JP2010244195A - 警報装置 - Google Patents

警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010244195A
JP2010244195A JP2009090324A JP2009090324A JP2010244195A JP 2010244195 A JP2010244195 A JP 2010244195A JP 2009090324 A JP2009090324 A JP 2009090324A JP 2009090324 A JP2009090324 A JP 2009090324A JP 2010244195 A JP2010244195 A JP 2010244195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
sound
light
speaker
alarm device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009090324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5310201B2 (ja
Inventor
Tsutomu Mochida
勤 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009090324A priority Critical patent/JP5310201B2/ja
Publication of JP2010244195A publication Critical patent/JP2010244195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5310201B2 publication Critical patent/JP5310201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】ユーザに対する注意誘導の確度を高めることができる警報発生装置を提供する。
【解決手段】 警報装置1は、警報制御ECU3、スピーカ6、警報ランプ7、集音センサ8、及び発光制御部10を備える。警報場面が検出された場合、まずスピーカ6を介して警報音を出力する。集音センサ8がスピーカ6から発せられる警報音を検出し、検出したデータを発光制御部10に出力する。発光制御部10が、集音センサ8により検出されたデータに基づいて、警報ランプ7の点灯又は点滅制御を行う。これによって、警報音と警報光とが時間差をもってそれぞれ発生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザに警報を発する警報装置に関するものである。
従来、警報装置として、例えば特許第3390289号公報に記載されるように、車両の右側と左側の状況を警報する警報器であって、光を照射する警報ランプと警報音を発生するスピーカとが一体形成されるものが知られている。この装置は、車線逸脱が左側の場合は左側の警報器で警報し、右側の場合は右側の警報器で警告することにより、ユーザが車線逸脱の方向を瞬時に知ることができる。
特許第3390289号公報
しかしながら、上記の装置では、警報音と光とが同時に発生するため、警報が多くなると、音と光が同時に表す警報に対するユーザの反応が鈍くなり、注意誘導の確度が低下する問題点があった。
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、ユーザに対する注意誘導の確度を高めることができる警報装置を提供することを目的とする。
本発明に係る警報装置は、ユーザに聴覚的警報を発する聴覚警報手段と聴覚警報手段の付近に設けられ、ユーザに視覚的警報を発する視覚警報手段とを制御する制御手段を備え、制御手段は、聴覚警報手段及び視覚警報手段のうち一方の警報を他方の警報より遅延させて発生させることを特徴とする。
この発明によれば、制御手段が聴覚警報手段及び視覚警報手段のうち一方の警報を他方の警報より遅延させて発生させるので、聴覚的警報と視覚的警報とが時間差をもってそれぞれ発生される。これによって、ユーザが聴覚的警報または視覚的警報をそれぞれ認識することができ、警報への方向感覚をより精確に把握することができる。その結果、ユーザに対する注意誘導の確度を高めることが可能となる。
本発明に係る警報装置において、聴覚警報手段により発した聴覚的警報を検出する聴覚警報検出手段を更に備え、制御手段は、聴覚警報検出手段により検出した聴覚的警報の結果に基づいて、視覚警報手段に視覚的警報を発生させることが好適である。
この場合、聴覚警報手段により聴覚的警報を検出してから、視覚警報手段に視覚的警報を発生させるので、聴覚的警報と視覚的警報とを時間差をもってそれぞれ発生させることが可能となる。従って、ユーザが聴覚的警報または視覚的警報をそれぞれ認識することができ、警報への方向感覚をより精確に把握することができる。
本発明に係る警報装置において、視覚警報手段により発した視覚的警報を検出する視覚警報検出手段を更に備え、制御手段は、視覚警報手段により検出した視覚的警報の結果に基づいて、聴覚警報手段に聴覚的警報を発生させることが好適である。
この場合、視覚警報手段により視覚的警報を検出してから、聴覚警報手段に聴覚的警報を発生させるので、聴覚的警報と視覚的警報とを時間差をもってそれぞれ発生させることが可能となる。従って、ユーザが聴覚的警報または視覚的警報をそれぞれ認識することができ、警報への方向感覚をより精確に把握することができる。
本発明によれば、ユーザに対する注意誘導の確度を高めることができる警報装置を提供する。
第1実施形態に係る警報装置の概略構成図である。 第1実施形態に係る警報装置の取付位置を示す図である。 第1実施形態に係る警報装置の制御処理を示すフローチャートである。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 第2実施形態に係る警報装置の概略構成図である。 第2実施形態に係る警報装置の制御処理を示すフローチャートである。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。 警報装置の変形例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る警報装置の概略構成図であり、図2は第1実施形態に係る警報装置の取付位置を示す図である。この警報装置1は、車両に搭載され、警報音及び警報光を発生してドライバ(ユーザ)に危険がある方向を知らせるものであり、レーダ2、警報制御ECU3、音声発生部4、及び光発生部5を備えて構成されている。
レーダ2は、ミリ波帯の電波やレーザ光などの検出波を水平方向あるいは垂直方向にスキャンしながら自車両の周囲へ発信し、他車両や歩行者等の表面で反射された反射波を受信して、他車両や歩行者等との距離・方向及び接近速度を検知するためのものである。他車両や歩行者等の方向は反射波の角度、距離は電波を発射してから反射波が帰ってくるまでの時間、他車両や歩行者の速度は反射波の周波数変化(ドップラー効果)を利用して検知する。また、赤外線カメラにより撮影された画像により他車両や歩行者を監視しても良い。またレーダ2と赤外線画像との組み合わせで監視しても良い。
警報制御ECU3は、装置全体の制御を行うものであり、例えばCPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されている。音声発生部4は、警報制御ECU3に接続され、警報制御ECU3からの制御信号を受け、スピーカ(聴覚警報手段)6を介して警報音を出力する。
また、音声発生部4は、警報制御ECU3からの制御信号に基づいて、それに接続された音声データベース(図示せず)から対応する音声データを抽出し、抽出した音声データをスピーカ6を介して出力する機能を有している。例えば、この音声発生部4は、警報制御ECU3から「右前に注意してください」の音声を発する制御信号を受けた場合に、音声データベースから「右前に注意してください」の音声データを抽出し、スピーカ6を通じてドライバに通知する。
光発生部5は、音声発生部4の付近に設けられ、音声発生部4と一体化されている。この光発生部5は、警報ランプ(視覚警報手段)7、集音センサ(聴覚警報検出手段)8、集音センサ8を取り囲むフィルタ9、及び発光制御部10を備えている。警報ランプ7は、例えばLED(Light Emitting Diode)から構成されている。集音センサ8は、音声発生部4から発する警報音を検出するものであり、検出した警報音のデータを発光制御部10に出力する。
フィルタ9は、特定範囲の周波数のみを通すバンドパスフィルタから構成され、警報ランプ7から発する範囲の周波数のみを透過させ、その以外の周波数を反射させる。発光制御部10は、集音センサ8により検出されたデータに基づいて、警報ランプ7の点灯又は点滅制御を行うものである。この発光制御部10は、入力された警報音の周波数や音圧等を閾値と比較し、閾値以上の場合に警報ランプ7を点灯又は点滅させる制御信号を送信する。
光発生部5が感度良く動作し、且つ騒音などの外乱による誤作動を防止するため、集音センサ8が音声発生部4に近接して設置されている。音声発生部4と光発生部5とは、外部騒音を遮断する遮音壁11によって取り囲まれている。
このように構成された警報装置1は、ドライバMが見易い場所且つドライバの視線を妨げないように、車両のフロントピラー12とダッシュボード13との境目付近に配置され(図2参照)、警報音及び警報光を発してドライバMに危険がある方向を知らせる。
図3は第1実施形態に係る警報装置の制御処理を示すフローチャートである。図3に示すように、警報場面が検出された場合(S11)、警報音が発せられる(S12)。このとき、警報制御ECU3は、レーダ2により検出された他車両や歩行者等の位置や速度などに基づいて他車両や歩行者が車両に接近する方向や位置を特定し、ドライバに危険がある方向を知らせる制御信号を音声発生部4に送信する。音声発生部4は、その制御信号を受け、警報音と案内音声とを発する。
例えば、図2に示すような場面では、ドライバMが前方(視線方向F)を注視して運転操作し、歩行者が車両の右前方向から車両に接近するとき、警報制御ECU3が音声発生部4に音声を発する制御信号を送信し、音声発生部4が、警報音を発すると同時に「右前に注意してください」とのアナウンスを行う。
S12に続くS13の処理では、検出した警報音が閾値以上であるか否かの判定が行われる。このとき、集音センサ8が音声発生部4から発生した警報音を検出し、検出した警報音のデータを発光制御部10に出力する。発光制御部10は、入力された警報音の音圧や周波数や断続時間を閾値とそれぞれ比較し、閾値以上であるか否かを判定する。
検出した警報音が閾値以上であると判定した場合、制御処理がS14に進み、警報ランプ7が点灯される。このとき、発光制御部10が警報ランプ7を点灯させる制御信号を警報ランプ7に送信する。警報ランプ7が、その制御信号を受けて点灯する。なお、このとき、発光制御部10は、警報ランプ7から発せられる光の輝度、発光色、点滅周期などを制御することが好適ある。
警報ランプ7の点灯は、検出した警報音が閾値以上である間に続ける。一方、検出した警報音が閾値以上でないと判定された場合、警報ランプ7が点灯せず(S15)、制御処理が終了する。
以上のように構成された警報装置1によれば、警報音が先に発せられ、発光制御部10が集音センサ8により検出した警報音に基づいて警報ランプ7を点灯させて、ドライバに危険方向を伝える。このように警報音と警報光とが同時に発生せず、時間差をもってそれぞれ発生するので、ドライバが警報音と警報光をそれぞれ認識し、警報への方向感覚をより精確に把握することができる。その結果、従来のように警報音と警報光とが同時に発生することによりユーザの反応が鈍くなることを確実に防止し、ドライバに対する注意誘導の確度を高めることが可能となる。
以下、図4〜図13を参照して第1実施形態に係る警報装置1の変形例を説明する。
図4に示す変形例では、光発生部5が複数の警報ランプ15a,15b,15c,15dを備えている。これらの警報ランプ15a〜15dは、それぞれ異なる特定波長の光を発するLEDであり、点灯タイミングや時間等が発光制御部10に制御されている。
このように構成された警報装置14は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、異なる特定波長の光を発する複数の警報ランプ15a〜15dを有するため、特定の周波数やメッセージに対応して特定波長の光(例えば色)を出すことができる。
図5に示す変形例では、第1実施形態に係る集音センサ8に代えて、振動センサ(聴覚警報検出手段)16を用いて音声発生部4の振動を計測し、スピーカ6の稼動状態を検出する。振動センサ16は、検出した警報音の特定周波数や音圧等のデータを発光制御部10に出力する。具体的には、スピーカ6に振動センサ16を直接設置してスピーカ6のコーン部の振動を計測し、同時にスピーカ取付部など車両上の固定部の車両振動センサ17を利用して車両振動を計測する。発光制御部10は、振動センサ16と車両振動センサ17によって計測した結果に基づき、両者の振動差を計算し車両振動などの外乱を打ち消してスピーカ6の振動を計測し、計測した結果に基づいて警報ランプ7の点灯又は点滅の制御を行う。
このように構成された警報装置18は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、振動センサ16及び車両振動センサ17を用いてスピーカ6の振動を計測するので、空気中の伝達特性によらずに安定して精度良く計測することができる。
図6に示す変形例では、第1実施形態に係る集音センサ8に代えて、磁界センサ(聴覚警報検出手段)19を用いて音声発生部4の励磁されたことを検出する。そして、発光制御部10は、検出した結果に基づいて警報ランプ7の点灯又は点滅の制御を行う。
このように構成された警報装置20は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、磁界センサ19を用いてスピーカ6の振動を計測することにより、車両振動などによらずに安定して精度良く計測することができる。
図7に示す変形例では、集音センサ8を用いて音声発生部4の稼動状態を検出し、警報ランプ7が音声発生部4に光を照射する。このように構成された警報装置21は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、光を照射し間接光で音が発生する方向を報せることにより、ドライバを煩わしくなく気付かせることができる。
図8に示す変形例では、音声発生部4が2つのスピーカ6を有し、光発生部5が2つのスピーカ6にそれぞれ対応する2つの集音センサ8を有する。これらの集音センサ8は、発光制御部10に接続され、検出した警報音のデータを発光制御部10に出力する。光発生部5の警報ランプ7は、駆動部22によって2つのスピーカ6の間に移動可能にされている。
このように構成された警報装置23は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、発光制御部10が2つの集音センサ8により検出した結果に基づいて、駆動部22を介し警報ランプ7の位置を移動して、警報ランプ7を点灯又は点滅させることにより、一つの警報ランプ7で複数のスピーカ6に対応することができる。
図9に示す変形例では、光発生部5が複数の警報ランプ24を有し、これらの警報ランプ24がスピーカ6の周りに配置されている。このように構成された警報装置25は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、複数の警報ランプ24がスピーカ6の周辺に設置されるので、誘目効率を高めることができ、ドライバが光に気付き易くなる。
図10に示す変形例では、スピーカ6の中心正面に集音センサ8と警報ランプ7が直列配置されている。このように構成された警報装置26は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、集音センサ8と警報ランプ7とがスピーカ6の中心正面に直列配置されることによって、集音効率と精度を確保することができ、集音センサ8と警報ランプ7とが容易に一体化される。
図11に示す変形例では、振動センサ28がスピーカ6のコーン部と直結され、スピーカ6から発する警報音を検出する。このように構成された警報装置27は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、振動センサ28を用いることにより、スピーカ6の振動を高精度に検出することができる。
図12に示す変形例では、スピーカ6の背面に磁界センサ29を設けて、その磁界センサ29を利用して警報音を検出する。このように構成された警報装置30は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、磁界センサ29を用いることにより、スピーカ6の振動を高精度に検出することができる。
図13に示す変形例では、スピーカ6が光を透過する素材により形成され、警報ランプ7がスピーカ6の背面に配置されている。このように構成された警報装置31は、上記の第1実施形態と同様な効果を得られるほか、警報ランプ7がスピーカ6の背部に配置するので、装置全体をコンパクトすることができる。
(第2実施形態)
図14は第2実施形態に係る警報装置の概略構成図である。警報装置32は、レーダ2、警報制御ECU3、光発生部33、及び音声発生部34を備えて構成されている。光発生部33は、警報制御ECU3に接続され、警報制御ECU3からの制御信号を受け、警報ランプ7を点灯させる。音声発生部34は、スピーカ6と、警報ランプ7から発する光を検出する光センサ(視覚警報検出手段)35と、光センサ35の周辺に設置され外乱光を遮るフード36と、音声制御部37とを備えている。
光センサ35は、音声制御部37に接続され、検出した光のデータを音声制御部37に出力する。音声制御部37は、光センサ35により検出されたデータに基づいて、スピーカ6の制御を行う。この音声制御部37は、例えば、入力された光の輝度、波長、点灯時間等を閾値と比較し、閾値以上の場合にスピーカ6を介して警報音と音声案内を出力する。
音声発生部34が感度良く動作し、且つ外部光などの外乱光による誤作動を防止するため、光センサ35が警報ランプ7に近接された場所であり、警報ランプ7へ向いて配置されることが好適である。光発生部33と音声発生部34とは、一体化され、外乱光を遮断する遮光壁38によって取り囲まれている。
このように構成された警報装置32は、第1実施形態と同様に車両のフロントピラー12とダッシュボード13との境目付近に配置され(図2参照)、警報音及び警報光を発してドライバMに危険がある方向を知らせる。
図15は第2実施形態に係る警報装置の制御処理を示すフローチャートである。図15に示すように、警報場面が検出された場合(S21)、警報ランプ7が点灯される(S22)。このとき、警報制御ECU3は、レーダ2により検出された他車両や歩行者等の位置や速度などに基づいて他車両や歩行者が車両に接近する方向や位置を特定し、ドライバに危険がある方向を知らせる制御信号を光発生部33に送信する。警報ランプ7は、その制御信号を受け、点灯する。
S22に続くS23の処理では、検出した警報光が閾値以上であるか否かの判定が行われる。このとき、光センサ35が警報ランプ7から発生した警報光を検出し、検出した警報光のデータを音声制御部37に出力する。音声制御部37は、入力された警報光の輝度、波長、点灯時間等を閾値と比較し、閾値以上であるか否かを判定する。
検出した警報光が閾値以上であると判定した場合、制御処理がS24に進み、警報音が発せられる。このとき、音声制御部37が制御信号をスピーカ6に送信する。スピーカ6が、その制御信号を受け、音声を発する。例えば、図2に示すような場面では、ドライバMが前方(視線方向F)を注視して運転操作し、歩行者が車両の右前方向から車両に接近するとき、音声制御部37が音声を発するための制御信号をスピーカ6に送信し、スピーカ6を介して警報音を発すると同時に「右前に注意してください」とのアナウンスを行う。
なお、このとき、音声制御部37は、警報音の音圧、周波数、断続時間などを制御する。そして、警報音は、検出した警報光が閾値以上である間に鳴らし続ける。一方、検出した警報光が閾値以上でないと判定された場合、警報音が発生せず(S25)、制御処理が終了する。
以上のように構成された警報装置32によれば、警報ランプ7を先に点灯させ、音声制御部37が光センサ35により検出した光に基づいてスピーカ6を介し警報音を出力し、ドライバに危険方向を伝える。このように警報光と警報音とが同時に発生せず、時間差をもってそれぞれ発生するので、ドライバが警報光と警報音をそれぞれ認識し、警報への方向感覚をより精確に把握することができる。その結果、従来のように警報音と警報光とが同時に発生することによりユーザの反応が鈍くなることを確実に防止し、ドライバに対する注意誘導の確度を高めることが可能となる。
以下、図16〜図20を参照して第2実施形態に係る警報装置32の変形例を説明する。
図16に示す変形例では、音声発生部34は発電装置49を更に備える。発電装置49は、光励起による発電を行うものであり、例えば太陽電池素子から形成されている。この発電装置49は、発電した電力をスピーカ6に供給し、スピーカ6を駆動する。このように構成された警報装置50は、上記の第2実施形態と同様な効果を得られるほか、発電装置49を備えるため、独自に動力を取り出すことができ、車両の省電力化に貢献することが可能となる。
図17に示す変形例では、光発生部33が複数の警報ランプ40a,40b,40cを備えている。これらの警報ランプ40a〜40cは、それぞれ異なる特定波長の光を発するLEDであり、点灯タイミングや時間等が警報制御ECU3に制御されている。音声発生部34には、警報ランプ40a〜40cから発する警報光をそれぞれ検出する光センサ41a,41b,41cが設けられている。これらの光センサ41a〜41cは、音声制御部37に接続され、検出した警報音のデータを音声制御部37に出力する。
このように構成された警報装置39は、上記の第2実施形態と同様な効果を得られるほか、異なる特定波長の光を発する複数の警報ランプ40a〜40cを有するため、特定の周波数やメッセージに対応して特定波長の光を出すことができる。なお、この場合には、必要に応じて警報ランプの数を増減することが可能である。
図18に示す変形例では、スピーカ6の周辺には複数の警報ランプ43が配置されて、光センサ35が、直射日光の影響を受けないように下向きにされ、且つ外光の影響を受けないように警報ランプ43に向けて配置されている。また、この光センサ35は、フード44に取り囲まれている。このように構成された警報装置39は、上記の第2実施形態と同様な効果を得られるほか、直射日光等の外光による影響を抑制することができ、装置の精度を高めることができる。
図19に示す変形例では、スピーカ6の周辺には複数の警報ランプ43が配置され、光発生部33と音声発生部34とが開口部を有するケース46に収容されている。光センサ35が、直射日光の影響を受けないように下向きに配置され、フード44に取り囲まれている。警報装置45は、警報ランプ43から発する警報光を光センサ35に反射する複数のミラー47を備える。このように構成された警報装置39は、上記の第2実施形態と同様な効果を得られるほか、ミラー47を用いて警報ランプ43の警報光を光センサ35に反射することにより、外光による影響を抑制することができ、装置の精度を高めることができる。
図20に示す変形例では、スピーカ6が光を透過する素材により形成され、警報ランプ7がスピーカ6の背面に配置されている。光センサ35と警報ランプ7とが開口部を有するケース46に収容されている。警報ランプ7から発する警報光がスピーカ6を透過して、ドライバに照射する。このように構成された警報装置48は、上記の第2実施形態と同様な効果を得られるほか、警報ランプ7がスピーカ6の背部に配置するので、装置全体をコンパクトすることができる。
上述した実施形態は本発明に係る警報装置の一例を説明したものであり、本発明に係る警報装置は実施形態に記載したものに限定されるものではない。本発明に警報装置は、各請求項に記載した要旨を変更しないように実施形態に係る警報装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
1,14,18,20,21,23,25,26,27,30,31,32,39,42,45,48,50…警報装置、3…警報制御ECU、6…スピーカ(聴覚警報手段)、7,24,43…警報ランプ(視覚警報手段)、8…集音センサ(聴覚警報検出手段)、10…発光制御部、15a,15b,15c,15d…警報ランプ、16,28…振動センサ(聴覚警報検出手段)、19,29…磁界センサ(聴覚警報検出手段)、35…光センサ(視覚警報検出手段)、37…音声制御部、40a,40b,40c…警報ランプ、41a,41b,41c…光センサ(視覚警報検出手段)。

Claims (3)

  1. ユーザに聴覚的警報を発する聴覚警報手段と前記聴覚警報手段の付近に設けられ、前記ユーザに視覚的警報を発する視覚警報手段とを制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記聴覚警報手段及び前記視覚警報手段のうち一方の警報を他方の警報より遅延させて発生させることを特徴とする警報装置。
  2. 前記聴覚警報手段により発した聴覚的警報を検出する聴覚警報検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記聴覚警報検出手段により検出した聴覚的警報の結果に基づいて、前記視覚警報手段に視覚的警報を発生させることを特徴とする請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記視覚警報手段により発した視覚的警報を検出する視覚警報検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記視覚警報手段により検出した視覚的警報の結果に基づいて、前記聴覚警報手段に聴覚的警報を発生させることを特徴とする請求項1に記載の警報装置。
JP2009090324A 2009-04-02 2009-04-02 警報装置 Expired - Fee Related JP5310201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009090324A JP5310201B2 (ja) 2009-04-02 2009-04-02 警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009090324A JP5310201B2 (ja) 2009-04-02 2009-04-02 警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010244195A true JP2010244195A (ja) 2010-10-28
JP5310201B2 JP5310201B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=43097168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009090324A Expired - Fee Related JP5310201B2 (ja) 2009-04-02 2009-04-02 警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5310201B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017033086A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 ホーチキ株式会社 光警報システム
WO2020188634A1 (ja) * 2019-03-15 2020-09-24 三菱電機株式会社 ドライバモニタリング装置、ドライバモニタリングシステムおよびドライバモニタリング方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6168234U (ja) * 1984-10-12 1986-05-10
JPH075933U (ja) * 1993-06-21 1995-01-27 株式会社村上開明堂 緊急車輌検出装置
JPH097099A (ja) * 1995-06-16 1997-01-10 Fuji Heavy Ind Ltd 警報装置
JP2006163883A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Megachips System Solutions Inc 警報システムおよび警報装置
JP2010186227A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Honda Motor Co Ltd 警報装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6168234U (ja) * 1984-10-12 1986-05-10
JPH075933U (ja) * 1993-06-21 1995-01-27 株式会社村上開明堂 緊急車輌検出装置
JPH097099A (ja) * 1995-06-16 1997-01-10 Fuji Heavy Ind Ltd 警報装置
JP2006163883A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Megachips System Solutions Inc 警報システムおよび警報装置
JP2010186227A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Honda Motor Co Ltd 警報装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017033086A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 ホーチキ株式会社 光警報システム
WO2020188634A1 (ja) * 2019-03-15 2020-09-24 三菱電機株式会社 ドライバモニタリング装置、ドライバモニタリングシステムおよびドライバモニタリング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5310201B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7098775B2 (en) System to avoid the collision of a vehicle with animals
US20160144770A1 (en) Automotive lighting device and a vehicle having the same
KR100845951B1 (ko) 차량의 사각지대 감지를 통한 충돌회피시스템
JP2018054498A (ja) 通知器具及び街路灯システム
KR101245510B1 (ko) 도로상의 사고 감지 및 경보 시스템
JP2011063187A (ja) 車輌灯制御装置
JP2008126794A (ja) 車両用外部情報表示装置
KR102605920B1 (ko) 차량용 광학 장치
JP3626229B2 (ja) 車両用運転支援システム
JP2020087884A (ja) 街路灯システムおよび緊急車両通行支援システム
JP5310201B2 (ja) 警報装置
KR20190047292A (ko) 후방충돌 경고 시스템 및 그 제어방법
JP2008230333A (ja) 車両の運転支援装置
JP2012201316A (ja) 車両接近警告装置
JP2009230560A (ja) 信号認識装置及び信号認識処理のプログラム
JP2014106635A (ja) 車両用灯具システム
JP2007276947A (ja) レーザ受光装置及びこれを用いた警報装置
JP2017178172A (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP6427772B2 (ja) 電池駆動式の防犯用センサ装置
KR20170013648A (ko) 자전거의 후방 감지 장치 및 그 방법
JP2008120137A (ja) 車両用警報装置
KR101104785B1 (ko) 차량 경보장치 및 차량 경보방법
JP3918115B2 (ja) 監視警告システム
JP6596055B2 (ja) 緊急車両の報知装置
JP2018118537A (ja) 車両用視認装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5310201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees