記載の監視対象者生活監視方法。
  25. 上記演算手段による判定ステップで、検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴とする請求項21〜請求項24いずれか1つに記載の監視対象者生活監視方法。
  26. 監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
    該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと
    を実行させることを特徴とする監視対象者追跡方法。
  27. 監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
    該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと、
    該異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報が上記演算手段により出力されるアラート出力ステップと
    を実行させることを特徴とする監視対象者追跡方法。
  28. 上記アラート出力ステップで、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する処理が含まれることを特徴とする請求項27記載の監視対象者追跡方法。
  29. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
    を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラム。
  30. 生活使用機器乃至生活使用設備に備えられたその使用状況を検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから監視対象者の上記生活使用機器乃至生活使用設備の使用状況が演算手段によって抽出され、監視対象者の生活行動パターンデータとして上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる検出データが、登録・蓄積された生活行動パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、生活行動パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが生活行動パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
    上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
    を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラム。
  31. 上記アラート出力ステップでは、監視対象者側に設置された撮影手段からの映像データを所定のモニタ画面に映し出す処理が含まれることを特徴とする請求項30記載のコンピュータ・プログラム。
  32. 上記生活行動パターンデータ中には、任意のデータ閾値又は任意のデータ範囲を有するものが含まれることを特徴とする請求項29〜請求項31いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
  33. 上記生活行動パターンデータ中には、時間的要素を有するものが含まれることを特徴とする請求項29〜請求項32いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
  34. 上記演算手段による判定ステップで、検出データが、生活行動パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした生活行動パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴とする請求項29〜請求項33いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
  35. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと
    を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラム。
  36. 監視対象者の体調データを検出する検出手段から送られてくる検出データが、コンピュータのデータ格納手段に格納される検出データ格納ステップと、
    蓄積された上記検出データから、体調パターンデータが演算手段によって抽出され、上記データ格納手段に登録されるパターン抽出ステップと、
    上記検出手段から送られてくる上記検出データが、登録・蓄積された体調パターンデータと上記演算手段により比較され、該検出データが、体調パターンデータに含まれるものであるか否かが判定される判定ステップと、
    上記検出データが体調パターンデータに含まれないと判定され異常検出信号が出力された場合に、該演算手段によりその検出結果が出力される異常出力ステップと、
    上記異常を知らせる検出結果が出力された場合に、該演算手段により外部にアラート情報が出力されるアラート出力ステップと
    を該コンピュータに実行せしめるコンピュータ・プログラム。
  37. 上記体調パターンデータには、脈拍数、心拍数、体温の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項35又は請求項36記載のコンピュータ・プログラム。
  38. 上記体調パターンデータには、1日の内の体調パターンの変化、季節による体調パターンの変化の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項35〜請求項37いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
  39. 上記演算手段による判定ステップで、検出データが、体調パターンデータに含まれないと判定され該演算手段により異常検出信号が出力された場合には、上記パターン抽出ステップでは、その際の検出データを基にした体調パターンデータの登録が上記データ格納手段に対して行われないことを特徴とする請求項35〜請求項38いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
  40. 監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
    該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと
    を該コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
  41. 監視対象者の時間毎の位置情報が行動パターンデータとして、コンピュータのデータ格納手段に登録される行動パターン登録ステップと、
    該監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データとその時の時間データが、上記行動パターンデータに含まれるものであるか否かが演算手段により判定される判定ステップと、
    該判定ステップで、位置情報検出データとその時の時間データが上記行動パターンデータに含まれないと該演算手段により判定され異常検出信号が出力された場合に、その異常を知らせる情報がこの演算手段により出力される異常出力ステップと、
    該異常通知情報が出力された場合に、外部にアラート情報が上記演算手段により出力されるアラート出力ステップと
    を該コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
  42. 上記アラート出力ステップで、監視対象者が所持する位置情報検出手段から送られてくる位置情報検出データを出力する処理が含まれることを特徴とする請求項41記載のコンピュータ・プログラム。
  43. 上記請求項29〜請求項42いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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