JP2017033086A - 光警報システム - Google Patents

光警報システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017033086A
JP2017033086A JP2015149563A JP2015149563A JP2017033086A JP 2017033086 A JP2017033086 A JP 2017033086A JP 2015149563 A JP2015149563 A JP 2015149563A JP 2015149563 A JP2015149563 A JP 2015149563A JP 2017033086 A JP2017033086 A JP 2017033086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
alarm device
light alarm
amount
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015149563A
Other languages
English (en)
Inventor
康幸 安里
Yasuyuki Yasusato
康幸 安里
拡 西▲崎▼
Hiroshi Nishizaki
拡 西▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2015149563A priority Critical patent/JP2017033086A/ja
Publication of JP2017033086A publication Critical patent/JP2017033086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】円滑に避難できるように、光を用いて警報することが可能になる、光警報システムを提供すること。【解決手段】光警報システム1は、感知器11〜16、光警報装置21〜26、及び受信機30を備えており、光警報装置21〜26は、建築物100の各フロアに設けられており、感知器11〜16は、建築物100の各フロアにおける火災の発生を検出し、受信機30は、感知器11〜16が火災の発生を検出した場合に、「出火場所に対応する階」の感知器10から所定範囲における下限値以上の第1光量の光が出力され、且つ、「出火場所に対応する階以外の階」の感知器10から第1光量未満の第2光量の光が出力されるように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、光警報システムに関する。
従来から、監視領域における火災発生を監視して、例えば聴覚障害者等に火災発生を報知するための光警報システムが知られている。この光警報システムは、火災感知器と、光警報装置と、制御装置とを備えており、火災感知器が火災を感知した場合に、制御装置が光警報装置を制御して、光警報装置から光を出力することにより、火災発生を報知していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−198194号公報
本件発明者は、従来の光警報システムを利用して、監視対象が高層ビルの如き複数階のフロアを有する建築物である場合に、当該建築物の各フロアに対して、火災感知器及び光警報装置を設置することにより、各フロアにおける火災発生を監視し、火災が発生した場合に全フロアに火災発生を報知することに想到した。
しかしながら、この光警報システムについては、光警報装置が一定の光量の光のみを出力するように構成されていたので、火災が発生した場合、出火フロア(例えば、建築物の5階部分)及び当該出火フロア以外のフロア(例えば、建築物の2階部分)において、互いに同様な光量の光が光警報装置から出力されるために、建築物内の人が一斉に避難行動をとることになり、非常階段又は非常口等が混雑してしまい、かえって避難が遅れてしまったり、混乱が引き起こされてしまったりする可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、円滑に避難できるように、光を用いて警報することが可能になる、光警報システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の光警報システムは、第1光警報装置と、前記第1光警報装置とは異なる第2光警報装置と、を備える光警報システムであって、前記第1光警報装置の光量である第1光量と前記第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、前記第1光警報装置又は前記第2光警報装置を制御する制御手段、を備える。
請求項2に記載の光警報システムは、請求項1に記載の光警報システムにおいて、前記第1光警報装置は、監視領域における第1領域に設けられており、前記第2光警報装置は、前記監視領域における第2領域であって前記第1領域とは異なる前記第2領域に設けられており、前記監視領域内における異常を検出する異常検出手段、を備え、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出した場合に、前記第1光量が所定の光量以上となり、且つ、前記第2光量が前記第1光量未満となるように、前記第1光警報装置及び前記第2光警報装置を制御する。
請求項3に記載の光警報システムは、請求項2に記載の光警報システムにおいて、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第2領域内における異常を検出した場合に、前記第2光量が前記所定の光量以上となるように、前記第2光警報装置を制御する。
請求項4に記載の光警報システムは、請求項2又は3に記載の光警報システムにおいて、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出してから所定時間が経過した場合に、前記第2光量が増加するように前記第2光警報装置を制御する。
請求項1に記載の光警報システムによれば、第1光警報装置の光量である第1光量と第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、第1光警報装置又は第2光警報装置を制御するので、例えば、避難の緊急度を互いに区別して警報することができ、建築物内の人が一斉に緊急避難行動(例えば、走って非常階段又は非常口に移動する等)をとるのを防止することにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
請求項2に記載の光警報システムによれば、第1領域内における異常を検出した場合に、第1光量が所定の光量以上となり、且つ、第2光量が第1光量未満となるように、第1光警報装置及び第2光警報装置を制御するので、例えば、建築物内において火災が発生した領域(つまり、第1領域)内の人に前述の緊急避難行動をとらせ、火災が発生していない領域(つまり、第2領域)内の人に通常避難行動(例えば、歩いて非常階段又は非常口に移動する等)をとらせることにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
請求項3に記載の光警報システムによれば、第2領域内における異常を検出した場合に、第2光量が所定の光量以上となるように、第2光警報装置を制御するので、例えば、第2領域でも火災が発生した場合に、当該第2領域内の人に前述の緊急避難行動をとらせることにより、迅速且つ確実に避難させることが可能になる。
請求項4に記載の光警報システムによれば、第1領域内における異常を検出してから所定時間が経過した場合に、第2光量が増加するように第2光警報装置を制御するので、例えば、第1領域内において発生した火災が燃え広がって避難が困難となる前に、建築物内の人を確実に避難させることが可能になり、また、例えば、第1領域内の人の避難がすすんだ後に第2領域内の人に前述の緊急避難行動をとらせることができ、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る光警報システムの構成を示す概略図である。 光警報装置の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。 受信機の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。 機器特定情報の一例を示す図である。 受信機の防災処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る光警報システムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、第1光警報装置の光量である第1光量と第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、第1光警報装置又は第2光警報装置を制御する光警報システムに関するものである。
ここで、「光警報システム」は、防災のための防災システムであって、監視領域における異常を監視して報知するためのシステムであり、少なくとも、受信機と、異常出力機と、複数の光警報装置とを備えて構成されている。「監視領域」は、光警報システムによる監視対象となっている領域であり、例えば、建築物の部屋、廊下、階段等を含む概念である。「異常」は、通常とは違っていることであり、例えば、火災の発生、ガス漏れの発生等が該当する。「受信機」は、複数台の感知器に基づいて所定処理を行う受信手段(火災受信盤)であり、例えば、管理室に設置されている。「異常出力機」は、監視領域の異常発生を報知するための異常出力を行う異常検出手段であり、例えば、感知器や発信機が該当する。「感知器」は、監視領域における異常の有無を感知する感知手段であり、例えば、煙や熱を感知して火災を火災感知器、ガスを感知するガス漏れ感知器、あるいは人体を感知する人感センサが該当する。「発信機」は、押しボタンスイッチを備えて構成されており、この押しボタンスイッチがユーザによって押圧操作された場合に異常出力を行う起動装置である。「光警報装置」は、監視領域における異常を報知する警報手段であって、光を出力して異常を報知する装置であり、例えば、出力する光の光量を任意に制御することが可能な装置が該当する。
また、光警報システムを構成する各装置の相互間の接続方式は任意であり、有線と無線のいずれを用いて接続を行ってもよい。なお、本実施の形態では、光警報システムがいわゆるR型システムとして構成されており、当該光警報システムを構成する各装置が通信線を介して相互に有線接続されており、「異常」が「火災の発生」であり、「異常出力機」が「火災感知器」である場合について説明する。
〔実施の形態の具体的内容〕
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る光警報システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る光警報システムの構成を示す概略図である。この図1に示すように、光警報システム1は、建築物100に設けられている防災システムであり、感知器11〜16、光警報装置21〜26、及び受信機30を備えており、これらの装置は通信線Lを介して接続されている。なお、光警報システム1には、実際には非常ベルの如き鳴動装置も備えられているが、図1においては省略されている。また、感知器11〜16を互いに区別する必要が無い場合には、「感知器10」と総称し、光警報装置21〜26を互いに区別する必要が無い場合には、「光警報装置20」と総称して、以下説明する。
(構成−感知器)
最初に、感知器10の構成について説明する。感知器10は、自己が設置されている監視領域の異常を感知する感知手段であり、具体的には、建築物100の監視領域である各フロア(つまり、例えば、感知器11の監視領域が建築物100の1階部分である)に設置されており、当該各フロアの火災を感知する火災感知器である。この感知器10は、火災を検知した場合に、自己の識別情報(以下、ID)を含む発報信号を、通信線Lを介して受信機30に送信するように構成されている。ここで、「ID」とは、機器を一意に識別するための情報である。そして、この発報信号に含まれているIDに基づいて、発報信号を出力した感知器10を特定することが可能となる。
(構成−光警報装置)
次に、光警報装置20の構成について説明する。光警報装置20は、監視領域の異常を報知する警報手段であり、具体的には、建築物100の監視領域である各フロア(つまり、例えば、光警報装置21の監視領域が建築物100の1階部分である)に設置されている装置である。この光警報装置20については、出力する光の光量を任意に制御することが可能な光警報装置であれば、例えば、後述の電流制御タイプの光警報装置を含む任意のタイプの光警報装置を用いることができるが、ここでは、電流制御タイプの光警報装置を用いるものとして、以下説明する。ここで、「電流制御タイプの光警報装置」とは、発光ダイオードの如き光源を備えている光警報装置であって、当該光源に供給される駆動電流の量を制御することにより、出力する光量を制御することが可能となっている光警報装置である。
図2は、光警報装置20の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図2に示すように、光警報装置20は、通信部41、発光部42、発光駆動部43、記憶部44、及び制御部45を備えている。
(構成−光警報装置−通信部)
通信部41は、受信機30との通信を行う通信手段であり、例えば、通信回路等を備えて構成されている。
(構成−光警報装置−発光部)
発光部42は、発光する発光手段であり、具体的には、供給される駆動電流の量に応じた光量の光を出力するものであって、例えば、発光ダイオード等を備えて構成されている。
(構成−光警報装置−発光駆動部)
発光駆動部43は、発光部42を駆動する発光駆動手段であり、具体的には、発光部42に駆動電流を供給するものであって、例えば、駆動電流供給回路等を備えて構成されている。ここで、「駆動電流供給回路」とは、駆動電流を供給するための回路であり、供給する駆動電流の量を調整することが可能な回路であれば任意の回路を用いることができるが、例えば、出力トランジスタと当該出力トランジスタを制御する制御用のオペアンプとを備える回路を用いることもできる。
(構成−光警報装置−記憶部)
記憶部44は、光警報装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部44には、自己が属する光警報装置20のIDが格納されている。
(構成−光警報装置−制御部)
制御部45は、光警報装置20を制御する制御手段である。この制御部45は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(この点は他の装置や機器の制御部も同様)。特に、本実施の形態に係るプログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して光警報装置20にインストールされることで、制御部45の各部(機能)を実質的に構成する。なお、この制御部45による具体的な処理内容については後述する。
(構成−受信機)
次に、受信機30の構成について説明する。図3は、受信機30の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図3に示すように、受信機30は、入力部31、出力部32、通信部33、記憶部34、及び制御部35を備えている。
(構成−受信機−入力部)
入力部31は、受信機30の動作に必要な情報の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、タッチパネル、スイッチ、及び外部入力端子を備えて構成されている。
(構成−受信機−出力部)
出力部32は、受信機30の動作に必要な情報の出力を行う出力手段であり、例えば、スピーカ、ディスプレイ、表示灯、及び外部出力端子を備えて構成されている。
(構成−受信機−通信部)
通信部33は、感知器10及び光警報装置20との通信を行う通信手段であり、例えば、通信回路等を備えて構成されている。
(構成−受信機−記憶部)
記憶部34は、受信機30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部34は、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されているが、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる(この点については、他の装置や機器の記憶部も同様としてもよい)。
この記憶部34には、光量増加条件特定情報341、及び機器特定情報342が格納されている。この「光量増加条件特定情報」341とは、光量増加条件を特定する情報である。「光量増加条件」とは、該当した場合に光警報装置20の光量を増加させるための条件である。この「光量増加条件」の具体的な条件内容については、所定の法規又はユーザのニーズ等に応じて任意に設定することができ、後述する一斉鳴動条件と同一の条件を設定することもできる。なお、「一斉鳴動条件」とは、該当した場合に光警報システム1における不図示の鳴動装置全てを一斉に鳴動させるための条件であり、例えば、「感知器10からの発報信号を受信した時から所定時間(例えば、5分間等)が経過したこと」を示す条件である。ここでは、例えば、前述の「一斉鳴動条件」と同一の条件である「感知器10からの発報信号を受信した時から所定時間(例えば、5分間等)が経過したこと」を光量増加条件として特定する光量増加条件特定情報341が記憶されているものとして、以下説明する。
また、「機器特定情報」342とは、機器を特定する情報であり、具体的には、建築物100の各フロアに設置されている感知器10及び光警報装置20を特定する情報である。図4は、機器特定情報342の一例を示す図である。この図4に示すように、機器特定情報342は、項目「領域」、項目「感知器」及び項目「光警報装置」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「領域」に対応する情報は、監視領域を特定する情報であり、具体的には、建築物100の各フロアを特定する情報である(図4では階数であり、「1階」等)。項目「感知器」に対応する情報は、感知器を特定する情報であり、具体的には、対応するフロアに設置されている感知器を特定する情報である(図4ではIDであり、「ID11」等)。なお、図4における「ID11」〜「ID16」は、図1の感知器11〜16のIDである。図4に戻って、項目「光警報装置」に対応する情報は、光警報装置を特定する情報であり、具体的には、対応するフロアに設置されている光警報装置を特定する情報である(図4ではIDであり、「ID21」等)。なお、図4における「ID21」〜「ID26」は、図1の光警報装置21〜26のIDである。そして、このような図4の機器特定情報342については、ユーザが不図示の入力手段を介して入力することにより記憶される。
(構成−受信機−制御部)
制御部35は、受信機30を制御する制御手段である。この制御部35は、機能概念的には、発光制御部351を備える。この発光制御部351は、光警報装置20の光量を調整するために当該光警報装置20を制御する制御手段である。なお、この発光制御部351による具体的な処理内容については後述する。
(処理)
次に、このように構成される光警報システム1によって実行される防災処理について説明する。この防災処理は、光警報システム1に含まれている各装置への電源投入後に、この各装置により繰り返して実行される。図5は、受信機30の防災処理のフローチャートである。なお、以下では、「ステップ」を「S」と略記する。
まず、SA1において受信機30の制御部35は、発報信号を受信したか否かを判定する。具体的には、通信部33を介して感知器10から受信する発報信号を監視し、当該発報信号を受信したか否かを判定する。そして、発報信号を受信しなかったと判定した場合(SA1のNO)、SA1を繰り返し実行する。また、発報信号を受信したと判定した場合(SA1のYES)、SA2に移行する。
次に、SA2において受信機30の制御部35は、火災の出火場所を特定する。具体的には、SA1で受信した発報信号に含まれているIDと、図4の機器特定情報342とに基づいて、出火場所を特定する。ここでは、例えば、SA1で受信した発報信号に含まれているIDが「ID12」である場合、図4の機器特定情報342において、項目「感知器」=「ID12」に対応する項目「領域」=「2階」を参照し、図1の建築物100の「2階」を出火場所として特定する。
図5に戻って、SA3において受信機30の制御部35は、発光態様を特定する。具体的には、光警報装置20各々の光量を、発光態様として特定する。光量の特定手法については、「出火場所に対応する階」に設置されている光警報装置(以下、第1光警報装置)の光量(以下、第1光量)と、「出火場所に対応する階以外の階」に設置されている光警報装置(以下、第2光警報装置)の光量(以下、第2光量)とが互いに異なる光量となるように特定する手法であれば任意の手法を用いるこができるが、例えば、以下に示す手法を用いることとしてもよい。
ここで、「出火場所に対応する階」とは、建築物における出火場所の階に対応する階であって、少なくとも出火場所の階を含んでいれば、所定の法令に従って任意に設定することが可能であるが、ここでは、例えば、出火場所の階と、当該出火場所の階の直上の階との2フロア(なお、出火場所の階が最上階である場合には最上階のみ)に設定されているものとして、以下説明する。また、「出火場所に対応する階以外の階」とは、建築物における「出火場所に対応する階」以外の階であって、例えば、「出火場所に対応する階」以外の一部の階であるものとしてもよいし、「出火場所に対応する階」以外の階全てであるものとしてもよいが、ここでは、例えば、「出火場所に対応する階」以外の階全てであるものとして、以下説明する。
光量の特定手法について具体的には、まず、第1光警報装置及び第2光警報装置を特定する。具体的には、SA2で特定した出火場所の階と、当該出火場所の階の直上の階との2フロア(なお、出火場所の階が最上階である場合には最上階のみ)に設置されている光警報装置を第1光警報装置として特定し、この特定した第1光警報装置以外の光警報装置を第2光警報装置として特定する。ここでは、例えば、SA2において「2階」を特定した場合、図4の機器特定情報342を参照して、2階の光警報装置22と3階の光警報装置23とを第1光警報装置として特定し、光警報装置21、及び光警報装置24〜26を第2光警報装置として特定する。また、例えば、図5のSA2において「6階」を特定した場合、図4の機器特定情報342を参照して、6階の光警報装置26のみを第1光警報装置として特定し、光警報装置21〜25を第2光警報装置として特定する。
次に、所定の法令又はユーザのニーズに従って確実に警報することができるように、後述する所定範囲内の光量を第1光量として特定する。ここで、「所定範囲」とは、下限値(所定の光量)と上限値とによって定められる光量の範囲であり、具体的な範囲については、所定の法令又はユーザのニーズに従って警報することが可能な範囲であれば任意に設定することが可能な範囲であるが、例えば、光度の範囲として、下限値である例えば15(カンデラ)以上、且つ、上限値である例えば500(カンデラ)以下の範囲に設定することもできる。
次に、第1光量による警報とは異なる警報を行えるように、第1光量とは異なる光量を第2光量として特定する。なお、第2光量としては、第1光量よりも多い(高い)光量を特定してもよいし、第1光量未満の光量を特定してもよいが、ここでは、例えば、第2光量の警報による警戒の度合いが第1光量の警報による警戒の度合いよりも低いことを示すために、また、第2光量の光を第1光量の光よりも目立ちにくくするために、第1光量未満の光量を第2光量として特定するものとする。
図5に戻って、SA4において受信機30の発光制御部351は、警報を出力するための制御を行う。具体的には、SA3の特定結果に基づいて、第1光警報装置が第1光量の光を出力し、第2光警報装置が第2光量の光を出力するように制御するために、出力制御信号を送信する。ここで、「出力制御信号」とは、光を出力する制御を行わせるための信号であり、具体的には、制御対象である光警報装置のID、及び光量を含んでいる信号である。ここでは、例えば、SA3において「第1光警報装置」=「光警報装置22、23」、「第2光警報装置」=「光警報装置21、及び光警報装置24〜26」、「第1光量」=「300(カンデラ)」、及び「第2光量」=「10(カンデラ)」を特定した場合、SA4において光警報装置21を制御するための出力制御信号である「ID21及び10(カンデラ)を含む出力制御信号」、及び光警報装置22を制御するための出力制御信号である「ID22及び300(カンデラ)を含む出力制御信号」等を送信する。
一方、光警報装置20は、受信機30から送信された出力制御信号のうちの自己のIDが含まれている出力制御信号が特定する光量に従って、発光駆動部43を制御する。具体的には、図2の制御部45は、受信機30から送信された出力制御信号に含まれているIDを取得して、当該取得したIDが自己の記憶部44に記憶されているIDと一致していか否かを判定し、一致しているものと判定された出力制御信号が特定する光量の光を出力するための駆動電流の値を特定し、当該特定した値の駆動電流が発光部42に供給されるように発光駆動部43を制御することにより、発光部42から、出力制御信号が特定する光量の光を出力させる。なお、駆動電流の値の特定については、公知の手法を含む任意の手法を用いて行うこともできるが、例えば、各駆動電流の値と各光量とが対応付けられているテーブルが設けられており、当該テーブルを参照して特定するようにしてもよいし、光量と駆動電流との関係を示す関係式に基づいて算出することにより特定するようにしてもよい。ここでは、例えば、「ID21及び10(カンデラ)を含む出力制御信号」を受信した図1の光警報装置21は、10(カンデラ)の光を出力することにより警報を出力し、「ID22及び300(カンデラ)を含む出力制御信号」を受信した光警報装置22は、300(カンデラ)の光を出力することにより警報を出力し、同様にして、光警報装置23は、300(カンデラ)の光を出力することにより警報を出力し、光警報装置24〜26は、10(カンデラ)の光を出力することにより警報を出力する。
図5に戻って、SA5において受信機30の制御部35は、発光態様を変更するか否かを判定する。具体的には、図3の光量増加条件特定情報341が特定する光量増加条件に該当するか否かに基づいて判定する。より具体的には、SA1において発報信号を受信した時からの経過時間を計時し、計時した経過時間が所定時間を過ぎている場合、火災の範囲が広がっている可能性があるので、発光態様を変更するものと判定し(SA5のYES)、SA6に移行する。また、当該計時した経過時間が所定時間を過ぎていない場合、発光態様を変更しないものと判定し(SA5のNO)、SA8に移行する。
次に、SA6において受信機30の制御部35は、発光態様を特定する。具体的には、第2光量について、SA3において特定した光量よりも多い光量を特定する。特定する第2光量については、SA3において特定した光量よりも多い光量であれば、任意の光量を特定することができるが、ここでは、例えば、第2光量の警報による警戒の度合いが第1光量の警報による警戒の度合いと同程度であることを示すために、第1光量と同程度の光量を第2光量として特定するものとする。なお、「第1光量と同程度の光量」とは、第1光量と同一の光量、第1光量よりも僅かに(例えば、数パーセント)多い光量、又は、第1光量よりも僅かに(例えば、数パーセント)少ない(低い)光量を示している。
次に、SA7において受信機30の発光制御部351は、警報を出力するための制御を行う。具体的には、SA3において特定した第2光警報装置の光量が、SA6において新たに特定した光量となるように制御するために、SA4の場合と同様にして、出力制御信号を送信する。そして、この出力制御信号に自己のIDが含まれている図1の光警報装置20は、当該出力制御信号に含まれている光量に従って、SA4において説明した場合と同様にして、発光駆動部43を制御する。
図5に戻って、SA8において受信機30の制御部35は、警報を停止するか否かを判定する。具体的には、受信機30に対する復旧操作が行われたか否かに基づいて判定する。ここで、「復旧操作」とは、光警報システム1の状態を復旧させるための操作であり、具体的には、受信機30の入力部31を介してユーザによって行われる、警報を停止させる(つまり、光警報装置20からの光の出力をとりやめる)ための操作である。そして、復旧操作が行われた場合、警報を停止するものと判定し(SA8のYES)、SA9に移行する。また、復旧操作が行われなかった場合、警報を停止しないものと判定し(SA8のNO)、SA5に移行する。
次に、SA9において受信機30の発光制御部351は、警報を停止するための制御を行う。具体的には、SA3において特定した第1光警報装置及び第2光警報装置から出力される光の光量を「0」にするために(つまり、光が出力されなくなるように)、出力制御信号を送信する。ここでは、例えば、「ID21及び0(カンデラ)を含む出力制御信号」等を送信する。
一方、光警報装置20は、受信機30から送信された出力制御信号のうちの自己のIDが含まれている出力制御信号が特定する光量が「0」を示しているので、図2の発光部42への駆動電流の供給を停止することにより、光の出力を停止する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、第1光警報装置の光量である第1光量と第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、第1光警報装置又は第2光警報装置を制御するので、例えば、避難の緊急度を互いに区別して警報することができ、建築物100内の人が一斉に緊急避難行動(例えば、走って非常階段又は非常口に移動する等)をとるのを防止することにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
また、光警報システム1によれば、第1光量が所定範囲の下限値以上となり、且つ、第2光量が第1光量未満となるように、第1光警報装置及び第2光警報装置を制御するので、例えば、建築物100内において出火場所に対応する階の人に前述の緊急避難行動をとらせ、出火場所に対応する階以外の階の人に通常避難行動(例えば、歩いて非常階段又は非常口に移動する等)をとらせることにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
また、光警報システム1によれば、図5のSA1において発報信号を受信した時から所定時間を過ぎている場合(SA5のYES)に、SA3において特定した光量よりも多い光量をSA6において特定し、当該SA6において特定した光量の光をSA7において出力するので、例えば、出火場所に対応する階において発生した火災が燃え広がって避難が困難となる前に、建築物100内の人を確実に避難させることが可能になり、また、例えば、出火場所に対応する階の人の避難がすすんだ後に出火場所に対応する階以外の階の人に前述の緊急避難行動をとらせることができ、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。例えば、従来のシステムよりも防災性を向上できない場合であっても、従来のシステムと同程度の防災性を従来のシステムとは異なる本願発明のシステムによって達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。例えば、感知器10、光警報装置20、及び受信機30をそれぞれ複数の装置に分散して構成したり、当該各装置を統合したりしてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
また、実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(設置場所について)
また、実施の形態においては、感知器10及び光警報装置20がフロア単位で設置されており、当該フロア単位で光警報装置20の光量を特定して光を出力する場合について説明したが、これに限られない。例えば、建築物100における同一フロアに複数の区画が設けられており、感知器10及び光警報装置20が区画単位で設置されており、当該各区画単位で光警報装置20の光量を特定して光を出力してもよい。
(出火場所に対応する階について)
また、実施の形態においては、図5のSA3について、「出火場所に対応する階」を「出火場所の階と、当該出火場所の階の直上の階との2フロア」とする場合について説明したが、これに限られない。例えば、光警報システム1の監視の対象となっている建築物に地下のフロアが設けられている場合において、出火場所が1階又は地下である場合には、「出火場所に対応する階」を「出火場所の階、当該出火場所の階の直上階のフロア、及び地下の全フロア」にしてもよい。また、例えば、光警報システム1の防災の対象となっている建築物が比較的小規模(例えば、4階建未満、又は、延べ面積が所定面積(例えば、3000平方メートル等)未満等)である場合には、「出火場所に対応する階」を「全階」にしてもよい。
(発報信号の受信について)
また、実施の形態においては、図5の防災処理において、発報信号を1回のみ受信する場合について説明したが、これに限られない。例えば、図5のSA1において第1回目の発報信号(以下、第1発報信号)を受信して、当該第1発報信号に基づいて行われるSA1〜SA4の処理の後に、当該防災処理を終了する前(つまり、例えば、SA5のNO、SA8のNOを繰り返し実行している間)に、第2回目の発報信号であって、含んでいるIDが第1発報信号のものとは異なる発報信号(以下、第2発報信号)を受信した場合、以下に示すように処理してもよい。ここでは、例えば、第1発報信号が「ID21」を含んでおり、第2発報信号が「ID23」を含んでいる場合、まず、第1発報信号を受信した場合に、光警報装置21、22が第1光量の光を出力し、光警報装置23〜26が第2光量(つまり、第1光量未満の光量)の光を出力するように制御し、この後、第2発報信号を受信した場合、光警報装置23、24の光が第2光量から第1光量に変更されるように制御する(つまり、第2発報信号を受信した場合、光警報装置21〜24の光量が第1光量となり、光警報装置25、26の光量が第2光量のままとなる)。なお、第2発報信号を受信した場合、火災が燃え広がっている可能性があるものとして、前述したように、光警報装置23、24の光が第2光量から第1光量に変更されるように制御すると共に、光警報装置25、26の光の光量が増加するように、制御してもよい。また、図5の防災処理において、発報信号を3回以上受信することも想定されるが、このような場合には、発報信号を受信する毎に上記のような処理を行ってもよい。
(第2光量について)
また、実施の形態においては、図5のSA3において第1光量未満の光量を第2光量として特定する場合について説明したが、これに限られない。例えば、第1光量未満、且つ、所定範囲の下限値以上の光量を、第2光量として特定してもよい。この場合、火災の発生を確実に報知すると共に、第1光量よりも目立ちにくくすることができる。また、所定範囲の下限値未満の光量を、第2光量として特定してもよい。この場合、第2光量の光を、第1光量の光よりも確実に目立ちにくくすることができ、建築物100全体において火災発生による混乱が引き起こされるのを防止することができる。また、例えば、第1光量以上の光量を第2光量として特定してもよい。この場合、「出火場所に対応する階以外の階」に対して、建築物100において火災の発生を特に強調して報知することができる。
(制御タイミングについて)
また、実施の形態の図5のSA4において、図1の光警報システム1に含まれている不図示の鳴動装置の制御と関連付けて制御を行うようにしてもよい。例えば、図5のSA1において発報信号を受信した場合、SA4において不図示の鳴動装置としての非常ベルがベル音を出力するように制御するものとして、ベル音を出力するタイミングと同じタイミングで光を出力してもよい。この場合、聴覚障害者等においても、光警報装置20から出力された光を視認することにより、非常ベルのベル音により火災の発生を認識する健常者等と同様なタイミングで、火災の発生を認識することができ、迅速に避難することが可能となる。また、例えば、ベル音を出力するタイミングよりも速いタイミングで光を出力してもよい。この場合、突然出力されるベル音によって混乱が引き起こされるのを防止することが可能になる。また、例えば、ベル音を出力するタイミングよりも遅いタイミングで光を出力してもよい。この場合、突然出力される光によって混乱が引き起こされるのを防止することが可能になる。
(光警報装置のタイプについて)
また、実施の形態においては、光警報装置20として「電流制御タイプの光警報装置」を用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、光警報装置20として「発光部突出タイプの光警報装置」を用いるものとしてもよい。ここで、「発光部突出タイプの光警報装置」とは、発光ダイオードの如き光源と、当該光源から出力される光の一部を遮光する遮光部材と、を備えている光警報装置であって、当該光源と遮光部材との相対位置を調整して遮光部材によって遮光される光の量を制御することにより、出力する光量を制御することが可能となっている光警報装置である。
(出力制御信号について)
また、実施の形態においては、図5のSA4において「出力制御信号」を送信して光警報装置20から光を出力する場合について説明したが、これに限られない。例えば、受信機30が、SA3において特定した光量に対応する駆動電流の値を特定し、当該特定した駆動電流の値と制御対象である光警報装置のIDとを含む出力電流制御信号を生成し、当該生成した出力電流制御信号を光警報装置20に送信してもよい。この場合、出力電流制御信号を受信した光警報装置20は、受信機30から送信された出力電流制御信号に含まれているIDを取得して、当該取得したIDが自己の記憶部44に記憶されているIDと一致しているか否かを判定し、一致しているものと判定された出力電流制御信号が特定する駆動電流の値を取得し、当該取得した値の駆動電流が発光部42に供給されるように発光駆動部43を制御するものとする。なお、図5のSA7についても、この変形例と同様にして処理してもよい。
(光警報システムについて)
また、実施の形態においては、光警報システム1がいわゆるR型システムとして構成されている場合について説明したが、これに限られない。例えば、感知器11〜16と受信機30とが相互に異なる感知器回線により接続されており、光警報装置21〜26と受信機30とが相互に異なる警報器回線により接続されているものとして、光警報システム1がいわゆるP型システムとして構成されているものとしてもよい。そして、P型システムとして構成した場合の光量制御については、受信機30が、各警報器回線を介して光警報装置21〜26に対して発光するべき光量に応じた値の駆動電流を個別に供給することにより行ってもよい。
(光量について)
また、実施の形態においては、光量として光度(単位が「カンデラ」)を用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、光量として光束(単位が「ルーメンス」)を用いてもよいし、照度(単位が「ルクス」)を用いてもよい。
(付記)
付記1の光警報システムは、第1光警報装置と、前記第1光警報装置とは異なる第2光警報装置と、を備える光警報システムであって、前記第1光警報装置の光量である第1光量と前記第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、前記第1光警報装置又は前記第2光警報装置を制御する制御手段、を備える。
付記2の光警報システムは、付記1に記載の光警報システムにおいて、前記第1光警報装置は、監視領域における第1領域に設けられており、前記第2光警報装置は、前記監視領域における第2領域であって前記第1領域とは異なる前記第2領域に設けられており、前記監視領域内における異常を検出する異常検出手段、を備え、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出した場合に、前記第1光量が所定の光量以上となり、且つ、前記第2光量が前記第1光量未満となるように、前記第1光警報装置及び前記第2光警報装置を制御する。
付記3の光警報システムは、付記2に記載の光警報システムにおいて、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第2領域内における異常を検出した場合に、前記第2光量が前記所定の光量以上となるように、前記第2光警報装置を制御する。
付記4の光警報システムは、付記2又は3に記載の光警報システムにおいて、前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出してから所定時間が経過した場合に、前記第2光量が増加するように前記第2光警報装置を制御する。
(付記の効果)
付記1に記載の光警報システムによれば、第1光警報装置の光量である第1光量と第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、第1光警報装置又は第2光警報装置を制御するので、例えば、避難の緊急度を互いに区別して警報することができ、建築物内の人が一斉に緊急避難行動(例えば、走って非常階段又は非常口に移動する等)をとるのを防止することにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
付記2に記載の光警報システムによれば、第1領域内における異常を検出した場合に、第1光量が所定の光量以上となり、且つ、第2光量が第1光量未満となるように、第1光警報装置及び第2光警報装置を制御するので、例えば、建築物内において火災が発生した領域(つまり、第1領域)内の人に前述の緊急避難行動をとらせ、火災が発生していない領域(つまり、第2領域)内の人に通常避難行動(例えば、歩いて非常階段又は非常口に移動する等)をとらせることにより、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
付記3に記載の光警報システムによれば、第2領域内における異常を検出した場合に、第2光量が所定の光量以上となるように、第2光警報装置を制御するので、例えば、第2領域でも火災が発生した場合に、当該第2領域内の人に前述の緊急避難行動をとらせることにより、迅速且つ確実に避難させることが可能になる。
付記4に記載の光警報システムによれば、第1領域内における異常を検出してから所定時間が経過した場合に、第2光量が増加するように第2光警報装置を制御するので、例えば、第1領域内において発生した火災が燃え広がって避難が困難となる前に、建築物内の人を確実に避難させることが可能になり、また、例えば、第1領域内の人の避難がすすんだ後に第2領域内の人に前述の緊急避難行動をとらせることができ、非常階段又は非常口等での混雑を防止し、円滑に避難させることが可能になる。
1 光警報システム
10 感知器
11 感知器
12 感知器
13 感知器
14 感知器
15 感知器
16 感知器
20 光警報装置
21 光警報装置
22 光警報装置
23 光警報装置
24 光警報装置
25 光警報装置
26 光警報装置
30 受信機
31 入力部
32 出力部
33 通信部
34 記憶部
35 制御部
41 通信部
42 発光部
43 発光駆動部
44 記憶部
45 制御部
100 建築物
341 光量増加条件特定情報
342 機器特定情報
351 発光制御部
L 通信線

Claims (4)

  1. 第1光警報装置と、前記第1光警報装置とは異なる第2光警報装置と、を備える光警報システムであって、
    前記第1光警報装置の光量である第1光量と前記第2光警報装置の光量である第2光量とが互いに異なる光量になるように、前記第1光警報装置又は前記第2光警報装置を制御する制御手段、
    を備える光警報システム。
  2. 前記第1光警報装置は、監視領域における第1領域に設けられており、
    前記第2光警報装置は、前記監視領域における第2領域であって前記第1領域とは異なる前記第2領域に設けられており、
    前記監視領域内における異常を検出する異常検出手段、を備え、
    前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出した場合に、前記第1光量が所定の光量以上となり、且つ、前記第2光量が前記第1光量未満となるように、前記第1光警報装置及び前記第2光警報装置を制御する、
    請求項1に記載の光警報システム。
  3. 前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第2領域内における異常を検出した場合に、前記第2光量が前記所定の光量以上となるように、前記第2光警報装置を制御する、
    請求項2に記載の光警報システム。
  4. 前記制御手段は、前記異常検出手段が前記第1領域内における異常を検出してから所定時間が経過した場合に、前記第2光量が増加するように前記第2光警報装置を制御する、
    請求項2又は3に記載の光警報システム。
JP2015149563A 2015-07-29 2015-07-29 光警報システム Pending JP2017033086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149563A JP2017033086A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 光警報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149563A JP2017033086A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 光警報システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017033086A true JP2017033086A (ja) 2017-02-09

Family

ID=57989329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015149563A Pending JP2017033086A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 光警報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017033086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109785568A (zh) * 2017-12-30 2019-05-21 湖南汇博电子科技股份有限公司 火灾报警方法、系统、计算机设备和存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110196A (ja) * 1973-02-21 1974-10-19
JPS57199091A (en) * 1981-05-30 1982-12-06 Matsushita Electric Works Ltd Fire alarm
JP2000067353A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Matsushita Electric Works Ltd 音声警報機能を有した自火報システム
JP2007193595A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 火災報知器ブラケット及びその火災報知システム
JP2010027071A (ja) * 2009-10-30 2010-02-04 Tokyo Gas Co Ltd 警報器
JP2010244195A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Toyota Motor Corp 警報装置
JP2014186430A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nohmi Bosai Ltd 警報システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110196A (ja) * 1973-02-21 1974-10-19
JPS57199091A (en) * 1981-05-30 1982-12-06 Matsushita Electric Works Ltd Fire alarm
JP2000067353A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Matsushita Electric Works Ltd 音声警報機能を有した自火報システム
JP2007193595A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 火災報知器ブラケット及びその火災報知システム
JP2010244195A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Toyota Motor Corp 警報装置
JP2010027071A (ja) * 2009-10-30 2010-02-04 Tokyo Gas Co Ltd 警報器
JP2014186430A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nohmi Bosai Ltd 警報システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109785568A (zh) * 2017-12-30 2019-05-21 湖南汇博电子科技股份有限公司 火灾报警方法、系统、计算机设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8432277B2 (en) Alarm device and alarm system
US9472078B2 (en) Method and apparatus for integration of electrical fire sensor with fire panel
JP3143139U (ja) 警報器
US20210350684A1 (en) Fire alarm equipment
JP5291743B2 (ja) 火災警報システム
US11080979B2 (en) Alarming system for multi-unit buildings
JP2017033086A (ja) 光警報システム
JP5744438B2 (ja) 警報システム及び発信機
US11189146B2 (en) Fire detector having reset function linked with lamp and fire warning method using same
JP2015130099A (ja) 防災システム、受信機、及び感知器
JP2015095033A (ja) 支援システム、支援装置、端末および制御プログラム
JP2017033242A (ja) 案内システム
JP6580365B2 (ja) 防災システム
JP6628978B2 (ja) 防災システム
JP5296032B2 (ja) 警報器
JP5990936B2 (ja) 自動火災報知システム
KR102644624B1 (ko) P형 수신기의 비화재보 처리시스템
JP2016081146A (ja) 警報システム
JP6084668B2 (ja) 警報器及びその制御方法
JP2014067132A (ja) 警報器及びその制御方法
JP2019046135A (ja) 地震報知システム
JP4743516B2 (ja) 異常音監視ナースコール装置
JP4944229B2 (ja) 警報器
KR20130010345A (ko) Usn 센서 통신 장치, 방법 및 시스템
JP2010081073A (ja) 集合住宅インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190910