JP2004046560A - 独居居住者ライフラインデータ処理システム - Google Patents

独居居住者ライフラインデータ処理システム Download PDF

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Tsutomu Iwatani
岩谷 力
Ryoji Suzuki
鈴木 亮二
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Abstract

【課題】独居居住者の行動を正確に捉え、独居居住者の日常状態を容易に判断できる独居居居住者ライフライン信号処理システムを提供することである。さらに、費用を抑え、複雑な信号処理を回避できる独居居住者ライフライン信号処理システムを提供することである。
【解決手段】本発明は、独居居住者の行動に反応するセンサ1〜6から得られるライフラインデータS1をもとに、独居居住者の日常状態を管理する独居居住者ライフラインデータ処理システムであり、複数のセンサの反応によって得られたライフラインデータS1を収集するデータ収集部7と、データ収集部7によって収集されたデータS2に基づいて、独居居住者の行動を解析するデータ解析部8とを備える。そして、各センサ1〜6は、独居居住者宅1A内の主たる生活場所の所定の位置に、少なくとも1つ設置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、独居居住者の宅内における行動に反応するセンサから出力されるデータにもとづいて、独居居住者の日常状態を解析する独居居住者ライフラインデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の高齢化社会により、老人の健康管理や疾病の早期発見が大きな課題である。特に、家族などの第三者による観察が得られない高齢者などの独居居住者にとっては、上記課題が一層問題となっている。そこで、独居居住者の健康管理を早期に確立すべく、様々なシステムが試みられている。
【0003】
図6は、従来の独居居住者ライフライン信号処理宅内装置の構成を示すブロック図である。図6に示す独居居住者ライフライン信号処理宅内装置は、まず、独居居住者の宅内時無意識動態を検出する各種センサ61から出力されるライフライン信号データをデータ収集部62で収集する。そして、データ解析部63において独居居住者の初期的健康異常が発生したと判断された場合に、所定の連絡先に初期的健康異常の発生を知らせるなどを行っていた。このようにして、従来の独居居住者ライフライン信号処理宅内装置は、独居居住者の健康管理を行っていた(特願平10−124719)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の独居居住者ライフライン信号処理宅内装置においては、センサの種類が多いために費用が嵩んだ。また、各センサを設置する場所が具体的に特定されていないために、センサの種類によっては居住者の行動を正確に捉えることができず、誤ったデータを発生する恐れがあった。さらに、アナログとデジタル両方の信号処理をしなければならないので、信号処理が複雑であった。
【0005】
また、収集したデータを解析することによって行なわれる独居居住者に異常が発生したか否かの判断は、独居居住者の行動にもとづいたデータとの比較によって判断するものではなかったために、必ずしも独居居住者の行動を捉えているとは言えず、その判断に誤りが発生する可能性があった。
【0006】
さらに、解析したデータを表示する手段が確立されていないため、開発者等の技術者によらなければそのデータを判断できず、そのデータをもとに第三者が独居居住者の日常状態を判断することは難しかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、独居居住者の行動を正確に捉え、独居居住者の日常状態を容易に判断できる独居居住者ライフラインデータ処理システムを提供することである。さらに、費用を抑え、複雑な信号処理を回避できる独居居住者ライフラインデータ処理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る独居居住者ライフラインデータ処理システムは、独居居住者の行動に反応する複数のセンサから得られるライフラインデータをもとに、前記独居居住者の日常状態を管理する独居居住者ライフラインデータ処理システムであって、前記複数のセンサの反応によって得られた前記ライフラインデータを収集するデータ収集手段と、前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータに基づいて、前記独居居住者の行動を解析するデータ解析手段とを備え、前記複数のセンサの各々は、独居居住者宅における前記独居居住者の主たる生活場所の所定の位置に、少なくとも1つ設置されているものである。
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、独居居住者の行動に反応する複数のセンサが主たる生活場所の所定の位置に少なくとも1つ備えられており、その複数のセンサによって得られるデータに基づいて、独居居住者の行動を解析するため、誤った判断を防いで、独居居住者の行動を的確に捉えることができ、独居居住者の日常状態を容易にかつ低コストで管理することができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、前記データ解析手段は、前記独居居住者の日常状態に基づいた基礎データを基準に、前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータに基づいて、前記独居居住者の行動を解析するものであるものとする。
【0011】
請求項2の発明によると、独居居住者の行動と照合した独居居住者の日常状態に関する基礎データを基準にするため、誤った判断をより防いで、独居居住者の行動を的確に把握できる。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、前記データ解析手段によって行われた解析の結果を示す解析データに基づいて、前記独居居住者の主たる生活場所ごとに設置された前記複数のセンサの各々の反応回数を、所定の時間ごとのヒストグラムとして表示するデータ表示手段をさらに備えるものとする。
【0013】
請求項3の発明によると、主たる生活場所ごとのセンサの反応回数を所定の時間ごとにヒストグラムとして表示するため、例えば医療従事者以外の第三者であっても、誤った判断を防いで、独居居住者の日常状態を容易に判断することができる。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、前記データ解析手段により行われた解析によって、前記独居居住者の行動が非日常状態にあると判断された場合は、前記データ表示手段は、前記解析データに基づいて、前記非日常状態にあると判断された独居居住者に関わるデータの表示部分に警告を意味する属性情報を加えて表示するものとする。
【0015】
請求項4の発明によると、独居居住者の行動が非日常状態にある場合は、データ表示手段において警告表示がなされるため、独居居住者の非日常状態を容易に認識することができる。
【0016】
また、請求項5の発明は、請求項3に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、前記データ解析手段は、所定の期間ごとに、前記データ表示手段に表示されるヒストグラムの変化と前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータの総収集量の変化とを把握し、前記独居居住者の独居居住者宅内における活動量の変化を解析するものとする。
【0017】
請求項5の発明によると、所定の期間ごとに把握した上記変化をもとに、独居居住者の宅内における活動量の変化を解析するため、独居居住者の日常状態を所定の期間ごとに解析することができる。その結果、例えば炊事行動時のセンサ反応回数の減少などから、ADLの低下を推定することができ、ヘルパー派遣等の介護保険適用の目安とすることができる
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る独居居住者ライフラインデータ処理システムを説明するための図である。
【0020】
まず、図1は大きく分けて、独居居住者宅1Aと管理センター1Bに分けられており、独居居住者宅1Aには後述するセンサ部100とライフラインデータ処理装置200とがある。本発明に係る独居居住者ライフラインデータ処理システムの流れについて概説すると、独居居住者宅1A内のセンサ部100からのデータをライフラインデータ処理装置200で解析し、その解析データを管理センター1Bにおいて表示する。以下、具体的に説明する。
【0021】
まず、独居居住者宅1A内のセンサ部100について説明する。
【0022】
センサ部100は、居間対人センサ1、台所対人センサ2、寝室対人センサ3、浴室対人センサ4、トイレ対人センサ5、及び玄関対人センサ6(以上、「複数のセンサ」に対応する)を備えている。これらの各対人センサ1〜6は、それぞれ、独居居住者の生活パターンを把握するために、主たる生活場所である居間、台所、寝室、浴室、トイレ、玄関に設置されている。また、各対人センサ1〜6は、各生活場所に1個設置する。なお、各対人センサ1〜6の設置位置は、独居居住者の行動を的確に捉えることが最適な位置に設置することが望ましい。また、センサの設置場所として、上記各生活場所に限定されるものではなく、それ以外の場所に設置してもよい。さらに、各生活場所に設置されるセンサの個数は、1個としているがそれ以上の個数を設置しても構わない。
【0023】
また、上記各対人センサ1〜6は、独居居住者の行動に反応し、その反応を示すデジタルデータをライフライン信号データS1としてライフラインデータ処理装置200に出力する。なお、上記各対人センサ1〜6としては、独居居住者の行動を捉えるために最適な赤外線センサまたは超音波センサを用いることが望ましい。
【0024】
次に、ライフラインデータ処理装置200について説明する。
【0025】
ライフラインデータ処理装置200は、データ収集部7(データ収集手段に対応する)と、データ解析部8(データ解析手段に対応する)と、データ電送部10とを有している。
【0026】
データ収集部7は、上記各対人センサ1〜6から出力されるライフライン信号データS1を収集する。そして、データ収集部7は、収集したライフライン信号データS1を収集データS2としてデータ解析部8に出力する。
【0027】
データ解析部8は、基礎データ格納部9を有しており、基礎データ格納部9に格納された基礎データ(後述で詳説する)を基準にし、データ収集部7から得た収集データS2にもとづいて、独居居住者の行動を解析する(具体的な解析内容については後述する)。そして、その解析結果を解析データS3としてデータ電送部10に出力する。なお、ここでは、データ解析部8が基礎データ格納部9を備える構成にしているが、基礎データ格納部9をデータ解析部8の外部に備える構成にし、基礎データ格納部9からデータ解析部8に対して基礎データを出力するようにしても構わない。なお、後述で詳説するデータ表示部12において、ヒストグラム表示などの表示を実現するためには、例えばデータ解析部8が、その表示を実現する一般的な処理を施すことによって可能となることは言うまでもない。
【0028】
ここで、基礎データ格納部9に格納される基礎データについて説明する。
【0029】
図2は、基礎データに関わる生活活動質問表14の一例を示す図である。
【0030】
図2の上段は、独居居住者宅1A内における独居居住者の日常生活に密接に関わる質問事項を示すものである。つまり、独居居住者が独居を続けていくために必要最低限の活動である睡眠(項番1、2、8)、起床(項番3)、就寝(項番1)、炊事(項番4)、食事(項番5)、掃除(項番6)、洗濯(項番7)、入浴(項番10)、及び排泄(項番11)などに関する質問事項である。
【0031】
また、図2の下段は、独居居住者の歩数に関する質問事項を示すものである。つまり、独居居住者に歩数計を装着してもらい、1日の総歩数(項番イ)や外出前後歩数(項番ロ)などに関する質問事項を示すものである。なお、一日の総歩数と外出前後歩数の調査を行うのは、一日の総歩数から外出前後の総歩数から外出前後歩数の差分を求めることで、独居居住者の宅内総歩数を算出するためである。
【0032】
上記図2に示す生活活動質問表14については、本発明に係る独居居住者ライフラインデータ処理システムの導入当初に、本システムを利用する独居居住者にあらかじめ回答して貰う。なお、独居居住者による上記生活活動質問表14に対する回答は、独居居住者の生活パターンを概ね把握することが可能な期間、例えば一週間程度連続して回答して貰う。生活活動質問表14における質問事項は、図に示すものに限定されず、その他の日常生活に関する質問事項を加えることも可能である。
【0033】
そして、上記生活活動質問表14の結果と、各対人センサ1〜6の実際の反応結果とを照らし合わせ、睡眠、起床、就寝、炊事、食事、掃除、洗濯、入浴、排泄などの各活動時の対応するセンサの反応状況を把握する。このセンサの反応状況をもとに、上記データ解析部8における解析の基準として用いる基礎データを決定し、基礎データをデータ解析部8内の基礎データ格納部9に設定しておく。また、基礎データとしては、独居居住者の行動が非日常状態にあるか否かの判断に用いる閾値を示すデータや、独居居住者の日常の生活パターンをヒストグラムで表した場合に得られる平均的なヒストグラムの形状を示すデータなどである。
【0034】
次に、データ解析部8による具体的なデータの解析内容について説明する。
【0035】
まず、データ解析部8は、データ収集部7から得られた収集データS2と上記基礎データとしての所定の回数を示す閾値とを比較することによって、独居居住者に非日常状態が発生したか否かを判断する。また、独居居住者に非日常状態が発生したか否かの判断として、データ解析部8は、データ収集部7から得られた収集データS2をもとに想定されるヒストグラムの形状を解析し、上記基礎データとしての平均的なヒストグラムの形状とを比較し、その平均的な形状から著しく逸脱する場合は、独居居住者が非日常状態である判断する。なお、データ解析部8は、後述するデータ表示部12におけるヒストグラムの形状を監視しておいて、上記平均的な形状から著しく逸脱する場合を判断しても構わない。
【0036】
また、データ解析部8は、トイレと浴室とにおいてそれぞれ設置されているトイレ対人センサ5と浴室対人センサ4とがON反応を示した時刻からOFF反応を示した時刻までの差分を求め、トイレと浴室とのそれぞれにおける滞在時間を計算する。
【0037】
さらに、データ解析部8は、以下の解析を行う。各対人センサ1〜6の1日の総反応回数は室内総歩数と回帰することから、独居居住者の1日の室内における総活動量と考えることができる。したがって、長期に渡って、データ収集部2において、各センサ1〜6の反応回数を示すライフライン信号データS1を蓄積しておく。そして、データ解析部8は、所定の期間ごとに、データ収集部7に蓄積されたライフライン信号データS1を取得し、ヒストグラムの変化と1日のセンサの総反応回数の変化とを把握して、独居居住者の室内活動量の変化を推測する。これにより、例えば炊事行動時のセンサ反応回数の減少などから、ADLの低下を推定することができるため、ヘルパー派遣等の介護保険適用の目安とすることができる。
【0038】
このようにして、データ解析部8において解析された結果は、解析データS3としてデータ電送部10に入力される。
【0039】
データ電送部10は、データ解析部8から入力した解析データS3を所定の時刻と非日常状態が判断された時刻に管理センター1Bに送信する。解析データS3の転送は、例えば、解析データS3を電子データの形式で、所定の時刻に
管理センター1Bに送信する。また、図1では、このデータ電送部10は、ライフラインデータ処理装置200内に独立して備えるようにしているが、データ解析部8が、上記解析データS3を管理センター1Bへ直接送信するようにして、データ電送部10の役割を担う構成も可能である。
【0040】
次に、管理センター1Bについて説明する。
【0041】
管理センター1Bは、解析データS3を受信して出力するPCなどのデータ入出力部11と、ディスプレイなどのデータ表示部12とが備えられている。
【0042】
データ入出力部11は、PCなどであり、独居居住者宅1A内のデータ電送部10から送信された解析データS3を受信し、解析データS3をデータ表示部12に出力する。なおここでは、解析データS3が、データ入出力部11を介して、データ表示部12に出力される構成にしているが、データ解析部8やデータ電送部10からデータ表示部12に直接出力する構成にしても構わない。
【0043】
データ表示部12は、データ入出力部11から得られた解析データS3を所定の表示態様で表示する。
【0044】
ここで、データ表示部12における表示について具体的に説明する。
【0045】
図3は、データ表示部12における日常表示状態の場合を示す図である。
【0046】
図3における表示は、データ表示部12によって複数の独居居住者A〜Fのデータが表示されている。これにより、管理センター1Bにおいて、一画面で指定時刻の複数人の生活活動状況を把握することが可能である。
【0047】
より具体的には、図4を用いて説明する。
【0048】
図4は、データ表示部12におけるある独居居住者Aに関するデータ表示を拡大した図である。
【0049】
なお、これらのデータ表示の拡大は、データ表示部12において特定の独居居住者が指定された場合、または、ある独居居住者に非日常状態が発生した場合に、個人データの拡大が行われる。
【0050】
図4に示すように、データ表示部12は、上記した居間などの各場所ごとに設置された上記各対人センサ1〜6がON反応を示した回数を1時間ごとのヒストグラム18として表示する。
【0051】
データ表示部12は、閾値設定22として、トイレと浴室の滞在時間、及び寝室とトイレのセンサ反応回数を表示する。なお、これらの閾値は、上記の通り、基礎データにもとづいて、データ入出力部11を介して設定される。また、閾値の設定は、トイレ、浴室、寝室以外について設定しても構わない。
【0052】
また、トイレ回数19は、解析データS3をもとにして、トイレ対人センサ5のON反応回数をデータ表示部12に表示する。トイレ滞在時間20と浴室滞在時間21は、上記の通り、データ解析部8において、トイレ対人センサ5と浴室対人センサ4とのそれぞれがON反応を示した時刻とOFF反応を示した時刻から、それぞれの滞在時間が計算されるものであり、解析データS3の入力によってデータ表示部12に表示される。
【0053】
また、データ表示部12は、過去の指定した日時のデータと指定した期間の平均データの表示も可能である。
【0054】
次に、データ解析部8において、上記のように、独居居住者が非日常状態にあると判断された場合のデータ表示部12における表示について説明する。
【0055】
データ表示部12は、非日常状態にあると判断された独居居住者に関するデータに対して、非日常状態を示す属性情報を加えた表示を行う。
【0056】
図5は、データ表示部12における非日常状態を表示した場合の図である。
【0057】
例えば、独居居住者Aが非日常状態にあると判断された場合を考えると、管理センター1Bにおいて、データ表示部12は、図5に示すように、独居居住者Aに関するデータ表示部分をアラーム表示状態16にして表示する。アラーム表示状態16として、例えば、データ表示部分を特定の色の太い実践を用いて囲むことによって、アラーム表示状態16とする。なお、このような表示に限定されないことは言うまでもない。
【0058】
このようにすることで、管理者は視覚を通じて、独居居住者が非日常状態にあることを容易に認識できる。
【0059】
また、独居居住者が非日常状態にあると判断された場合、データ入出力部11は警告音17を発する。また、管理センターに管理者が不在の場合、データ入出力部11は管理者などの携帯電話13に対して、非日常状態であることを示すデータを自動転送したり、警告音17を発するような指示を送信する。さらに、管理者が独居居住者に連絡を取ったり、あらかじめ届け出をしている家族や連絡の必要な者に対して連絡を行う。
【0060】
なお、上記では、データ解析部8による解析結果に応じて、データ表示部12に上記表示が行われ、さらにはデータ入出力部11から警告音17が発する場合を説明したが、管理センター1Bにおける管理者が、表示された閾値やヒストグラムの形状をもとに、独居居住者の非日常状態を判断し、警告音を発生させたりすることも当然可能である。
【0061】
また、データ表示部12において、1日のセンサ総反応回数(図示せず)を表示することで、管理者自らが独居居住者の室内活動量の推定ができ、長期間のデータを確認することにより、ヒストグラムの変化と1日のセンサの総反応回数の変化とから活動量の変化を予測することができる。
【0062】
また、例えば炊事行動時のセンサ反応回数の減少などから、ADLの低下を推定することができ、ヘルパー派遣等の介護保険適用の目安とすることもできる。
【0063】
【発明の効果】
独居居住者の行動に反応する複数のセンサが主たる生活場所の所定の位置に少なくとも1つ備えられており、その複数のセンサによって得られるデータにもとづいて、独居居住者の行動を解析するため、誤った判断を防いで独居居住者の行動を的確に捉えることができ、独居居住者の日常状態を容易にかつ低コストで管理することができる。これにより、高齢社会において増え続ける独居居住者、または社会的背景における単身赴任による独居居住者の日々の生活活動状態を管理センターが家族などの代わりに把握でき、非日常状態を検出した場合には独居居住者本人や家族に連絡を取り、緊急事態に備えることができる。ひいては、健康寿命の延伸に役立つものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る独居居住者ライフラインデータ処理システムを説明するための図である。
【図2】生活活動質問表を示す図である。
【図3】データ表示部における表示を示す図である。
【図4】データ表示部における個人表示を拡大した図である。
【図5】データ表示部におけるアラーム表示を示す図である。
【図6】従来の独居居住者ライフライン信号処理宅内装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1  居間対人センサ
2  台所対人センサ
3  寝室対人センサ
4  浴室対人センサ
5  トイレ対人センサ
6  玄関対人センサ
7  データ収集部(データ収集手段)
8  データ解析部(データ解析手段)
9  基礎データ格納部
10 データ電送部
11 データ入出力部
12 データ表示部(データ表示手段)
13 携帯電話
14 生活活動質問表
16 アラーム表示状態
17 警告音
18 部屋別1時間ごとヒストグラム
19 トイレ回数
20 トイレ滞在時間
21 浴室滞在時間
22 閾値設定
1A 独居居住者宅
1B 管理センター
100 センサ部
200 ライフラインデータ処理装置
S1 ライフライン信号データ(ライフラインデータ)
S2 収集データ
S3 解析データ

Claims (5)

  1. 独居居住者の行動に反応する複数のセンサから得られるライフラインデータをもとに、前記独居居住者の日常状態を管理する独居居住者ライフラインデータ処理システムであって、
    前記複数のセンサの反応によって得られた前記ライフラインデータを収集するデータ収集手段と、
    前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータに基づいて、前記独居居住者の行動を解析するデータ解析手段とを備え、
    前記複数のセンサの各々は、独居居住者宅における前記独居居住者の主たる生活場所の所定の位置に、少なくとも1つ設置されている
    ことを特徴とする独居居住者ライフラインデータ処理システム。
  2. 請求項1に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、
    前記データ解析手段は、前記独居居住者の日常状態に基づいた基礎データを基準に、前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータに基づいて、前記独居居住者の行動を解析するものである
    ことを特徴とする独居居住者ライフラインデータ処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、
    前記データ解析手段によって行われた解析の結果を示す解析データに基づいて、前記独居居住者の主たる生活場所ごとに設置された前記複数のセンサの各々の反応回数を、所定の時間ごとのヒストグラムとして表示するデータ表示手段をさらに備える
    ことを特徴とする独居居住者ライフラインデータ処理システム。
  4. 請求項3に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、
    前記データ解析手段の解析によって、前記独居居住者の行動が非日常状態にあると判断された場合は、
    前記データ表示手段は、前記解析データに基づいて、前記非日常状態にあると判断された独居居住者に関わるデータの表示部分に警告を意味する属性情報を加えて表示する
    ことを特徴とする独居居住者ライフラインデータ処理システム。
  5. 請求項3に記載の独居居住者ライフラインデータ処理システムにおいて、
    前記データ解析手段は、所定の期間ごとに、前記データ表示手段に表示されるヒストグラムの変化と前記データ収集手段によって収集された前記ライフラインデータの総収集量の変化とを把握し、前記独居居住者の独居居住者宅内における活動量の変化を解析する
    ことを特徴とする独居居住者ライフラインデータ処理システム。
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