JP4743412B2 - 杭頭免震構造 - Google Patents

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本発明は積層ゴム等の免震装置により建築物を免震支持するための構造に関わり、特に免震装置を杭頭部に直接的に設置する杭頭免震構造に関する。
周知のように建築物を対象とする免震構造としては、免震ピット内の底部に下部構造としての免震基礎を設け、その免震基礎上に多数の免震装置を設置し、それら免震装置により上部構造全体を水平変位可能に免震支持するというものが最も一般的であるが、そのような従来一般の免震構造では実質的に下部構造と上部構造の双方に対して剛強な基礎を二重に設けることになるし、それに伴い免震ピットの所要深さが大きくなり、必然的に根切り量も多くなるので、通常の構造の建物に比べて基礎全体の構造およびその施工が格段に複雑化してしまい、かなりのコスト高となることが不可避である。
そのため、特に下部構造としての免震基礎の簡略化を目的として、例えば特許文献1に示されるような杭頭免震構造も提案されている。これは、下部構造としての免震基礎を実質的に独立の杭のみから形成して各杭の杭頭部に免震装置を直接的に設置するというものであり、これによれば従来一般の免震基礎における大断面かつ剛強な基礎梁を省略できることから免震基礎を大幅に簡略化でき、それに伴い免震ピットも浅くすることが可能であり、コストダウンを図ることができる。
また、従来一般の免震構造は地震時においても杭頭回転(杭頭面の水平面に対する傾斜)が生じないことが前提であり、そのために下部構造としての免震基礎は無条件に剛強とされていたのであるが、特許文献1に示される杭頭免震構造では逆に杭頭回転を拘束することなく許容することを前提としており、そのため杭頭部を地盤や免震装置に対してピン支承の形態で結合するものとしている。
結局のところ、特許文献1に示される杭頭免震構造は杭頭回転を許容することによって頑強な基礎梁の省略が可能となったものであるともいえるが、いずれにしてもこのような杭頭免震構造では、基礎梁の省略による下部構造と免震ピットの大幅な簡略化、合理化、コストダウンを実現できるばかりでなく、杭頭部に大きな杭頭モーメントが作用することがないので杭の曲げ剛性をも大幅に軽減でき、それによる杭自体の合理化も図ることができる点でも有効であり、今後広く普及する気運にある。
特許第3663557号公報
しかし、特許文献1に示される杭頭免震構造では、杭頭回転を許容するために底盤に設けた凸部を杭頭に対して単にダボ筋により連結する構造としていることから、そのような構造では杭頭回転がほぼ無条件に許容されるのみであり、したがって杭頭回転が生じた際の杭頭部応力やその変形量、回転角等を正確に評価したり制御することも必ずしも容易ではないし、過大な杭頭回転を抑制することも困難であり、そのため過大な杭頭回転が生じることが想定されるような液状化地盤への適用は不可能である。
上記事情に鑑み、本発明は免震基礎と免震ピットの合理化、簡略化を図りつつ、杭頭回転を単に許容するのみならず適正に評価し制御することが可能であって構造的にも合理的な杭頭免震構造を実現することを目的としている、
本発明は杭頭部に設置した免震装置により上部構造体を免震支持する杭頭免震構造であって、免震装置を設置するための台座としての偏平な杭頭キャピタルを杭頭部に一体に設けるとともに、杭頭回転の発生に伴う杭頭曲げモーメントを杭頭部から杭頭キャピタルに伝達可能とし、かつ隣接設置した杭頭キャピタルの間には、それら杭頭キャピタルどうしを相互に連結することによって、各杭頭部から各杭頭キャピタルに伝達された杭頭曲げモーメントを曲げ戻すことによって各杭の杭頭回転を制御するための偏平つなぎ梁を設けてなることを特徴とする。
本発明の杭頭免震構造においては、中空鋼管杭の杭頭内部に杭頭キャピタルと一体となる充填コンクリートを充填し、かつ該中空鋼管杭の杭頭部内周面には、免震装置から杭頭キャピタルおよび充填コンクリートを介して中空鋼管杭に軸力を伝達するためのシアキーを設けることが好ましい。
また、本発明の杭頭免震構造においては、免震装置を杭頭キャピタルに固定するためのアンカーを中空鋼管杭の杭頭部の外側周囲に配置して埋設し、かつ該中空鋼管杭の杭頭部外周面には、アンカーに対するコーン破壊耐力を増強するためのシアキーを設けることが好ましい。
本発明の杭頭免震構造によれば、杭頭部に偏平な杭頭キャピタルを設け、杭頭キャピタル間に偏平つなぎ梁を設け、その偏平つなぎ梁によって杭頭回転を制御する構造としたことにより、大断面かつ剛強な基礎によって杭頭回転を無条件に拘束している従前の免震構造に比べて下部構造としての基礎を大幅に簡略化でき、免震ピットも充分に浅くすることができ、根切り量の削減を含めて施工コスを大きく削減することができる。また、杭頭回転をほぼ無条件で許容している従来の杭頭免震構造に比べれば、地震時における杭頭部の挙動が明解かつ適正に評価可能であって構造的により合理的であり、免震構造としての信頼性や安全性を一層向上させることができるし、液状化地盤を含めて様々な地盤条件に幅広く適用することも可能となる。
特に、杭頭の内部や外部にシアキーを設ければ、それらシアキーにより杭頭部と杭頭キャピタルとを構造的に確実強固に一体化し得て曲げモーメントをより確実に伝達することができる。その場合、杭頭内部のシアキーは杭頭部と充填コンクリートとの間での確実な軸力伝達にも寄与する。杭頭外部のシアキーはアンカー廻りのコーン破壊耐力を高めてアンカー強度の増強に寄与するとともに、杭頭部から杭頭キャピタルへの曲げモーメントの伝達にも寄与する。
本発明の一実施形態を図1〜図3に示す。本実施形態の杭頭免震構造は、基本的には特許文献1に示されている従来の杭頭免震構造と同様に、積層ゴム等の免震装置を杭頭部に直接的に設置して大断面かつ剛強な基礎梁を省略したものであるが、本実施形態では図1〜図2に示すように、杭1の杭頭部に偏平な杭頭キャピタル2を一体に設けてそれを免震装置3を設置するための台座とし、かつ隣接している杭頭キャピタル2どうしを基礎梁に代わる偏平つなぎ梁4により連結するようにしている。
杭頭部の詳細を図3に示す。図3(a)は右半部が偏平つなぎ梁部分の断面を示し、左半部が土間スラブ部分の断面を示す図(図3(b)におけるa−a線視図)であり、図3(b)は平断面図(図3(a)におけるb−b線視図)である。
図3に示すように、杭頭キャピタル2は平面視正方形状をなす偏平な形状の鉄筋コンクリート造のもので、杭頭部を中心としてその周囲に張り出す状態で杭頭部に対して一体に形成されている。一方、本実施形態における杭1は中空鋼管杭であって、その杭頭レベルは杭頭キャピタル2の上面よりやや下がった位置(たとえば−50mm程度)とされ、かつ杭頭内部には杭頭キャピタル2と一体をなす充填コンクリート5が充填されており、これにより杭頭部は杭頭キャピタル2の中心位置に埋設された状態で杭頭キャピタル2に対して構造的に一体に接合されている。したがって、このような構造により杭頭部に対して杭頭キャピタル2を一体に形成したことにより、地震時に杭頭回転が生じた際にはそれに伴う杭頭曲げモーメントが杭頭部から杭頭キャピタル2に対して支障なく伝達されるようになっている。
なお、杭1の杭頭部内周面には環状のシアキー6が3段にわたって設けられて、これらのシアキー6によっても杭1と充填コンクリート5との一体化が図られており、特に免震装置3に作用する軸力が杭頭キャピタル2および充填コンクリート5を介して杭1に対して確実に伝達されるものとなっている。
杭頭キャピタル2の上部中心位置には下部ベースプレート7が固定され、その下部ベースプレート7に対して免震装置3の下部フランジプレート3aが締結されて固定されている。免震装置3の上部フランジプレート3bは、上部構造体8の底部(最下階の大梁9と柱10の柱脚部の接合部)に一体に設けられている上部台座11の下面に固定されている上部ベースプレート12に対して締結されて固定されている。そのような構造により、免震装置3は杭頭キャピタル2を介して杭頭部に対して強固に固定され、かつその免震装置3によって上部構造体8の全体が免震ピット13内において水平変位可能に免震支持されている。
免震装置3を杭頭キャピタル2および上部台座11に対して固定するための下部ベースプレート7および上部ベースプレート12はいずれも円盤状の鋼板であって、それらの周縁部が多数(図示例では各12本)のアンカー14によって杭頭キャピタル2および上部台座11に対して定着されている。そのアンカー14の強度は、杭頭回転に伴う曲げモーメントを杭頭キャピタル2から免震装置3を介して上部構造体8に対して伝達可能なように(つまり、そのような曲げモーメントが免震装置3に作用した際にもアンカー14が破壊されることのないように)、また、免震装置3の最大変形時にも免震装置3に発生する曲げモーメント応力を伝達可能なように設定されており、本実施形態のアンカー14としては、予め埋設した支圧板付きの袋ナット14aにM36程度の太径のアンカーボルト14bを螺着する構造のものが用いられている。
なお、杭頭キャピタル2に対するアンカー14の埋設位置は杭1の外周面に近接しているので、本実施形態では杭1の上端部外周面にも環状のシアキー15を設けてそこでのコーン破壊耐力を高めるようにしており、それによりアンカー強度を増強できるものとなっている。そのシアキー15は杭頭部から杭頭キャピタル2に対する曲げモーメントの伝達にも寄与し得るものである。さらに、杭頭部外周面には、全周にわたってスタッドボルト16が溶接されている。それらスタッドボルト16は、杭1の弾性沈下に対して杭頭キャピタル2および土間スラブ18のずれの防止に寄与するものである。
そして、各杭1の杭頭部に一体に設けられた上記構造の杭頭キャピタル2の間には、図1〜図2に示したように偏平つなぎ梁4が設けられてる。すなわち、互いに隣り合う杭頭キャピタル2どうしはそれぞれ偏平つなぎ梁4により相互に連結されたものとなっていて、これにより免震ピット13の底部には多数の偏平つなぎ梁4が全体として格子状をなすように設けられている。
偏平つなぎ梁4は鉄筋コンクリート造のものであって、図3(b)に示すようにその幅は杭頭キャピタル2の1辺の長さよりもやや小さく、その高さは図3(a)に示すように杭頭キャピタル2の高さよりも小さくされており、その偏平つなぎ梁4は梁筋17が杭頭キャピタル2内に通し配筋として通され、あるいは梁筋17の先端部が差し込まれて定着された状態で、杭頭キャピタル2の側面下部に対して一体に接合されている。なお、偏平つなぎ梁4の側面上部には免震ピット13の底面を形成している土間スラブ18が一体化されており、その土間スラブ18中のスラブ筋19の先端部も杭頭キャピタル2に対して差し込まれて定着されている。
この偏平つなぎ梁4は杭頭キャピタル2を介して杭頭回転を制御する機能を有するものであり、その剛性は所定の杭頭回転を許容しつつ許容範囲を超える過大な杭頭回転を拘束するように適正に設定されるものである。すなわち、上記のように地震時に杭頭回転が生じてその曲げモーメントが杭頭部から杭頭キャピタル2に伝達された際には、杭頭キャピタル2はそれに接合されている偏平つなぎ梁4によって曲げ戻されるような逆方向の曲げモーメントを受けることになるから、その偏平つなぎ梁4の剛性によって各杭1の杭頭回転を制御できるのであり、それにより杭頭回転角や杭頭応力、杭頭変形量を規制したり適正に評価することも可能となる。
なお、杭1や杭頭キャピタル2、偏平つなぎ梁4、その他各部の具体的な構造や寸法は、地盤状況をはじめとする様々な条件を考慮し、かつ相互に関連づけて適正に設計する必要があることは当然であるが、一設計における具体的な寸法例を挙げれば、杭1が1000mmφの中空鋼管杭の場合には、杭頭キャピタル2は1辺の長さが3200mm程度、高さが650mm程度で良く、偏平つなぎ梁4は幅が2200mm程度、高さが400mm程度で充分であることが確認されている。
上記構造による杭頭部の施工手順の一例を図4に示す。(a)に示すように適宜工法により杭1を設置した後、免震ピット13の根切りと同時にその底面に杭頭キャピタル2および偏平つなぎ梁4を施工するための溝を形成し、砕石転圧、捨てコンの施工を行う。杭1には予めシアキー6と、充填コンクリート5を止めるための蓋20を取り付けておき、杭施工後にシアキー15とスタッドボルト16を取り付ける。
杭頭キャピタル2や偏平つなぎ梁4,土間スラブ18に対する配筋を行い、(b)に示すようにアンカー14の袋ナット14aを予め溶接した下部ベースプレート7を設置した後、まず杭頭部および杭頭キャピタル2に対してそれらの最上層部を若干(たとえば200mm程度)残すレベルまで普通コンクリートを打設する。
短時間(30〜60分程度)の経過後に、(c)に示すようにさらにコンクリートを一体に打ち継いで杭頭キャピタル2を完成させる。そのコンクリートとしては高流動コンクリートが好ましく、杭頭中心位置から外側へ押し出すようにして打設すると良く、そのためには下部ベースプレート7の中心位置にコンクリート打設孔および空気抜きのための空気孔を予め設けておくと良い。また、偏平つなぎ梁4および土間スラブ18に対してもコンクリート(普通コンクリートで良い)を打設してそれらを施工する。
以上により杭頭部および免震ピット13の施工が完了したので、以降は通常の免震構造建物の施工法に準じて上部構造体8を施工し、適当な段階で免震装置3を設置して上部構造体を免震支持すれば良い。
以上で説明した杭頭免震構造は、杭頭部に設けた杭頭キャピタル2に免震装置3を設置し、かつ杭頭キャピタル2どうしを偏平つなぎ梁4により連結することによって杭頭回転を制御するようにしたものであるから、杭頭回転が拘束することを前提としている従前の単なる免震構造に比べれば、杭を含めて下部構造としての基礎を大幅に簡略化できることは言うに及ばず、杭頭回転をほぼ無条件で許容するものとしている従来の杭頭免震構造に比べれば、地震時における杭頭部の挙動が明解かつ適正に評価可能となって構造的により合理的であり、免震構造としての信頼性や安全性を一層向上させることができる。また、杭頭キャピタル2や偏平つなぎ梁4を適正に設計することのみで様々な地盤条件に幅広く適用できるものであり、従来の杭頭免震構造を適用することが困難とされていた液状化地盤に対しても支障なく適用することが可能となる。
勿論、本実施形態の杭頭免震構造において設ける杭頭キャピタル2は充分に偏平なもので良いし、その杭頭キャピタル2どうしを偏平つなぎ梁4により連結することで杭頭回転を充分に制御することが可能であるから、基礎自体を充分に簡略化できるのみならず、免震ピット13を従来よりも充分に浅くすることができ、したがって根切り量を大きく削減することもできて施工コスト削減に大きく寄与することができる。
特に、上記実施形態の構造では杭頭部の内外にシアキー6,15を設けたので、それらシアキー6,15により杭頭部と杭頭キャピタル2とを構造的に確実強固に一体化し得て曲げモーメントの伝達をより確実なものとできるし、杭頭内部のシアキー6は杭1とその内部の充填コンクリート5との間での確実な軸力伝達にも寄与し、杭頭外部のシアキー15はアンカー14の廻りのコーン破壊耐力を高めてアンカー強度の増強にも寄与することができる。
本発明の杭頭免震構造の実施形態を示す基礎部の断面図である。 同、平面図である。 同、詳細図である。 同、杭頭部の施工手順を示す図である。
符号の説明
1 杭(中空鋼管杭)
2 杭頭キャピタル
3 免震装置
3a 下部フランジプレート
3b 上部フランジプレート
4 偏平つなぎ梁
5 充填コンクリート
6 シアキー
7 下部ベースプレート
8 上部構造体
9 大梁
10 柱
11 上部台座
12 上部ベースプレート
13 免震ピット
14 アンカー
14a 袋ナット
14b アンカーボルト
15 シアキー
16 スタッドボルト
17 梁筋
18 土間スラブ
19 スラブ筋
20 蓋

Claims (3)

  1. 杭頭部に設置した免震装置により上部構造体を免震支持する杭頭免震構造であって、
    免震装置を設置するための台座としての偏平な杭頭キャピタルを杭頭部に一体に設けるとともに、杭頭回転の発生に伴う杭頭曲げモーメントを杭頭部から杭頭キャピタルに伝達可能とし、
    かつ隣接設置した杭頭キャピタルの間には、それら杭頭キャピタルどうしを相互に連結することによって、各杭頭部から各杭頭キャピタルに伝達された杭頭曲げモーメントを曲げ戻すことによって各杭の杭頭回転を制御するための偏平つなぎ梁を設けてなることを特徴とする杭頭免震構造。
  2. 請求項1記載の杭頭免震構造であって、
    中空鋼管杭の杭頭内部に杭頭キャピタルと一体となる充填コンクリートを充填し、かつ該中空鋼管杭の杭頭部内周面には、免震装置から杭頭キャピタルおよび充填コンクリートを介して中空鋼管杭に軸力を伝達するためのシアキーを設けてなることを特徴とする杭頭免震構造。
  3. 請求項2記載の杭頭免震構造であって、
    免震装置を杭頭キャピタルに固定するためのアンカーを中空鋼管杭の杭頭部の外側周囲に配置して埋設し、かつ該中空鋼管杭の杭頭部外周面には、アンカーに対するコーン破壊耐力を増強するためのシアキーを設けてなることを特徴とする杭頭免震構造。
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