JP5561112B2 - 画像処理装置、撮像装置およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置およびプログラム Download PDF

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本発明は画像処理装置、撮像装置およびプログラムに関する。
CMOSイメージセンサでは、MOSトランジスタのチャネル内を移動するキャリアの1つがゲート絶縁膜などに存在するトラップ準位に捕獲されることによって、点状のランダムテレグラフシグナルノイズ(以下、RTSノイズと称する)が画像に生じうることが知られている。
また、画像のノイズ低減処理の一般的な手法として、平滑化フィルタやメディアンフィルタによる処理や、周辺画素との画素値の突出点を補正する処理(例えば特許文献1参照)も従来から知られている。
特開2004−201207号公報
ところで、従来のノイズ低減処理による場合、例えば高輝度の点状の被写体をノイズとして誤って補正してしまう場合もあり、画像から適切にRTSノイズの成分を除去する手法が望まれている。
上記事情に鑑み、画像からRTSノイズの成分をより精度よく低減できる技術を提供する。
一の態様の画像処理装置は、記憶部と、代表値算出部と、判定部と、ノイズ低減部とを備える。記憶部は、撮像素子の各画素でのRTSノイズのノイズレベルを記憶する。代表値算出部は、撮像素子で撮影された画像に対して、注目画素の周囲画素の画素値を用いて代表値を算出する。判定部は、注目画素の画素値と代表値との差と、注目画素に対応する記憶部のRTSノイズのノイズレベルとを用いて、注目画素でRTSノイズの影響があるか否かを判定する。ノイズ低減部は、判定部がRTSノイズの影響があると判定したときに、注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させる。
上記の一の態様において、判定部は、撮影時の撮影感度および画像の明るさに応じてショットノイズのノイズレベルを推定してもよい。そして、判定部は、注目画素でのRTSノイズのノイズレベルがショットノイズのノイズレベルよりも大きいときに、注目画素でRTSノイズの影響があると判定してもよい。
上記の一の態様において、ノイズ低減部は、記憶部のRTSノイズのノイズレベルに基づいて、注目画素の画素値からRTSノイズのノイズ成分をキャンセルしてもよい。
上記の一の態様において、ノイズ低減部は、注目画素の画素値を、注目画素と同色の周囲画素から抽出した最大画素値または最小画素値のいずれか近い方の値と置換してもよい。
上記の一の態様において、ノイズ低減部は、注目画素の画素値を、注目画素と同色の周囲画素から求めた代表値と置換してもよい。
上記の一の態様において、代表値算出部は、周囲画素について複数方向で画素値の相関を求め、相関の高い方向の画素値を用いて代表値を算出してもよい。
なお、上記の画像処理装置を撮像素子とともに備える撮像装置や、コンピュータを上記の画像処理装置として動作させるプログラムや、当該プログラムを記憶した記憶媒体や、上記の画像処理装置の動作を方法のカテゴリで表現したものは、いずれも本発明の具体的態様として有効である。
注目画素の画素値と周囲画素の代表値との差と、注目画素のRTSノイズのノイズレベルとを用いて、RTSノイズの影響があると判定されたときに注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させる。これにより、注目画素にRTSノイズの影響があるときのみノイズ低減処理が行われるので、画像からRTSノイズの成分をより精度よく低減できる。
一の実施形態での電子カメラの構成例を示す図 撮像素子の構成例を示す図 特定の画素でのRTSノイズの分布例を示す図 標本画像の画素値の例を示す図 一の実施形態での電子カメラの動作例を示す流れ図 一の実施形態での画像処理装置の構成例を示す図 他の実施形態での画像処理装置の動作例を示す流れ図
<一の実施形態の説明>
図1は、画像処理装置および撮像装置の一例である一の実施形態での電子カメラの構成例を示す図である。電子カメラは、撮影レンズ11と、撮像素子12と、A/D変換部13と、信号処理部14と、第1メモリ15と、画像処理部16と、記録I/F17と、CPU18と、操作部19と、第2メモリ20と、バス21とを備えている。ここで、第1メモリ15、画像処理部16、記録I/F17、CPU18、第2メモリ20は、バス21を介してそれぞれ接続されている。また、撮像素子12および操作部19は、それぞれCPU18と接続されている。
撮像素子12は、撮影レンズ11による結像を撮像する撮像デバイスである。一実施形態での撮像素子12は、任意の受光素子の画像信号をランダムアクセスで読み出し可能なCMOS型の固体撮像素子である。なお、撮像素子12の出力はA/D変換部13に接続されている。
図2は、撮像素子12の構成例を示す図である。撮像素子12の受光面上には、複数の画素PXがマトリクス状に配列されている。図2では画素PXの配列を簡略化して示すが、実際の固体撮像素子の受光面にはさらに多数の画素が配列されることはいうまでもない。
撮像素子12の各画素PXには、赤色(R)、緑色(Gr,Gb)、青色(B)のカラーフィルタが公知のベイヤ配列で配置されている。撮像素子12の各画素PXは、カラーフィルタでの色分解によって各色に対応する画像信号を出力する。これにより、撮像素子12は、撮影時にカラーの画像を取得できる。
また、図2では、撮像素子12の回路のうち、画素PXと、画素配列の各列に配置される垂直信号線12aと、各垂直信号線12aに設けられるカラムアンプ12bと、信号読出回路12cとを図示する(簡単のため、図2では、水平信号線および水平走査回路の図示を省略する)。各垂直信号線12aは、図2の垂直方向(縦方向)に並ぶ画素群から信号電流を読み出す。カラムアンプ12bは、画素の信号電流を受け取って、当該信号電流に応じた画像信号を出力するMOSトランジスタである。一の実施形態では、CPU18の指示に基づくカラムアンプ12bでの信号増幅により、ISO感度に相当する撮影感度の調整が行われる。また、信号読出回路12cは、画像信号を図2の水平方向(横方向)に向けて読み出す回路である。
図1に戻って、A/D変換部13は、撮像素子12から出力された画像信号のA/D変換を行う回路である。信号処理部14は、A/D変換部13から出力された画像信号に欠陥画素補正や黒レベル補正などの信号処理を施す回路である。この信号処理部14は、色補間されていないRAW形式のカラー画像データ(RAW画像のデータ)を第1メモリ15に出力する。
第1メモリ15は、画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶する。例えば、第1メモリ15は、揮発性の記憶媒体であるSDRAMである。
画像処理部16は、上記のRAW画像のデータに各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス調整、輪郭強調処理、色変換処理など)を施す回路である。なお、画像処理部16での画像処理により、ベイヤ配列構造のモザイク状画像であるRAW画像は、写真に相当する色再現画像(例えばJPEG画像)に変換される。
記録I/F17は、不揮発性の記憶媒体22を接続するためのコネクタを有している。そして、記録I/F17は、コネクタに接続された記憶媒体22に対して画像のデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体22は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体22の一例としてメモリカードを図示する。
CPU18は、電子カメラの動作を統括的に制御するプロセッサである。例えば、CPU18は、被写体の撮影を行う撮影モードにおいて、ユーザの撮影指示入力に応じて、不揮発性の記憶媒体22への記録を伴う静止画像の撮影処理を実行する。なお、CPU18は、自動露出演算(AE演算)の結果やユーザの入力に応じて、撮像素子12に対して撮影感度の変更を指示する。
また、一の実施形態でのCPU18は、RAW画像のデータに対してRTSノイズの低減処理を施す。このとき、CPU18は、プログラムの実行により、代表値算出部23、判定部24およびノイズ低減部25として動作する(代表値算出部23、判定部24およびノイズ低減部25の各動作については後述する)。
操作部19は、ユーザの操作を受け付ける複数のスイッチを有している。この操作部19は、例えば、記録用の静止画像の撮影指示を受け付けるレリーズ釦や、十字状のカーソルキーや、決定釦などを含む。
第2メモリ20は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリである。この第2メモリ20は、CPU18によって実行されるプログラムやRTSノイズのノイズ情報を記憶している。
上記のノイズ情報は、撮像素子12の各画素でのRTSノイズのノイズレベル(ノイズの大きさ)を記憶した情報である。RTSノイズはランダムノイズであって、特定の画素に着目するとRTSノイズが発生するかが否かは撮影毎に異なる。しかし、特定の画素でのRTSノイズの大きさはほぼ一定である。かかるRTSノイズの特性に鑑みれば、画素ごとにRTSノイズの大きさを予め調べてノイズ情報として記録できることが分かる。
図3に、特定の画素でのRTSノイズの分布例を示す。図3の横軸は画素値であり、図3の縦軸はノイズの発生頻度である。撮像素子12の一般的なノイズ成分は正規分布となり、画素値の平均値をピークとして±3σの範囲内にその殆どが含まれる。一方、RTSノイズの成分は、画素値の平均値から正負の各方向でそれぞれ一定量離れたところに分布のピークが小さく現れる。
ここで、上記のノイズ情報は例えば以下の(A1)〜(A5)の方法で生成される。なお、ノイズレベル情報は、電子カメラの製造者が製造工程で生成してもよく、電子カメラのユーザが生成してもよい。
(A1)まず、遮光状態で撮像素子12を駆動させて複数枚(例えば12枚程度)の標本画像を取得する。なお、標本画像で他のノイズとRTSノイズとのレベル差を大きくして、RTSノイズを検出しやすくするために、標本画像はできるだけ高い撮影感度(例えば最高撮影感度)で取得することが好ましい。
(A2)上記(A1)の標本画像間で同一位置の画素値を平均して、1枚の平均画像を生成する。
(A3)平均画像と各標本画像とで各画素の差分をとる。この工程により、標本画像の枚数分だけ各画素の差分値が取得される。
(A4)上記の差分値を用いて、各画素でのRTSノイズのノイズレベルを求める。
一例として、上記の各差分値の絶対値を求め、その絶対値のうちで閾値(ショットノイズの範囲)以下のものを除外する(図4参照)。そして、ショットノイズ以上の値を示す差分値の絶対値を平均化することで、各画素でRTSノイズのノイズレベルを求めることができる。
また、他の例として、上記の例で説明したショットノイズ以上の値を示す差分値の絶対値を用いて、一般的なRTSノイズの分布曲線とのフィッティング処理を実行し、その画素でのRTSノイズのピークを探索してもよい。そして、上記演算で求めたRTSノイズのピークをRTSノイズのノイズレベルとしてもよい。
なお、各画素において、上記(A3)の差分値の絶対値の平均値や、上記(A3)の差分値の絶対値の中央値を、RTSノイズのノイズレベルとしてもよい。
(A5)上記(A4)で求めたRTSノイズのノイズレベルにキャリブレーション用の補正係数を乗算し、各画素の最終的なRTSノイズのノイズレベルの値を求める。これにより、上記のノイズ情報が生成される。補正係数は、導出されたノイズレベルをそのまま閾値とした場合に、過補正・あるいは補正不足になることを防ぐためのものである。なお、補正係数は、例えば、カメラの機種ごとに主観評価で決定された値が用いられる。
次に、図5の流れ図を参照しつつ、一の実施形態での電子カメラの動作例を説明する。図5の流れ図の処理は、ユーザからの静止画像の撮影開始指示(レリーズ釦の全押し操作)に応じてCPU18が開始する。
ステップ#101:CPU18は、AE演算やユーザの入力に応じて選択された撮影感度に応じて、撮像素子12のカラムアンプ12bのアンプゲインを調整する。なお、#101の処理は撮影前に予めCPU18が行っていてもよい。
ステップ#102:CPU18は、撮像素子12を駆動させて被写体の像を撮影する。撮像素子12から出力された画像信号は、A/D変換部13、信号処理部14をパイプライン式に通過する。そして、第1メモリ15には、処理対象となるRAW画像のデータが記憶される。なお、一の実施形態では、RAW画像のデータに対してCPU18がRTSノイズの低減処理を施す。
ステップ#103:CPU18は、RAW画像(#102)のうちから、RTSノイズの低減処理を行う注目画素を指定する。一例として、#103でのCPU18は、RAW画像の左上隅を起点として1行ずつ左から右の順で、全ての画素を順次注目画素に指定するものとする。
ステップ#104:代表値算出部23は、注目画素と同じ色成分の周囲画素の画素値を用いて代表値を算出する。
例えば、注目画素が緑色画素(図2のG24)であるとき、代表値算出部23は、下式(1)または下式(2)で代表値Gaを求めればよい。
Figure 0005561112
例えば、注目画素が赤色画素(図2のR34)であるとき、代表値算出部23は、下式(3)または下式(4)で代表値Raを求めればよい。
Figure 0005561112
例えば、注目画素が青色画素(図2のB45)であるとき、代表値算出部23は、下式(5)または下式(6)で代表値Baを求めればよい。
Figure 0005561112
なお、本明細書で「median(A〜Z)」は、画素値A〜Zのうちの中央値を返す関数を意味する。なお、代表値算出部23は、式(1)、(3)、(5)の組み合わせまたは式(2)、(4)、(6)の組み合わせで代表値を求めるものとする。
ステップ#105:代表値算出部23は、注目画素の画素値と上記の代表値(#104)との差分値Dを求める。なお、差分値Dは、注目画素の画素値と代表値との大小関係に応じて正負のいずれの値もとりうる。
ステップ#106:CPU18は、第2メモリ20のノイズ情報から注目画素に対応するRTSノイズのノイズレベルを取得する。
ステップ#107:判定部24は、注目画素の画素値と代表値との差分値D(#105)と、注目画素に対応するRTSノイズのノイズレベル(#106)とを用いて、注目画素でRTSノイズの影響があるか否かを判定する。注目画素でRTSノイズの影響があると判定された場合(YES側)、#108に処理が移行する。一方、注目画素でRTSノイズの影響がないと判定された場合(NO側)、#109に処理が移行する。なお、#107でNO側の場合、現在の注目画素でRTSノイズの低減処理は行われない。
ここで、#107での判定部24は、以下の2つの条件がともに成立するときに、注目画素でRTSノイズの影響があると判定する。
(条件1)
現在の撮影感度でのRTSノイズレベルnRTSが、現在の撮影感度でのショットノイズレベルnsよりも大きい(nRTS>ns)。
すなわち、撮影条件によりショットノイズよりもRTSノイズの方が小さくなる場合、RTSノイズが画質に与える影響は無視できる。よって、条件1を満たさない場合には注目画素でRTSノイズを除去する必要がないので、現在の注目画素を補正対象とはしない。
例えば、基準撮影感度E0、基準画素値v0でのショットノイズレベルをns0とすると、現在の撮影感度E、撮影時の明るさvでのショットノイズレベルnsは、下式(7)で求めることができる。
Figure 0005561112
上記の基準撮影感度E0、基準画素値v0およびショットノイズレベルns0の各値は、予め実測して得た条件値を用いればよい。また、撮影時の明るさvには、#104で得た周囲画素の代表値を用いればよい。
一方、ノイズ情報を取得したときの撮影感度EhにおけるRTSノイズレベル(ノイズ情報に記録されているRTSノイズレベル)をnRTShとしたとき、現在の撮影感度EでのRTSノイズレベルnRTSは、下式(8)で求めることができる。
Figure 0005561112
なお、上記のnRTSの値は、撮像素子12の画素内部にあるアンプ(不図示)のゲインや、カラムアンプ12bのゲインに応じて調整してもよい。
(条件2)
差分値Dの大きさが現在の撮影感度でのRTSノイズレベルnRTSよりも大きい(D>nRTS)。
ステップ#108:ノイズ低減部25は、注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させるノイズ低減処理を行う。例えば、ノイズ低減部25は、以下の(B1)から(B3)のいずれかの処理を実行する。
(B1)ノイズ低減部25は、上記のRTSノイズレベルnRTSを用いて、注目画素の画素値からRTSノイズのノイズ成分をキャンセルする。差分値Dが正の場合には、ノイズ低減部25は注目画素の画素値からRTSノイズレベルnRTSを減算する。また、差分値Dが負の場合には、ノイズ低減部25は注目画素の画素値にRTSノイズレベルnRTSを加算する。
(B2)ノイズ低減部25は、注目画素の画素値を、注目画素と同色の周囲画素から抽出した最大画素値または最小画素値と置換する。差分値Dが正の場合には、ノイズ低減部25は注目画素の画素値を上記の最大画素値と置換する。また、差分値Dが負の場合には、ノイズ低減部25は注目画素の画素値を上記の最小画素値と置換する。
(B3)ノイズ低減部25は、注目画素の画素値を、注目画素と同色の周囲画素から求めた代表値(#104で求めたもの)と置換する。
ステップ#109:CPU18は、全ての画素が注目画素として指定されたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)、#110に処理が移行する。なお、#109のYES側の場合、RAW画像全体でRTSノイズの低減処理が終了した状態にある。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)、CPU18は#103に戻って、次の画素を注目画素に指定して上記動作を繰り返す。
ステップ#110:画像処理部16は、RAW画像のデータに画像処理を施して、色再現画像のデータを生成する。そして、CPU18は、記録I/F17を介して色再現画像のデータを記憶媒体22に記録する。以上で、図5の流れ図の説明を終了する。
以下、一の実施形態の作用効果を述べる。一の実施形態の電子カメラは、注目画素の画素値と周囲画素の代表値との差分値Dと、予め求めたRTSノイズのノイズ情報とを用いて、注目画素にRTSノイズの影響があるか否かを判定する(#107)。そして、電子カメラは、注目画素にRTSノイズの影響があると判定されたときに注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させる(#108)。
これにより、注目画素にRTSノイズの影響があるときのみノイズ低減処理が行われるので、画像からRTSノイズの成分をより精度よく低減できる。一例として、星空を撮影した画像を補正する場合を考えると、一の実施形態ではRTSノイズの生じない箇所では補正が行われないので、星の輝点を誤って消してしまうようなことはない。
<一の実施形態の変形例>
一の実施態様の#104の処理において、代表値算出部23は、周囲画素について複数方向で画素値の相関を求め、相関の高い方向の画素値を用いて代表値を算出してもよい。例えば、代表値算出部23は、水平方向の周囲画素の値dhと、垂直方向の周囲画素の値dvとを求める。そして、代表値算出部23は、dhおよびdvの差と閾値dtとの関係に応じて、代表値の算出方法を変化させる。
例えば、注目画素が緑色画素(図2のG24)であるとき、代表値算出部23はdhおよびdvを下式(9)、(10)で求める。
Figure 0005561112
そして、代表値算出部23は以下の条件に応じて代表値Gaを求めればよい。
Figure 0005561112
例えば、注目画素が赤色画素(図2のR34)であるとき、代表値算出部23はdhおよびdvを下式(11)、(12)で求める。
Figure 0005561112
そして、代表値算出部23は以下の条件に応じて代表値Raを求めればよい。
Figure 0005561112
例えば、注目画素が青色画素(図2のB45)であるとき、代表値算出部23はdhおよびdvを下式(13)、(14)で求める。
Figure 0005561112
そして、代表値算出部23は以下の条件に応じて代表値Baを求めればよい。
Figure 0005561112
この変形例では、によれば、#108のノイズ低減処理で(B3)の補正を行うときに、注目画素の画素値は相関が高い方向から得た代表値と置換される。そのため、この変形例によれば、画像のエッジ部で誤補正が発生するおそれをより低減させることができる。
<他の実施形態の説明>
図6は、他の実施形態での画像処理装置の構成例を示す図である。他の実施形態での画像処理装置は、RAW画像のデータに画像処理を施して色再現画像に変換するプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。
図6に示すコンピュータ31は、データ読込部32、記憶装置33、CPU34、メモリ35および入出力I/F36、バス37を有している。データ読込部32、記憶装置33、CPU34、メモリ35および入出力I/F36は、バス37を介して相互に接続されている。さらに、コンピュータ31には、入出力I/F36を介して、入力デバイス38(キーボード、ポインティングデバイスなど)とモニタ39とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F36は、入力デバイス38からの各種入力を受け付けるとともに、モニタ39に対して表示用のデータを出力する。
データ読込部32は、上記のRAW画像のデータや、プログラムを外部から読み込むときに用いられる。例えば、データ読込部32は、着脱可能な記憶媒体からデータを取得する読込デバイス(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクの読込装置など)や、公知の通信規格に準拠して外部の装置と通信を行う通信デバイス(USBインターフェース、LANモジュール、無線LANモジュールなど)である。
記憶装置33は、例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体で構成される。この記憶装置33には、プログラムや、一の実施形態と同様のノイズ情報が記録される。なお、記憶装置33には、データ読込部32から読み込んだRAW画像のデータや、画像処理後の色再現画像のデータを記憶しておくこともできる。
CPU34は、コンピュータ31の各部を統括的に制御するプロセッサである。このCPU34は、プログラムの実行によって、代表値算出部23、判定部24およびノイズ低減部25として動作する。
メモリ35は、プログラムでの各種演算結果を一時的に記憶する。このメモリ35は、例えば揮発性のSDRAMなどである。
次に、図7の流れ図を参照しつつ、他の実施形態での画像処理装置の動作例を説明する。
図7の流れ図の処理は、ユーザからのプログラム実行指示に応じてCPU34が開始する。
ステップ#201:CPU34は、処理対象となるRAW画像のデータと、RAW画像を撮影した電子カメラのノイズ情報とをデータ読込部32から取得する。そして、CPU34は、上記の各データを記憶装置33に記録する。なお、他の実施形態のRAW画像のデータも色補間処理が施されていないことを前提とする。また、RTSノイズの特性は撮像素子ごとに異なるので、他の実施形態では個々の電子カメラについてノイズ情報を取得する必要がある。
ステップ#202:CPU34は、RAW画像(#201)のうちから、RTSノイズの低減処理を行う注目画素を指定する。なお、#202の処理は、図5の#103の処理に対応するので重複説明は省略する。
ステップ#203:代表値算出部23は、注目画素と同じ色成分の周囲画素の画素値を用いて代表値を算出する。なお、#203の処理は、図5の#104の処理(または変形例の処理)に対応するので重複説明は省略する。
ステップ#204:代表値算出部23は、注目画素の画素値と上記の代表値(#203)との差分値Dを求める。
ステップ#205:CPU34は、記憶装置33のノイズ情報から注目画素に対応するRTSノイズのノイズレベルを取得する。
ステップ#206:判定部24は、注目画素の画素値と代表値との差分値D(#204)と、注目画素に対応するRTSノイズのノイズレベル(#205)とを用いて、注目画素でRTSノイズの影響があるか否かを判定する。注目画素でRTSノイズの影響があると判定された場合(YES側)、#207に処理が移行する。一方、注目画素でRTSノイズの影響がないと判定された場合(NO側)、#208に処理が移行する。なお、#206の処理は、図5の#107の処理に対応するので重複説明は省略する。
ステップ#207:ノイズ低減部25は、注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させるノイズ低減処理を行う。なお、#207の処理は、図5の#108の処理に対応するので重複説明は省略する。
ステップ#208:CPU34は、全ての画素が注目画素として指定されたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)、#209に処理が移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)、CPU34は#202に戻って、次の画素を注目画素に指定して上記動作を繰り返す。
ステップ#209:CPU34は、RAW画像のデータに画像処理を施して、色再現画像のデータを生成する。このとき、CPU34は、モニタ39に色再現画像を再生表示してもよい。そして、CPU34は、色再現画像のデータを記憶装置33に記録する。以上で、図7の流れ図の説明を終了する。この他の実施形態では、撮影後に電子カメラの外部でRAW画像を現像する画像処理装置においても、一の実施形態と同様にRTSノイズの低減処理を行うことができる。
<実施形態の補足事項>
(a)上記実施形態では、代表値算出部23、判定部24およびノイズ低減部25の機能をプログラムによってソフトウエア的に実現する例を説明した。しかし、本発明では、ASICを用いて上記の各部をハードウエア的に実現してもかまわない。
(b)一の実施形態の電子カメラでは、CPU18がRTSノイズの低減処理を行う例を説明したが、信号処理部14または画像処理部16がRTSノイズの低減処理を行うようにしてもよい。
(c)上記実施形態のノイズ情報は、全画素のRTSノイズレベルを記憶したものでなくともよい。例えば、ノイズ情報は、RTSノイズレベルが閾値以上となる画素のみ、RTSノイズレベルを記憶するようにしてもよい。
(d)上記実施形態でのノイズ情報は、遮光状態で撮影された画像から生成される例を説明した。しかし、非遮光状態で一様な被写体を撮影した複数の標本画像からノイズ情報を生成してもよい。なお、この場合には、撮像素子のマイクロレンズによる周辺減光や、撮像素子の感度ムラを補正して各標本画像を取得することが好ましい。
(e)上記実施形態の例では、全ての画素について周辺画素の代表値の算出を行い(#104,#203)、RTSノイズの影響を判別している(#107,#206)。しかし、周辺画素の代表値算出の前のステップにおいて、注目画素のノイズレベルをノイズ情報から取得し、その値が一定値以下の場合は、RTSノイズの発生しない画素であるとみなし、その画素の処理をスキップして次の画素に移行しても良い。それにより、処理時間を短縮することが出来る。
(f)上記実施形態では、撮像素子はアナログ出力で、外部にAD変換器を配置する例を説明した。しかし、AD変換器を内蔵したデジタル出力の撮像素子でもよい。
(g)上記実施形態の式(2)、式(4)、式(6)では、注目画素を除いた同色周囲画素の中央値を代表値として求める。しかし、上記の式(2)、式(4)、式(6)において、中央値を求めるときに注目画素の画素値をさらに含めるようにしてもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11…撮影レンズ、12…撮像素子、13…A/D変換部、14…信号処理部、15…第1メモリ、16…画像処理部、17…記録I/F、18…CPU、19…操作部、20…第2メモリ、21…バス、22…記憶媒体、23…代表値算出部、24…判定部、25…ノイズ低減部、31…コンピュータ、32…データ読込部、33…記憶装置、34…CPU、35…メモリ、36…入出力I/F、37…バス、38…入力デバイス、39…モニタ

Claims (8)

  1. 撮像素子の各画素でのランダムテレグラフシグナル(RTS)ノイズのノイズレベルを記憶する記憶部と、
    前記撮像素子で撮影された画像に対して、注目画素の周囲画素の画素値を用いて代表値を算出する代表値算出部と、
    前記注目画素の画素値と前記代表値との差と、前記注目画素に対応する前記記憶部のRTSノイズのノイズレベルとを用いて、前記注目画素で前記RTSノイズの影響があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部がRTSノイズの影響があると判定したときに、前記注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させるノイズ低減部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、撮影時の撮影感度および画像の明るさに応じてショットノイズのノイズレベルを推定し、前記注目画素でのRTSノイズのノイズレベルが前記ショットノイズのノイズレベルよりも大きいときに、前記注目画素で前記RTSノイズの影響があると判定する画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ低減部は、前記記憶部のRTSノイズのノイズレベルに基づいて、前記注目画素の画素値から前記RTSノイズのノイズ成分をキャンセルする画像処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ低減部は、前記注目画素の画素値を、前記注目画素と同色の周囲画素から抽出した最大画素値または最小画素値のいずれか近い方の値と置換する画像処理装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ低減部は、前記注目画素の画素値を、前記注目画素と同色の周囲画素から求めた代表値と置換する画像処理装置
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記代表値算出部は、前記周囲画素について複数方向で画素値の相関を求め、前記相関の高い方向の画素値を用いて前記代表値を算出する画像処理装置。
  7. 撮像素子と、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を備える撮像装置。
  8. 撮像素子の各画素でのランダムテレグラフシグナル(RTS)ノイズのノイズレベルを記憶する記憶部から、注目画素に対応する前記RTSノイズのノイズレベルを取得する処理と、
    前記撮像素子で撮影された画像に対して、前記注目画素の周囲画素の画素値を用いて代表値を算出する代表値算出処理と、
    前記注目画素の画素値と前記代表値との差と、前記注目画素に対応する前記RTSノイズのノイズレベルとを用いて、前記注目画素で前記RTSノイズの影響があるか否かを判定する判定処理と、
    前記判定処理でRTSノイズの影響があると判定したときに、前記注目画素の画素値からRTSノイズの成分を低減させるノイズ低減処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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