JP4743243B2 - 撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの撮像素子として、CCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が多用されている。これらの撮像素子では、長時間露光、ゲインアップ、温度上昇等の要因によって、オプティカルブラック段差(以下、OB段差とも称する。)と呼ばれる黒レベルの変化が生じることが知られている。
このようなOB段差を補正し、適正な黒レベルを実現するために、以下に示す特許文献1では、クランプ後の映像信号をAD(Analog to Digital)変換してからOB段差を検出する方法を提案している。
特開2000−152098号公報
ここで、上記特許文献1に記載の方法では、クランプ処理によって出力値に負成分が発生する。しかしながら、通常のカメラに設けられたAD変換器は、このような負成分を有する信号が入力された場合に、正成分を有する部分のみ処理を行うため、暗電流の大きさを正確に把握することができないという問題があった。
この問題を解決するために、正成分だけでなく、負成分についてもAD変換を行うことが考えられる。しかしながら、この場合には、AD変換回路と検出回路のビット長が1ビット分長くなるため、回路が2倍になるという新たな問題が生じる。
また、負成分を有する信号が生じないようにするために、クランプ処理を行わないという方法も考えられる。しかしながら、映像信号が最大出力値を越える頻度が大きくなるため、ダイナミックレンジを損失する。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、更なるセンサ等の追加や回路規模の増加を伴うことなく、撮像素子において発生するオプティカルブラック段差を正確に補正することが可能な、新規かつ改良された撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、を有する撮像素子と、前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルが格納された記憶部と、前記垂直前段オプティカルブラック部を、前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域と、前記有効画素部側に位置し、前記第1領域より後に読み出される第2領域と、に区分して処理を行い、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、前記補正テーブルと、を用いて、前記オプティカルブラック段差を補正する補正量を算出する、オプティカルブラック段差補正部と、を備える、撮像装置が提供される。
かかる構成によれば、有効画素部は、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力し、垂直前段オプティカルブラック部は、垂直転送方向に沿って有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる。また、記憶部は、垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルを格納する。また、オプティカルブラック段差補正部は、垂直前段オプティカルブラック部を、垂直転送方向に沿って有効画素部とは反対の側に位置する第1領域と、有効画素部側に位置し、第1領域より後に読み出される第2領域と、に区分して処理を行い、第1領域から得られた暗電流に対応する信号と補正テーブルとを用いて、オプティカルブラック段差を補正する補正量を算出する。
前記撮像素子は、前記垂直前段オプティカルブラック部の前記垂直転送方向に沿った前段に設けられたダミー画素部を更に備え、前記オプティカルブラック段差補正部は、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号の大きさと前記ダミー画素部から得られた暗電流に対応する信号の大きさとの差分に基づいて前記補正テーブルを参照し、前記差分に該当する前記オプティカルブラック段差の補正量を算出することが好ましい。
前記オプティカルブラック段差補正部は、前記補正テーブルに記載されている前記暗電流に対応する信号の大きさおよび前記オプティカルブラック段差の大きさと、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号の大きさと前記ダミー画素部から得られた暗電流に対応する信号の大きさとの差分と、に基づいて、線型補間により前記補正量を算出することが好ましい。
前記撮像装置は、前記垂直前段オプティカルブラック部をクランプするクランプ回路部を更に備え、前記クランプ回路部は、前記第1領域ではクランプを行わず、前記第2領域では所定のレベルにクランプを行うことが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、を有する撮像素子における、前記垂直前段オプティカルブラック部の前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域から、暗電流に対応する信号を取得するステップと、前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルと、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、を用いて、補正すべき前記オプティカルブラック段差の大きさを算出するステップと、を含む、黒レベルの調整方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、を有する撮像素子を制御するコンピュータに、前記垂直前段オプティカルブラック部を、前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域と、前記有効画素部側に位置し、前記第1領域より後に読み出される第2領域と、に区分して処理を行い、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルと、を用いて、前記オプティカルブラック段差を補正する補正量を算出する、オプティカルブラック段差補正機能を実現させるためのプログラムが提供される。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記の撮像装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
本発明によれば、更なるセンサ等の追加や回路規模の増加を伴うことなく、撮像素子において発生するオプティカルブラック段差を正確に補正することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は、以下の順序で行うものとする。
(1)従来の黒レベルの調整方法について
(2)第1の実施形態
(1−1)撮像装置の構成について
(1−2)補正テーブルの作成方法について
(1−3)黒レベルの調整方法について
(3)まとめ
<従来の黒レベルの調整方法について>
まず、図10〜図11Bを参照しながら、従来の黒レベルの調整方法について、詳細に説明する。図10は、撮像素子の構造を説明するための説明図である。図11Aおよび図11Bは、従来の黒レベルの調整方法について説明するための説明図である。
一般的な撮像素子900は、例えば図10に示したように、ダミー画素部(模擬黒レベル画素部とも称する。)901と、有効画素部903と、垂直前段オプティカルブラック部905と、垂直後段オプティカルブラック部907と、水平前段オプティカルブラック部909と、水平後段オプティカルブラック部911と、を主に備える。
ダミー画素部901は、図10に示したように、垂直転送方向の開始位置近傍に設けられており、フォトダイオードは設けられておらず、所定の配線のみが形成されている。ダミー画素部901より得られる出力信号は、模擬的な黒レベル信号として扱うことが可能である。
有効画素部903は、図10に示したように、撮像素子900の略中央部分に設けられ、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する。この有効画素部903の周囲には、図10に示したように、オプティカルブラック部(以下、OB部と略記する。)が形成される。
このオプティカルブラック部は、遮光された画素から構成されており、遮光された画素から得られた信号が、撮像素子900の黒レベルの基準として用いられる。このオプティカルブラック部は、例えば図10に示したように、垂直前段OB部905、垂直後段OB部907、水平前段OB部909および水平後段OB部911に区分される。
垂直前段OB部905は、垂直転送方向の開始位置側に設けられたOB部であり、垂直後段OB部907は、有効画素部903を介して垂直前段OB部905の反対側に位置するOB部である。また、水平前段OB部909は、水平転送方向の開始位置側に設けられたOB部であり、水平後段OB部911は、有効画素部903を介して水平前段OB部909の反対側に位置するOB部である。
上記特許文献1に記載の方法では、クランプ後の映像信号をAD変換してから、OBレベルを検出する。ここで、暗電流が大きい場合は、クランプ後の映像信号は、例えば図11Aに示すように、垂直前段OB部905、すなわち、図11Aの領域dにおいて、レベル測定における基底部分が負の値となる。暗電流として検出したい値は、垂直前段OB部905(領域dに対応)の平均値Dと、ダミー画素部901(領域aに対応)の平均値DMとの差「D−DM」である。しかしながら、通常のカメラ用AD変換器は、所定の参照電圧(VRB(VReference Bottom))以下の信号を負成分としてクリップしてしまうため、暗電流D−DMを検出することができない。すなわち、AD変換器は、図11Aに示した0〜FSの領域のみを処理対象とするため、負成分については、正確に検出することが困難となる。
そこで、上述のような問題を解決するために、以下のような2つの方法が考えられる。第1の方法は、クランプにより負成分が発生したとしても、クリップしないでデータを保持するために、図11Aにおける−FSから+FSまでをAD変換するという方法である。ここで、FS(Full Scale)は、図11Aから明らかなように、VRT(VReference Top)−VRBで表される値である。
しかしながら、この第1の方法では、AD変換器のAD変換回路および検出回路のビット長が1ビット分長くなるため、回路規模が2倍に増えるという問題がある。
他方、第2の方法は、負成分が発生しないようにするために、クランプ処理を行わないという方法である。この方法では、例えば図11Bに示したように、全ての値が正の値となるため、上述のような負成分の発生という問題は生じない。
しかしながら、映像信号がFSを超える頻度が大きくなると、FSを超えた部分913は、最大値のまま変化しないこととなるため、結果的にダイナミックレンジを損失することとなるという問題がある。
そこで、本願発明者らは、このような問題を解決するために鋭意研究を行った結果、以下で説明するような、更なるセンサ等の追加や回路規模の増加を伴うことなく、撮像素子において発生するOB段差を正確に補正することが可能な黒レベルの調整方法に想到した。
(第1の実施形態)
<撮像装置の構成について>
次に、図1〜図7を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成について、詳細に説明する。なお、以下の説明では、撮像装置の一例として、デジタルスチルカメラを例にとって説明を行うものとする。
[撮像装置の全体構成について]
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る撮像装置100は、例えば図1に示したように、撮像部101と、信号処理部103と、表示部105と、バッファメモリ107と、操作部109と、制御部111と、記憶部113と、メモリ制御部115と、リムーバブルメモリ装着部117と、を主に備える。
撮像部101は、CCD、CMOSなどの撮像素子、物体像を撮像素子の撮像面に結像させるレンズ光学系およびシャッターやレンズ光学系を駆動するためのレンズ駆動回路等を備える。撮像部101の撮像素子において光電変換によって得られた映像信号は、後述する信号処理部103に伝送される。
なお、本実施形態に係る撮像部101については、以下で改めて詳細に説明する。
信号処理部103は、撮像部101から伝送された映像信号に対して、同時化、ガンマ補正、マトリクス、ホワイトバランスなどの信号処理や、JPEG圧縮などの処理を行う。この信号処理部103は、上述のような処理を実行可能な専用の回路であってもよく、CPU(Central Processing Unit)等が行っても良い。
表示部105は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、電子ビューファインダー(Electronic View Finder:EVF)などから構成される。表示部105は、信号処理部103で処理された映像信号を受け取って、LCDやEVFに撮像画像を表示する。
バッファメモリ107は、データバッファとして利用されるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリである。バッファメモリ107は、撮像部101が生成した映像データ(映像信号)や、信号処理部103で処理された映像データなどを、一時的に保持する。
操作部109は、撮像装置100に設けられたシャッターボタン、ズームボタンなどの各種操作ボタンを含む。操作部109は、これらのボタンから入力された操作情報を、当該操作情報に対応した所定の信号に変換して、後述する制御部107へ伝送する。
制御部111は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されている。制御部111は、後述する記憶部113に予め格納された各種のプログラムに従って、本実施形態に係る撮像装置100の制御(より詳細には、撮像装置100を構成する各処理部の制御など)を行う。
記憶部113は、フラッシュメモリ等から構成されており、撮像部101、信号処理部103、後述するメモリ制御部115等での信号処理に必要なプログラム、パラメータ、テーブル等を保持する。この記憶部113は、本実施形態に係る撮像装置100の各処理部が、自由に読み書きすることが可能である。
メモリ制御部115は、信号処理部103から伝送された映像信号を、所定のファイルシステムに基づいて、リムーバブルメモリ装着部117に装着されたリムーバブルメモリに記録する。その結果、信号処理部103により各種の処理が施された映像信号は、画像ファイルとして、リムーバブルメモリに記録されることとなる。
撮影時、操作部109に含まれるシャッターボタンの操作により、操作情報が制御部111に入力され、制御部111が、記憶部113に予め格納されたプログラムに従った制御を行う。これにより、撮像部101から伝送された映像信号は、信号処理部103において各種の処理が施される。処理後の映像信号は、メモリ制御部115の制御の下、予め定められたファイルシステムに従ったフォーマットで、撮像画像のデータとしてリムーバブルメモリに記録される。
具体的には、撮像部101から伝送された映像信号は、信号処理部103において同時化、ガンマ補正、マトリクス、ホワイトバランスなどの信号処理が実行され、例えばYCbCrなどの画像信号に変換された後に記録ファイル用の画像が作成される。なお、信号処理部103における画像処理に際しては、必要に応じてバッファメモリ107がバッファとして用いられる。
[撮像部101の構成について]
続いて、図2〜図7を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置100が備える撮像部101について、詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る撮像部101の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る撮像部101は、例えば図2に示したように、タイミングジェネレータ121と、駆動制御部123と、撮像素子125と、第1クランプ回路部127と、相関二重サンプリング回路129と、AD変換器131と、第2クランプ回路部133と、OB段差補正部135と、を主に備える。
タイミングジェネレータ121は、後述する撮像素子125を駆動するためのタイミングパルスを発生する。また、タイミングジェネレータ121は、後述する第1クランプ回路部127、相関二重サンプリング回路129、AD変換器131、第2クランプ回路部133、OB段差補正部135が実行する処理に必要なパルスを発生する。
駆動制御部123は、タイミングジェネレータ121で発生したタイミングパルスに基づいて、後述する撮像素子125の駆動制御を行う。より詳細には、駆動制御部123は、タイミングジェネレータ121で発生した、垂直転送パルス、水平転送パルス、電荷掃き出しパルス等に基づいて、撮像素子125を制御する。
撮像素子125は、レンズ光学系(図示せず。)やシャッター(図示せず。)により撮像面に結像された光を光電変換し、映像信号として出力する。この撮像素子125は、例えば図3に示したような構造を有する。
図3は、撮像素子125の構造を説明するための説明図である。撮像素子125は、例えば図3に示したように、ダミー画素部(模擬黒レベル画素部とも称する。)151と、有効画素部153と、垂直前段オプティカルブラック部155と、垂直後段オプティカルブラック部157と、水平前段オプティカルブラック部159と、水平後段オプティカルブラック部161と、を主に備える。
ダミー画素部151は、図3に示したように、垂直転送方向の開始位置近傍に設けられており、フォトダイオードは設けられておらず、所定の配線のみが形成されている。ダミー画素部151より得られる出力信号は、模擬的な黒レベル信号として扱うことが可能である。
有効画素部153は、図3に示したように、撮像素子125の略中央部分に設けられ、画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する。この有効画素部153の周囲には、図3に示したように、オプティカルブラック部(OB部)が形成される。
このOB部は、遮光された画素から構成されており、遮光された画素から得られた信号が、撮像素子125の黒レベルの基準として用いられる。このOB部は、例えば図3に示したように、垂直前段OB部155、垂直後段OB部157、水平前段OB部159および水平後段OB部161に区分される。
垂直前段OB部155は、垂直転送方向の開始位置側に設けられたOB部であり、垂直後段OB部157は、有効画素部153を介して垂直前段OB部155の反対側に位置するOB部である。また、水平前段OB部159は、水平転送方向の開始位置側に設けられたOB部であり、水平後段OB部161は、有効画素部153を介して水平前段OB部159の反対側に位置するOB部である。
図3に示したような構造を有する撮像素子125から出力された各画素部の信号は、後述する第1クランプ回路部127を介して相関二重サンプリング回路部129へと伝送される。
なお、撮像素子125から得られた各画素部の信号を用いて、黒レベルの調整を行う方法については、以下で改めて詳細に説明する。
第1クランプ回路部127は、タイミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、撮像素子125のダミー画素部151に相当する期間の信号、すなわち、ダミー画素部151から出力された模擬的な黒レベル信号を、第1クランプ目標値にクランプする。なお、この第1クランプ目標値は、使用する撮像素子125の性能等に応じて、任意の値に設定することが可能である。
相関二重サンプリング回路(Corelated Double Sampling:CDS)129は、タイミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、撮像素子125から出力された信号に含まれる雑音(ノイズ)を除去する。この雑音は、例えば、撮像素子125から出力された信号に含まれるリセットレベルの揺らぎに起因する低周波ノイズや、撮像素子125に含まれるトランジスタに起因する1/f雑音などである。CDS129は、ノイズの除去された各種の信号を、後述するAD変換器131に伝送する。
AD変換器(Analog to Digital Convertor:ADC)131は、タイミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、入力されたアナログ信号を、デジタル信号へと変換する。ADC131に入力されるアナログ信号は、CDS129から伝送された信号や、後述する第2クランプ回路部133から伝送されたアナログ信号を含む。ADC131は、変換の結果得られたデジタル信号を、後述するOB段差補正部135へと伝送する。
第2クランプ回路部133は、タイミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、撮像素子125の所定の領域に相当する期間の信号を、第2クランプ目標値にクランプする。本実施形態に係る撮像部101では、垂直前段OB部155を、ダミー画素部151側に位置する第1領域と、有効画素部153側に位置し、第1領域より後に読み出される第2領域とに区分して、処理を行う。ここで、第2クランプ回路部133は、垂直前段OB部155の第2領域に相当する期間の信号を、第2クランプ目標値にクランプする。すなわち、この第2クランプ回路部133は、垂直前段OB部155をクランプするクランプ回路部であるといえる。
図4は、本実施形態に係る第2クランプ回路部133の一例を説明するためのブロック図である。図4に示したように、第2クランプ回路部133は、例えば、スイッチ回路部171と、減算部173と、IIR型フィルタ175と、DA変換器177と、を主に備える。
スイッチ回路部171は、タイミングジェネレータ121で発生したクランプゲートパルスに基づいて、第2クランプ回路部133を構成する回路の開閉を行う。より詳細には、垂直前段OB部155の第2領域に相当する信号が入力される際に、クランプゲートパルスがHiとなる。スイッチ回路部171は、Hiとなったクランプゲートパルスに応じて、第2クランプ回路部133を構成する回路が閉じるようにスイッチを切り替える。
減算部173は、ADC131から出力された信号と、減算部173に入力されている第2クランプ目標値と、の差分を算出する。ADC131から出力された信号のレベルが第2クランプ目標値と大きく異なる場合には、減算部173から出力される差分は、大きな値となる。また、ADC131から出力された信号のレベルが第2クランプ目標値に近づくほど、減算部173から出力される差分は、小さな値となる。減算部173により得られた減算結果は、後述するIIR(Infinite Impulse Response:無限インパルス応答)型フィルタ175に伝送される。
IIR型フィルタ175は、所定の時定数に基づいて、減算部173から伝送された値を平均化する。IIR型フィルタ175は、平均化した値を、後述するDA変換器177に伝送する。
DA変換器(Digital to Analog Convertor:DAC)177は、イミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、IIR型フィルタ175から伝送されたデジタル信号を、アナログ信号へと変換する。変換の結果得られたアナログ信号は、CDS129から伝送されるアナログ信号に加算される。
第2クランプ回路部133は、このような構成を有することにより、垂直前段OB部155の第2領域に相当する信号を、第2クランプ目標値にクランプすることが可能となる。
なお、上述の例では、減算部173から伝送された値を平均化するフィルタとして、IIR型のフィルタを用いた例について説明したが、FIR(Finite Impulse Response)型のフィルタを用いて第2クランプ回路部133を設計することも可能である。
OB段差補正部135は、タイミングジェネレータ121で発生したパルスに基づいて、撮像素子125で発生するOB段差を補正する。より詳細には、OB段差補正部135は、垂直前段OB部155の第1領域から得られた暗電流と、記憶部113に記録されている補正テーブルと、を用いて、OB段差を補正する補正量を算出する。ここで、OB段差とは、垂直前段OB部における黒レベルと、映像信号の黒レベルとの差として定義されるものである。
図5は、本実施形態に係るOB段差補正部135の一例を説明するためのブロック図である。図5に示したように、OB段差補正部135は、補正値算出部181と、補正部183とから構成される。
補正値算出部181は、例えば図5に示したように、ダミー画素部検波部185と、垂直前段OB部検波部187と、有効画素部検波部189と、補正テーブル管理部191と、を主に備える。
ダミー画素部検波部185は、ADC131から伝送されたデジタル信号のうち、撮像素子125のダミー画素部151に相当する期間に、ダミー画素部151から出力された暗電流に対応する信号電圧の平均値を、平均値検波等で検波する。以下、ダミー画素部検波部185から得られた信号電圧の平均値を、「DM」と略記することとする。ダミー画素部検波部185は、得られた信号電圧の平均値「DM」を、出力する。
垂直前段OB部検波部187は、ADC131から伝送されたデジタル信号のうち、垂直前段OB部155の第1領域に相当する期間に、第1領域から出力された暗電流に対応する信号電圧の平均値を、平均値検波等で検波する。以下、垂直前段OB部155の第1領域から得られた信号電圧の平均値を、「D」と略記することとする。垂直前段OB部検波部187は、得られた信号電圧の平均値「D」を、出力する。
ここで、垂直前段OB部検波部187から出力された平均値「D」と、ダミー画素部検波部185から出力された平均値「DM」との差「D−DM」が、後述する補正テーブル管理部191に伝送される。
有効画素部検波部189は、ADC131から伝送されたデジタル信号のうち、撮像素子125の有効画素部153に相当する期間に、有効画素部153から出力された信号電圧の平均値を、平均値検波等で検波する。以下、有効画素部153から得られた有効画素信号の暗電流に対応する信号電圧の平均値を、「E」と略記することとする。有効画素部検波部189は、得られた信号電圧の平均値「E」を、出力する。
ここで、有効画素部検波部189から出力された暗電流に対応する信号電圧の平均値「E」と、垂直前段OB部検波部187から出力された平均値「D」との差「E−D=DS」が、後述する補正テーブル管理部191に伝送される。なお、以下で説明するように、「DS」が、撮像素子125で発生するOB段差の大きさに相当する。
補正テーブル管理部191は、OB段差を補正するための補正量を算出する際に利用される補正テーブルの管理を行う。補正テーブル管理部191は、以下で説明するように、補正テーブルの作成機能と、補正テーブルに基づく補正量の算出機能の二つの主な機能を有する。補正テーブルの作成時には、補正テーブル管理部191は、伝送された「DS」および「D−DM」の値に基づいて、図6に示したような補正テーブルを作成する。
図6は、OB段差補正部135が利用する補正テーブルの一例を説明するための説明図である。補正テーブルの作成時には、以下で説明するように、有効画素部153で発生する暗電流の発生条件を変化させながら、発生したOB段差の値(すなわち、「DS」の値)を記録していく。ここで、有効画素部153で発生する暗電流の発生条件を変化させることは、「D−DM」の値を変化させることに相当する。従って、「D−DM」を横軸にとって、「DS」を縦軸にとったグラフ図は、垂直前段OB部155で発生する暗電流に対応する信号と、OB段差との関係を表すこととなる。ここで、図6に示した補正テーブルにおいて、グラフ上の「○」が、「D−DM」および「DS」の測定値である。
補正テーブル管理部191は、作成した補正テーブルを、記憶部113や、不揮発性メモリ等に記録する。なお、図6に示したようなグラフ図そのものを記録しておく必要はなく、それぞれの測定点における「D−DM」と「DS」の実測値を、互いに関連付けて記録すればよい。
また、垂直前段OB部155で発生した暗電流に対応する信号と、OB段差の値とが、比例関係となった場合には、比例係数のみを補正テーブルとして記録してもよい。
また、実際の撮影時には、補正テーブル管理部191は、当該補正テーブル管理部191に伝送された平均値「D−DM」と、上述のような補正テーブルとを用いて、撮像素子125に発生しているOB段差「DS」の値を算出する。
例えば、図6に示したように、補正テーブル管理部191に伝送された平均値「D−DM」の値が、Nであった場合を考える。補正テーブル管理部191は、記憶部113等に記録されている補正テーブルを参照して、N以下の「D−DM」の値を有するデータLと、N以上の「D−DM」の値を有するデータHを抽出する。補正テーブルを参照することで、データLに対応する「DS」の値DSと、データHに対応する「DS」の値DSを取得することができる。そのため、補正テーブル管理部191は、これらの値を利用して、例えば以下の式1に示したような線形補間により、Nに対応する「DS」の値DSを算出する。
Figure 0004743243


・・・(式1)
なお、N以下の「D−DM」の値を有するデータLの選択に際して、N以下の値を有するデータであれば、任意のものを選択することが可能であるが、Nに最も近い値を有するデータを選択することが好ましい。また、N以上の「D−DM」の値を有するデータHの選択に際して、N以上の値を有するデータであれば、任意のものを選択することが可能であるが、Nに最も近い値を有するデータを選択することが好ましい。このようなデータを選択することで、より正確なDSの値を算出することが可能となる。
補正テーブル管理部191は、このようにして算出された値「DS」を、補正値として、後述する補正部183に伝送する。
補正部183は、ADC131から伝送されたデジタル信号と、補正値算出部181から伝送された補正値DSとに基づいて、撮像素子125に発生したOB段差に起因する信号を含むデジタル信号を補正する。図7は、本実施形態に係る補正部183の一例を説明するためのブロック図である。この補正部183は、例えば図7に示したように、補正実行判定部193と、オフセット加算部195と、を主に備える。
補正実行判定部193は、ADC131から伝送されたデジタル信号が、撮像素子125の有効画素部153に対応する区間のデジタル信号か否かを判定する。伝送されたデジタル信号が有効画素部153に対応する区間のものか否かは、任意の方法を用いて判定することが可能であるが、例えば、撮像素子125が有する画素数と、タイミングジェネレータ121で発生したパルス等とに基づいて、判定することが可能である。補正実行判定部193は、判定結果を、後述するオフセット加算部195に伝送する。
また、補正実行判定部193は、ADC131から伝送されたデジタル信号が、垂直前段OB部155の第2領域に対応する区間のものであるか否かを判定する。補正実行判定部193は、伝送されたデジタル信号が第2領域に対応する区間のものである場合に、第2領域の終端部に対応する信号を特定し、当該信号の平均値をオフセット加算部195に伝送する。
オフセット加算部195は、ADC131から伝送されたデジタル信号が有効画素部153に対応する区間のものである場合に、補正テーブル管理部191から伝送された補正値DSを、伝送されたデジタル信号に対して一律に加算する。より詳細には、オフセット加算部195は、第2領域の最終的な平均値(換言すれば、第2クランプ回路部133から伝送された最終的な平均値)を保持しておく。オフセット加算部195は、保持してあった第2領域の最終的な平均値と第2クランプ目標値との差を、有効画素部153に相当する区間の信号から一律に減算する。撮像素子125にOB段差が生じていない場合には、この時点で黒レベルが安定し、ダイナミックレンジが確保される。
また、オフセット加算部195は、第2領域の最終的な平均値と第2クランプ目標値との差を減算した結果に対して、補正テーブル管理部191から伝送された補正値DSを一律に加算する。かかるオフセット補正を有効画素部153に対応する区間の信号に対して行うことで、OB段差を正確に補正することができる。
以上、本実施形態に係る撮像装置100の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
例えば、撮像素子125がCMOSである場合には、図1に示した撮像素子以外の処理部の一部または全てが、撮像素子内に組み込まれていても良い。
<補正テーブルの作成方法について>
続いて、図8を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置100が有する補正テーブルの作成方法について、詳細に説明する。図8は、本実施形態に係る撮像装置が有する補正テーブルの作成方法を説明するための説明図である。
図8は、補正テーブル作成時における、撮像素子125の画素構成と、信号レベルとの関係を模式的に示したものである。図8の横軸は、撮像素子125の垂直転送方向を意味しており、縦軸は、信号レベルを表している。
ここで、図8の「a」で表される区間は、ダミー画素部151に相当する区間であり、「b+c」で表される区間は、垂直前段OB部155に相当する区間であり、「b+c」よりも後の区間は、有効画素部153に相当する区間である。また、「b」で表される区間は、垂直前段OB部155の第1領域を表しており、「c」で表される区間は、垂直前段OB部155の第2領域を表している。
また、「b+c」で表される区間は、垂直前段OB部155の垂直転送方向に沿った長さであるため、一定となる。また、「b」区間(すなわち、第1領域)の垂直転送方向に沿った長さは、撮像素子125のS/N(Signal to Noise)比等の性能に応じて決定される。また、「c」区間(すなわち、第2領域)の垂直転送方向に沿った長さは、第2領域から得られる信号をどれだけ収束させたいかに応じて決定される。
本実施形態に係る撮像装置100では、第1領域と第2領域の垂直転送方向に沿った長さを、例えば1:1と設定する。また、撮像素子125の性能等に応じて、第1領域の長さを第2領域の長さより長くしたり、短くしたりしてもよい。なお、第1領域と第2領域の長さは、撮影条件等に係らず一定としてもよく、撮影条件等に応じて変化するようにしてもよい。
補正テーブルの作成は、例えば、撮像装置100の工場出荷時等に行われる。以下に説明する補正テーブルの作成処理は、遮光状態で撮影を行うことで実施される。遮光状態で撮影を行うことで、撮像素子125に外部からの光は入射せず、撮像素子125に発生する暗電流のみに着目することが可能となる。
まず、撮像部101の第1クランプ回路部127は、「a」期間において、ダミー画素部151から出力された信号を、第1クランプ目標値にクランプする。また、第2クランプ回路部133のスイッチ回路部171は、開放に設定する。図8に示した「a」期間に、OB段差補正部135のダミー画素部検波部185は、ダミー画素部151から出力された信号の平均値「DM」を検波する。また、図8に示した「b」期間に、OB段差補正部135の垂直前段OB部検波部187は、垂直前段OB部155の第1領域から出力された信号の平均値「D」を検波する。それぞれの検波部から出力された値を用いて算出された「D−DM」が、補正テーブル管理部191に伝送される。図8に示したように、算出された「D−DM」が、垂直前段OB部で発生している暗電流に対応する信号の大きさとなる。また、各検波部は、最終的な出力値を保持しておく。
続いて、OB段差補正部135の有効画素部検波部189は、有効画素部153から出力された信号の平均値「E」を検波する。有効画素検波部189から出力された値から、ダミー画素部検波部185から出力された値を減算した「E−DM」が、図8に示したように、有効画素部153で発生している暗電流に対応する信号の大きさとなる。ここで、図8から明らかなように、有効画素検波部189から出力された値から、垂直前段OB部155の第1領域から出力された値を減算した「E−D=DS」が、OB段差となる。

補正テーブル管理部191は、伝送された値「D−DM」と「DS」とを互いに関連付けて、撮影結果の一つとして補正テーブルに書き込む。
このような撮影を、暗電流発生条件(すなわち、温度、露光時間、ゲインなど)を変化させながら複数回行うことで、補正テーブルを作成することができる。
また、複数回の測定結果によって図6に示すグラフが、原点を通る直線関係で表される場合には、それぞれの撮影結果を記録するかわりに直線の傾きを補正テーブルとして記録してもよく、それぞれの撮影結果と直線の傾きとを補正テーブルとして記録してもよい。また、種々の計測の結果、暗電流とOB段差との関係が原点を通る直線関係となると予めわかっている場合には、上述のような撮影は、1回だけ行うようにしてもよい。
なお、このような補正テーブルの作成は、工場出荷時のような際に1回だけ行われてもよく、撮像装置100のユーザにより補正テーブルの作成命令が入力された場合に、随時実行可能なようにしてもよい。
<黒レベルの調整方法について>
次に、図9を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置100が実施する黒レベルの調整方法について、詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る撮像装置が実施する黒レベルの調整方法を説明するための説明図である。
通常のユーザによる撮影時には、以下に説明するような黒レベルの調整方法が行われる。まず、撮像部101の第1クランプ回路部127は、「a」期間において、ダミー画素部151から出力された信号を、第1クランプ目標値にクランプする。また、第2クランプ回路部133のスイッチ回路部171は、開放に設定する。図9に示した「a」期間に、OB段差補正部135のダミー画素部検波部185は、ダミー画素部151から出力された信号の平均値「DM」を検波する。また、図9に示した「b」期間に、OB段差補正部135の垂直前段OB部検波部187は、垂直前段OB部155の第1領域から出力された信号の平均値「D」を検波する。それぞれの検波部から出力された値を用いて算出された「D−DM」が、補正テーブル管理部191に伝送される。
OB段差補正部135の補正テーブル管理部191は、伝送された「D−DM」の値と、記憶部113等に記録されている補正テーブルと、に基づいて、撮像素子125で発生しているOB段差の大きさ「DS」(すなわち、補正量DS)を算出する。具体的には、補正テーブル管理部191は、補正テーブルを参照して、伝送された「D−DM」以下の値を有するデータ(L,DS)と、「D−DM」以上の値を有するデータ(H,DS)とを選択する。続いて、補正テーブル管理部191は、選択したこれらの値と、伝送された「D−DM」の値とを用いて、式1により補正量DSを算出する。補正テーブル管理部191は、算出した補正量「DS」を、補正部183に伝送する。
次に、図9に示した「c」期間に、第2クランプ回路部133のスイッチ回路部171はON状態になり、図9に示したように、垂直前段OB部155の第2領域から出力された信号を、第2クランプ目標値にクランプする。また、「c」期間に対応する信号の第2クランプ回路部133への入力が終了すると、スイッチ回路部171はOFF状態になるとともに、「c」期間における最終的な平均値が、OB段差補正部135の補正部183に伝送される。
他方、補正部183の補正実行判定部193は、ADC131から伝送される信号が、有効画素部153から出力された信号か否かを判定している。ADC131から伝送される信号が、有効画素部153から出力された信号ではない場合には、補正部183は、OB段差の補正処理を実施しない。また、ADC131から伝送される信号が、有効画素部153から出力された信号となった場合に、補正実行判定部193は、有効画素部153から出力された信号が到達した旨を、オフセット加算部195に伝送する。
オフセット加算部195は、ADC131から伝送されたデジタル信号(すなわち、有効画素部153から出力された信号)から、保持している「c」期間における最終的な平均値と第2クランプ目標値との差を一律に減算する。更に、オフセット加算部195は、補正テーブル管理部191から伝送された補正量「DS」を、上記減算処理が終了した信号に対して、一律に加算する。
このように、本実施形態に係る黒レベルの調整方法では、垂直前段OB部の第1領域はクランプ処理を行わず、暗電流の検波を行う。また、垂直前段OB部の第2領域に対しては、IIR積分型などのクランプ処理を行い、黒レベルを基準レベルに調整する。また、オフセット加算部195が上述のような処理を行うことで、有効画素部153から伝送された信号に重畳されているOB段差に起因する影響を補正することができる。その結果、図9に示したように、撮像装置100は、黒レベルの安定化とダイナミックレンジの確保を実現することができる。
<まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る撮像装置では、撮像素子から出力される信号と通常のADCとを用いて、クランプ動作と暗電流検出を行い、予め設定された補正テーブルを用いて、OB段差の補正量を算出する。このため、温度センサ等の外部センサの追加や回路規模の増加を伴うことなく、撮像素子が発生するOB段差を、1回で調整し、温度変化に対してリアルタイムかつ正確に補正することが可能となる。その結果、撮像装置が備える撮像素子の歩留まり向上と、画質の向上を図ることが可能となる。
また、従来の黒レベルの調整方法のように、オプティカルブラック部を構成する画素から得られる信号をクランプすると、黒レベルの安定化と映像信号のダイナミックレンジの確保を実現できるものの、暗電流を正しく検波することが困難となる。そこで、本発明の各実施形態に係る撮像装置は、垂直前段OB部を第1領域と第2領域とに区分し、第1領域ではクランプを行わず、第2領域においてクランプを行うようにした。このようなクランプ方法を行うことで、ダイナミックレンジを確保しつつ、正確に暗電流を検波することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、垂直前段OB部で発生する暗電流に対応する信号と、OB段差との関係が記載された補正テーブルを利用する場合について説明した。しかし、垂直前段OB部で発生する暗電流に対応する信号と、有効画素部で発生する暗電流に対応する信号との関係が記載された補正テーブルを利用して、OB段差の補正を行ってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る撮像部の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る撮像素子の構成を説明するための説明図である。 同実施形態に係る第2クランプ回路部の一例を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るOB段差補正部の構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るOB段差補正部が利用する補正テーブルの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係るOB段差補正部が有する補正部の一例を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る撮像装置が有する補正テーブルの作成方法を説明するための説明図である。 同実施形態に係る撮像装置が実施する黒レベルの調整方法を説明するための説明図である。 撮像素子の構成を説明するための説明図である。 従来の黒レベルの調整方法を説明するための説明図である。 従来の黒レベルの調整方法を説明するための説明図である。
符号の説明
100 撮像装置
101 撮像部
103 信号処理部
105 表示部
107 バッファメモリ
109 操作部
111 制御部
113 記憶部
115 メモリ制御部
117 リムーバブルメモリ装着部
121 タイミングジェネレータ
123 駆動制御部
125 撮像素子
127 第1クランプ回路部
129 相関二重サンプリング部
131 AD変換器
133 第2クランプ回路部
135 オプティカルブラック段差補正部
151 ダミー画素部
153 有効画素部
155 垂直前段オプティカルブラック部
157 垂直後段オプティカルブラック部
159 水平前段オプティカルブラック部
161 水平後段オプティカルブラック部
171 スイッチ回路部
173 減算部
175 IIR型フィルタ
177 DA変換器
181 補正値算出部
183 補正部
185 ダミー画素部検波部
187 垂直前段オプティカルブラック部検波部
189 有効画素部検波部
191 補正テーブル管理部
193 補正実行判定部
195 オフセット加算部

Claims (5)

  1. 画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、
    垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、
    を有する撮像素子と、
    前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルが格納された記憶部と、
    前記垂直前段オプティカルブラック部を、前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域と、前記有効画素部側に位置し、前記第1領域より後に読み出される第2領域と、に区分して処理を行い、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、前記補正テーブルと、を用いて、前記オプティカルブラック段差を補正する補正量を算出する、オプティカルブラック段差補正部と、
    前記垂直前段オプティカルブラック部をクランプするクランプ回路部と、
    を備え、
    前記クランプ回路部は、前記第1領域ではクランプを行わず、前記第2領域では所定のレベルにクランプを行う、撮像装置。
  2. 前記撮像素子は、前記垂直前段オプティカルブラック部の前記垂直転送方向に沿った前段に設けられたダミー画素部を更に備え、
    前記オプティカルブラック段差補正部は、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号の大きさと前記ダミー画素部から得られた暗電流に対応する信号の大きさとの差分に基づいて前記補正テーブルを参照し、前記差分に該当する前記オプティカルブラック段差の補正量を算出する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記オプティカルブラック段差補正部は、前記補正テーブルに記載されている前記暗電流に対応する信号の大きさおよび前記オプティカルブラック段差の大きさと、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号の大きさと前記ダミー画素部から得られた暗電流に対応する信号の大きさとの差分と、に基づいて、線型補間により前記補正量を算出する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、を有する撮像素子における、前記垂直前段オプティカルブラック部の前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域から、暗電流に対応する信号を取得するステップと、
    前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルと、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、を用いて、補正すべき前記オプティカルブラック段差の大きさを算出するステップと、
    を含み、
    前記有効画素部側に位置し、前記第1領域より後に読み出される第2領域で所定のレベルにクランプを行うステップを更に含む、黒レベルの調整方法。
  5. 画素に入射した光を信号電荷に変換し、有効な画素信号として出力する有効画素部と、垂直転送方向に沿って前記有効画素部の前段に設けられ、遮光された画素から得られた信号が黒レベルの基準として用いられる垂直前段オプティカルブラック部と、を有する撮像素子を制御するコンピュータに、
    前記垂直前段オプティカルブラック部を、前記垂直転送方向に沿って前記有効画素部とは反対の側に位置する第1領域と、前記有効画素部側に位置し、前記第1領域より後に読み出される第2領域と、に区分して処理を行い、前記第1領域から得られた暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部で発生する暗電流に対応する信号と、前記垂直前段オプティカルブラック部における黒レベルと映像信号の黒レベルとの差であるオプティカルブラック段差と、の関係が記載された補正テーブルと、を用いて、前記オプティカルブラック段差を補正する補正量を算出する、オプティカルブラック段差補正機能と、
    前記第1領域ではクランプを行わず、前記第2領域では所定のレベルにクランプを行うクランプ機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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