JP2000152098A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2000152098A
JP2000152098A JP10319359A JP31935998A JP2000152098A JP 2000152098 A JP2000152098 A JP 2000152098A JP 10319359 A JP10319359 A JP 10319359A JP 31935998 A JP31935998 A JP 31935998A JP 2000152098 A JP2000152098 A JP 2000152098A
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video signal
vertical
image sensor
circuit
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JP10319359A
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Inventor
Kikuo Kobayashi
貴久生 小林
Kazuhiko Kikuchi
和彦 菊地
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の撮像素子が原因で発生するOB段
差を、回路的に、しかも一回の調整で、温度変化に正確
に追従するOB段差補正を可能とした映像信号処理装置
を提供する。 【解決手段】 撮像素子から得られる映像信号のOBレ
ベル算出手段91と係数演算手段92と減算回路93とを備
え、OBレベル算出手段91の出力に係数演算回路92で係
数を掛け、温度変化が生じた場合にも正確に追従するO
B段差信号を生成し、減算回路93を用いて撮像素子から
得られる映像信号95からOB段差信号を減算することに
より補正誤差が生じないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置(テレビカ
メラ)における映像信号処理装置に関し、特に撮像素子
のOBレベルと映像信号の黒レベルとの差であるOB段
差を回路的に、しかも一回の調整で、温度変化に正確に
追従するOB段差補正を可能とするよう構成したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】まず、ここではOB段差の発生原因につ
いて述べて、次に従来のOB段差補正の方法やOB段差
補正を搭載した撮像装置について説明する。
【0003】撮像素子の画素部について説明する。撮像
素子の構造は電荷転送手段(CCDやMOSスイッチ)
に依存するため、ここではCCD型撮像素子の構造を図
15に示す。なお、MOS型撮像素子でも画素部の構造
は基本的に同じであるので省略する。またここでは二次
元の撮像素子の構造を示すが、一次元の撮像素子でも画
素部の基本構造は変わらないので省略する。
【0004】CCD型撮像素子は複数の画素102がマト
リックス状に配列され、縦の画素列の左側にCCD構造
の垂直転送部103が設けられた撮像部104と、撮像部104
の下側に配された水平転送部105と、水平転送部105の終
段に接続された出力アンプ106とを備えて成る。
【0005】撮像部104は、光電変換をする有効画素部1
07と、黒レベルを規定するための光学的黒領域(以下Op
tical Black OB部と呼ぶ。一般には有効画素部に対
して無効画素部とも呼ばれる)108が設けられ、OB部1
08の全面はアルミ遮光膜109B(図17参照)が形成され
る。
【0006】図17は、OB段差の発生原因を撮像素子
の構造をもとに説明するために準備したもので、図15
のA−B線上の断面構造を示す。この例ではN型の半導
体基板111上のP型ウェル領域112に、N型不純物拡散領
域113と、垂直転送部103を構成するN型転送チャネル領
域114並びにP型のチャネルストップ領域115が形成さ
れ、上記N型不純物拡散領域113上にP型正電荷蓄積領
域116が形成される。
【0007】N型不純物拡散領域113とP型ウェル領域1
12とのPN接合によるフォトダイオードによって画素部
102が構成される。
【0008】垂直転送部103を構成する転送チャネル領
域114、チャネルストップ領域115及び読み出しゲート部
118上には、ゲート絶縁膜122が形成され、更にその上に
は多結晶シリコンからなる転送電極123が形成される。
【0009】転送電極123上及び正電荷蓄積領域116上を
含む全面にリン・シリケードガラス(PSG)から成る
層間絶縁膜124が積層される。有効画素部107では、画素
部102を除く他の垂直転送部103を含む領域上に、上記層
間絶縁膜124を介してアルミ遮光膜109Aが選択的に形成
される。一方OB部108では、画素部102、垂直転送部10
3を含む上面全てに上記層間絶縁膜124を介してアルミ遮
光膜109Bが形成される。更に層間絶縁膜124及びアルミ
遮光膜109A、109Bの上には表面保護膜125が全面に形成
される。
【0010】画素部102は一般にフォトダイオードが用
いられる。フォトダイオードの空乏層において、入射光
により発生した正孔が蓄積されるに従ってフォトダイオ
ードの電位が上昇する。この正孔による信号Vpは次式
で表される。 Vp=(Qp+Qd)/C (1) ここで Qp=Ae・Ip・ts (2) なお、Qpはフォトダイオードで発生する電荷量、Aeは
開口面積、Ipは光電流密度、tsは電荷蓄積時間、Qd
は主にフォトダイオード表面で発生する暗電流(若干の
表面準位の残存により画素部102に光が当たらない状態
でも発生する電荷)であり、図19に示すように温度が
8度上昇すると約2倍になる。 Cは空乏層の容量であ
る。
【0011】次に、図15を用いてOB(Optical Blac
k)部108について説明する。OB部108は、撮像素子の
画素部のうち光電変換を行なう有効画素部107と同一構
成の画素上にアルミ遮光膜109Bを設けたものであり、フ
ォトダイオードの電位Vpのうち、Qpの項がゼロにな
り、Qdの項のみが残り、更に温度が一定ならば、Vpは
入射光量に依存せず一定になる。このためOB部108の
信号は基準電位として用いられる。
【0012】温度が変化した場合においては、図18で
示す一般的な撮像装置で撮像素子1の出力信号のOB
(Optical Black)部分をクランプ回路4でクランプす
ることにより、暗電流の変化による映像信号の黒レベル
の変化を押さえることができる。通常OB(Optical Bl
ack)は図16に示すように垂直OB部1081と、水平O
B部1082が設けられる。また、画素が存在しない垂直転
送手段のみの空送り部1083が存在する。
【0013】次に、OB(Optical Black)段差の発生
原因について述べる。有効画素部107の信号をVp1、O
B部108の信号をVp2とすれば、式(1)により、 Vp1=(Qp+Qd)/C (3) OB部108は入射光量がゼロであるためQpがゼロとなっ
て Vp2=Qd/C (4) 入射光量がゼロの暗時においては、式(3)でもQp=
0となって△V=Vp1−Vp2で定義される暗時出力差い
わゆるOB段差は △V=(0+Qd)/C−Qd/C=0 (5) となる。
【0014】しかしながら実際は次の原因により△V=
0とはならない。主な原因の一つ目としては、Qdのバ
ラツキである。
【0015】画素部102には表面準位が存在するため、
温度に依存する暗電流が流れるが、微少な信号を扱う撮
像素子では、暗電流がノイズの原因となるので、画素部
102の開口面側の表面準位を下げるために水素アニール
処理を行なう。
【0016】水素アニール処理によりアルミ遮光膜109
A、109Bに水素が含まれるようになり、この水素が拡散
して表面準位が下がり、暗電流が減少する。OBの構造
や製造方法により、OB部と有効画素部との間に水素ア
ニール処理の不均一性が生じる場合がある。有効画素部
107ではアルミ遮光膜109Aが画素部102上で開口される。
【0017】一方、OB部108上ではアルミ遮光膜109B
が画素部102上に形成されるために、OB部108の方が、
有効画素部107の画素部102と比較して、水素アニール効
果が大きく、表面準位が少なくなり、その結果として暗
電流成分Qdに差が生じる。
【0018】また、二つ目の原因としては、アルミ遮光
膜109Bがフォトダイオードに距離的に近い場合、フォト
ダイオードとアルミ遮光膜109B間で寄生容量を生じるた
め空乏層の容量Cに差が生じる。
【0019】以上二つの原因を式で表現する。有効画素
部の信号をVp1、OB部の信号をVp2、有効画素部の暗
電流成分をQd1、OB部の暗電流成分をQd2、有効画素
部のフォトダイオードの空乏層の容量をC1、OB部の
フォトダイオードの空乏層の容量をC2とすると、 Vp1=(Qp+Qd1)/C1 (6) Vp2=Qd2/C2 (7) 従って入射光量がゼロにおける△Vは、式(6)でQp
=0となって、 △V=Qd1/C1−Qd2/C2 (8) となる。
【0020】撮像素子を用いる撮像装置において、撮像
素子のOB段差は、映像信号の黒レベル基準信号に対す
るオフセットレベルとなる。
【0021】撮像素子の出力映像信号の増幅には、高照
度時における必要以上の白レベルを圧縮するために利得
を低減し、低照度時における感度を確保するために利得
を増大するAGC増幅器が一般に用いられる。また、受
像機側のブラウン管には、印可電圧をx、発光時の輝度
をyとした時、図20で示される非線形特性があるた
め、撮像装置側で予め、図20で示される逆の非線形処
理を行なうガンマ処理を施し、撮像装置と受像機からな
るシステム全体で、撮像装置の入射光量と受像機の発光
輝度を線形にしている。
【0022】低照度時において、図18における撮像素
子1の信号は撮像装置の出力12に至るまでに、AGC増
幅器3や信号処理回路10の内部のガンマ処理によって約
30dB増幅される。この増幅はOBを基準として行なわ
れるため、OB段差があると、これが増幅されて映像信
号のペデスタル変動として出力され、映像信号の劣化を
招く。OB段差が5mVとすると映像信号のペデスタル
変動は約160mVとなり無視しえないものとなる。
【0023】次に、従来例について説明する。従来のO
B段差補正回路を搭載した撮像装置の例を図21に示
す。また、図21の中のOB段差補正回路9について詳
細に説明する図として図22乃至図24をそれぞれ示
す。従来例はコスト的な観点からアナログ的にOB段差
を補正するものが多い。
【0024】第1のOB段差補正回路の例について図2
1と図22を用いて説明する。従来の手動で調整するO
B段差補正回路は、撮像素子1からの映像信号を入力す
るOB段差補正回路入力95と、減算回路93と、TG8か
ら供給されるOBレベル算出用パルス97により映像信号
期間に開くアナログスイッチ98と、補正電圧を生成する
可変抵抗99を備えて構成されていた。次に、動作につい
て説明する。まず、OB段差を手動で調整する場合に
は、OB段差補正回路出力端子96においてオシロスコー
プ等で観測して、OB段差がゼロとなるように可変抵抗
99を調整して減算回路93に印加する補正電圧を加減する
ことにより行なっていた。
【0025】第2のOB段差補正回路の例について図2
1と図23を用いて説明する。半自動調整型のOB段差
補正回路は、撮像素子1からの映像信号を入力するOB
段差補正回路入力95と、減算回路93と、クランプ回路90
01と、サンプルホールド回路A9002と、サンプルホール
ド回路B9003と、減算回路9004と、サンプルホールド回
路C9005を備えて構成されていた。
【0026】次に、動作について説明する。まず、撮像
装置の起動時に、予めレンズの絞りを閉じた状態で、O
Bレベル算出用パルス97xからのゲートパルスによりサ
ンプルホールド回路A9002を動作させる。すると、映像
信号期間における撮像素子1からのOB段差補正回路入
力信号95は当然OBに対応するものとなる。同様に、O
B期間を示すOBレベル算出用パルス97yからのゲート
パルスによりサンプルホールド回路B9003を動作させ
る。すると、OB期間における撮像素子1からのOB段
差補正回路入力信号95はOBレベルそのものとなる。サ
ンプルホールド回路A9002の出力とサンプルホールド回
路B9003(OB部の信号)の出力との差であるOB段差
レベルをサンプルホールド回路C9005によりサンプルホ
ールドする。
【0027】次に、撮像装置の通常動作時には、サンプ
ルホールド回路C9005から読み出したOB段差レベルの
データを、減算回路93によりOB段差補正回路入力95の
撮像素子1からの映像信号から減算することによりOB
段差によるオフセットを補正するというものであった。
【0028】また、OB段差は温度により変動するた
め、補正誤差を生じないように、撮像装置を再起動して
レンズの絞りを閉じて、補正値の設定変更をしばしば行
なう必要があった。
【0029】第3のOB段差補正回路の例について図2
1と図24を用いて説明する。従来の自動調整型のOB
段差補正回路は図24に示すように、撮像素子1からの
映像信号を入力するOB段差補正回路入力95と、減算回
路93と、TG(タイミングジェネレータ)8から供給さ
れるOBレベル算出用パルス97により映像信号期間に開
くアナログスイッチ9006と、補正電圧を生成するサーミ
スタ9007と可変抵抗9008を備えて構成されていた。
【0030】次に、動作について説明する。まず、OB
段差の初期値を手動で調整する場合には、OB段差補正
回路出力端子96においてオシロスコープ等で観測して、
OB段差がゼロとなるように可変抵抗9008を調整して減
算回路93に印加する補正電圧を加減することにより行な
っていた。温度が変化した場合には、サーミスタ9007の
抵抗値の温度依存性を利用して補正電圧を生成して、減
算回路93に印加して行なっていた。
【0031】また、OB段差は撮像素子の拡散工程等の
ロットのバラツキにより特性が異なり、サーミスタの抵
抗値の温度依存特性だけで、補正誤差が生じないように
することは、サーミスタ自身の温度依存性のバラツキが
あって、OB段差補正の補正誤差を伴うものであった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の例であ
る従来の手動のOB段差補正回路は、手動で可変抵抗を
調整する必要があり、煩わしいという欠点があった。ま
た、温度による補正誤差が生じないように補正値の設定
変更を行なう場合には、可変抵抗の再調整を必要とし
た。
【0033】第2の例の半自動調整のOB段差補正回路
は、撮像装置の再起動を行ないレンズの絞りを閉じてO
B段差を検出する必要があるという欠点があった。
【0034】第3の例の自動のOB段差補正回路の場合
には、サーミスタの抵抗値の温度依存特性だけでは撮像
素子のOB段差のバラツキを完全に押さえきれない欠点
があった。
【0035】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされたもので、その目的は、撮像装置の撮像素子が原
因で発生するOB段差を、回路的に、しかも一回の調整
で、温度変化に正確に追従するOB段差補正を可能とし
た映像信号処理装置を提供するものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、撮像素子から得られる映像信号のOBレベル
算出手段と係数演算手段と減算回路を備え、上記OBレ
ベル算出手段の出力に上記係数演算回路で係数を掛け、
OB段差信号を生成し、上記減算回路を用いて撮像素子
から得られる映像信号からOB段差信号を減算すること
を特徴としたものである。
【0037】本発明のOB段差算出の原理は次の式で表
される。OB段差を表す上述の式は、 △V=Qd1/C1−Qd2/C2 (8) であった。また、有効画素部のフォトダイオードの空乏
層の容量C1とOB部のフォトダイオードの空乏層の容
量C2の間には、 C1=m・C2 (9) の関係が成り立つ。
【0038】同様に有効画素部のフォトダイオードの暗
電流Qd1とOB部のフォトダイオードの暗電流Qd2の間
には、 Qd1=n・Qd2 (10) の関係が成り立つ。そこで式(9)並びに式(10)を
式(8)に代入すると △V=(n・Qd2)/(m・C2)−Qd2/C2 =Qd2・(n/m−1)/C2 (11) n/mを改めて定数kとおけば △V=Qd2・(k−1)/C2 (12) 上述した式(7)を用いると △V=Vp2(k−1) (13) となって、OB部のレベルに係数k−1をかけることで
OB段差信号が算出できることがわかる。
【0039】従って、撮像素子から得られる映像信号の
OBレベル算出手段の結果に、係数k−1を乗じて、O
B段差信号を生成して、暗時の撮像素子から得られる映
像信号からOB段差信号を減じた結果がゼロになるよう
に、一度だけ係数k−1を調整すれば、温度変化があっ
てVp2の大きさに変動があっても、常に正確にOB段差
△Vを算出できる作用を有する。
【0040】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1記載のOBレベル算出手段が、走査線1本毎に
水平OBを検出して1水平走査期間の周期でOBレベル
算出を行なうことを特徴としたものであり、OB段差補
正が高速に追従できるという作用を有する。
【0041】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1記載のOBレベル算出手段が、複数の走査線の
水平OBを垂直方向にも演算して1垂直走査期間の周期
でOBレベル算出を行なうことを特徴としたものであ
り、水平OBに含まれるノイズの影響を低減できるとい
う作用を有する。
【0042】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1記載のOBレベル算出手段が、垂直OBを検出
して1垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行なうこ
とを特徴としたものであり、垂直OBに含まれるノイズ
の影響を低減できるという作用を有する。
【0043】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1記載のOBレベル算出手段が、複数の走査線の
水平OBを垂直方向にも演算して、更には垂直OBも検
出して1垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行なう
ことを特徴としたものであり、水平OBと垂直OBの両
方の画素からOBレベルを算出することで平均化の画素
数が増えて、更にノイズの影響を低減できるという作用
を有する。
【0044】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1記載のOBレベル算出手段が、空送り部と垂直
OBを検出して1垂直走査期間の周期でOBレベル算出
を行なうことを特徴としたものであり、OB算出手段の
符号を制御して、空送り部信号に出力されるFPN(固
定パターンノイズ)を負のデータとして扱い、垂直OB
部の信号に出力される(OBレベル+FPN)を正のデ
ータとして扱い、FPN(固定パターンノイズ)成分を
相殺することにより、OBレベル算出においてFPNの
影響を除去できる作用を有する。
【0045】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
撮像素子から得られる映像信号のOBレベル算出手段と
係数演算手段と減算回路とFPN補正手段を備え、上記
OBレベル算出手段は空送り部と垂直OBを検出して1
垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行ない、その出
力に上記係数演算回路で係数を掛け、OB段差信号を生
成し、一方、撮像素子から得られる映像信号を、上記F
PN補正手段によりFPN(固定パターンノイズ)を除
去して、上記減算回路を用いて撮像素子から得られるF
PN補正済みの映像信号からOB段差信号を減算するこ
とを特徴としたものであり、OBレベル算出だけでな
く、OB段差補正結果においてもFPNの影響を受けな
い作用を有する。
【0046】以上により、撮像装置の撮像素子が原因で
発生するOB段差を、回路的に、しかも一回の調整で、
温度変化に正確に追従するOB段差補正を可能とした映
像信号処理装置が得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図14を用いて説明する。
【0048】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態における撮像装置の構成をブロック図と
して示したものである。図1において撮像装置は、撮像
素子1、CCDの信号に重畳しているリセットノイズを
除去する相関二重サンプリング(以下CDS)2、可変
ゲインアンプと出力レベルを積分して、可変ゲインアン
プを制御する制御系を有し、入力信号の変化によらず出
力信号を一定に保つAGC増幅器3、入力信号の黒レベ
ルを基準電圧に固定するクランプ回路4、アナログ信号
をデジタルに変換するADコンバータ(以下ADC)
5、撮像素子の駆動を行なうために後述のTG8のパル
スのレベル変換をする撮像素子駆動回路6、テレビジョ
ン方式に従った各種パルスを発生する同期信号発生器
(以下SSG)7、撮像素子の駆動用と後述のOB段差
補正回路で必要なパルスを発生するタイミングジェネレ
ータ(以下TG)8、OBレベルを検出してOB段差を
算出してOB段差を補正するOB段差補正回路9、デジ
タル信号処理により、色分離、ガンマ、ホワイトクリッ
プ、黒クリップ、色変調、同期付加を行なう信号処理回
路10及びデジタルアナログ変換を行なうDAコンバータ
(以下DAC)11から構成されている。なお、12は映像
信号出力端子を示している。
【0049】以上のように構成された撮像装置につい
て、図1を用いてその動作を説明する。被写体像は、レ
ンズと絞りを通り、撮像素子1の受光面上に結像され、
光電変換され、CDS2により連続した映像信号にな
り、AGC増幅器3により、所定のレベルに増幅され、
クランプ回路4により、基準電圧にクランプされ、AD
C5でアナログデジタル変換され、OB段差補正回路9
で撮像素子のOBレベルを算出して係数を掛けてOB段
差信号を作り、撮像素子の映像信号から撮像素子に起因
するOB段差を減算して、少なくともガンマ補正回路を
含む信号処理回路10で、デジタル処理されてデジタルビ
デオ信号になり、DAC11でデジタルアナログ変換され
て、出力端子12から不図示の外部機器にビデオ信号とし
て出力される。
【0050】図2は、本発明の第1の実施形態のうち、
OB段差補正回路9の構成を示すブロック図である。図
2においてOB段差補正回路は、OBレベルを加算して
平均値を算出するOBレベル算出手段91、OBレベル算
出手段91で得られた信号に定数を掛ける係数演算手段92
及び減算回路93から構成される。そして、OB段差補正
回路の入力端子95には、撮像素子の映像信号が取り込ま
れ、また、OB段差補正回路の出力は端子96から出力さ
れ、さらに端子97にはOBレベル算出用パルスが印加さ
れる。
【0051】図3は、図2を説明するための詳細回路図
である。OB算出手段91は、入力データをそのまま加算
するか、2の補数を生成してマイナスのデータとして加
算するかの切り替えが可能なインバータ911と、セレク
タ912と、キャリー入力付き加算器913で構成される符号
切り替え機能付き加算器98と、キャリー入力付き加算器
913と、セレクタ914と、フリップフロップ915で構成さ
れる計算結果の保持機能をもつ累積加算器99と、除算器
916と、レベルラッチ917とから構成される。
【0052】係数演算手段92は、上述した式(13)で
説明した係数(k−1)を入力して保持するレジスタ92
2と、乗算器921とで構成される。
【0053】セレクタ912は、制御信号SaがHレベル
の時、入力1側の信号を選択し、また制御信号SaがL
レベルの時、入力0側の信号を選択する。図3に示す他
のセレクタの動作もこれと同様であるので説明を省略す
る。
【0054】符号切り替え機能付き加算器98は、制御信
号SaがLレベルの時は、OB段差補正回路入力95から
入ってくる信号をそのまま加算器913に入力し、制御信
号SaがHレベルの時には、OB段差補正回路入力95か
ら入ってくる信号をインバータ911で全ビット反転させ
て、キャリー入力付き加算器913のキャリー入力に1加
えて、入力信号の2の補数を生成して、負の数として加
算する。
【0055】演算結果保持機能付き累積加算器99は、制
御信号SbがHレベルの時は、フリップフロップ915が
保持している1クロック前の累積加算結果と現在のデー
タを加算器913で加算する。一方、制御信号SbがLレ
ベルの時には、累積加算結果がそのまま保持される。ま
た、制御信号Scはフリップフロップ915の内容をリセ
ットするためのリセット端子で、ここではHレベルで内
容がリセットされるものとする。
【0056】レベルラッチ917は、制御信号SdがLレ
ベルの時、入力データを出力に素通しして、SdがHレ
ベルの時、入力データを保持して出力に出し続ける。
【0057】除算器916は、累積加算器99の演算結果を
累積加算した画素数で除して平均値を求めるためのもの
である。なお、画素数が2のn乗(2,4,8,1
6,...)の場合にはビットシフトで替えてもよい。
【0058】符号切り替え機能付き加算器98と、演算結
果保持機能付き累積加算器99と、除算器916と、レベル
ラッチ917から構成されるOBレベル算出手段91は、制
御信号SbがHレベルの期間にOB段差補正回路入力95
から入力される画素の信号を累積加算して、加算した画
素数で除算することにより、OBレベルの平均値が得ら
れる。
【0059】係数演算手段92は、上記のOBレベルの平
均値に係数(k−1)を掛けるので、上述した式(1
3)の演算を実現して、結果としてOB段差信号を得る
ことができる。
【0060】上記のOB段差信号を、OB段差補正回路
入力信号95すなわち撮像素子の信号から減算器93で減算
すれば、OB段差補正が実現できる。
【0061】上記OB段差補正回路は、制御端子Sa、
Sb、Sc、Sdに加えるパルスのタイミングにより、
種々の効果が得られるので、以下に5通りの説明を行な
う。
【0062】図4は、走査線1本毎に水平OBを検出し
て、1水平走査期間の周期でOBレベル算出を行なう場
合の動作説明図である。図4に示すタイミングでSa、
Sb、Sc、Sdにパルスを与えることで、図3のOB
レベル算出手段91では、でフリップフロップ915の内
容がリセットされ、で累積加算器99は、SbがHレベ
ルの期間に水平OB(HOB)の画素の平均値を算出し
て、で、以後次のがくるまで平均値データを保持す
るので、係数演算手段92の演算結果も保持され、OB段
差補正回路入力信号95から係数演算結果を減算すれば、
1水平走査期間の周期でOB段差補正回路の補正値を更
新することになり、応答時間を優先した場合に用いると
よい。なお、Saは常にLレベルなので常に入力データ
を正として、符号切り替え機能付き加算器98が動作す
る。また、レベルラッチ917は、制御信号Sdが常にL
レベルのため、データは素通りする。
【0063】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0064】図5は、複数の走査線の水平OBを垂直方
向に加算して、1垂直走査期間の周期でOBレベル算出
を行なう場合の動作説明図である。ここでは走査線8本
分の例で説明する。図5に示すタイミングでSa、S
b、Sc、Sdにパルスを与えることで、図3のOBレ
ベル算出手段91では、でフリップフロップ915の内容
がリセットされ、で累積加算器99は、SbがHレベル
の期間に水平OB(HOB)の画素の平均値を算出し
て、で以後次のがくるまで平均値データを保持し、
でレベルラッチ917が1垂直走査期間平均値データを
保持するので、係数演算手段92の演算結果も保持され、
OB段差補正回路入力信号95から係数演算結果を減算す
れば、1垂直走査期間の周期でOB段差補正回路の補正
値を更新することになる。複数の走査線のOBデータを
用いるので、水平OB部のノイズの影響を低減できる。
なお、Saは常にLレベルなので常に入力データを正と
して、符号切り替え機能付き加算器98が動作する。
【0065】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0066】図6は、垂直OBを検出して、1垂直走査
期間の周期でOBレベル算出を行なう場合の動作説明図
である。図6に示すタイミングでSa、Sb、Sc、S
dにパルスを与えることで、図3のOBレベル算出手段
91では、でフリップフロップ915の内容がリセットさ
れ、で累積加算器99は、SbがHレベルの期間に垂直
OB(VOB)の画素の平均値を算出して、で以後次
のがくるまで平均値データを保持するので、係数演算
手段92の演算結果も保持され、OB段差補正回路入力信
号95から係数演算結果を減算すれば、1垂直走査期間の
周期でOB段差補正回路の補正値を更新することにな
り、垂直OBのノイズの影響を低減できる。なお、Sa
は常にLレベルなので常に入力データを正として、符号
切り替え機能付き加算器98が動作する。また、レベルラ
ッチ917は、制御信号Sdが常にLレベルのため、デー
タは素通りする。
【0067】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0068】図7は、複数の走査線の水平OBを垂直方
向にも演算して、更には垂直OBも検出してOBレベル
算出を行なう場合の動作説明図である。図7に示すタイ
ミングでSa、Sb、Sc、Sdにパルスを与えること
で、図3のOBレベル算出手段91では、でフリップフ
ロップ915の内容がリセットされ、で累積加算器99
は、SbがHレベルの期間Sb1に、この例では垂直O
B(VOB)の画素の平均値を算出して、同様にSb2
の期間に水平OB(HOB)の画素も含めた平均値を算
出して、で以後次のがくるまで平均値データを保持
し、でレベルラッチ917が1垂直走査期間平均値デー
タを保持するので、係数演算手段92の演算結果も保持さ
れ、OB段差補正回路入力信号95から係数演算結果を減
算すれば、1垂直走査期間の周期でOB段差補正回路の
補正値を更新することになる。複数の走査線のOBデー
タを用いるので、垂直OB部と水平OB部のノイズの影
響を低減できる。なお、Saは常にLレベルなので常に
入力データを正として、符号切り替え機能付き加算器98
が動作する。
【0069】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0070】図8は、空送り部と垂直OBを検出して1
垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行なう場合の動
作説明図である。図8に示すタイミングでSa、Sb、
Sc、Sdにパルスを与えることで、図3のOBレベル
算出手段91では、でフリップフロップ915の内容がリ
セットされ、で累積加算器99は、SbがHレベルの期
間で且つSaがHレベルの期間では、図3の符号制御機
能付き加算器98が空送り部のデータを負のデータとして
累積加算する。SbがHレベルの期間で且つSaがLレ
ベルの期間では、図3の符号制御機能付き加算器98が垂
直OBのデータを正のデータとして累積加算する。で
以後次のがくるまで平均値データを保持するので、係
数演算手段92の演算結果も保持され、OB段差補正回路
入力信号95から係数演算結果を減算すれば、1垂直走査
期間の周期でOB段差補正回路の補正値を更新すること
になり、垂直OBのノイズの影響を低減できる。また、
レベルラッチ917は、制御信号Sdが常にLレベルのた
め、データは素通りする。
【0071】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0072】図9は、上記図8の動作を具体的な数字で
説明する図である。OBの本来の値が5であって、大き
さが1のFPN(固定パターンノイズ)と大きさが3の
FPN(固定パターンノイズ)があり、水平画素数が
8、空送り部の走査線数が4、VOBの走査線数が4の
場合で説明する。
【0073】空送り部の累積加算中は、空送り部のデー
タを負として累積加算するので、結果は−16となる。V
OBの累積加算中は、VOBのデータを正として累積加
算するので、VOBの累積加算は176となり、空送り部
とVOBとの総合的な累積加算は、176−16=160とな
る。VOBとしては画素数が32であるから、総合的な累
積加算値を32で割ると5となって、OBレベルが正しく
算出できることがわかる。
【0074】なお、以上の説明では、図1を用いて撮像
素子1が一つの場合のいわゆる単板式撮像装置でOB段
差補正回路を適用した例で説明したが、撮像素子がCC
D型撮像素子でも、MOS型撮像素子を使用しても実施
可能である。
【0075】また、撮像素子がカラーの場合でも白黒の
場合でも実施可能である。また、撮像素子がカラーの場
合に、撮像素子の表面に構成される色分離用のカラーフ
ィルタが補色式でも原色式でも実施可能である。
【0076】また、二板式撮像装置についても図13の
ように構成すれば同様に実施可能である。また、三板式
撮像装置についても図14のように構成すれば実施可能
である。
【0077】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、撮像素子から得られる映像信号のOBレベル算
出手段、OBレベル算出手段で得られた信号に定数を掛
ける係数演算手段及び減算回路を設けることにより、撮
像装置の撮像素子が原因で発生するOB段差を、回路的
に、しかも一回の調整で、温度変化に正確に追従するO
B段差補正を行なうことができるものである。
【0078】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態の撮像装置のブロック図レベルでの構成は、上記
図1に示された第1の実施形態と同じであるので図1を
代用する。
【0079】図10は本発明の第2の実施形態のうち、
OB段差補正回路の構成を示すブロック図である。図1
0においてOB段差補正回路は、OBレベルを加算して
平均値を算出するOBレベル算出手段91、OBレベル算
出手段91で得られた信号に定数を掛ける係数演算手段9
2、減算回路93及びFPN(固定パターンノイズ)補正
手段94から構成される。そして、OB段差補正回路の入
力端子95には、撮像素子の映像信号が取り込まれ、ま
た、OB段差補正回路の出力は端子96から出力され、さ
らに端子97にはOBレベル算出用パルスが印加される。
【0080】図11は図10を説明するための詳細回路
図である。OB算出手段91は、入力データをそのまま加
算するか、2の補数を生成してマイナスのデータとして
加算するかの切り替えが可能なインバータ911と、セレ
クタ912と、キャリー入力付き加算器913で構成される符
号切り替え機能付き加算器98と、キャリー入力付き加算
器913と、セレクタ914と、フリップフロップ915で構成
される計算結果の保持機能をもつ累積加算器99と、除算
器916と、レベルラッチ917とから構成される。
【0081】係数演算手段92は、上述した式(13)で
説明した係数(k−1)を入力して保持するレジスタ92
2と、乗算器921とで構成される。
【0082】FPN(固定パターンノイズ)補正手段94
は、1H累積加算器946と、除算器945と、減算器944と
で構成される。
【0083】セレクタ912は、制御信号SaがHレベル
の時、入力1側の信号を選択し、また制御信号SaがL
レベルの時、入力0側の信号を選択する。図11に示す
他のセレクタの動作もこれと同様であるので説明を省略
する。
【0084】FIFO(ファーストインファーストアウ
ト)型メモリ943は、1走査線分の長さを有し、1クロ
ック毎に1画素のデータを出力する。また、リセット信
号Sfにより、FIFO内部のデータを全てゼロにリセ
ットできる。
【0085】加算器941とセレクタ942とFIFO943で
構成される1H累積加算器946は、制御信号SeがLレ
ベルの時は、セレクタ942が、FIFO943の出力を入力
に接続することになって、リングバッファとして動作し
1走査線分のデータを保持することができる。制御信号
SeがHレベルの時は、セレクタ942がFIFOから出
力される1走査線前の時刻のデータとOB段差補正回路
入力95からの信号を加算する。すなわち水平的に同じ位
置にある画素のデータを垂直方向で累積加算することに
なる。この回路を空送り部の期間で動作させれば、画素
部がない部分であるから、純粋に撮像素子のFPN(固
定パターンノイズ)成分を検出することができる。
【0086】除算器945は、1H累積加算器946の出力を
1H累積加算器946が累積加算を行なった走査線数で除
算して、1H累積加算器946の出力をレベル調節する。
なお、走査線数が2のn乗(2,4,8,16,...)
の場合にはビットシフトで替えてもよい。
【0087】撮像素子にFPN(固定パターンノイズ)
が存在する場合、有効画素部の映像信号には、FPNが
含まれているので、有効画素部の映像信号期間におい
て、OB段差補正回路の入力信号95の信号から、上記除
算器945の出力を減算器944で減算すると、すなわち
{(有効画素部の映像信号+有効画素部のFPN)−空
送り部のFPN}となって、撮像素子の性質から(有効
画素部のFPN)=空送り部のFPNであるから、減算
器944の出力は結果として、有効画素部の映像信号のみ
が得られることになる。なお、FPN補正手段94の時間
的な動作は、後述する。
【0088】符号切り替え機能付き加算器98は、制御信
号SaがLレベルの時は、OB段差補正回路入力95から
入ってくる信号をそのまま加算器913に入力し、制御信
号SaがHレベルの時には、OB段差補正回路入力95か
ら入ってくる信号をインバータ911で全ビット反転させ
て、キャリー入力付き加算器913のキャリー入力に1加
えて、入力信号の2の補数を生成して、負の数として加
算する。
【0089】演算結果保持機能付き累積加算器99は、制
御信号SbがHレベルの時は、フリップフロップ915が
保持している1クロック前の累積加算結果と現在のデー
タを加算器913で加算する。一方、制御信号SbがLレ
ベルの時には、累積加算結果がそのまま保持される。ま
た、制御信号Scはフリップフロップ915の内容をリセ
ットするためのリセット端子で、ここではHレベルで内
容がリセットされるものとする。
【0090】レベルラッチ917は、制御信号SdがLレ
ベルの時、入力データを出力に素通しして、SdがHレ
ベルの時、入力データを保持して出力に出し続ける。
【0091】除算器916は、累積加算器99の演算結果を
累積加算した画素数で除して平均値を求めるためのもの
である。なお、画素数が2のn乗(2,4,8,1
6,...)の場合にはビットシフトで替えてもよい。
【0092】符号切り替え機能付き加算器98と、演算結
果保持機能付き累積加算器99と、除算器916と、レベル
ラッチ917から構成されるOBレベル算出手段91は、制
御信号SbがHレベルの期間にOB段差補正回路入力95
から入力される画素の信号を累積加算して、加算した画
素数で除算することにより、OBレベルの平均値が得ら
れる。
【0093】係数演算手段92は、上記のOBレベルの平
均値に係数(k−1)を掛けるので、上述した式(1
3)の演算を実現して、結果としてOB段差信号を得る
ことができる。
【0094】上記のOB段差信号を、FPN補正手段94
の出力信号から減算器93で減算すれば、FPN(固定パ
ターンノイズ)に影響されないOB段差補正が実現でき
る。
【0095】図12は、撮像素子から得られる映像信号
のOBレベル算出手段と係数演算手段と減算回路とFP
N(固定パターンノイズ)補正手段を備え、上記OBレ
ベル算出手段は空送り部と垂直OBを検出して1垂直走
査期間の周期でOBレベル算出を行ない、その出力に上
記係数演算回路で係数を掛け、OB段差信号を生成し、
一方撮像素子から得られる映像信号を上記FPN補正手
段によりFPNを除去して、上記減算回路を用いて撮像
素子から得られるFPN補正済みの映像信号からOB段
差信号を減算する場合の、本発明の動作を説明するため
の図である。
【0096】図12に示すタイミングでSa、Sb、S
c、Sd、Se、Sfにパルスを与えることで、図11
のFPN補正手段94では、でFIFO943の内容がリ
セットされ、1H累積加算器946は、で、すなわちS
eがHレベルの期間では、画素信号が縦方向に加算され
てFPNが検出され、の期間でFPNを保持する。従
って図11の減算器944の出力は、の期間中FPN
(固定パターンノイズ)が補正された映像信号が得られ
る。
【0097】一方、図11のOBレベル算出手段91で
は、でフリップフロップ915の内容がリセットされ、
で累積加算器99は、SbがHレベルの期間で且つSa
がHレベルの期間では、図11の符号制御機能付き加算
器98が空送り部のデータを負のデータとして累積加算す
る。SbがHレベルの期間で且つSaがLレベルの期間
では、図11の符号制御機能付き加算器98が垂直OBの
データを正のデータとして累積加算する。これで第1の
実施形態と同様にFPN(固定パターンノイズ)の影響
を低減できる。で以後次のがくるまで平均値データ
を保持するので、係数演算手段92の演算結果も保持さ
れ、FPN補正手段94の出力から係数演算結果を減算す
れば、1垂直走査期間の周期でOB段差補正回路の補正
値を更新することになる。また、レベルラッチ917は、
制御信号Sdが常にLレベルのため、データは素通りす
る。
【0098】なお、上記の例ではScを1水平走査期間
毎にHレベルにしてリセットを行なっていて、OBレベ
ル算出手段がFIR型のフィルタとして動作している
が、リセットを実施せず、また、加算器913の演算のビ
ット長を有限にする手段を追加すれば、IIR型フィル
タの動作となり、撮像素子から得られる映像信号にノイ
ズが多い場合に有効である。
【0099】なお、以上の説明では、図1を用いて撮像
素子1が一つの場合のいわゆる単板式撮像装置でOB段
差補正回路を適用した例で説明したが、撮像素子がCC
D型撮像素子でも、MOS型撮像素子を使用しても実施
可能である。
【0100】また、撮像素子がカラーの場合でも白黒の
場合でも実施可能である。また、撮像素子がカラーの場
合に、撮像素子の表面に構成される色分離用のカラーフ
ィルタが補色式でも原色式でも実施可能である。
【0101】また、二板式撮像装置についても図13の
ように構成すれば同様に実施可能である。また、三板式
撮像装置についても図14のように構成すれば実施可能
である。
【0102】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、撮像素子から得られる映像信号のOBレベル算
出手段、OBレベル算出手段で得られた信号に定数を掛
ける係数演算手段、減算回路、FPN(固定パターンノ
イズ)補正手段を設けることにより、撮像素子で生じる
FPNの影響を受けることなくOB段差補正を行なうこ
とができるものである。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明は、撮像素子から得
られる映像信号のOBレベル算出手段と係数演算手段と
減算回路を備え、上記OBレベル算出手段の出力に上記
係数演算回路で係数を掛け、OB段差信号を生成し、上
記減算回路を用いて撮像素子から得られる映像信号から
OB段差信号を減算することにより、撮像装置の撮像素
子が原因で発生するOB段差を、回路的に、しかも一回
の調整で、温度変化に正確に追従するOB段差補正が可
能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における撮像装置の
構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるOB段差補
正回路の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における図2を説明
するための詳細回路図、
【図4】本発明の第1の実施の形態における走査線1本
毎に水平OBを検出して、1水平走査期間の周期でOB
レベル算出を行なう場合の動作を説明するための図、
【図5】本発明の第1の実施の形態における複数の走査
線の水平OBを垂直方向に加算して、1垂直走査期間の
周期でOBレベル算出を行なう場合の動作を説明するた
めの図、
【図6】本発明の第1の実施の形態における垂直OBを
検出して、1垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行
なう場合の動作を説明するための図、
【図7】本発明の第1の実施の形態における複数の走査
線の水平OBを垂直方向にも演算して、更には垂直OB
も検出してOBレベル算出を行なう場合の動作を説明す
るための図、
【図8】本発明の第1の実施の形態における空送り部と
垂直OBを検出して1垂直走査期間の周期でOBレベル
算出を行なう場合の動作を説明するための図、
【図9】図8の補助説明図、
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるOB段差
補正回路の構成を示すブロック図、
【図11】本発明の第2の実施の形態における図10を
説明するための詳細回路図、
【図12】本発明の第2の実施の形態における動作を説
明するてめの図、
【図13】本発明の第1または第2の実施の形態におけ
る二板式撮像装置の構成を示すブロック図、
【図14】本発明の第1または第2の実施の形態におけ
る三板式撮像装置の構成を示すブロック図、
【図15】CCD型撮像素子の画素部構造を説明するた
めの図、
【図16】水平OB、垂直OB、空送り部を説明するた
めの図、
【図17】図15の画素部断面を説明するための図、
【図18】一般的な撮像装置の構成を説明するための
図、
【図19】OB段差の温度特性を説明するための図、
【図20】ガンマ処理を説明するための図、
【図21】従来のOB段差補正回路を搭載した撮像装置
の構成を示すブロック図、
【図22】従来のOB段差補正回路の第1の構成例を示
すブロック図、
【図23】従来のOB段差補正回路の第2の構成例を示
すブロック図、
【図24】従来のOB段差補正回路の第3の構成例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像素子 2 CDS(相関二重サンプリング) 3 AGC増幅器 4 クランプ回路 5 ADコンバータ(ADC) 6 撮像素子駆動回路 7 同期信号発生回路(SSG) 8 タイミングジェネレータ(TG) 9 OB段差補正回路 10 信号処理回路 11 DAコンバータ(DAC) 12 映像信号出力 91 OBレベル算出手段 92 係数演算手段 93 減算回路 94 FPN補正手段 95 OB段差補正回路入力 96 OB段差補正回路出力 97 OBレベル算出用パルス 98 符号切り替え付き加算器 99 計算結果の保持機能付き累積加算器 102 画素部 103 垂直転送部 104 撮像部 105 水平転送部 106 出力アンプ 107 有効画素部 108 OB部 111 半導体基板 112 Pウェル 113 N型不純物拡散領域 114 N型転送チャネル領域 115 チャネルストップ領域 116 P型正電荷蓄積領域 118 読み出しゲート部 122 ゲート絶縁膜 123 転送電極 124 層間絶縁膜 125 表面保護膜 911 インバータ 912、914、942 セレクタ 913 キャリー付き加算器 915 フリップフロップ 916、945 除算器 921 乗算器 922 レジスタ 941 加算器 943 FIFO型メモリ 944 減算器 946 1H累積加算器 97a OBレベル算出用パルスa 97b OBレベル算出用パルスb 97c OBレベル算出用パルスc(FFリセット用) 97d OBレベル算出用パルスd 97e OBレベル算出用パルスe 97f OBレベル算出用パルスf(FIFOリセット
用) 97x OBレベル算出用パルスx 97y OBレベル算出用パルスy 97z OBレベル算出用パルスz 109A アルミ遮光膜(有効画素部) 109B アルミ遮光膜(OB部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 AB01 BA10 BA14 CA04 DB01 DD09 FA06 FA26 FA35 GB09 GB11 5C024 AA01 CA06 DA01 FA01 FA02 FA11 GA01 GA52 HA07 HA14 HA18 HA19 HA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子から得られる映像信号のOBレ
    ベル算出手段と係数演算手段と減算回路を備え、上記O
    Bレベル算出手段の出力に上記係数演算回路で係数を掛
    け、OB段差信号を生成し、上記減算回路を用いて撮像
    素子から得られる映像信号からOB段差信号を減算する
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記OBレベル算出手段は、走査線1本
    毎に水平OBを検出して1水平走査期間の周期でOBレ
    ベル算出を行なうことを特徴とする請求項1記載の映像
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記OBレベル算出手段は、複数の走査
    線の水平OBを垂直方向にも演算して1垂直走査期間の
    周期でOBレベル算出を行なうことを特徴とする請求項
    1記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記OBレベル算出手段は、垂直OBを
    検出して1垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行な
    うことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記OBレベル算出手段は、複数の走査
    線の水平OBを垂直方向にも演算して、更には垂直OB
    も検出して1垂直走査期間の周期でOBレベル算出を行
    なうことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記OBレベル算出手段は、空送り部と
    垂直OBを検出して1垂直走査期間の周期でOBレベル
    算出を行なうことを特徴とする請求項1記載の映像信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子から得られる映像信号のOBレ
    ベル算出手段と係数演算手段と減算回路とFPN(固定
    パターンノイズ)補正手段を備え、前記OBレベル算出
    手段は空送り部と垂直OBを検出して1垂直走査期間の
    周期でOBレベル算出を行ない、その出力に前記係数演
    算回路で係数を掛け、OB段差信号を生成し、一方撮像
    素子から得られる映像信号を前記FPN補正手段により
    FPNを除去して、前記減算回路を用いて撮像素子から
    得られるFPN補正済みの映像信号からOB段差信号を
    減算することを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7のいずれかに
    記載の映像信号処理装置を備えることを特徴とする撮像
    装置。
  9. 【請求項9】 カラーフィルタを使用するカラー撮像装
    置において、前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の映像信号処理装置を備えることを特徴とするカラー
    撮像装置。
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