JP2005347956A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学的黒レベルの水平方向のシェーディングに対して撮像信号に黒沈みを生じず、かつ補正可能な撮像装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 入射光を電気信号に変換する撮像素子(101)と、撮像素子からの電気信号に対して、直流電圧オフセットを加算するオフセット加算手段(104)と、オフセット加算手段によるオフセット加算後のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段(106)と、A/D変換手段により得られたデジタル信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段(108)と、複数の基準値と光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルとの差分に基づいて、直流電圧オフセットを発生する負帰還信号発生手段(108,114〜116)とを有する撮像装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関するものであり、特に光学的黒レベルを抽出する撮像装置及び撮像方法に関する。
通常、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子(イメージセンサ)で撮像した静止画像や動画像を表示したり、記録したりする際に、撮像信号の明るさの基準として、撮像素子の光学的黒(オプティカルブラック、以降OBと記す)レベルが利用される。OBとは、撮像素子の受光画素分の中で遮光されて入射光に依存しない画素出力を指す。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等では、このOBレベルを撮像信号の黒基準とする直流分再生(クランプ)回路が良く利用され、例えば、直射日光などの強い光による誤ったOB出力に対しても適正なレベルの撮像信号を得る撮像装置が、特許文献1,2等に開示されている。
図9に、一般的なフィードバッククランプ方式を用いた撮像装置の要部の構成を示す。
図9において、901は被写体の入射光の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOSセンサ等のイメージセンサであり、このイメージセンサ901から出力される撮像信号が、CDS(相関2重サンプリング)回路と呼ばれる回路902に入力されてリセットノイズが除去された後に、オフセット加算回路904に入力されて所定のオフセット直流電圧が加算されて、そのオフセット加算出力が可変増幅器905に入力される。
また、CDS回路902は、端子903より入力された所定の基準電圧VREFを撮像信号のフィードスルー部の基準とするCDS回路を成しており、同様に、可変増幅器905は、基準電圧VREFを撮像信号の直流増幅の基準とする直流増幅器を成している。
可変増幅器905は、イメージセンサ901の出力感度ばらつきの補正や、撮像装置の感度設定を切り換えるために所定ゲインあるいは可変ゲインで増幅するゲイン可変手段である。
可変増幅器905からの増幅出力アナログ信号は、A/D変換器906に入力されてデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された撮像信号907は、一方で、不図示の画像処理・記録・表示回路に入力されるとともに、他方で、デジタル演算回路908に入力されてデジタル信号の中に含まれるOBレベルが抽出されて電流DAC911(D/A変換器)を介してアナログ電流値に変換されて出力される。
デジタル演算回路908の端子910には、A/D変換器906のダイナミックレンジを有効に利用するためにA/Dのボトムレベルよりやや高い電位にクランプする基準となる所定の基準値が入力されるとともに、端子909よりOB画素の読み出しタイミングに同期するOBクランプパルスが入力されており、これによりOBレベルを抽出し前記所定の基準値との比較結果から電流DAC911の駆動量の制御が行われる。
電流DAC911の出力は一端が接地されたコンデンサ912に接続されており、出力電流をコンデンサ912に充放電することによって、前記抽出されたOBレベルが電流値とコンデンサ912によって構成される所定の時定数にて積分されるとともに、その出力がバッファ回路913を介して減算値としてオフセット加算回路904に入力されて減算されるフィードバック制御の構成になっている。
以上、図9に示したフィードバッククランプ方式の撮像装置は以下に示す動作を行う。
イメージセンサ901のOB画素出力は、CDS(相関2重サンプリング)回路902の働きにより、基準電圧VREFに比較的近い直流電圧を保っているが、実際には、イメージセンサ901のフィードスルー成分と信号成分との差成分(オフセット)および、撮像素子の温度に依存する暗電流成分が重畳されてオフセット誤差を有している(通常、数ミリ〜数十ミリボルト)。
このオフセット誤差は、撮像素子ごとにばらつき、また、温度により変動する。そして、このオフセット誤差が可変増幅器905によって増幅されて最終的に、撮像信号の黒レベル変動VERRとして出力される。
黒レベル変動VERRは、デジタル演算回路908により基準値との差として検出され、この差分量に応じて電流DAC911を駆動し、電流DAC911によって積分されて、バッファ回路913を介して積分出力信号としてCDS回路902の出力信号より減算される。
図10にデジタル演算回路908の動作シーケンスを表すフローチャートを示す。
図において、ステップ1001にてOBパルスを監視し、OBパルスが検出されるとステップ1002にてA/D変換後のOB出力と基準値との差を求め、差分量に応じて前記電流DAC911の駆動時間をコントロールし、前記コンデンサ912を充放電し、再びステップ1001にてOBパルスを検出するまで待機するという動作を繰り返している。
OBクランプパルスの入力毎に、この動作が繰り返されることにより、黒レベル変動VERRはゼロに近づき、CDS回路902のOB出力が基準電圧VREFに近づくとともに、これに対応してA/D変換後のOBレベルも所定の目標値へと収束する。
ところで、このようなフィードバック方式のOBクランプ回路では、黒レベル変動VERRを積分して負帰還する場合の積分の時定数が非常に重要である。
時定数が短いと水平ライン毎の出力OBレベルのVREF電圧への追従応答性が速くなる反面、クランプ動作毎の変動量(変動頻度)もその分多くなり、横スジ状のノイズを発生し易くなり画質に影響を与えてしまうことになる。
そのため、時定数は、この横スジ状のノイズが画質上問題にならない程度に長くしておく必要がある。
図11は、水平方向M画素、垂直方向N画素からなる2次元イメージセンサの画素(領域)部を示した図であり、受光画素部と、遮光された2つの画素領域(垂直OB画素部と水平OB画素部)を示している。また、図12は、前記図9のフィードバッククランプ方式による、A/D変換器の出力の変化を模式的に表した図である。図において、OBパルスは、前記デジタル演算回路908に入力され、イメージセンサ出力の読み出しタイミングに同期して、垂直OB画素部の各行のタイミングには4つのパルス、水平OB画素部のタイミングでは1つのパルスが入力されることを示している。
図12においてA/D出力は、前記A/D変換器906の出力レベルの変化を示し、初期時間においては撮像素子単位や、温度条件によりばらついた、前記オフセット誤差により目標値である基準値と異なっており、前記OBパルスが入力される毎に前記クランプ動作が行われ基準値へと収束する。この時、1回のクランプ動作で基準値へと近づけることの出来る引き込み量1201は、前記時定数により決定し、図においては、垂直OB画素部(N行目)の最初のOBパルスの時点までに基準値に収束し以降のA/D出力は基準値と一致していることを示している。
特開2002−300478号公報 特開2003−244561号公報
しかしながら、イメージセンサの出力は、水平方向、垂直方向にシェーディング状の出力レベルの不均一性を持っており、イメージセンサの動作条件(動作電圧、周囲温度、蓄積露光時間等)によってシェーディング量は異なる。
図13は、シェーディング状の不均一性を持ったイメージセンサ出力の垂直OB画素部中の1行における波形の例を示した図であり、図13においては画面上の左側から右側に向かい出力がシェーディング状に徐々に上昇していることを示しており、基準値に対して、垂直OBパルスの位置によりOB出力が異なることを示している。このような水平シェーディングを持ったイメージセンサ出力における前記フィードバック方式のOBクランプ回路でのA/D変換器の出力の変化を模式的に表した図を図14に示す。
図14においてA/D出力は、図12と同様に、垂直OB画素部(N行目)の最初のOBパルスの時点までに基準値に収束し以降のA/D出力は基準値と一致していることを示している。しかしながら、一致していたA/D出力は水平シェーディング(図13のB)により垂直OB画素部(N行目)の2回目のOBパルス位置のレベル1401まで上昇する。このOB出力をサンプリングした結果と、基準値との差分はクランプ回路動作によりOB出力を基準値に引き込む方向に働く。しかし、再び、A/D出力は水平シェーディング(図13のC)により垂直OB画素部(N行目)の3回目のOBパルス位置のレベル1402まで上昇し、このOB出力をサンプリングした結果と、基準値との差分はクランプ回路を動作させることとなる。4回目のOBパルスにおいても同様となり結果的にイメージセンサの右側においてはOB出力差1403を基準値に引き込むこととなる。だがこの様に水平シェーディングに追従したクランプ動作を行った結果、水平OB画素部の1行目、つまりイメージセンサの左側に置いては基準値に対して大きく逸脱してしまい、結果としてこの行の撮像信号に黒沈みを発生させる問題がある。さらに、水平シェーディング量が大きく図13の基準値とDのレベル差が1回のクランプ動作で引き込める量を超えていた場合、正常な基準値レベルへの復帰に数行を要してしまい、その間、図11の領域Aの部分において黒沈みの状態が続くという問題があった。さらに、水平シェーディング成分はそのまま撮像信号として残り、画質の低下を招いていた。
本発明は、この様な状況のもとでなされたもので、水平方向にシェーディング状の不均一性の出力を持ったイメージセンサにおいても、撮像信号に黒沈みを生じることなく、かつ、水平方向のシェーディングを補正することを可能とする撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像装置は、入射光を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子からの電気信号に対して、直流電圧オフセットを加算するオフセット加算手段と、前記オフセット加算手段によるオフセット加算後のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段により得られたデジタル信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段と、複数の基準値と前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルとの差分に基づいて、前記直流電圧オフセットを発生する負帰還信号発生手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、上記の撮像装置の撮像方法であって、光学的黒レベルパルスを検出する検出ステップと、前記光学的黒レベルパルスを検出すると、前記光学的黒レベルパルス数に応じて異なる基準値と前記A/D変換手段の出力デジタル信号との差分に応じて前記直流電圧オフセットを発生する負帰還信号発生ステップとを有することを特徴とする。
水平方向にシェーディング状の不均一性の出力を持った撮像素子においても、撮像信号に黒沈みを生じることなく、かつ、水平方向のシェーディングを補正することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態による撮像装置の例を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を説明するためのシステム図である。図1に示した、フィードバッククランプ方式を用いた撮像装置における要部の構成のうち、デジタル演算部108の処理以外は従来例である図9にて示したものと同様の機能を有するため詳細な説明は省略する。符号101〜107、114〜116は、それぞれ図9の符号901〜907、911〜913に対応する。本実施形態におけるデジタル演算部108は、4つの基準値入力端子110、111、112,113を持ち、それぞれ基準値A、基準値B、基準値C、基準値Dを入力する構成となっている。
図2にて水平シェーディングを持ったセンサ出力と前記4つの基準値の関係を示す。図2では、前記4つの基準値は4つのOBパルス位置でのセンサ出力の基準値であり水平シェーディングのカーブに即していることを表しており、イメージセンサの動作条件(動作電圧、周囲温度、蓄積露光時間等)によって適宜設定される。
図3にて、前記デジタル演算処理部108の動作シーケンスを表すフローチャートを示す。まずステップ301にて入力されたOBパルスを数えるOBパルスカウント(パルス数)OB_COUNTを0にクリアする。次にステップ302にてOBパルスを監視する。OBパルスが検出されるとステップ303にて、OB_COUNTの値が、垂直OB画素部に入力されるOBパルスの総数を超えているか確認される。超えていない場合は、垂直OB画素部へのOBパルスであると認識し、ステップ304にてOB_COUNTの下位2ビットを参照することにより垂直OB画素部の右側から数えて何回目のOBパルスであるか判断する。下位2ビットが“00”である場合は、ステップ305にてOB出力と基準値Aとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“01”である場合は、ステップ306にてOB出力と基準値Bとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“10”である場合は、ステップ307にてOB出力と基準値Cとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“11”である場合は、ステップ308にてOB出力と基準値Dとの差分量に応じて電流DACを駆動する。以上4通りの電流DAC駆動のうち1つが終了した後、ステップ309にてOB_COUNTの値が1加算された後、再びステップ302にてOBパルスの入力待ちとなる。また、前記ステップ303にてOB_COUNTの値が、垂直OB画素部に入力されるOBパルスの総数を超えていた場合は、水平OB画素部のOBパルスであると認識し、ステップ301にて、OB出力と基準値Aとの差分量に応じて電流DACを駆動した後、ステップ302にてOBパルスの入力待ちとなる。
図4に水平シェーディングを持ったイメージセンサ出力における本実施形態におけるA/D変換器106の出力の変化を模式的に表した図を示す。図4においてA/D出力は、図14と同様に、垂直OB画素部(N行目)の最初のOBパルスの時点までに基準値に収束し以降のA/D出力は基準値と一致していることを示している。次に一致していたA/D出力は水平シェーディング(図13のB)により垂直OB画素部(N行目)の2回目のOBパルス位置のレベル401まで上昇する。しかしながら、このOB出力をサンプリングした結果は、図2の基準値Bと比較されるが水平シェーディングによる上昇したOB出力とほぼ一致しているため、クランプ回路動作によりOB出力を基準値Bに引き込む方向に若干働く。再び、A/D出力は水平シェーディング(図13のC)により垂直OB画素部(N行目)の3回目のOBパルス位置のレベル402まで上昇し、このOB出力をサンプリングした結果は、図2の基準値Cと比較され、クランプ回路を若干動作させることとなる。4回目のOBパルスにおいても同様となり結果的にイメージセンサの右側においてはOB出力差403を図3の基準値Dに引き込むこととなる。しかしながらこのときのOB出力は、イメージセンサの水平シェーディング量(図13のD)とほぼ一致しているため、水平OB画素部の1行目、つまりイメージセンサの左側に置いては基準値Aに対して大きく逸脱することなく(図4の404)、結果としてこの行の撮像信号に黒沈みは発生しない。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態を説明するためのシステム図である。本実施形態においては、図1で示した、フィードバッククランプ方式を用いた撮像装置の要部の構成のものと同様の機能を有するため詳細な説明は省く。
図5にて、デジタル演算処理部108における本実施形態の動作シーケンスを表すフローチャートを示す。図5において、まずステップ501にて入力されたOBパルスを数えるOBパルスカウントOB_COUNTを0にクリアし、かつイメージセンサの垂直OB画素部の第1行目であることを示すフラグLINE1_SWに1をセットする。次にステップ502にてOBパルスを監視する。OBパルスが検出されるとステップ503にて、OB_COUNTの値が、垂直OB画素部に入力されるOBパルスの総数を超えているか確認される。超えていない場合は、垂直OB画素部へのOBパルスであると認識し、次にステップ504にて、フラグLINE1_SWを確認し、1である場合は垂直OB画素部の第1行目であると認識し、ステップ505にてOB_COUNTの下位2ビットを参照することにより垂直OB画素部の右側から数えて何回目のOBパルスであるか判断する。下位2ビットが“00”である場合は、ステップ506にてOB出力をOB出力Aとしてサンプリングし、端子910からの基準値を基準値Aとした後、再びステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。下位2ビットが“01”である場合は、ステップ507にて前記OB出力Aと現在のOB出力の差分量をOFFSET_Bとし、前記基準値Aに加算し基準値Bとした後、再びステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。下位2ビットが“10”である場合は、ステップ508にて前記OB出力Aと現在のOB出力の差分量をOFFSET_Cとし、前記基準値Aに加算し基準値Cとした後、再びステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。下位2ビットが“11”である場合は、ステップ509にて前記OB出力Aと現在のOB出力の差分量をOFFSET_Dとし、前記基準値Aに加算し基準値Dとした後、ステップ510にてフラグLINE1_SWを0にクリアし、再びステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。
次に前記ステップ504にてフラグLINE1_SWが0であった場合は、垂直OB画素部の第2行目以降であると認識し、ステップ511にてOB_COUNTの下位2ビットを参照することにより垂直OB画素部の右側から数えて何回目のOBパルスであるか判断する。下位2ビットが“00”である場合は、ステップ512にてOB出力と基準値Aとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“01”である場合は、ステップ513にてOB出力と基準値Bとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“10”である場合は、ステップ514にてOB出力と基準値Cとの差分量に応じて電流DACを駆動する。下位2ビットが“11”である場合は、ステップ515にてOB出力と基準値Dとの差分量に応じて電流DACを駆動する。以上4通りの電流DAC駆動のうち1つが終了した後、ステップ516にてOB_COUNTの値が1加算された後、再びステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。また、前記ステップ503にてOB_COUNTの値が、垂直OB画素部に入力されるOBパルスの総数を超えていた場合は、水平OB画素部のOBパルスであると認識し、ステップ517にて、OB出力と基準値Aとの差分量に応じて電流DACを駆動した後、ステップ502にてOBパルスの入力待ちとなる。
本実施形態における水平シェーディングを持ったイメージセンサ出力に対するA/D変換器906の出力の変化は前記図4と同等となる。
なお、本実施形態においては、OB出力の差分量OFFSET_B, OFFSET_C, OFFSET_Dの抽出は、垂直OB画素部の第1行目としたが必ずしもこの行に限定されるものではない。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態を説明するためのシステム図である。
図6に示した、フィードバッククランプ方式を用いた撮像装置における要部の構成のうち、デジタル演算部609と、補正部607の処理以外は従来例である図9のものと同様の機能を有するため詳細な説明は省略する。符号601〜606、616〜618は、それぞれ図9の符号901〜906、911〜913に対応する。本実施形態におけるデジタル演算部609は、水平画素カウント値H_COUNT610と、3つのオフセット値(OFFSET_B611、OFFSET_C612、OFFSET_D613)を出力し、補正部607がこれを入力として受け取り、A/D変換器606の出力を補正した後に出力608を出力する構成となっている。
図7にて、デジタル演算処理部609の動作シーケンスを表すフローチャートを示す。図7に示したフローチャートは第2の実施形態で示した図5とほぼ同じ動作を行うがこれに加え、ステップ701にて水平画素カウント値H_COUNTを0にクリアし、ステップ702にてOBパルスの入力如何に関わらず常に変数H_COUNTの値を1増加させて画素をカウントしている。そしてステップ719にて、水平画素部OBパルスの処理の終わりでカウント値H_COUNTを0クリアすることにより、各行毎に0からカウントアップされ水平画素カウント値として機能する。さらに本動作シーケンスの結果得られた、水平画素カウント値H_COUNTと、基準値Aとの差分量であるOFFSET_B、OFFSET_C、OFFSET_Dは出力され補正部607の入力となる。なお、ステップ701、703〜718は、それぞれ図5のステップ501、502〜517に対応する。
図8にて、補正部607の動作シーケンスを表すフローチャートを示す。図8において、まずステップ801にて水平画素カウント値H_COUNTと、イメージセンサの水平画素数の4分の1の値とが比較され、4分の1以下である場合はステップ802により入力されたA/D変換器606の出力をそのまま出力608とする。4分の1を超えていた場合は、ステップ803にて水平画素カウント値H_COUNTと、イメージセンサの水平画素数の2分の1の値とが比較され、2分の1以下である場合はステップ804により入力されたA/D変換器606の出力から入力されたOFFSET_Bを減算(除去)した値を出力608とする。2分の1を超えていた場合は、ステップ805にて水平画素カウント値H_COUNTと、イメージセンサの水平画素数の4分の3の値とが比較され、4分の3以下である場合はステップ806により入力されたA/D変換器606の出力から入力されたOFFSET_Cを減算した値を出力608とする。4分の3を超えていた場合は、ステップ807により入力されたA/D変換器606の出力から入力されたOFFSET_Dを減算した値を出力608とする。以上の動作シーケンスにより、出力608は擬似的な水平シェーディング成分が除かれたものとなる。
本実施形態における水平シェーディングを持ったイメージセンサ出力に対する補正器607の出力608の変化は図4と同等となるが、イメージセンサの水平シェーディング成分は補正され、更に好ましい。すなわち、図4の405が減少する。
以上のように、第1〜第3の実施形態によれば、水平方向にシェーディング状の不均一性の出力を持ったイメージセンサ(撮像素子)においても、撮像信号に黒沈みを生じることなく、かつ、水平方向のシェーディングを補正することが可能になる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態の要部構成を示すブロック図である。 センサ出力と第1の実施形態における4つの基準値の関係を示す図である。 第1の実施形態におけるデジタル演算処理部の動作シーケンスを示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるA/D変換器の出力の変化を模式的に表した図である。 第2の実施形態におけるデジタル演算処理部の動作シーケンスを示すフローチャートである。 第3の実施形態の要部構成を示すブロック図である。 第3の実施形態におけるデジタル演算処理部の動作シーケンスを示すフローチャートである。 第3の実施形態における補正部の動作シーケンスを示すフローチャートである。 撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 従来例におけるデジタル演算処理部の動作シーケンスを示すフローチャートである。 2次元イメージセンサの画素(領域)部を示した図である。 従来例におけるA/D変換器の出力の変化を模式的に表した図である。 シェーディング状の不均一性を持ったイメージセンサ出力の波形例を示す図である。 従来例におけるA/D変換器の出力の変化を模式的に表した図である。
符号の説明
101 イメージセンサ
102 CDS回路
103 基準電圧VREF
104 オフセット加算回路
105 可変増幅器
106 A/D変換器
107 出力端子
108 デジタル演算処理部
109 OBパルス入力端子
110、111、112、113 基準値
114 電流DAC
115 コンデンサ
116 バッファ回路

Claims (7)

  1. 入射光を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子からの電気信号に対して、直流電圧オフセットを加算するオフセット加算手段と、
    前記オフセット加算手段によるオフセット加算後のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段により得られたデジタル信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段と、
    複数の基準値と前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルとの差分に基づいて、前記直流電圧オフセットを発生する負帰還信号発生手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記オフセット加算後の信号を、所定ゲインあるいは可変ゲインで増幅する増幅手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子の水平方向における複数の前記光学的黒レベルの差分から前記所定の複数の基準値を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記複数の基準値を水平のシェーディング補正データとして、前記A/D変換後の信号から除去して補正する補正手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 請求項1記載の撮像装置の撮像方法であって、
    光学的黒レベルパルスを検出する検出ステップと、
    前記光学的黒レベルパルスを検出すると、前記光学的黒レベルパルス数に応じて異なる基準値と前記A/D変換手段の出力デジタル信号との差分に応じて前記直流電圧オフセットを発生する負帰還信号発生ステップと
    を有することを特徴とする撮像方法。
  6. 前記光学的黒レベルパルスを検出すると、前記撮像素子の最初のラインにおいて、前記撮像素子の水平方向における複数の前記光学的黒レベルの差分から前記所定の複数の基準値を決定する基準値決定ステップをさらに有することを特徴とする請求項5記載の撮像方法。
  7. 前記撮像素子の水平方向位置に応じて前記複数の基準値を水平のシェーディング補正データとして、前記A/D変換後の信号から除去して補正する補正ステップをさらに有することを特徴とする請求項5又は6記載の撮像方法。
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JP (1) JP2005347956A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174092A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Canon Inc 撮像装置及びその処理方法
JP2009065475A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Canon Inc 撮像システム

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