JP4742689B2 - Icタグ - Google Patents

Icタグ Download PDF

Info

Publication number
JP4742689B2
JP4742689B2 JP2005167390A JP2005167390A JP4742689B2 JP 4742689 B2 JP4742689 B2 JP 4742689B2 JP 2005167390 A JP2005167390 A JP 2005167390A JP 2005167390 A JP2005167390 A JP 2005167390A JP 4742689 B2 JP4742689 B2 JP 4742689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
layer
inlet
information display
rigidity member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005167390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006343878A (ja
Inventor
哲治 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2005167390A priority Critical patent/JP4742689B2/ja
Publication of JP2006343878A publication Critical patent/JP2006343878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4742689B2 publication Critical patent/JP4742689B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Description

本発明は、識別対象物に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタに関するものである。
従来、この種のICタグは、情報を記録して保持するICチップと、アンテナとを備えており、専用の読み取り機を用いて、無線通信により、非接触での情報の読み取りが可能である。ICタグは、小型であり、保存できる情報量が大きく、単体ごとの認識が可能であることから、商品や製品等の工場での工程管理や、流通状況の管理等や、個人の識別が必要なチケット等にも使用されている。
近年、このようなICタグの用途は、様々な分野に広がっており、例えば、輸送用のコンテナ、パレット、建築資材等の管理等、屋外での厳しい環境下で使用される例も増えてきている。
従来のICタグは、商品やパレット等の識別対象となる物品の表面に粘着材等により取り付けられるが、流通等の過程において、衝撃や圧力が加わる等してICチップやアンテナが破損して保存されていた情報を読み取ることが不可能となるという問題があった。また、長期間の使用や、衝撃等により、ICタグの表示面に記載されたバックアップ用の情報表示等が消滅するという問題があった。
衝撃や圧力等によるICタグの破損を防止する例として、特許文献1、特許文献2が挙げられる。しかし、特許文献1では、ICタグ全体に圧力がかかる場合には有効だが、局所的に圧力がかかる場合には、ICチップ等が破損してしまうという問題があった。また、特許文献2では、局所的な圧力にも有効であるが、ICタグの構造が複雑であり、製造工程も複雑となり、大量に安価に提供することが困難であるという問題があった。
特開2005−71063号公報 特開2005−100114号公報
本発明の課題は、外力からインレットを保護し、ICチップ等の破損を防止できるICタを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない
求項の発明は、識別対象物(100,300)に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタグであって、基材層(1)にICチップ(3)及び前記ICチップに接続されたアンテナ(2)が固定されたインレットと、前記インレットの前記識別対象物側とは反対側に配置され、少なくとも前記インレットの全面を覆う大きさであり、剛性の高い高剛性部材(14)と、前記インレットの前記高剛性部材とは反対側であり、前記インレットと前記識別対象物との間に配置され、前記インレットの全面を覆う大きさであり、前記インレットに加わる圧力を緩和する圧力緩和層(20)とを備えるICタグである。
請求項の発明は、求項1に記載のICタグにおいて、前記圧力緩和層(20)は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記高剛性部材(14)と前記インレット(11)との間に設けられ、文字及び又は図柄を含む情報を表示する情報表示層(13)を備え、前記情報表示層は、前記高剛性部材側を通して前記文字及び又は図柄を含む情報を目視又は光学読み取り可能であること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項に記載のICタグにおいて、前記高剛性部材(14)は、透明又は半透明であること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項3又は請求項4に記載のICタグにおいて、前記高剛性部材(14)と前記情報表示層(13)との間に形成された貼り付け層(12)を有すること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項に記載のICタグにおいて、前記貼り付け層(12)は、透明又は半透明であること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項から請求項までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)は、ユニークな情報(13a)が表示されること、を特徴とするICタグである。
請求項の発明は、請求項から請求項までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であること、を特徴とするICタグである
求項の発明は、請求項から請求項に記載のICタグにおいて、前記情報表示層(13)の前記インレット(11)とは反対側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられていること、を特徴とするICタグである。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)は、防水加工が施されていること、を特徴とするICタグである。
請求項11の発明は、請求項10に記載のICタグにおいて、前記インレット(11)は、少なくとも前記アンテナ(2)及び前記ICチップ(3)が防水層によって覆われていること、を特徴とするICタグである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる
(1)高剛性部材は、インレットの前記識別対象物側とは反対側に配置され、剛性が高く、圧力緩和層は、インレットの高剛性部材とは反対側であり、前記インレットと前記識別対象物との間に配置され、インレットに加わる圧力を緩和するので、ICタグに加わる局所的な外力や、ICタグ全体にかかる圧力等からインレットを保護し、ICチップ等が破損するのを防止できる。
(2)圧力緩和層は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であるので、インレットに加わる圧力を十分緩和することができる。従って、インレットに圧力がかかってICチップ等が破損するのを防止できる。
(3)情報表示層は、高剛性部材と前記インレットとの間に設けられ、文字及び/又は図柄を含む情報を表示し、高剛性部材側を通して前記文字及び又は図柄を含む情報を目視又は光学読み取り可能である。よって、高剛性部材により、インレットともに情報表示層の表示も保護できる。
(4)高剛性部材は、透明又は半透明であるので、高剛性部材を通して情報表示層の表示を目視でき、光学読み取りも可能である。
(5)貼り付け層は、高剛性部材と情報表示層との間に形成されるので、高剛性部材と情報表示層とを容易に接合できる。
(6)貼り付け層は、透明又は半透明であるので、情報表示層の表示を目視でき、光学読み取りも可能である。
(7)情報表示層は、ユニークな情報が表示されるので、識別対象物単体に固有の情報を提供できる。従って、識別対象物の単体での識別が可能である。
(8)情報表示層は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であるので、情報表示層と印字手段との間に剥離部材、貼り付け層等が在っても、印字できる。よって、剥離部材を貼り付け層に仮貼付した状態で印字できる。
(9)インレットは、防水加工が施されているので、水に濡れる等して短絡し、ICチップ等が破損することを防止できる。
(10)インレットは、少なくともアンテナ及びICチップが防水層によって覆われているので、水に濡れる等して短絡し、ICチップ等が破損することを防止できる。
(11)情報表示層の前記インレットとは反対側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられているので、紫外線により情報表示層の表示が退色することを防止できる。従って、ICタグが破損した場合等に必要となるバックアップのための情報等を長期間表示できる
本発明は、外力からインレットを保護し、ICチップ等の破損を防止できるICタを提供するという目的を、インレットの一方側に、剛性の高い高剛性部材を配置し、インレットの高剛性部材とは反対側に、インレットに加わる圧力を緩和する圧力緩和層を配置することにより実現した。
図1は、本発明によるICタグの実施例1を説明する図である。
図2は、実施例1のICタグ及びICタグの取り付け構造を説明する図である。図2(a)は、コンクリートブロックに取り付けられたICタグの平面図であり、図2(b)は、図2(a)の矢印AAで切断した断面を模式的に示した図である。
本実施例のICタグ10は、コンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容されており、ICタグ10の表面は、コンクリートブロック100の表面と略同一面となっている。このICタグ10は、接着剤110によりコンクリートブロック100に固定され、取り付けられている。なお、本実施例では、図2に示すように、ICタグ10は、接着剤110を、取り付け穴部101と後述する高剛性部材14との間に塗布し、固定する例を示しているが、これに限らず、ICタグ10と取り付け穴部101との間に、接着剤110を充填して固定してもよい。
ICタグ10は、インレット11、貼り付け層12、情報表示層13、高剛性部材14等を備えている。
ここで、ICタグについて説明する。
ICタグは、非接触通信に使用する周波数帯により以下の4種類に大別することができる。
(1)125kHz〜135kHz帯
この周波数帯のICタグは、主にFA(Factory Automation)分野等で利用されており、最も歴史のあるRFID(Radio Frequency Identification)システムである。
通信方式:電磁誘導
タグ形状:心棒状に巻いたコイルアンテナ、コイル巻き数:数10ターン
通信距離:最大1m程度
(2)13.56MHz帯
この周波数帯のICタグは、現在、最も幅広く利用されている。
通信方式:電磁誘導
タグ形状:アンテナコイル、コイル巻き数:3〜10ターン程度
通信距離:最大70cm程度
(3)860MHz〜960MHz帯(UHF帯)
この周波数帯のICタグは、欧米の大手流通企業で採用され、急速に注目度が高まっている。
通信方式:マイクロ波方式
タグ形状:ダイポールアンテナ(アンテナ長:約16cm)
変形ダイポール(アンテナ長:5〜10cm程度)
パッチアンテナ(アンテナ長:5〜10cm程度)
通信距離:最大10m程度
(4)2.45GHz帯
この周波数帯のICタグは、比較的通信距離が長いため、コンテナ管理等に使用されている。
通信方式:マイクロ波方式
タグ形状:ダイポール(アンテナ長:約6cm)
通信距離:最大2m程度
本実施例は、13.56MHzの周波数帯を使用し、3〜10ターン程度のアンテナコイルを有したICタグを例として説明するが、上述の4種のいずれのICタグであってもよく、これら以外の通信周波数を用いるICタグでもよい。
図3は、本実施例のICタグに用いられるインレットを説明する図である。図3(a)は、インレットの平面図であり、図3(b)は、インレットの断面を模式的に示した図である。
インレット11は、ベースフィルム1に、エッチング等により形成されたアンテナコイル2と、アンテナコイル2の両端部2a,2bが接続されたICチップ3とを備えている。ベースフィルム1は、ポリエチレンテレフタレート等により形成された、薄いシート状の部材である。アンテナコイル2は、アルミニウム等により形成されている。
図2に戻って、貼り付け層12は、インレット11の一方側に配置され、後述の高剛性部材14に貼り付け可能とする層である。この貼り付け層12は、透明又は半透明であり、ポリアクリル酸エステル、ゴム系粘着剤、シリコーン粘着剤等の接着剤により形成されている。
高剛性部材14は、透明なポリカーボネートにより形成された板状の部材であり、インレット11を保護する役割を有している。本実施例の高剛性部材14は、ポリカーボネート樹脂であるポリカエース(筒中プラスチック工業株式会社製)により形成された厚さ2.0mmの板を使用している。これは、外力を受けた場合に、インレット11の破壊を防ぐために必要な強度を確保し、かつ、情報表示層13に表示された情報を目視又は光学読み取り可能とするために透明又は半透明とすることができる材料として選択したものである。
高剛性部材14に用いたポリカエースは、曲げ強さ93.1MPa、曲げ弾性率2350MPa、アイゾット衝撃強さ780J/mという高い強度を有し、また、全光線透過率89%という高い透明度を有している。
なお、高剛性部材14には、高い剛性、及び、高い耐衝撃性を有し、かつ、透明又は半透明であれば、例えば、同じポリカーボネート樹脂であるステラ(三菱樹脂株式会社製)を用いてもよいし、ポリカーボネート樹脂以外の素材を用いることも可能である。例えば、アクリル樹脂(曲げ強さ108〜118MPa、曲げ弾性率2940〜3040MPa、アイゾット衝撃強さ19.6〜29.4J/m、全光線透過率92%)を用いてもよいし、用途によっては、強化ガラスを用いてもよい。
情報表示層13は、インレット11と貼り付け層12との間に設けられ、製造番号、有効期限、会社名等の文字や記号、ロゴマーク等の図柄、バーコード等の専用の読み取り機で光学読み取りする図柄等の情報を表示する層である。情報表示層13が表示する情報13a,13bのうち、情報13aは、このICタグが取り付けられるコンクリートブロック100の製造番号等、識別対象物の単体にユニークな(固有な)情報である。この情報13aの形成方法については、後述する。
背景層15は、情報表示層13よりも裏側(インレット11側)に設けられ、粘着層16を介してインレット11に接合されている。この背景層15は、情報表示層13の表示を視認しやすくする層である。本実施例では、背景層15は、不透明な白色のシート状の部材を用いているが、情報表示層13の情報表示を視認しやすくするために、適宜その色を変えてもよいし、また、背景として図柄を設けてもよい。
保護層18は、粘着層17により、インレット11の裏面側(貼り付け層12とは反対側)に接合され、インレット11を保護する層である。この保護層18は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のシート状又はフィルム状の部材が用いられている。
圧力緩和層20は、保護層18の裏面側(貼り付け層12とは反対側)に、粘着層19を介して接合されており、インレット11に加わる圧力を緩和する。
本実施例の圧力緩和層20は、厚さ2.0mmの軟質ウレタンであるピーチウレタン(日清紡績株式会社製)を使用している。このピーチウレタンを使用した理由としては、外力が加わったときに、圧力緩和層20が弾性変形をすることにより、インレット11に加わる圧力を下げる効果を得るためであり、その観点から、優れた緩衝性を有した素材として選択したものである。本実施例の圧力緩和層20は、自由状態での体積の10%以下の体積まで収縮可能であり、インレット11に高い圧力が加わることを防ぎ、インレット11の破損を未然に防ぐことができる。
なお、圧力緩和層20には、優れた緩衝性(反発弾性率20%未満)を有していれば、軟質ウレタン以外の素材を用いてもよい。例えば、ゴム、各種発泡体等を用いることができる。
図2では、模式的に示したため、ICタグ10の端部は切断されたような形状で示してあるが、実際にはその両端は、粘着層16によりベースフィルム1と背景層15とが接合されている。
上述した高剛性部材14及び圧力緩和層20は、いずれもインレット11を保護する作用を有しているが、その要求される物性値は相反するものとなっている。このような組合せとしている理由を以下に説明する。
まず、高剛性部材14は、ICタグ10の最表面側に設けられていることから、通常考えられる外力は、この高剛性部材14に加わることになる。そして、この高剛性部材14は、局所的な強い外力が加わったときに、インレット11の一部に外力が集中して作用することを防ぐために設けられている。例えば、先端の尖った棒のようなもので突かれた場合に、その外力をインレット11の全体に分散させる役割を果たしている。外力が分散して加わるので、例えば最も破損しやすいICチップ3に加わる力も確実に小さくすることができ、インレット11の機能を保つことができる。
一方、圧力緩和層20は、高剛性部材14に非常に強い外力が作用したときに、高剛性部材14と識別対象物であるコンクリートブロック100との間にインレット11が挟まれて強い圧力を受けることを防止する役割を果たしている。先に述べたように、圧力緩和層20は、緩衝性を有していることから、高剛性部材14に非常に強い外力が作用したときに、弾性変形をしてインレット11に強い圧力が作用することを防止できる。
このように、最表面側に高剛性部材14を設け、インレット11と識別対象物であるコンクリートブロック100との間に圧力緩和層20を設けた層構成としたことにより、本実施例のICタグ10は、局所的な強い外力が作用する場合、及び、全体として非常に強い外力が作用する場合のいずれの場合にあっても、インレット11が破損してしまうことを回避でき、過酷な使用環境下にあっても、高い信頼性を確保できる。
本実施例によれば、高剛性部材14、貼り付け層12は透明であるので、情報表示層13に表示された情報13a,13bを、高剛性部材14の表面側から目視できる。よって、情報表示層13に表示されたバーコード等についても、専用の読み取り機等を用いて光学読み取り可能である。
さらに、本実施例によれば、高剛性部材14及び圧力緩和層20により、高剛性部材14側から強い外力が加わった場合にも、ICチップ3等が破損することを防止できる。
(情報表示層の情報の形成方法)
図4は、情報表示層に情報を表示する工程を模式的に示した図である。図4(a)は、側面図であり、図4(b)は、斜視図である。
ICタグ10Uは、情報表示層13に情報13aが形成される以前の状態である。なお、情報13bは、予め、情報表示層13に形成されている。
このICタグ10Uには、セパレータ21が仮貼付され、ロール状に巻き取られている。セパレータ21は、貼り付け層12に剥離可能に仮貼付された透明な剥離部材である。本実施例では、セパレータ21は、透明な剥離部材であるとしたが、半透明のものを用いてもよい。
プリンタ200は、ICタグ10Uに、情報13aを形成するプリンタであり、情報表示層13に、セパレータ21を介して非接触で情報13aを形成することができる。本実施例では、プリンタ200は、レーザービームにより印字を行うが、外部エネルギーを用い、セパレータ21を介して情報表示層13に非接触で情報を印字できるものであれば、特に限定しない。例えば、感圧方式や感熱方式のプリンタ等を用いることができる。
セパレータ21は、透明であるので、セパレータ21からICタグ10Uを剥離することなく、情報表示層13に形成された情報13a,13bを、目視又は光学読み取りにより確認することができる。従って、プリンタ200により印字した情報13aの正誤や、ICタグを取り付ける際の情報の確認が容易に行える。
(ICタグの提供形態と取り付け工程)
ICタグの提供形態として、(A)セパレータ21に仮貼付され、高剛性部材14及び圧力緩和層20が積層されていないICタグ10Aと、(B)セパレータ21に仮貼付され、圧力緩和層20は積層されているが、高剛性部材14は別部材であるICタグ10Bと、(C)高剛性部材14及び圧力緩和層20を積層しているICタグ10Cの3通りがある。
以下、各提供形態ごとに、ICタグ10の取り付け工程を説明する。
(ICタグの提供形態A)
図5は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図5に示すICタグ10Aは、前述のICタグ10において、高剛性部材14及び圧力緩和層20を備えていない状態で提供されるものであり、貼り付け層12によりセパレータ21に仮貼付され、ロール状に巻き取られている。
なお、説明のために、図5及び後述の図6では、ICタグ10A及びICタグ10Bを誇張して拡大して示しているが、実際には薄く、巻き取りに支障はない。
作業者は、この提供形態のICタグ10Aを、セパレータ21から剥がして、貼り付け層12に高剛性部材14を貼付する。コンクリートブロック100の取り付け穴部101の開口部と対向する底部に圧力緩和層20を敷き、粘着層19を保護層18に形成してICタグ10Aを取り付け穴部101に収容する。このとき、粘着層19により、保護層18は、圧力緩和層20と接合される。
次に、作業者は、図2(b)に示すように、高剛性部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110等を塗布して取り付け穴部101を封止し、高剛性部材14とICタグ10Aと圧力緩和層20とを取り付け穴部101に固定する。
この提供形態による取り付け工程では、接着剤110を高剛性部材14と取り付け穴部101との間に塗布する例を示したが、これに限らず、取り付け穴部101とICタグ10Aとの間に充填してもよい。また、この提供形態では、取り付け工程において、粘着層19を保護層18に形成し、圧力緩和層20と保護層18とを接合する例を示したが、粘着層19は適宜省略してもよい。
このようなICタグの提供形態とすることにより、ICタグを取り付けたいコンクリートブロック100が設置される環境や使用期間等に応じて、作業者が、高剛性部材14及び圧力緩和層20に用いる部材として最適なものを、適宜選択することができる。
また、圧力緩和層20として、シート状のものに限らず、取り付け穴部101に充填する樹脂等を用いることができる。
(ICタグの提供形態B)
図6は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図6に示すICタグ10Bは、前述のICタグ10において、高剛性部材14のみを備えていない状態で提供されるものであり、貼り付け層12によりセパレータ21に仮貼付された状態で巻き取られている。
作業者は、この提供形態のICタグ10Bをセパレータ21から剥がし、高剛性部材14を貼り付け層12に貼付して、コンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容する。高剛性部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110を塗布して取り付け穴部101を封止し、高剛性部材14とICタグ10Bとを取り付け穴部101に固定する。
このようなICタグの提供形態とすることにより、図5に示す取り付け工程に比べ、作業者が、ICタグを取り付ける作業現場へ持ち込む部材数を減らすことができ、作業時間の短縮も図ることができる。
図7は、本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。
図7に示すICタグ10Cは、予め、高剛性部材14が貼り付け層12に貼付された状態で提供されるものである。作業者は、この状態のICタグ10Cを、取り付け穴部101に収容し、高剛性部材14と取り付け穴部101との間に接着剤110を塗布して取り付け穴部101を封止し、ICタグ10Cを取り付け穴部101に固定する。
このようなICタグの提供形態とすることにより、作業者は、ICタグ10Cと接着剤110のみを作業現場に持ち込めばよく、作業時間を大幅に短縮し、作業効率を向上させることができる。
本実施例では、以上に示すような取り付け工程の例の中から、作業のしやすさや、部材の入手状況等から、適宜、最適な工程を選択することができる。
図8は、本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例2を説明する図である。図8(a)は、ICタグの取り付け部分の拡大図であり、図8(b)は、図8(a)の矢印BBで切断した断面を模式的に示す図である。
なお、本実施例を含め、以下に示す各実施例において、実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本実施例では、実施例1と同様に、ICタグ10をコンクリートブロック100に設けられた取り付け穴部101に収容し、接着剤110により封止されるが、本実施例では、取り付け穴部101の開口部に、さらに、高剛性部材14の位置を決める高剛性部材受け部102が形成されている。
この高剛性部材受け部102を設けることにより、高剛性部材14の位置を容易に決めることができ、ICタグ10の取り付け作業を簡単にしながらも、高剛性部材14とコンクリートブロック100との表面を同一面として仕上がりも美しくできる。
図9は、本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例3を説明する図である。図9(a)は、ICタグが取り付けられている部分の拡大図であり、図9(b)は、図9(a)の矢印CCで切断した断面を模式的に示す図である。
なお、図9において、ICタグ10は、説明のために、誇張して示されているが、実際は薄く、使用する際に支障はない。
本実施例では、ICタグ10は、実施例1と同様にコンクリートブロック300に取り付けられているが、コンクリートブロック300には、取り付け穴部101が形成されていない点で、実施例1とは異なる。
本実施例のICタグ10は、コンクリートブロック300の表面に取り付けられ、接着剤110により、ICタグ10の縁部分を封止することにより、コンクリートブロック300に固定されている。
本実施例によれば、ICタグ10を取り付けたいコンクリートブロック300等に、取り付け穴部101を設けることが困難な場合にも、目視又は光学読み取り可能な情報を備えたICタグ10を取り付けることができる。
また、実施例1及び実施例2に比べて、外力を受けやすい取り付け構造となっているものの、高剛性部材14及び圧力緩和層20を備えているので、ICタグ10に加わる衝撃の外力等から、十分にインレット11を保護できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、ICタグは、コンクリートブロックに取り付けられる例を示したが、これに限らず、例えば、輸送用パレット、コンテナ、建築資材、各種製品等に取り付けてもよく、特に限定しない。
(2)各実施例において、情報表示層が表示する情報は、書き換え不可能である例を示したが、これに限らず、例えば、専用のプリンタ等を用いて容易に書き換え可能な情報としてもよい。
(3)各実施例において、ICタグは、13.56MHzの周波数帯を使用し、3〜10ターン程度のアンテナコイルを有したICタグの例を示したが、ICタグとして使用する周波数帯や通信方式、その形状等は特に限定しない。
(4)各実施例において、ICタグは、粘着層によりベースフィルムと背景層とが接合される例を示したが、これに限らず、例えば、インレットのICチップ及びアンテナコイルが形成された面、又は、インレット全体を、防水層として防水フィルムで覆う等により、防水効果を高めてもよい。
(5)各実施例において、貼り付け層は、インレットの全体を覆うように形成される例を示したが、これに限らず、例えば、情報表示層の情報が表示された領域以外の部分に形成してもよい。このように貼り付け層を形成することにより、貼り付け層が不透明である場合にも、情報表示層の情報は目視又は光学読み取り可能とすることができる。
(6)各実施例において、高剛性部材がICタグの最表面となる例を示したが、これに限らず、高剛性部材の最表面側に剥離可能な表面保護層を備えてもよい。表面保護層は、ICタグの取り付け完了後に剥離することにより、ICタグの取り付け作業等で、高剛性部材の表面が汚れたり、傷ついたりすることを防止できる。
(7)実施例1又は実施例2において、ICタグは、圧力緩和層を有する例を示したが、これに限らず、ICタグとの取り付け穴部との空間に緩衝性を有する接着剤を充填して圧力緩和層を省略して部材数を減らし、作業効率の向上や生産コストの低減を図ってもよい。
(8)実施例1又は実施例2において、圧力緩和層は取り付け穴部の底面と接している例を示したが、これに限らず、圧力緩和層と取り付け穴部の底面との間に空間が存在していてもよい。
(9)各実施例において、ICタグを固定する固定手段として、接着剤を用いる例を示したが、これに限らず、例えば、コンクリート材、ゴムパッキン、ビス等を用いてもよく、特に限定しない。
(10)実施例1の図7において、ICタグの提供形態の一例として、高剛性部材と圧力緩和層とがインレットに積層された提供形態を示したが、これに限らず、例えば、圧力緩和層を別部材とし、粘着層によりセパレータに仮貼付した状態で提供してもよい。このような提供形態とすることにより、取り付け穴部の形状や識別対象物の使用される環境等に応じて、圧力緩和層に最適な部材を適宜選択することができる。
(11)各実施例において、情報表示層よりも表面側のいずれかの層に、紫外線吸収材を含む層を少なくとも1層設けて、紫外線による表示の退色防止を図ってもよい。紫外線吸収材は、高剛性部材や貼り付け層に混合してもよいし、紫外線吸収材を含む透明又は半透明な層を、情報表示層よりも表面側に積層してもよい。
本発明によるICタグの実施例1を説明する図である。 実施例1のICタグ及びICタグの取り付け構造を説明する図である。 本実施例のICタグに用いられるインレットを説明する図である。 情報表示層に情報を表示する工程を模式的に示した図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本実施例のICタグの取り付け工程の一例を模式的に示す図である。 本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例2を説明する図である。 本発明によるICタグ及びICタグの取り付け構造の実施例3を説明する図である。
符号の説明
1 ベースフィルム
2 アンテナコイル
3 ICチップ
10 ICタグ
11 インレット
12 貼り付け層
13 情報表示層
14 高剛性部材
15 背景層
16,17,19 粘着層
18 保護層
20 圧力緩和層
21 セパレータ
100,300 コンクリートブロック
101 取り付け穴部
102 高剛性部材受け部
110 接着剤
200 プリンタ

Claims (11)

  1. 識別対象物に直接又は間接的に取り付けられ、非接触情報通信を行うICタグであって、
    基材層にICチップ及び前記ICチップに接続されたアンテナが固定されたインレットと、
    前記インレットの前記識別対象物側とは反対側に配置され、少なくとも前記インレットの全面を覆う大きさであり、剛性の高い高剛性部材と
    前記インレットの前記高剛性部材とは反対側であり、前記インレットと前記識別対象物との間に配置され、前記インレットの全面を覆う大きさであり、前記インレットに加わる圧力を緩和する圧力緩和層と、
    を備えるICタグ。
  2. 求項1に記載のICタグにおいて、
    前記圧力緩和層は、少なくとも自由状態の体積の1/10の体積まで収縮可能であること、
    を特徴とするICタグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記高剛性部材と前記インレットとの間に設けられ、文字及び又は図柄を含む情報を表示する情報表示層を備え、
    前記情報表示層は、前記高剛性部材側を通して前記文字及び又は図柄を含む情報を目視又は光学読み取り可能であること、
    を特徴とするICタグ。
  4. 請求項に記載のICタグにおいて、
    前記高剛性部材は、透明又は半透明であること、
    を特徴とするICタグ。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のICタグにおいて、
    前記高剛性部材と前記情報表示層との間に形成された貼り付け層を有すること、
    を特徴とするICタグ。
  6. 請求項に記載のICタグにおいて、
    前記貼り付け層は、透明又は半透明であること、
    を特徴とするICタグ。
  7. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層は、ユニークな情報が表示されること、
    を特徴とするICタグ。
  8. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層は、外部エネルギーによる非接触な印字が可能な層であること、
    を特徴とするICタグ。
  9. 請求項から請求項に記載のICタグにおいて、
    前記情報表示層の前記インレットとは反対側には、少なくとも1層の紫外線吸収材を含む層が設けられていること、
    を特徴とするICタグ。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記インレットは、防水加工が施されていること、
    を特徴とするICタグ。
  11. 請求項10に記載のICタグにおいて、
    前記インレットは、少なくとも前記アンテナ及び前記ICチップが防水層によって覆われていること、
    を特徴とするICタグ。
JP2005167390A 2005-06-07 2005-06-07 Icタグ Expired - Fee Related JP4742689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167390A JP4742689B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 Icタグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167390A JP4742689B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 Icタグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006343878A JP2006343878A (ja) 2006-12-21
JP4742689B2 true JP4742689B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=37640821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005167390A Expired - Fee Related JP4742689B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 Icタグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4742689B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046105A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 タキロン株式会社 電子タグ
JP7184335B2 (ja) * 2018-12-19 2022-12-06 小林クリエイト株式会社 ラベル帳票

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1071790A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Nissho Bussan:Kk プラスチックカード
JPH1124617A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 鏡面印刷カード
JP2001236488A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Kobayashi Kirokushi Co Ltd 情報媒体
JP2002258751A (ja) * 2000-12-08 2002-09-11 Oji Paper Co Ltd 表示用粘着シート及び表示物
JP2003129714A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Hitachi Maxell Ltd キーシステム
JP2004355519A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Oji Paper Co Ltd Icラベル
JP2005037895A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Oji Paper Co Ltd Icラベル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1071790A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Nissho Bussan:Kk プラスチックカード
JPH1124617A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 鏡面印刷カード
JP2001236488A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Kobayashi Kirokushi Co Ltd 情報媒体
JP2002258751A (ja) * 2000-12-08 2002-09-11 Oji Paper Co Ltd 表示用粘着シート及び表示物
JP2003129714A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Hitachi Maxell Ltd キーシステム
JP2004355519A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Oji Paper Co Ltd Icラベル
JP2005037895A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Oji Paper Co Ltd Icラベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006343878A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2671774C2 (ru) Этикетка
US7095324B2 (en) Tamper evident smart label with RF transponder
US20080180217A1 (en) RFID tag
US9471868B2 (en) System, method, and apparatus for RFID hang tag
US20120318874A1 (en) Transponder label and production method for a transponder label
WO2018023959A1 (zh) 一种易碎纸标签
JP2021128656A (ja) Rfタグラベル
US20110155813A1 (en) Rfid strap and cutting device
JP2006301828A (ja) 無効化可能非接触icタグ
JP4742689B2 (ja) Icタグ
US8490882B2 (en) Apparatus and process including radio frequency identification devices
EP3074930B1 (en) Rfid hang tag
JP2005309935A (ja) 貼り換え防止用icラベル
JP5139225B2 (ja) Rfidチップ用ラベル
WO2008047630A1 (fr) Étiquette à marqueur à circuits imprimés
US20030029063A1 (en) Product label with ID chip
JP2006343432A (ja) Icタグ及びicタグの取り付け構造
JP5139226B2 (ja) Rfidチップ用ラベル
JP2007233533A (ja) Icタグの取付構造
JP4219801B2 (ja) 機能性ラベル及びその製造方法
CN211857941U (zh) 不干胶电子标签
CN210039407U (zh) Ivf智能冷冻载杆
KR101202942B1 (ko) Rfid 라벨 태그
CN219642433U (zh) 标签及粘贴标签的壳体
JP7409059B2 (ja) Rfタグラベル連続体

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4742689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees