JP2816606B2 - 火災感知ユニット及びこれを用いた火災警報システム - Google Patents

火災感知ユニット及びこれを用いた火災警報システム

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JP2816606B2 JP3084740A JP8474091A JP2816606B2 JP 2816606 B2 JP2816606 B2 JP 2816606B2 JP 3084740 A JP3084740 A JP 3084740A JP 8474091 A JP8474091 A JP 8474091A JP 2816606 B2 JP2816606 B2 JP 2816606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災等の異常発生を検
知する火災感知ユニット及びこれを用いた火災警報シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、中央監視制御装置(火災受信
機)より各監視警戒地区毎に地区線路をを延ばし、各地
区線路毎に少なくとも1つの火災感知器を並列に接続し
た所謂P型の火災警報装置が知られている。この種の火
災警報装置を備えた従来の火災警報システムでは、各地
区線路ごとに地区ベルを設け、例えばある1つの地区の
火災感知器が異常を検出し中央監視制御装置に通知した
ときに、中央監視制御装置は、この地区の地区ベルを鳴
動させるようにしている。
【0003】また、従来の火災警報システムにおいて、
上記火災警報装置の他に、非常放送装置が備わっている
場合には、非常放送装置により各地区に対して、非常放
送を行なうことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の火災警報システムでは、ある1つの地区の火災
感知器が異常を検出し、中央監視制御装置に通知するこ
とにより、この地区の地区ベルが鳴動したときに、この
鳴動を聞いた者は、この地区に設けられたいずれかの火
災感知器のところで異常が生じこの地区のいずれかの場
所で異常が生じたことを認知することはできるが、どの
火災感知器のところで,すなわちこの地区のどの場所で
異常が発生したかを明確に知ることができないという欠
点があった。またこの場合、他の地区についてはこれに
連動させてその地区ベルを鳴動させないようにすると、
他の地区にいる者は、何らかの異常が発生したことを知
ることができず、また他の地区の地区ベルをも連動させ
て鳴動させるようにすると、他の地区にいる者は、その
地区で異常が発生したと誤解し、混乱を招くなどの欠点
があった。
【0005】なお、他の地区にいる者は、火災警報シス
テムに非常放送装置が備わっている場合には、非常放送
によって異常発生の詳細を理解することはできるが、従
来の火災警報システムにおいて非常放送装置をさらに設
ける場合、非常放送を各地区に送出するための線路と、
火災警報用の地区線路とを完全に別系統のものにしてお
り、線路が多くなるので、システム構成が非常に複雑に
なるという欠点があった。
【0006】本発明は、ある地区のある場所で異常が発
生したような場合に所定の場所,地区に応じたきめ細か
な警報制御をシステム構成を複雑にさせずに行なうこと
の可能な火災感知ユニット及びこれを用いた火災警報シ
ステムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の火災感知ユニットは、火災感知器と、該火災
感知器に接続された音響部とを有し、前記火災感知器が
異常発生を検出し動作状態となるときに線路の電圧を変
化させるよう構成されており、前記音響部は、線路の電
圧変化を検出したときに、該電圧変化が自己の火災感知
ユニットの火災感知器の動作に基づくものか、前記線路
にさらに他の火災感知ユニットが接続されている場合に
他の火災感知ユニットの火災感知器の動作に基づくもの
かを判別するために、自己の火災感知器が動作状態にあ
るか否かを判断し、自己の火災感知器が動作状態にある
ときには、第1の種類の音響を出力し、他の火災感知ユ
トの火災感知器の動作に基づくものであるときに
は、第2の種類の音響を出力するようになっており、さ
らに、該火災感知ユニットは、該火災感知ユニットが接
続されている線路の電圧として、前記中央監視制御装置
から指示があったこと を表わす電圧変化を検出したとき
には、該火災感知ユニットの音響部は、さらに、前記第
1および第2の種類の音響とは異なる種類の音響を出力
し、および/または、該火災感知ユニットが接続されて
いる線路に送出された前記中央監視制御装置からの非常
放送用の音声信号を受信したときには、該火災感知ユニ
ットの音響部は、非常放送の音響を出力するようになっ
いることを特徴としている。
【0008】
【0009】また、本発明の火災警報システムは、中央
監視制御装置から各地区ごとに延びた地区線路に火災感
知ユニットが少なくとも1つ接続されており、該火災感
知ユニットは、該火災感知ユニットが接続されている地
区線路の電圧変化を検出し、該電圧変化に応じた所定の
音響を出力するようになっており、この際、該火災感知
ユニットが接続されている地区線路の電圧変化が、該地
区線路に接続されているいずれかの火災感知ユニットの
動作によるものであるか、あるいは、中央監視制御装置
からの指示によるものであるかを判別し、該判別結果に
応じて、それぞれ異なる種類の音響を出力することを特
徴としている。
【0010】また、本発明の火災警報システムは、音声
信号を出力する非常放送装置が中央監視制御装置に内蔵
されており、該非常放送装置からの音声信号は、前記地
区線路を介して火災感知ユニットの音響部に入力するよ
うになっていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記のような構成の火災感知ユニットでは、火
災感知器が動作すると線路電圧を変化させる。火災感知
器に接続されている音響部は、線路の電圧変化を検出し
たときに、自己の火災感知器が動作状態にあるか否かに
応じて異なった種類の音響を出力する。例えば、自己の
火災感知器が動作して線路電圧が変化したときにはレベ
ルV1の種類の音響を出力し、同じ線路に並列的に接続
されている他の火災感知ユニットの火災感知器が動作し
て線路電圧が変化したときにはレベルV2の種類の音響
を出力する。
【0012】また、線路電圧が例えば中央監視制御装置
によって変更された場合に、火災感知ユニットの音響部
は、この電圧変更を検出して、例えばレベルV3の種類
の音響を出力し、または、線路に例えば中央監視制御装
置から非常放送用の音声信号が送出されたときにこれを
受信して非常放送の音響を出力する。
【0013】中央監視制御装置から各地区ごとに延びた
地区線路に上記のような火災感知ユニットが少なくとも
1つ接続されている火災警報システムでは、同一の地区
線路に複数の火災感知ユニットが接続されているとき、
そのうちの1つの火災感知ユニットの火災感知器が動作
すると、この火災感知ユニットからは、例えばレベルV
1の種類の音響が出力され、同一の地区線路に接続され
た他の火災感知ユニットからは、例えばレベルV2の種
類の音響が出力される。または、この地区線路の電圧が
変更されると、この地区線路に接続されている火災感知
ユニットからは、例えばレベルV3の種類の音響が出力
されたり、あるいはこの地区線路を介し送られた非常放
送用の音声信号を受信して非常放送の音響が出力され
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る火災警報システムの一実施
例の構成図である。図1を参照すると、本実施例の火災
警報システムは、巾央監視制御装置1から各監視警戒地
区A1乃至An毎に地区線路M1乃至Mnが延びてお
り、各地区線路M1乃至Mnにはそれぞれ少なくとも1
つの火災感知ユニットが並列に接続されている。すなわ
ち、例えば、地区線路M1には、複数の火災感知ユニッ
トS1乃至Siが並列に接続され、地区線路Mnには、
複数の火災感知ユニットT1乃至Tjが並列に接続され
ている。換言すれば、この火災警報システムが例えばn
階からなるビルディングに設置され、監視警戒地区A1
がこのビルディングの1階全体であり、また監視警戒地
区Anがこのビルディングのn階全体であるとすると、
地区線路M1に接続されている各火災感知ユニットS1
乃至Siは、監視警戒地区A1,すなわち1階の所定の
場所にそれぞれ配置され、また、地区線路Mnに接続さ
れている各火災感知ユニットT1乃至Tjは、監視警戒
地区An,すなわちn階の所定の場所にそれぞれ配置さ
れるようになっている。
【0015】また、各地区線路M1乃至Mnは、それぞ
れ一対の線路により構成されている。例えば、地区線路
M1は、一対の線路(L1,C0)により構成され、地
区線路Mnは、一対の線路(Ln,C0)によって構成
されている。なお、線路C0は接地電位“0”に保持さ
れる一方、線路L1乃至Lnには“0”ではない所定の
電圧が加わるようになっている。
【0016】図2は、各火災感知ユニットS1乃至S
i,T1乃至Tjの構成例を示す図であり、本実施例で
は説明を簡単にするため、各火災感知ユニットが全て同
じ構成のものであるとする。図2を参照すると、火災感
知ユニット,例えばT1は、火災感知器2と、火災感知
器2に接続された音響部3とを有している。
【0017】火災感知器2は、火災等の異常,例えば煙
や熱などを検出する火災検出部4と、火災検出部4にお
いて異常が検出されたときに、導通状態となるサイリス
タ5と、ダイオード6,7とから構成されている。ま
た、音響部3は、所定レベルの電圧検知信号を出力する
電圧検出処理回路8と、電圧検出処理回路8からの電圧
検知信号のレベルに応じた音響信号を発生する音響出力
部9と、音響出力部9から出力された音響信号を増幅す
る増幅部10と、増幅部10で増幅された音響信号を実
際の音に変換して出力するスピーカ11と、電源12
と、AC信号に対し高インピーダンスであるがDC信号
に対しては低インピーダンスのインピーダンス素子13
と、線路Ln上のAC信号のみを増幅部10に与える容
量素子(コンデンサ)14とから構成されている。
【0018】また、音響部3の端子B1,B2は線路L
n,C0にそれぞれ接続され、火災感知器2の端子B3
は線路C0に接続されている。また、音響部3の端子B
4,B5を火災感知器の端子B6,B7にそれぞれ接続
することにより、音響部3は火災感知器2に接続されて
いる。すなわち、音響部3のインピーダンス素子13は
端子B5,B7を介し、火災感知器2のダイオード6に
接続され、電圧検出処理回路8は、端子B4,B6を介
し火災感知器2のダイオード7に接続されており、この
火災感知ユニットT1の火災感知器2が異常を検出して
サイリスタ5が導通状態になり火災感知器2が動作する
と、線路Lnからインピーダンス素子13,ダイオード
6,サイリスタ5を介し、線路C0に向けて電流が流
れ、このときには線路Lnの電圧が低下するようになっ
ている。
【0019】音響部3の電圧検出処理回路8は、これに
直接接続されている火災感知器2が動作状態にあるか否
かを端子B4の電圧により検出し、また、線路Lnの電
圧が変化したか否かを端子B1の電圧により検出するよ
うになっている。
【0020】これにより、本実施例では、電圧検出処理
回路8は、線路Lnの電圧が所定値以下に低下し、その
ときにこれに直接接続されている火災感知器2が動作状
態にあるときには、自己の火災感知ユニットT1のとこ
ろで異常が発生したことを表わすレベルV1の電圧検出
信号を出力するようになっている。また、電圧検出処理
回路8は、線路Lnの電圧が所定値以下に低下し、その
ときに、これに直接接続されている火災感知器2が動作
状態にないときには、線路Lnの電圧変化は同一の線路
Lnに接続されている他の火災感知ユニット,例えばT
j等が動作したことによるものであると判断し、同じ地
区の他の火災感知ユニットのところで異常が発生したこ
とを表わすレベルV2の電圧検出信号を出力するように
なっている。また、電圧検出処理回路8は、線路Lnの
電圧が予め定められた所定値に変化したときには、中央
監視制御装置1による電圧変更であると判断し、このと
きには、中央監視制御装置1から指示があったことを表
わすレベルV3の電圧検出信号を出力するようになって
いる。
【0021】図3は中央監視制御装置1の構成例を示す
図である。図3を参照すると、この中央監視制御装置1
には、電源装置20と、各地区線路M1乃至Mnにそれ
ぞれ対応して設けられ、各地区線路を流れる電流の検出
制御や各地区線路の電圧制御を行なう電流電圧制御ユニ
ットCT1乃至CTnと、火災警報に関する信号の処理
制御等を行なう信号処理部21と、信号処理部21に対
し操作指示等を行なう操作入力部22と、警報表示等が
なされる警報表示部23とが設けられ、さらに図3の例
では、中央監視制御装置1内に非常放送装置24と、非
常放送用のマイク25とが内蔵されている。
【0022】電源装置20は、電圧E1,E2等の電圧
を出力するようになっており、この場合に、各線路L1
乃至Lnには、通常、電圧E1が加わり、線路C0は接
地電位“0”に保持されている。また各電流電圧制御ユ
ニットCT1乃至CTnは、同じ構成のものとなってお
り、例えば電流電圧制御ユニットCT1は、線路L1に
電圧E1を加えているときに線路L1に流れる電流を検
出する電流検出回路30と、電源装置20からの電圧E
2を信号処理部21からの信号SWに応じて線路L1に
加えるスイッチ回路31と、非常放送装置24からの非
常放送用の音声信号を線路L1に送出するための信号送
出部32とを有している。
【0023】次にこのような構成の火災警報システムの
動作について説明する。中央監視制御装置1は、通常、
各線路L1乃至Lnに対応して設けられたスイッチ回路
31を開にし、各線路L1乃至Lnに電源装置20から
の電圧E1(例えば24V)を加えている。
【0024】このような状態のときに、例えば、地区A
nの火災感知ユニットT1の火災感知器2が火災等の異
常を検知し、動作したとする。火災感知ユニットT1の
火災感知器2が動作すると、この火災感知ユニットT1
が接続されている地区線路Mnにおいて、線路Lnから
線路C0に火災感知ユニットT1を介し電流が流れる。
火災感知ユニットT1が動作して線路Ln,C0間に電
流が流れると、線路L1の電圧E1は24Vから低下
し、例えば6V以下になる。
【0025】これにより、火災感知ユニットT1の電圧
検出処理回路8は、線路Lnの電圧が6V以下になった
ことを検知し、なおかつ、自己の火災感知器2が動作し
ていることを検知して、レベルV1の電圧検出信号を火
災感知ユニットT1の音響出力部9に与える。また、こ
の地区Anの他の火災感知ユニット,例えばTjの電圧
検出処理回路8は、線路Lnの電圧が6V以下になった
ことを検知するが、自己の火災感知器2は動作していな
いことを検知し、レベルV2の電圧検出信号を火災感知
ユニットTjの音響出力部9に与える。
【0026】この結果、地区Anにおいて、火災等の異
常を実際に検出した火災感知ユニットT1では、レベル
V1の電圧検出信号に対応した種類の音響が音響出力部
9,増幅部10を介しスピーカ11から出力される。ま
た、地区Anにおいて、火災等の異常を検出しなかった
火災感知ユニット,例えばTjにおいても、レベルV2
の電圧検出信号に対応した音響(火災感知ユニットT1
から出力される音響とは異なる種類の音響)が音響出力
部9,増幅部10を介しスピーカ11から出力される。
【0027】これによって、地区An内で火災感知ユニ
ットT1の近くにいる者は、レベルV1に対応した音響
を聞くことにより自分のすぐ近くで火災等の異常が発生
したことを知ることができる。また、地区An内におい
て、火災感知ユニットT1の近くにいない者も、この地
区Anの全ての火災感知ユニットから音響が出力される
ので、そのいずれかを聞くことによりこの地区内で火災
等の異常が発生したことを知ることができる一方で、レ
ベルV1ではなくレベルV2に対応した音響を聞くこと
により、自分のすぐ近くでの異常発生ではないことを知
ることができる。すなわち、本実施例によれば、同じ地
区内ではレベルV1,V2に対応した2種類の音響を出
力させることで、同じ地区内のどの場所で異常が発生し
たかを知らせることができる。
【0028】また、火災感知ユニットT1の火災感知器
2が動作し線路Lnに電流が流れると、中央監視制御装
置1では、電流電圧制御ユニットCTnの電流検出回路
30がこの電流を検知し、これを信号処理部21に伝え
る。これにより、信号処理部21は、地区Anに火災等
の異常が発生したと判断し、その旨を警報表示部23に
表示する。さらに信号処理部21は、地区Anに異常発
生があったと判断すると、この地区An以外の他の地区
に対してもこの異常発生を知らせるため、他の地区線路
M1等に対応して設けられた電流電圧制御ユニットCT
1等に対し信号SWを送出し、スイッチ回路31を閉に
し、線路L1等に電源装置20からの電圧E2(例えば
28V)を加える。これにより、異常が発生した地区A
n以外の他の地区,例えばA1に設置されている火災感
知ユニット,例えばT1等の電圧検出処理回路8は、線
路L1の電圧が24Vから28Vに上昇変化したことを
検知し、レベルV3の電圧検出信号をその音響出力部9
に与え、スピーカ11からレベルV3に対応した種類の
音響を出力させる。
【0029】この結果、異常が発生した地区An以外の
地区にいる者も、異常発生を知るが、これらの地区にお
いて出力される音響はレベルV1,V2に対応したもの
ではないので、異常が自分の地区ではなく他の地区で発
生したことを知ることができる。
【0030】なお、音響出力部9に音声合成装置等を用
い、スピーカ11から擬音や音声を出力させるようにす
れば、より確実に異常発生の状況等を知らせることがで
きる。例えば、レベルV1に対応する音響として、ベル
音に続き、「火事です。確認して下さい。」の音声を出
力させ、レベルV2に対応する音響として、「近くで火
災が発生しました。注意してください。」の音声を出力
させることにより、異常発生のあった地区にいる者に対
しより確実に注意を促すことができる。また、例えば、
レベルV3に対応する音響として、特別の音楽を流すよ
うにすれば、他の地区で異常が発生したことを関係者の
みに知らせることができる一方で、関係者以外の一般者
に不安を抱かせずに済む。
【0031】また、本実施例においては、中央監視制御
装置1に非常放送装置24が内蔵されており、中央監視
制御装置1のオペレータがマイク25から非常放送用の
音声を入力すると、この音声信号は各地区A1乃至An
に対応した線路L1乃至Lnを介し、各地区A1乃至A
nに設けられた火災感知ユニットに送出される。火災感
知ユニット,例えば図2に示す火災感知ユニットT1で
は、線路Lnを介して音声信号が送られると、これを容
量素子14を介し増幅部10に直接与える。これによ
り、中央監視制御装置1のオペレータがマイク25から
入力した非常放送用の音声を火災感知ユニットT1のス
ピーカ11から非常放送として出力させることができ
る。
【0032】このように、本実施例では、ある地区のあ
る場所で異常が発生した場合に、各場所,各地区ごとに
レベルV1,V2,V3に応じた種類のきめ細かな音響
出力制御を行なうことができるとともに、このようなき
め細かな音響出力制御を行なうのに、線路を増設したり
することなく、従来通り、各地区A1乃至Anごとに設
けられた一対の地区線路M1乃至Mnだけで済むので、
システム構成が複雑になるのを回避できる。
【0033】また、非常放送を行なう場合にも、非常放
送を各地区に送出するための線路を別途設ける必要がな
く、上述した一対の地区線路を併用できるので、システ
ム構成が複雑になるのを回避することができる。
【0034】なお、上述の実施例において、レベルV3
に対応した種類の音響を出力させるために、中央監視制
御装置1は、通常の電圧E1(例えば24V)よりも高
い電圧E2(例えば28V)を線路に加えるようにした
が、通常の電圧E1よりも低い電圧(例えば20V)を
線路に加えるようにしても良い。この場合には、火災感
知ユニットの電圧検出処理回路は電圧の例えば4V程度
の下降変化によってレベルV3の電圧検出信号を出力す
る。
【0035】また、図2に示すように、火災感知ユニッ
トの電源12に、抵抗41,ダイオード40を接続し、
火災感知ユニットの電源12を抵抗41,ダイオード4
0を介し線路Lnに接続するように構成することができ
る。この場合には、火災感知ユニットの電源12を中央
監視制御装置1の電源装置20から線路Lnを介し充電
することができ、火災感知ユニットを常に安定させた状
態で動作させることができる。なお、ダイオード40が
設けられていることによって、線路Lnの電位が電源1
2の電位よりも低下した場合に電源12から線路Lnへ
の放電を防止できる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の火災感知
ユニットによれば、火災感知器に接続された音響部は、
火災感知器動作に基づく線路の電圧変化を検出したとき
に、自己の火災感知器が動作状態にあるか否かに応じて
互いに異なった種類の音響を出力するようになっている
ので、同一地区全体に異常発生を知らせることができる
とともに、同一地区においてどの場所で異常が発生した
かをも知らせることができる。
【0037】また、本発明の火災感知ユニットは、線路
の電圧が変更されたことを検出したときに所定の種類の
音響を出力し、または、線路に送出された非常放送用の
音声信号を受信したときに非常放送の音響を出力するの
で、例えば他の地区にも異常発生を知らせることができ
るとともに、異常発生がこの地区ではないことを知らせ
たり、非常放送を行なうことができる。
【0038】また、中央監視制御装置から各地区ごとに
延びた地区線路に上記のような火災感知ユニットを少な
くとも1つ接続した火災警報システムでは、ある地区の
ある場所で異常が発生したような場合に所定の場所,地
区に応じたきめ細かな警報制御をシステム構成を複雑に
させずに行なうことができる。
【0039】また、本発明の火災警報システムでは、音
声信号を出力する非常放送装置が中央監視制御装置に内
蔵されており、該非常放送装置からの音声信号は、前記
地区線路を介して火災感知ユニットの音響部に入力する
ようになっているので、非常放送用の線路を別系統で設
けずとも、非常放送を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火災警報システムの一実施例の構
成図である。
【図2】図1の火災瞥報システムに適用される火災感知
ユニットの構成例を示す図である。
【図3】図1の火災警報システムの中央監視制御装置の
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 中央監視制御装置 2 火災感知器 3 音響部 4 火災検出部 5 サイリスタ 8 電圧検出処理回路 9 音響出力部 10 増幅部 11 スピーカ 13 インピーダンス素子 14 容量素子 20 電源装置 21 信号処理部 23 警報表示部 24 非常放送装置 30 電流検出回路 31 スイッチ回路 32 信号送出部 A1乃至An 地区 M1乃至Mn 地区線路 S1乃至Si 火災感知ユニット T1乃至Yj 火災感知ユニット CT1乃至CTn 電流電圧制御ユニット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央監視制御装置から延びる線路に接続
    可能な火災感知ユニットであって、該火災感知ユニット
    は、火災感知器と、該火災感知器に接続された音響部と
    を有し、前記火災感知器が異常発生を検出し動作状態と
    なるときに線路の電圧を変化させるよう構成されてお
    り、前記音響部は、線路の電圧変化を検出したときに、
    該電圧変化が自己の火災感知ユニットの火災感知器の動
    作に基づくものか、前記線路にさらに他の火災感知ユニ
    ットが接続されている場合に他の火災感知ユニットの火
    災感知器の動作に基づくものかを判別するために、自己
    の火災感知器が動作状態にあるか否かを判断し、自己の
    火災感知器が動作状態にあるときには、第1の種類の音
    響を出力し、他の火災感知ユニットの火災感知器の動作
    に基づくものであるときには、第2の種類の音響を出力
    するようになっており、さらに、該火災知ユニットは、
    該火災感知ユニットが接続されている線路の電圧とし
    て、前記中央監視制御装置から指示があったことを表わ
    す電圧変化を検出したときには、該火災感知ユニットの
    音響部は、さらに、前記第1および第2の種類の音響と
    は異なる種類の音響を出力し、および/または、該火災
    感知ユニットが接続されている線路に送出された前記中
    央監視制御装置からの非常放送用の音声信号を受信した
    ときには、該火災感知ユニットの音響部は、非常放送の
    音響を出力するようになっていることを特徴とする火災
    感知ユニット。
  2. 【請求項2】 中央監視制御装置から各地区ごとに延び
    た地区線路に火災感知ユニットが少なくとも1つ接続さ
    れており、該火災感知ユニットは、該火災感知ユニット
    が接続されている地区線路の電圧変化を検出し、該電圧
    変化に応じた所定の音響を出力するようになっており、
    この際、該火災感知ユニットが接続されている地区線路
    の電圧変化が、該地区線路に接続されているいずれかの
    火災感知ユニットの動作によるものであるか、あるい
    は、中央監視制御装置からの指示によるものであるかを
    判別し、該判別結果に応じて、それぞれ異なる種類の音
    響を出力することを特徴とする火災警報システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の火災警報システムにおい
    て、前記中央監視制御装置には、音声信号を出力する非
    常放送装置が内蔵されており、該非常放送装置からの音
    声信号は、前記地区線路を介して火災感知ユニットの音
    響部に入力するようになっていることを特徴とする火災
    警報システム。
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