JP4554504B2 - 画像データ処理回路および画像データ処理方法 - Google Patents

画像データ処理回路および画像データ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4554504B2
JP4554504B2 JP2005363741A JP2005363741A JP4554504B2 JP 4554504 B2 JP4554504 B2 JP 4554504B2 JP 2005363741 A JP2005363741 A JP 2005363741A JP 2005363741 A JP2005363741 A JP 2005363741A JP 4554504 B2 JP4554504 B2 JP 4554504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dark current
line
circuit
change amount
current component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005363741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007166527A (ja
Inventor
邦裕 大原
智博 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2005363741A priority Critical patent/JP4554504B2/ja
Priority to TW095108944A priority patent/TWI335177B/zh
Priority to US11/385,883 priority patent/US7800660B2/en
Priority to EP06251575A priority patent/EP1798957B1/en
Priority to CN2006100720991A priority patent/CN1984242B/zh
Priority to KR1020060032668A priority patent/KR100785716B1/ko
Publication of JP2007166527A publication Critical patent/JP2007166527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4554504B2 publication Critical patent/JP4554504B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/63Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/772Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像データ処理回路および画像データ処理方法に関し、特に、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラ等において固体撮像素子の撮像出力中のオプティカルブラック部分の補正に好適な画像処理に関するものである。
ビデオカメラ等では、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)撮像素子が用いられている。このCCD撮像素子の出力中には、CCD撮像素子の受光面に光が当たったことにより生じる光電変換出力の他に、全く光の当たっていないときにも生じる暗電流の成分が含まれている。この暗電流は有効画素を読んでいる間も流れているため、信号レベルが全体的に高くなる。すると画像全体が白っぽくなり、黒がグレーになるため問題である。この現象を避けるため、OB(オプティカルブラック)補正と呼ばれる補正が行われる。すなわち、CCD撮像素子にマスキングをしたOB(オプティカルブラック)領域を設け、当該OB領域の信号レベルを測定してクランプレベルを取得する。そして有効画素の信号からクランプレベルを減算する処理が行われる。これにより、暗電流の成分が除去されることになり、光電変換出力のみを取り出すことができる。
図11は、特許文献1に係るクランプ回路のブロック図である。比較回路100は、前後するライン間のクランプレベル同士の差分値diffを算出する。そして、この前後するライン間のクランプレベル同士の差分の絶対値absを算出する。この絶対値absと、所定の規格値mと比較して、セレクタ116に対する制御信号を形成する。絶対値absと規格値mとの関係が(abs≦m)の場合には、入力端子116aが選択される。また、絶対値absと規格値mとの関係が(abs>m)でクランプレベル同士の差分値diffが(diff>0)の場合には、入力端子116bが選択される。このように、積分及び平均化回路106から出力される各ライン毎のクランプレベルは、前後のラインのクランプレベルとの差分の絶対値が所定の範囲内ならそのまま用いられ、所定の範囲より大きければ、(+1)もしくは(−1)ずつ更新されていく。このようにライン毎にクランプレベルが更新される。
尚、上記の関連技術として特許文献2が開示されている。
特開2000−156822号公報 特開2003−319267号公報
しかし特許文献1に係るクランプ回路は、ライン間においてクランプレベルが(+1)もしくは(−1)ずつしか更新されない。するとOB領域の信号レベルが、ライン間のクランプレベル(+1)および(−1)を超えて変化する場合には、OB補正が十分に行われない事態が発生するため問題である。またOB領域の信号レベルがクランプレベル内で変化する場合においても、OB補正の精度が低くなるため問題である。またOB補正の精度を高めるため、クランプレベルの更新幅を小さくする(例えば±0.5にする)と、補正可能なレンジが狭くなり、ライン間のクランプレベル差が大きい場合に対応できなくなる事態が発生するため問題である。またこのようなOB領域の信号レベルがライン毎に変化する特性であるライン依存性は、CCD撮像素子の画素数が増加するほど顕著に現れてくるため問題である。そしてOB領域の信号レベルにライン依存性が存在すると、その後の画像処理においてOB領域の信号レベルを測定して得たクランプレベルを有効画素の信号から減算する処理を行う際に、暗電流の成分が完全に除去できない事態が発生するため問題である。
本発明は前記背景技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、固体撮像素子から出力される画像データに含まれる暗電流成分信号に、ライン依存性が発生することや、ライン間ばらつきが発生することを抑えるように高精度に補正することができると共に、ラインフリッカの発生を防止することができる。よって高い精度で画像の黒に相当する基準信号レベルを決定し、決定した基準信号レベルで全ての有効画素の信号を補正することができる。
前記目的を達成するために、本発明における画像データ処理回路は、暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次出力される固体撮像素子の画像データ処理回路であって、基準ラインにおける暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持する第1保持回路と、暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次入力される第1減算回路と、第1減算回路に入力されるラインに先行して固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる暗電流成分信号が、基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得する差分回路とを備え、第1減算回路は、入力された暗電流成分信号および画素信号から暗電流変化量を減算することを特徴とする。
固体撮像素子は、例えばCCDセンサやCMOSセンサが挙げられる。画素信号は、有効画素領域から出力される。暗電流成分信号は、固体撮像素子の受光面に全く光の当たっていないときにおいて発生する電流成分に応じた信号である。ここで暗電流成分は、画素信号にも含まれている。よって同一ラインの画素信号と暗電流成分信号との関係についてみると、暗電流成分信号は、画素信号に含まれる暗電流成分を表している関係にあることになる。
第1保持回路は、基準ラインにおける暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持する。ここで基準ラインは単数・複数を問わない。また基準ラインは、固体撮像素子における先頭ラインに限られない。第1減算回路には、暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次入力される。差分回路は、第1減算回路に入力されるラインに先行して固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる暗電流成分信号が、基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得する。ここで先行ラインは、単数・複数を問わない。そして第1減算回路は、入力された暗電流成分信号および画素信号から暗電流変化量を減算する。
当該減算処理によって、暗電流成分信号の値および画素信号に含まれる暗電流成分の値を、基準暗電流成分信号に応じて補正することができる。その結果、暗電流成分の値を一定値にすることができる。すなわち、暗電流成分信号の値および画素信号に含まれる暗電流成分の値に例えばラインナンバの増加に応じて暗電流が増加・減少するなどのライン依存性が発生することや、ライン間ばらつきが発生することを抑えることができる。するとその後の画像処理段階において、ライン間ばらつきやライン依存性なく、画素信号から暗電流成分信号を除去することが可能となる。これにより、高い精度で画像の黒に相当する基準信号レベルを決定し、決定した基準信号レベルで全ての画素信号を補正することができる。
また第1減算回路では、暗電流変化量を、画素信号および暗電流成分信号から減算する。よって、暗電流変化量の大小にかかわらず高い精度で、各ラインの暗電流成分信号の値を、基準暗電流成分信号に応じて補正することができ、その結果、暗電流成分の値を一定値にすることができる。
本発明の画像データ処理回路および画像データ処理方法によれば、固体撮像素子から出力される画像データに含まれる暗電流成分に、ライン依存性が発生することや、ライン間ばらつきが発生することを抑えるように高精度に補正することができると共に、ラインフリッカの発生を防止することが可能となる。
以下、本発明の画像データ処理回路および画像データ処理方法について具体化した実施形態を図1乃至図10に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の原理図を図1に示す。補正回路1Gは基準暗電流成分データ保持部2G、差分回路3G、減算回路4Gを備える。固体撮像素子5Gは1フレーム内に複数のラインを備える。各ラインには、有効画素データEDを取得する有効画素領域と、暗電流成分データDDを取得する遮光領域とが備えられる。固体撮像素子5Gからは、有効画素データEDおよび暗電流成分データDDが出力される。暗電流は有効画素領域においても発生するため、暗電流成分データDDは、同一のラインから出力される有効画素データEDに含まれている暗電流成分と同等の値を表している。
基準暗電流成分データ保持部2Gは、固体撮像素子5Gから基準となるラインを選び、該基準ラインの暗電流成分を先頭ライン平均値RDとして保持する。ここで、固体撮像素子5Gから出力される先頭ラインを、基準ラインとすることが好ましい。減算回路4Gには、暗電流成分データDDと有効画素データEDとがライン毎に順次入力される。差分回路3Gは、減算回路4Gに入力されるライン(暗電流成分データDDと有効画素データEDとが入力される)に先行して固体撮像素子5Gから出力される先行ラインに含まれる暗電流成分データDDの、先頭ライン平均値RDに対する変化量を、検波値OBLDとして取得する。そして減算回路4Gは、入力された暗電流成分データDDおよび有効画素データEDから検波値OBLDを減算する。減算回路4Gからは、減算後の補正後ピクセルデータCPDが出力される。
これにより、ライン毎に求めた検波値OBLDを、ライン毎の有効画素データED及び暗電流成分データDDから減算することができる。よって暗電流成分データDDがライン毎に増加・減少する場合においても、各ラインの暗電流成分データDDの値を、先頭ライン平均値RDに応じて補正することができる。よって、暗電流成分データDDのライン間ばらつきやライン依存性を抑えることができる。するとその後の画像処理段階において、ライン間ばらつきやライン依存性なく、有効画素データEDから暗電流成分データDDを除去することが可能となる。これにより高い精度で画像の黒に相当する基準信号レベルを決定し、決定した基準信号レベルで全ての有効画素データEDを補正することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像データ処理回路10を、図2を用いて説明する。画像データ処理回路10は、RフィールドのCCDセンサ5R、タイミングジェネレータ7、ADコンバータ11、補正回路1、フレームOB補正部14を備える。補正回路1は、検波部12、ラインOB補正部4を備える。
図3に、インタレース方式のCCDセンサ5RにおけるRフィールドを示す。CCDセンサ5Rは、説明の便宜のため、ライン数が20であり、また1ライン当たり8画素であるとする。不図示のレジスタにより、CCDセンサ5Rのうちから予め有効領域EAおよびOB領域OAが設定される。有効領域EAは、有効画素データEDを取得する領域である。またOB領域OAは、遮光された画素領域であるOB(オプティカルブラック)部であり、暗電流成分データDDを取得する領域である。CCDセンサ5Rは、アナログピクセルデータAPDを出力する。ADコンバータ11は、アナログピクセルデータAPDをAD変換し、変換後のデータをピクセルデータPDとして出力する。ピクセルデータPDには、有効画素データEDおよび暗電流成分データDDが含まれる。なお、インタレース方式のCCDセンサのBフィールドについても、画像データ処理回路が備えられるが、Rフィールドの画像データ処理回路10と同様の回路構成であるためここでは詳細な説明を省略する。
タイミングジェネレータ7には更新頻度設定値OBLSETが入力される。タイミングジェネレータ7からは、ピクセルクロックPCLK、垂直同期信号VD、水平同期信号HDが出力され、CCDセンサ5R、ラインOB補正部4、検波部12、フレームOB補正部14にそれぞれ入力される。また、タイミングジェネレータ7からは更新信号USが出力され、レジスタ17に入力される。
検波部12は、ライン平均回路19、OB枠検出回路18、基準平均値生成回路2、測定平均値生成回路16、差分回路3、レジスタ17を備える。ライン平均回路19には、ADコンバータ11から出力されるピクセルデータPDおよびOB枠検出回路18から出力されるOB領域検出信号OASが入力される。ライン平均回路19から出力される暗電流平均値LAVは、基準平均値生成回路2および測定平均値生成回路16に入力される。基準平均値生成回路2は、8つのフリップフロップFFによって構成されるシフトレジスタと、基準平均値算出回路31とを備える。基準平均値算出回路31からは、先頭ライン平均値RDが出力される。同様に、測定平均値生成回路16は、8つのフリップフロップFFによって構成されるシフトレジスタと、測定平均値算出回路32とを備える。測定平均値算出回路32からは、先行ライン平均値ADDが出力される。
差分回路3には、演算回路8およびレジスタ17が備えられる。演算回路8には、先頭ライン平均値RDと先行ライン平均値ADDとが入力される。そして演算回路8は、先行ライン平均値ADDの先頭ライン平均値RDからの変化量である変化量DVを演算する。演算回路8は、変化量DVが正の値のときには変化量DVをレジスタ17に出力する。一方、変化量DVが負の値である場合には”0”にクリップされた変化量DVをレジスタ17へ出力する。当該クリップ動作により、変化量DVが必ず正の値となることが分かっている場合には、変化量DVがエラー値となることが防止される。よってラインフリッカが生じることを防止することができる。レジスタ17には変化量DVおよび更新信号USが入力され、レジスタ17からは検波値OBLDが出力される。
ラインOB補正部4は、減算回路13、制限回路15、セレクタ24を備える。制限回路15は、比較回路21、クランプ回路22、記憶回路23を備える。比較回路21には、検波値OBLDおよび記憶回路23から出力される前回補正値LODが入力される。そして比較回路21からは制限信号LSが出力される。クランプ回路22は、補正値ODを減算回路13および記憶回路23に出力する。減算回路13にはピクセルデータPDが入力され、補正後ピクセルデータCPDが出力される。セレクタ24は、ピクセルデータPDまたは補正後ピクセルデータCPDを択一に選択した上でフレームOB補正部14へ出力する。
フレームOB補正部14は、SDRAM41、暗電流値積算回路42、平均化回路43、暗電流値補正回路44を備える。ラインOB補正部4の出力端子は、SDRAM41および暗電流値積算回路42に接続される。暗電流値積算回路42から出力される暗電流積算値IOBは、平均化回路43に入力される。平均化回路43から出力される暗電流平均値AOBは、暗電流値補正回路44に入力される。暗電流値補正回路44には、SDRAM41の出力端子および平均化回路43の出力端子が接続される。暗電流値補正回路44からは補正終了後ピクセルデータCCPDが出力され、不図示の後段の回路へ入力される。
画像データ処理回路10の作用を説明する。RフィールドのCCDセンサ5Rからは、ライン1からライン20まで順番に有効画素データEDおよび暗電流成分データDDが出力される。例として図6の点線(補正前)に示すように、各ラインの暗電流成分データDDの値が、ラインカウント値LCに比例して1ずつ増加する場合を説明する。
検波部12の動作を図4のタイミングチャートを用いて説明する。時間t1において、タイミングジェネレータ7から入力される垂直同期信号VDの立ち上がりエッジにより、CCDセンサ5Rのデータ取り込みが開始される。時間t2において、水平同期信号HDの立ち上がりエッジに応じて不図示のラインカウンタのラインカウント値LCが1とされる。ここでラインカウンタは、ピクセルデータPDの垂直アドレスを表すカウンタであり、ラインカウント値LCは水平同期信号HDの立ち上がりエッジに応じてカウントアップされる。
ピクセルデータPDは、ピクセルクロックPCLKに応じて1画素データずつ出力される。ここで不図示の画素カウンタは、ピクセルデータPDの水平アドレスを表すカウンタであり、画素カウント値PCはピクセルクロックPCLKの立ち上がりエッジに応じてカウントアップされる。
OB枠検出回路18は、画素カウント値PC=7、8の期間において、ハイレベルのOB領域検出信号OASをライン平均回路19へ出力する(矢印Y1)。これにより、CCDセンサ5R(図3)におけるOB領域OAに属するライン1の7、8画素目のデータが入力されていることをライン平均回路19へ報知する。ライン平均回路19は、OB領域検出信号OASに応じて、OB領域OAに属するライン1の7、8画素目の暗電流成分データDDを取り込む。そして7、8画素目の暗電流成分データDDの平均値を求め、求めた値を暗電流平均値LAVとして出力する。これにより、ライン平均回路19は、入力されるピクセルデータPDのうちから、暗電流成分データDDのみを選択して取り込み、暗電流平均値LAVを算出する動作を行う。
時間t3において、水平同期信号HDの立ち上がりエッジに応じて、ライン1のピクセルデータPDの入力が完了すると同時に、ライン2のピクセルデータPDの入力が開始される。そしてライン平均回路19において、ライン1における暗電流平均値LAV(=1)が得られる。得られた暗電流平均値LAVは、基準暗電流成分データ保持部2および測定平均値生成回路16の初段フリップフロップFFに入力される。
基準平均値生成回路2および測定平均値生成回路16の動作を、図5のタイミングチャートを用いて説明する。基準平均値生成回路2は、暗電流平均値LAVのライン1から8までの平均値を算出し、算出結果を先頭ライン平均値RDとして保持する動作を行う。また測定平均値生成回路16は、選択したラインから8本分前のラインまでの各ラインにおける暗電流平均値LAVの平均値を算出し、算出結果を先行ライン平均値ADDとして出力する動作を行う。
まず期間TT10において、基準平均値生成回路2のシフトレジスタでは、ライン1の暗電流平均値LAVの積算値IV1(=1)が得られる(領域A10)。そしてさらに基準平均値算出回路31において、先頭ライン平均値RD(=1)が算出される。同様に測定平均値生成回路16のシフトレジスタでは、期間TT10において、ライン1の暗電流平均値LAVの積算値IV2(=1)が得られる(領域A11)。そしてさらに測定平均値算出回路32において、先行ライン平均値ADD(=1)が算出される。このように期間TT10では、先頭ライン平均値RDおよび先行ライン平均値ADDは共に1となる。
演算回路8では、先頭ライン平均値RDに対する先行ライン平均値ADDの変化量が算出され、変化量DV=0が得られる(矢印Y10)。変化量DVは、更新信号USに応じてレジスタ17に取り込まれる(矢印Y11)。レジスタ17からラインOB補正部4へは、検波値OBLD(=0)が出力される。
以下同様にして、時間t10までは、暗電流平均値LAVは2、3、4・・・7と増加し、積算値IV1及びIV2は3、6、10・・・28と増加する。そして先頭ライン平均値RD及び先行ライン平均値ADDは、共に1.5、2、2.5・・・4と増加し、変化量DVは0のままとなる。
時間t10においてライン8のピクセルデータPDの入力が完了すると、先頭ライン平均値RDの取得が完了し、積算値IV1の更新が停止される。よって時間t10以後は、先頭ライン平均値RDの値は”4.5”の一定値とされる(矢印Y12)。
時間t11においてライン9の入力が完了し、ライン10の入力に移行すると、測定平均値生成回路16ではライン2から9までにおける先行ライン平均値ADD(=5.5)が取得される(領域A12)。すると変化量DVの値は、DV=5.5−4.5=1とされる(矢印Y13)。変化量DV(=1)が正の値であるため、演算回路8は変化量DV=1をレジスタ17に出力する。レジスタ17は更新信号USに応じて、変化量DV=1を取り込む(矢印Y16)。よって検波値OBLD=1とされる。
ラインOB補正部4の動作を説明する。レジスタ17から出力される検波値OBLDは、ラインOB補正部4の制限回路15に入力される。制限回路15は、現在のラインに対する補正値ODが、1つ前のラインに対する補正値ODから大きく変化することを制限する回路である。まず比較回路21において、減算回路13に現在入力されているラインの検波値OBLDの、記憶回路23に保持されている前回補正値LODに対する変化量VVが取得される。比較回路21では、変化量VVが増加許容値OBLTHを超えて増加しているか否か、また変化量VVが減少許容値OBLTLを超えて減少しているか否かが判断される。
変化量VVが増加許容値OBLTHを超えて増加している場合には、その旨が制限信号LSによってクランプ回路22に報知される。クランプ回路22は、前回補正値LODに増加許容値OBLTHを加えた値を、現在のラインの補正値ODとした上で、減算回路13および記憶回路23へ出力する。同様にして、変化量VVが減少許容値OBLTLを超えて減少している場合には、その旨が制限信号LSによってクランプ回路22に報知される。クランプ回路22は、前回補正値LODから減少許容値OBLTLを減じた値を、現在のラインの補正値ODとした上で、減算回路13および記憶回路23へ出力する。また変化量VVが増加許容値OBLTHから減少許容値OBLTLまでの範囲内である場合には、クランプ回路22は、検波値OBLD自体を現ラインの補正値ODとした上で、減算回路13および記憶回路23へ出力する。
ライン10のピクセルデータPDが減算回路13に入力されている場合を説明する。ここで例えば増加許容値OBLTH=2、減少許容値OBLTL=−2に設定されている場合を説明する。比較回路21において、記憶回路23に保持されているライン9の前回補正値LOD(=0)に対する、ライン10の検波値OBLD(=1)の変化量VV(=1)が取得される。そして変化量VV=1は増加許容値OBLTHおよび減少許容値OBLTLの範囲内であるため、クランプ回路22は、検波値OBLD(=1)を現ラインの補正値ODとして採用する(図5、矢印Y17)。そして補正値ODは、減算回路13および記憶回路23へ出力される。減算回路13では、入力されるライン10のピクセルデータPDから、補正値OD(=1)が減算される。これにより図6に示すように、ライン10における暗電流成分データDDが9から8へ減じられる(矢印Y21)。
以下同様に、ライン11、12、13・・・20においては、暗電流成分データDD=10、11、12・・・19から補正値OD=2、3、4・・・11がそれぞれ減じられる(矢印Y22乃至Y25)。よって、ラインカウント値LC=10以降において、暗電流成分データDDの値を一定値(=8)とすることができる。
以上より基準平均値生成回路2は、ライン1からライン8までの各々の暗電流平均値LAVの平均値を算出することで先頭ライン平均値RDを保持する。そして差分回路3は、減算回路13に入力されるライン(例えばライン10)に先行してCCDセンサ5Rから出力される先行ライン(例えばライン2からライン9までの8ライン)における先行ライン平均値ADDを求め、先行ライン平均値ADDの先頭ライン平均値RDに対する変化量を検波値OBLDとして取得する。減算回路13は、当該減算回路13で取得されるライン(ライン10)の有効画素データEDおよび暗電流成分データDDから検波値OBLDを減算する。これにより、有効画素データEDに含まれる暗電流成分のライン間ばらつきが除去されると同時に、暗電流成分データDDのライン間ばらつきが除去される。そして先行ラインおよび減算回路13に入力されるラインを順次更新することにより、画像1フレーム分のデータについて、暗電流成分のライン間ばらつきを除去することができる。
フレームOB補正部14の作用を説明する。暗電流成分データDDのライン間ばらつきやライン依存性が除去された補正後ピクセルデータCPDが、ラインOB補正部4から出力され、フレームOB補正部14のSDRAM41および暗電流値積算回路42に入力される。SDRAM41では、入力される補正後ピクセルデータCPDから、有効領域EAに属する補正後有効画素データCEDのデータをキャプチャする。暗電流値積算回路42は、補正後ピクセルデータCPDから、OB領域OAに属する補正後暗電流成分データCDDを選択して取り込んだ上で積算し、暗電流積算値IOBを出力する。図6においては、ライン1乃至20の暗電流積算値IOBの値は”144”である(図6斜線領域)。平均化回路43は、OB領域OAの1画素あたりの暗電流平均値AOBを算出する。図6においては、暗電流平均値AOB=7.2である。暗電流値補正回路44は、SDRAM41にキャプチャされている補正後有効画素データCEDから暗電流平均値AOBを画素ごとに減算し、補正終了後ピクセルデータCCPDを取得する。ここで前述したように、暗電流平均値AOBは、画像1フレーム分の補正後有効画素データCEDに含まれている暗電流成分の値を表しているため、補正終了後ピクセルデータCCPDにおいては暗電流成分が完全に除去されている。なおフレームOB補正部14は、補正後ピクセルデータCPDが入力される場合のみならず、補正後ピクセルデータCPDが入力される場合においても、上述する補正動作を行うことは言うまでもない。
またCCDセンサのBフィールドについても、画像データ処理回路10と同様の回路が備えられ同様の処理が行われるが、ここでは詳細な説明は省略する。そしてRフィールドから出力される補正終了後ピクセルデータCCPDと、Bフィールドから出力される補正終了後ピクセルデータCCPDを合わせることで、1つの画像が形成される。そして後段の不図示の回路により各種の画像処理が行われる。
以上詳細に説明したとおり第1実施形態に係る画像データ処理回路10では、補正回路1によって、ライン10から20までの暗電流成分信号の値を、先頭ライン平均値RDに応じて補正することができる。その結果、ライン10から20までの暗電流成分信号の値が一定値(=8)に揃えられる。よって、ラインカウント値LCの増加に比例して暗電流成分データDDが増減するという、暗電流成分データDDのライン依存性が存在する場合においても、これらの影響を補正回路1によって抑えることができる。よってその後のフレームOB補正部14において、画像1フレーム分のデータから暗電流成分を除去するときに、ライン依存性なく暗電流成分を除去することが可能となる。これにより、高い精度で画像の黒に相当する基準信号レベルを決定し、決定した基準信号レベルで全ての有効画素データEDを補正することができる。
また減算回路13では、検波値OBLDそのものを、減算回路13に現在入力されているラインの有効画素データEDおよび暗電流成分データDD信号から減算する。これにより、検波値OBLDの大小にかかわらず、高い精度で、暗電流成分データDDの値を先頭ライン平均値RDに応じた一定値に揃えることができる。
また基準平均値生成回路2は、暗電流平均値LAVのライン1から8までの平均値を先頭ライン平均値RDとして使用する。また測定平均値生成回路16は、選択したラインから8本分前のラインまでの各ラインにおける暗電流平均値LAVの平均値を先行ライン平均値ADDとして使用する。これにより、暗電流成分データDDに不良画素等に起因する異常値が含まれている場合においても、当該異常値に起因して先頭ライン平均値RDおよび先行ライン平均値ADDが大きく変動することはない。すなわち先頭ライン平均値RD、先行ライン平均値ADDを8ライン分の平均値とすることにより、LPFの効果が得られる。これにより、暗電流平均値LAVがライン間で急激に変動することが防止されるため、ライン毎にOB補正を行う場合においても、ラインフリッカが生じることを防止することができる。
また制限回路15では、現在入力中のラインの補正値ODの前回補正値LODに対する増減値が、増加許容値OBLTHおよび減少許容値OBLTLを超えないように設定される。これにより、補正値ODの増減ステップが所定範囲内となるように制限することができるため、補正値ODがライン間で急激に変動することが防止される。よってラインフリッカが生じることを防止することができる。
本発明の第2実施形態に係る画像データ処理回路10aを、図7を用いて説明する。画像データ処理回路10aは、図2に示す画像データ処理回路10に加えて、アナログ減算回路51およびアナログフロントエンド部セレクタ25を備える。アナログ減算回路51、アナログフロントエンド部セレクタ25およびADコンバータ11によって、アナログフロントエンド部52が形成される。アナログ減算回路51には、CCDセンサ5Rから出力されるアナログピクセルデータAPD、およびレジスタ17から出力される検波値OBLDが入力される。またアナログフロントエンド部セレクタ25には、補正許可信号OBLEN2、アナログ減算回路51から出力される減算後ピクセルデータSPD、CCDセンサ5Rから出力されるアナログピクセルデータAPDが入力される。アナログフロントエンド部セレクタ25の出力は、ADコンバータ11に入力される。またレジスタ17には、更新信号USが、タイミングジェネレータ7によりラインカウント値LCの4カウント当たりに1回の割合で入力される。その他の構成は図2に示す画像データ処理回路10と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
画像データ処理回路10aにおけるアナログフロントエンド部52の作用を、図8を用いて説明する。図8は、暗電流成分データDDとラインカウント値LCとの相関を示す図である。まず不図示の制御回路からアナログフロントエンド部セレクタ25に対して、アナログフロントエンド部52において減算処理を行う旨の補正許可信号OBLEN2が入力されると、アナログフロントエンド部セレクタ25は減算後ピクセルデータSPDを選択して出力する。また不図示の制御回路からセレクタ24に対して、減算回路13において減算処理を行わない旨の補正許可信号OBLEN1が入力されると、セレクタ24はピクセルデータPDを選択して出力するため、減算回路13はバイパスされる。ラインカウント値LCが9から10へ移行すると、測定平均値生成回路16からはライン2から9までにおける先行ライン平均値ADD(=5.5)が出力される。すると演算回路8から出力される変化量DVの値は”1”とされる。レジスタ17は、更新信号USに応じて変化量DV=1を取り込むため、検波値OBLDの値は”1”とされる。アナログ減算回路51では、入力されるライン10の有効画素データEDおよび暗電流成分データDDから、補正値OD(=1)が減算される。これにより図8に示すように、ライン10における暗電流成分データDDの値が”9”から”8”へ減じられる(矢印Y31)。
ここで更新信号USは、更新頻度設定値OBLSETによって、ラインカウント値LCの4カウント当たりに1回入力されるように予め設定されている。なお更新頻度設定値OBLSETの値は、アナログフロントエンド部52の動作速度に応じて定めることができる。よってラインカウント値LCが10から13までの値とされる期間TT31においては、レジスタ17は変化量DVの取込を行わないため、検波値OBLDの値は”1”で固定される。よってライン11乃至13においては、検波値OBLDは”1”で固定される(矢印Y32乃至Y34)。
次にラインカウント値LCが13から14へ移行すると、測定平均値生成回路16からはライン6からライン13までにおける先行ライン平均値ADD(=9.5)が出力される。すると演算回路8から出力される変化量DVの値は”5”とされる。レジスタ17は、更新信号USに応じて変化量DV=5を取り込むため、検波値OBLDの値は”5”とされる。以上より、ラインカウント値LCが14から17までの値とされる期間TT32においては、検波値OBLDの値は”5”で固定される。よって図8に示すように、ライン14乃至ライン17における暗電流成分データDDから、検波値OBLD(=5)が減算される(矢印Y35乃至Y38)。
以下同様に、ラインカウント値LCが18から20までの値とされる期間TT33においては、検波値OBLDの値は”9”で固定される。よって図8に示すように、ライン18乃至ライン20における暗電流成分データDDから、検波値OBLD(=9)が減算される(矢印Y39乃至Y41)。
アナログフロントエンド部セレクタ25は、補正許可信号OBLEN2に応じて、アナログ減算回路51から出力される減算後ピクセルデータSPDを選択してADコンバータ11へ出力し、ADコンバータ11でAD変換される。セレクタ24は、補正許可信号OBLEN1に応じて、ADコンバータ11から出力されるピクセルデータPDを選択して、フレームOB補正部14へ出力する。よって、減算回路13がバイパスされる。
これにより本発明に係る補正回路1では、CCDセンサ5Rから出力されるデータから検波値OBLDを減じる処理を、ラインOB補正部4においてデジタル処理で行うことのみならず、アナログフロントエンド部52においてアナログ処理で行うことも可能であることが分かる。よって補正回路1を備える画像データ処理装置においては、必要に応じ、デジタル処理によるOB補正とアナログ処理によるOB補正とを選択することが可能とされ、回路設計に柔軟性を持たせることが可能となる。
またアナログフロントエンド部52の動作が遅く、1ライン毎に検波値OBLDを更新することができない場合においても、更新信号USの発信頻度を適宜変更することより検波値OBLDの更新頻度を調整することができるため、暗電流成分データDDのライン間ばらつきやライン依存性を除去することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。本実施形態では、インタレース式のCCDセンサについて述べたが、この形態に限られない。本発明は、プログレッシブ方式のCCDについても適用できることは言うまでもない。プログレッシブ方式のCCDセンサ5pを図9に示す。CCDセンサ5pは、R、Grの画素を有するラインRLと、Gb、Bの画素を有するラインBLとが交互に並ぶ構成を有する。CCDセンサ5pからは、ラインカウント値LCが奇数の時にはラインRLのデータが出力され、ラインカウント値LCが偶数の時にはラインBLのデータが出力される。そして図2に示す画像データ処理回路10が、ラインRLとラインBLとのそれぞれに対応して2つ備えられる。なおその他の構成は図2に示す画像データ処理回路10と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
ラインRLにおけるOB補正方法を、図10を用いて説明する。図10は、暗電流成分データDDとラインカウント値LCとの相関グラフである。まず、ラインRLにおける先頭ライン平均値RD−Rが取得される。先頭ライン平均値RD−Rは、ラインRLの先頭4ライン(ライン1、3、5、7)における暗電流平均値LAVの平均値であり、その値は”4”とされる。次にラインカウント値LCが9から10へ移行すると、先行4ライン(ライン3、5、7、9)における先行ライン平均値ADD−R(=6)が得られる。そしてラインRLにおける補正値OD−Rの値は、”2”とされる。よって図10に示すように、減算回路13に入力されるライン11における暗電流成分データDDから、補正値OD−Rが減算される(矢印Y41)。以下同様に、ラインカウント値LCが11から12へ移行すると先行ライン平均値ADD−R(=8)が更新され、補正値OD−Rの値は”4”へ更新されるため、ライン13における暗電流成分データDDから、補正値OD−R(=4)が減算される(矢印Y43)。
また同様にして、ラインBLにおけるOB補正方法を説明する。まず、ラインBLにおける先頭ライン平均値RD−Bが取得される。先頭ライン平均値RD−Rは、ラインBLの先頭4ライン(ライン2、4、6、8)における暗電流平均値LAVの平均値であり、その値は”5” とされる。次にラインカウント値LCが10から11へ移行すると、先行4ライン(ライン4、6、8、10)における先行ライン平均値ADD−B(=6)が得られる。そしてラインBLにおける補正値OD−Bの値は、”2”とされる。よって図10に示すように、減算回路13に入力されるライン12における暗電流成分データDDから、補正値OD−Bが減算される(矢印Y42)。以下同様に、ラインカウント値LCが12から13へ移行すると、補正値OD−Bの値は”4”へ更新されるため、ライン14における暗電流成分データDDから、補正値OD−Bが減算される(矢印Y44)。以上の動作を繰り返すことにより、プログレッシブ方式のCCDについても本発明を適用できる。
また本実施形態では、補正値ODがライン間で急激に変動することを防止するために制限回路15やライン平均回路19を備えるとしたが、この形態に限られない。図7に示す画像データ処理回路10aにおいて、ライン平均回路19とOB枠検出回路18とに代えて、入力される暗電流成分データDDのうち所定のしきい値を超えたデータをマスクするマスク回路を備えるとしてもよい。これにより、暗電流成分データDDに不良画素等に起因する異常値が含まれている場合においても、当該異常値が基準平均値生成回路2や測定平均値生成回路16に取り込まれることを防止できるため、先頭ライン平均値RDおよび先行ライン平均値ADDが大きく変動することはない。これにより、変化量DVおよび検波値OBLDがライン間で急激に変動することが防止されるため、ライン毎にOB補正を行う場合においても、ラインフリッカが生じることを防止することができる。
また本実施形態では、先頭ライン平均値RD、先行ライン平均値ADDを8ライン分の平均値とするとしたが、この形態に限られない。例えば平均を取るライン数を保持するレジスタを備え、当該レジスタに保持された値に応じた本数の平均値を取るとしてもよい。これにより、画像サイズや画像の鮮明度に応じて、平均値の母数を可変とすることができる。
また本実施形態では、補正回路1において暗電流成分データDDのライン間ばらつきやライン依存性を除去し、フレームOB補正部14において画像1フレーム分のデータから暗電流成分を除去するとしたが、この形態に限られない。先頭ライン平均値RDの値を、暗電流成分を含まないような値に設定すれば、補正回路1において画像1フレーム分のデータから暗電流成分を除去することができることは言うまでもない。例えば図6において、先頭ライン平均値RDの値を”0”に設定すれば、減算回路13において、ライン10における暗電流成分データDDが9から0へ減じられる。以下同様に、ライン11、12、13・・・20においては、暗電流成分データDD=10、11、12・・・19から補正値OD=10、11、12・・・19がそれぞれ減じられる。よって、ラインカウント値LC=10以降において、暗電流成分データDDの値を一定値(=0)とすることができる。これにより、フレームOB補正部14を不要とすることができる。
また本実施形態では固体撮像素子としてCCDセンサ5Rについて説明したが、CMOSセンサ等の他の素子においても本発明を適用することができることは言うまでもない。
また本実施形態では、演算回路8は、変化量DVが負の値である場合には”0”にクリップされた変化量DVをレジスタ17へ出力するとしたがこの形態に限られない。演算回路8は、変化量DVに対してクリップを全く行わない形態としてもよいことは言うまでもない。これにより、演算回路8においては変化量DVの値は正負の何れの値も取り扱うことが可能となる。その結果、先頭ライン平均値RDの値よりも低いレベルの暗電流成分データDDが入力される場合においても、各ラインの暗電流成分データDDの値を、先頭ライン平均値RDに応じた一定値に揃える補正を行うことができる。また制限回路15は、負の値の変化量DVにも対応可能であることは言うまでもない。すなわち負の変化量DVに対応して、変化量VVが負の値となる場合があるが、このときは比較回路21において、変化量VVが減少許容値OBLTLを超えて減少しているか否かが判断される。また減算回路13は、減算だけでなく加算も行えることは言うまでもない。すなわち負の変化量DVに対応して、補正値ODが負の値となる場合があるが、このときは減算回路13において負の値を減ずることにより、結果として減算回路13において加算動作が行われる。以上により、本発明が有効性を発揮するのは、暗電流成分データDDがラインカウント値LCの増加に応じて単純増加する場合に限られないことが分かる。暗電流成分データDDがライン間でばらつきを有し、暗電流成分データDDのラインカウント値LCに対する相関が非線形となる場合(例えばSin波形のような相関を有する場合)においても本発明は有効であり、各ラインの暗電流成分データDDの値を、先頭ライン平均値RDに応じた一定値に揃える補正をすることができる。また暗電流成分データDDが、ラインカウント値LCの増加に応じて減少する場合(例えば単純減少する場合)においても本発明は有効である。
なお、暗電流成分データDDは暗電流成分信号の一例、基準平均値生成回路2は第1保持回路の一例、先頭ライン平均値RDは基準暗電流成分信号の一例、検波値OBLDは暗電流変化量の一例、記憶回路23は第2保持回路の一例、減算回路13は第1減算回路の一例、アナログ減算回路51は第2減算回路の一例、アナログフロントエンド部セレクタ25は第1セレクタの一例、セレクタ24は第2セレクタの一例、クランプ回路22は第1制限回路の一例、クランプ回路22は第2制限回路のそれぞれ一例である。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1)暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次出力される固体撮像素子の画像データ処理回路であって、
基準ラインにおける前記暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持する第1保持回路と、
前記暗電流成分信号と前記画素信号とがライン毎に順次入力される第1減算回路と、
前記第1減算回路に入力される前記ラインに先行して前記固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号が、前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得する差分回路とを備え、
前記第1減算回路は、入力された前記暗電流成分信号および前記画素信号から前記暗電流変化量を減算することを特徴とする画像データ処理回路。
(付記2)前記第1保持回路は、第1ラインから第iライン(iは2以上の自然数)までのi本のラインを前記基準ラインとし、該基準ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値を前記基準暗電流成分信号として保持し、
前記差分回路は、第(i+1)ライン以降のラインであって、前記第1減算回路に入力される前記ラインからj本(jは2以上の自然数)分先行するラインを前記先行ラインとし、該先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値が前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得することを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記3)前記第1保持回路は、第1ラインを前記基準ラインとし、該基準ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値を前記基準暗電流成分信号として保持し、
前記差分回路は、第2ライン以降のラインであって、前記第1減算回路に入力される前記ラインから1本分先行するラインを前記先行ラインとし、該先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値が前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得することを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記4)前記第1減算回路に入力される前記ラインに対して1ライン先行する前記ラインにおける前記暗電流変化量を前回暗電流変化量として保持する第2保持回路と、
前記第1減算回路に入力される前記ラインにおける前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する増加量が所定の増加量上限値を超える場合には、前記前回暗電流変化量に前記増加量上限値を加えた値を前記暗電流変化量とする第1制限回路と
を備えることを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記5)前記第1制限回路は、前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する変化量が負の値である場合には、前記暗電流変化量の値をゼロに設定することを特徴とする付記4に記載の画像データ処理回路。
(付記6)前記第1減算回路に入力される前記ラインに対して1ライン先行する前記ラインにおける前記暗電流変化量を前回暗電流変化量として保持する第2保持回路と、
前記第1減算回路に入力される前記ラインにおける前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する減少量が所定の減少量上限値を超える場合には、前記前回暗電流変化量から前記減少量上限値を減じた値を前記暗電流変化量とする第2制限回路と
を備えることを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記7)前記第2制限回路は、前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する変化量が正の値である場合には、前記暗電流変化量の値をゼロに設定することを特徴とする付記6に記載の画像データ処理回路。
(付記8)前記固体撮像素子と前記第1保持回路および前記差分回路との接続経路上に備えられ、所定の暗電流成分信号しきい値を超えた前記暗電流成分信号をマスクするマスク回路を備えることを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記9)前記固体撮像素子から出力されるアナログの前記暗電流成分信号と前記画素信号とが入力される第2減算回路と、
前記固体撮像素子の出力と前記第2減算回路の出力とが入力される第1セレクタと、
前記第1セレクタと前記第1減算回路との接続経路上に備えられ、前記第1セレクタの出力をAD変換するADコンバータと、
前記第1減算回路の出力と前記ADコンバータの出力とが入力される第2セレクタとを備え、
前記第1減算回路において前記暗電流成分信号および前記画素信号から前記暗電流変化量を減算する減算処理が行われる場合には、前記第1セレクタは前記固体撮像素子の出力を選択すると共に前記第2セレクタは前記第1減算回路の出力を選択し、
前記第2減算回路において前記減算処理が行われる場合には、前記第1セレクタは前記第2減算回路の出力を選択すると共に前記第2セレクタは前記ADコンバータの出力を選択することを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記10)前記差分回路は、所定数の前記先行ライン毎に前記暗電流変化量を更新することを特徴とする付記1に記載の画像データ処理回路。
(付記11)暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次出力される固体撮像素子の画像データ処理方法であって、
基準ラインにおける前記暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持するステップと、
前記暗電流成分信号と前記画素信号とをライン毎に順次入力するステップと、
前記ライン毎に順次入力される前記ラインに先行して前記固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号が、前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得するステップと、
前記ライン毎に順次入力された前記暗電流成分信号と前記画素信号とから前記暗電流変化量を減算するステップと
を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
本発明の原理図 画像データ処理回路10の回路図 インタレース方式のCCDセンサのRフィールドを示す図 画像データ処理回路10のタイミングチャート(その1) 画像データ処理回路10のタイミングチャート(その2) 暗電流成分データDDとラインカウント値LCとの相関グラフ(その1) 画像データ処理回路10aの回路図 暗電流成分データDDとラインカウント値LCとの相関グラフ(その2) プログレッシブ方式のCCDセンサ5pを示す図 暗電流成分データDDとラインカウント値LCとの相関グラフ(その3) 従来技術に係るクランプ回路のブロック図
符号の説明
1 補正回路
2 基準平均値生成回路
3 差分回路
4 ラインOB補正部
5R CCDセンサ
10 画像データ処理回路
12 検波部
13 減算回路
14 フレームOB補正部
15 制限回路
16 測定平均値生成回路
17 レジスタ
18 OB枠検出回路
19 ライン平均回路
21 比較回路
22 クランプ回路
23 記憶回路
31 基準平均値算出回路
32 測定平均値算出回路
DD 暗電流成分データ
ED 有効画素データ
LC ラインカウント値
OBLD 検波値
PD ピクセルデータ
RD 先頭ライン平均値

Claims (10)

  1. 暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次出力される固体撮像素子の画像データ処理回路であって、
    基準ラインにおける前記暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持する第1保持回路と、
    前記暗電流成分信号と前記画素信号とがライン毎に順次入力される第1減算回路と、
    前記第1減算回路に入力される前記ラインに先行して前記固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号が、前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得する差分回路とを備え、
    前記第1減算回路は、入力された前記暗電流成分信号および前記画素信号から前記暗電流変化量を減算することを特徴とする画像データ処理回路。
  2. 前記第1保持回路は、第1ラインから第iライン(iは2以上の自然数)までのi本のラインを前記基準ラインとし、該基準ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値を前記基準暗電流成分信号として保持し、
    前記差分回路は、第(i+1)ライン以降のラインであって、前記第1減算回路に入力される前記ラインからj本(jは2以上の自然数)分先行するラインを前記先行ラインとし、該先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値が前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得することを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  3. 前記第1保持回路は、第1ラインを前記基準ラインとし、該基準ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値を前記基準暗電流成分信号として保持し、
    前記差分回路は、第2ライン以降のラインであって、前記第1減算回路に入力される前記ラインから1本分先行するラインを前記先行ラインとし、該先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号の平均値が前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得することを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  4. 前記第1減算回路に入力される前記ラインに対して1ライン先行する前記ラインにおける前記暗電流変化量を前回暗電流変化量として保持する第2保持回路と、
    前記第1減算回路に入力される前記ラインにおける前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する増加量が所定の増加量上限値を超える場合には、前記前回暗電流変化量に前記増加量上限値を加えた値を前記暗電流変化量とする第1制限回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  5. 前記第1制限回路は、前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する変化量が負の値である場合には、前記暗電流変化量の値をゼロに設定することを特徴とする請求項4に記載の画像データ処理回路。
  6. 前記第1減算回路に入力される前記ラインに対して1ライン先行する前記ラインにおける前記暗電流変化量を前回暗電流変化量として保持する第2保持回路と、
    前記第1減算回路に入力される前記ラインにおける前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する減少量が所定の減少量上限値を超える場合には、前記前回暗電流変化量から前記減少量上限値を減じた値を前記暗電流変化量とする第2制限回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  7. 前記第2制限回路は、前記暗電流変化量の前記前回暗電流変化量に対する変化量が正の値である場合には、前記暗電流変化量の値をゼロに設定することを特徴とする請求項6に記載の画像データ処理回路。
  8. 前記固体撮像素子から出力されるアナログの前記暗電流成分信号と前記画素信号とが入力される第2減算回路と、
    前記固体撮像素子の出力と前記第2減算回路の出力とが入力される第1セレクタと、
    前記第1セレクタと前記第1減算回路との接続経路上に備えられ、前記第1セレクタの出力をAD変換するADコンバータと、
    前記第1減算回路の出力と前記ADコンバータの出力とが入力される第2セレクタとを備え、
    前記第1減算回路において前記暗電流成分信号および前記画素信号から前記暗電流変化量を減算する減算処理が行われる場合には、前記第1セレクタは前記固体撮像素子の出力を選択すると共に前記第2セレクタは前記第1減算回路の出力を選択し、
    前記第2減算回路において前記減算処理が行われる場合には、前記第1セレクタは前記第2減算回路の出力を選択すると共に前記第2セレクタは前記ADコンバータの出力を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  9. 前記差分回路は、所定数の前記先行ライン毎に前記暗電流変化量を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理回路。
  10. 暗電流成分信号と画素信号とがライン毎に順次出力される固体撮像素子の画像データ処理方法であって、
    基準ラインにおける前記暗電流成分信号を基準暗電流成分信号として保持するステップと、
    前記暗電流成分信号と前記画素信号とをライン毎に順次入力するステップと、
    前記ライン毎に順次入力される前記ラインに先行して前記固体撮像素子から出力される先行ラインに含まれる前記暗電流成分信号が、前記基準暗電流成分信号に対して有する変化量を暗電流変化量として取得するステップと、
    前記ライン毎に順次入力された前記暗電流成分信号と前記画素信号とから前記暗電流変化量を減算するステップと
    を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
JP2005363741A 2005-12-16 2005-12-16 画像データ処理回路および画像データ処理方法 Expired - Fee Related JP4554504B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363741A JP4554504B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 画像データ処理回路および画像データ処理方法
TW095108944A TWI335177B (en) 2005-12-16 2006-03-16 Image data processing circuit and image data processing method
US11/385,883 US7800660B2 (en) 2005-12-16 2006-03-22 Image data processing circuit and image data processing method
EP06251575A EP1798957B1 (en) 2005-12-16 2006-03-23 Image data processing circuit and image data processing method
CN2006100720991A CN1984242B (zh) 2005-12-16 2006-04-10 图像数据处理电路和图像数据处理方法
KR1020060032668A KR100785716B1 (ko) 2005-12-16 2006-04-11 화상 데이터 처리 회로 및 화상 데이터 처리 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363741A JP4554504B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 画像データ処理回路および画像データ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007166527A JP2007166527A (ja) 2007-06-28
JP4554504B2 true JP4554504B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=37951915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005363741A Expired - Fee Related JP4554504B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 画像データ処理回路および画像データ処理方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7800660B2 (ja)
EP (1) EP1798957B1 (ja)
JP (1) JP4554504B2 (ja)
KR (1) KR100785716B1 (ja)
CN (1) CN1984242B (ja)
TW (1) TWI335177B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869312B1 (en) * 2006-06-07 2011-01-11 Marvell International Ltd. Calibration based DC coupled analog front end for optical storage system
JP4921058B2 (ja) * 2006-07-14 2012-04-18 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP4656115B2 (ja) * 2007-09-27 2011-03-23 ソニー株式会社 撮像装置、画像信号処理回路、および画像信号処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
GB2453544B (en) * 2007-10-08 2012-02-29 Keymed Medicals & Ind Equip Black level control apparatus and method
JP4743243B2 (ja) * 2008-09-08 2011-08-10 ソニー株式会社 撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラム
US8130289B2 (en) * 2008-09-25 2012-03-06 Aptima Imaging Corporation System, method, and apparatus for correction of dark current error in semiconductor imaging devices
US8077219B2 (en) * 2009-02-12 2011-12-13 Xilinx, Inc. Integrated circuit having a circuit for and method of providing intensity correction for a video
JP2013017040A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Toshiba Corp 画像処理装置及び固体撮像装置
JP5646421B2 (ja) * 2011-09-22 2014-12-24 株式会社東芝 固体撮像装置および固体撮像システム
JP6037170B2 (ja) * 2013-04-16 2016-11-30 ソニー株式会社 固体撮像装置およびその信号処理方法、並びに電子機器
US8878965B1 (en) * 2013-06-26 2014-11-04 Himax Imaging Limited Black level adjustment device and method for CMOS image sensor
CN104349085B (zh) * 2013-07-26 2017-09-22 恒景科技股份有限公司 黑阶调整装置及黑阶调整方法
US9773832B2 (en) 2014-12-10 2017-09-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and electronic device
CN111385497A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 天津大学青岛海洋技术研究院 一种应用于脉冲式图像传感器的固定模式噪声消除方法
CN110545388B (zh) * 2019-08-28 2022-04-01 上海集成电路研发中心有限公司 一种去除图像暗电流的装置和方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479572A (ja) * 1990-07-19 1992-03-12 Sony Corp 固体撮像素子の出力回路
JPH05244490A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルカメラ信号処理回路
JPH07193755A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp デジタルクランプ回路
JP2002281343A (ja) * 2001-01-12 2002-09-27 Mitsubishi Electric Corp 黒レベル補正装置
JP2003304454A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2004129000A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nec Engineering Ltd 画像処理装置
JP2004350105A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Nikon Corp 信号処理装置、および電子カメラ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286266A (ja) * 1988-09-21 1990-03-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置
US4984085A (en) * 1989-08-03 1991-01-08 Allen-Bradley Company, Inc. Image processor with dark current compensation
JPH09200605A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルビデオカメラ
JP3761725B2 (ja) 1998-10-02 2006-03-29 株式会社リコー 画像読取装置
JP2000156822A (ja) 1998-11-19 2000-06-06 Sony Corp クランプ回路
JP4196581B2 (ja) 2002-04-19 2008-12-17 株式会社ニコン デジタルカメラ
US7372484B2 (en) * 2003-06-26 2008-05-13 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for reducing effects of dark current and defective pixels in an imaging device
JP2005086784A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Sanyo Electric Co Ltd デジタルクランプ回路
JP2005130045A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置及びこれに用いる撮像素子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479572A (ja) * 1990-07-19 1992-03-12 Sony Corp 固体撮像素子の出力回路
JPH05244490A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルカメラ信号処理回路
JPH07193755A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp デジタルクランプ回路
JP2002281343A (ja) * 2001-01-12 2002-09-27 Mitsubishi Electric Corp 黒レベル補正装置
JP2003304454A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2004129000A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nec Engineering Ltd 画像処理装置
JP2004350105A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Nikon Corp 信号処理装置、および電子カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US7800660B2 (en) 2010-09-21
JP2007166527A (ja) 2007-06-28
CN1984242B (zh) 2010-06-23
EP1798957B1 (en) 2012-08-08
CN1984242A (zh) 2007-06-20
TWI335177B (en) 2010-12-21
TW200726235A (en) 2007-07-01
KR100785716B1 (ko) 2007-12-18
US20070139539A1 (en) 2007-06-21
KR20070064223A (ko) 2007-06-20
EP1798957A1 (en) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4554504B2 (ja) 画像データ処理回路および画像データ処理方法
US20090091641A1 (en) Solid-state image capturing apparatus and electronic information device
JP5350466B2 (ja) カラム固定パターンノイズ補正方法
KR100880281B1 (ko) 화상 처리 방법 및 화상 처리 회로
JP4743243B2 (ja) 撮像装置、黒レベルの調整方法およびプログラム
JP5060447B2 (ja) ノイズキャンセル処理回路および固体撮像装置
US6667766B2 (en) Method of removing noise from image signal
JP2011120111A (ja) 固体撮像装置および電子情報機器
JP4166974B2 (ja) 画素キズ検出・補正装置
JP2011250249A (ja) 映像信号処理装置および映像信号処理方法
JP5632703B2 (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP6145746B2 (ja) 撮像装置
JP2011114473A (ja) 画素欠陥補正装置
JP4397869B2 (ja) スミア補正方法及びスミア補正回路
KR100589572B1 (ko) 디지털 클램프 회로
US8134615B2 (en) Image defect correction apparatus, image defect correction method, and program therefor
JP2011135194A (ja) 撮像装置、その補正制御方法、及び補正制御プログラム、並びに記録媒体
JP5631153B2 (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP5499988B2 (ja) 画像処理装置
JP2016119592A (ja) ストリーキング補正装置およびそのプログラム、ならびに、撮像装置
JP2004134941A (ja) 信号処理装置、信号処理方法、映像信号処理装置および映像信号処理方法
JP2012217082A (ja) 撮像装置、信号処理装置及び撮像方法、信号処理方法
JP2018042088A (ja) 画像処理装置、撮像装置とその制御方法及びプログラム
JP2005347956A (ja) 撮像装置及び撮像方法
KR20190098024A (ko) 촬상 소자 및 화상 보정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070517

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070521

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4554504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees