JPH07148122A - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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Publication number
JPH07148122A
JPH07148122A JP29941593A JP29941593A JPH07148122A JP H07148122 A JPH07148122 A JP H07148122A JP 29941593 A JP29941593 A JP 29941593A JP 29941593 A JP29941593 A JP 29941593A JP H07148122 A JPH07148122 A JP H07148122A
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JP
Japan
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data
home
care
emergency
pedometer
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Application number
JP29941593A
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English (en)
Inventor
Toyohiro Kobayashi
豊博 小林
Mitsuhide Okazaki
光秀 岡崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一人暮らしの老人等の被介護者に携帯された
万歩計(21)から、緊急時に緊急スイッチ(21a)を操作す
ることにより緊急信号が、一定時間毎に計数された歩行
数データがそれぞれ宅内コントローラ(22)に送信され、
宅内コントローラ(22)で、玄関カードキーセンサ(23)の
在宅・外出情報により、在宅時の歩行数データと外出時
の歩行数データが区分され、その区分されたデータ、便
所扉開閉センサ(24)からの扉開閉数データ及び台所人検
知センサ(24)からの台所人検知データが収集され、これ
ら収集されたデータが定期的に介護センタ(30)の中央装
置(31)に送信され、中央装置(31)で、宅内コントローラ
(22)から送信されたデータに応じた上記被介護者に対す
る介護方法が判断される。 【効果】 遠隔地或は同一集合住宅内にある介護センタ
で、被介護者の安否・緊急レベルがそれぞれ個人別に把
握でき、きめの細かいサービスが可能な緊急通報システ
ムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一人暮らしの老人等
の被介護者の動きを監視し、その監視データを介護セン
タ等に通報する緊急通報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開昭62−63398号
公報に示された従来の老人世帯などにおける緊急通報シ
ステムを示す構成図で、図において、(1)は住宅内に設
けられた本体、(2)は加入電話器、(3)は本体(1)内のセ
ンサ監視回路、(4)は計数回路、(5)は警報表示回路、
(6)は送信回路、(7)は自動ダイヤル回路、(8)はダイヤ
ル番号設定回路、(9)は住宅内の窓、玄関等に設置され
た侵入感知器、(10)は台所等に設置されたガス漏れ検知
器、(11)は火災感知器、(12)は水道、ガスの使用時のバ
ルブの開閉を検出する水道・ガス開閉センサ、(13)は便
所・風呂場等の室内の扉に設けられた扉開閉センサ、(1
4)は電灯の点滅スイッチ等に設けられた電灯点滅セン
サ、Tはタイマ回路、Bはブザーである。
【0003】本体(1)には、侵入感知器(9)、ガス漏れ検
知器(10)、及び火災感知器(11)がそれぞれ接続され、こ
れらの信号はセンサ監視回路(3)に入力され、さらに、
水道・ガス開閉センサ(12)、扉開閉センサ(13)、および
電灯点滅センサ(14)が本体(1)内の計数回路(4)に接続さ
れ、この計数回路(4)にはタイマ回路Tが接続されてい
る。
【0004】センサ監視回路(3)に検知器(9)(10)(11)か
ら火災、ガス漏れ等の異常信号が入ると、警報表示回路
(5)により住宅内の被介護者にその異常が報知されると
ともに、送信回路(6)により加入電話器(2)に自動ダイヤ
ルされて外部に通報され、近くに配置されたブザーBが
鳴動する。また、センサ(12)(13)(14)により検出され、
タイマ回路T及び計数回路(4)により計数された所定時
間内の水道・ガスバルブ開閉数、扉開閉数及び電灯点滅
数等が、被介護者の通常の生活様式において検出される
値より著しく低い場合は、これがセンサ監視回路(3)に
より検知されて異常状態として、加入電話器(2)やブザ
ーBにより外部に通報される。
【0005】さらに、特開昭61−44386号公報に
は、便所の使用頻度を管理センターへ送信し、被介護者
の安否を判別するシステムが開示されており、特開平3
−90542号公報では、ページング受信機に万歩計機
能付加し、健康面での情報提供ができるものが開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の緊急通報システ
ムは以上のように構成されており、設備面で高価で電力
量の消費量が大である割合には、被介護者の動きが把握
できず、このシステムにより緊急通報された時には、す
でに手遅れになった状態となり被介護者を救助できない
というおそれが大であった。また、被介護者の外出時の
活動量が不明で本当の意味での被介護者の健康状態の把
握ができていない等の問題点があった。
【0007】さらに、従来のシステムは老人ホーム等の
施設内のシステムと共通性がないため、被介護者が老人
ホーム等に入居した場合、住宅内に設備した緊急通報シ
ステムが無駄なものになってしまい、また、老人ホーム
が満室等で入居できない場合、入居前に老人ホーム内の
緊急通報システムを利用することができないという問題
点もあった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、緊急通報システムの設備を安価
で、より少ない消費電力量にして被介護者側に負担を低
くでき、被介護者の動きや健康状態が把握でき、老人ホ
ーム等の施設内のシステムとの共通化が可能な緊急通報
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る緊急通報システムは、被介護者に携帯され、緊急時の
操作により緊急信号が宅内コントローラに送信される緊
急スイッチと、一定時間毎に歩行数データを宅内コント
ローラに送信する歩行数データ送出手段を有する万歩計
を備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明に係る緊急通報システ
ムは、請求項1記載の発明において、宅内コントローラ
を、万歩計からの歩行数データを在宅時歩行数データと
外出時歩行数データを区分して記憶する歩行数データ記
憶手段と、この区分された歩行数データを介護センタ等
に設置された中央装置に送信する歩行数データ送信手段
を有するものとしたものである。
【0011】請求項3記載の発明に係る緊急通報システ
ムは、宅内コントローラに、被介護者に携帯された万歩
計からの緊急スイッチの操作による緊急信号、この万歩
計からの歩行数データ、玄関に設けられた玄関カードキ
ーセンサからの在宅・外出情報、便所扉に設けられた便
所扉開閉センサからの扉開閉数データ、及び台所で人の
存在を検知する台所人検知センサからの台所人検知デー
タを収集するデータ収集手段と、このデータ収集手段に
より収集されたデータを介護センタ等に設置された中央
装置に送信するデータ送信手段とを備え、上記中央装置
に、上記宅内コントローラから送信されたデータを受信
し、この受信されたデータに応じて上記被介護者に対す
る介護方法を判断する介護判断手段を備えたものであ
る。
【0012】請求項4記載の発明に係る緊急通報システ
ムは、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、宅
内コントローラと遠隔地の介護センタ等に設置された中
央装置との間で、加入電話回線を介してデータの送受が
行なわれるよう構成したものである。
【0013】請求項5記載の発明に係る緊急通報システ
ムは、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、宅
内コントローラと、この宅内コントローラと同一集合住
宅内の介護センタ等に設置された中央装置との間で、有
線または無線でデータの送受が行なわれるよう構成した
ものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、万歩計を携帯
した被介護者が緊急時に緊急スイッチを操作することに
より、緊急信号が宅内コントローラに送信され、万歩計
により一定時間毎に計数された歩行数データが宅内コン
トローラに送信される。
【0015】請求項2記載の発明においては、宅内コン
トローラで、玄関カードキーセンサの在宅・外出情報等
により、在宅時の歩行数データと外出時の歩行数データ
が区分され、その区分されたデータが宅内コントローラ
から介護センタ等に設置された中央装置に送信される。
【0016】請求項3記載の発明においては、宅内コン
トローラで、被介護者に携帯された万歩計からの緊急信
号及び歩行数データ、玄関カードキーセンサからの在宅
・外出情報、便所扉開閉センサからの扉開閉数データ及
び台所人検知データが収集され、これら収集されたデー
タが中央装置に送信され、中央装置で、宅内コントロー
ラから送信されたデータに応じた上記被介護者に対する
介護方法が判断される。
【0017】請求項4記載の発明においては、宅内コン
トローラから被介護者に関する監視データが、加入電話
回線を介して遠隔地の介護センタ等に設置された中央装
置に送信される。
【0018】請求項5記載の発明においては、宅内コン
トローラから被介護者に関する監視データが、有線また
は無線で同一集合住宅内の介護センタ等に設置された中
央装置に送信される。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1〜図5に基
づいて説明する。図1はこの実施例の構成図、図2はこ
の実施例における万歩計のハードウエア構成を示すブロ
ック線図、図3はその万歩計の斜視図、図4はその万歩
計の動作を示すフローチャート、図5はこの実施例の動
作を示すフローチャートである。
【0020】図1において、(20)は個人住宅、(21)は一
人暮らしの老人等の被介護者に携帯される万歩計、(22)
は個人住宅(20)内に設置された宅内コントローラ、(23)
は個人住宅(20)の玄関に設けられ、被介護者の出入り時
のカード挿入を検知して被介護者が屋内か屋外かを示す
在宅・外出情報を宅内コントローラ(22)に送出する玄関
カードキーセンサ、(24)は個人住宅(20)の便所扉に設け
られそれの開閉を検知する便所扉開閉センサ、(25)は個
人住宅(20)の台所に設けられ、そこに人がいることを検
知する台所人検知センサ、(26)は電話器、(27)は電話器
(26)からの音声信号及び宅内コントローラ(22)からのデ
ータ信号を加入電話回線(28)に送出するノンリンギング
モデム、(30)は介護センタ、(31)は介護センタに設けら
れた中央装置である。
【0021】(21a)は万歩計(21)に設けられた緊急スイ
ッチ、(21b)はこの緊急スイッチ(21a)の操作により緊急
信号を万歩計(21)から送出する緊急信号送出手段、(21
c)は万歩計(21)に設けられ、これを携帯した被介護者の
歩行数を検知する歩行数検知手段、(21d)は一定時間毎
に信号を出力するタイマー、(21e)は歩行数検知手段(21
c)により検知された歩行数を積算し、タイマー(21d)か
らの一定時間毎にその歩行数データを送出する歩行数デ
ータ送出手段である。
【0022】(22a)は万歩計(21)から送出された緊急信
号及び歩行数データを受信する緊急信号・歩行数データ
受信手段、(22b)は受信手段(22a)によって受信された歩
行数データを、玄関カードキーセンサ(24)からの在宅・
外出情報に応じ在宅時と外出時のデータに区分する在宅
・外出区分手段、(22c)は在宅・外出区分手段(22b)から
の在宅歩行数データ(22d)と外出歩行数データ(22e)とを
区分して記憶する歩行数データ記憶手段、(22f)は、受
信手段(22a)によって受信された緊急信号、歩行数デー
タ、玄関カードキーセンサ(24)からの在宅・外出情報、
便所扉開閉センサ(24)からの扉開閉数データ、台所人検
知センサ(25)からの台所人検知データを収集するデータ
収集手段、(22g)はこのデータ収集手段(22f)により収集
された緊急信号を即座に、他のデータを定期的、例えば
12時間毎に中央装置(31)に送信するデータ送信手段で
ある。(31a)は宅内コントローラ(22)から送信されたデ
ータに応じて被介護者に対する介護方法を判断する介護
判断手段である。
【0023】図2、図3において、(21A)はマイクロコ
ンピュータ(以下マイコンという)、(21B)は歩行検知
回路、(21C)は送信回路、(21D)は受信回路、(21E)(21F)
は、マイコン(21A)によって制御され、常時オフで所要
時のみオンとなり、送信回路(21C)及び受信回路(21D)に
電源を切換え供給する送受切換スイッチ、(21G)は応答
信号受信時に点灯するLED表示素子、(21H)はアンテ
ナ兼用携帯バンドである。マイコン(21A)と送信回路(21
C)とで緊急信号送出手段(21b)及び歩行数データ送出手
段(21e)を、マイコン(21A)と歩行検知回路(21B)とで歩
行数検知手段(21c)をそれぞれ構成している。
【0024】次に、図4により万歩計(21)の動作を説明
する。まず、ステップ(41)で、被介護者の歩行数が万歩
計(21)の歩行検知回路(21B)及びマイコン(21A)によって
計数積算され、ステップ(42)で、一定時間、例えば1時
間の経過を待ち、一定時間経過後ステップ(43)に進み、
送受切換スイッチ(21E)がオンとされることより送信回
路(21C)がオンとなり、マイコン(21A)からの歩行数デー
タの送信許可依頼の信号が宅内コントローラ(22)に発信
され、ステップ(44)で送受切換スイッチ(21E)及び(21F)
が切換えられて送信回路(21C)がオフ、受信回路(21D)が
オンとなる。
【0025】次にステップ(45)で、宅内コントローラ(2
2)からの送信許可の受信の有無がチェックされ、被介護
者の外出時等で万歩計(21)と宅内コントローラ(22)との
間の信号の送受ができず、送信許可受信無であればステ
ップ(41)に戻り歩行数データの積算が続けられる。ステ
ップ(45)で送信許可が受信されれば、ステップ(46)で送
信回路(21C)がオン、受信回路(21D)がオフとなり、ステ
ップ(47)で、マイコン(21A)から送信回路(21C)を介して
宅内コントローラ(22)に歩行数データが送信され、ステ
ップ(48)で送信回路(21C)、受信回路(21D)共にオフとな
り、ステップ(49)で歩行数データがリセットされてステ
ップ(41)に戻り、次の一定時間の間の歩行数データの積
算が開始される。このように送信回路(21C)、受信回路
(21D)を一定時間毎の短時間のみ付勢して電源消費を最
小にしている。
【0026】次に図5によりこの実施例の緊急通報シス
テムの動作を説明する。まずステップ(51)で、宅内コン
トローラ(22)において、万歩計(21)からの緊急スイッチ
(21a)の操作による緊急信号の受信がチェックされる。
緊急信号受信有の場合は、この緊急信号が即座にノンリ
ンギングモデム(27)及び加入電話回線(28)を介して介護
センタ(30)の中央装置(31)に送信され、中央装置(31)の
介護判断手段(31a)により緊急事態と判断され、ステッ
プ(63)で介護センタ(30)からの出動あるいは救急車出動
の処置が行なわれる。
【0027】ステップ(51)で緊急信号の受信が無ければ
ステップ(52)で玄関カードキーセンサ(24)からの信号を
入力し、ステップ(53)でその入力信号により被介護者が
在宅か外出中であるかがチェックされ、外出中であれば
ステップ(55)で、万歩計(21)からの歩行数データが外出
時の歩行数データとして区分し積算されて記憶され、ス
テップ(52)に戻る。在宅時の場合はステップ(54)に移
り、外出中に宅内コントローラ(22)で受信されずに万歩
計(21)で積算された歩行数データが、帰宅時の1回目の
定期通信時に外出歩行数データとして、在宅時に一定時
間毎に万歩計(21)から送信される歩行数データが在宅歩
行数データとして受信され、それぞれ区分されて記憶さ
れる。
【0028】次にステップ(56)で台所人検知センサ(25)
が一定期間内に反応したかが、宅内コントローラ(22)か
ら介護センタ(30)の中央装置(31)へ定期的(例えば12
時間毎)に送信される台所人検知データにより中央装置
(31)でチェックされ、一定期間(例えば12時間)内に
反応がなければ、介護判断手段(31a)により安否レベル
1と判断され、ステップ(64)で介護センタ(30)から電話
による確認が行われ、応答がなければ介護センタ(30)か
らの出動が行なわれる。
【0029】ステップ(56)で反応があれば、ステップ(5
7)で定期的に宅内コントローラ(22)から中央装置(31)に
送出されたデータから便所扉開閉センサ(24)からの扉開
閉数が検知され、ステップ(58)で一定期間(例えば12
時間)内に便所扉が開閉されたかがチェックされ、一定
期間内に便所扉が開閉されなければ、介護判断手段(31
a)により安否レベル1と判断されステップ(64)で上述と
同様の処置が行なわれる。
【0030】ステップ(58)で一定期間内の便所扉の開閉
が検知されると、ステップ(59)で一定期間内の便所扉の
開閉数が管理値(例えば12時間内に5回)以内かどう
かがチェックされる。一定期間内の便所扉の開閉数が管
理値以内でない場合は、介護判断手段(31a)により安否
レベル2と判断され、ステップ(65)で、介護センタ(30)
から電話により被介護者と健康の確認及び相談が行わ
れ、場合によっては病院行きがすすめられる。
【0031】次にステップ(60)で定期的に宅内コントロ
ーラ(22)から中央装置(31)に送出された歩行数データか
ら在宅時歩行数が管理値以上か、例えば1日で200歩
以上かどうかがチェックされる。管理値以上でなければ
被介護者が寝こんだものとして介護判断手段(31a)によ
り安否レベル2と判断され、ステップ(65)で上述と同様
の処置が行なわれる。
【0032】ステップ(60)で在宅時歩行数が管理値以上
であれば、ステップ(61)で宅内コントローラ(22)から中
央装置(31)に送出された在宅時歩行数データ及び外出時
歩行数データが蓄積し出力され、ステップ(62)での外出
時歩行数のチェック後、外出時歩行数が管理値、例えば
1万歩以下であれば安否レベル3と判断され、出力され
た歩行数データが健康情報として被介護者に送られ、外
出時歩行数が管理値例えば1万歩以上であれば安否レベ
ル4と判断され、外出時歩行数が1万歩以上であるとの
メッセージとともに健康増進関連情報、例えばゲートボ
ール同好会への案内等が被介護者に送られる。
【0033】また、外出時歩行数が0の値に近い歩行数
データが定期連絡で宅内コントローラ(22)から送られて
きたら、被介護者が万歩計(21)を携帯していないと判断
し、被介護者に万歩計(21)を身に付けるよう連絡する
か、この安否レベル判断から除外するようにすることも
できる。
【0034】なお、上記実施例では玄関カードキーセン
サ(24)からの信号により在宅時のデータと外出時のデー
タとを区分したが、外出時には万歩計(21)と宅内コント
ローラ(22)との間の通信が行なわれないとして、万歩計
(21)から所定時間、例えば1時間以上データが送信され
ない時、その後最初に宅内コントローラ(22)に受信され
た歩行数データを外出時データとして、在宅時データと
外出時データを区分することもできる。こうすることに
より高価な玄関カードキーセンサ(24)を省くことができ
る。
【0035】実施例2.図6はこの発明の実施例2を示
す構成図で、図において、(70)は老人ホーム等の集合住
宅、(71)(72)は各被介護者の部屋、(73)は介護センタの
部屋、(74)は各被介護者の部屋の宅内コントローラ(22)
と介護センタの中央装置(31)との間を接続する信号線
路、(75)は介護センタで、上記安否レベルの表示や、各
種データの作成、処理を行なうパソコン、(76)はデータ
信号と電話器(77)からの音声信号とを加入電話回線(28)
に切換え接続するモデムである。他の部分は上記実施例
1と同様である。
【0036】実施例1では被介護者住宅と介護センタと
が遠く離れて位置し、それらの宅内コントローラ(22)と
中央装置(31)との間で加入電話回線(28)を介してデータ
の送受を行なうようにしたが、この実施例では宅内コン
トローラ(22)と中央装置(31)が老人ホーム等の同一の集
合住宅に設置されており、それらの間のデータの送受は
屋内に配線された信号線路(74)を介して行なうようにし
たものである。
【0037】なお、この実施例では宅内コントローラ(2
2)と中央装置(31)とを有線である信号線路(74)で接続し
ているが、これらに無線送受信回路を設けて無線でデー
タの送受を行なうようにしてもよい。さらに、実施例1
と実施例2とを組合わせて使用し、老人ホーム入居前或
は退去後の被介護者をも老人ホーム内の介護センタによ
り遠隔介護を行なうことができる。そのため老人ホーム
入居前の設備が老人ホーム入居後でも退去後でもそのま
ま使用でき経済的である。
【0038】また、上記実施例では万歩計(21)からの歩
行数データにより遠隔介護を行ってきたが、これに他の
健康情報、例えば血圧データ、心電図データ等を加えて
送受し、更により完全な遠隔介護を行なうことも可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、緊急時の
操作により緊急信号が宅内コントローラに送信される緊
急スイッチと、一定時間毎に歩行数データを宅内コント
ローラに送信する歩行数データ送出手段を有する万歩計
を、被介護者に携帯させるようにしたので、被介護者の
健康状態の把握が容易な緊急通報システムが得られる効
果がある。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、宅内コントローラを、万歩計からの
歩行数データを在宅時歩行数データと外出時歩行数デー
タを区分して記憶する歩行数データ記憶手段と、この区
分された歩行数データを介護センタ等に設置された中央
装置に送信する歩行数データ送信手段を有するものとし
たので、在宅時と外出時の歩行数とを区分けすることに
より、より高い健康度をも把握できる緊急通報システム
が得られる効果がある。
【0041】請求項3記載の発明によれば、宅内コント
ローラに、被介護者に携帯された万歩計からの緊急スイ
ッチの操作による緊急信号、この万歩計からの歩行数デ
ータ、玄関に設けられた玄関カードキーセンサからの在
宅・外出情報、便所扉に設けられた便所扉開閉センサか
らの扉開閉数データ、及び台所で人の存在を検知する台
所人検知センサからの台所人検知データを収集するデー
タ収集手段と、このデータ収集手段により収集されたデ
ータを介護センタ等に設置された中央装置に送信するデ
ータ送信手段とを備え、上記中央装置に、上記宅内コン
トローラから送信されたデータを受信し、この受信され
たデータに応じて上記被介護者に対する介護方法を判断
する介護判断手段を備えたので、介護センタで被介護者
の安否・緊急レベルがそれぞれ個人別に把握できるた
め、さらにきめの細かいサービスが可能な緊急通報シス
テムが得られる効果がある。
【0042】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明において、宅内コントローラと
遠隔地の介護センタ等に設置された中央装置との間で、
加入電話回線を介してデータの送受が行なわれるよう構
成し、請求項5記載の発明によれば、宅内コントローラ
と、この宅内コントローラと同一集合住宅内の介護セン
タ等に設置された中央装置との間で、有線または無線で
データの送受が行なわれるよう構成したので、介護セン
タより遠く離れた住宅に居住の被介護者にも、介護セン
タと同一集合住宅内の被介護者と同様のサービスが受け
られるとともに、老人ホーム等の介護センタを備えた集
合住宅に入居前に使用したこのシステムの設備が入居後
も退去後も使用でき非常に経済的である緊急通報システ
ムが得られる効果がある。
【0043】さらに、老人ホーム等の介護センタを備え
た集合住宅に入居前、入居中或は退去後も引続き個人デ
ータを継続し、同一基準での介護を続けて受けるように
することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図。
【図2】この実施例における万歩計のハードウエア構成
を示すブロック線図。
【図3】この実施例における万歩計の斜視図。
【図4】この実施例における万歩計の動作を示すフロー
チャート。
【図5】この実施例の動作を示すフローチャート。
【図6】この発明の他の実施例を示す構成図。
【図7】従来の緊急通報システムを示す構成図。
【符号の説明】
20 個人住宅 21 万歩計 21a 緊急スイッチ 21b 緊急信号送出手段 21e 歩行数データ送出手段 22 宅内コントローラ 22c 歩行数データ記憶手段 22f データ収集手段 22g データ送信手段(歩行数データ送信手段) 23 玄関カードキーセンサ 24 便所扉開閉センサ 25 台所人検知センサ 28 加入電話回線 30 介護センタ 31 中央装置 31a 介護判断手段 70 集会住宅 74 信号線路(有線)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅内に設置され、被介護者の動きを監
    視しその監視データを発信する宅内コントローラを備え
    た緊急通報システムにおいて、上記被介護者に携帯さ
    れ、緊急時の操作により緊急信号が上記宅内コントロー
    ラに送信される緊急スイッチと、一定時間毎に歩行数デ
    ータを上記宅内コントローラに送信する歩行数データ送
    出手段を有する万歩計を備えたことを特徴とする緊急通
    報システム。
  2. 【請求項2】 宅内コントローラは、万歩計からの歩行
    数データを在宅時歩行数データと外出時歩行数データを
    区分して記憶する歩行数データ記憶手段と、この区分さ
    れた歩行数データを介護センタ等に設置された中央装置
    に送信する歩行数データ送信手段を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 住宅内に設置され、被介護者の動きを監
    視しその監視データを介護センタ等に設置された中央装
    置に送信する宅内コントローラを備えた緊急通報システ
    ムにおいて、上記宅内コントローラに、上記被介護者に
    携帯された万歩計からの緊急スイッチの操作による緊急
    信号、この万歩計からの歩行数データ、玄関に設けられ
    た玄関カードキーセンサからの在宅・外出情報、便所扉
    に設けられた便所扉開閉センサからの扉開閉数データ、
    及び台所で人の存在を検知する台所人検知センサからの
    台所人検知データを収集するデータ収集手段と、このデ
    ータ収集手段により収集されたデータを上記中央装置に
    送信するデータ送信手段とを備え、上記中央装置に、上
    記宅内コントローラから送信されたデータを受信し、こ
    の受信されたデータに応じて上記被介護者に対する介護
    方法を判断する介護判断手段を備えたことを特徴とする
    緊急通報システム。
  4. 【請求項4】 宅内コントローラと遠隔地の介護センタ
    等に設置された中央装置との間で、加入電話回線を介し
    てデータの送受が行なわれるよう構成したことを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載の緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 宅内コントローラと、この宅内コントロ
    ーラと同一集合住宅内の介護センタ等に設置された中央
    装置との間で、有線または無線でデータの送受が行なわ
    れるよう構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の緊急通報システム。
JP29941593A 1993-11-30 1993-11-30 緊急通報システム Pending JPH07148122A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061676A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Mega Chips Corp 通信システム
US8593285B2 (en) 2007-07-31 2013-11-26 Fujitsu Limited Safety-determination information generating apparatus and safety confirmation system
JP2014155141A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Pioneer Electronic Corp 通信装置システム、カウント方法及びコンピュータプログラム
JP2016168067A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 日本光電工業株式会社 管理装置、遠隔健康管理システム、及びプログラム

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